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外洋に肥料を撒くか人工的に湧昇流を起こして深海の栄養塩を供給するかして、大量の海藻を得たとします。

その海藻を菌類に分解させ、その菌類を食料または飼料にできないでしょうか?
これまでは海藻の分解の目的は、水素やエタノールなどエネルギーを得ることで、その残渣を良質の肥料とする、と考えていました。
でも菌そのものがうまく使えばいい食料・飼料となります。

29

Dr.スランプに、すごい田舎から来た少年が近代的な洋式便所でどうしていいかわからず、床の排水穴にウンチをし、便器で手を洗ってしまった話があります。

でもそれは、田舎…近代化以前のトイレを考えれば合理的な行動です。
ウンチは地面にある穴にしなければならないし、手水鉢で手を洗うのものです。
水は蛇口をひねって出すものではなく、川か井戸で汲んで桶などにためておくものです。

ちなみに僕も幼稚園で小便器にやらかしたことがあるそうです。

どんな知性があれば、「知らない」のに洋式便所の機能を理解することができるでしょうか?
スター・トレックのミスター・スポックにはできるでしょうか?

28

日本的な理想というものがある気がします。

まず憲法九条、非武装。ガンジー主義なのでしょうか?それを強調する人は少ないですが…特に虐殺拷問に耐えて非暴力不服従を貫け、という人は。
工業文明、管理社会にも反対です。
近代産業文明自体に反対のようです。
反国家、無政府主義の様相も強くありますが、共産主義とも親和的です。
貧困や格差に反対するという面が大きいようです。
ただし反スターリン主義、反全体主義も強く主張しています。
そしてフェミニズムの観点も強く、社会も根こそぎ解体したいと思っているようです。

理念自体は近代の「自由・平等・友愛+平和」の極値に思えます。政教分離も絶対視します。
でも近代の産業や軍事は嫌います。

近代産業を忌避する面を含めたガンジー主義なのでしょうか?でもそれは、全員の精神の、欲望レベルからの書き換えを必要とします。
それができるのは宗教レベルの話で、そうなると政教分離も実質は難しいのでは?ガンジー主義としての憲法九条は宗教にならないでしょうか?
小国寡民が理想でしょうか?男女完全平等の小国寡民は物理的に無理なのでフェミニズムと矛盾します。いや、常に間引きが必要とされるでしょうから、無条件の人命尊重にも矛盾します。言論・思想信条の自由もありえません。

世界ではどうなのでしょう?
ニューエイジ思想、ポストモダニズムと関連はあるでしょうか?
そして…その日本的理想が全部かなった理想世界はどんなでしょう。
本当にそこでは犯罪もいじめもないのでしょうか?

27

いろいろ許可したら社会はどうなるでしょう。

逆にもっといろいろ禁止したら?

26

全地球を経済的に一国とみなせば、先進国でしょうか途上国でしょうか?

と考えると、先進国と途上国をどう定義するかという問題があります。
あくまで相対的概念でしょうか?たくさんの国があるから先進国だの途上国だのいえるというだけで、一つしかなければ先進国も途上国もあり?

まあどうみても途上国です…まともな政権もなく、半分以上が貧困で極度に貧富の差が激しく、自然破壊を抑制する術がなく、全面積の相当部分には法秩序もろくになく…

25

ごく一部のジャンル以外の銃を撃つには、なぜ海外に行かなければならないのでしょう。
射撃場の中でなら、拳銃や機関銃を含め何でも撃っていい、としてなにか不都合があるでしょうか。
海外から輸入するとしたら、それは射撃場から持ち外すことはできないとして。

日本における銃禁止は治安より道徳なのでしょうか?

それとも射撃場から、汚職で外に持ち出すに決まっているから?
でも海外渡航で多くの金が余計に使われ密輸銃器が蔓延する現状と、常に監視できる射撃場に戦闘用銃器が閉じこめられている状態とどちらがましなのでしょう。

それとも「銃欲」自体をなくすのが一番なのでしょうか?
銃がなければ銃欲はなくなる、と本気で思っているのでしょうか?
ならばモデルガンもエアガンも、雑誌も写真もインターネットも銃が出る小説も海外渡航も全部禁じなければなりますまい。

児童ポルノに絵などを含めるべきか、という問題も同様かもしれません。

24

手の力に比べ、足腰の力は桁外れに強いです。
それを利用して弓を引ければ、ずっと強く遠く矢を射ることができたでしょう。
後世のクロスボウがそうだったのかもしれませんが。

足腰の力で引く弓があったとしても、馬に乗ったまま射ることができないから、徒歩でも移動力が大幅に下がるからでしょうか?

