枕元の計算用紙

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31日

数学基礎論を中心に物理学、論理学にも優れた学者が、全くのゼロから数学や物理学の表記法、言語や文字の体系、数学のカリキュラムを作ったらどのようなものになるでしょう。

十進法は採用しないでしょう。
二進法は計算が難しいので、補助的に八進法を使うやりかたでしょうか。

数学は、小さい子供から考えればどこから教えればいいでしょう。
集合論、数学基礎論、論理学はいつから教え始めることができるでしょうか。

30日

歴史の共通教科書は二国間でも難しいでしょう。
でも、数学や理科は世界共通にできるのでは?

それ以前に…数学のカリキュラムは、僕は八十年代のカリキュラムでしか学んでいませんが、それしかないのでしょうか。
昔は集合論を小さい子から教えたりもしたそうですが…
理系の多様なカリキュラムは考えられないのでしょうか?

たとえば数学基礎論から、本当に1+1=2のちゃんとした説明から始めるとか、ユークリッド原論の現代版から始めるとか…。

また、理系のカリキュラムは大体世界共通なのでしょうか。
アメリカでは算数のやり方が全く違う、とか二次方程式の解の公式が禁じられている国があるとか…
そういえば、独習しようと手に入れた東側の学者が書いた微分方程式の教科書が、まず相空間と相流の概念からで、よく調べれば普通のやり方と同値だけれど、簡単には同値だとわからないほどやり口が違ったということはありました。

29日

今までなぜ思いついていなかったのかわかりません…自民党が分裂し、国民新党などができて刺客騒動ばかり連日報道されているのは、全部民主党を無力化するための出来レースでは?
それで自公が勝てば、あっさりと今回造反した議員も自民党に帰ってきてしまうかも。
そうなればバカを見るのは民主党だけ、というわけです。

とにかく任期満了で、小泉政権の総決算と政権選択、政策論争を迫られるのを避けたかった、だからお互い承知で郵政法案に反対し、解散した…そう考えることもできなくはないです。

28日

アメリカでも反戦の動きがあるようですが、もしアメリカがイラク、アフガンから手を引いたらどうなるでしょう。
それで平和で自由で民主的で豊かな生活は彼らにもたらされるでしょうか。

フセインやタリバン政権のような抑圧的な…というと、フセインもタリバンもアメリカが作ったのだといわれるでしょう。
では本当にアメリカが一切介入しなければ、どんな政権ができるでしょうか?

ベトナムも、アメリカが撤退してから全土を統一したホー・チ・ミン政権がポル=ポトでなかったのは僥倖でしかありません。

27日

百ます計算より、きちんとアルゴリズムを与えて大きな数の数値計算をするほうが、「意味がある計算」になるのでは?
大きな計算、たとえば十桁同士の掛け算も、結局は九九と位取り、足し算の積み重ねからできていますから、たくさんの計算をこなして計算力の基礎体力をつけるという点では百ます計算と同じです。

公文式や百ます計算は単調で退屈になりやすいのが難点です。
でも、たとえば「無人島に漂着した(大航海時代の帆船で航行中)。太陽の角度と時計、月の出入り、三角関数表から自分が今どこにいるか計算しよう」という問題ならはっきりと意味があります。
計算自体は少し単調ですが、ちゃんとアルゴリズムを与えた上である程度の二乗根や三乗根、三角関数や対数、円周率などの数値表の一部、またはクラスで手分けして一年に一桁ずつ精度を上げた全体を作るのも、その意味をちゃんと…たとえば三角関数表は、上記と関係して大航海時代の航海術の根本だったこと…を教えれば意味のある計算です。
しかも膨大な四則演算の計算量があり、難しい数学を理解しなくてもちゃんとしたアルゴリズムを与えればできます。
さらに、それらの数表にはなんともいえない数学の神秘が隠れてもいます。確かに数の神秘自体は、自然数計算中心の百ます算でもある程度感じられますが。

大きな数値計算は、アルゴリズムを理解しきれていないか大量の計算のどれか一つを誤っても結果が誤りになるため、成功の実感を得るのが非常に難しいかもしれません。
ならば比較的小さな桁の数値計算でアルゴリズムを理解させて、ゆっくりとやっていけばいいのでは。

また、三角関数や対数関数は高校以上の高度な数学だからやるべきではない、という批判もあるでしょうが、その計算自体は関数の概念ができる以前からありました。
幾何学的には比較的単純なので、なんとか四則演算を理解した小学生でも、当時の人間同様いわれた通り計算するだけならできるはずです。

