枕元の計算用紙

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予備校の一流講師の講義などは、それ自体映画などと同様に映像情報として機能します。
なら学校に行かなくても、その講義を全部聴き、教科書を全部読めば充分どの学問も始められるしちゃんと学べば大学も行ける、というのを全員に無償配布すれば、教育の格差問題は存在しないことにできるのでは?
放送大学はありますが、さらに放送小学、放送中学、放送高校も不登校児や落ちこぼれを対象に必要なのでは?

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今、家庭でもオフィスでも照明器具は蛍光灯が普及しています。
確かに蛍光灯はかなり電力を節約します。
でも、それが結果的に発光ダイオードへの転換を遅らせているのでは?
電球のソケットに入る照明用発光ダイオードは増えていますが、蛍光灯のソケットに入る発光ダイオードはまだのようです。

発光ダイオードの寿命と省電力は、蛍光灯の比ではありません。
ただ…問題は、その寿命と省電力を考えた上でも、蛍光灯と発光ダイオード(ついでに白熱電球)どれが環境に一番いいのでしょう。
また、発光ダイオード自体、現段階では暗く高価です。
今のペースならすぐ安価で明るいものが普及すると思えますが…蛍光灯の発達にどれぐらいの時間、資金がかかったのでしょう。

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ジャワ島の地震…懸念には当たってほしくなかったです。
僕が懸念していたのはクラカトア級の大事でしたが、今回の地震でも十分でした。

それにしてもぞっとするのは、クラカトア級の自体が今日起きていたらどれほどの被害だったでしょう。
今回の地震も、人口が増えていたからこそこれだけの被害だったのでしょう。

人口、密度が増えると天災が起きたら被害が増します。
低密度、低人口のほうが天災が起きても被害は少ないです。

しかし、低密度のまま科学技術文明を維持しようとしたらアメリカの車社会のように、大量のエネルギーを費やします。
高密度都市のほうが科学技術文明としては効率も高く、環境コストも相対的に低いでしょう。

近代を捨て、老子のいう小国寡民…では、巨大隕石や氷河期のような地球的危機に対応する力がありません。

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賢明で、必要でもあるけれど人間の本質上不可能なことをどうすれば実行できるでしょう。
特にそれが国や人類全体の場合、民主的には「人間の本質上不可能なこと」はできないのでは?
でも共産圏の末路でわかるように、人間の本質に反することは強引にやろうとしてもうまくいかないものです。

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“穢れた言葉”というのがあるのではないでしょうか。
革新にとって軍関係、差別関係となるあらゆる言葉、反面保守派にとって平等、平和、環境など。

持続可能性などさえも保守派にとっては穢れた言葉のようです。
本来なら保守派こそ、緑あふれる美しい国土、海空を守るために環境を重視するべきだと思うのですが…
保守派が単なる富裕層利己派、現実肯定派になってしまっていないでしょうか?

もちろん環境問題の、どれがプロパガンダか科学的に判断することは人類が生き延びるために本当に必要ですが。

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護憲改憲の議論で、その論の範囲という感じの何かがずれている気がします。
しかもそのずれが、時代によって違ったりもします。

現在の護憲論者は「九条を守る方が“今の日本”の国際情勢では得だ」「非武装の方が“今の日本”にとっては安全だ」と、「特殊」である「現在の日本」について損得を論じて人を説得しようとしているようです。

逆に現在の改憲論者は…僕も含め…「今の日本」という要素を無視し、「国のかたち」「非武装中立の非現実性」という高邁で「一般」的な議論をしがちです。

昔の改憲論は「“今の日本”はアメリカと同盟し、武装するのが一番安全だ」であり、逆に護憲は「非武装中立は世界の偉大な理想だ」と一般だとしていました。
逆転しています。
そのずれを何とか調整しなければ…一般と特殊、双方について考えなければなりませんね。

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究極の民主主義、全員一致…それは何もできないと同じです。

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仕事をちょっと分類してみましょう。

市場ばかりになり、誰もが賢明で自分をわきまえている場合は金になる仕事以外誰もやりません。
それは困ります。
どれも必要なので、やはり最低限の生活は仕事とは独立に支えたほうがいいでしょう。

最低賃金、賃金の下方硬直性がないものとしたら?
多くの仕事は、本当は金にはならないが必要な仕事でしょう。
そこで最低所得保障がなかったら、その仕事は餓死で脅迫して強要するか、奴隷制を復活させて鞭と死刑で脅迫して強要するか、国家が死刑で脅迫して強要するかしかないです。
最低所得保障をきっちりやって、金にはならないが必要な仕事を国家が適宜配分して強制するのはどうでしょうか?やはり社会主義の弊害で腐敗、崩壊するだけでしょうか?