23

働きながら学ぶ、というのがもっとあればいいのに。

なぜいまだに多くの職場が週五日九時五時に…週七日九時から二時も多いですが…こだわるのでしょう。
午前中だけ働いて午後は学校…またはその逆…がなぜ少ないのでしょう。

それとも一日八時間労働というのは、二十四時間を三分し、一つ目の八時間を仕事、二つ目を学習や趣味、三つ目を休息に使えと、そういうことでしょうか?

もっと労働時間は柔軟であればいい、というのはひたすら労働時間を長く、それもサービス残業時間を長くする方向にばかり向っています。

22

この物価高はどうなるのでしょう。

石油価格の上昇がバイオエタノールや投機、輸送などのコストを通じて食料に通じていることが今回の大きな問題です。
国内外を問わず貧困層の生存を直撃しています。

もとよりバイオエタノールというのは悪魔の政策です…何百人も食える穀物を一台の車を動かすのに使うというのですから。
穀物バイオエタノールを選んだという時点で、この世界はもう完全に弱肉強食、社会ダーウィン主義…世界の半分以上の貧困層を餓死させて富裕層の車を維持する道を選んだのだ、と断言していいぐらいでしょう。

そして全体として、石油コストが上がることで少ない石油に適応したシステムはできるでしょうか?
事実上、全地球炭素税をかけたのと同じ結果にならないでしょうか?もしかしたらそんな意図も?
でもそうだとしたら、化石地下水を消費・原生林を伐採・事実上の奴隷の使用など悪い方法でコストを下げている大規模農業に対し、何らかのペナルティーを課すべきなのでは。
いや、穀物価格の上昇は、零細農家に対してプラスになっていないでしょうか?小さい規模の農家に技術投資の余裕ができれば…

それとも石油価格上昇に対応するのは不可能で、経済崩壊、または世界人口削減に向うでしょうか?
相対的なコストダウンで再生可能エネルギーが発達するでしょうか?それとも再生可能エネルギー自体、大量の石油を無駄にしなければ生産できず、再生可能エネルギーも衰退するでしょうか?

または経済崩壊から世界全体の貧困化・無秩序が進み、対応能力を失うことになるでしょうか?
それともどこかでインフレーションに転じ、景気がよくなるでしょうか?
スタグフレーションというものについて、理論面はもちろん実際にどうなるのか、どう終わるか、どんな対策があるか僕は知りません。

石油価格上昇と炭素税の共通性を考えると、現在の事態は炭素税導入時の試金石と考えることもできないでしょうか。
はっきり言いきれることはただ一つ…中国だろうとインドだろうと、アメリカだろうとヨーロッパだろうと、省エネは儲かる。
日本は残念ながらこれ以上の省エネが難しいぐらい省エネをしていますが、だからこそその技術を輸出すれば儲かるはずです。

21

今後、もし文学を新しく作ることを絶対に禁じる、としても、創りたい人間と経済的関係者以外の人類は損をするでしょうか。

シェイクスピア以上の文学者が出ることはあるでしょうか?
音楽でもモーツアルト以上の、日本刀では正宗以上の、バイオリンではストラディバリウス以上の…
この世界はもう、新しく本当に価値のある文化を生み出す力を持っていないのでは?

20

今あるゲームは健常な若者用です。
精神・知能・肉体に障害を持つ人、老人、乳幼児のためのゲームはないのでしょうか。

ゲームというのはもっと広いものでは?

