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31

僕がネットで接する、BLOGOSなどニュースコメントサイト、「小説家になろう」とその関連5(2)ちゃんスレなどで感じる思想。
「弱いことは罪・悪」。「所詮この世は弱肉強食」。

ひたすらな左翼に対する憎悪。
人権、民主主義、自由、すべてに対する徹底した憎悪。
正義、正しさ、道徳自体に対する憎悪。

「人は決して平等ではない」それが強まったらどうなるでしょう。
「道徳はない、現実、力がすべてだ」が。

道徳を完全に否定した政治思想。
民主主義・人権・民族自決などを徹底的に否定する。
徹底した反共。
劣った者はすべて奴隷として徹底的に搾取。

反共・服従だけ。
考え、思い、思想し、言葉を使うことを徹底して許さない。
人が考え話し書けば、すべてアカが強まるだけだから。

考えてみれば戦前戦中の、政府側には思想家が見当たりません。
思想家は必要ありません。
何が正しいか、国家に対する忠誠とは何かは、軍・特高警察など官僚組織が勝手に考えて暴走させてくれます。
ひどい校則の学校の、その校則を作ったのは一人の教師ではなく多数の優れた人間であるように。

官僚は官僚だけで、超絶に残忍な規則を作り、すべての人間を徹底的に弾圧できる、それが人間の根本的な性質です。

さらに、現実の近代史の根底に、道徳と邪悪があります。
今の日本の、少なくともネットの一部の反道徳的な風潮は、それもひっくり返すのです。

あらゆる国が、口では正義・道徳のために戦いました。同時に利益や威信を追求して悪逆の限りも尽くしました。

信仰を訴えながら帝国を潰し奴隷にする。
自由平等友愛を叫んでヴァンデで大虐殺をする。
奴隷を禁止しながら征服し借金で絞り土地を奪う。
民族自決を言いながら大虐殺をする。

多くの人は、道徳を主張する。それが政治を動かす。
同時に、利益のための搾取、国の威信のための征服、民族のための虐殺も続ける。
つねに搾取や虐殺を続けていながら、それに道徳的な言い訳もする。

何もかもが、悪にしかならない…という考え方があります。

どんな権利主張も。
独立を主張するのも。
自由を主張するのも。
何もかもが、搾取者にとって都合がいい。

どんな運動も内部で派閥抗争を起こし、暴力的な過激派・考えることを否定する原理主義者が勢力を伸ばし、武力弾圧の口実になるから。
さらに暴力的な独立党が、本国警察よりずっと効率的に残虐にほかの勢力を弾圧してくれるから。

思い出すのが、今の日本では「今の最大野党を応援しよう」と「今の野党は落としてゼロからまともな野党を」、どちらも自民党を助けます。

といっても、ならなぜ、世界の大半は無人の砂漠になっていないんだろう…とも思えます。

ただ、純粋な悪を肯定すると、権力者が快楽のために多数の人を組織的に拷問虐殺することを止めることができなくなるでしょう。
人類はとことんやってきました。しかし、常に言い訳をもうけました。

ジル・ド・レなど本当に楽しみのためにやった権力者は罰されました。実際にはどれほど法が不公平であったとしても。

実際にはどんなにひどいものであれ、体制が「俺は悪だ。悪をしていいんだ」と宣言することは人類の歴史上ないと言っていいのです。

純粋な悪を肯定する。力こそが全てだと割り切り、道徳そのものを完全に否定する。

今の日本のネットには、とんでもないものが育ちつつあるのでは?

