枕元の計算用紙

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2020年3月

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31

死者の数は交通事故より多くはない、なのに文明崩壊の雰囲気がひしひしとある…

また今回のコロナで分かったこと。
今の経済は、膨大な不要不急の外出・外食で成り立っている。

外出・外食でない、ぜいたくな生活、支出は?

食事は仕出し、宅配。
あるいは水準の高い調理器具…真空調理のような。それとグレードの高い食材の配達。
コンピュータ入りの電気圧力鍋やオーブンと、完全にレシピ通りに量を調整し、電子調理器具にプログラムも入れる食材セットの配達。
高水準な音質のレンタル。
高級ヘッドホンや5.1サラウンドスピーカー、スピーカーシステムが入った、人が入れる箱をレンタルする。

人は求めないのでしょうか?

そして不要不急がなくなっても経済を保つ方法は?
先端技術投資にも、世界の極貧層にも、誰も興味がない?

30

植松被告の死刑判決確定。

結局、終始支離滅裂…大麻にこだわりすぎる言葉ばかりでした。
しかし、もし理路整然としていたら?

ナチスドイツのT4作戦には、膨大な文献があったでしょう。
哲学の根本、聖書の誰もが認める正規解釈から隙なく積み上げ、どんな文句も反駁できるものが。

アメリカの黒人奴隷制にも。
スペインの先住民奴隷化にも。
近代イギリスの残忍と言っていい救貧制度と労働条件も。
アフリカやアジアを征服した帝国主義も。

すべて、膨大な文献があるでしょう。あらゆる文句を反駁する、完璧な論があるでしょう。

同じように今の日本で、植松思想を完全な政治哲学として作り上げるのは可能でしょう。

何よりも、日本人の膨大な層が、弱肉強食・反人権を支持しているのです。
奴隷制が支持されたからこそ多くの知識人や聖職者がそれを擁護する理論を作ったように、反人権が支持されているのならそれを理論的に整えることもできるでしょう。

1国家主義から。
国益を最大化することこそ至上価値とする。ゆえにT4は正しい。嵐の海ではオールを漕げない者は海に放り込め。

2経済的自由主義から。
まじめに働いている者から税金を取って弱者に配分すること自体が間違い。障がい者は、家族や慈善家が自分の金で養うなら自由だが、そうでないなら安楽死を認めるべきだ。

3「弱いことは罪」から。
現実の世界は弱肉強食の戦国乱世であり、弱いことは罪にほかならない。
弱者は罪人、悪人なのだから、むしろ見せしめとして残酷に処刑すべきだ。

4国体の本義」「臣民の道」から隙なく論証を積む

反人権・差別肯定・反市民的自由・反民主主義。現代の根本になっている人権・平等・民主主義を根こそぎ否定する。
それをきちんと思想理論とすることは、むしろ必要でしょう。
今の日本人のあまりに多くが、人権・民主主義・平和・平等・市民的自由を激しく嫌っているのです。

世界は弱肉強食、都市国家が負ければ男は皆殺し女子供は奴隷の地獄であり、常に非常時、だから人権など認めず弱者を切り捨て、一人の指導者に絶対服従し、戦力を最大化し続けなければならない…

それが新しい常識と化しています。

29

人々が不要不急の外出をしなくなったら、「書籍」「レンタルDVD」「ゲーム」、「食材」「調理家電」、「家庭用運動器具」などが売れるのでは?
といってもそれを買うための外出、外出でなくても通販の場合運送業者が動き回りますが。

さらに今は、DVDをレンタルする代わりにネットがあれば契約するだけで膨大な映像、本や漫画さえ楽しめるという問題も。

逆説的に、現代の先進国、資本主義経済というのは、「膨大な不要不急の外出」によって成り立っている…
必要のない消費、浪費を皆がすることで需要を増やし、必要以上の民間向け生産をし、そのことで資金を回している。

それは、国が何百兆円もぶちこまなければならないほどの金額。

…もったいない、それを軍備に集中しろ、という軍国主義統制経済の発想が出るのも当然のことです。

そして問題なのが、必要のない余計な消費を皆がしないとしてどうなるのか。
経済的に未知と言っていい。

また、それを先端技術・軍需に集中する回路はない。
今の世界の人間は、先端技術に膨大な投資をしなければならず、その投資は報われる…とは思っていない?

