枕元の計算用紙

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30

そういえば、ミャンマーの軍事政権の長が誰なのか僕は知りません。
それほど有名ではない、非常に強力な独裁者ではない?
それとも単純に、僕も含め日本全体がミャンマーにとことん無関心だっただけ…でもアウン・サン・スー・チー氏の名前は多くが知っていると思いますが。

なぜミャンマーでは軍事政権が維持されているのか…強権的に押さえつけないととんでもないことになる、イラクのような火薬庫なのでしょうか?具体的にどんな火薬…民族紛争の種があるのでしょう。

そして軍事政権を支えている国は?その理由は、ミャンマー周辺の軍事的バランスは?
麻薬組織の動きは?
中国・インド・タイと大国に囲まれた形ですが、地政学的にはどんなポジションなのでしょう…
うわ、ものすごく無知でした。

*僕がミャンマーという名を使っているのは、現実にビルマを支配しているのが軍事政権だからです。
正統性より実効支配、頭の中で考えられる条文より現実…といっても現実しか見ないとそれはそれで、本当の現実が見えなくなりますが。

29

もし日本人ジャーナリストの死がなかったら、ミャンマーの軍事政権による民主化運動弾圧はニュースになったでしょうか?
前にも大弾圧はありましたが、そのときの日本の反応の鈍さを覚えている人はどれだけいるでしょう。

おそらく今回も…あの軍事政権は非常にしぶといので、簡単には崩れないでしょう。

諸外国の条件はどうなっているでしょうか?
ミャンマーの軍事政権を支えているのはどんな国際社会のバランスでしょう。
今はそれはどうなっているのでしょうか?特にアメリカは?

28

相撲部屋における死が立件されようとしていますが、角界はいつから近代社会になったのでしょう。

相撲部屋やプロレスの世界は上は下の生殺与奪を握り、代わりに下の不祥事でも場合によっては自らも腹を切らねばならない無限責任を負う、逆に下は上には生死を含め絶対服従、人間の尊厳や法などは外のものであり、どんな暴力や辱めを受け、殺されても文句はないというのが当然だったのでは?
横綱の不祥事に関しても、本当に相撲の名を汚したなら親方が本人を成敗するか切腹させ、自分も腹を切っていれば相撲はそういう世界だ、スポーツでもショービジネスでもなく神代より伝わる神事であり、「力士」と武士の士の字を用いる世界なのだ、と誰もが慄然と襟を正し、覚悟がある新弟子だけで構成されるようになったことでしょう。

逆に相撲部屋で、最後に「親方が弟子を成敗」したのはいつなのでしょう。
また他のどんな閉鎖的社会にしても、成敗が認められたのはいつごろまででしょう。

僕自身は人間を本質的に信用していないので、人が人の生殺与奪を握って支配するのは嫌いです。
生殺与奪を握り、いかなるチェックも働かないなら底なしに腐敗し、人間の邪悪さだけが暴走すると思えます。
伝統さえあれば邪悪は暴走しない、と信じきることはできませんし、伝統のためと邪悪に目をつぶるのも嫌です。
けれども、元は環境に関する言葉ですが「作り方を知らないものを壊さないで」という気もします。
また、絶対服従の上下関係、本人の未熟な人格・尊厳・意志など根こそぎ破壊するしごきからのみ受け継がれるものがある、ということにも反証はできません。

また飲酒運転など、昨日まで法は禁じていたけれど暗黙で許されていたことが厳しく批判されるようになる、という風潮には危惧を感じます。
昨日まで普通に行われていたことがある日突然重罪になるというのは怖いです。
それだったらいっそ憲法を改正し、「明日から日本を支配するのは暗黙の了解の支配ではなく法の支配だ、法は全てが厳密に守られるべきもので、スピード違反1km時だろうと全て徹底的に取り締まり、法定刑を厳密に科す」と宣言したほうがいいのでは?
技術的には1km時のスピード違反でも全て把握するのは不可能じゃないですし…警察監視国家になりますが。

27

ファシズム・軍国主義を防ぐためには、無政府主義・犯罪・侵略されることなどに対する「恐れ」を意識的に捨て去らなければならないのでしょうか?
どの恐れも軍国主義を生み出す元になってしまうのです。

でも恐れを無理に捨てたら、心理的にゆがみが出ないでしょうか?
それは解放に他ならないでしょうか?

