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31日.

小泉首相が北朝鮮を訪問する、というニュースにはさすがに驚きました。
でもそれだけアンテナが足りなかったのが恥ずかしいです。一切読めませんでした!

何よりいかなる必然性もないです。小泉首相は北朝鮮を悪の枢軸と呼ぶアメリカに軍曹と呼ばれるほど従属的な態度を取っていますし、北朝鮮に行って何ができるともわからない・・・

無条件降伏文書に調印しに行くんじゃないだろうな、と冗談交じりに言いたくなるほど意外でした。

はっきりと強い態度で拉致された人たちの解放、謝罪とテロの全面停止、厳重な核査察を要求する・・・事を期待したいですが、できるかどうか。
むしろ植民地時代や戦争についての謝罪に終始し、改革開放を応援して支援を表明する可能性が高いのが・・・

拉致問題などが前進するとは思えないですし、北朝鮮が崩壊する方向にも行かないでしょう。
むしろ・・・北朝鮮の延命のため、でしょう。韓国もアメリカも日本も中国も、北朝鮮に崩壊してもらうのはとても困るのですから。

30日

国の正統性は何によって保証されるのでしょう。

現在は、日本国憲法前文の「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動」「その権威は国民に由来し」から、民主的な選挙が行われていることが現政府の正統性を保証しているといえるのでしょうか。

では、例えば日本国憲法は条約に違反する占領中に押付けた憲法だから無効、という立場から言うと現政府は正統ではないのでしょうか。
また、現在の政府は選挙で選ばれた国会議員に力がなく、むしろ選挙を経ていない官僚が主体だから正統性はない、ともいえそうです。

でも、政府の正統性はそれだけではないでしょう。霊的な正統性は考えなくてもいいのでしょうか?

日本では霊的な正統性はあくまで天皇に由来するようです。
そして江戸幕府は霊的な正統性を確保するため、和子入内の費用から日光東照宮に至るまで目が回るほどの金と力を使いました。
それでいえば、現在の日本政府にはいかなる霊的な正統性があるのでしょう。国事行為を形式的には天皇がしていることででしょうか。
となるともし、天皇制を廃止して共和制にしたら、もう霊的正統性はない?

そして明治政府には正統性があるのでしょうか。

列強からは一応正統政府と認められたようですが、例えば孝明天皇暗殺が事実なら明治政府が正統な政権とは言えないでしょう。

また、朝鮮は明治政府を承認しませんでした。
武力で不平等条約は結びましたが、それも不当だとすると併合条約を含む全ての日帝と朝鮮の国事行為は無効、だから違法な政権による違法な占領だから謝罪、賠償されなければならない、ということもできそうです。

29日

ローマ帝国の滅亡については語り尽くされています。

そして、今のアメリカ・・・否、西欧文明そのものが同様に滅びることはあるのでしょうか。
テロリストの、そしてそれ以上に強い力を持つ犯罪組織の活動こそ軍事力で他を圧倒する西欧帝国に対し、ローマを滅ぼした蛮族のような働きをするのでしょうか。

いや、民族大移動は軍事的なことよりむしろ人口移動が本質・・・移民活動とローマの精神が失われること、それでガタが来ていたところに軍事的な侵略でとどめでした。
その民族大移動なら今でも起きていますね・・・ネオナチがヨーロッパで動いているのも、その歴史を理解しているからこそかも。
アメリカは移民をどんどん受け入れ、同化ではなく「アメリカへの忠誠」だけを求めるシステムですが、それも・・・どうなのでしょう。

28日

戦後日本がどこかゆがんだような感じがする理由に、戦争中から上と下の信頼が崩れたことはないでしょうか。

例えば末端兵士だった自分や死んだ戦友は当時の指導者の誤った命令で苦しみ死んだのだから、当時の指導者だったA級戦犯がいる靖国神社には行きたくない・・・そんな感情論が見られます。

