枕元の計算用紙

ホーム ブログ

1999年7月 8月 9月 10月 11月 12月
2000年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2001年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年1月 2月 3月 4日 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2003年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2004年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2005年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2006年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月

2006年8月

1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日 21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日

31

ブッシュ大統領が石油大企業の利権のために戦争をやっている、というのなら止めるのは簡単です。
スポンサーのところにいって、そろばんを弾いてこの戦争はみなさんにとっても損になりますよ、と証明すればいいのです。

そうではなく、本当に宗教や民主主義の信念に衝き動かされているとしたら…止まりようがありません。
純粋に物欲だけで戦争をする独裁者より、狂信的な独裁者のほうが怖いですよ。

30

近代史における、朝鮮・中国の民衆の日本に対する憎悪は何でしょう。
日本人からみれば、近代化して西欧による支配から逃れ、有色人種の尊厳を取り戻そうと呼びかけたつもりなのに、彼らはひたすら日本人を憎むのが理不尽に思えます。

日本はどうしていればよかったというのでしょうか。

29

歴史認識問題で、気になる論法があります。

一方は日本が**国を占領(植民地支配)したのは、**国自体にとってよかった、と自己弁護し、逆にもう一方はそうではなく日本は暴虐だった、とします。
これについては日本の意図、結果の両方が関わります。
さらに論理記号の「任意の(一般に、全て)∀」「存在する∃」も関わります。

まず意図と結果の善悪の組み合わせを並べましょう。
日本が*国を支配したのは

  1. 「いい意図(欧米の植民地支配からの解放など)で」「いい結果(独立や近代化の基礎)を生んだ」
  2. 「悪い意図(支配、搾取)で」「悪い結果(圧制、虐殺、略奪、戦火、文化破壊など)を生んだ」
  3. 「いい意図で」「悪い結果を生んだ」
  4. 「悪い意図で」「いい結果を生んだ」

さらに問題なのは、「任意の」と「存在する」があり、それが混同されることです。

実際には、「いい意図」「悪い意図」「いい結果」「悪い結果」は四つとも存在するのです!

もしここで、「悪い意図(支配、搾取)で」「悪い結果(虐殺、略奪、戦火、文化破壊など)を生んだ」を誇張するために「日本人は皆悪い意図を持っていた」「日本の支配下ではひどいこと、悪い結果しかなかった」「誰もが日本人を恨んでいる」と全称を入れてしまうと、簡単に反例が見つかるため命題自体が間違いになってしまいます。
それは論理の穴となり、反対論の説得力を増すだけです。
もちろん逆に「いい意図」で「いい結果」と主張する側も、紛れもなく存在している「悪い意図を持った日本人」「悪い結果」の存在自体を否定したら同じことになります。

真実は「いい意図をもった人」「悪い意図をもった人」「いい結果」「悪い結果」全てが存在する、しかも歴史には**国と日本だけが存在するのではなく、世界史の大きな流れもあるという、単純な物語にするにはあまりにも複雑なものです。

28

衣服は毎回洗濯するのと、紙に近い不織布で使い捨て、またはリサイクルするのとどちらが環境負荷が大きいでしょう。
特に夏物や肌着、タオルなどは結構すぐに匂いがついてしまい、完全に匂わないようにするには使い捨てにしたいぐらいですから…

27

団塊ジュニアの多数をフリーター、派遣、ニートなど非正社員に押し込めているのは、国益を大きく損ねているのでは。

大人口は、特に教育程度が高いときは国にとってとても大きな力になりえます。
団塊の世代の成長と高度成長の関係を、また中国やインドの急成長を見れば一目瞭然です。

団塊ジュニアの多くも、団塊以上に高い教育を受けています。
つまり、膨大な費用を国親含め日本全体が払って作り上げた人材が無駄になっているのです。
それは巨大で高価な工場や船を使わず朽ちさせるのと同様です。

今朽ちている、そしてもう五年もしたらアルバイトもなくなり、パラサイトしている親も引退して生活保護など深刻な社会問題を発生させると予測される団塊ジュニア下層の、大卒、大学院卒にかかった学費や税金の総額は一体…

