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31日

20日の人数比較にはミスがありました。
まず全人口が必要でした。

百万人につき千一人の犠牲者が出るということは、全人口百億人なら千一万人の犠牲者が出るということになり、十万人の餓死を免れた人より被害は大きくなります。

気をつけないと。

30日

いよいよイラクの選挙が始まりました。
これがテロとの戦いの正念場といえるでしょう。
もしアメリカの後押しを受けた現政権に正統性がないとしても、これからは、論理的には暴力ではなく選挙でそれにNoをいうことができるのです。

ところで、これでできるであろうイラクの新憲法には、日本国憲法九条のような非戦条項はあるのでしょうか。

29日

再犯は誰が悪いのでしょう。

まだ危険な人間を出した刑務所、ひいては国の責任?
前科者を差別した周囲?
本人以外責任はない?

28日

「女性国際戦犯法廷」の、「被告側に弁護人がいない」ことが強く批判されています。

なら、なぜちゃんと弁護人を用意し、左右双方の立場からルールを決めてやり直さないのでしょう。
それをNHKで、一年がかりのシリーズスペシャルででも放映すればいいのです。

判決を出す必要はありません。裁判官は国民=視聴者です。
もちろん日本の講和条約などから、実効性のある裁判ではないですが、どうせならきちんと存命なら本人、故人であれば被告の立場を研究した「死者の代弁者」を代理人にたて、ちゃんと弁護士を置けば、議論、問題、認識の食い違いを浮き彫りにするだけでも意味はあると思います。

27日

民主党は、どうやっても非難されるのではないでしょうか。

是々非々で小泉首相の「改革」路線を支持したら政権補完政党と非難されます。
反対に徹したら「社会党同様の反対政党」と非難されます。

本質的にかなり立場が違う人たちが同居しているから大胆には動きにくいのですが、もし分裂したら小選挙区制では自公に対抗できないのに「野合」「党運営優先、内向き」と批判されます。

困ったことに、右からも左からも常に非難され、いやもう見放されています。

本来どうしようもないのでは、国民の意見が多様である以上、「野合だが中がばらばら」か、「一つ一つはまとまった小党が多数」のどちらかしかなく、後者は小選挙区制では勝てないのです。

本当にどうすればいいのでしょう。
小選挙区制で自民党が生き残ってしまったのが悪いのです。
自民党という、かなりの立場の違いを政権で結びつけた、大きく、柔軟なシステムに他に対抗する術はあるでしょうか?

26日

たとえばx+y=zは、任意のx,yについて、xとyを入れ替えてもzの値は同じです。
同様に、たとえば「NHKに右側の思想を公言する政治家や右翼団体が圧力をかけ、左側の思想で作られた番組を潰したのは悪いことだ」という文は、「右」と「左」を入れ替えると「NHKに左側の思想を公言する政治家や左翼団体が圧力をかけ、右側の思想で作られた番組を潰したのは悪いことだ」となります。

前者を主張する人に対しては、常に後者も正しいと認めるのかを問うべきでしょう。
前者は正しいが後者は正しくないとしたら、その言葉は公平性を欠くとしていいと思います。

この操作をいろいろな主張にかけてみると、面白いことが出てきそうですね。

25日

シガレットは本質的に吸い口近くの葉が無駄になります。
いくつかほぐして巻きなおせば吸うこともできるほどです。
パイプのほうが無駄はないですね。

本来タバコの吸い方において、現在普及しているシガレットは新参に過ぎません。
両切りさえ今はほとんど見ることはありません。他にも葉巻、各種のパイプ、噛みタバコや嗅ぎタバコすら昔はありました。

そう、噛みタバコや嗅ぎタバコは、周囲の非喫煙者にも有害とされる副流煙がありません。禁煙が広まり、喫煙者が苦しんでいる今、なぜ再生しないのでしょう。

24日

あらゆるエンターテインメントの基礎になるアクションは拳、銃、剣が圧倒多数で、他はほとんど無視されます。
ナイフが少しある程度ですが、映画ではナイフファイトで終わることは少なく、拳が普通です。