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なぜダークマターは、太陽系における惑星の運行には関わらないのでしょう。
マクロとミクロが違う、としたら、ニュートンが落ちるリンゴと落ちない月が同じ物理法則に従う、と喝破して以来の重大な科学の本質が…

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人が夏は温かいところ、冬は涼しいところで暮らすようにすれば、どれくらいエネルギーが節約できるでしょう。
移動し、二つの家を維持するエネルギーと冷暖房どちらのエネルギーが大きいでしょう。

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ソ連も中国も、何千万人もの死者、特に餓死者を出したにもかかわらず国家の分裂、領土の大きな縮小、政権崩壊のどれもありませんでした。
世界地図の国境線などでは何事もなかったかのように、何千万人もの餓死というとてつもない事態が過ぎたのです。
現代世界では、飢餓はどれほどの規模であっても世界を変えることはないのでしょうか。

従来の単純な生態系という理解ではなく、現在は生態網という複雑系が今主流になっているように、飢餓と各国の政治の関係も様々な要素が非常に複雑に絡み合い、奇妙な安定が生じているのでしょうか。
少なくとも第二次大戦後、大規模な国境線の変更はあまり起きていないのです。
本当に戦国時代と言い切れる状態も、決して多くはない…形の上であったり軍事独裁だったりしますが、国そのものが存在せず国境線の大きな変更を迫られる状況は少ないようです。
まして、それが大規模な飢餓による動乱から起きる事態は見られないようです。

だとしたら、生態系の崩壊による大量餓死が世界的な破局、文明崩壊や人類滅亡に結びつく事態は恐れる必要はないのでしょうか?
何億人餓死しようと粛清されようと大したことではない、と考えていいのでしょうか?

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ジャワ島周辺で地震、火山活動が活発になっています。
とんでもないことにならなければいいのですが。

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アフリカ、特にサハラ以南はどうすればいいのでしょう。

現状維持も相当な紛争虐殺があるのでどうかと思います。
また、一番楽に見えますが結構コストがかかっています。
また諸外国の介入が何をもたらすかも気になるところです。中国がいろいろ手を突っ込んでいるのは、単に資源と国連の票が目当てでしょうか?

よりきちんとした援助を行って自立させるようにすれば…うまくいけば一番よさそうです。
でもあまりにも失敗が続いてきましたから、うまくいく気がしないのが正直なところです。

戦国時代にするのが、奴隷狩り以来の全てを一度ゼロにして歴史をやり直すため一番いいように思えますが…その過程で相当な虐殺や大量死があるのは避けられないですし、現実問題として諸外国の介入を完全に排除するのは不可能です。特に闇の介入を。

国際機関が一度全ての枠組みを無視して介入するのが、その膨大なコストを旧宗主国、先進国に担わせることで奴隷狩り以来の責任を取ることにつながるのでしょうが…国家主権、民族自立という建前を根底から壊してしまうのがマイナス要因です。また、そのコストを民主国家である先進国が払うはずもないです。
特に平和主義者は征服だと騒ぐでしょう。
では平和主義者はどうすればいいと思っているのでしょう…援助、NPOに先進国の金持ちがじゃんじゃん金をつぎこめばいい、と?
悪いのは先進国だといくらいっても、ではどうすればいいんだに答えなければどうにもなりません。

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マウスの底にある潤滑剤は交換不能なのでしょうか?
これを交換できたら半永久的に使えるのでは?
機械式もちゃんとメンテナンスすれば。

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情報のやりとりは「火を借りる」と似ています。

江戸時代は街灯も懐中電灯もマッチやライターさえなく、特に夜道で提灯の火が消えたら大変でした。
そうなると、誰かから火を借りるほかありません。
その火を借りることは、貸し手はほんの数秒の時間以外何も失いません。

今の世界での情報は、同じように簡単にコピーして与えることができます。
やはり別の経済システムが必要なのではないでしょうか。

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ナチの惨禍は、なぜ普通選挙に対する批判にならなかったのでしょう。
民主主義の勝利、という宣伝が強すぎたのでしょうか?

財産に関わらず一人一票の普通選挙こそナチ台頭の原因だ、普通選挙批判者の言った通りではないか…まして女性にまで選挙権を与えたらどんなことになるか、という人は誰もいなかったのでしょうか?