26

なぜアメリカはカナダとメキシコを併合しないのでしょう。
フィリピンだのイラクだの妙なところに手を伸ばすより、足元をがっちり固める道は選べなかったのでしょうか。

25

国際天文学連合の総会で、冥王星が惑星から外れることに決まりました。
教科書関係、占星術などいろいろな分野で混乱が起きそうですね。

水金地火木土天海冥に馴染んでいた僕にとっては非常に残念な結論です。
なんとなく内向きな判断のような気もします…新発見を受け入れるのではなく排除する、という姿勢に思えるのです。
けちけちしないで増やしてもいいじゃないか、というのが正直なところです。

ただ、ケレス(ギ:デーメーテール)だけでなくウェスタ(ギ:ヘスティア)、ジュノー(ギ:ヘラ)、パラス(ギ:アテナ)、プロセルピナ(ギ:ペルセポネー)と主要神がいくつか小惑星で使われてしまっているから、きれいにオリンポス十二神とするのは難しいのもあるのかもしれません。
というかヘスティア(以下ギリシャ名)、ヘラはゼウス、ポセイドン、ハーデスの姉妹ですから(実は一番偉いのはヘスティア。あとヘラとゼウスは近親婚ですが神々は当然なので気にしないように)、慌てて小惑星につけずに将来新惑星が見つかるときに備えてとっておいてくれたらよかったのに…
あとアテナやヘファイトスだってヘルメス同様ゼウスの子供の世代でオリンポス十二神なのに小惑星というのはなんかひどいです。
ケレスはそのままでいいから冥王星の大衛星をカロンではなくハーデスの妻であるペルセポネー(ロ:プロセルピナ)にして、それで外の新惑星はジュノーかパラスをあてたほうがもっとすっきりと…

ただ、結局これは、いかに近年人類が太陽系について新しく知ったことが増えたか、という意味もあると思います。
僕が小学校の頃の恐竜像…旧ゴジラのようにほとんど直立したティラノサウルス…と現在の恐竜像が全く異なるように、太陽系などについても現在はものすごく知見が広まっているのでしょう。
あらためてそれを知るきっかけになればいいですが。

24

人類が多すぎるとして、どの選別が一番ましでしょう。

なんとか選別なしに安定して欲しいものですが。
経済が崩壊し、飢餓と伝染病で十億単位の大量死が出るとしたらそれは経済力と体力、知力などを総合的に用いる選別と同じことです。

23

子供の水難事故などが相次いでいますが、注意するのは当然としても、根本的に「自由」と「安全」も両立しないのでは?
安全に本当にこだわると、絶対の安全を求めると誰もが監視され、束縛される状態になってしまいます。

「自由」と「平等」も両立しません。
特に経済的自由を認めると不平等になり、逆に経済的な平等を進めると自由が制限されます。

また「自由」と「環境」も両立しないのでは?

さらにいえば、ドイツではナチを擁護する自由がありません。
日本でも同様に歴史修正主義の言論、学問、内心の自由を制限しろという声があります。
その「自由」は「戦後正義」とも抵触しているのでしょうか。

それらを考えると、自由というのは恐ろしいものです。
人間には荷が重いのかもしれません。

特に怖いのが「傷つく人がいる」と「バタフライ効果で未来にどんな影響を与えるかわからない」です。
その二つを考えると実質的に全ては禁じられてしまいます。

22

人の欲望は作られるものでしょうか、それともあるものでしょうか?

人の欲はどれも人間が文明を得るまでの原始生活の、本能の延長としての欲望なのでしょうか?

車など、スピードを求める欲望があると原始人が知っていたでしょうか?
さまざまな麻薬は?
あまりにも巨大な支配欲は?
神秘体験に対する欲は?

人の欲が作られたものだとするなら、欲を持たないように人を育てることは可能なのでしょうか?
また、それは絶対に必要でしょうか?
欲を持たないといってもあまりにも害が大きい欲だけを起こさせないように、というのは可能でしょうか?

人間が欲望を制御できるか、というのは人間が来世紀まで文明を維持できるかを左右する…のでしょうか?
人間が今のままであっても、うまくやれば文明崩壊は起きずにすむ可能性はないでしょうか?

