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31

僕は極めて深い部分から、いくつかのことに拒絶反応に近い怒りを感じます。

僕の中では非常に強い、「検閲・焚書坑儒をしてはならない」という、おそらくは感情があります。
どれほど根拠を示されても、僕は暴力映像・ゲームの規制やポルノの規制、「戦う民主主義」に賛成できないのです。

逆に、普通には悪といわれることでも、容認するしないでなく拒絶反応を示さないことも多いです。

小さい頃からの一種の自己訓練で、魔術的な嫌悪感の多くを、強制的にキャンセルしているのです。

30

あの有望な大学院生はなぜ潰れたのか?彼は量子力学を理解しようとしたのだ…かなり有名なやり取りです。
でも本当は、その大学院生が理解できなかったのは「理解」そのものでは?

優秀な大学院生なら、水素原子内の電子に何をすればどうなるか算出することはできたでしょう。
より小さな世界であっても、こんなデータにどの式を当てはめればいいかぐらいは判断できるでしょう。
それで満足できない、理解したい…その理解とは?
それは人間の意識の問題で、それこそ物理学の大学院生にとっては考えの外だったのでは。

人がある犯罪を理解した…というのは、〈心の理論〉を用い、「自分が犯人だったらこの状況でどんな感情を持ち、それでどんな行動を取るか」を考えて自分で〈擬人化〉した犯人に〈物語〉をたどらせ直せれば「理解した」といえるでしょう。

また言葉にならない世界で、たとえば人はカバンを高く放り上げたり大きいボールを壁に向かって蹴ったりし、もう一方の手の小石をそれに投げて当てることができます。
それは放られたカバンの自由落下運動、蹴られたボールが跳ね返って地面を転がる運動などについて、放ったり蹴ったりしてから何秒後どこにあるか、そして投げた石が何秒後どこにあるかを、何百分の一秒・cm単位の精度で予測できるということです。その予測を人は言葉でやる必要はありません…ニュートン力学を理解していなくても、動物として進化した脳と感覚器と手足腰の筋肉や骨の連携だけでそれができます。
それもまた一つの理解では。

その高度なものに、人の踊りを見てそのまま真似てしまうという高度なミラーニューロンの働きもあるでしょう。

というか、「一つの電子」という言葉自体が量子力学的にはおかしいのでは?
「これこれこう」を「一つの電子」と勝手に解釈しているだけでは?

整数比があれば単位〈個体〉がある、という人間のスケールでの経験則を当てはめているのが「原子」など素粒子を単一不可分な〈粒子〉と考える考え方の根本では?
そちらの世界は根本的に違う…逆に、一個飛ばしても二本のスリットをともに潜ってある確率分布で存在する…ちなみにそれがなぜか、波の干渉と同じ数学を用いて記述できる…あるエネルギーなどを持つ存在、ただそれが大量に集まってたまたま我々の、個体や波がある世界ができているだけなのでは?

といってもそうなると、それはそれで連続時空での相対論と、離散時空での量子論どっちが本質なんだという問題にもなりますが。
というか神が宇宙を設計したのは相対論と量子論どちらでなのやら…

あとシュレーディンガーの猫も、考えてみれば「箱の中の猫」と「放り上げたコイン」にどんな違いがあるでしょう。
量子的な原子の崩壊は本質的に予測不能です。
でも放り上げたコインも予測不能です。
開ける前の箱の中身はわかりません。開けた未来には確定します。
でも空中のコインも裏か表かわかりません、未来に落ちて止まったら確定します。

29

現在の児童性犯罪に対する報道・立法が将来、魔女裁判同様の社会狂気とみなされることはあるでしょうか。

僕は児童に対する性犯罪自体は通常の犯罪・撮影現場での行為双方で、間合内でやる人がいたら殺すレベルで認めていません。
しかしそれが魔女狩り状態になったら警戒すべきだと思っています。

少なくとも犯人に法的自衛が事実上不可能なのは論外です。

28

どうしようもない感傷、ですが…
「ベルサイユのばら」の最後、マリー・アントワネットが処刑される前にロザリーやジャルジェ将軍(オスカルの父)に、オスカルやアンドレの赦免を告げて欲しかったです。