30

竹という植物にはもっと多様な可能性があったはずです。

紙。
布。
ドーム建築の骨組み。
竹筋コンクリート。
竹で編んだボディを、防水布か皮革のような素材でくるんだ軽量船。

タケノコを主食に品種改良できなかったことも惜しい…生殖年月が長すぎて品種改良に適さないのが欠点。

葛にも繊維・根菜・豆・家畜飼料・緑肥と多様な可能性があったのですが、どれも今一つ主力作物にはなりませんでした。

そして大麻とケシに余計な薬効があったことこそ痛恨でした。
どちらも変な効果さえなければ…大麻は繊維だけでなく最高の栄養価で油も搾れる種。ケシも大量の油。どちらも作物として非常に優秀。

さらに想像は膨らみます。荒れ地にドームを作る植物。
「深いところに根を張り水を吸う」
「空中窒素固定」
「枠になる、セイタカアワダチソウのような丈の高い茎をつける」
「隙間を埋めるツル植物」
などが集まって、荒れ地に円を描いてまとめて種をまき、十分な肥料さえ与えれば、セイタカアワダチソウが春から秋で身長を超えるように半年もあれば人が住めるサイズのドームを簡単に作れるようになる。
二重にすれば断熱もできるし、裏地に雨水が垂れることもない…

また極端に太く内部が空洞で、成長が早い樹木。
根が板状になり、生長できる気候範囲が広い絞め殺し植物。
地下茎が極端に太く中空で住める植物。
トンネルを掘ると高速で補強してくれる植物またはカビ。

家になる植物はいろいろ想像できます。
本来ファンタジーはそれを中心にしてほしいもんです。

29

今の先進国は、本当に危険な状態にあるのでは?

根本的には、経済成長率・利子率が低い。
さらに国民の寿命が延び、医学水準が上がったため、必要とされる費用がめちゃくちゃに増えている。教育もけた外れに費用がかかる。
中流生活自体にかかる金がめちゃくちゃ高い。

だから、国が借金をして国民を食わせている状態。
企業が出す給料では、本質的に国民を食わせることができない。

国の借金が限界になったら…たくさんの人が食えなくなる。

そうなったら?

問題なのは、経済成長率の低さ…技術と欲望の停滞。そして必要な費用の際限のない増大。

さらに少子化も事実上普遍的に加わります。さらに温暖化も。

老人介護・医療と教育を機械化できればある程度でも楽になるかもしれない。

28

あらゆる国を新型コロナで、通信簿をつけることはできるのでは?
徹底的に結果だけ。10万人当たり死亡率だけ。

それなら簡単では。

27

大きい駅とか交差点とかには、どうせマクドナルド・ケンタッキー・牛丼チェーンは開店します。

なら、それらの店がまとまったフードコート、それ自体をチェーン店とすれば大幅に費用が節約できるのでは?

さらにそれに、コンビニとユニクロと喫茶店チェーンとドラッグストアを合わせてさえ。

規格化された中規模ビル一つが、どこにでも。

26

強アルカリ水で育つスピルリナや、極端に汚染された海域・淡水域で優先的に、大量の栄養を消費して超ペースで育つ海藻。
それらを、とにかく大量に得る。

大量に得られた藻類を、…カイコの蛹・スズメバチの幼虫程度にすることができる、効率よく繁殖する昆虫があれば。
それだけで食料、少なくとも飼料は一気に解決するでしょう。ついでに温暖化も。光合成は二酸化炭素を吸収しますから。

いや活性汚泥や蓄糞尿>ハエ>クモ・アシナガバチ>ニワトリは、今ないのが不思議なほど問題が思いつかないリサイクルシステムです。

アゾラも空中窒素固定能力があり、とても効果的な植物でしょう。

25

民主制と皇帝専制の二択。

ですが、プラトンは三択を示しています。専制、民主制、そして寡頭制。

寡頭制、限られた貴族による統治。
古代ローマも、元老院という貴族議会があり、強大な権力を持っていました。

多くの民主主義国家に貴族院があります。そうでない国も二院制の上院には貴族院の面が強くあります。

貴族による統治。それはそれで現実的なのでは?

完全にくじ引きによる統治は?その家族の利益になる政治をするのが心配なら、そのための孤児を何人か育ててくじを引けば?

24

もし国際法が、戦後も、「敗北・国家破産したら国ごと競売…国土、官民問わず動産、国民も奴隷」が基本ルールだったら?