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共謀罪に反対するなら、その理由である「国際組織犯罪防止条約」にまず反対すべきでは?
他の同条約批准国はどのような法を作っているのでしょうか。

また、共謀罪なしに同条約の要求を満たすことはできるのでしょうか。

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日本の格差社会化は、宗教がない状態で従来の共同体が全部壊れつつ格差が広がる、というアメリカの格差とも質が違う、とんでもない現象なのでは?個々人の孤立と格差が同時進行したらどうなるのでしょう。

アメリカも格差が激しいといわれますが、キリスト教とアメリカそのものという宗教(アメリカンドリーム、自由などの理念、愛国心、家族尊重など)、ノーブレス・オブリージュという文化が強力にあります。
ちなみにノーブレス・オブリージュはイラク戦争で、議員の子弟がほとんど戦場に行っていないという批判があったことを思うと機能しているか怪しいですが…イギリスではヘンリー王子が前線を志願しているようですし、ビル・ゲイツなどは多額の寄付を行っています。

日本は国と国家神道、家が崩れ、それに替わっていた会社さえ崩れながら格差が広がっています。地域も宗教も機能していないのです。
それがファシズムにつながるのを危惧する声もわかりますが、ではどうすればいいのでしょう。
格差を止めて自由、平等、平和、民主主義の戦後民主主義理念を実現すれば社会は機能を取り戻すでしょうか?
それを拡大した新社会主義は形成できるでしょうか?

それとも全く違う、新しい社会にふさわしい精神的秩序が生まれるでしょうか?

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格差社会が避けられないとしたら、都市計画、金融システム、年金や介護、教育などいろいろとそれに備えて変えなければならないでしょう。

格差社会にひたすら反対して何もしないと無策な格差社会という最悪に陥りそうですし、また勝ち組しか見ないでいいかげんな政策をすると犯罪が増えて勝ち組にとっても住みにくい社会になるでしょう。
世界全体の勝ち組だけが、どこかの島を買って安全で自足した世界を作るのも無理そうです。

上層用の住宅や教育などはある程度できているようなので、下層用を考えましょう。
まず都市計画、住宅はどのようにすればいいでしょうか。

今の若い下層の特色は、意外とブランド思考が強いので高級店=大都市繁華街とのアクセスも必要な反面、基礎生活自体はインターネットとレンタルDVD店、百円ショップがあればいいということです。
また車を持つのが難しいので、必然的に電車網が整備された都市部が主な生活の場になります。
現在増えている郊外型大型店は高級化、減る中層用に特化のどちらかしかなく、これから需要が減るかもしれません。
そうなると、駅から歩いて行けるアウトレット・リサイクルなど安価な大型店が今後需要を増すでしょう。
または都市部から自転車や原付で行ける距離にあり、またネット注文にも応じて手軽に配送してくれる郊外大規模店で安価な店も有利でしょう。

住居自体も、スラムを作らないように非常に安価で歩いて駅に行けるような住宅が大量に必要でしょう。バスは…格差が広がっているなら、本来なら利用者が増えているはずですが…
下層は結婚が少ないので、極端な子供優遇策をとらないのなら独身用で安価、インターネットだけは整備されている住宅でしょう。
そのためには僕が昔考えた繭…カプセルホテルのようなリクライニングベッドとテレビ、パソコン、ゲーム、DVD〜音楽プレイヤーなどを一体化し、狭さを生かして空調効率を上げた省スペース個室…は使えるアイデアだと思います。
下層はモラルが低下する可能性もあるため、伝染病が蔓延しないよう清潔だけは保てるようにすることも必要です。
思い切って高層で家賃が安い、風呂トイレ洗濯機、ついでに運動設備が共用の住宅があってもいいかもしれません。
また、多数の企業が協力してその非正規従業員をまとめて寮に入れてある程度世話をするシステムや、家事労働を助け合って分担する集合住宅もうまく機能すれば非常に役に立つでしょう。

下層に対応した金融は非常に難しい問題です。必要ないわけではない…特に現在の格差拡大には、社会的なリスクの増加という面もあります。リスクが増えればますます、保険金融の出番は多くなるはずです。
現実には下層を搾取する高利貸しが、飲む打つ買うのアングラ経済と手を組んで伸張し、中層の没落を促進するのが歴史の常ですが…
江戸時代のような近所人情の再生には期待できません。