21

ある人が危険かどうか、魂、言葉、実際の行動、他者の印象などのどれで決めればいいのでしょう。

魂そのものを裁くことは人にはできません。人格そのものを確定することも難しいでしょう。
言葉からある程度、その人の性格や危険度はわかるでしょうか?
いや、最悪の犯罪者には「普段はまとも」が結構います。

実際に犯罪を犯した者、というのが一番主流です。
普段の言動、内心などは一切裁かず、犯罪を犯したときのみ裁く、と。
それにもいくつか問題があります。
改悛更生の可能性、初犯に無力、本当に本人が悪いのか、無実の恐れなどです。

他者の印象で裁いてしまうのは魔女裁判であり、非常に危険です。

20

トラックやバン、配達用スクーターなど業務用の車や、全体的に使用量が多い大衆向きセダン・ステーションワゴンこそ、至急大幅な燃費向上が必要なのでは。

高速トラックは本質的にハイブリッドのメリットが低いので、そこはクリーンなディーゼルやマイクロガスタービンなどを考えるべきかも。

19

全くのゼロから都市とモータリゼーションをやり直せるとしたら?

電車のほうが燃費がいいしクリーンなので、路面電車や地下鉄、モノレールを中心にすべきです。

物流ではやや不便ですが、そこは各辺2mなどいくつかのコンテナを規格化し、それをクレーンつき路面貨物電車で運び街角で小型のハイブリッド…将来的には燃料電池の小型トラックに乗せ替えて末端に輸送するシステムが理想です。
今の情報技術ならそのシステムも制御できるでしょう。

もう都市内はハイブリッド軽と輸送、救急消防以外は自動車原則禁止、移動は各鉄と、それに直接乗り入れができる軽自動車からオート三輪、強力な三輪電動自転車まで細かな段階がある都市型移動システムに依存したほうがいいでしょう。
都市の出口に高速道路網直結の巨大な高層駐車施設があり、車にはそこから乗り降りすればいいのです。
都市に港があって、船は都市内部には入れないのと同様に。
そして車を持てる中流以上の都市住民は都内の小さな週日暮らし部屋、車港の駐車場スペース、そして郊外の広い別荘の三つを所有、車を持つ必要がない層は主に都市で生活し、車に乗りたければ車港でレンタカーを借りればいいのです。

その小さな週日暮らし部屋は前に構想した貧困層の住宅と同じ規格でいいでしょう。

また水路も見直す余地はないでしょうか?
特に重量物運搬のコストの安さ、環境負荷の小ささはトラックはおろか鉄道とも比較になりません。

18

ロシアでの漁船銃撃、拿捕ではついナショナリスティックな強硬論が出てしまいそうですが、そっちの問題は色々な人が語っています。

僕は人が見ないところを見るのが好きです。でも僕がノーマークで逆サイドにいても、誰もパスはくれませんが。

たとえばどうすればそこの漁業資源を持続可能な形で利用できるか。
魚やカニにとっては、その船がどこの国だろうが関係ありません。
生き残って子供を生む個体が足りなくなるほど、根こそぎとり尽くされるかどうかこそが問題です。
それこそ漁業にとっては国というシステム自体が根本的に間違っているのでは?
特にこういう歴史的にややこしい境界では、お互いに自分のものという感じがなく、取り合いが強まってじっくり育てる視点がない…要するに〈共有地の悲劇〉を仲の悪さが増幅する…ため乱獲が横行しがちです。
本質的に海、漁業は国を超えた共有であるべきです。

ついでに原生林も、基礎資源はすべて本質的には私有どころか国有すら認めるべきではありません…子孫も含む人類共有の財産です。

まあ長期的な日露関係は、特に戦略・地政学のレベルでどうするかも結構問題ですが…特にロシアの独裁傾向が今後どうなるか。
今のところロシアが日本に無関心なのがむしろありがたいぐらいです。

17

日本の独立を、不平等条約改正と同じエネルギーでやったら?
今の日本人は、それほど独立は望んでいないのでしょうか?

16

大日本帝国が戦争への道を歩んでいた、だから原爆投下も必然だった、とよく言われます。
さらにその戦争への道は大日本帝国の政体自体であった、とも。
でも、全てが必然だったなら責任は存在しないのでは?