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18

宮崎勤死刑執行。

死刑是非論ではなく、今…秋葉原通り魔からのタイミングに、オタクバッシングをますます進めようという意図でもあるのか、とかんぐってしまいます。
あの事件こそ今に通じるオタクバッシングの始まりでした。それを思い出させるのは悪いタイミングではない、と。

警戒しすぎ?いえ…僕はある意味被害妄想を疑うほど、オタクバッシングに真綿に首を締められるような、歴史の巨大な歯車の容赦ない回転を感じるのです。
と言っても僕はオタクとはいえないでしょう。こうも誰もついてこないのでは…
結局オタクにもなれなかったようです。

というか、絞首刑で執行するのは法とはいえもったいない気がします。
麻酔注射からの解剖で、脳と遺伝子に重点を置いて徹底的に調査すれば、少しは何か分かるかもしれません。
もちろん一つの遺伝子の欠損、一つの脳の障害があのような犯罪者を生んだと思ってはなりません…非常に多くの要因、生前のあらゆる…いじめなど分かりやすいものだけでなく、ごくわずかなものも含め…が複雑に絡み合い、バタフライ効果が天文学的な数集まってああなったのでしょう。
それを思えば生きたまま調査したほうが役に立ったかもしれませんが、どんなに役に立っても執行するのが法律ですから仕方ありません…となると天才学者・外科医や難病の特効薬を分泌する死刑囚、というジレンマが出てきますが。

で、同時に執行された二人は何をしたのでしょう。
人はつくづく忘れる生き物です…おそらく、被害者の関係者・刑死者の遺族を除けば、あっという間に風化するのでしょうね、あの事件も。
もし繰り返し思い出されるとしたら、それはオタクバッシングを求める世の圧力によるのでしょう。

17

いろいろな識者がフリーターやニートを批判し、ちゃんと働けと言います。

ではもしある日、特に二十代後半以降の高齢フリーターとニートが皆就職したいと言い出し、熱心に就職活動を始めたらどうするのでしょう。
採用するでしょうか?
いや、今就職活動をしている高齢フリーターはいないのでしょうか?その人たちは就職できているのでしょうか?

結局企業側はレールから外れた人間は今更正社員としては使いたくないし、実際問題致命的な実力格差があるし、低賃金未熟練で時間を問わず働くアルバイト・派遣がなければ多くの業種が立ち行かなくなるのでは?

いろいろやってみろと言われ、たとえば何かの専門学校に行ったりしても…莫大な学費を払って結局就職できない人が大半でしょう。
司法試験など本当に稼げる資格は千人に一人しか合格しない、専門・各種学校に通った程度で就職できたり食えたりするのはこれまた千人に一人です。
まして高年齢フリーター層が目覚めたとしても、合格率も就職率も無視できるレベルでしょう。
その、専門・各種学校という産業が儲かるのですから社会としては得をするわけです。
残り999人は常に放り出されることになります。

企業に採用する気がないなら、もはや国・家族・企業が押しつけあう「ババ」でしかないです。
家族が最も弱い立場だからこそ背負わされているのでしょうが…家族が背負いきれなくなったら?
国と企業ではどちらがそのババの押しつけ合いに勝つでしょうか?

企業側…社会、国家にとっては、多数の低賃金未熟練労働者を安い給料で酷使し、そして使い終えたら自殺してもらうのが理想なのでは。

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僕は言葉が通じると思っていないのに、なぜ書いているのでしょう。
書かずにいられないだけならアップする必要はないのでは。
やはりもしかしたらある日認められる、という妄想があるのでしょうか。

虚栄心・権力欲・攻撃性は当然あるはずです、いくら嫌っていても抑制しようとしても。
厄介なのは、おそらく「低すぎて通じない」のに「高すぎて通じない」とうぬぼれていることでしょうか。

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改憲の有無に関わらず、軍隊を扱えるほど民主化され、平和を守れるほど外交がうまく、独立した国になるべきだ、ということは変わらないのでは?