社会が支配されるのに、「恐怖」は非常に重要であるようです…ルーズベルト大統領の演説、それを引用したクライトン「恐怖の存在」も注目すべきでしょう。

26

温暖化が起きることを受け入れた上で、その温暖化した地球での最適な食糧生産システムはどのようになるでしょうか。

温暖化した地球の気候帯配置はどのようになるでしょう。
それは予測可能でしょうか?それとも混沌が支配する極度に不安定な気候でしょうか?

ある程度安定するとして…熱帯が広がることは予想できます。
熱帯雨林気候はどれぐらい南北に広がるでしょう。
アマゾンなど赤道直下が砂漠化するという予想は本当でしょうか?
サハラ砂漠やアラビア半島、オーストラリア大陸は亜熱帯高圧帯から抜けて砂漠から雨季のあるサバンナ程度にはなるでしょうか?
逆に広大な地域が亜熱帯高圧帯に飲み込まれて砂漠化するのは避けられませんが、ユーラシア中央は元々大陸性砂漠なのでさほど惜しくはないし、元々やや乾燥気味の北アメリカはカナダから水を持ってくる手が検討されています。アマゾンから運ぶのも考えられます。
そして現在寒冷なユーラシア北部…旧ソ連が温暖になれば、膨大な農業生産も望めるのでは?

最悪の場合でも禍福はあざなえる縄の如し、できるだけプラスに活用することを考えるべきです。

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大豆と熱帯多雨林のアリやシロアリでは、どちらが単位面積あたりのタンパク質生産量は多いでしょう。
同等であれば、人間の食物は無理でも家畜の高タンパク質濃厚飼料・魚の養殖飼料として大豆より持続可能性が高いのでは?
安定した収穫が少し困難かもしれませんが。

というかなぜ森林をベースに、ドングリの類・木の葉・アリ(やシロアリ)・湿地帯のカタツムリなどを食料として用いる文明がないのか…
まあこれは物語として、自然法則が違わない仮想世界の話として考えるべきなのかもしれません。

24

とりあえず、僕が物心ついて最初に認識した首相の名前は福田首相だったので、なんとなく懐かしいような気がします。

福田首相は史上最も不人気な首相の座を森元首相と競うかもしれないです。
しかし、小泉時代末期、まだ安倍首相になだれのように大勢が定まらなかった頃、どこかでこんな懸念を読んだと思います…福田首相が皆を豊かにする政策(借金で公共事業)を行い、その結果小泉時代の冷酷な面が忘れられて自民党そのものが支持を固めてしまうのではないか、と。

どのような政策を予定しているかは、皆あまり関心がないようです…むしろ売国という面についての評論が多いようですね。

というか本当に首相になれるのか…小泉造反があれば、万一の可能性はあるかもしれません。

23

温帯でドングリなど堅果類と、それを支柱としたヤマイモの類を主食とした場合、面積あたりのカロリーはどれぐらいでしょう。

水田稲作(稲・麦・大豆〜発酵食?水田+魚?)、小麦・豆・牧草〜牛乳、トウモロコシ・豆・カボチャのシステムとも比較して。
やはり、ある程度品種改良をしたとしても、水田や畑には圧倒的に劣るのでしょうか?
反面持続可能性では水田はともかく畑に比べ圧倒的に高いはずですが。
さらにマメ科など窒素固定能力がある植物を緑肥として加えたら?

また、熱帯多雨林気候で最も面積あたりのカロリーが高く、しかも持続可能な農法は何でしょう。
サトウキビや大豆ではないでしょう…持続可能でないやりかたが横行しすぎているから偏見を持ってしまうのかもしれませんが。
水田稲作でしょうか?でも稲はC3作物なので、せっかくの強烈な日光が活きないです。確かに大量の水を最もよく活かす方法ではありますが。
キャッサバでしょうか?でもキャッサバは持続可能性に劣ります。
他の意外な作物…今は作物とみなされていない植物に、熱帯多雨林でしか育たず、そこでこそ持続可能な形で莫大なカロリーを得られるものがあるのかもしれません…人間には食べられなくても。

たとえ人間には食べられないものでも、飼料やバイオエタノールとして活かすことができればいいのです。
そう考えれば、カロリーにこだわらずセルロース生産量、絶対的バイオマスでもかまわないわけです。

