枕元の計算用紙

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30日

アメリカ及び先進国の一般人にとって、ビンラディンがどうなるのが一番よく、最悪なのは何でしょう。
現実の現状は1か3でしょう。

  1. 自由に生きていて、テロを続ける
    一般人はテロの危険もありますし、警戒によって自由やプライバシーを侵されることもあります。アメリカにとっては国の威信としてはあまりよくありませんが、敵がいることは軍産複合体にとって、警戒態勢を続けられるのは警察にとってやりやすい環境です。
  2. 死んでいて死体が出てこない、アメリカ側が生死を知らない
    この場合テロの大きな頭はなくなりますが、アメリカは上に近いプレッシャーを感じます。
  3. 死んでいて死体が出てこない、アメリカ上層部だけが死んでいると知っている
    つまり米軍または情報部が秘密裏に暗殺、死体を処分したケースです。幽閉して発表しないのも実質的に同じですね。アメリカにとってはこれが一番いいシナリオでしょう。もし何かを勝手に決めて、いきなり出てこられて怒られたらたまりませんからテロ組織の側は決断が遅れます。つまりかなりの長期にわたって麻痺状態が続きます。アメリカは確かに対外的な威信は傷ついたままですが、内部である程度満足しつつ戦争、警戒を続けることができます。
  4. 死んでいて死体が出た
    この場合は報復テロのリスクがあります。アメリカにとって威信はある程度保てますが、戦争の大きな大義名分がなくなります。一般人は、現実的なリスクは変わらなくても市民感情としてリスクはもうない、過剰警戒はいいかげんにしろと言うかもしれません。
  5. 逮捕
    これはアメリカの威信にはプラスですが、奪還テロのリスクが一気に高まる上にアメリカの軍事法廷か国際法かなど面倒な議論になります。
  6. 自首
    ありえないです。万一そうなった場合奪還テロもありえますし、国際世論左派は公正な法廷による正式な裁判を求めるでしょう。また、アメリカの軍事行動の意義が根こそぎ否定されます。アメリカにとっておそらく最も考えたくない、そして多分考える必要のないケースです。

29日

人間は他者または自分がその気になればパソコンのハードディスクをフォーマットしてOSやソフトを入れ替えるように変えることができるのでしょうか。

どれくらいの変更が可能でしょうか?人格障害の治癒、性衝動の方向・・・児童性愛を治したり、逆に異性愛者を同性愛者にしたりできるのでしょうか。
さらに趣味や嗜好、食物の好き嫌い、信じる宗教、政治的信念・・・それらはすべて変えられるものでしょうか?

神には可能です。キリスト教の神に限らず、様々な宗教の導きによって信じられないほど人格が変わることはあります。
そして、神なのかどうかわかりませんがカルトのマインドコントロールによってもかなり人格を作り替えることができます。

「1984」で描写された拷問も人間の全て・・・「自発的に心から」単純な計算さえ違うと信じることを強制することに成功しました。現実にはどうだか分かりませんが。
アメリカ海兵隊の訓練や刑務所の規則も人間を完全にプログラムしなおせるといわれますが、それにしては犯罪者や再犯者がいますね。

28日

ヤマト運輸は郵便業務参入を見送ったそうです。なんでも全国十万のポストの設置が不可能だから、とのことです。

確かにいくら大きくても、十万のポストを設置するのは難しいでしょう。
でも、そのポストは「無人、固定式」でなければならないのでしょうか?おそらくそうだと思いますが、そこだけ柔軟に対応してもらえば何とかなると思います。

まずコンビニエンスストアの全てをポストとして使えるようにする。これだけでも相当な数になります。

そして、引越業者から宅配便集配業者から・・・黒猫のマークをつけている車は全て、いつでもどこでも手をあげたら止まって手紙、葉書を預かってくれる。つまり全てのトラックがポストであり、集配業者であれば。
一々止まることの面倒さから、多少の不便はあるかもしれませんが、常に走っている黒猫マークの車は万単位でしょう。