もちろん、百ます計算と交互にやって前者で自信を得、後者で算数に意味があることを理解するのもいいかもしれません。

26日

上空のジェット気流を風力発電に使えたら、安定で非常に強い風なのでいいのですが…
どうやって、という問題があります。
非常に糸の長い凧なら、とも思えますが、糸が長いと重くなりますし航空機にとっては危険極まりないです。

黒潮などの海流も莫大なエネルギーを持っていますが、使いにくいです。

25日

引用専用の、できるだけ多くの古今古典のテキストを入れたデータベースがネットにあると便利なのですが。

24日

人類の十年後、五十年後、百年後はどうなっているのでしょう。

日本の、世界の人口は減っているのでしょうか増えているのでしょうか横ばいでしょうか。
人口爆発、環境破壊から破局が起きて、大規模な飢餓疫病戦乱が発生して人口は半減かそれ以下まで減った状態でしょうか。
核戦争で滅亡寸前までいき、かなり遅れた状態でしょうか。
それとも海洋、宇宙開発が成功して人口増を吸収できているでしょうか。

貧富の差はどうでしょう。今のように人類の多数が貧困状態でしょうか。
それとも貧困は克服されるでしょうか。
また、国家は存続しているでしょうか。

人類は不老不死、コンピューターと脳の直接接続、遺伝子改良による種の分化など人間性自体を変えてしまっているでしょうか。

今度の選挙でそういうことを全く問えないのは残念ですが、そういう大きな選択ができるようにするためにも、この選挙を民主化のための一歩にしなければならないでしょう。
絶望に終わらなければいいのですが。

23日

小泉支持というのは本質的に、「旧来の自民党に対する不支持」かつ「民主党に対する不支持」かつ「社会共産党に対する不支持」という、どうにもならない欲求不満が噴出したものです。

その中で、特に民主党に対する不支持についてですが、民主党が保守からも革新からも不満をもたれるのは、要するにバラバラの人々が寄り集まっているからです。だから政策も一貫しません。
でも、民主党の中身がバラバラで政策が一貫しないのは、「小選挙区比例代表並立制という選挙制度」と「自公という野党の存在」という条件では、ほかにありえないのです。
魚に地上を歩けと…いやもっと数学的に、逆二乗の重力がある限り惑星が楕円など円錐曲線軌道しか取りえないのと同じく、重力下では砲弾は放物線を描くもので対数関数のグラフのようには飛ばないのと同じく、電子が量子力学の規則に定められた軌道しか取らないのと同じく。
小選挙区比例代表制があり、自公がある限り、民主党が新自由、平和社会民主、緑、反米保守の四党に分裂したら、それぞれの政策は一貫するため投票率は多少上がりますがどれも生き残れません。
集まっているほかないですし、分裂しても新進党の分裂が結局自由、民主の合併に帰着したように、また凝集するほかないのです。
だから民主党に対する不満は、上の条件に対する不満でなければならないのです。

ですが、選挙制度は自然には変わりません。今は自民党も公明党も民主党も、この選挙制度で当選しているのですから。そして自公という与党も、それでなんとか勝てるのですからそのままでしょう。
民主党は信用できない、でも自民党永久政権を望むわけではない、ならば何を求めているのでしょう?政権交代なしで、政界再編以外に、上のどちらかの条件が崩れることがあるのでしょうか。
新勢力…もちろん、意味があるとは思えない今回の国民新党ではない、市民寄りの…はどうしても、ネーダーのジレンマで自民党を利するだけです。

民主党が自壊し、自公が議席の大半を占めるほど肥大化したら、自公も自壊して政界再編に行く…でしょうか?

22日

クーラーが一時間ついて一時間消えるようなモードがあれば寝やすいです。
オフタイマーだと朝五時ごろ蒸し暑くて起きてしまいますし、オンタイマーだとなかなか寝つけません。

21日

ホリエモンだの刺客だの、そんなのはどうでもいいことです。

選挙報道として必要なのは、自公政権継続と民主党に政権交代両方の場合について、最善、現実的、最悪の三つのシミュレーションを作ること、ただそれだけです。

結局今回の選挙も、民主党を蚊帳の外にすることで無力化するのが目的だったと考えるのが妥当でしょうか。

ちなみに僕は民主党批判は百も承知です。
でも、民主党がちゃんとした代案を出せずだらしない、右翼にとっても左翼にとっても不満が多く自民党と変わりなく見えるのは、この小選挙区比例代表並立制の選挙制度と自公という与党を考えれば、他にどうしようもないのです。
分裂すれば、各々はちゃんとまとまった意見を出せるでしょうが、小選挙区では自由党さえ存続できなかったほど不利です。
となるとばらばら承知でまとまるほかありません。