ナポレオン戦争あたりからそうすることは可能だったでしょう。

ギリシャも、国民をすべて奴隷にしてしまえたら、少しは貸した側も取り返せたし、どの国も財政再建に徹底して取り組むようになったのでは?
そして日本も、財政再建をしなければ子孫まで奴隷になり、好き放題犯され、死ぬまで鞭打たれて働かされると思えば…貴族から見れば、自分たちのみならず天皇一家も奴隷とされ国体が、日本国の歴史が完全に終わるのを防ぐためには、財政再建に全力で取り組むのでは?

また現実の歴史が、「国ごと根切り」が当然になっていたらどうだったでしょうか。
ジャマイカ・タスマニア・パラグアイのように、インドもインドネシアもアフリカも、フランスも、アメリカ南部も、征服されたら/負けたら一人残らず殺されるのが当たり前。
それが近代国家のスタンダードになっていたら?
ヴァンデでのフランス革命軍を思えば、革命軍が占領した国をどれも皆殺しにしていてもおかしくはありません。

また、十分の一ぐらいは見せしめに残虐な拷問の末に殺し、残りも完全に心が折れて絶対服従になったと確信できるぐらい拷問洗脳するとかの、徹底した統治が当然になっていたら?

23

人間の、生まれながらの魂の身分というべきものは、かなり幼いうちにわかるのでは?

小学校の教室にある、あまりにも悲惨な不平等。

自分を全く抑制できない子。
高貴な子。
徹底的に従順な子。
幼いサイコパスやソシオパス。
顔にカモと書いてある子。
感情が激しすぎる子。
従順で知能が高く、そのまま私立学校に合格し上級国民になるのがわかりきった子。不平等にも、美貌で運動神経もよく親も金持ち。

別のクラスにするか、同じクラスにするか。

どちらも残酷。

22

ヨーロッパ支配層が子供の時に何を学んだか。

まず、昔は現実など無視で聖書やギリシャローマ古典。それで支配してきました。

ただ、大航海時代以降、少なくとも地理は年々進歩していったはずです。

多くの国を支配する。それも技術、産業構造が変わっていく中で。

科学が重要になる。

それに、何を学ぶことで対応したのでしょう。

フランスはグランゼコールを作りました。しかし歴史では敗北を繰り返しましたが。

勝者であるイギリスは?パブリックスクールでは何を教えたのでしょう…

経済学も。特に絶対自由主義。
そしてラグビーなど集団スポーツ。服従。乱暴で凶悪であること。

21

狭い家でも、要求運動量が多い犬が十分運動できる設備は無理でしょうか。

要するに、犬がルームランナーをやってくれればいいわけです。

また、犬にキャプスタンを押させることはできないでしょうか?
かなり最近まで、馬を動力として(残酷にも)用いたように。あのような残酷さではなく、十分運動をさせつつ不快な思いはさせずに。

あるいは犬ぞりがありますから、犬に一定距離抵抗のある引綱を引かせ、違和感なしに元の場所に戻るのを繰り返すとか?

1少し助走してジャンプして大きい籠に飛び乗る
2ケーブルで籠が動いて犬のスタートポジションの場所に戻るから犬は下りる
3籠はまた動いて最初の場所に戻るので、犬はまた助走して飛び乗る
それを繰り返すとか。

一番いいのは数軒で協力してドッグランを作ることですが。

数軒にひとつ、の設備は他にもいろいろと考えられるでしょうが…

20

東大にも入れないような人間は使い物にならない。

東大に入った人間は、激しい受験勉強、良い家柄による選民意識、受験という思考停止訓練で磨かれ、さらにそういう人が行く超一流企業や上級官僚は体育会系が濃く残る、自分の頭で考えることが徹底して禁じられる組織。

結局、日本には本当に使い物になる、頭脳がある人間など一人もいないのではないか?