さらにあまり車が行かない過疎地のポストと、そして普段最低限の時給で封筒をくわえた黒猫マークを帽子とジャンパーにつけた人たちが住宅街や繁華街を自転車で走りまわり、いつでもどこでも手紙や葉書を受け取るシステムがあれば・・・巨大な雇用になりますし、それで簡単に「十万のポスト」は確保できるはずです。

多分それだけではないでしょうけど。

27日

前も考えましたが、机に機能性を最大限に考えてパソコンのキーボードとマウスとディスプレイが組み込んであれば便利でしょう。その三つは十年やそこらでは極端な進化はないでしょうし。
まあ液晶かブラウン管か、MacかWindowsかの四通りだけ選んでおけば、あとは好きな本体を組み込めばいいのです。

あ、その机がある程度普及すればパソコンをオールインワンで買うだけでなく、本体だけを買う選択もできるようになりそうです。

さらに、それにベッドも組み込めば個室を持った若者や一人暮らしには最高では?
二段ベッドの上のようにベッドを置き、下にはベッドがないかわりに机を置いて・・・少し上に圧迫感はありますが、机の上のデッドスペースの活用にもなります。
ディスプレイもボタン一つでテレビとディスプレイが切りかえられるようにして、のんびりテレビを見たりゲームをしたりビデオにつなげたりも全部でき、さらにパソコンを利用すればオーディオとしても使えるようスピーカーとヘッドフォンも完備して・・・

26日

「ソロモンの洞窟(King Solomon's mines By H. Rider Haggard)」という有名な冒険小説で、生け贄などの風習を持つアフリカ秘境の野蛮な国に、幼い頃亡命して西欧文明の影響下で育てられた王子が主人公である白人冒険家の協力もあって帰国、勝利して王位に就きました。

新国王イグノシは

と表明しました。

でも、たとえ邪悪なものでも人々のアイデンティティを保ち、一体感を持って結び合わせるのに「宗教」は必要だったのでは?

新国王はその点をどうするのでしょう。キリスト教を変形して・・・生け贄の部分を除いた古来の風習と結びつけて強制するのでしょうか?
それとも科学的な無神論を皆に伝え、強制するのでしょうか?
または白人である主人公たちが入れ歯などから神と思い込まれていることを利用して、彼ら英雄を神とする宗教を半ば人工的に作るのでしょうか?

そして、文明は入れないと言っていますが、たとえばちょっとした衛生観念や重量有輪鋤のような農業技術だけで人口が爆発的に増える恐れがありますが、それはどうするのでしょう。

なにより、民に染み付いた宗教を廃絶して反動は来ないでしょうか?
まああの宗教は祭りのたびに美女を生け贄にし、事実上誰彼構わず粛正しまくる邪悪極まりないもの(それが素直な当時の作者を含んだ一般人の偏見ですね)でしたが。

もし新国王がそのカリスマで統治に成功したとしても、自分の死後はどうするのでしょう。
やはりあの物語のその後については危惧を抱かざるを得ません。

ただし、僕が読んだのは日本語のジュニア版ですので原作ではもっと詳しく考えられていたかもしれません。

25日

あらゆる「レギュラーでない」人を紹介し、結び合わせる雑誌があったら面白そうです。
スポーツの二軍選手データベースから始め、漫画雑誌の投稿生や潰れた元レギュラーのインタビューやイラストなどを集めたり、無名のアマチュアバンドで面白いのを色々リストアップしたり・・・
もしその中からスターが出ればその情報などはお宝となりますし、そうでなくてもそれなりに面白いコミュニティができるかも。

24日

前に考えたネット通貨は、それだけだとあまり意味を持ちませんが、もし「金(金属としてのゴールド)と兌換」できたら?