コロナ以前にそれ…科学技術の進歩を信じなくなったことこそが問題でしょう。
コロナがどうなろうと、生き残った全員で全員を食わせるに徹すればいいんですから。

28

スマホと、パソコンのキーボード+マウスのシステム。
それぞれ、「こうであってもよかった」を考えたら?

スマホ…
ブラックベリー。フルQWERTY物理キーボード。
PSPなど、携帯ゲーム機に多少のキーを追加。
電子手帳サイズのQWERTY折り畳みノートパソコン。
スカウター…ヘッドマウントディスプレイと、別のところに片手で最低限操作できるポインティングデバイス+キーボード。画面がごく小さいブラックベリーでいいはず。

パソコンは両手で入力し、片手を大きく移動させてキーボードに移すのが実に煩わしい。
QWERTYの欠点ももちろん…日本語なら50音、英語なら30字程度がちょうどいいはず。
右利きなら、左片手のキーボードと、右手で使うペン型マウス。
5オクターブほどのピアノ互換鍵盤でも。

27

関ケ原の戦いで、三法師として知られる織田秀信が西軍について岐阜城を守り、関ヶ原での決戦に先んじて落城し改易され早死にした…それは知らない人もいるほど地味な戦いです。

しかし、それは関ケ原の戦いという「戦争」にとってきわめて重要なことではないでしょうか。
それなりの軍勢が、城に閉じこもったまま各個撃破されたのです。

なぜ西軍は援軍を送らなかったのか、間に合わなかったのか。
その時点で将の器が違いすぎると鞍替えする者もいたのでは…これに援軍を送らない西軍は頼みにならない、逆に速攻で城を落とした東軍は強い、と。

逆に秀信が軍を率いて城を捨て西軍に合流していれば、数の面で優位になれたのでは。

また、ほかにも疑問は続出します。以前からも。

たとえば、なぜ秀信が与えられたのは尾張でなく美濃だったのか。
越前でも織田家の故地と言えてしまいます。

また美濃を守ったということは、秀吉の対家康戦略…東海道に信頼できる将を多数置いて、順番に破るうちに消耗させるという計画の、事実上唯一機能した例です。山内をはじめほかのメンバーはあっさり調略されましたし。

逆になぜ秀信が調略されなかったのか、逆に言えば家康が熱心に調略しなかったのかも疑問となります…はなから潰す気だった、ということでしょうか。

さらに、最初から多数の小大名で消耗させるという計画自体が間違っていたといえるでしょう。
まさに分断各個撃破、小さい石を多数ぶつけても大軍相手には無駄。阻止できるだけの大きい勢力を置いておくべきでしょう。
それを考えると、秀長を大和、近畿に置くことも疑問なのです。近畿という厄介事だらけの、ただし巨大軍の編成・活用にはそれほど適していない地を、大阪を制する自分との兄弟で抑える…逆に言うと、近畿統治だけで力を使い切っていたということです。

対家康には小石を多数ぶつける。対北陸には前田利家が大領で控えていますが、では対中国・西国は?

秀長…とことん信用できる者に美濃・尾張・三河の三国を与え、大きい川を堀に大兵力決戦を…と考えなかったのでしょうか?秀長死後、秀次粛清後は誰もいなかったのはわかりますが…

26

今日の夜普通に、休止状態だったパソコンを起動したら。再起動が繰り返され長い時間がかかり、起動したと思ったら…Win10の標準の初期画面、マイドキュメントもデスクトップのファイルも全部空っぽ。
アカウントの接続から一苦労でパニック状態、幸いもう一度再起動したら無事元に戻りましたが…

パソコンは必ずバックアップしないと。
絶対にバックアップしないと。

そして絶対必要なパスワード類はちゃんと紙に記すかCD-ROMに焼いて、普通は見つけられないところに隠しておかないと。

それも家が焼けてもどうにかなる場所にも。

人間に起きる、様々な最悪の事態。
それに本当に人は備えているか…火事。財布を盗まれる。パソコンのメインドライブが消滅する。泥棒が入ってノートパソコンが盗まれる。USBメモリを落とす。スマホを落とす。
突然の交通事故。いきなり重病。