下は上を信じ、上も下を信じていればたとえ運つたなく破れても下は上の苦しい立場、歴史の流れに逆らうことの不可能を思い、逆に上は下の奮闘努力に感謝して自分は犠牲になっても下の名誉を高めようとするはずです。
でもそれがなく、特に上は非常に利己的な行動をして下の生命はおろか天皇の命令さえもないがしろにしていました(少なくとも、そういう認識が非常に強く広まっています)。

その対立は今に至るも解決していません・・・下のための国として理想化された新憲法、理想化された古い上、新しい上である現実の政府が信頼関係、正統性が怪しいまま複雑に絡まっているからです。

27日

テロリストの立場に立ってアメリカを瓦解させる戦略を考えると、アメリカの富裕層にはどういう考えを持たせればいいのでしょう。

一番いいのは「この世をばわが世とぞおもふ望月の欠けたることもなしと思えば」でしょうか。
国や人類のことなど知ったことじゃない、自分の繁栄が全てだ、自分たちは特別な人間なんだ、世界は自分たちのものなんだ、自分たち以外の持たざる者は使える者は家畜で使えない者は害虫だと思わせる・・・

考えてみるとあのテロの前ではかなりそういう風潮があった気がしますし、特に環境に関してはいまだにあります。

問題はあのテロの直後富裕層も愛国心や公共心を、少なくとも自己顕示として出していることです。
例えばNBAニューヨークニックスの試合(マイケル=ジョーダン復帰でもある)の最前列席をチャリティー競売にかけた人もいれば、それを競り落として犠牲となった消防士の遺児に与えた無名の金持ちがいましたし、多くの金持ちが多額の寄付をしています。

アメリカを貧富で分断するには富裕層を愛国心から断ち切る、より具体的には愛国心や寄付はカッコ悪いし馬鹿馬鹿しい、いいことではないと思わせ、目に見えるような醜さを出させる必要があるでしょう。

逆に分断されないためには富裕層も愛国心、公共心を形だけでも持ち続けていなければならない、となります。

26日

9.11同時多発テロは戦術的には見事だったものの戦略的には大失敗だといわざるを得ません。

もし、アメリカのITバブルが弾けていて貧困層の悲惨さと富裕層の格差が際立つ状況で、さらにそれを強調、喧伝して多くのアメリカ人が認識するように仕向けてから、テロはアルカイダに見せかけてアメリカ政府上層部軍産複合体が戦争をしたくてやったのだ、という証拠が大量に出るように下準備してあのテロをやっていたら。
ブッシュは知っていた、黒幕は軍産複合体だという陰謀説を貧困層に影響力のあるマスコミ・・・テロ組織はそれを事前に手に入れておくべきでした・・・を通じて貧困層に流し、彼らが信じて暴動を起こせばアメリカは内部から瓦解していたかも知れません。

25日

昨日考えたように国民全体の思想を変えることで長期的にある国を滅ぼす、ということは現実に可能でしょうか。
アメリカ人が信じる憲法の理念、人種融和の理想、アメリカンドリーム及び正義の国という神話、キリスト教、ハリウッドなどアメリカンライフの魅力、そして愛国心・・・それらを断ち切るためにはどうすれば?

アメリカの負の面を皆が知るように運動し、加えてアメリカンドリームの嘘・・・アメリカは上1%が富の半分以上を握っている階層社会であり、貧しく生まれた者は努力してもまず成功はないと証明するのも有効でしょうか。

でも、そういう負の面を暴くだけでは・・・現に負の面を知り、一種のニヒリズムに陥っている人はある程度いるでしょうが、決定的ではありません。
何か、アメリカの理念に「対する」理念を出して、それを広めるほうが有効でしょう。