私的に金を持っている金持ちが集まって話し合い、その持っている金の分だけ兌換可能貨幣をネット上で発行すれば・・・世界の「金持ち」にはそこらの国より多くの金を持っている人も何人もいるはずです。
もちろん偽造や無断発行を禁止するのは大変ですが、もしできたらすごいことになるかもしれません。

「国」と無関係の貨幣が世界経済をどう変えるのか、とても面白そうです。
「金」との兌換だけでなく、金貨と銀貨があったように・・・同じグループの別単位としてその「金持ちグループ」一人一人の名に賭けてその「貨幣」の暗号が本物であれば額面分の何らかの富を渡す、という「約束」があっても面白そうです。

ただ、その「発行元」である金持ち集団は得をするのか損をするのかよく分からないのですが。

23日

落語を一つでも知っている日本人はどれだけいるでしょう。
日本の国語教育や普段のメディアにそれがないのは非常にもったいないのでは。

そして、落語で描かれている豊かで笑いに満ちた庶民の世界と、現在の普通の生活には大きなギャップがあります。
我々の普通の生活・・・特に学校や職場は、むしろ武家の徹底した抑制と、それを近代的な・・・それ自体西洋の修道院に起源があるのでしょうか?極端な管理にした軍隊の文化が強いのでは。

それが圧倒的な力を見せつける中で、落語で描かれるような庶民の生活は消えたのでしょうか?そうではないと思いたいのですが。

22日

現在の警察やその他官僚組織全体を解体し、再編成することは可能でしょうか。

改革ではもうどうしようもない可能性があります。根こそぎ取り替えないと・・・でもどうやって?共産党が政権を取ったらそこまでやるのでしょうか?

膨大な公務員を全部失業者にして、どうやって社会を保つのでしょう。それをやってのけた明治維新では結局、士族たちはどこに行ったのでしょうか。
それがどんなに恐ろしい結果になってもやるべきか、それとも何もすべきではないのか。

21日

イスラエルとパレスチナの紛争を止める手段を一つ思いつきました。

どちらからもよく見える海上か砂漠で人がいないところに大型戦略核爆弾をICBMでぶちこむ。

核の威力は持っている可能性が高いイスラエルも数字では理解していますが、イスラエル全体が夜なのに昼のように照らされ、破壊的な爆風に襲われ、巨大なキノコ雲が立ち昇るのを見せつけられたら強烈な恐怖を覚えるでしょう。
ましてパレスチナの人々の恐怖はそれ以上でしょう。近くの核爆発は経験のない人にとっては神話レベルの事象なのです。

それで暴力の虚しさを悟ってテロをやめるかもしれませんし、両方放心状態になったのを見計らって脅しをこめて交渉のテーブルにつかせれば・・・
もちろん放射能汚染があるし、他の近隣諸国にとっても大きな被害や予期できない影響があるため実行不可能ですが。

あ、ではCGなど最先端特撮はおろかバーチャルリアリティーの技術を目いっぱい使って、とことんリアルに長編大作映画「ヒロシマ、ナガサキ」を作って世界中の人に事実上無料で見せたら・・・それはどんな影響力を持つでしょう。

日本もダムなどよりODAとして世界各地で原爆映画の無料上演をやって、ついでに憲法九条をアピールしたら平和主義を世界に広めつつ「日本の軍国主義化」という懸念を払拭できるかもしれません。

20日

歴史を考える上で、こういう指標を考えたらどうでしょう。

単位は時間で、「歴史上のある出来事を確実に止めるには、誰でもタイムマシンを使って暗殺できるとしたらその出来事の最低何年前までさかのぼらなければならないか」です。

暗殺や結婚など個人が行うことなら数日以内です。その前にそれをする人を殺せばいいのですから。となると、第一次世界大戦や韓国併合も一日程度でしょうか?
ただし、伊藤博文のように民族レベルで恨まれている人はいくら犯人を消しても多くの人が狙っていますから、多分いずれは・・・でもヒトラーは数々の暗殺を切りぬけ、生き延びています。

発明や発見は・・・難しいですね。ニュートンを消してもライプニッツが独立に微積分を発見しますからほとんど意味はないです。
多くの発明や発見はそんなものなのではないでしょうか。電話もベルと独立に発明、同じ日にわずかに遅れて届けた人がいました。

