枕元の計算用紙

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31日

20世紀ももう終わり・・・といっても、この感慨は西暦を使っている、一部の人間のものでしかないですね。

イスラム暦もありますし、日本は年号を併用しています。

年号、といえば、このシステムに不便は感じませんか?それ以前に、年号に何の法的根拠があるのでしょう。少なくとも憲法とは関係のない、天皇制の一部でしかないです。まあ、廃止せよとは言いませんが、特に親の世代の年齢を計算するのがかなり面倒です。

そういえば、中国や朝鮮半島ではどんな暦を使っているのでしょう。やはり西暦なのでしょうか?あ、それに考えてみますと、共産圏で西暦を使ったのもおかしいような。革命暦を使っていた、とは聞いていません。

暦は昔、特に中国から暦を受け取ることは服属の証でもあったように、民族のアイデンティティに深く関わります。もっと大事に考えた方がいいですね。なら、グレゴリウス暦の世紀の切れ目でも、十分大切な境目・・・21世紀、寸類は果たして幸せに慣れるのか。それ以前に、無事に22世紀を迎えられるのか。

30日

CD、DVDなど光ディスクは何万年でも保存できると思っていました。せいぜい数十年しか保存できないと聞いて、驚きました。情報自体はデジタルですから減ることはないのですが、素材の樹脂自体がもたないそうです。
情報の保存のためには、これは大きな欠陥です。なんとしても、事実上無制限に保存できる素材を用いた情報媒体を普及させるべきではないでしょうか。

29日

健全な環境、とは・・・特に、ポルノに反対する母親たちの望む社会はどんなものなのでしょう。理想はテレビもなく、それどころか・・・小説だって戦前は、まともな家庭の子供は禁止されていました。そう、そんなフィクションやアニメとかゲームとか、ましてポルノや暴力など一切ない、一切子供たちが悪いものに触れず従順に真面目に勉強だけする世界・・・地獄じゃないですか。

28日

人間はどうしても、祖国があるため完全に公正な視点にはなれません。

では、祖国とは無関係に公正な視点はあるのでしょうか。仮に考えますと、たとえばさまざまな国の知能指数の高い男女(できるだけ人種を混ぜて)から精子と卵子を採取、人工受精して生まれたらすぐ、さまざまな国から優れた人間が集まっている大型客船に移して、一人に偏らないよう多くの人に育てられ、同時にいくつもの言語で教えられれば、ある程度の公正さは選られるのではないでしょうか。

もちろん、物心ついたら自分の役割を受け入れ、公正な視点から物事を見ることに生涯を尽くすか、それとも両親どちらかの、もしくは気に入った祖国に行って暮らすかを選ばせて。

問題は、彼女(または彼)がどの宗教を選ぶかと、客船の上の生活が必然的に西洋上流階級に結びつくことです。残念ながら、ベドゥインの文化を客船上で再現することはできないですから。

27日

阪神が金をかけてでも補強して優勝をねらえるチームになれば、関西の景気は好くなるのでは?

26日

豊臣秀吉の正妻、ねねは歴史小説の中では、特に山岡荘八作品ではほとんど神格化と言っていいほどの賢婦人とされています。

ただ、ふと起きた疑念・・・それだけの知恵があり、そしてあの立場があったのなら、豊臣家を、秀吉の血筋を残すために最大限に動けばそれができたのではないでしょうか。

関ヶ原の戦いの後、家康を利用して淀君を落飾させ・・・場合によっては暗殺してでも秀頼を取り戻し、大阪城を自ら家康に献上する。秀頼は加藤清正、福島正則らと自分の後見、教育で時勢を理解できる賢明な武将として育てる。そして成年に達した秀頼は素直に徳川家に臣従を誓い、自ら徳川家が監視しやすい場所で、しかも豊臣恩顧の外様大名にしっかり守られた大藩を得られるように・・・不可能とは思えません。
でも、現実には彼女は秀吉の菩提を弔うことに専念し、大きな動きはしませんでした。結果的に、それゆえ静かな生涯を終えていますが・・・ある意味、豊臣家を見捨てて自分だけ安泰に暮らした、とも言えます。