22

特に道路関連に、管理が悪い緑地が多くあります。
大体はいくつかの大型樹木と低めの潅木にしたがっているようですが、結局は丈の高いセイタカアワダチソウやアシ、ススキなどに占拠されて、クズに覆われてしまうようです。

ではいっそのこと、それらの緑地は原則として放置したらどうでしょう。
今の、セイタカアワダチソウなど帰化植物を含み動物が乏しい状態での「極相」はどのようなものでしょうか。

また、面積の広い当分利用されない緑地にウサギ、ヤギ、羊など草食動物を放牧したら?
特にヤギの乳を乳製品として利用すれば、どれぐらいの生産性があるでしょう。

21

家庭道徳はきわめて重大です。

でも、多くの差別は家庭を通じて子供に刷り込まれます。
差別を教える権利は、家庭にあるでしょうか?

20

規範には法と道徳だけでなく、でも結構細かくいろいろあるのでは?

法、伝統、宗教戒律、権威道徳、世間道徳、家庭道徳、個人道徳ぐらいに分けたほうがいいのでは。

全部一体で、一種類だけが正しいとできれば本当に楽なのでしょうが…

19

未婚、特に未成年者の性行為について、法はほとんど触れていません。
かろうじて強姦罪に年齢制限があるぐらいでしょうか。
条例にはいろいろありますが、それも売春防止・ポルノ規制に偏った形です。
学校の校則は野放しと、完全禁止の両極です。
また道徳は絶対純血主義ばかり言います。

本来あるべき両者の合意原則、不特定多数との乱交の禁止、避妊の必要性、売春禁止、危険行為の禁止などは、せいぜいそのような意識のある教師によるやや個人的な教育以外に教えられることもありません。
ゼロから、きわめて自由主義的に考えれば、性交には両者の合意が必要であること、合意年齢、避妊、性病予防、性的マイノリティの差別禁止などさまざまなことが、場合によっては罰則つきの法としてあったほうがいいはずです。
いや、または結婚に準じる制度があってもいいのでは?

性行為は道徳の側に属することかもしれませんが、公衆衛生にとっても重大な問題です。
法は無関係としていいのでしょうか?

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なんとか、木が減るより増えるほうが多くするには?

たとえばどこの無人か耕作放棄された荒野でも、誰であっても植林をまじめにするなら必要な物資が得られ、面積の半分まで木を植えることができたらその土地の所有権も得る、というシステムは?
もちろん所有といっても、その木を植えるより早いペースで切り倒したら取り上げるので限定的ですが。

本質的には、木を植えずに切るほうが儲かるから皆そうやっているわけです。
逆に、木を切らずに植え、持続的に利用するほうが世界全体で儲かるようにするにはどうすればいいのでしょう。

あと、植林と農業の関係ももう少し研究すべきです…森林と農地がうまく混ざっている農地の、長期的な生産性についての研究が必須です。
おそらく、森林を持続的に治水・緑肥・救荒作物源・薪炭などで利用するシステムはきわめて持続可能性が高く、長い目で見ての生産性も高いでしょう。
また目に見えない化学物質や土壌微生物、治水、防風など細かな効果を通じて、普通の農地に見えてもその広い地域に森林が多いことが、農業生産にもいい影響をもたらすことは多くあるはずです。

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外洋に肥料をまいて光合成を増やして二酸化炭素を吸収し、またエネルギー・食料を増やそうとするなら、回収できずに海底に沈む物質もよく調べるべきです。
一度深海に沈んだ物質は、何千年という単位で回収できません。
だからこそ、その海底に沈む分の…特にリンと二酸化炭素の比が重要になると思います。

窒素はエネルギーさえあれば、空気からほぼ無限に得られる資源です。天然の海においても陸上でのマメ科同様、ある種の藍藻類は空中窒素固定能力を持っています。
鉄や珪素も海の場合必要になるでしょうが、それも工業文明の残渣として事実上無限に得られます。
問題はリンが限られていることです。
カリウムも限られてはいますが、海のプランクトンにとって決定的に重要でしょうか?
できれば炭酸ナトリウムだけを海底に落とし、他は再利用できればいいのですが。