戦争への道であったという大日本帝国に、代案はあったのでしょうか?
内村鑑三と幸徳秋水を精神的指導者とした絶対平和主義の共和制民主主義国家?
共産党政権?
ガンジーや宮沢賢治の精神による非近代非封建非戦非富のユートピア?
それとも江戸時代の延長で徳川政権のまま?島津幕府?
西郷隆盛が勝っていたら?
大日本帝国憲法自体がドイツ型ではなくイギリス型?
天皇個人の意思がもっと出せる絶対王政?
必然的に軍国主義に至る道である独立自体を求めず、素直にアメリカの州の一つになっていればよかった?
黒船の時点で敗戦は必然だったのでしょうか?

15

とうとう8月15日に首相が靖国神社参拝。
まあ公約を守ることは必要なことです…が、心配だったのは参拝と同時に靖国神社が武力、核攻撃、同時に対日宣戦布告という事態です。中国一国か、最悪の場合は中国、南北朝鮮、ロシア合同か…
アメリカの反日派ときっちり裏取引して日米安保による報復は抑え…元々僕は日米安保自体そんなに信用していません。アメリカに核戦争と中国の市場を失う覚悟はないでしょう…世界には旧敵国条項を出して「私はチェンバレンではない、世界平和のために軍国主義の芽を摘むのだ」と叫べば今の中国の国際的影響力なら非難もされず、安保による報復も免れて日本を滅ぼす可能性はあったでしょうから。

さて、首相が「参拝する」「しない」だけが議論されていますが、「きちんと説明して参拝する」という選択肢はなかったのでしょうか?
テレビ政治、ワンフレーズポリティックスにもほどがあります。ちゃんと筋の通った演説で日本の立場と平和の誓いを新たにするほうがよいのでは…まあそれがそのまま報じられることはないのですが、だから演説もしないというのはいい姿勢とは思えません。

なんとなく、靖国神社というのは骨折で曲がったまま骨がつながってしまったような感じがします。
で、どうしますか?もう一回骨を折って正しく継ぎなおしますか?それともそのままで何とか生きていきますか?

14

靖国神社参拝について、小泉首相の内心はこうだ、という批判は不遜では。
内心は誰にもわからないのですから。

だから中国や韓国が、靖国参拝という行動だけを批判し、動機は平和を祈るためだ、という言葉に耳を貸さないのもそれはそれで正しいのかもしれません…少なくとも小泉首相が行動として両国の命令に従っていないのは確かです。

中国や韓国の要求が行動のみなのか、それとも日本国民全員の内心に関わっているのかはわかりません…後者の気配もあります。
心の中はどうであっても命令に従えばそれでいい、というのであれば、日本国民、政治家全員に心からの謝罪と反省を強制するよりはましでしょう。
内心がわからない以上、心からの反省の強要は無限にエスカレートする行動を強要することにつながります…行きつくところは連合赤軍の総括です。

そして、英霊一人一人の…戦犯として処刑された者の内心も誰にもわかりません。責任を持ちながら処刑されなかった者についても同じです。
それを今の人間が絶対的に裁く権利があるでしょうか。一時の、事後法による勝者の裁きを神の裁きか全人類の永遠普遍の総意であるかのように絶対視していいのでしょうか。

できることは、客観的な事実をきちんと整理して提示し、せいぜい自分が彼の立場だったらどうするか、どうできたか成育や社会、心理的背景も極力考えに入れて想像することぐらいです。
それなら歴史が繰り返そうとしたとき先を読んで別の石を打てるかもしれません。

本来なら誰は英霊、誰は英霊ではないとすることはきわめて不遜です。
となると厚生省や靖国神社にその権利はあるかも疑問ですが。

靖国神社も、善悪正誤は抜きにして偏った歴史観を掲げています…そのままではやはり、日本の公に組み込むことはできないでしょう。公は宗教、歴史観は多様のまま受け入れることを原則として臨むべきですから。