でも、もっと多様な武器がこの世にあります。
ましてファンタジーやSFならもっと多様なアクションが考えられるでしょう。

23日

アメリカの占領は日本では成功し、イラクでは失敗とされています。
なにが違ったのでしょう。

アメリカは、日本とは徹底的に戦い、徹底的に破りました。
イラクは秒殺としか言いようがないほど、あっというまに叩きました。
しかし日本は、正式な政府が正式に降伏し、全軍が武装解除されました。
イラクは、少なくともフセイン大統領はいまだに降伏していません。上からの命令による武装解除もなく、多くの民兵が武器を持っています。
これはフセイン大統領の作戦勝ちでしょうか?正面から戦っても勝てないのは分かってる、だからゲリラ戦で痛めつける…?
ではもし日本やドイツが同じことをやっていたら、最終的には連合軍がゲリラに手を焼き、撤退した可能性もあるでしょうか?

また、アメリカは『菊と刀』を出したように徹底的に日本を研究、占領政策を十分準備し、十分な人数をつけて占領しました。
イラクにはどれもありませんでした。

日本では旧支配層がかなり温存され、特に官僚組織は占領統治に大いに役立ちました。
イラクでは旧支配層をすべて追放しました。
もちろんどちらもメリットとデメリットがあります。

日本は部族社会ではなく、イラクは部族社会です。日本の他民族は無視できる力しかなく、イラクは多民族国家です。イラクはイスラム教であり、日本はそうではありません。

22日

女性国際戦犯法廷についてNHKが番組を作り、それに安部、中川氏が圧力をかけたと朝日新聞が書いた問題は、やはり泥仕合…藪の中の様相を呈してきました。
芥川龍之介の『藪の中』は藪の中のまま放り出されましたが、別々の当事者がばらばらの証言をする中から真実を見抜くことも、アガサ=クリスティー『五匹の子豚』のようにポアロの慧眼があれば不可能ではないのかもしれません。

この問題はネット…特に各政治的ブログでも騒ぎになっていますが、案の定どちらも相手が間違っていると決めつける姿勢が多いです。

左側は職を賭した涙の内部告発は真実に決まっている、また政治家の発言はそれ自体が圧力である、女性国際戦犯法廷は正しい。
内部告発、朝日新聞記事は信用でき、NHK、安部氏ら政治家の言葉は信用できない。
特にここでは、安部氏らが「自分は圧力をかけていない」ことを証明することが事実上不可能であることに注意すべきです。あえて言えば、右側の思想を公言している安部氏らが政権についている時点で十分圧力なのです。

右側は告発側の関係者は全員女性国際戦犯法廷主催者人脈で、これはNHKが叩かれているのに乗じて右の次世代リーダーである安部氏を叩き潰そうという陰謀である。もちろん女性国際戦犯法廷は弁護人もいないカルト的な悪である。
安部氏らやNHKの言葉を信用し、朝日新聞側の言葉は信用できない。

これでは議論になりません。そのことは「説得力」という言葉に対する絶望感すら感じさせます…悪魔の辞書風に言えば、「説得力、誠意=自分にイデオロギー上近しい人間の言葉に感じるもの」なのかとすら。
ついでに「中立=自分の信条」とも言う人が多いです。
証言は矛盾しており、明白な証拠はない…ポアロならばここでは関係者それぞれと会話を重ね、その中から真実を暴き出すのでしょうが、それも難しいですね。
真実は分からないままになるでしょう。どちらが嘘つきなのかも。

21日

結局まだ見ていませんが、今日じっくりブッシュ大統領の就任演説を読んでみたいと思います。
いい日本語全訳があればそれにこしたことはないですが…新聞に載っているかも。でも、その訳が立場によって違ったりしたら最悪です。

「ブッシュは〜と考えている」というのが思い込みにならないよう、その言葉を虚心に聞くことも必要でしょう。
常識ほど確かなようで危ないものはありませんから。

20日

GM組み換え食品で、百万人に一人がモンスターになり千人死ぬとします。

で、代わりにGM組み換え食品のおかげで十万人餓死を免れるとします。
差し引き九万八千九百九十九人余計に生きられます。

さて、GM組み換え食品を禁じるべきでしょうか?