19

政府がコロナ対策で、とにかくやらないこと

粗利補償。

医療リソース。保健所任せをどうにかする。民間の医療関係者とベッドを使う。短期間の研修でできる資格を作る。

伝染病としての類別を変える。本当に新しいカテゴリを作る。

金を出す。給付金のおかわり、粗利補償、支援の継続、などなど。

五輪中止。

とにかくやりたくない、精神論を叫ぶだけにしたい、五輪は意地でもやる、できればGoToもやる。
罰則や禁止は増やしたい。

18

菅義首相の施政方針演説がありました。

まず大きいのは、オリンピックはやる。

粗利補償など極端な補償はしないものの、あちこちにちょこちょこカネは出す。金額を言っているのはプラス評価。

コロナはワクチンに期待している。

カーボンニュートラルはかなり強調。原発あり。二兆円と税控除。…少なすぎる気はします。

デジタルも強調。研究は金額をあげている。

ただし、いくつも金額はあげるけれど、以前との比較はない。

マニフェストに近い、具体的なことが多い印象。

さてそれを、国民はどう受け取るか…
またマスメディアは、実現できたかどうかをどの程度チェックするか。

17

今の日本に、「どこにも受け入れてもらえない人材」というのはどの程度いるのでしょう。

高学歴ワーキングプアが膨大にいるのはわかっています。

企業で研究実績があるけど社内政治で干されている人?
現場ですごい実績を上げたけど一切評価されていない人?

逆に、今の日本では一番上から一番下まで、誰一人人材がいないという可能性も十分にあります。

今の世界は、人間など必要としていないという可能性も。
活躍できずチェスとかに流れた神童が多すぎる、逆に若い学者が、すごい理論を発表したという話をあまりにも聞かない。

国家がビッグサイエンスに金を出すのはダメだ、金持ちが好き勝手してる方が科学は発達する…と言っていながら何か発達したというニュースもない。

最高水準の人材。科学の進歩。
そちら側が、世界全体でおかしくなっている気がします。

16

部屋の照明は天井から。常識です。
しかし正しいでしょうか?

作業が危険になります。一定の比率で事故も起こすでしょう。かといっていちいち業者に頼めば大金になります。

壁の、肩ぐらいの高さから上を照らし、天井には光を乱反射する構造をつけてある意味間接照明。
それなら作業は楽です。

その照明の近くに家具を置けなくて不便?なら、扉の枠にすればいいでしょう。そこには絶対に家具は置かれません。

同じように、常識であって、常に危険なのが一軒家の雨どい。

手入れをせず落ち葉で詰まったら家を傷めます。
しかし、自分で作業するのは危険極まりない。常に死者重傷者が出ているはずです。

今の豪雪で屋根の雪下ろしで事故があり、自衛隊も出動しています。

何か方法はないのでしょうか?

むしろ屋根を、凸ではなく凹として雨水も落ち葉も雪も集めれば。

15

戦前の日本や途上国のように、開発余地が大きく資金がなく貧富の格差が大きい国で、こんなのは…

ある程度以上の金持ちや巨大独占企業が対象の特殊な債権。
利子が入るのは10年後とか20年後とか。ただし利子率はめちゃくちゃ高い。
駄目になる可能性も高いがその場合も半分ぐらいは返る。

橋とか鉄道とか製鉄所とか、富国強兵になる巨大事業に、金持ちが抱える金を強制的にぶち込む。

今の世界の最大の問題は、「超金持ちが投資する先がない」ことです。
日本なら大銀行や大企業が。国も地方自治体も。

不動産以外にない、とも言います。だからバブルが起きては崩れる。

本当に地球人自体が投資不適格、宇宙のどこでも普遍的に今の人類が文明の限界?

14

緊急事態法・憲法改正が必要という人は、どうすれば日本人が国を信じるか考えてください。

特に、「国体の本義」思想が強すぎるということ。
特高警察がどれほど国民をいじめたか。

「護憲派はソ連・中国に指示され日本を滅ぼすために非武装を主張している敵だ」で思考を止め、対話を拒んだらもう何もありません。

いつまでこの状況は続くのでしょう。
日本の政治は一歩も動かない。

なぜ護憲が今もこれほど強いのか。
売国で中国から資金を受け取っているから?それだけでここまでいまだに強いのでしょうか?

戦中の日本の横暴の記憶、戦争そのものの邪悪さに対する正義感も継承されているからもあるのでは?