年金や介護には大家族制か、または近所、血族など何か共同体を機能させるか、または公費で最低の生存だけはとことん保障するほかないです。そうしないと混乱…ならまだいい、絶望が蔓延したら社会そのものが機能しなくなります。

教育は最低限の義務教育だけは維持し、奨学金や奨学金付き全寮制学校を充実させて、下層生まれでも優れた子にはチャンスを与えるべきです。
完全に身分制にするのなら別ですが、その場合はそれを正当化する道徳システムが必要になるでしょう。
最低限の動物としての規律を信賞必罰で叩きこむ必要もあるでしょう。

それは国家主義の部分がやるのでしょうか?
それも機能すればいいのですが、問題は民主主義の一人一票のせいで国家主義が暴走する可能性です。

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団塊ジュニア下層から見れば、あの就職難はそれこそ社会…企業、政府の複合体…が自分たちを拒絶しているようにしか思えません。

それに対して建設的な対抗理念を抱くことさえできていないようです…冷戦崩壊、オウム真理教事件、ノストラダムスの大予言がその世代の共通体験で、マルクスも宗教も選択肢ではなく変革はない、終わりなき日常以外ないと悟っている…が、何かないでしょうか?
小泉首相しかなかったのでしょうか?
企業、政府に対しては批判的ですから、その批判を建設的な方向に向ける道を思想、実践両面で探ってもおかしくないとも思えますが、それらについては絶望が先行しているようです。
環境意識は低くはないのですが、それを新しい思想、政治潮流にする力はないのでしょうか。

もう一つ、今企業、政府は団塊ジュニア下層をどう思っているのでしょう…できれば死んで欲しい人材不良債権でしょうか?世界との競争には欠かせない、低賃金高教育労働者でしょうか?小泉に投票を続ける都合のいいB層でしょうか?

関連して、もう一つ重大な問題があります。
特に今の若者は二極化すると同時に、両方幸せではないのです…金はあるけど暇がないか、暇はあるけど金がないかどちらかなのです。どちらもほどほど、という選択肢が非常に難しいのです。
なんとかワークシェアリングや同一労働同一賃金、最低所得保障などができないものでしょうか?

それでも希望がなければ何にもならない…いや、本当は「信仰、希望、愛」こそが必要だ…となるともうどうにも。

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今団塊ジュニア世代の相当部分が下流化しているといわれます。

でも、最終的には団塊ジュニア世代の労働力は必要でしょう…団塊の世代の介護に。
では、その団塊ジュニア世代の介護はどうするのでしょう。
その頃にはロボットが発達しているか、または外国人でしょうか?
団塊の世代も介護需要を満たすのは諦めたほうがよさそうですし、まして子供を生んでいない団塊ジュニア、特にその貧困層は諦めるほかなさそうです。どっちみち日本が破産したら事実上諦めるほかないのでは?

あと、どうやって今フリーター、ニート…待ち組といわれている、要するに正社員の経験を持たない団塊ジュニア世代を訓練して介護に従事させることができるでしょう。
そしてその財源は?

急いで訓練を始めなければ、あとわずか数年でそのフリーター、ニートの大きな人口波が35歳の壁でアルバイトさえできなくなり、生活保護と絶望犯罪が爆発的に増える悪夢が始まるでしょう。
しかも同時に団塊世代の高齢化が進み、彼らが本格的に介護…と相当量の生活保護…を必要とする時期が来るのです。

ほかに団塊ジュニア下層の用途としては、花粉症を解消するために現在利用されていない人工杉林を動物にとって豊かで治水効果も高い広葉樹林に植え替える作業に使い、それで植林、再生可能林業のノウハウを学ばせてから世界中で植林活動をして国際貢献する、という道もありえます。

10

安全には本質的に嘘があります。
犯罪対策、テロ対策などは本質的に、減らすことしかできません。
なくすことはできないのです。

けれども民心はなくすことを求めるため、政府はなくすと叫びます。
その結果バランスを欠いた施策も受け入れられることになります。

イスラエルのテロ政策の、「許容範囲内に収める」という知恵を学びたいです。

9

もし歴史をやり直せるなら、何と何はとめるべきで、何と何はやむをえないでしょう。

一切戦争も差別も貧困も虐殺も宗教も圧制も身分もない歴史にしたい、というのはいくらなんでも無茶でしょう。
でも、ホロコーストも繰り返させたいとは思いません。

ただ、そう考えるのは…その「やり直される歴史」の支配者は誰か、ということでは。
この想像自体、今の価値観を持つ自分が神の位置にいたい、ということでは。
支配すべきなのは「今の価値観(を持つ自分)」なのか、「当時の最高の人」か、「当時の一般人」か、または「古典」の諸聖か、「普遍的価値観」か。