他にもいくらでも…

25

オリンピックの延期、どれほど歴史的なパンデミックかよくわかります。

そしてこの延期は本来はチャンスのはずです…今年が年齢制限ギリギリだった何人かの不運すぎる選手以外にとって。

酷暑のマラソン。汚染されすぎた海域での競技。
それらの問題をちゃんと解決するチャンス。
といっても、それがちゃんと議論され変更されるかはわかりません。そういうことは、戦中の軍のようにがっちりと固まり、どんな地獄絵図が起きても何一つ変更できないものになっているように見えます。
絶対に批判を聞かない、強大な権力を持つ…何か。

また、汚染された海域は巨大なチャンスでもあります。
浄化する技術を考え、あらゆる実験をするチャンス。

現実に今の地球で、汚染水域は大量にあります。それをただ浄化できるだけでも巨大な業績になります。
そして汚染水域の浄化・二酸化炭素の固定・飼料や肥料とすることによる農業鉱業生産の軽減が可能であれば、地球環境、温暖化にとっても巨大な貢献になりえるのです。

僕は温暖化問題については、汚染海域での大規模養殖……あるいは浮きで浅く固定した、海水に耐える塩生植物の農耕……がキーテクノロジーだと思っています。

昔から言われること…「危機」は「機会」でもある。
ショック・ドクトリンによる反民主主義の進行ではなく、この危機を人類文明を救い進歩させる方向に利用してほしい。

24

あちこちで学級封鎖ならぬ国家封鎖状態になる…ここまでの異常事態は戦後あったでしょうか?
天然痘最後の大流行などは人数はものすごくても、先進国をここまで破壊したか。

非常事態法の運用の経験を各国が積んだ…それが民主主義に逆行する時代の流れを強めることは?

ゴルディロックス経済、奇妙で長いバブルが崩壊したのは確かだと思いますが、それがどこに行くのでしょう?

ゴルディロックス経済そのものの最大の問題は、技術革新・投資先がないとされてしまっていることです。
特に日本の投資先不足は深刻です。

自動運転車、AI、ドローン、3Dプリンター、VR…いろいろなものはあるにしても、「スマホの次」すらない。

23

今、グローバル・IT化後の時代、需要が大きく減るのはどうしようもないのでしょうか。

もっとも仕事がきつく給料の安いところが勝つ構造ができた。
本来需要が減って恐慌となり、革命が起きるというマルクス理論の通りになるのが道理に思えるが、そうはならない。
あさま山荘やポル・ポトの報道で、誰もが絶対に革命は否定している。

給料総額の減少、需要減少だけは際限なく進む。

その結果は?

先進国は身分制度。超金持ちが莫大な、事実上無意味な金を持つ。
途上国の極貧層は少しだけ生活水準が上がるが、あるところで止まる。

それがひたすら進み続けるだけで、いかなる変化もない?

問題は環境、温暖化という要素もあるということですか。
また技術もどう暴走するかわかりません。

22

対テロで、アメリカは「代理根切り」という方法は選べなかったのでしょうか。

ポル・ポトのように自国民を皆殺しにするような人間を支援し、情報を封鎖してとことん虐殺をさせる。
一部アフリカなどのように、どれだけ虐殺がひどくても誰も関心を持たない世論構造を作る。

そうすれば、テロリストになるかもしれない人間を完全に消せるでしょう。

まあもちろん、敵の敵に武器を渡したら次の敵になるという、アルカイダやサダム・フセインのようなことになる可能性も…

21

本能寺の変…信長・信忠双方、直属の親衛隊が少なかった。

大坂の陣…豊臣家に、淀君を押さえられるほど強い、男で武家の幼少時代理・家老がいなかった。また六十何万石を、直接有効な戦力にできなかった。

島原の乱…徳川家も、天領の戦力だけでは戦えなかった。

この三つにはかなり深い関係があるのでは。

織田・豊臣・徳川。
どれも、主の領土そのものから、主の命令だけに忠実に従う十分な規模の軍を、徴兵することができない。
本人が弱い…権威が圧倒的に強いかわりに、個人の兵力が奇妙に弱い。幼君を任せられるほど十分に強いナンバーツーを作るシステムがない。

豊臣家は、五奉行・五大老…前田利家の死去・利長の逼塞、家康の職務放棄から関ヶ原で五奉行が滅び、鉱山や港を家康に奪われる。
でもそれから六十何万石の巨大領土はどうしていたのか。二十万石の家老…上杉家で直江兼続が万石取り大名格だったように…を作ることはできなかったのか。
六角、織田信雄のような名門でも弱かった。あまりにも淀君が、奥が、女たちとその家族が強すぎた。