あ、そういえば…社共はそれを承知で、わざとやっているのでしょうか…大統領選でラルフ・ネーダー氏の出馬、活躍がブッシュ大統領に非常に有利になったため、ブッシュ大統領にいくらかもらっているのではと疑われたのと同じ意味で…自公に何か利益をもらっているのでは…。

20

宇宙太陽光発電、または砂漠地帯での大規模太陽光発電は無理なのでしょうか。
石油価格が上昇していることに、危機感はないのでしょうか?

もしゴア大統領だったら今頃…いや、それを考えすぎるのはよくないです。今からやらなければ。

19日

特に環境問題において、国や市民は今の生者だけでなく、未来のまだ生れていない子孫も見るべきだと言われます。

では、歴史問題において死者のことは見なくていいのでしょうか。
死者と向き合おうとすると、どうしても政教分離規定が邪魔になる気もしますが。
死者は存在しない、というのが政教分離の認める立場=無宗教なのですから…

あ、政教分離というのは無宗教を国教とする、という意味では…
そう考えれば、公立学校で進化論のみを教えて創造説を教えないのは、キリスト教側から考えれば政府が公費で「無宗教」という宗教を子供に教え、押しつけているから政教分離違反だ、ということになりますね。

18日

「靖国神社は、戦争で死んだ人間を称揚し、それで次の戦争で死ぬ人を再生産する」というのは間違いないでしょう。

でも…ちょっと整理すると、まず「国は国民に、国そのもの、国体や国の基本理念のために死ぬことを求めていいか」という命題があります。
それを是とする立場には、まず靖国神社の、戦死…そして極端な形として玉砕、特攻を命じる立場があります。

でも、非戦非武装で侵略者に対して、レジスタンスもしくは非暴力不服従という態度も、それもまた国、または平和主義の理念が全国民にそのために死ね(しかも自分どころか家族の拷問虐殺陵辱にも耐えろ)と命じており、「死を命じていいか」という命題を是としているのではないでしょうか。
それは当然、それで耐え抜いて開放されたとした場合に、ナチに支配された各国でレジスタンスを戦死者同様に祀るのと同じく、多分無宗教なだけで靖国神社と本質的には同じく国、理念のために死んだものを称揚するシステムができるでしょう。国が作らなくても自然発生的に。
もちろん、僕が提唱している「攻められたら全員で自爆する非戦非武装」も同じことです。

では、誰も死を命じられない、という立場に立てば…それはどうなるのでしょう。
国防もなく、またレジスタンスも非暴力不服従も自爆もないとすれば、それで無条件降伏したら略奪虐殺陵辱、文化の剥奪のみならず、日本を征服した国の次の侵略に協力させられることにもなります。

また戦争でなくても、消防士や警官も命をかけて国のために尽くす義務を負っています。
その死者に、皆が感謝する必要はないのでしょうか。
それでもいいからとにかく、日本は国民に死を命じないのだ…それでいいのでしょうか?

そして世界各国では、「国のために戦死すること」「それを国が称揚すること」の是非をどう考えているのでしょう。
レジスタンスや非暴力不服従は国のためではなく、地球市民として人類共通の普遍理念のために行うのだ…としたら、それこそ国の代わりに全人類市民共同体を代入するだけなのでは?
地球連邦の戦死者墓地…ちょっとぞっとしません。

17

「戊辰戦争以来の、靖国神社に祀られた英霊」
「靖国神社には祀られなかった、日本人の多数の戦争関連死者や朝敵となった幕府側など」
「多くの、近代化の犠牲となって死んだ日本人」
「東京裁判で処刑された戦犯」
「日本軍に殺された海外の民間人」
「日本兵として戦死した朝鮮、台湾人」
「日本と戦った側の戦死者」

それぞれに、どのように語りかけるべきでしょうか。
どの立場の人も、真剣に考えるべきではないでしょうか。

16日

結局、今年も首相の八月十五日靖国参拝はなかったようです。
今年はやるかも、というのは総選挙でこれが小泉首相が政権の座にある最後の八月十五日だ、というのが根拠でした…まさか、来年も首相の座にあると思っているのでしょうか?