でもその「普遍的価値観」はいつでも「今の価値観」ではないのか、という不安はあります。
僕は「幼児の正義感」という言い訳を付け加え、また現在の水準での科学的、生態学的知見を入れて相対主義を避けようとはしていますが。

8

今の技術でやり直すべきなのはパナマ運河では?
今ならトンネルを掘りぬくことだってできるでしょう。

でも、今あるパナマ運河の直接つながないシステムは、両大洋間の種の交換など弊害が最低限ですむので環境にはベターかもしれません。

7

ヒトゲノム計画は、今始めれば実際にかかった費用も時間も半分以下で済んだ、という愚痴がよく出ます。
といっても、そう言わせている遺伝子技術の多くはヒトゲノム計画のおかげですが。
そう考えると無駄じゃなかったかも…でも今のところ、遺伝子改良作物に対する抵抗などがあるため、遺伝子技術がどれぐらいわれわれの生活に貢献しているかはわかりません。

ただ、技術は大幅に進歩しているのに、費用が減らない分野も多くあります。
たとえば宇宙開発。アポロ計画からの技術進歩を考えれば、今金持ちなら個人でできるレベルになぜなっていないのでしょう。
ゲームや映画を作るのも、技術が進歩した結果費用が高騰して行き詰まりを感じます。

逆に技術の進歩がいつまでたっても見えない分野も多くあります。
特に脳の理解や核融合は、本質的に不可能なのではという気さえします。
ケースレス弾…薬莢がいらない銃弾やヘリコプターのように垂直に離着陸できて普通の飛行機のように飛べるティルトローター機もなかなかうまくいきません。

6

これほど嘘が多いのに、なぜ人間は言葉というシステムを使い続けているのでしょう。

5

音だけでできるゲームというのは無理でしょうか?
精密なステレオで、どれだけ空間認識はできるでしょう。
忍者が闇の中、音だけで敵を見出して倒す、なんてことができたら最高です。

さらに犬の聴覚を再現できたら…まあ嗅覚もなければ犬体験は無理ですか。
猫だとヒゲの超高感度センサーと鼻周辺に敏感な熱センサーまであります。

4

国家が国民に押し付けていいのはどれでしょう。

3

計算したら、先進国の人にとって大量破壊兵器テロで死ぬリスクと巨大隕石で死ぬリスクのどちらが高いのでしょう。
大地震で死ぬリスクや犯罪で殺されるリスクは?
そのどれより、交通事故で死ぬリスクは圧倒的に高いのは確かですね。

さて…特に左側は、対テロ戦争や共謀罪、監視カメラなど安全のために国家権力を強める方向には反対します。
では、「テロや犯罪のリスクを考えるな」と、全員に強いることはできるでしょうか?

危険、恐怖を政府のせいにし、政治が良くなれば犯罪もテロもないとするべきなのでしょうか?
では、最も政治がよい国では犯罪もテロもないのでしょうか?
今犯罪、テロ発生率が最も低い国はどこでしょう…そこの特徴は?たとえば貧しく失業率も高いけれど自由度、人権意識が高い国ではどうなのでしょう?

守られるべきなのは言論、表現、思想信条などの市民的自由ですが、それと国家が国民の安全を確保するために犯罪やテロと戦うことは根本的に矛盾するのでしょうか?

2

法の適正手続きを厳守することと引き換えに重大犯罪、大量破壊兵器テロのリスクを甘受することを選挙の選択肢としたらどうなるでしょう。

また、安全のためには防犯(ボタン一つでアラームと同時に画像、周辺の音声、位置をセンターに送信、保存する)携帯電話とガスマスクを常時携帯することは?
テロ対策などを嫌う人は防犯携帯電話も嫌うでしょうか?ガスマスクも?

では、ただテロや犯罪のリスクを甘受せよということでしょうか。
それともいい社会になればテロや犯罪はない、でしょうか。

1

日本の戦後民主主義言説、特に犯罪を社会のせいにし、道徳教育を重視するのには、儒教の徳治主義の影響はないでしょうか。
その戦後民主主義道徳…平和、平等、民主主義…は明文化されずに、しかも学校できわめて強く子供たちに押し付けられています。
それが宗教に近いものであるとしたら、それを一律強制するのは危険では。
少なくとも明文化すべきです。