なぜ、必死で豊臣の血筋を残すため行動しなかったのか・・・無駄だ、と見極めたからもあるのでしょうし、そしてもう一つ気づきました。もし、秀頼の出生を疑っていたら。
あれほど多くの側室に囲まれて、ただ一人にしか子供を産ませていない、という状況に疑問を感じない人はいないでしょう。長浜時代、男子は生まれたけれども早死にしたという話は聞いていますが。もし出生を疑っていたなら、秀吉の血筋でもない、単なる名前のために自分が表に出てまで命を張ることはない、というのもわかるのです。

25日

クリスマスといえば讃美歌ですが、一般的な日本人はクリスマスソングの形で、どれくらいの讃美歌を知っているのでしょう。

「きよしこの夜」として有名な109、あと「もろびとこぞりて」112はほぼ誰でも知っている曲です。また、「The First NOEL」としてよく流れている103も聞く曲でしょうか。

讃美歌はあらゆる西洋音楽の根底にあるものですが、日本人はどれくらい知っているのでしょうか。あ、致命的なのが宗教教育を恐れるあまり、学校の音楽でほとんど習えないことですね。

24日

昨日は天皇誕生日で祝日でしたが、僕はもう平成の御代も12年になるというのに、今にいたるまでこの天皇誕生日を意識したことはありません。冬休みに入ってしまうからでしょうか。

夏休み、冬休みなどは、あくまで学校関係者という狭い世界の話です。でも、それが当たり前のように感覚に染み付いてしまう・・・あ、たとえばあらゆる店に勤めている人には、祝祭日や土日は休みではなく、ふだん以上に忙しい日に過ぎませんね。

他にも、たとえば同人誌印刷業者はお盆前、年末前、ゴールデンウイーク前の大イベント前に仕事の大半が集中し、菓子業界はクリスマスとバレンタインに・・・そう、仕事ごとにそれぞれの生活暦があるものです。

23日

アメリカは、いつまで経済制裁という愚劣な政策を続けるのでしょうか。僕は経済制裁によってここ十年間に崩壊した独裁政権を、寡聞にして知りません。ロシアやユーゴスラビアがそうだ、という声もありそうですが、微妙に違う気がしています。

22日

歴史小説や時代小説を読んでいて・・・自分は全く、その元ネタになる歴史資料を知らないことに時に気づきます。織田信長の小説は数多く読んでいても、肝心の「信長公記」を読んでいない・・・。他の資料など、名前さえもろくに挙げられません。まして他の時代については!

21日

文化をメインカルチャーとサブカルチャーに分ける見方が多いですが、現在はインダストリアルカルチャー・・・産業になっている文化とそうでないものに分けられるのでは?ただし、産業になっていない文化はないに等しいですが。

文化の、消費者としての担い手が大衆である、というのはある意味よくないのでは、とも思いますが・・・今後、大衆社会から階級社会に移行したら、この状況も変わるのでしょうか。

20日

スポーツマンガでは、どうしても派手さが主眼になるのは仕方ないのでしょうか。ゴルフマンガの主人公は大半が飛ばし屋ですし、柔道マンガの主人公の得意技は山嵐しかありません。間違っても体落しや寝技が得意な選手が主役にはならないです。

19日

このままでは、下手をすると北朝鮮主導の朝鮮統一が起きてしまうのでは・・・そんな予感が、わずかにします。歴史の風が、北朝鮮に向けて吹いているような気がするのです。

特に問題なのが、韓国で北朝鮮を批判する亡命者の証言を制限するような動きがあったり、日本で拉致問題を無視するような傾向があることです。

数年前は、北朝鮮は崩壊するかどうかではなく何年後かの問題だ、とアメリカ側も言っていました。しかし、いまだに崩壊の気配がないどころか、統一ムードが高まるばかりです。もちろん、戦争での北朝鮮崩壊はすべての関係国にとって負担が大きすぎますが、このまま・・・北朝鮮の人々の苦しみは続くのでしょうか。

18日

もし、シベリアの永久凍土や南極の氷の下から、こんなものが見つかったら・・・

それは一体の、その少なくとも1000年前の層にはありえない、合成繊維の防寒服を着た初老の人間の遺体。その手には厳重に凍結、封印された、数本の試験管などの入った箱と、一通の英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語などからラテン語、アラビア語など古語も含めた多くの言葉で書かれた手紙。