19日

趙紫陽氏が死去しました。
結局名誉回復はなりませんでしたが、まあ粛清されなかっただけましでしょうか。

そして、これを機に天安門事件、そして中国当局を批判する声が上がるのは分かっています。
しかし、今中国が崩壊しておらず、経済成長を今のところは続けているというのも重要です。
だから天安門事件で民主化運動を弾圧し、趙紫陽氏を失脚させた当局が正しい、と言っているわけではありません。

今の中国の発展には反日教育、腐敗、バブルなど芳しくない点が多いのも確かです。
もちろんそれも、反対するために強調されているのかもしれません。
たとえば貧富の差の拡大を非難する声が大きいですが、仮に天安門事件の民主化運動が成功し、趙紫陽氏主導で民主化が急激に進んだとして、政治的な崩壊がなく経済成長が進んだとしても、民主主義とセットで市場主義が無制限に導入されて貧富の差が今以上に拡大していた可能性もあるのです。

民主化さえされればすべてばら色、というわけではないことは旧ソ連系諸国が民主化されたものの、経済崩壊から独裁に戻っている事を見れば明らかでしょう。また、南米は民主主義にはとっくに懲りています。
民主主義は確かに最良かもしれませんが、それが本当に機能するのはとても難しいようです。経済と教育が相当高いレベルにならないと無理というのが歴史の教訓と言っていいでしょう。

最終的なことはもう五十年も経たなければ、とても判定できないでしょう。

18日

いじめは人間の、群居性動物としての最も原始的な本能が邪悪な形で出てしまったものでもあります。
集団としてまとまり、そのまとまりを確認するために敵を攻撃するという本能。

では、もしその本能が壊れたら…子供たちが他者を一切必要としなくなり、皆が自分の世界に閉じこもって学校でも孤独に過ごすようになるという形でいじめがなくなるとしたら…
そのほうがいいのでしょうか。

17日

阪神大震災から十年。
昨年末は新潟中越、スマトラ沖と国内外で大地震が相次ぎました。

それで、特に首都圏でどれくらい地震対策は行き届いているでしょうか?
これは個々の自覚が中心になってきます。
阪神大震災直後には防災グッズが売れましたが、多くの家庭はそれを更新せず、もう使用期限が切れているものが多いのでは?
今その古い防災グッズを、それ以外使わないで過ごす訓練をかねて消費し、増やして買い換えるべきでしょう。
すべての人が常に震災に備えるべき、それが阪神大震災の最大の教訓です。

もちろん政府がすることも多くあります。
壊滅が予想される首都圏に、いかに迅速に大量の救援物資を運び込むか…自衛隊で輸送ヘリや輸送バイクを大量に調達し、都内の環境もそれが動きやすいように整備しておくのもいい手だと思いますし、海から強襲揚陸艇で物資を大量に揚陸することも考えるべきでしょう。
今大津波の救援で、その訓練をするのも手だと思います。
もちろん大量の物資を備蓄、いやより理想を言えば国内の離れた複数の場で、いつでも毛布、飲料水、緊急食料、ビニール袋、医薬品などを大量生産できるシステムを整備しておくのがいいと思います。
夢を言えば、一度関東大震災級を前提にした、首都圏全域での事実上全員強制参加の大訓練をやっておけばかなり本番での被害は軽減できると思いますが…

被害家屋の個人補償の問題も解決すべき問題でしょう。

16日

土星の衛星、タイタンに探査機が着陸、画像の送信を始めました。
非常にうれしいニュースです。
もしかしたら、初の地球外生命(の痕跡でも)の発見があるかもしれません。そうなれば史上最大の発見のひとつになります。

メタンの海というのはすごい環境ですが、太陽系を見れば水の海よりそのほうが多いようです。
宇宙でもより普遍的な環境では…メタンや液化窒素のようなとんでもない状態でも、そこで生きられる生物もいるかもしれません。
地球の微生物もしばしば考えられない環境に適応しています。

もちろん生物の発見がなくても、重大な発見はたくさんあるでしょう。
重力が比較的小さい衛星や小惑星は資源としても将来重要になるでしょうし、太陽系期限などの問題についても多くの知見が得られることを期待します。