共産主義が滅んだ今、それには何があるでしょうか。
僕はなんとなく、戦後日本の理念にヒントがある気がします。

確かに戦後日本の理念はアメリカ発であり、自由と法の適性手続を中心とした基本的人権、国民主権を受け継いでいます。

しかし、戦後日本の理念は妙な形で左翼思想と混じり、日本人のオリジナルも加えた変種になっています。たとえば軍事力を根本的に否定する絶対平和主義はアメリカには見られません。
アメリカの自由の理念には常に聖戦論がありますが、それを日本式平和主義の論理で徹底的に否定したら?
さらに個人の自衛も否定し、銃社会に対する嫌悪を強める・・・それは人種間憎悪を武力紛争に持っていくには不都合かも。個人の武器がなければ自衛のためと称して戦うことはできませんから。
そしてアメリカンライフとアメリカの力のかなりの部分を占める多国籍企業を環境問題及び平等、そして真の国民主権の観点から徹底的に攻撃する。
キリスト教もその本来の不寛容が市民社会の理念の中心、寛容と相容れないことを主張し、政教分離の徹底を求めて宗教心をなくすようにする。
その上で他国を見下げる愛国心は邪悪なものだとし、特に血塗られた国旗、国歌の強要は人間の尊厳、自由を奪うものだと考えさせて世界市民社会を夢見させる。

最終的にはアメリカには元々個人主義がありますが、それを利己主義の方向に暴走させ、それと矛盾はしますが小市民的な良心を反国、反企業の方向に強める。
これでアメリカの屋台骨は揺るがないでしょうか。
その上で人種間、貧富間の憎悪を扇動すれば・・・
でも平等の理念と違う人種、文明、宗教の人間は決して融和しない、という考えは少し矛盾するかも。

そして今のアメリカが持つ根本的な矛盾・・・家族を大切にするという価値観と自由主義の矛盾もアメリカの弱点でしょう。
これはアメリカを壊すためには、どちらの方向に向かわせればいいのでしょう。

それを考えていけば、逆にそれをさせないためにどうすべきかも見えてくるはずです。

あ!そういえば・・・ローマ帝国の衰亡にそれらのヒントはないでしょうか。

24日

アメリカは対外的な軍事力では非常に強いです。

去年の同時多発テロも、結局はアメリカの団結力を強める結果に終わりました。

アメリカを滅ぼすためには、外から攻めるより内部から崩す・・・人種間戦争を起こすのが一番効率がよかったのでは?
そのためには、テロ組織から見るとどうすればいいのでしょう。

まず白人、黒人双方を扇動し、白人の側の偏見を強めて黒人を隔離、抹殺しなければならないと思わせ、逆に黒人側にはこのままではアウシュビッツだと恐怖を煽る。
ヒスパニック、アイリッシュカトリック、ユダヤ人など白人各派の争いも助長する。
アメリカ政府と憲法、そしてアメリカの正義に対する信頼を無くす。

そのために、具体的には?

たとえば電波ジャックや裏のビデオ流通やネットを使ったりして、アメリカ建国神話の裏にある先住民の虐殺、黒人奴隷残酷物語、東京大空襲や広島長崎原爆などの無差別空襲、ソンミ等ベトナムでの虐殺や湾岸戦争症候群などを思いきりアメリカの悪を強調する形で編集して伝えたら?

23日

ドイツ大使館でのたてこもりは見事に解決したようです。

しかし、イラクはフセイン政権が続くにしても潰れるにしても大変そうです。
簡単に民主革命が起きるシナリオはあまり期待しないほうがいいのかも・・・というと、本当に地道に自由民主主義を広めている反体制組織を無視し、乱暴なテロリストを注目する愚行かもしれませんが。

今のフセイン政権は、確かに国民にとっては経済制裁と密告粛正で地獄かもしれませんが、アフガニスタンのように底抜けの内戦ではない分まだましなのかも・・・

フセイン政権が倒れたとして、クルド人がどうなるかも心配です。
まあ、どちらにしても独立国も自治も無理でしょう。

22日

現実には「就職マニュアル」はまだ生きているのでしょうか。

やはりマニュアル通りにしなければ採用はないのか、それともマニュアルを破らなければならないのか、どちらの企業もあるのか・・・

受験ほど簡単ではない、というのは採用する側にとってもですね。今はとんでもない倍率の履歴書が送られてきますし、かといってそれをマニュアルでふるったらまた金太郎飴・・・にはならないですか、面接でマニュアルサイボーグを落として、TPOに合せてどちらでもやれる人だけを採ればいいです。

それにしても、この就職難はどこに行くのでしょう。そして、その先進国であるヨーロッパは今・・・?