その手紙には
「私は2487年、タイムマシンの試作をした。ただ、この原理には欠陥があり、一度しか使えないし同じ物を作ってももう一度稼動させるのは困難で、実用化には遠い。また、重力波などの危険もあり、これ以上の研究を禁止された。私は製作者の特権として、これを破壊する代わりに自らの好奇心と信仰のために使うことに決めた。
私は私のタイムマシンを用いてイエス=キリストの時代に行き、その生涯を残らず見届けた。これはその詳細な報告書及び映像音声記録である。また、私はイエス=キリストの血液および組織片、そしてヨセフ、マリアの血液と組織片を入手、凍結保存してこの試験管に封印した。
私と私のメッセージが、血液型およびDNA鑑定と高等哺乳動物のクローニングが可能となった二十一世紀以降に発見されることを望む。それをどう使うかは発見者の世代に任せる。もしそれ以前に発見した者は、どうか再び全てを氷の奥に封印していただきたい。」
と書かれていた・・・さあどうするのでしょう。イエス=キリストをクローンとしてよみがえらせることと、またイエスとその両親のDNA鑑定によって、イエスがその両親と遺伝子的なつながりがないのかどうか(処女懐胎について)明らかにできます。

17日

日本を本当に征服した国(もしくは革命政権)が、まずやらなければならない事は、伊勢神宮など主要寺社の破却と公開処刑による皇室の根絶やしでしょう。それが、日本という国の最後のような気もしています。

あ、もし敗戦の時、東京裁判で昭和天皇を処刑していたら今の日本は精神的にどうなっていたのでしょうか。さすがに反抗していたか、それとも独立する気も失い、アメリカの一州になることを自分から懇願していたでしょうか。

16日

映画の宣伝や、国会の規制論議などで話題になる映画「バトルロワイヤル」、僕は原作も読んでいないですし、映画も見る気はないです。でも、設定に関するわずかな情報だけで、心の傷になるといっていいほど気になっています。クラスメート一人一人を思い出し、殺せるかどうか考えてしまうと、それだけでかなりきついです。もっと辛いのが、好きなマンガのキャラクターがこの状況になったらどうするか想像してしまうこと。断片的な情報でこれだけ影響力があるとは、凄まじい作品なのでしょう。特に本の装丁は見事。

ただ、やはり読む、または見に行く気にはなりません。なぜなら、今の僕と中学生の頃の僕は別人と言っていいからです。あの頃の僕は、銃の使い方も知りませんでしたし感情でしか動けませんでした。今の僕が見ても、銃器に関する知識や冷静な分析、判断力がかえって見る邪魔になるでしょうから。中学校の頃の僕なら見るべきだったでしょうが・・・。

それにしても、この設定・・・ファシズム下の日本という設定らしいですが、別の文化圏だったらどうなるのでしょう。たとえば江戸時代の武士、アメリカ人、仏教圏など・・・それぞれの子供たちはどうするのでしょうか。武士の子供たちが、たとえば家老の嫡子から足軽の次男、剣の天分がある女子など・・・彼らはどう動くのでしょう。また、キリスト者はどうするのでしょうか。

15日

アメリカ大統領選、やっとブッシュ氏に決まりました。長い選挙戦もあったものです・・・もう、アメリカ民主主義の名誉は地に落ちました。

でも、そこからまた自分を見直すことができるのが、身動きできないほど縛られる伝統を持たないのがアメリカの強みです。

それにしても、ブッシュ新大統領が一体どんな歴史を作るのか・・・期待できない気もしますが、とりあえず見守っていましょう。

14日

V-22オスプレイ・・・翼の両端にプロペラがあり、そのプロペラが離陸時に垂直、飛行時に水平方向に方向転換して、垂直離着陸しつつ飛行機として飛べる、米軍悲願の機体・・・がまた事故。諦めるべきなのでしょうか。やはり、垂直離着陸機はAV-8ハリアー以外不可能なのでしょうか。

核融合もそうですが、原理的には可能なのに現実にはどうしてもできない技術があります。それは、本当に不可能なのでしょうか。そんなものはない、科学的に禁止されていないものは全て可能だ、というのが従来の、人間の態度ですが・・・それは間違っているのでしょうか。