15日

大雪で特に地震の被災地ではまさに泣きっ面に蜂のようです。

しかし、この大雪はスキー場にとっては恵みの雪にはならないでしょうか?
ついこの間まで、雪がないと嘆く報道もありました。

14日

NHKが放映した、従軍慰安婦問題に関する女性国際戦犯法廷に関する問題に自民党の安部、中川氏らが介入したとされる問題ですが、これについてはどういう見方が中立的でしょう。

まず、女性国際戦犯法廷がいいか悪いか、正しいか間違っているかを無視します。
そうすれば単純に、番組に介入した安部氏らが間違っているとなるでしょうか。
それもまた早計な気がします…安部氏らが文句を言っても、NHKが取り合わなければ問題ではありません。

権力をかさにきた、無視はできない政治的圧力、脅迫があったか…これがあったとしたら、もちろん許されません。
それについては脅迫はしていないからない、と安部氏らは言うでしょう。
逆に脅迫に類する言葉がなくても、権力者、与党幹部である安部氏らが強い言い方をしたら、放送法や予算の制約があるNHKには抵抗できないという言い方もできます。
ただ、その論を認めると与党幹部はマスコミに意見を言うことが許されない、ということにもなります。
そこで疑問になるのが、逆に右側の立場に立った番組を製作しようとした場合、共産党や社民党、市民団体などの抗議が予想されます。
それに反応して番組や記事、作品など言論がゆがめられた場合、それもまた政治勢力による介入にならないでしょうか?
まして現在の野党側が政権をとっていたら、右寄りの番組制作には抗議、干渉しないでしょうか?

それに対し、野党や市民団体の反論は、

  1. 弱い立場である野党と、強い立場である与党は違う。
    野党、市民が権力の一部として翼賛報道をするマスコミに抗議するのは当然のチェックであり善だが、権力である与党、権力とつながる暴力組織である右翼団体の抗議は自由な言論を抹殺する悪である。
  2. 正しいことを報道しようとしたらそれを検閲するのは許されぬ政治介入だが、間違った報道に抗議するのは当然だ。

となるでしょう。

1は、野党は抗議してよくて与党は抗議してはいけないということになります。
そうなると、現在日本には右側の野党、マスコミはほとんどない状態です。
左に偏ったマスコミに対し、民主党右派に抗議してくれといっても、民主党内で軋轢を起こしたくないからしないでしょう。
それでは、与党議員はマスコミに干渉するなというのを認めると、どうしても左側有利になってしまう気がします。

2は女性国際戦犯法廷など左側言論=野党や市民団体が絶対的に善で真実であり、「権力」は絶対的に悪で偽りである、ということです。
そうなると「中立」さえ否定してしまい、「善、真実、正義」の側に立つ報道、言論を求めることになります。
少なくとも僕は、その立場はとりません。
どちらも事実に偽を混ぜており、またどちらにもそれなりの善、正義があると考えます。

女性国際戦犯法廷が善か悪か…これについては、ある意味宗教に近いと思います。それならば政治もマスコミも、中立の立場で見るべきでしょう。
どちらにとっても宗教についての中立とは、触れないことらしいのですが。

本当はこの問題から、その「中立な場」をどうやって構築するかを議論すべきなのですが、結局NHKの諸問題に埋もれ、女性国際戦犯法廷の側も安部氏らの側も「自分たちの立場が善だ」という主張をして無意味にぶつかるだけになりそうです。
僕は正しい間違っているに関わらず報道の自由を尊重せよ。報道側は決して黙ってはならない。ただし報道側も様々な意見に謙虚に耳を傾け、黙るのではなく反論も載せよ、と主張します。

13日

東京都青少年問題協議会が、中高年向けの雑誌出版社やサイト開設者などに安易な性行動を助長する情報を発信しないよう自主規制を求める条例を新設するように提言するようです。

他県も含めてエロ雑誌にシールが張られるなど東京都の動きが目立ちますが、全国の自治体で性的な情報を規制する動きはあるようです。

僕は…複雑です。
確かに性的な情報が氾濫しているのは望ましくないと思いますが、それをお上が規制するのは非常に危険だと思うのです。
特に漫画、アニメ、ゲームなど性的な方面にも広がる文化自体が、下手に規制が進むとゆがめられ、つぶされる恐れがありますから。