それに誰が反対するのでしょう。でもなぜ、その話は出ないのでしょう。
ほとんどの人は賛成するはずなのに、全く賛成の声が聞こえないことは他にも結構あります。
議論されている問題について、その議論のどちらの側にとっても動かすべきことなのに、それにどちらも触れないことも。

たとえば死刑廃止論者と存置論者の争いは、本質的には人間観・宗教観に関わることで、宗教論争同様どうしようもないです。
でも、「冤罪防止」「被害者支援」「犯罪発生防止研究」「再犯防止研究」が必要だということは合意できないでしょうか?また、どちらも死刑議論に関して、自分の人間観・宗教観を一歩引いて反省し、それらの多様性を認めることはできないでしょうか。
どれも死刑の存廃に関わらず必要なはずです。
死刑廃止・存続の議論に費やされるエネルギーを、なぜ上に使うことができないのでしょう。

人は…世が暴走しない限り動かないものなのでしょうか。
議論の賛成反対=敵味方=善悪で、それ以外のことは頭から消えるのでしょうか。
両国とも被害が出る洪水が迫っているとしても。

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痴漢冤罪のことを考えると、そのときにはいっそ無実を誓い叫びながら電車に飛び込み自殺したほうがいい気がします。
本当にやっていなくても絶対に有罪を免れることができないのなら。

事前に細かい遺書も準備し、その場で警官・告発者・目撃者に手渡し、全て隠滅されたとしても家族・弁護士・友人などから公開されるように手配しておいたほうがいいのでしょうか。
まず自分が無実であること、もし出来心でも「故意に触った」としたらその遺書は出さずに素直に罪を認めると誓う。
ついで日本の法制度・刑事行政・裁判システムに対する完全な不信感。
死をもって無実の誓いとする、と明言。
自分を告発した痴漢被害者に対する慰め。深い傷を与えてしまうことの詫び、告発者が悪いのではない、悪いのは日本の法制度、痴漢の存在=人間の品質であること。
そして痴漢冤罪…痴漢・冤罪・痴漢冤罪の問題を主権者として解決するよう日本国民全体に求める声明。
もちろん飛び込む際にも、大声で「命にかけて無実だ!この遺書を公開して、自分で最後にしてくれ!」と叫んで。

それとも…冤罪も社会を維持するのに必要なリスクなのだから、自分の記憶のほうを書き換えてさっさと罪を認め「素直に反省」して罪人として生きるほうが社会にとっていい。
そして社会にとっていいことは本人にとっても最善なのだ、でしょうか?
さらに、これは言葉にしてはならないことだから忘れて、心の動かし方のみそれに従うべきだ?

それを狂気と感じない人のほうが、僕は狂っていると思います。
そしてそれが、この日本を支える柱の一本なのです。間違いなく。

12

秋葉原の通り魔事件での僕の最初の言葉が、事実上定型文である事に気づきました。
殺人事件にコメントするならまず犠牲者の冥福を祈らなければならない。
それは手紙を時候の挨拶からはじめるのと同じことです。

本当は犠牲者…無神論的に考えるなら死亡時点で生者の記憶の中にしか存在しない、有神論的に考えるなら僕の祈りよりずっと強いはずの神の御手にゆだねられた魂…のことを心配するより、遺族・負傷者・近くにいた者・警察や消防その他関係者・犯人の家族などの心的外傷を心配すべきでは。
遺族や遺族に感情移入している大衆の心的外傷を悪化させないためには定型文が必要だ、といえるでしょうか?
また、僕の最大の関心事がナイフ規制だということも、なぜ隠すように定型文のお悔やみを述べるのでしょう。

単純に、まず犠牲者の冥福を祈らないような人間のクズの言葉に誰も耳を傾けない、と無意識に信じているからでしょうか。
言葉を届かせるためには定型文を外さない、定型の心の動きをする善人だと思わせなければならない、と。
でも僕は元々、自分の言葉が誰かに届くというのは事実上諦めています。
なら本音だけの文章でも問題ないのでは?

遺族・負傷者・近くにいた者・警察や消防その他関係者・犯人の家族などの心的外傷を心配すれば…もっと言うべきことはあります。

負傷者や近くにいた者は自分の生存を幸運だと知る、それだけで十分です。
自分だけ生き延びたことに罪悪感を感じるなど、感情の流れが変であることは自然な反応です。自分を責めず、まず肉体に十分な栄養と休養を与え、それから運動と睡眠を無理せず摂って、心の専門家に相談すべきです。
ちなみに、今回の事件は武道高段者でも防ぎようがないものです。
特に強いヒーロー願望の持ち主だったり武道有段者だったりしたのに逃げたり反応できなかったりした自分を許せない者は、誰だろうと動けない状況だったし、いざというときに勇気が出るかどうかは当てにならない、それこそ当日の体調次第、自分を責める必要はないとも言い添えておきます。