16

中東情勢でありえる最悪の事態は何でしょう。

パキスタンとアフガニスタンが完全にタリバンに、またイラクとイランがともにシーア派原理主義に支配される状態でしょうか?
それともエジプト・リビアなど北アフリカ諸国が過激化し、ヨルダン・シリアとともに中東核戦争が起きるシナリオでしょうか?
サウジアラビアに革命が起き、反米過激派が…といっても現在もサウジアラビアは原理主義で非民主的ですが。

実際問題…本当にイスラム諸国がイスラエルを滅ぼしたら、それからどうなるでしょう。
まとまる口実もなくなります。
ユダヤ人の虐殺が世界に放映されたら、ホロコーストのイメージを重ねることで欧米諸国は全面戦争も辞さないでしょう。
それ以前にアメリカは、イスラエルを守るためなら核戦争さえ辞さない覚悟が常にあります。

15

なぜ、世界の発展途上国の都市が急速に経済成長するとき、その多くは大渋滞で最悪の大気汚染になるのでしょう。

なぜ先進国の失敗から学び、路上電車・バス・自転車を活用し、また事前にどうなるか予測してしっかりと緑地・下水道を確保することができないのでしょう。
人は学ぶことができないのでしょうか。

14

安倍首相の原点として「戦後レジームからの脱却」がありました。
それを特に左側は集中攻撃を行いましたし、右側は支持してきました。

しかし、左側も「戦後レジーム」に不満がまったくないのでしょうか?
天皇制温存・靖国神社存続・資本主義・日米安保・自衛隊・各種差別…それらも「戦後レジーム」ではないのでしょうか?
アメリカ占領下で、朝鮮戦争の余禄から始まった高度成長による経済大国もまた、平和至上主義から見れば致命的な原罪に他ならないのでは?

もちろん、日米安保と憲法九条の矛盾した組み合わせを受け入れ、また東京裁判の結果を受け入れて各国と講和し、結果的に軽武装を保ち、西側に加わりつつ自由市場と官僚統制のバランスによって高度成長ができたのだ…と事実上経済さえよければいい、という考えで九条を支持している人も多くいますが…それらの人こそ、真に「戦後レジーム」を支持しているのでしょうか。

さて、安倍首相の辞任で「戦後レジームからの脱却」はどうなるのでしょう。
そしてどこに進むのでしょうか…自民党の後継首相も、そして小沢氏も、しっかりしたビジョンを語っているでしょうか。
あくまで「戦後レジーム」を保守するとしても、その戦後レジームとは何でしょう。

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安倍首相の突然の辞任には驚きました。
ある意味正気の事態とも思えません。
それをいうなら参院選で辞任しなかったこと自体が不思議だとか、党首会談がそれほど恐ろしいのかとか、本当はとっくに限界を超えており、気力だけでやっていたのが突然崩れたのかとかいろいろ憶測はできますが、どれも意味を持ちません。
問題は次の首相が誰になるか、総選挙があるか、今後の政治の流れはどうなるか、です。

安倍首相を保守のエースとみなしていた保守側論客はこれをどうとらえるのでしょう。
次に希望を託せる人材がいるのでしょうか。
逆にそれに反する側にとっては、市民の力による大勝利、改憲に対するNOになるでしょうか…でも結局、自民・民主二大政党制を崩さない限りどうにもならないのです。

これは下の、どれの始まりなのでしょうか。

とにかく流れそのものを見る努力をしてみましょう。

12

結局のところ、政治については

のどれかしかありえないのでは?

そして多くの人が望んでいるのは政界再編でしょうが、政権交代からの再編と翼賛会の分裂による再編、どちらが望ましいでしょうか。

問題は現状維持は困難…そのうち政権交代という目的、存在意義を失った民主党の分裂があるでしょう。
二大政党制がずっと続くことには反対のほうが多いでしょう。
翼賛会はそのままになってしまい、民主主義自体がなくなる危険があります。
また政権交代の場合、民主党が想像以上にひどい政治をやる危険もあります。