ゾーニングも守れるのは一部の青少年だけで、結局誰もが見てしまうというのは事実でしょう。
でも、規制、禁止、発禁しても裏、闇でより悪質なものが作られ、広まる可能性も大きいです…一度蔓延し、しかも技術が発達している以上、もうどうしようもないでしょう。

一体どうすれば児童を保護できるのか…人間の本性として俗悪なものを好む以上、ある意味どうしようもないのかもしれません。

12日

ノロウイルスによる集団感染が大きく報道されていますが、これまではそんなウイルスははびこっていなかったのでしょうか?
多分常にある感染だと思います。厚生省も平年並みの流行と言っているようですし。

高齢者の大量感染が増えたのは、そういう施設が増えたと考えたほうがいいのでは…ただ、それも以前からあったと思うのですが。

11日

炊いたご飯を炊飯器で保温するのと、冷まして冷蔵庫で保存して電子レンジで暖めるのとどちらが味、保存性などで優れているのでしょう。

まあ炊飯器から出して冷まして冷蔵して、さらに電子レンジとなると手間が結構かかりますが。
炊飯器での保温は味は落ちるものの、移しかえの手間がなくいつでも食べられるのが利点です。
炊飯器に冷蔵、電子レンジも組み込むのはいくらなんでも無茶ですね。

10日

太陽、地球の気候は完全に安定したものではありません。
非常に長い目で見れば現在は氷河期の中休みに過ぎませんし、少し前には小氷期と呼ばれる14世紀中葉から19世紀中葉にかけての寒冷期もありました。

人類が宇宙空間に広いアルミ箔など軽い反射鏡を広げ、それで日光を集め、または遮蔽すればもっと地球の気候を安定させることもできるのでは?

もちろん、そんなことをするには人類は地球の気候について余りにも理解していません。小学生に原発を任せるより危険です。

9日

女子小学生誘拐殺人事件で、日本でもアメリカのミーガン法のような対処が求められています。
しかし、性犯罪者の社会復帰の道を断つなら、更生する意思がある者も追い詰めて犯罪者にしてしまい、かえって危険な存在を増やすリスクを考えるべきでしょう。社会復帰の道を断たれた性犯罪者が生きる場所も用意しなければならないのでは…自殺しろ、ということなら死刑にするほうがまだ合法的です。
再犯者には更生の意思はありえないと考えることもできますが、それは本来は刑罰の範疇で…終身刑にする形で処理するほうがより安全でしょう。ミーガン法で監視されていても、それで完全に安全というわけではないです。
終身刑が重過ぎるというなら刑務所ほど厳しくなくネットもできるし絵、文章のポルノも自由に入手でき、普通に近い生活は送れるが、島から出て無辜と接することは一生できないような新しい刑罰を導入するのも手でしょう。

また、児童ポルノに対するヒステリックな攻撃も見られますが、絵、文章(小説、マンガ、アニメ、ゲーム)による合法なポルノを収集していながら現実の児童には手を出していない多くの人の存在を無視しています。
児童性愛者ならば性犯罪者であり、それは他者に対する同情や良心、順法精神を欠く反社会性人格障害者なのでしょうか?その「ならば」が、論理演算子として成立する(任意の児童性愛者は良心を持たない=良心を持つ児童性愛者はいない)のかどうか僕は知りません。

本当に危険なのは他者に対する同情や良心を持っていない者であり、それをどうやって事前に発見し、どう処置するか…
最も有効なのは犯罪者の矯正のレベルアップだと思います。
世界のどこでも性犯罪者は再犯率が高いと言うことですが、それは現在の刑務所のシステムは性犯罪者に合っていないということではないでしょうか。
どうやって性犯罪者を性犯罪者でなくすことができるか…「合意のない性交は相手を傷つける悪である」「悪は逃げ切れる自信があってもしてはならない」という規範を内面化させることができるか、精神医学などの進歩、刑罰システムの改革が必要ではないでしょうか。

もちろんどうやって子供たちを守るかを考えると、特に危険な人間は監視する術が…いや、本質的にはやはり合法的に量刑を重くすることで処置すべきでしょう。現行法が不足なら法を変えるべきです。
あと、誰が危険な人間なのかは、犯罪歴の有無に関わらず世間のレーダーにある程度察知する力がありました。
それは魔女狩り的な村八分に結びつき、かえって犯罪を誘発することにもなる諸刃の剣ですが…子供の安全のためには有効なレーダーでもあります。それも考えたほうがいいのかもしれません。

8日

なぜ学校で、詐欺の手口を学ぶことがないのでしょう。

学んで覚えていれば、詐欺の被害にも遭わないはずです。
やはり詐欺を学んで詐欺師になる者がいると怖いからでしょうか?