21日

日本の将来取るべき道は現状=アメリカの属国か、中国の属国か、それとも自主独立か・・・

自主独立は非武装中立にしても重武装中立にしても難しいです。
非武装中立は現実性が低く無理だと分かっている人が反対するでしょうし、重武装中立は特に核兵器が必要になる可能性を考えると平和主義者が強いマスコミとその影響下にある世論が納得しないでしょう。

中国の属国としての日本・・・あまりいいイメージはないのですが、それで日本にとって得はあるでしょうか?

一番いいのは現状維持ですが、それはそれで沖縄の犠牲という問題がありますし、第一アメリカがもう嫌だと言えば終わりです。

20日

剣道では、相手を打つ(斬る)部分は竹刀刃部分の先から三分の一、物打ちと呼ばれる部分です。

規定(形での木刀)の刃渡りは総尺三尺三寸五分(約102cm)から柄の八寸(24cm)を引いた78cmですから、物打ちの長さは26cm程度です。

なら、その長さだけが刃で残りは木の長い柄だったほうが、つまり物打ちを正確に使えないことも考えて40cm程度が刃で残り60cmが柄の薙刀と短槍の中間のような武器だったほうが、刃が折れる心配もなく操作の自由度も高くてよかったのでは?
第一それなら制作費が大幅に安く、簡単に作れます。操作法も簡単で、しかも剣の技法はそのまま使えるはずです。
硬い木なら、そして不安なら鉄の芯を通せば防御技法も使えます。

剣が武器として使われていた時代の現実の斬り合いでは、物打ちに限らず鍔元も使うのでしょうか。刃の長さ全体で斬ることもあるのでしょうか。

第一折れやすくて技術的にも大変、貴重な鋼を大量に使う長い刃を作るより、短い刃を折れにくく安い柄に押し込むほうが簡単、と考えてしまうと剣という武器の存在意義自体が崩壊します。

見た目のカッコよさもあるのでしょうか・・・?

19日

「自殺者は年間三万人を超え、毎日のように中央線が止まる国家非常事態を小泉首相はどう思っているのか。
血も涙もない経済音痴は一刻も早くひきずり下ろさないと」というような論調をタブロイド誌でよく見かけます。

でも自殺者が三万人を超えているのは三年ぐらい前からだと思うのですが。
となると、小泉内閣の政策には直接関係がないと言うことになります。

では何が根本的な原因なのか・・・単純化しないで考えるべきでは?
一人一人の事情、原因があるはずです。
もちろん自殺者にインタビューはできないですが、例えば遺書をできるだけ集めた本などがあるといいのでは。
または三万人の自殺既遂者がいるならその何倍もいるはずの未遂者にインタビューするのもいいですね。
他にも生命保険会社の持つ資料や統計、そして金融会社側のコメントも重要になるはずです。

止めなければならないことではあるでしょう。でも、そのためにはどうすれば止まるかを考えなければ。

小泉首相が退陣して、それで自殺が減る保証はありません。

18日

今ヨーロッパで起きている大洪水は、ヨーロッパの人々の環境意識を高めることにならないでしょうか。

地球温暖化による大気バランスの崩れを意識する人は少なくないでしょう。しかも、何万人もの人が凄まじい被害と共にその恐ろしさを思い知っています。

まあ元々ヨーロッパにはかなり環境意識はありましたが・・・問題はアメリカです。アメリカ全土に被害が出て大きくアメリカ全体の意識を変える災害など、気象レベルではまず起こらないでしょうね・・・

17日

少し遅れた話題ですが、日本が8月15日に降伏したのは偶然でしょうか。

8月15日はキリスト教でかなり重要な祭日の一つ、聖母被昇天祭です。

16日

考古学者の見果てぬ夢、ローマを一度無人化して完全に発掘することはもう永遠に実行できないのでしょうか。
どれだけの遺跡が出てくるかを考えると・・・

いや、今住んでいる人間は近くに移って、ローマそのものはできるだけ復元するか、破壊されたままに保存するかするのがいい・・・

一番いいのは無人で破壊されたままでも現状での保存を徹底したオリジナルの遺跡、復元して希望者はできるだけ当時の様式を壊さないように住む観光都市、そして現実の都市の三つが・・・無理ですって。