また、権力闘争でバカ護憲が勝ち続けること。バカ護憲が、人間に深い水準で合っていることもあるでしょう。

そして、今のこの状況をなんとかしようと、どれだけの人が思っているでしょう。

右側の護憲を過去にしたい、その思い自体はプラスでも、「国体の本義」思想に走ったり、平和どころか民主主義や人権も否定したりしたらそれも支持は少ないでしょう。

どちらにも偏らない。

護憲派の、特に国家の横暴を恐れる気持ちを受け止める。
「国体の本義」には走らない。特高警察は復活させない。大丈夫だと笑わない、人間の恐ろしさを直視する。

その上で、できるだけ現実的に軍事を考え、自衛隊員も、霊的にも受け入れる。戦死者たちもあらためて霊的に受け入れる。善も悪も。

日本をこのまま分裂したままにするか、それとも統合するか。

13

思いついたロボットアニメ。

アーマードコアのように、カスタマイズできることが魅力。
本体が「標準人型」「逆関節軽量」「六脚重装甲」「人型/飛行機型可変」
武器が「普通のライフル」「機関銃」「ガトリング」「狙撃銃」「巨大な剣」「パイルバンカー」「盾と剣」「グレネード」など。

それを選び組み合わせた、15人ぐらいのキャラクターの群像劇…誰にでも感情移入できる。

まあ僕が見たいのは、戦艦でもある母艦から戦闘機・人型に変形する機体が飛び立ってさまざまな生物がいる異星を探検する話ですが。
マクロスのように、現代に近い文明が超文明と接してとりあえず…
F-15に細長い手足をつけたらどんな機体になるでしょう。

12

アーノルド・シュワルツェネッガー氏の演説は実に見事でした。

それこそが、アメリカという国の本当の強さ。

そして人類そのもの。
どれほど愚行と極悪を積み重ねつつも、これほどまでに正義を、道徳を求める。

ただ、その道徳を求める心もしばしば、良心を麻痺させて単なる欲得よりひどい蛮行を行う助けになることも多いとしても。

そして、日本の政治家にこんな演説ができるか、と考えてぞっとしました。

日本は、指導者が心から「日本の理想」を訴えることができない国です。
大日本帝国は神国で大東亜戦争は正義の聖戦だった、と世界で公の場で言えるわけがない。
でもそれが本音で、本音では民主主義も自由もクソだと思っているのに、そう言えない。

野党側も、九条の理想を叫ぶことはできる。
しかし、ならば非武装中立、いかなる拷問にも耐える覚悟を訴えるべきなのに、それができない。

空虚な言葉しか言えない。

天皇・戦中崇拝でもなく、九条妄信でもなく、日本はこんな素晴らしい理想を持ち、理想に向けて皆で進んでいる国だ、と訴えられる人が…
いるとしたら一部の新自由主義者ぐらい。

極貧層を食わせる気があって、近代啓蒙の側で、戦中派でも九条でもない、政治でも言論でも力がある人は恐ろしいほどいない。

11

20世帯ぐらいに一つ、こんな屋根がある空間があってもいい気がします。

近隣世帯から、いらないものを持ちこむ。
本、衣類、小規模家具など。雑誌や新聞さえ。屋根はあって風雨には当たらない。

欲しい人はそのスペースを覗いて、欲しい物があったら記帳して持って行く。新聞も一日遅れなら読める。

生鮮食品など腐るものは分けて冷蔵庫、管理当番が一定期間したら捨てる。冷凍庫があると費用が爆発するが…
生き物は禁止でいい?