泥棒も殺人も同様です。その技術を学んでいる人は、より確実に防ぐことができます。

7日

もしナチスドイツが侵略をせず、中でホロコーストをするだけだった場合にはそれ自体は戦争の理由になるでしょうか?
国家主権は他国によって侵されてはならない、というのはガス室を潰すためというのも理由にならないのでしょうか。

まあ当時の歴史では無理ですし、ホロコーストの事実は第二次世界大戦中にはそれほど知られておらず、知っている国なども多くは許容していましたが。

6日

「皆で決めたことには皆が従う」これは民主主義のルールではないでしょうか?

戦争になったからって戦争反対者が反逆(法的に義務づけられた戦争協力を拒否することも含む?)したり、逆に戦争が否決されたからって軍隊や一部民兵が勝手に戦争を始めたりすることは民主的でしょうか。
後者は誰もが、特に平和主義者は皆民主的ではないと叫ぶでしょう。でも前者に賛成する平和主義者は多いと思われます。

しかし、質的には同じく「皆で決めたことに従わない」のです。

民主的に決まった戦争には(反対意見の表明はさまたげられず、信念は変えないが、行動としては)皆がきちんと協力し、失敗とわかれば世論の圧力や選挙できっちり止める、逆に民主的に戦争をしないことを決めれば軍隊はきちんとシビリアンコントロールに従ってどんな挑発を受けても微動だにしない、というのは民主的ではないのでしょうか?

あ、考えてみると「戦争に協力する」義務は拒絶しなければならないようですが、「非武装、非暴力不服従」義務は拒絶できないようですね。
どちらも拒絶できるか、どちらも(民主的な決定は)拒絶できないとするならダブルスタンダードを避けられます。

平和主義はすべてに優越する、平和主義でない民主主義はないとするならそれでいいかもしれませんが…

5日

帰省ラッシュはこれからもずっと続くのでしょうか?
これからも地方から若者が大都市に出て就職する流れはあるのでしょうか。

4日

自分に都合のいい情報だけを収集し、自分と同じ考え方の人だけと話し、つきあい、著作を読み、評価する…誰にでもある危険です。それは思考停止に等しいです。
特にそれを強く思わせてくれたのが『環境危機をあおってはいけない(ビョルン・ロンボルグ、文藝春秋)』です。

心地いいだけに避けるのが難しい誘惑なので、それだけ常に警戒し、違う考え方との対話を意識的にしないと。

3日

日本と世界がどこに行くのか…すべての人が生きるに足る資源と安全を得、そして十分な情報を得、自由かつ民主的に方向を選ぶことができれば一番よいのですが。

日本にとっては方向決定になるのか、それとも…

2日

正月というのは非常に退屈な時間になることがあります。
特に帰省中ネット環境と切り離された場合、それはかなり深刻です。
ネットがない昔も、帰省中などは手元のマンガなどと切り離される、地理によってはテレビ番組さえ違うため退屈な時間になることがよくありました。

ただ、その退屈な時間こそこれ以上ないぜいたく品かもしれません。

1日

ふとパソコンを見ると、去年の元日に書いた紙に大きく「いつの間にか」という言葉があります。

毎年自戒しようと決めた言葉を元日に書いて張っておく習慣ですが、今年は本当にいつの間にか過ぎ去ってしまったようです。一体何を得たのやら…もっと意識的に、自分の成長には欲張りにならなければならないでしょう。

他去年のはここ数年ずっと書いている「人間には、同じ思いやりでもの、もっと相手の気性を考えた、深い労りがなくてはならぬ(山岡荘八『徳川家康』)」と「光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった(ヨハネ1.5)」です。