15日

もし、座標さえ決めればどんな障壁も通り越して決まった位置に爆発を起こす兵器が、しかも比較的安価に作られたらどうなるでしょう。

もちろん軍事的にも革命が起きるでしょう。
戦車などの装甲、防空壕や地下要塞のような防御は内部を直接破壊されるのですから無用になり、精密なレーザー距離測定器とGPSを持っている歩兵や無人ラジコン機が敵の位置を突き止めさえすれば精密な攻撃が可能です。
あ、考えてみるとそれは今、スマート爆弾や巡航ミサイルによってかなりのレベルで実現していますね。

逆に互いに位置を突き止められず先制することだけを考えなければならなくなる・・・原潜同士の戦いが中心になるかもしれません。

そして、それがテロリストの手に落ちたことを考えるとぞっとします。

原発のような、位置が固定された危険物満載の施設は危なくて作れません。
国会議事堂も危険ですし、要人は誰もが一瞬たりとも正確な位置を明らかにしないようにしないと暗殺を避けられません。
決まった家にも住めないし記者会見もできないですよ。

テロに対する対抗手段が全くなくなったら・・・どうなるのでしょう。

今のところは座標だけでどんな障壁も通り越す兵器はなく、巡航ミサイルもくそ高いためテロリストが使う心配がないのが幸いなのですが。
旅客機をハイジャックして巡航ミサイルにする、というのが見事に成功しましたが、次は今のところないようですし。

14日

人間の排泄物に対する嫌悪感は後天的なものでしょうか。

高等類人猿を含む、かなり多くの動物が平気でウンチを食べ、自分や同族のお尻をなめます。

人間も昔は・・・そう思うだけで吐き気がするほど、その嫌悪感は強いです。

教育にそれほどの力がある、と思うと恐ろしいです。
できることなら、排泄物嫌悪自体が人間の本能であって欲しいのですが・・・その可能性は非常に低いです。

13日

クーラーの廃熱を空気にではなく、水に流すことはできないでしょうか。

熱力学第二法則に従い、クーラーを動かしていると室外機からは熱風が出ています。
その熱風はかなりの量で、大きなビルからは発電機に匹敵する熱が出てヒートアイランド現象に拍車をかけているそうです。

では、その熱を水に集中させれば?
もちろんその水をただ流したら川や海の水温が上がり、害になります。

例えばその温かい水を風呂などで沸かすようにするなど、その熱を利用する術を考えた方がいいでしょう。

それもできないなら、地中に熱を封じ込めるのは・・・もっと大きなしっぺ返しがきそうです。

12日

ウエイトトレーニングとプロテインや場合によっては筋肉増強剤で作った筋肉と、日々の労働や稽古、実戦で鍛え上げた筋肉には本当に違いがあるのでしょうか。

他にも最近八時間睡眠の常識が否定されたり、人体についての俗説は結構ある気がします。

11日

全く白紙から新しい紙幣のデザインを考えるとどうなるでしょうか。

前は日本史の政治家を中心とした偉人、そして前回の福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石は近代の文人で近代日本人の心の確立に貢献した者です。

今回の改変で樋口一葉を入れたのはフェミニズムを意識して男女平等のため、そして野口英世を入れたのは文人だけでなく科学者も入れたいということでしょうか。

では全く別の基準はあるでしょうか?

前に日本の独立に貢献した、という基準をあげましたが、他にはどんな基準があるでしょう。

世界で活躍した日本人、ということで、まだ存命なので先の話ですが野茂英雄も考えられます。

逆に日本人という枠を取り払い、日本を大きく変えた人物としてマッカーサー、ペリー、ザビエル、鑑真などの名前も挙げられるでしょう。

さらに日本という枠を取り去って世界史全体を考えればカエサル、シェイクスピア、アインシュタインというのもありかもしれません。

10日

田中真紀子氏が政治から、これで退場でしょうか?