太平洋戦争は?多分昭和に入ってからでは日本の誰を殺しても止まらないと思います。それとも直前にヒトラーを暗殺しても止まるでしょうか?
ホロコーストを止めるには、政権を取る前にヒトラーを・・・いや、ユダヤ人に対する憎悪そのものは一般人の間に広くあった以上、止めるのは相当昔にさかのぼらないと難しいかも。

スペイン人によるアメリカ先住民の大虐殺を止めるには、その指標はゼロでよくてコロンブスの船団を撃沈すればよかったのでしょうか?
いや、大航海時代の流れそのものがある以上、コロンブスが失敗しても少し遅くなるだけ・・・?
でもコロンブスが帰ってこなかったら地球の果ては滝で奈落という迷信を補強しますから、相当な勇気がなければ無理です。

19日

ある時代、場所の技術、素材レベルで実現できたのに存在しなかったものにはどんなものがあるでしょう。

単純な金属加工だけで作れるロックバックやバタフライタイプの折り畳みナイフがあれば十分便利だったはずです。
車輪の技術と・・・古い、大きな前輪に直接ペダルをつける形や、現在の二輪車にこだわらず馬車を改良して人力車にするなどすれば簡単に作れたはずの自転車はなぜ古代ローマになかったのでしょうか。現在の形の自転車はチェーンによる力の伝達という発想が含まれますが、それもそれほど最近のものでしょうか?
大きなぜんまいをエネルギーを持っていく手段として、船などに使うことは誰も考えなかったのでしょうか。
人海戦術で鏡を大量に集め、日光を反射させて集中すれば古代の陸対艦には十分有効なはずなのに、なぜ伝説以外に誰もやらなかったのでしょうか。

血液型や遺伝の法則ももっと早く発見されていてしかるべき知識では?どちらもそれを発見するのに必要なのは注意深い観察と記録だけで、ニュートンの運動法則も電気も何も必要では・・・あ、確率統計の概念が必要かも。
血液型の概念があると、恐ろしいことに子供の親を判定できますから、たとえば豊臣秀頼が本当に秀吉の子供だったかどうかも(ある程度)判定できます。それをあらゆる家で行ったらどんな事になったでしょう。
いや、それどころか・・・遺伝の概念ができてしまったら、恐ろしいことに進化論までは一足飛びですね。

18日

インターネット通販など個人向け流通で最終的に各世帯に届けるには、現在はコンビニエンスストアと宅急便の使用が注目されています。

ですが、新聞の宅配と郵便配達は?どちらも毎日のように各世帯につながるシステムです。

17日

現在人類の「余力」はどれくらいでしょう。人類全体が、生きることと関係なしにできること・・・例えばエジプト文明がピラミッドという巨大な余力をもったような。
軌道エレベーター(アーサー・C・クラーク「楽園の泉」、裳華房刊「軌道エレベータ宇宙へ架ける橋」参照)の建設や、地球に落下する軌道の小惑星の迎撃が意志と国際協力さえあればできるレベルでしょうか?

「余力」の計算にも色々な条件があります。
人類下層の福祉はどのレベルに置くか・・・現在の世界人口のほとんどが貧困という極端な貧富の差をそのままにするか、または全員ある程度の生活ができる資源を与えた上か。
環境負荷、資源などで持続可能なレベルにするか、考えないか。
軍事をないものとするか、または現実的な安全保障に専念し公共事業としての面を削り落として温存、国同士の抑止力を保つか。

ピラミッドのようにある意味無駄な事業は、結果的に経済成長を続けさせるためデフレによる社会不安を食いとめる働きがあります。軍事費も同じです。

では、国際社会全体が取り組む大規模な宇宙開発はどうでしょうか?僕は軌道エレベーターはそのいい候補だと思います。

16日

「同級生」という美少女ゲームの小説版(中山文十郎、ワニブックス刊)では、基本的にポルノグラフィーでありながら主人公は

愛しい者を、性欲処理の人形にしては絶対ならない。それをするくらいなら、チンポなど切り落としたほうがマシだ

……俺は、愛情を確かめ合うためのセックス以外、したくない。

という、女性を対等の存在として尊重し、愛情を大切にする態度を取っています。

だから涙を抑えきれないほどの感動さえ覚えたのですが・・・コンドームを使用する描写がなかったことに違和感を感じました。
相手を真摯に愛し、尊重する態度と、責任能力の無さを自ら認めていながら避妊を行わないセックスは矛盾している気がするのです。