警察・消防・医療関係者…皆さんは最善を尽くされました。
特に現場の人が自分を責める必要は一切ありません。誰にもあなたがた以上のことはできなかったでしょう、十分英雄でした。起きてしまったことについて安全地帯から後知恵で責めるバカは気にしないでください。
反省点があれば次に生かしてください。
ただし、全体の方針を考える立場の人は、このような事件が防ぎようがないという事実をしっかり直視し、それが起きてしまうことを前提に、その被害を最小にする合理的な方法を考えてください…鬼に豆を投げるのではなく。
鬼に豆を投げて大衆をだまそうとしら、だましているつもりの自分自身が気がついたらバカ話を本気で信じてしまっていますよ。

ご遺族へは、とにかく心の傷についての専門家を見つけることに力を注いでください。
人は傷つくもので、治療を必要とするのです。
ご遺族の周辺の人のサポートがとても重要になります。
支える側も大変でしょうが、その支える側の人にも支える人はいるはずです…その連鎖が広く根を張る木、裾野の広い山のように広がることを祈ります。

犯人の家族…どうにもなりませんでした。僕の考え方ですが、人間はパチンコの玉のようなもので、生まれた遺伝子だけでも環境だけでもなく、遺伝子・育っていく間のわずかな刺激などあまりにも多数の要因でどうなるか決まります。パチンコの玉が釘に当たる一つ一つは物理的に予測可能ですが、何度も当たると予測不能になります。人間の遺伝子の数も、胎児の頃からの環境刺激の数もパチンコ台の釘どころではなく膨大です…その絡み合いを予測することなど何人にも不可能です。
これは仮定ですが、危険を感じていたけれど何もしなかったことで自分を責めるとしても、それで断固とした行動が取れる親は千人に一人、さらにその行動が正しい確率を入れればもっと低くなります。百万人に一人でないことを理由に人を責めることは理不尽です。
単純に運が悪かったのです。
それでも世間は責めますし、責任を求めます。社会は責任を必要とするのです…それがどんなに理不尽で不可能であっても。そして報道はそれを増幅します…公器という名の元利益を求めて。
あとは宗教の領域であり、無神論者ならば人間は理不尽極まりないものだ、と受け入れるほかありません。
一つの過ちで子供を殺人鬼にすることも、努力で殺人鬼を真人間にすることも人にできることではないのです。人にできないことをやれというのが社会です。

11

沿岸の砂漠地帯に大量の海水をくみ上げ、流し続けたらどうなるでしょう。

まず地下水系が塩汚染されるのは間違いありません。
そして地上は…どんどん水だけが蒸発し、塩が残ります。
海水よりもっと濃くなり、大量の塩が地表に残るでしょう。
さらにどんどん流せば…塩の山がうずたかくできるでしょう。そこには塩湖でも生きられる藻類が育つかもしれません。

もし盆地のように閉鎖的なところであれば?
その盆地が塩で埋まるだけでしょうか。

でも、真水にもいくらか塩は含まれています。
普通の灌漑も、長期的には海水を流す愚行と変わらない気がしてきました。

少し変わりますが、海水面より低い低地って世界にどれぐらいあるのでしょう。
死海が海水面よりずっと低いのは有名です。
それらは原理的には、海と運河でつなげればある意味海になるはずです。

ついでに、海水で育つ稲を遺伝子改良で作れれば、遠浅の沿岸だけでなく海岸近くの砂漠地帯を海水面より少し下に掘り下げて海水を引いてとんでもない量の食料を得られますね。
海岸より沖までメガフロートにしてもいいのでしょうが。

10

秋葉原での無差別殺人事件で、まずは被害者のご冥福、負傷者の無事なご回復と、負傷者ならびに巻き込まれた人全員、そしてご遺族の皆さんが適切な心の傷を癒す技術の持ち主と巡り会えますよう。
実際にはあまりにも、心の傷を癒す技術は、あることさえも知られていないし専門家とうまく出会える人など…とにかく、こんなことがあれば心が深く傷つくのは当然、刺されたら怪我をしたことで皮が鉄でないことを責めるべきではないのと同じ、治療が必要なのです。