まあどのみち、現状維持さえできない以上リスクがまったくない選択などないのです。

11

社会浄化ほど危険な衝動も少ないのでは?
一見善に見えるのが余計に悪質です。

結局のところ、正義というのも攻撃性、憎悪といった負の感情と紙一重なのですね。
かといってそれさえ捨てていいのかというと…

どうすれば正しい正義と間違った正義を区別することができるのでしょう。

10

その地域の人口が多すぎ、自然が破壊されすぎてそれが飢餓、乱世に結びつくことが世界全体の歴史を見渡すとよくあります。
でも、ならばランダムに二人に一人を殺しても解決します。目的は人口を減らすことなのですから。

もし本当に宇宙船地球号が定員オーバーで半分にしなければならないなら、飢餓疫病戦乱で自然に減らすのと、人工伝染病で自然に見せて減らすのと、計画的にガス室で減らすのとどれが一番ましでしょう。
いや、バイオエタノールで近代技術文明を維持するには五分の一ぐらいにはしなければきついでしょうか?

9

社会道徳というものは、結局「社会のよき奴隷として権威に従ってたくさん働き、結婚して家庭を保って次のよい奴隷を再生産せよ」というメッセージを与えるものでしょうか。
また宗教も?

しかも、自ら喜んで社会のため奉仕しなければならないというのですからすごいです。
自殺してもらっては困る、とにかく皆が死ぬほど、できれば自発的に熱心に働かなければ社会が存続できない…
宗教に自殺防止メッセージがあるのもそのためでしょうか?

それは家畜に心から喜んで主人のために働いて死ね、というようなものではないか、と憤りも感じます。
でも多くの家畜は自然界では生存できないため、「遺伝子を残す」ためには人間に精一杯…単なる食肉や動物実験も含め…奉仕するのが唯一の手段なのです。
人間もまた、遺伝子を残すため社会の家畜として生き、働き、死ぬほかないのでしょうか。
利己的遺伝子の奴隷であること、群れ動物であることからは逃れられない以上…

8

介護・保育・看護などは薄給・長時間労働・重労働と言われています。
でも三つとも、社会にとってはぜひとも必要な仕事のはずです。
ではなぜそうなるのでしょう。

労働市場が正しく機能しているのでしょうか?だとしたらどのようにその給与水準の低さ・労働の過酷さが市場から導かれるというのでしょうか。
純粋に需給で決まるとしたら、「仕事の需要」と「仕事の供給」はどうなっているのでしょう。
給料が少ない、ということは、純粋な需給理論から言えば仕事の需要が少ないのに労働の供給が多い、ということです。
でも実際には保育所が足りないなど、仕事の供給自体が足りない状態です。「労働の供給」と「仕事の供給」のギャップが問題なのでしょうか?
需給理論からは供給が需要に比べて足りないなら、給料はどんどん上がるはずです。
長時間労働は、仕事の量はあるけれどその仕事ができる人が少ないということでしょうか…だとしたら給料が上がり、新しくその業界に参加する人が増えるはずです。

それらがかなり公的な面もある仕事であり、純粋に私的な利用料だけではなく公的な金も給料に入っていることを考えましょう。
完全民営化し、営利企業としたら需要は圧倒的にあるけれど、その金を出せる人がわずかしかいないため業界が崩壊する、というわけでしょうか?
市場原理主義者なら、公的資金で運営するから薄給・長時間労働・重労働になるのだ、というでしょう。

7

死は辛いこととされますが、不老不死もまた耐え難いでしょう。

一人だけ不老不死になってしまったら、それはもう呪い以外の何でもありません。
特にこれから、電子的身分証明の類がより徹底され、「名前を変えて出直す」ことがより困難になれば。
生活に不自由がなくても誰も永遠の伴侶がない、子供にも先立たれるに決まっている孤独は耐えがたいものでしょう。
ひたすら同じ不老不死の人を探すとしても、それもまた辛い旅になるでしょうし、やっとめぐり合った別の不老不死人がとことん相性が悪かったら…

またギリシャ神話に、不死を得たのはいいけれど不老を付け加えるのを忘れてどんどん老化だけが進行し、体がどんどんしなび、弱ってついには蝉になってしまった、という伝説もあります。
そこまでいかなくても年老いた状態で不死、などというのはもう地獄以外の何でもないでしょう。