確かに民主党は郵政問題では蚊帳の外ですから、ありえなくはないのですが…

僕が民主党幹部なら、率直に現在の選挙制度と自公という巨大与党を前にしては原理的に意見を戦わせて分裂のリスクを負うこともまとめることもできない、と認め、その状況を打破するためにも選挙制度改正、自民党解体後民主党自体も解体することを公約にしてこの膠着状態を打破するための民主党政権を訴えます。

もしかしたら、小泉首相はブッシュ大統領と並んでの参拝を狙っているのかもしれません。
それができれば、八月十五日参拝に匹敵する大きな手なのですが。

15日

首相の靖国神社参拝に対する批判ですが、まず「アジアとの対立を招くからやめるべき」というなら、それになんらの説明もつけるべきではありません。問答無用です。

そして、その批判については「軍事そのもの」「国家そのもの」「君主制(天皇制)そのもの」「日本近代史そのもの」に対する批判が感じられますが、それはあまりにも極端な立場からの批判ではないでしょうか?
まあ日本の言論界には絶対平和主義者、実質的に無政府主義的な共産主義者、日本の近代史、特にその指導者層全体を呪う者が跋扈している気がするのですが。

しかし、中国人は本当は日本人を皆殺しにしたかったけど、「悪いのは日本人全てではない、日本人も東條らに支配された被害者だ」というわけでしなかった、だから今東條らの名誉回復を画策してはならない、という理屈が正しいとしたら、彼らA級戦犯はそれこそ死後も永遠に、天皇と日本国民全体をかばって霊まで鞭打たれ続けるという究極の英雄ではないでしょうか。
では日本人は、A級戦犯といわれる人も歴史の流れ、空気の中どうしようもなかったことを認めつつ、心で詫びながら建前ではつばを吐き続けるべきでしょうか?

それとも、日本人自身の被害(戦死、空襲など)の憎悪全ても未来永劫ぶつけ続けるべきでしょうか。

「A級戦犯刑死者」「その他旧日本指導層」「天皇」「マスコミなど」「当時の日本国民」「アメリカ、イギリス」「ソ連」「ドイツ」「中国」それぞれにどれだけの責任、別の選択肢があったか検証することも許されない、というのはめちゃくちゃです。

14日

もし小泉首相が靖国神社参拝を決行し、その結果中国が通常弾頭または無弾頭での弾道ミサイル攻撃をしたら?
旧敵国条項と安保理の拒否権、世界全体での反日世論をうまく使えば日本だけを悪者にするのも不可能ではないでしょう。

13日

歴史にifはない、というのは、それを考えられたら都合が悪いから、というのもあるのでは?
たとえば日露戦争で日本が負けていたら、のifを考えると、韓国人にとって今の歴史はまだましなほうだ、ということになってしまいます。

12日

水鉄砲に刺激性のある液体を入れ、それと十分に振りを練習した硬く適度な棒を用意します。
そして相手が一人になる時を調べ、物陰で待ち伏せて水鉄砲で視力を奪い、棒で脚を叩いて転ばせれば、誰でも相手を制圧できます。
そうなれば棒や別に用意した金槌で殴り殺すなり手足を折るなり、カッターナイフやガソリン+ライターで顔を傷つけるなりどうにでもできます。

人を殺しまたは傷つけ、犯罪者となる覚悟さえあれば、どんなに弱い子でも強い子を制圧できるのです。
ならば黙っていじめられ、脅迫に応じ、人間としての尊厳を失うのは愚かなことです。

殺そうと思えば殺せると思えば、子供同士の暴力や恨みは本質的には無意味に思えますが…拳銃が容易に手に入るアメリカではどうなのでしょう。
もちろん、普通の子供はそんな勇気がないのも現実ですが。

もちろん上記のような最終的な暴力ではなく、安全で公正なルールのある決闘ができればそのほうがいいですが、決闘を是認する者は残念ながらほとんどいません。

決闘も闇討ちもひっくるめて一切の暴力を許さない、とすると、どうしても屈服…奴隷化を選ばざるを得ないでしょう。抵抗できませんから。
非暴力不服従を貫き、しかも現代の陰湿ないじめに抗しきるのは並大抵ではありません。それを全員に強要するのは無茶というものです。
それでも、やはり教育としては絶対非暴力を建前として維持するべきでしょうか?