その存在、行動の功罪を今まとめるのは難しいでしょう。
それに、これで本当に終わったとも限りません。

9日

今アメリカの学校で主流になっていると言われるゼロトレランス・・・事情、情状がどうであれ行為に対して罰を下す、特に武器、麻薬の携帯には一切の事情を問わず退学とするシステムについて、やはりなんとなく不快感があります。

もちろん人間の内面は分からないしいくらでも嘘はつけるのですから、内面を教育する事自体無理。とりあえず行動を矯正することで内面に影響を与えるのがもっともよい、と言われれば反論する言葉は見つかりません。

それでも、武器や麻薬で一切事情を問わずだと、もし冤罪もしくはライバルを蹴落とすためや単なるいじめ心理などで陥れられた際には最も残酷な結果になるのでは?

そしてなにより問題だと思われるのが、その結果パリサイ主義が蔓延しないかです。

ルールの意味、本質を知らずに恐怖で外面のみ服従させることになったとき、ルールだけが目的になって肝心の「(信仰、)希望、愛」がないがしろにされる危険があります。
そしてそれは、人格のゆがみにつながらないでしょうか?

他にも理と法のどちらを優先すべきか(例えば徳川幕府の武家諸法度に「法をもって理を破るとも、理をもって法を破らざれ」とありますが、どうでしょう?)など、とても深い問題だと思います。

8日

アメリカがかなりおかしくなっている理由に、ソマリア「希望回復作戦」からの撤退と後のルワンダの大虐殺は関係ないでしょうか。

9.11テロ以前から京都議定書からの撤退など非常に内向きな態度はありましたし、エンロンやワールドコムなどの事件はテロ以前からのはずです。
日本のバブル期にもあった人倫の崩壊もあるのかもしれません。

でも・・・僕がアメリカ人だったら、露骨に「数人のアメリカ兵士の命は数十万人のアフリカ人より重い」ということを、しかもソマリア撤退は世論の変化がきっかけでしたから・・・紛れもなく自分(アメリカ国民)の責任で決めてしまったことが重荷になると思います。
特にルワンダでの凄惨な虐殺について知ってしまえば、それについて自国の兵士の命とアフリカ人の命の、あまりの値段の差を肯定してしまった自分に罪悪感を抱く可能性はあります。

でも、それを罪悪感と肯定することができない以上・・・できることは、より一層自国中心、自己中心的になって他者の痛みに対して徹底して無関心でいることだけです。

そしてアメリカの価値観・・・物質的な富をより深く享受することだけ。
ただし、その楽しみには麻薬的な面・・・いや、むしろ海で遭難しているとき海水を飲むのと同じように飲めば飲むほど渇きがひどくなるためもっと飲む、ということになります。

それはアメリカの、教会から企業まで広く蝕んでいる勝手さと関係ないでしょうか。

7日

ワールドカップの頃、日本のナショナリズムを恐れる声がありましたが、別にあれはナショナリズムとは思えません。
単なる付和雷同主義、集団熱狂です。

みんなが日本代表の応援をするための制服として日の丸を振り、日本の名をトルシエ監督と並べて連呼しただけです。
その誰一人として日本のために死のうとする人はいないでしょう。

あれを愛国といったら幕末の志士や特攻隊員は怒って化けて出るのでは?

逆にだからこそ怖いのかもしれません。本当に日本について知ることなく、気分だけで回りに合わせているのは・・・

6日

今校則はどんなふうになっているのでしょう。

また、日本以外の国では一部県公立学校のような、正気を疑うような厳しいルールはあるのでしょうか。

もしかするとそれが当たり前で、日本はむしろ甘いということは?