13

ヒトラーや東条英機、さらに毛沢東やスターリンさえも、その人間的な面を検討してもいけない「絶対悪」とするのは神格化と裏腹ではないでしょうか。
彼らもただの人間であり、さまざまな面があったこと、そのどんな悪行も本人の力よりも歴史、集団力学のほうが大きいこと、もちろん個人としても傑出していた、または信じがたいほどに平凡だったことなどから目をそらしてはならないでしょう。
検討、研究、言論を封じてはなりません。

もちろん最も重要なのは、その政権下で何百万、何千万人の不自然な死…虐殺、餓死、粛清、戦死があったことなのでしょうが…
そのことから目をそらせ、またはそのことがあったこと自体を否定しろといっているわけではないのです。
ただ、それを起こしたのが人間だったという真実を直視せよ、と言っているのです。

彼らは絶対悪であった、というのが世界秩序の前提だからそれの再検討は許されない、という理屈もどうでしょうか…確かに世界秩序は大切ですが、言論の自由を制限する理由などあってはならないのでは?

12

中国や韓国に「A級戦犯を分祀すれば、首相はおろか天皇が参拝しても本当に文句は言わないな?」と聞いたらなんと答えるでしょう。
かまわない、か、それとも靖国神社自体を解体せよ、か…

相手の真意をどうとらえるか、それがそのまま立場の違いになってしまうのがまた面倒です。

それとも中国や韓国とは関係なく、戦争神社である靖国神社は解体しなければならない…というのは頭から靖国神社擁護派との対話ができないので不毛な立場です。

11

古代中国やインド、ギリシャの賢人は靖国問題をどう考えるでしょうか?

10

なぜ米軍が、東京裁判やニュルンベルグ裁判に反旗を翻さなかったのかが不思議です。

上官命令にそむく義務を世界中の軍人に与える、というのが軍にとってどれほど致命的なことか、わかっていないはずはないです。

マタイ7-1〜2
人をさばくな。自分がさばかれないためである。
あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分も量り与えられるであろう。

を知らないはずはないです。

あくまで、この基準はこの二つの軍事裁判のみであり、自分たちには決して適用されないと決めていたのでしょうか?
確かに今に至るもアメリカはその基準を自分たちに適用することをかたくなに拒んでいますが。

あと、この両裁判は、相対を絶対とする…という重大な意味もあるでしょう。
勝ち負けという相対を、人類社会が続く限り永遠絶対の善悪に罪刑法定主義…事後法無効原則さえ破って転換しようというのです。

で…日本の保守層のようにそれに抵抗するのと、ドイツのようにあくまで歴史の流れには逆らえないと言論、思想信条の自由をねじまげてまで恭順を貫くのとどちらが正しい、少なくとも得でしょう。

9

靖国問題などについてまともに立場が違う者が議論するには、

などが必要では?
もちろんこの原則を徹底すると何もいえなくなる、という批判もあるでしょうが、逆にこれらを許容するとお互いに相容れなくなり、議論自体ができなくなるのです。

8

田中康夫長野県知事の落選は何を意味しているのでしょう。
無党派時代の終わりの始まりでしょうか?

いや、田中康夫知事とは何だったのでしょう。
青島、横山、石原氏と同様なポピュリストでワンフレーズ男?
脱ダム宣言とガラス張りを成功させた、環境と情報公開を重視する改革者?
独裁者?それとも指導者?
新党日本の党首?

やはり政党、議会、官庁に背を向けた政治は難しいのでしょうか?

そしてこれから新党日本に専念するのでしょうか、それでどうなるのでしょう?

また、この“無党派の風”はどこに行くのでしょう。
既成政党に対する不信感はどうにもならないようですが、それが何かを作り出すのは難しいようです。

新党日本はその受け皿になるでしょうか…無理でしょう。
今の政治状況では、ネーダーが増えれば増えるだけ自公が有利になります。
かといって民主党に対する圧倒的なまでの不信感もまたどうにもならない…と。

欠点は承知で民主党に勝たせて政界再編を狙うのと、自民党の圧倒多数から分裂による民主化を目指すのと、全くの新党を作るのと…どれが一番いいのでしょう。

また、長野県政はどうなるのでしょう。またダムができるのでしょうか?
それとも植林も必要なダムも、とうまく調整されるでしょうか?