残念なのは知識・経験が失われることですが…

6

現実をありのまま描写した憲法、というのがあるとしたらどうなるでしょう。

特にアメリカはとても面白いことになるでしょうね。
日本もかなりすごいことになるでしょう。

ロシアや中国も結構面白そうです。

5

死ぬ日を教えるのと死後の運命を教えるのと、どちらが残酷でしょう。

といっても死ぬ日については、その前の日に自殺することで予言を外すことができるというパラドックスが存在しています。

4

人間は比較的小さい数について、六が完全数だとかいろいろ面白いことを見出しています。

でも人間以上の、圧倒的な計算力を持つ知性は、天文学的…それをはるかにしのぐ、宇宙の全ての素粒子の数の「その数」乗のようにとてつもない数についても含めていろいろ面白いことを見出せるのかもしれません。

というか人間は数を十進法で見ていますが、指が四本で八進法で考えている他は地求人と変わらない宇宙人は、数についてどんな面白いことを見出しているのでしょうか。
十進法人には金輪際見出せないようなことがあるのかもしれません。

3

MDとは何だったのでしょう。
なぜ音楽専用になり、パソコンやゲーム機の情報媒体としては使われなかったのでしょうか。
うまくいけば、フロッピーディスクの後継者として普及させることもできたのでは?
同時にパソコンに、CD演奏だけでなくCD-MDミニコンポの能力をもたせることもできたはずです。

また家庭用ビデオゲーム機にも携帯用ビデオゲーム機にも、ちょうどいいサイズと当時の技術では最高ランクの情報容量があったのでは?

そういえば、なぜMOは非常に便利なのに、FDの後継者として認知されていはいない様子なのでしょう。
というかこれからの外部記録は何が主流になるのでしょう…フラッシュメモリ?DVDロムやその後継?携帯HDD?またはもっと違う意外なもの?

2

日本が天皇制・資本主義国家である限り、部落差別・在日朝鮮人差別はなくならない…それぐらい言われそうです。

でもそれは、何か因果関係がおかしい言葉のような気がします。

その裏に大きな要因Aがあり、その要因Aが天皇制も資本主義も、また各種差別も生み出し、維持している…まるで魔王のような感じですね。
世界の悪を全て魔王の責任にできたら、それほど楽なことはないでしょう。

実際には…人間そのものに深く悪は染み付いています。
多分日本が共和制・共産主義になり、どんなに厳しい人権教育が行われても、現在ある日本語を全面的に廃止してまったく新しい言語、文化を創造しても悪は人につきまとうでしょう。

かといって、差別を容認するというわけではありません。
誰もが…とは言わなくても圧倒多数が「なぜ差別するのか」を理解し、それが邪悪であることも理解することは望んでいます。
でもそれは、共和制・共産主義よりも過激でしょうか?

1

立ち居地を把握するのに、経済が自由〜統制、政治・市民的権利が自由〜権威の二軸座標平面で表現する方法があります。

でも、その経済の自由と統制の軸は、どちらも目的は基本的に経済成長です。
ちなみに反経済成長は、自由と統制どちらの側でも考えられます。
統制を嫌い、しかも経済成長を減速または後退させるなら、一人一人が自覚して消費活動を慎むということになります。
不可能と思われますが、それを夢みる人は少なくありません。

では、政治・市民的権利を表現する自由と権威主義の軸の、その外にある価値は何かあるでしょうか?

アメリカを考えてみましょう…アメリカでの「右派」はキリスト教原理主義・道徳的権威主義・政府からの自由(経済的にも税金に反対、政治的にも警察国家には反対?)です。
日本の自由〜権威主義の軸にはそれは当てはまりません。
またその自由〜権威主義の軸とほぼ重なって護憲〜戦前回帰の軸があるように言われますが、戦前回帰なら反米のはずなのに日本の改憲派の多くは従米であり、反米保守はほとんど存在しません。

あと、復古主義や宗教原理主義は権威主義ではないのでしょうか?

別の権威主義もあるのでしょうか?ファシズムは復古主義・宗教原理主義とは違うのでしょうか?
同じ人権無視の専制でも、宗教原理主義のイランと世俗独裁のサダム・フセインはまったく違いますが…?

あと、いまさら思い出したので蛇足ですが今日は例の日なので、「危機管理意識」もその座標とは微妙に違う立ち位置になると思います。
その危機意識にもいろいろあります…地震が怖い、食料自給率、犯罪、軍事的脅威、地球温暖化…もう座標じゃどうしようもないですね。