5日

なんとなくですが、マスコミで見る護憲派の言葉から「1945年8月15日」「戦争体験」から出た「平和の誓い」が日本にとって、唯一絶対の建国神話として見られているような感じがします。

イザナギイザナミ、天孫降臨などを否定するのも・・・
それら古い神話、歴史、伝統は全て日本を敗戦に導いた間違ったもので、だからこそ国民全員が骨身にしみて思い知ったもう二度と戦争はしない、という決意を戦争の惨禍や加害の記憶と共に次代に語り継ぎ、その誓いを継続的に再生産しなければならない・・・

それが日本という国のすべてで、他は必要ない、ということのようです。

その神話の聖典が”歴史の先を行く”日本国憲法であり、そして様々な戦争の悲惨を語る「きけ わだつみのこえ」「ひめゆりの塔」「ヒロシマのピカ」などである、と。

本当にその、たった十数年の戦争がそれまでの何万、何百万年の歴史、武士道や神道などの伝統全てより重いということがあるのでしょうか。

隆慶一郎の「影武者徳川家康」にある言葉ですが、

人間の営みには、すべてにわたって、長い長い歴史がある。その長い歴史の中で淘汰されて、いくつかの珠玉のような真実がさまざまな形で遺され伝えられてゆく。形は古くなり理解されなくなっても、その心にある真実は古くなることはない。理解しにくくなった古い形から、真実をさぐりあてるのが、後世に生まれたものの義務であろう。その努力なくして、人は遂に人たりえないであろう。

とあります。どんな珠玉が入っているかわからない古いものを捨てることは、人であることを放棄するのと同じではないでしょうか。

戦争の惨禍と日本国憲法だけをアイデンティティとした、民族や国家という概念を超えた市民集団というものは・・・成立しうるのでしょうか。

4日

東京湾横断道路はあまり利用者がおらず大赤字になっているそうですが、なら高速道路ではなく電車にすることはできないのでしょうか。

千葉に住んでいる僕から見ると、あっという間に横浜に行けるのはとても便利でしょう。
逆に横浜から成田空港も現在の横須賀線からの直通より近くなるかもしれません。

3日

お札をまた新しくするそうです。

背筋が寒くなったのは僕だけでしょうか?

もしかしたら、新円切り替え・・・デノミ、預金封鎖、バンクホリデーの伏線かもしれません。

それはともかく、樋口一葉はいいのですが野口英世に少し首をかしげました。
僕も伝記としては子供時代感動しましたが、考えてみますと彼の医学的業績は今ほとんど否定されているはずです。
同じ医学者なら北里柴三郎は間違いなくノーベル賞の二枚や三枚はもらえる業績を上げています。
科学者というカテゴリーなら湯川秀樹は日本人初のノーベル賞受賞者ですし・・・

2日

十年続いたデフレで、内外価格差はどれくらい是正されたのでしょう。

世界一高いと定評があった通信費も、いつのまにか世界でも安いほうになっているようですし。

今の東京での生活とニューヨークやパリでの生活、どちらが安く済むのでしょうか。

1日

僕が幕末に生まれ、明治時代に生きていたらぜひやってみたかったこと・・・

軍の銃剣を一尺八寸の日本刀の脇差に統一、但し拵をある程度和洋折衷にして銃剣の着剣装置として使える同一規格にし、小柄の代わりに薄く鋭利である程度頑丈な刃長四寸程度の共柄ナイフにする。
それにはきちんと日本刀の技術を量産向けに改良して利用する。また旧来の日本刀の脇差を拵だけ統一規格にして流用してもよいとする。

柔術と剣術が柔道、剣道に再構成される過程で上記の脇差(小太刀)、槍としての着剣小銃、そして警察が用いる棒を中心に、軍と警察両方が同じ合理的な練習で学べ、本当に実戦的で古流のエッセンスも十分残ったものを研究する。

日本の近代化で失われた日本刀の技術や様々な技をもっと残すことができていたら・・・
特に日本刀を性能を失わず量産できる技術を確立していれば、有用な特産物になっていたかもしれないのに。

第一軍刀は洋風サーベルでなければならない、なんてことはないはずです。
洋装の軍服に調和する日本刀の拵えを研究すればよかったはずなのに。
脇差の長さなら大した訓練なしに抜けるはずですし・・・多くの刀をすりあげて拵えを変えるだけでそのまま使えるメリットもあります。

また、日本軍は白兵戦の強さにこだわっていましたが、その割には小銃と銃剣のデザインに統一性がないのです。