まあ、そこまでしなくても転校すれば…いや、今は転校しても、ネットでいじめが引き継がれるケースが多いので解決策ではなくなっているようです。

11日

平和主義はものの考え方を制限すると思いませんか?
本来なら平和の追求、核戦争防止にもいろいろな道があるはずです。

10日

スペースシャトルのディスカバリー号が無事に帰還しました。
でも、どうにか無事でという印象です。同じことを十回やったら一回は事故になったのでは、という気さえします。

当分スペースシャトルは凍結し、アポロ計画のような普通の一回打ち上げ有人ロケットを急遽、できるだけ信頼性の高い古めの技術で再設計して一時的なつなぎとし、その間にシャトルの次の有人宇宙ロケットを設計、建造するのがよいのでは。

本当なら、個人の冒険家が大航海時代の感覚で、事故が多くても構わずガンガン宇宙に飛び出して欲しいのですが…地球の(そして太陽の)重力井戸は深すぎますし、差し迫った有用資源もないですし、行き先で自活するのも無理…つまらないです。

9日(ちょっと修正)

参院での郵政民営化法案否決、解散には驚きました。
小泉首相も自民党反対派も、大損をする道を選んだのです。

なぜ?
民主党が勝つことはない、絶対に自民党は政権にあり続け、反対派も間もなく復党して与党議員であり続けることができる、と思っているのでしょうか。
確かにこの郵政民営化騒動では、民主党はある意味蚊帳の外でした。改革を標榜していながら、改革の象徴になってしまった郵政民営化に反対したからです。
それを有利な点として自民党の分裂は回避…衆議院で反対した議員も罰せず公認する手を使うでしょうか?
または、単に「嘘つき」とみなされるのを、小泉首相も自民党の反対派も恐れたのかもしれません。

さて、選挙自体はどう進むでしょう。
一昨日は郵政民営化を争点にすべきだといいましたが、郵政民営化には反対した民主党のポジションがはっきりしないので、今回大きい政府と小さい政府の対決にするのは難しそうです。

もし小泉首相が八月十五日に靖国神社に参拝すれば、それ…国家、歴史観も争点になるかもしれませんが、それも今回争点とするのは難しいでしょう。
自公と民主党、そして社民共産という現在の政党構成、小選挙区比例代表制では、国民が意思を表明するのはどのような意志にしても難しいです。

僕は、この選挙は“民主化のチャンス”と考えようと思います。
この選挙で「大きい政府か小さい政府か」「歴史観は縦軸か横軸か」とはっきり争うことはできませんが、ここで自民党を下野、解体すれば、その次の選挙で国の行き先を選挙で選ぶことができるのです。
あくまでそれを目標に、郵政解散ではなく民主化解散と位置づけるべきです。

8日

科学技術が高度に発達していますが、人の心に直接働きかける技術はわずかな向精神薬ぐらいで、未発達です。
もちろん不幸な過ちがあまりに多すぎたからでもありますが。

でももし、人間が心理学、精神薬理学、脳外科心理学、遺伝子精神工学に宇宙開発並みの力を入れたらどうなるのでしょう。
人間を本当に「幸せに」することはできるのでしょうか…「科学技術では人を幸せにはできない」というのは、SFの幕切れの台詞や社説の見出しとしては誰もが納得しますが、かといって真実であるとは限りません。
できたとしてもそれはやってはならないとなりそうですが。

7日

郵政民営化法案は、日本において民主主義とは何か、という問題に関わります。
国民の多くが郵政民営化(と靖国参拝)を公約にした小泉首相を世論調査、選挙の双方で支持しました。
世論調査にも選挙制度にも不備はありますが、それがどちらも信用できないならどうすればいいのでしょう?双方信用できない、自分の目では…という人は、自分の目がどれだけ狭いか忘れています。
小泉首相は国民に郵政民営化をせよ、といわれたのですから、断固すべきです。

そして、反対する議員ですが、ここで問題が出ます。

  1. 小泉首相を自民党は党首とし、それを国民が信任した。だから小泉首相の意思は通されるべきだ。
  2. 国民が選んだのは個々の議員であり、小泉首相ではない。個々の議員の判断が最優先だ。
  3. あくまで国民の意思を最優先すべき、郵政民営化はすべきではない。

1はリーダーシップを尊重する論法です。
2は、選挙で選ばれるもののリーダーシップは尊重しますが、それは議員に限定されます。
憲法が国会を最高機関と認めている以上、それが正しいようにも思えますが…
3は、「国民の意思」という言葉に逃げている印象があります。国民の意思とは何でしょうか?世論調査の過半数でも選挙結果でもないとしたら、何でしょう。