で、犯人がオタクだったとかナイフ規制とか…元々アニメや漫画やゲーム、ナイフやエアガンを全面禁止にしたいだけでは?
今回の事件が秋葉原で凶器がトラックとナイフだったことに必然性はあるでしょうか?別の駅前で、別の凶器を用いた犯行だったらどんな報道になっていたでしょう?犯人の背景も別だったら?
「社会を浄化したい」という欲求は誰にでもあります。
特に、この事件のような衝撃を受け、それがストレスになると、とにかく悪者、社会の中の悪、穢れ…鬼を見つけて豆を投げたくなる、それだけです。
人間の心が魔術的なのは仕方ありませんが、それを自覚して理性的に考える努力はしてください。
それが無理なら祭政一致にして、大神官が祈りの儀式をすれば全部解決とでもしてください。
とにかくなんでも規制したい、禁止したいという歴史の流れというか世論の圧力というか、ものすごいエネルギーを感じて息が詰まりそうです。

大量殺人をしたければナイフを禁じても出刃包丁で十分、いや刃物を使わなくても百倍の被害を出す方法はいくらでもあります…警視庁には一応理性はあるようです。現に今回の事件でも、トラックによる被害も小さくはありません。
ましてアニメや漫画やゲームを禁じたところで何の意味があるでしょうか?
乳幼児に暴力映像を見せることの危険性は検討すべきですが、とにかく規制を厳しくすればいいという感覚は“鬼は外”を感じます…きっちりゾーニングすればいいだけのこと。

人間の中にはそういうのがたまに出てくる、どうしようもない、と、その現実を認められないのが人間の常なのはわかっていますが、やはり暗澹とします。
今回の事件には、厳罰化による抑止も監視カメラも職務質問強化も何も通用しません。どうしようもない、まともな方法では止めようがないという現実を認めるしかありません。
格差社会や道徳の問題を出す人もいますが、それをどうにかできたとしても、確率を下げることはできてもゼロにすることは絶対にできません…オウム事件も9.11も豊かさの子であり、道徳のレベルが高いと罪悪感で壊れる人がどうしても出ます。
孤独が原因だとするなら、誰もが強制的に多数の人と常に接していろいろな仕事をさせられるシステムがあれば…それでも人間の闇の深さはどうにもならないでしょう。
本当に「二度とこのようなことが起きない」ようにするには

のどれか、または複数…全部が理想ですが、どれにも誰も賛成しないでしょうに。

ちなみに通常の犯罪を抑制する過激な方法はもっと…全国民指紋・DNA戸籍直結データベース、全携帯電話にボタン一つで画像・音声・位置送信システム搭載義務付けなど…ありますが、今回のような事件には全く検挙率の向上による抑止が通用しないのであえて挙げませんでした。

まあ、ナイフに限らずあらゆる「凶器になる物」を持っている人はその可能性は自覚してほしいです。といっても、凶器にならないものなどないのですが。
特にナイフは、業界や心あるファンの迷惑になるのでできれば使わないでほしいものです。

9

ワーキングプアというのは話題になる前から存在していたのでは?
日本では母子家庭など、アメリカでは人種的マイノリティなどに押し込められてきて目立たなかった…のでしょうか?
中学校をまともに卒業できた率は、高度成長以後バブル崩壊以前の日本でも100%ではないはずです。
いや普通に学校を出てもなんかうまく行かなくてワーキングプア、という人は日米でも想像以上に多かったのでは?