なぜ秀吉はそんな状態で死んだのか…

20

保守革命・新自由主義は、上からの階級闘争と言われます。

なぜそれが、上が一方的に勝利したのかはわからないままです。
なぜ99%は、自分たちの利益のために投票しないのか。

レコンキスタも、なぜスペインが勝ったのかはわからないです。

19

家庭用のインクジェットプリンターは、1995年には一般に売られるようになったでしょうか。
それなら、それを三次元化して、ずっと昔からある二液式接着剤、あるいは冷凍庫内でゆっくり水を出してそれそれを型として鋳造でも物作りはできたのでは。
さらに接着剤に金属粉を加え、焼き固めれば金属製品も。しかも粉末冶金の均質で混ざりにくい合金でも。

というか3Dプリンター革命が言われて何年もたちますが、あまり動いてないですよね。

少なくとも今も家やビルは巨大3Dプリンターではないようです。

18

世界各国で、あまりにもとんでもない話が飛び出してきます。
原則外出禁止とかまで。

それらは、世界をどう変えるでしょう。

日本をどう変えるでしょう…自民一強、新55年体制を揺るがすことはあり得るでしょうか。
憲法改正、独裁につながるでしょうか。

歴史の特に大きい流れ…先進国中層の没落。

他にどんな流れがあるでしょうか。温暖化。ポピュリズム。民主化。テロ。原理主義。IT。
さまざまな症状はありますが。

政治経済思想は、今起きていることにどのように直面することができるのでしょう。

以前の世界恐慌はいくつもの国を変貌させて世界大戦を起こし、オイルショックは新自由主義の時代を作り出しました。

17

かなり恐慌の足音があります…

さて、銀行預金をどうするべきでしょう。

ドルか、金地金か、先端技術株か。

先端技術と言っても何が今先端なんでしょう。

アベノミクスの三本の矢に成長戦略とあったのに、なぜ「ただ貯めこんでたら死ぬほど税金取るが、先端技術に投資すればむしろ金やる」としなかったのでしょう?

16

今更を通り越していますが、「なろう」小説で金をカンストに持つ人はよくいます。

しかし、金…黄金でも、貨幣でも、とてもむなしいものです。権力がなければ。

日本では戦中は貴金属徹底供出、第二次戦後軍票は紙くずと化し日本円は預金封鎖からデノミのコンボでほぼ無価値。
アメリカは、貴金属全没収。
韓国だってつい最近、貴金属はすべて寄付という名の供出。

どこの国でも、「全員全財産出せ」から「破産しちゃったてへぺろ」のコンボで民の全財産を取り上げることがいつでもできるのです。

いや、江戸時代では大金を稼いだ商人が何人も、「分限」「不都合」と一言で全財産没収が可能。

逆に言えば、今の日本人は国家に対する信用が異常なのです。
土地と日本円・日本の銀行の預金だけが財産である人がどれだけいるか。

いつでも国家は国民の大部分…一部特権階級以外…の全財産を没収できるし、やる。
その単純な事実を見ないことにしている。

ただ、もう今は抵抗は無意味です。金地金を買うのも外貨を買うのも、全部マイナンバーや監視カメラ。財産を海外の安全なところに隠すのはきわめて困難です。

15

「リベラル」と「自由」を単独で使うのは禁じたほうがいいのでは?
特に「自由」は必ず、「市民的自由」と「経済的自由」を分けるべきでは?

また「リベラル」も、アメリカ・ヨーロッパ・日本ですら違います。
韓国でも違うでしょう。

例えば日本で、護憲でない、非武装中立でない、また脱原発でない、反科学でない「リベラル」などあり得るでしょうか?

14

戦中の公的に強制された心のありかた。

それは、「**主義」という言葉で言えば何と言えばいいのでしょう。
多くの名が、あるいは関連した言葉があります。
超国家主義。国体明徴運動。皇国史観。大東亜。国粋主義。遊就館。

ただ、「ナチズム」のように一言にするのが何となく難しいのです。

戦中の日本は正しい。
日本は万世一系の天皇陛下が、絶対の主権を持つ神国である。それゆえに日本民族、日本国は世界一尊い。
国民は日本国に、生命も心も財産も全て捧げて奉仕しつくせ。お国のために死ぬのは名誉だ。悪しき個人主義を捨てよ。
アカは絶対悪だ。