13日

最近、先進国でも力のある指導者がいない、と指摘されています。一体なぜでしょうか。教育が変わったのか、それとももっと深い理由があるのか・・・僕が怖いのは、その絶望感です。

12日

B級SFでよくあるマッドサイエンティストは、ある意味昔の錬金術師のイメージをそのまま現代化したようですね。

しかし、現在の・・・現実の科学者は、全く違う世界で生きています。もしかすると、昔も本当の錬金術師は世間のイメージと全く違う生活をしていたのかも。

11日

骨の髄まで腐りきった国を、建て直すことは原理的に可能なのでしょうか。フジモリ大統領の失脚を見て、絶望感が深まっています。

そして不安なのがこれからのペルー・・・民主主義がこれから始まる、とはとても思えないです。泥沼の始まりだろう、と半ば確信しています。

10日

人を批判するのに、「ならお前できるのか」は問わねばならない事なのでしょうか?たとえば、総理大臣を批判する人は、自分はちゃんと総理大臣が勤まる力がなければならないのでしょうか。この基準で行くと、大半の批評、批判は駄目になってしまいますが。

9日

人間が、正気で・・・我慢を全くせずに、大小便を衣服の中で漏らすことは、決意させすれば可能なのでしょうか。実験してみる気はないですが、僕は不可能な気がします。

それほど、用便のコントロールができる、ということは、人間にとって重大なことのような気がするのです。

8日

日本人は、市民権の意味を理解しているのでしょうか。特に司法に関して。日本人は、司法についての権利は公正な裁判を受ける権利、証人になる権利、傍聴権しか持っていません。しかし国によっては陪審制があり、文字どおり被告人の生殺与奪を握ることがあります。

また、いくつかの小説で見たことがあるのですが、場合によっては・・・ある事件の、一般人の関係者がその場で宣誓し、自分が裁判官をやる、おれは弁護人、私は検察官、君は陪審員だ、と決めて、本当に裁いてしまうシーンがありました。法律上はもちろん違法なのでしょうが。その、市民が宣誓をすれば誰でも、原理的には?裁判を成立させられるという思想は日本人には無縁です。西洋人にとっては、自分が市民であることは、市民権を持つということはそれだけ重いことのような気がしています。

あと、その「宣誓」の重みもキリスト教を持つ欧米と、持たない日本は違うかも知れませんね。それも、司法についての感覚と関わるのでしょうか?もしかしたら、西洋人にとっては法廷は神の名において開かれる神聖なもので、単に法だけで構成されるものではない・・・?

日本人にとって司法権は一部の専門家のもの、お上のもので、自分たちとは基本的に関係ありません。それで、本当の意味での市民と言えるのでしょうか。

また、日本人が一切武装権を持っていないことも、日本人の市民感覚に疑問を持たせます。スイスやイスラエルではすべての市民は兵役と武装を義務づけられ、訓練を受けて武装し、いざというときには祖国防衛のために行動できるようにしていますし、アメリカでも民兵の思想がはっきりあります。僕の感じですが、武装する権利と市民権はイコールのような気がするのです。

7日

上院=Senate=古代ローマの元老院、このようなことは他にないのでしょうか。一体何故そうなっているのか、何を考えているのかかなり気になります。

あ、そう言えば・・・僕、古代ローマのシステムについて細かくは知らないです。もっと勉強しないと。

6日

今オカルト・・・特に高等魔術を本気でやっている人は、世界中でどれくらいいるのでしょう。そして、より大衆化された占星術などを信じている人はどれくらいいるのでしょうか。

かなり多くの人が、コンピューターを使いながら・・・それどころか、コンピューターで占いをする、という、根本的に矛盾した行為を行っています。魔術や占いなど神秘的要素を一切否定し、冷徹な数学と再現可能な実験のみで構成される科学の子である、そのコンピューターを使って占いをしているのですから。でも、科学なら科学、魔術なら魔術と、はっきりと一貫した世界観を持つ人は少ない気がします。大抵の人は、基本的には科学を理解しつつ、占いも楽しんでいるように見えます。

あ、それは宗教が支配的な力を持たない日本だけの現象なのでしょうか?