7

もう大人になってしまっている人にもいろいろ学ばせるのは、歴史認識問題でも有効だと僕は思っています。

僕なら、内心や言論の自由を奪うわけにはいかないので日本国民の歴史観を謝罪に統一することはできないから、代わりに大人も含め全員に近現代史をさまざまな面から(中国の教科書も「つくる会」の教科書も、アメリカの教科書も、事実だけの数値表も…多方向から)学ばせて自分で判断させます。
日本人が心から謝る=一人でも心から謝っていなければだめなら、内心の自由を奪わない限りだめなのでやってはなりませんが、「これだけのことは知る」ことを求めることならできます。
それが国にできる最大限のことです。

またその資料として先の戦争に関わった人間全員に、免罪と引き換えに詳細な報告書の提出を求めたいです。

いや、それはもっと早く、せいぜい新安保で明白に日本の戦後の居場所がはっきりした頃にしておけば…さわりがあるなら二十年後公開ででも。

6

武田勝頼が「御旗盾無御照覧あれ」の一言で会議を打ち切り、強引に長篠の戦に出て負けて滅亡を招いたことに後世批判があります。

しかし、それは負けて滅んだからです。
もし強引に決断せず、家臣たちに決着がつくまで議論させたとしたら…家臣にもそれぞれの利害がありますから、議論が終わる前に滅ぼされていたことでしょう。

小田原評定より御旗盾無のほうがましなのでは、単にそれが失敗だったから批判されているだけで。

また、御旗盾無は過去の霊的な権威を利用しています…しかし、信玄もその権威を利用して緒将を服させ、危険な賭けを決断して勝ったことは何度もあるはずです。
システムそのものの優劣よりも、時勢…彼を知り己を知るの良し悪しだったのではないでしょうか。
風林火山の旗に、代わりに彼を知り己を知れば百戦して危うからず、としておけばよかったかも。

5

「わが闘争」は貴重な政治の種明かしの部分があります。
天才奇術師が種を全て本にしたようなものです。

泥棒や詐欺の教科書があれば防犯に有効であるのと同様、洗脳の種明かしである映画「フルメタル・ジャケット」と並んで活かすべきでは…禁じるのではなく。

他にも色々な種明かしがあるといいのですが。

4

政権交代とクーデターと皆が心を入れ替えること、簡単な順は?

クーデターが一番簡単…少なくとも必要な費用は…ですが、ろくな結果にはなりませんから却下。

政権交代と人心一新は、どう考えても前者のほうが簡単です。
後者は奇跡かとんでもないカリスマが必要ですが、前者はいつでも可能なのです…それを禁じるものはなにもありません。
ですが、なぜか多くの言論者は奇跡的な人心一新ばかり望んでしまうようですね。
後者にも前者以上に奇跡かカリスマが必要と思っているからでしょうか?

結果もどうでしょう。奇跡的な人心一新が、いいほうに向かう保証はありません。
むしろとんでもないデマゴーグによって悪い方向に一新されてしまうほうがありえそうです。

3

カオスは秩序と無秩序の境目で生じます。
量子力学と古典力学、相対論と古典力学の境目にも面白いものがありそうです。

2

独裁者などの座右の銘にこんなのがあるかも…
「馬や犬は自分を鞭打つ主人のために命を捨てて奉仕する」

畢竟人間も群れ動物ですしね。矛盾したことに個もありますが、それを壊すのは難しくないようですし。
あいにくと、人間の場合その主人も残念ながら同じ人間でしかないのですが。

遺伝子改良で種が分化すればそのジレンマもどうにかなるでしょうか?

1

政治、裁判、軍事、教育、経済…元々人間には不可能なのでは?

銀河帝国調査員の立場から見て、地球人に自治権を与えていいでしょうか?
「個体としては本質的に家畜の性が強く、強欲で狂信的。
全体としては戦争と虐殺を好み、産業、消費を自制する理性を持たない。
自治には適さない、厳重な監督が必要」
となるのでは?

残念ながらその監督者がいないのが現実なのですが…独裁者だけでは足りず、神や宇宙人まで作ってすがろうとするほどに。