それを漢字四文字で表現するにはどうすればいいのでしょう。

特に、2012年自民党憲法改正草案を議論するとき、それが重要になるのです。あの草案が「それ」を基としているのは明らかなのに、「それ」をわかりやすく言えないのです。

今の自民党政権、日本の力を持つ人たちにとって…与党議員・地方議員・大企業幹部・上級公務員問わず…戦中の道徳、国体、天皇制ファシズムはどの程度の影響力を持っているのでしょう。

どの程度が、戦中の特高警察幹部が一切修正する必要がない精神を持っているのでしょう。

13

特措法成立…緊急事態に対応できること、それ自体は当然です。
砂ダチョウには僕も反対です。

しかし、ではその緊急事態から離脱できるのか…韓国や台湾のように何十年も戒厳令が続くことはないのか、という問題については、『そんな心配はするな』という砂ダチョウ二号以外にないのです。

12

ますますひどいことになっていますが…つい、「ショック・ドクトリン」という言葉を考えてしまいます。

もう手遅れではないか、この病気とは共存するしかないのでは、とも思えてきます。

何をするのが正しいのか…それをだれが決めるのでしょう。

11

伝染病で、非常事態宣言の声が強まっています。

九年前の今日である東日本大震災でも、通常法でした…それも批判の理由になっていました。

ですが、その議論で見失われることが二つあります。

隣国である韓国や台湾が、戒厳令でどれほど悲惨なことになったか。

また、日本国そのもの、ほぼそれと一体である自民党は、そこまで信じていい存在か…特高警察の血は充分に濃いのではないか。
あの時代が正しいとする、個人主義を潰して国家・緊急・道徳の名のもと全ての人を拷問したいという衝動は日本国の、自民党の深いところに今も強くあるのではないか。

ただ、そんなことはない、と怒鳴るだけでは説得力がありません。

憲法九条も、日本をソ連に征服してほしいからだけではなく、特高警察に拷問されたくないからというのはあるはずなのに、それは無視されるのです。

皮肉にも、左側もそちらは無視します…内側の、宗教的なまでの感情が強いので。

10

日本の野党の超絶な無能には、マスコミの影響も大きいものがあります。

要するに、まじめに政策を提言しても放映せず、もりかけさくらとバカばかり叫んでいるところは放映する。
野党はまじめにやってもご褒美をもらえず、バカをやるとご褒美がもらえる…少数の支持者には褒められるけど大多数の国民には嫌われるが、少数の議席でいい。

この構造はマスコミが意図的にやっているのでは?政権のために。

今は、マスコミが政権に深く飼いならされているともいわれます。
政策を決して報道せず、もりかけさくらばかり報道する。

それが今の、自公圧勝ダメ野党惨敗の構造をガンガン強化する。

さらに、今の野党もその一員なのでは?

あまりにも、国政選挙の直前にバラバラになることが多すぎるのです。

…民主党政権の無能さえも意図的だったとしたら…さすがに東日本大震災も意図的と言ったら陰謀論に過ぎますが。
意図的でないとしたら、もう「天」としか言いようがないほどの偶然…

まあそれ以前に、日本政治史を調べれば調べるほど、日本の野党は絶対に無能でしかありえない構造が戦前からすさまじい硬さと高さなんですが。

何より安保と高度成長が致命的を通り越して…

9

通称「ファーストガンダム」は、ある意味戦闘の教科書と言えるかもしれません。
「逐次投入」を学ぶことができます。

結果としては、特に地上では、ジオンはホワイトベースに対して多くの戦力を逐次投入し、各個撃破されました。

逆に十分な戦力を集中していれば、まさに「戦いは数だよ」でホワイトベースは潰されていたでしょう。どれほどアムロが優れていても。
後にはコンスコンが多数のMSを集めて攻撃し、それでもやられたこともありましたが…覚醒する前に潰していれば。

ではなぜそうなったのか。なぜガルマとランバ・ラル隊が合流し、大戦力でホワイトベースを潰さなかったのか。

部隊がいる基地はあちこちに分散している。
単純に、集まってから攻めるのと、各部隊が直線距離で攻めるのとでは、後者の方が早く接触できる。
集まるための遠回りをしているうちに、逃げられるかもしれない。兵は拙速を尊ぶ。