女性を尊重している姿勢が詭弁なのでしょうか?それとも、ポルノグラフィーではコンドームを用いて避妊することはない、という常識やルールのためでしょうか。それともそう簡単に割り切れるものではないのでしょうか。

もし使用していたら名作と評価していい作品なのですが、惜しいです。

15日

国旗国歌法や盗聴法案といいメディア三法といい、自民党はマスメディアでの議論を避けたまま数の力で押しきる姿勢が目立ちます。
自民党のそれらの法案を推進する側には言語能力、議論力、説得力のある人はいないのでしょうか?

事実上やりたい放題にもかかわらず、総選挙では政権交代になりません。どうなっているのでしょう。
閉塞感といわれる感覚の一番大きな原因の一つに、自民党政権不信にもかかわらず決して野党、特に第一党の民主党の支持が伸びないことがあると思います。

14日

祈りの医学的効果はどれくらいあるのでしょう。

偽薬と同等かそれ以上・・・低くはないでしょう。
そして精神医学的には?無視できない効果があるのではないでしょうか。

また、「奇跡」と呼ばれる異常な治癒はどれぐらいあるのでしょう。その中には本当に物理法則を越えたものがあるのでしょうか。
それとも、たとえば研究者がガンの免疫療法を思いつくきっかけになった、手のほどこしようがないからと退院させて、死んでいるはずの二年後に怪我で来院した患者のように、異常な免疫などとして説明できるのでしょうか?

13日

我々はもしかしたら、憲法九条改正や天皇制の是非に匹敵する問題を見逃しているのかもしれません。

メディア三法といわれる「個人情報保護法案」「人権擁護法案」「青少年有害環境対策法案」についての議論(実質的には議論になっていません。メディアの多数は反対であり、自民党は反論せずもしくは反論の場をろくに与えられぬまま力で押しきるつもりのようです)は報道側から見ると、統制→ファシズムか否かと単純化されますが、本質的には本来なら議論になるべき問題があります。

「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」の規制対象に絵を加える問題を加えると浮かび上がることです。

「パパラッチ」「ポルノ」「暴力」「いじめコント」のような低俗な情報のために侵害される人権や公益と、言論表現の自由のどちらが上か。
さらに言えば、低俗な情報はあっていいものか悪いものか。ポルノは存在自体が許されないのか否か。

そして第四の権力である娯楽を含むメディアは誰がチェック、コントロールするのか。国か、株主か、経営者か、視聴者か、それともいかなるコントロールからも自由でなければならないのか。

さらにその二つをまとめると、商業的マスメディアの人権侵害、公共の害を管理すべきかとなり、それはイコール消費者である大衆を信じるか・・・大衆は良識ある判断ができず、人権侵害や暴力、性表現などの社会悪を視聴率、売り上げなど買う時の選択を通じて推し進めてしまう下劣な存在だからメディアを規制し、良識を国の判断で取り戻さなければならないのでは・・・つまり国民を信じるか否かという、民主主義の是非に関わる問題にさえなります。

特にポルノに関しては感情的なフェミニズムと宗教が強く関わるため、議論になりにくいようです。少なくともそれを全体としてとらえている雑誌、新聞、ニュース記事は見当たりません。

12日

買い物も改札も自動販売機も免許も年金受け取りもコンピューターの認証も・・・全ての身分証明と決済が現金はおろかカードすらいらない、指紋と虹彩で全てができる社会はいつか来るのでしょうか。