団塊ジュニアは百万単位、世代のかなり多い割でワーキングプア化したのでやっと注目されたようですが。

またワーキングプア、つまりまじめに働いていてもまともに暮らせない人々の存在が問題になったのと、反福祉…誰もが福祉に頼らず働いて自立しなければならない、という意見が非常に強くなったのとが、時期が重なっているのも偶然でしょうか。

また、働いて自立せよ、という道徳圧とまじめに働いても自立できないという現実のずれからは自殺以外に逃れる道はないのでしょうか?
あと「まじめに働く」というのは週四十時間でしょうか?それとも八十時間でしょうか…勝ち組には八十時間が最低限に見えているのでしょうか。

8

僕の思想の中で、「全員の生存(最低の人権)の保障」と「文明のR戦略」の間に矛盾を感じていました。

人間の愚かさを前提に、地球型生命の存続を確実にするには多くの星で多くの文明が栄える形にし、多くが滅びてもどれかは存続する形にするほかないです。
しかし、その「多くが滅びても」は膨大な死や悲惨を仕方がないものと許しています。

「地球型生命の存続」のために膨大な死や悲惨を許すならば、今この文明が膨大な死や悲惨によって存続してもかまわないのでは?白人以外・アメリカ人以外の皆殺しで人口問題を解決しても、大量の餓死が常にある状態を持続させてもいいのでは?
もちろん僕は一つ一つの文明は、その内部でその成員の人権を確保することを望んでいますが、それすら多様性があったほうが地球型生命自体の存続率は高まるのです。

やはり、「地球型生命の存続」という第一目的は本質的に多数の生命を犠牲にしてしまうようです。
自然として、生命としては生命自体が存続すればいいのであって、個々の生命はどうでもいいのです。

考えてみれば自然は無情です。
どの生き物も、たとえ少数の子を大事に育てるk戦略でも、生まれた生命は常に死に、野生で寿命を全うするなどまずありえず、大半は食われるか餓死するか病死するか…
圧倒多数の死がなければ進化はありません。

人命も生物の生命でしかない以上、自然の法則はあくまで冷酷です。
矛盾と感じていたこと自体、僕自身の甘さ・無理解でしょう。
僕自身が、人類全員の生存、最低の人権を保障して欲しいと思っているのはあくまで僕自身の好みでしかないのです。
自然に対して、人などが言う権利のないワガママです。

また、誰も餓死させないとか言っていながら内心では、アレキサンドリア大図書館の炎上が大英博物館・スミソニアン・米議会図書館・ルーブル美術館…世界中の文化施設で繰り返されるのを防げるなら、僕自身を含め人類の八割を殺しても構わないという気持ちもあります。
僕が本当に守りたいのは文化・文化財なのか人命なのか…僕にとって虐殺と文化財破壊のどちらが辛いのか…

7

僕は自分の思想を、**主義と漢字二文字で表現することができません。

前は生存主義(Survivrism)と言っていましたが、それはアメリカ極右の、政府を信じず自分達で武装・備蓄して核戦争などの大災害を生き延びる思想があるようです。

人類共通規範政治思想的自己紹介にいろいろ書いていますが、要点は三つ。
何より地球型生命の永続。
そしてできるなら、人類全員にある程度以下悲惨な人がいないこと。
さらに生物多様性・文化多様性の維持。

どうすれば一言で言えるやら。
僕の名前でしょうか…マルクス主義のように?
でもそれにしては、普遍性が高すぎる気がします。誰にも受け入れられていないということはもちろんですが。

6

最低生活が無条件確実に保障され、徹底的に対洗脳教育、自分自身を理解する教育をされた理想社会で、特に成功できない人は深刻なアノミーに陥らないでしょうか。

その「最低生活の保証」が続く…地球型生命の存続、人類の存続、文明の持続可能、最低生活の保障=絶対的貧困がない、という世界を維持するために、その維持するために必要なことに誰もが参加する義務があれば、アノミーは避けられるでしょうか。

5

アメリカ大統領選挙・民主党候補者選はとうとうオバマ氏に決着したようです。
マケイン氏が勝ってしまう可能性もありますが、初の有色人種大統領には期待すべきでしょうか。

問題は、ゴア氏が「理性の復権」で訴えている、反知性的な部分について解決の道はあるでしょうか?
「Yes, we can」ばかりでは理性、民主主義は復活しないと思います。

ただ、やはりなんとかアメリカに民主主義国として蘇って欲しい思いが強くあります。
本当にオバマ氏はその、きっかけにでもなるのでしょうか?