大手柄であり競争になっていた。

いくつもの派閥があった。

それで結局、ばらばらの基地からばらばらに迎撃隊が出て、各個撃破された…

「彷徨える艦隊」も同様の構造があります。

それらは、ノルマンディー上陸作戦を迎撃すると考えても同じことです。
長い海岸線のどこに敵が上陸するか。わかっていれば全軍を集中して潰せます。

海岸線全体に十分な防御、というのは資材も人材も無限大になります。

本来上陸を迎え撃つのは簡単です。同数であれば、絶対に迎え撃つ側が勝つでしょう。しかしそれは無理…防御側が桁外れに速くない限り。

逆に上陸させてから頑丈かつ敵から見れば絶対無視できない壁に引き寄せて潰す、という手もあります。
それは渡河も同じことです。

また、鉄道や自動車の高速があったからこそ、第一次世界大戦の塹壕…ある程度川と同じ…は突破されなかったのです。

ファーストガンダムのようなシチュエーションで、一番怖いのが「ミフネ家の弔い合戦」。「無責任艦長タイラー」シリーズの本編以前の話で、恨まれ半ば追放されて逃げ回っている主人公の駆逐艦を、敵が捕捉した…同時に援軍も集まった。
小さい援軍と敵軍がやられ、両方が呼んだ救援がどんどん集まった。

結果的に、戦略的には何の意味もない場所で、大戦力同士のまったく無駄な消耗戦が繰り広げられましたとさ。
何の意味もない大会戦。両方が同じぐらい多数の戦死者を出しただけ。…タイラーが多数の人材に目をつけ、のちのファミリーを作る基礎となったぐらい。

8

ガンダムシリーズは、「破片」「機関銃」「鉄条網」を事実上排除することでできていると思えます。

ガトリング砲を備えたガンダムも出てきますが、特に名のあるキャラにはまったく当たらないのでないも同然です。
というか機関銃の本来の意義とはまったく関係ありません。頭を下げるMSはありませんから。

その三つがないことで、チャンバラを主体にできたわけです。
逆にその三つがあると、銃剣が、兵個人の体術が無意味になります。
それこそが第一次世界大戦以降、実際には日露・クリミア戦争以来の戦争革命でした。

そういえば、銀河英雄伝説はナポレオン時代と言われますが、「砲」「騎兵」が無視されています…アウトレンジがトールハンマー以外になく、顕著に通常艦より高速な艦船も見られません。

7

日本は改革をあきらめるのなら…それこそ、心身に深い障害を負ったまま生きるように、それどころか病院の生命維持装置につながれて生きるように生きることを考えるべきでは。

誇りも自立も何もない。
ただ生きるだけ。

意識すらない。それでも生命を維持するだけ。

国民の弱い者から切り捨てていく。
人権も何も非常時として捨てる。
ただただ、国が生きればいい。

6

池波正太郎の時代小説に、「部屋に閉じこもっていても体力を維持できる運動」というものがあります。
指圧と組み合わせたストレッチングのような描写ですが、細かくはわかりません。

空気椅子・プランクといった、自重アイソメトリックトレーニングも含まれていると思えます。

それを現実に作ったら面白そうです。

狭い床で、足音も立てずに、筋力・柔軟性・心肺機能を維持できる運動セット。
道具は使わない、使うとしても衣類の一部ぐらい。

5

日本国憲法議論は膨大にあります。
しかし、本質的なひとつのことは、事実上誰も触れません。

憲法改正に反対する人は、特高警察に拷問されるのが嫌だ、徴兵されて内務班に殴られ神風特攻させられるのが嫌だ、と言っているのです。

自民党、日本の終始変わらぬ…そしてこれからは事実上永遠の…政権党、改憲をするとしたら主導するに決まっている勢力の中枢は、今もなお戦中と同じ思想で生きているからです。

2012年草案こそその証。

僕も、特高警察に拷問されるのはとても嫌です。

4

日本政治は本当に、今後永遠に、今の延長以外何一つないのでしょうか?