それは天国でしょうか、地獄でしょうか。今の日本には地獄という人が多いのですが。

11日

国土を持たない国、というのは無理でしょうか。

亡命政権がそれに近いかもしれません。

その「国」の国籍は国籍離脱、二重国籍の自由があるところに住む希望者ならどこに住んでいても条件を満たせば認められ、どこに住んでいてもある程度の税金を取る代わり法的には住んでいる国にとって外国人として扱われ、「母国」の保護を受けられます。
そしてネットを通じ、いつでも本国の選挙に参加できます。

漠然としたイメージですが、世界中の色々な人に「市民権を認める」つまり公平な法の保護、税の軽減、参政権などを与えてきたローマ帝国のシステムは現在に復活させられないかと思うのですが。

10日

警察がH&K-MP5を導入するというニュースが。

あまりの時代の違いに呆然としました。西側先進国はどこでもとっくの昔に導入しています。
というよりもう古いです。作られたのは1960年代。

M2重機関銃は1933年からいまだに現役ですし、もちろんMP5も名銃です。しかしMP5・・・というより拳銃弾を用いるサブマシンガンそのものが犯罪者も防弾チョッキを装備していることが多いため、時代遅れになりかかっています。
最近は防弾チョッキなどの貫通を考え、FN-P90のような拳銃弾とライフル弾の中間になる小口径高速弾を用いるPDWと、アサルトライフルを極端に小型化したH&K-G36Cのどちらがいいか模索しています。

せっかく先進的でペルー大使館事件で性能を実証しているP90があるのに、わざわざ古いのを選ぶのは・・・
まあ、絶対と言っていい信頼性と実績があるからかもしれません。
あ、価格もあるかも。MP5も比較的高価なサブマシンガンですが、P90は普及していない分もっと高いかもしれません。

僕は警察と自衛隊が歩調を合わせてFN系(ライフルは最新のF2000、サブマシンガンの代わりにP90、拳銃はP90の弾丸を使った5-7か9ミリパラベラムのブローニングハイパワー)か、H&K系(G36、SMGの役割はG36C、MP5、MP7PDWを場合によって使い分ける、USP)、またはバラバラになりますが米軍が研究中のOICW、P90、SIGザウエルP226と最高のものを集めるかすべきだと思います。
日本の自衛隊は兵器調達を国産にこだわる悪い癖があるのですが、その結果腐敗、高価、低性能(特に信頼性は実戦で証明できないという致命的なハンデがあります)、諸外国と互換性がないの四重苦に悩まされています。国産なら輸出して世界市場で勝負する、だめなら世界で認められているものをライセンス生産するべきです。

ついでに呆れたのが、どうやらキャスターの誰もサブマシンガンとマシンガンの区別がついていないことです。

9日

中産階級、小規模自作農の没落は歴史の必然でしょうか。
必然に思えます。今までの歴史では・・・イギリス産業革命期の囲い込み、明治維新での不在地主層の拡大を思い出します。ローマのシーザー登場前の過渡期もそれに近いですね。中国史では・・・?

現在は?現在は・・・アメリカのグローバリズム帝国が世界全体を制覇し、急速に世界統一市場が形成されるにつれてまずアメリカで、そして今日本でもそれが起きています。特に農業はアメリカ式大規模企業型経営でないと国際競争力はないです。

帝国が安定して遠隔地の交易がさかんになると、どうしても(農では)植民地からの安い物産が入って価格競争が起き、それが本国の小作農を衰退させて豊かな階級による大企業経営以外(日本の明治維新期ではそれがあまり起きませんでしたが)成り立たなくなります。

現在は農業のウエイトが低いかわり、産業社会の中で中産階級が拡大し、現在没落しつつあります。
今までは高度産業化社会が限られていたため、生産手段を持たない上級労働者、生産手段を持つものの大企業に依存する中小企業所有経営者が大規模な中産階級をなしていました。
それが、世界市場が形成されるにつれて圧倒的に労働コストの低い中国など途上国が生産市場に参入します。また低賃金の移民などの圧力もあります。そうなると本国の賃金、コストの高い上級労働者、中小企業が没落するのはどうしようもないです。

では、それからはどうなるでしょうか。没落した労働者は不満を持ち社会不安を醸成します。イギリスは産業革命と囲い込みで生まれた大量の下層労働者に苦しみましたがプロレタリア革命は抑えこみ、普通選挙と福祉、賃金増加による中流化で乗り切ったのだと思います。ここはもう少し詳しく調べた方がいいですが。
そして階級社会が安定していたことも社会不安を抑えるのに役立ちました。
明治維新期の日本も階級社会が機能したのがそれほど大きな社会不安が起きなかった理由でしょうか?