民主主義とは

の何でしょう。

ま、可決なら公約は実行されるということで一歩民主主義が実現したということです。
否決なら断固解散し、郵政民営化と「大きな政府か小さい政府か」で、はっきり国民に信を問うべきです。
否決で総辞職だったら…次の選挙で民主化を、とするほかないでしょう。

6日

被爆体験を語り継ぐことがうまくいっていない、とよくいわれます。

なら大作映画を作り、それを皆に義務教育などで半ば強制的に見せるのが一番いいのでは?
いやもちろん、映画としても本当にいいものにして、日本中、世界中の人に見てもらえるように。

被爆体験は上下…親から子へと左右、世界中にも知ってもらわなければならないでしょう。

特にアメリカは、もう人事ではないのですから…ニューヨーク核テロの徹底したシミュレーション映画も同時上映して。

5日

昔のSFを読むと、現状が信じられません…誰も、将来は人類の生活の場が宇宙になり、そして恒星間有人航行に乗り出すと本気で考えていないのです!
他にも昔あった未来に対する希望は、今は恐ろしいほどなくなっています。

いつ、なぜ?

いや、今SF作家は、五十年後百年後の人類がどうしていると思っているでしょうか。
コンピューターと脳が直接接続される、それが現在想像できる限度でしょうか?

4日

日本の企業のシステムは、ある意味戦前から続く全体主義の名残があるという批判もあります。

でも、その全体主義は力をうまく出せば高い力を出せます…戦前は日清日露戦争の勝利、戦後は高度成長経済大国と。
全体主義でなくなった場合、その力ももう二度と出せなくなるということでは?
もう力は必要ないのでしょうか?

世界的な環境の回復、余剰人口の宇宙や海洋への移住、それら大規模な事業による経済回復を利用した貧困の解決の道を選ぶなら、ものすごい力が必要になります。

逆に非常に個人主義的な国といわれるのが南米ですが、それはそんなにいい国でしょうか?
いや、南米諸国にも温情主義(父権主義)や権威主義、人種差別がかなりあります。

3日

フリーター、ニートなどには、まず親に対して経済的な甘えがあるはずです。
そして政府にも甘えがあるのはないでしょうか…何百万、将来的には何割にもなる、低賃金労働力にしかならない人材不良債権を見捨てるはずはない、と。
究極の赤信号みんなで渡れば怖くないなのかもしれません。

具体的には無条件の最低収入保障、福祉国家の方向に進むと楽観的予想…事実上妄想しているのでは?

年金も福祉も破綻した、数字を見るとよりありうる未来では、自分たちが生きて行ける余地はないことは意識的に目をつぶっているのでは…
目を開いたからといって、解決策はないのですが。戦争もニューディールも無理でしょうし。
環境でニューディールは難しいでしょうね、皮肉にも民主主義だからこそ。

2日

太陽系十番惑星のニュースは、新聞でこそ一面を飾りましたが、ニュースでは全く放映されていません。
CNNやNASAのオフィシャルサイトでもごく小さな扱いです。
あまりにニュースがないから虚報かな、とも思いましたがそうではないようです。

NASAを含め、科学系ニュースは圧倒的にスペースシャトルディスカバリー号と野口さんの活動が中心です。
でも考えてみると、スペースシャトルが動いていない時期もロシアの有人ロケットはガンガン打ち上げられていました。
いやそういう問題ではなく、スペースシャトルと太陽系の新しい仲間と、前者のほうが大きなニュースということ自体が信じられません。

というかサウジアラビアの国王死去も、アラブの民主化ドミノや対テロ戦争の行方、文明の衝突自体の行方に関わる重大事では?

ニュースで「何に比重を置くか」というのがいかに大きいか。

1日

人の呼吸は十分なのでしょうか?

普通人は意識的には呼吸せず、動物としての体が勝手に調整するのに任せています。
そして動物としての人類は本来、戸外で呼吸するためにできています。
酸素濃度の低い室内は設計想定外のはずです。
酸素濃度が低いときには、体はそれに合せて呼吸量をちゃんと増やしているのでしょうか?

もし酸素マスクをつけていたら、運動や勉強などの能率はどれぐらい上がるでしょう。
意識的に呼吸量を増やしたらどうなるでしょうか。頭に感じるぼやけた感じが去り、冴え渡るでしょうか?
もちろん過剰な酸素は酸素の不足同様有害です。

あ、家畜もその点は同様ですね。毒になるギリギリの高濃度酸素を与えたら成長が早くなるかも。

そうそう、普通の室内は、酸素濃度が外より低く二酸化炭素濃度が高いのでしょうか。都市部と森林では?