自民圧勝。元民主幹部の大きい野党が離合集散…集まれば野合、バラバラで惨敗。

特に総選挙のタイミングではまとまるどころかまともな協力もできない。
それ以外の野党は断固出ない。

意見を場合分けしてみましょう。

1自民党で完全に満足。永久に自民党一つあればいい
2自民党は左。自民党の右側に野党ができて、たまに政権交代もある二大政党になればいい
2’自民党が全議席を取ってから左右に分かれればいい
3自民党は絶対にダメ、即座に最大野党である立憲に政権交代させよ
4共産党以外にない(社民党でも)
5民主残党は絶対に使えない、ゼロからまともな野党を作るほかない
6民主主義自体が間違っている

どれがどのような割合でしょう…僕は5ですが、事実上日本で僕一人なのはわかっています。
日本人の大半が1だとしか思えないのです。わずかな3と4がいるだけで。
3と4は、間違いなく永遠の自民一強を強めるだけでしょう。
2、自民党より右の野党はどうしても成功しません。

だから永久に自公圧勝…
それは未来永劫変わらないのでしょうか?

どこにも出口が見つからないのです。
自民党が分裂することも考えられない。
立憲が人気を得て勝つことも考えられない…たとえ閣僚の重犯罪が判明しようと。

そしてゼロから新しい政党、と考えるのは徹底的に僕一人…

3

政治改革は失敗しました…自民党が圧倒多数ですが、55年体制と今の安倍一強は異質です。

「決められる政治」、首相の権限が強まり、より独裁に近いものです。自民党内での多党制があった55年体制とはまったく違う。
日本の根本原理…農村的な全員一致すら変えるものです。

多くの企業でも、今もトヨタ一強で新しい企業は弱いですが、それでも変化はあったのでしょうか。

労働組合の衰退。氷河期世代の排除と総ブラック化。内部留保=銀行支配の排除。
自営業の崩壊・チェーン店/巨大店化、企業の危機感は、社会構造を根底から変えた…共同体から、戦闘集団のようなものに。

しかもその支配者は圧倒的に老害、老人・古い企業・自民党の勝利。

2

「責任を取る」と「余人をもって代えがたし」は両立しません。

今の日本には、実質的に野党がない。
国会では野党は無視され、政権担当能力がないことは誰もが理解している。さらに自民党内にも野党はない。

完全に安倍首相一人がすべてを背負っている…今頓死したらどうなるかわからないほどに。

それで「責任を取る」とは?辞任できないし政権交代もあり得ないのに?

その状態の異常性を、国民が考えていないのも恐ろしいことです。

1

なぜこれほどに人は残虐・悪逆なのか。本当にそれは儲かるのか、儲からなくてもしたいからするのか。

とても奇妙な矛盾があります。
多くの小説や漫画で、「金持ちや権力者が、闇で人を楽しみのために拷問虐殺する」話があります。
それが現実には、少なくとも制度的に知られてはいません。
少なくとも古代以外は…古代ローマ帝国の剣闘士奴隷、中米先住民帝国の生贄を除いて。
ジル・ド・レエやエリザベート・バートリーら数えられる人数の異常犯罪者かつ権力者がやらかしただけで。さらにそれも知られたら罪とされています。

闇でやっているから?
でも、それならその国が革命で崩壊したら、後継政権は前の政権を悪とするためにそれを宣伝するはずです。
たとえばフランスやロシアの貴族が拷問虐殺を娯楽化していたら、革命政権はそれを宣伝するでしょう。
革命政権の上層部もそれを楽しむから…それだけでしょうか?

人間は残虐だ、けれどそれ自体を楽しみにし、目的にすることはしない…経済・軍事・宗教などの言い訳がなければ基本的にやらない。
庶民は公開処刑を娯楽としたが、それも純粋に楽しみのため無実とわかっている人を公開処刑するのが制度化されることは、少なくともヨーロッパでも中国でも日本でも僕は知らない。

それほど人間にとって道徳・宗教が重要ということなのでしょうか。
したいから、楽しいからやる、ということができない…どう見ても楽しんでいるのに。

人間の悪逆さは無限に思える、けれどナチスのホロコーストさえ、人肉の缶詰が一般販売されてはいない…毛髪マットレスや石鹸はあっても。

関係して、「生贄」これはどの程度歴史に関係しているのでしょう?

宗教と深く関係している。
家畜の扱いには?

旧約聖書=ユダヤ人の律法には、生贄にしていい家畜の条件が大量に書かれている。
その「清い」は人間と深い共通性がある。

人間の生贄が禁じられる歴史は?

古代ローマの剣闘士と生贄の関係は?古代ローマ市における生贄は…人間も含めて?

中国で人間の生贄が禁じられたのは?動物の生贄が廃れたのは?

なぜ、旧約聖書には、「人を食ってはならない」「罪なき人を楽しみで拷問虐殺してはならない」と書かれていない?


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