まとめましょう。中産階級、自作農の衰退は、産業構造の大きな変化と大規模な帝国の安定による流通などの広域化、地方の発展から起こります。
その結果貧富の差が急速に拡大します。階級社会を形成できればそのままある程度安定することもあり、その場合には産業構造転換の深化や大戦争の影響で下層階級も発展の恩恵にあずかり、中産階級化することもあります。
それに失敗した場合、中国でままあるように地方の豪族が独立性を持ってしまい、中央が不安定になって崩壊したりプロレタリアの不満が爆発して社会不安が起きる恐れがあります。

あ、でも教育というファクターを忘れていましたね。日本で現在没落しつつある中産階級はかなり高度な教育を受けています。そのことがどんな影響を与えるか・・・文盲の失業者と大卒の失業者は違うはずです。

8日

四十年に一度、衆議院に現職立候補禁止解散があって一度だけでも全員入れ替えれば長期的な政治システムのかす、老害を大掃除できるかも。

「組織は必ず腐敗する」のを防ぐには、単に民主主義だけでは足りないのかもしれません。政府が精度疲労を起こす頃に自動的に大掃除をするシステムを憲法に入れておいた方がいいかもしれませんね。

そういえばアメリカは建国以来二百年以上、致命的な体制腐敗なしにもちこたえていますね。官僚機構が大統領が変わるたびに大掃除できるからでしょうか?
となると、むしろ大掃除しなければならないのは官僚機構?でも制度として五十年に一度公務員全員解雇なんてシステムは不可能もいいところです。

7日

将来の身につけられるパソコンとして、ヘルメットのような形も考えられますね。

でもそれは許容されるでしょうか?まず始めに普及する製品は、絶対に背広と調和するものでなければならないでしょう。

それが進化するにつれて、たとえば科学特捜隊の制服のようなSFじみたものになる可能性はあるのでしょうか。

ウエアラブルパソコンが進化せず、結局今のデスクトップ、ノート、モバイル、携帯電話のすみわけが維持される可能性も高いのですが。

6日

日本で市民意識が発達せず、市民運動が政治状況を大きく変えるほどの広がりを見せないのはなぜでしょうか?

少なくとも僕の周囲では、市民運動などに「うさんくさい」という目を向けてしまうからです。世論の一番奥にある「常識」を敵に回してしまったら、一般市民の数を必要とする運動に勝ち目はないです。
ある種のマイノリティとして差別され、カルトのようにそれで自分を正当化し、結束を高めてやっていくだけです。決して主流にはなりません。
「住民運動」はある所にはあるのですが、それはエゴが強いですし白い目をむける人が多数ではないでしょうか。

ではどうすればいいのか、どうすれば「常識」の部分を正しい市民の方向に・・・不可能です。
日本人が要求されるのは、あくまで「市民」であることではなく「まともな人」言い換えれば「世間民」になることなのです。

5日

社民党は消滅、田中真紀子氏まで・・・まさか秘書で国が滅びるとは思いませんでした。

だからといって疑惑を追及しないでいいとは思いません。
ただ、現状ではなんとなく、議員の生殺与奪をマスコミが握っているような印象があります。
確かに両方総理になってもらっては困りますが、辻元清美氏も田中真紀子氏もかなり有力な女性総理候補でした。それが次々に潰れていくのは、勘繰ると女性総理は出したくないという意思さえ考えられます。