というか、寺や神社がその機能をやっていたら…ほかにも孤児の面倒を見たり、子供が幼い・急に老人が介護になったのに女も仕事が忙しいような家庭を助け合ったり。
本来寺社にできたことは結構あるんですが、徹底的にそれをしない方向に。
それもなぜでしょう。

日本は「共助」を強調する割りに、「共」が存在しないようにします。
左派も隣組ハンタイ。
右派も新自由主義が商店街も地域も壊す。今は地方の限界集落は放棄して老人をコンパクトシティに集めろと言う声も。

それ以前の、核家族に向ける住宅政策。
PTA・部活・町内会・消防団などを過酷無報酬にすること。
介護政策。引きこもりに大して大規模な措置を取らなかったこと。
何もかもが、「共」を破壊していきます。

右と左が一致して反対していることって結構あります。少子化対策、左派は産めよ増やせよハンタイ、右派は家族の美風、とか。

10

SFを見ていて、「戦争するより氷に穴を掘れボケ、核融合とロケットがあるのなら」と思うことはよくあります。

しかし、今の地球人は同等の大馬鹿をやらかしてはいないでしょうか?
何ができるでしょう?
僕の乏しい知識で…

海水灌漑できる塩生植物を、砂漠である沿岸地帯で育てる
今あるケブラー繊維でできるという極超音速スカイフック
第四世代原発、特にトリウム
難民キャンプを大型船に
洋上原発
汚染水域での海藻・貝類の養殖
人工的アゾライベント(大河の河口から波よけ)

9

緊急事態宣言。

といっても、絶対に粗利補償はしない。地方によっては罰則はある。
一方的に死ねというだけ。

日本全体の雰囲気がただ暗くなる。
ただ無視する人も多い。

菅義首相に何か期待する人はもう誰もいないでしょう。
しかし、他に誰がいるかと言えばだれもいない。

粗利補償と刑事罰つきのロックダウン、MMTに振り切る野党はありえない。
野党にも、財政規律が深くしみついている。

あとはいつも通り、憲法九条のせいだと保守が怒鳴るだけでしょう。
そして首相は、五輪、財政均衡、構造改革、と。

僕は税と緊縮で財政均衡は不可能だと思っています。
誰も餓死しないシステムにする、経済崩壊に備えて配給制を準備、残った余力は科学技術に振り向けろ、が僕の考え。
徹底して一人だけですが。

8

人類の歴史が農耕文明になってから、大半は自給自足村でした。都市人口比率は小さかったです。
それが農業の機械化で圧倒多数が都市人口に。

さらに、使用人という人口構成がありました。富裕層の多くは家事のために労働力を消費したのです。
近代に入ると、主婦という労働力の無駄が起きました。
あ、それ以前には児童も労働者でした。

今の先進国は、収入減により共働きが主流になっています。

つまり、自給自足村も、使用人も、主婦もなく、事実上全労働年齢層が労働力になっているわけです。

昔は、まるで騎士一人が何人もの従者を連れていたように、官僚一人のために何人もの労働力が必要だったのです。
それが今は一人でできるようになりました。

その先は?

一人より減らすことはできない、だから今が文明の限界?

それとも…ゼロ。人工知能・ロボット…

7

アメリカ議会での、負けを認めないトランプ支持者の議会乱入。犠牲者も出たとのこと。
まさかアメリカでクーデターに近いことが起きるとは。

逆に、アメリカにおけるクーデターの勝利条件は何でしょう?
映画ででも、アメリカやイギリスでクーデターが完全に成功した話は描けるでしょうか?

そして本当に、アメリカのクーデター成功や内戦のシナリオはどの程度あったのでしょう。

それほど、トランプ支持者の情熱は強い。それ以前に得票でも、負けとはいえギリギリ。それほど支持されている。

トランプ支持の本質は、不満と言われています。

新しい時代の経済で、多くの白人がいい仕事を失った。中層の没落。
元気な正義な国という感じもしない。
白人が過半数を失いそう。リベラルの、ポリティカル・コレクトネスがうるさい。

でもその不満は、新しい時代を受け入れたうえでの解決には向かわない。
高水準の最低生活保障は、アメリカンドリーム、国に頼らないという矜持が許さない。
科学技術も眼中にない。

6

自動運転車が、あと一歩でなかなか市販に至りません。
ですが、少し劣る自動運転車なら難しくないはずです。

たとえば、主要な道路に特別なパターンの白線を引き、その白線から決して出ない、その範囲でほかの車や歩行者を避けるだけの自動運転車を作ることは容易でしょう。
決まった順路を回るだけの、バスやトラックであれば。

いや、あらゆる道路に特殊パターンの白線を引き、それを見ながら走り車や歩行者をよける自動運転車も、今なら作れるのでは?