少し話は違いますが、科学者でも敬謙なキリスト教徒、またはイスラム教徒は多いですね。それは世界観が一貫していない、というわけではないのでしょうか。

5日

地底深くにゴミを捨てることは不可能でしょうか。特に、マントルの隙間に直結している海溝などには?

仮に、海溝の非常に深い部分に横穴を掘って、放射性廃棄物やPCBを始め危険な化学物質などを埋めることを考えてみましょう。その穴はプレートごと年に10cmほどの速さで割れ目に向かって進んでいくのですから、かなり長い年月がかかるでしょうが最後にはプレートの隙間に引き込まれ、そのまま超高温高圧を浴びて、有機化学物質は全て水素と炭素と塩素とその他原子まで分解され、放射性物質もそのままマントルの奥に引きずり込まれて・・・おそらく二度と地上には出てこないでしょう。

その間、引き込まれるプレートの巨大な圧力によってゴミの容器は破壊されるでしょう。でも、穴の深さによっては、容器が破壊されても穴の部分が圧力でふさがって、どんな容器より強固になってくれると思います。

また、地表からとてつもなく・・・地下水脈の層よりはるかに深い穴を掘り、そこに捨てることはできないのでしょうか?これは直感なのですが、放射性廃棄物のような大袈裟なものだけでなく・・・普通のゴミも、深地下の超高温高圧にさらしたら、植物が石炭に、プランクトンが石油になったように、長い時間の後には何か有用なものになる気がするのです。

人類は、余りにも多くの放射性物質を始め、人類のタイムスケールを超えた危険物を生み出しています。それを安全に処理する方法を、絶望するのではなくもっと考えてみたいものです。

4日

かなり悪化した風邪の治りかけに、嗅覚と味覚がおかしくなって、変な味とにおいを痰や咳、鼻などから感じることがあります。僕はその味とにおいが、不思議と好きなのです。非常に不思議な感情を持ってしまう、懐かしい味とにおい・・・一体なぜでしょうか。

僕だけでしょうか、そんな変な感覚は?

3日

現在の世界は、所有権・・・「これは俺のもの」の発想で動いています。でも、それは「生命圏の永続」のためには、よくない思想では?現在の地球上の全ては、現代世代の誰かのものだから、それをどう使おうと勝手で、だからたとえば熱帯雨林の土地を買って木を切って牧場にしてもかまわない、と・・・。その結果極端ですが、たとえ酸素を出す植物がなくなって自分の孫が窒息しても、別にそこまで考える義務はない、のでしょうか?

山岡荘八の「徳川家康」では、終盤に「借りる思想」を語っていました。藩主も商人も、農民も将軍もすべて、今手にしている領地や金、土地、権力など全ては大きな何か・・・天から借りているのだから、よくない管理をしたら取り上げられると大名の改易、商人の財産没収などを正当化していました。我々も、地球を未来世代から借りていると考えれば・・・。所有権の否定は確かに、社会の活力を殺ぐため危険ですが。

所有権と言えば、名前は忘れましたがある大富豪が美術品をコレクションして、死ぬ時に自分といっしょに燃やせと遺言して物議をかもしたことがありました。これもまた、所有の思想が行き過ぎてだと思います。自分のものだからどうしても構わない、のではなく、過去と未来の人類から借りていると考えることができれば、そんなことは考えなかったと思います。

でも、社会主義が崩壊して資本主義が全てになっている現状では、とても所有の思想をどうにかするのは不可能でしょうけど。

2日

天敵のニホンオオカミが絶滅し、増えすぎたシカ、サルなどをなんとかするため、外国から狼を移入して野性に戻し、生態系の形を回復させられないか、と言う議論があるようですが、なぜ狼でなければならないのでしょう。シカやサルを捕食し、日本の気候に順応できる肉食獣なら、ヒョウやピューマでもいいではないですか。人間にとっての危険度が狼とは比較にならないのでしょうか?それとも、それだと大きく生態系を崩す懸念があるのでしょうか。

1日

テレビ画面でテレビ画面やコンピューターのモニターを映す時、どうしても走ってしまう動く縞・・・モアレを何とかすることは不可能なのでしょうか。かなり目障りなものです。