しかも、一番肝心な自民党指導者層は(元々使い捨てるつもりの鈴木氏ととっくに終わっている加藤氏を贄に)事実上無傷なのですから・・・

4日

面接試験で「趣味は?」と聞かれ、
「ありません。私は学生であった時にはテレビにも音楽にもマンガにも見向きもせずひたすら勉強にいそしみ、就職活動期間に入ってからはひたすら情報収集と履歴書作成に専念してきました」
と言えばギャグでしかないです。

でも本気でそんな人が上のほうには多くいそうですね。特に最難関ペーパーテストをクリアしたキャリア上級官僚には。

教養も人格もスポーツや芸術の実績もある欧米のエリートは、そこまで勉強してきた日本の偏差値人間よりずっと賢いのですから嫌になります。

3日

二つの極論を考えてしまいました。この日本の当事者能力の無さ、もう・・・

以外に日本を動かす方法はないような気がします。どちらも最悪を通り越してもうどうしようもないですが。

革命の担い手になるべき若者に見るべき人がいないのが最大の問題ですね。
かくいう僕自身もそれになろうとせず、傍観者の目で暮らしているのは最低なのはわかっていますが、残念ながら僕は自分の分を知っています。それがまずいのでしょうが。

しかし、前者の石原慎太郎氏と自民極右中心のクーデターって、実際に起きたら最悪です。そういえば森永卓郎氏などは小泉内閣をファシズムを準備するポピュリストとして近衛内閣の位置にあると懸念していますが、最終的にファシズムを担うのは石原慎太郎氏でしょうか?それとも他に・・・?日本の軍国ファシズムはリーダーを必要としなかったので、リーダーに注目するのは意味がないかも。
あ、もっと最悪の事態・・・共産党中心のクーデター・・・はないと思いますが、一寸先は闇です・・・

かすかな希望と言えば、田中長野県知事や今度の横浜市長選挙を始め最近の地方選挙で目立つ無党派層ですが、それが本格的に国会の多数派になる時間と可能性はあるでしょうか。

2日

政界再編とはどういう座標でなされるのでしょうか。

今言われているのは「大きい政府」「小さい政府」の違いですが、従来の枠組みとして「護憲平和主義」と「改憲、自立」(より正確には「対米従属、現状維持+その場しのぎなし崩し法」「対中従属、護憲非武装中立」「自立、改憲」に三分できます)、「右」「左」などがありました。
ただ、今はそれはあまり機能していません。右側とされる自民党にも改憲の力はなく、中韓朝に対してもかなり大きな妥協をしています。
むしろ現在の自民党は現実妥協主義といったほうがいいでしょう。

僕としては「環境」が主な対立軸になって欲しいのですが、難しいです。第一日本では何もかもが「政府」と「左翼系市民運動」に二分されてしまいますから・・・

ただ、様々な軸があるのに「政党」でまとめるのも無理なのではないでしょうか?例えば「死刑廃止」「死刑存続」の両方が自民党内にいますし、民主党も統一されていません。

多様な軸について、それぞれ国民の意思を問うシステムがあれば・・・でも国民投票主義はあまりよくないのですが。

1日

「ポカリスエット」「アクエリアス」のようなスポーツドリンクは非常に消化吸収のよい栄養素をバランスよく含んでいます。
病気で体力を消耗した時、下痢で電解質を補給しなければならない時などにも本来適しています。

では、「風邪」用にビタミンCと亜鉛を増やしてあとはスポーツドリンクと大体同様のものがあれば便利では?
風邪なら穏やかな薬効があるカモミールやショウガの成分があってもいいかもしれません。
あと、貧血や下痢、立ちくらみなどよくある病気用に適当な栄養素、電解質を配合したのがあっても面白いかも。

多量の栄養素や健康補助成分を濃縮して供給する、という点では健康ドリンクも優れていますが、あれもまた徹夜用及び精力剤のようにみなされています。でも、多少改良すれば薬と言うほど激しくなく、副作用もそれほどなく体本来の自己治癒力を助けることができるかもしれません。

でも、薬は薬、医者は医者の領分があるのでよほどうまく宣伝しないと本当の薬と勘違いして濫用したり医者にも行かず頼ったりする馬鹿がいるかもしれません。