また、主要道路の上にケーブルをめぐらせ、それで電気も供給される二人乗りぐらいのケーブルカーで、完全自動運転のものなら十年前、いやもっと前でも余裕で実現できたのでは?

完全なものでなければ絶対に存在を認めない、という傾向はないでしょうか?

5

温暖化のさらに上、資源そのものを考えると人類そのものが…
地球全体で百億人の人口がいるのに十億人分の食しかないのであれば、九十億人には死んでもらうしかない。

同じように、技術体系・経済システムの都合で、まともな仕事や家族を得られるのが国の人口の半分以下になった場合には…どうする?
それが人間に必要というのなら、得られない者には死んでもらう?

弱肉強食。

日本の、どれだけの人が弱肉強食思想に、心底取りつかれているのでしょう。
憲法九条を否定するために、「世界は警察のない弱肉強食だ」「パスポートがなければ人間は踏みにじられるだけだ、国家だけが現実だ」という叫びが充満しました。

4

SFのキモは、技術の制限にあります。
すべての人が完全に全知全能なSFなどストーリーが存在できません。
できないことが多くあるからこそ、ストーリーができるのです。

…そして今の、「現実」をSFとして考えると、作者を殴りたくなるような技術制限の嵐。

ロボットできない。
核融合できない。
宇宙に気軽に行ける技術できない。
人間と同じようにコーヒーを運べるコンピュータできない。
人間の脳とコンピュータの直結できない。
気軽に地面を掘る技術できない。
めちゃくちゃ安く大量に食物を作れる作物できない。

絶妙に肝心な技術ばかりが徹頭徹尾不可能、とことん格差が拡大して希望が無くなる方向しかないのです。

それともそれは、そういう技術にしか資金が出ないから?それどころか格差を縮小し希望を持たせる技術は権力に抑圧されるから?

封じられた技術。実際にはどのぐらいあるのでしょう。

陰謀論レベルの社会批評家は、癌の特効薬も核融合も偉い人たちの殺し屋に消されてる、と言います。

実際に、優れていると思えるのにほとんど市場で使われていない技術は結構あります。
メガフロート。トリウム溶融塩炉。ガス冷蔵庫。超低温冷凍から業務用電子レンジで解凍からそのまま加熱する弁当。
トロン。

規制緩和は、「封じられた技術」を解禁して経済成長につなげることができるのでしょうか?

なぜそれができたことがないのでしょう?

GAFAこそ、天才を集めて予算無制限で自由にやらせた、と言っていいでしょう。
別に何ができたわけでもないですね。

3

道具を目的にしてはならない。
資本主義は道具。
国家も道具。
それを目的としたら悲惨なことになる。

では目的は?

資本主義が目的だ、国家が目的だ、という人は結構多い…
神が目的である人が多いのと同様に。

人を結び付ける共同のフィクションは、それ自体が目的となる…

僕は、「餓死しない」「拷問されない」「虐殺されない」「冤罪で死刑にされない」「自由に研究できる」「無神論でも、どの宗教を信じてもいい」が求めるものです。
民主主義や人権は、その手段であるはずです。

ただ民主主義は目的になりやすい…

そして、異様なほど政治でもSFでも、「全員の無条件の生存」という考えは見当たらない。

さらに、心の糧という問題も。
人は心の糧を必要としているから、ベーシックインカム方向にはいかない?
イヴン・ハルドゥーン…アサビーヤ
トインビー…宗教
フクヤマ…テューモス、尊厳

また、政治哲学は、リベラリズム・リバタリアニズム・コミュニタリアニズムに分かれる、と言われます。
経済学も自由主義、マルクス主義…と。
倫理学も…

該当分野を学問として学ぶのは、「この三つ以外絶対に思考してはならない」と叩き込まれるだけのことでは?