彼は暗殺リスクが高すぎるのも問題です。確かにここ三十年以上、アメリカ大統領の暗殺はないですが…

4

9.11が核だったら…

そしてこれからも、先進国は大規模な大量破壊兵器テロが本当に起きたら、それに耐えられるでしょうか。
それを前提にした社会システムとはどのようなものでしょう。

3

団塊世代は自分達も若い頃は貧しかった、と団塊ジュニアの貧困層に冷たくしたがります。
でもそういう彼らの多くは豊かになっており、当時もこれから豊かになるという希望がありました。
その多くは正社員として仕事を教えてもらい、スキルの向上を日々実感していたはずです。

今の貧困層は全くスキルが向上しません。
そしてスキルが低いから正社員になれないという出口のない循環にはまっています。

いや、正社員も団塊ジュニアは雇用調整のため、二十代ではまともに仕事も教えてもらえず激務に苦しみ、生き延びた今はノウハウもないまま過大な責任を負わされて呻吟しています。
そしてこれからは、上に行けば行くほど同世代の少なさが巨大な負担となってくるか、またはあくまで職にしがみつく団塊世代に押しつぶされるかです。

企業は団塊ジュニア世代にはスキル向上のための投資をせず、今大学を卒業している人たちにはそれをしています。
個々の企業の行動は合理的でも、全体で見ればとんでもない世代差別です。

いや、団塊世代やその他団塊ジュニア以外でも、結局正業につけないまま、貧困なまま底の底に落ちている人は少なくないでしょう。
這い上がれた人にとっては「やればできる」だけです…彼は幸運な少数者かもしれません。

2

「大人」「まともな暮らし」…結婚し子供を育て、車と家を一生かけて買う…は、少なくとも団塊ジュニアにとっては全員が得られるものではありませんでした。
ごく少数というわけでもない、上半分のみという感じです。

なぜ今更どう頑張っても99%それを得られない者も、大人にならなければならないのでしょう。
ずっと子供のままでも、バーチャル世界に耽溺して現実を見失っても、麻薬などの中毒で身を滅ぼしてもいいのでは?
希望はないのですから…「まともに努力すれば九割方得られる」ものでない限り希望とはいえません。

ギャンブルの機会はある、やってみなくちゃ?蜘蛛の糸があれば地獄はもう地獄ではない?再チャレンジというのはそう言っているようなものです。
蜘蛛の糸が切れなくても、それがあるだけで別の、大半の者にとってはるかに残酷な地獄になるだけです。

いや、蜘蛛の糸は血の池地獄を、その何倍も残酷な糸上り地獄に変えただけだったのでは?
あの話は、お釈迦様の残虐極まりない気まぐれと解釈することもできそうです。
たとえ糸が切れないものであっても、糸上り地獄の悲惨さはそう変わりません。

奴隷制が廃止されたのは、希望がない奴隷よりも希望がある労働者のほうが、はるかに安い給料で重労働に耐えるから雇用者の利潤が大きかったからだ、とも聞きます。

1

1政治はこのままで

  1. いい
  2. 悪い

1B−2次の選挙は

  1. 自民党
  2. 民主党
  3. 社民党または共産党
  4. そのほか
  5. 投票する先がない

1B2e-3

 イ. 民主化を望む
 ロ. 望まない

1B2eイの人…政治はこのままでは悪い、選挙で投票する先はない、民主化を望んでいるという人はどれだけいるでしょう。僕同様に。それが多数だと思いたいです。
その人たちは意志はありますが、見える手段がありません。
また2で社民・共産党を選んだ人も、そのほか泡沫政党を選んだ人も、目的が民主化だというなら手段が間違っています…ネーダー効果で自民党を利するだけだからです。

では、もしそれら、民主化を望み、投票が手段にならない人が集まれば?
その全員の署名活動なら全政党解散、両院全議員辞職、現職議員立候補自粛の『民主化選挙』を強いる力になるでしょうか?
他に、武力革命以外かつ選挙以外の方法はあるでしょうか?

というか、Aaロ…政治はこのままでいい、自民党に投票し、民主化を望まない人が本当に日本人の多数だとしたら本気でどうにもならないのですが。
意外とそれが多そうなのが怖いです…その人たちは何を考えているのか、それとも本当に何も考えていないのか、全く次元の違う高い考えを持っているのか…