たとえば、全員に無条件の最低生存、という思想がない。
倫理学は人類滅亡に関心を持たない。

政治哲学、経済学、倫理学と言った学問は、「無条件の最低生存」「人類存続」を考えさせないものとなっているのでは?

僕はそればかり考えてしまいます。

2

人間を変える。変わらなければ滅びるとさえ。
でも。

遺伝子操作・サイボーグなどはダメ。
薬物もダメ。
神秘方向もダメ。

多いのが二つ。
目覚める。無内容。

社会から変わる。完全な共産主義、完全な男性中心主義からの脱却、完全な天皇制資本主義からの脱却…
社会が変われば、もう欲望など誰も持たない、と。まあポルポトと連合赤軍の総括。

さらに、ただひたすら現在を、近代を否定しまくって、実際どうしたいか何もない、という言葉も大量にあります。

人間が変わることはないのでしょうか。

インターネットにつながった膨大な人間が、ある日……
脳細胞の数が、それまでの八十億から百億に進化した瞬間、言葉・道具・協力などを生み出しサルから人になったように。
人間全体が変質する。

大企業が、多くの人間を操るプログラムを仕掛け、それに操られた人々の反応がさらに大企業を利益を通じて動かしてプログラムを進化させる。それが暴走する。
それはテレビやラジオでもあってよかったことです。

いや、人間が変化した、それがIQの向上や、「暴力の人類史」が指摘する人類全体の暴力性低下?

逆に、絶対に人類が新しい時代に合う左派を作らない理由も、人間が変えられたから?

本質的にはSFの、「今のままの人間は自滅すべき劣等存在」と「科学技術による自己改造は失敗する」の両方を合わせると、破滅が不可避になることがあります。
かといって、マルクス主義や、神による救済を望むわけでもない。

SFは滅亡を肯定しているのでしょうか?

また、人間の「道徳的に完全な世界はすべてがうまくいく」を求める強い衝動に身を任せてしまっているのでしょうか?
技術ではなく道徳でなければダメだ、というだけのこと?その先はポルポトですが?

1

今の日本は、科学の夢がとことんない。

少なくとも日本語では、誰も彼も科学を、進歩を否定する。否定ばかり。
「科学の限界」と言えばそれが偉いとなる。保守も革新も。右も左も。
少なくとも本屋では、雑誌でも本でも、日本人は誰も彼も。

日本の思想史としても、「なぜ思想家・物書きたちがこんな科学・技術・進歩嫌いばかりになったのか」の歴史は結構重大だと僕は思っています。

日本人の視点で言えば、保守もリベラルも亡国だと思っています。もちろん自民党も、今の野党も、すべて。
少子化対策をまじめにやらない、科学を嫌う。
その二つがある以上。

二酸化炭素排出ゼロ。
今の技術で。新しい技術は実用化されない。
その前提で、二酸化炭素を減らすことができる見通しがあるんですか?

二酸化炭素排出ゼロは、
・再生可能エネルギー(それも太陽電池、風力、洋上風力、浮体洋上風力、砂漠太陽熱…)
・二酸化炭素回収の火力
・旧原発
・新世代原発
・人工的アゾライベント
どれを使うのでしょう?
少なくとも新世代原発・人工的アゾライベントなどは、まともに主張する人がいないのは間違いないと思います。

政府自民党はどうするつもりなのでしょうか?

「科学技術、科学技術、科学技術だ」と叫んでくれる政治家がいたら…

科学技術。ほかに人類に未来があるとは僕には思えません。

僕は「エコモダニズム」で「加速主義」でしょうか?
どの程度の賛同者が日本にいるでしょう?ゼロ?

僕自身は、環境を保護するために、人類は地球から出ていくべきだと思っています。
それ自体がめちゃくちゃな過激思想なんでしょう。
さらに僕の考えの中心、無条件の最低限生活、安全と拷問虐殺からの自由も、賛同者がいない危険思想でしょう。

今の世界は、そして日本は…宇宙船地球号は、どこに舵を切るでしょう。


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