フランスにとっては英雄であっても、フランス王室・王党派にとってオスカルやアンドレは反逆者です。
ならば忠実な王党派であるジャルジェ将軍にとっては、死しても決して許せぬ存在です。
おそらくオスカルやアンドレはジャルジェ家の墓には入っていないでしょう…アンドレにとっては祖母マロン・グラッセとも別の墓ということでもあります。
ベルナールやアランが作った、愛する衛兵隊仲間と一緒の墓で、本人たちはいいのでしょうが…残されたジャルジェ将軍があまりに哀れです。

それを思えば二人はまた死んでよかった、というほかありません。
もしオスカルたちが生きていて、フェルゼンと再会したりしたらどんな激しい憎悪になったか…考えるだけでもぞっとしますよ。
無論オスカルたちが生きていたとしたら、命を捨てても王夫婦の処刑には反対したでしょうが。

27

貧困化が進んでいるのに実際には犯罪が減っているというパラドックスはどういうことでしょう。
アメリカでも、格差は広がり収監率は増えていても、犯罪は実際には減っているといわれます。
何か、格差や貧困、いや警察行政とさえ関係なく犯罪を減らす何かがあるのでしょうか。

というより犯罪統計はあてになるのでしょうか。

格差や貧困のことを考えれば、日本がまだどうかなっているのは実に不思議なことです。
今年は日本中が派遣村だそうですし。

26

基礎の反復を強制すればその先に楽しみがある、それがなければ楽しみはない、だから基礎の反復を強制すべきだ…

正しく見えますがいくつか穴がある気がします。
その分野…音楽でも数学でも…自体に先天的に感性を持たない子供がいれば、一生頑張ってもそれは苦役でしかありません。
目が見えない、足がゆがんでまともに動かないなど先天的な障害を持つ子供に、その事実を認めることを拒絶し根性と改心で克服できると盲信している指導者が、他の子供と同様の美術や運動を強要することを想像すれば、それがあらゆる分野で目に見えない形でありえることは考えられないでしょうか?

また子供に苦役を強制することを容認するのは、指導者の(意識の有無に関わらず)邪悪を引き出す可能性があります。
邪悪な指導者の目的は支配、子供の苦痛の最大化による自分の欲望の満足と、「楽しさ」そのものの否定であり、最終的には子供が放置されても自分で自分を苦しめるよう、楽しみを楽しまないように作り変えさえします。
そのような指導者に当たれば本当の修得も楽しみもありません。

またその邪悪が集団の伝統自体に染み付いていることも多くあります。

ある分野について感性を持たない子供もいないし邪悪な指導者もいない、という前提は危険ではないでしょうか?

さらに言えば、子供やその関係者の側から、熱心な指導者と邪悪な指導者を見分ける方法は事実上ありません。
また同じ指導者であっても、ある子供に対しては熱心な指導者であり別の子供には邪悪な指導者であることさえありえます。

人間の邪悪を前提にすれば、人間に権力を与えることは危険です。
けれども基礎の反復が必要であることも確かなのです。
このジレンマを解く術は…邪悪な指導者はいない、または伝統が邪悪を排除すると盲信することを拒むなら、僕にはありません。

25

DIYや和裁洋裁はあまりマンガのネタになりませんね。

まあファッションデザイナー話は腐るほどありますが。

料理もののいいところは、「自分でやってみることができる」ことだと思いますが、DIYや洋裁もやってみることはできるのでは?
革関係やシルバークレイも面白いかもしれません。

男の子向けにナイフメイキングとか、規模大きくして砂鉄集めからたたら製鉄とか、いや男の子も料理や裁縫は好きな子は好きかも。

24

今日本の都市住民は小麦・大麦・トウモロコシを安く大量に粒で手に入れることができません。
豆も厳選された高価なものしか、それも少量包装でしか手に入りません。
玄米もなぜか白米より高くなります。
またアワ・ヒエ・キビなど雑穀類も非常に高価・少量包装です。
芋を10kg単位で買うことはたまにできますが、いつでもできるわけではありません。
塩・砂糖、黒砂糖なども多くて1kg包装です。
小麦粉でさえ、スーパーでは1kgが上限です。

ちょうどいい価格水準または非常に安い水準…遺伝子操作されたものを含め…で、大量包装で手に入れられれば、特に貧困層にとっては非常にありがたいはずです。
5kg・10kg・25kgが普通に、宅配で買えればずいぶんと便利ではないでしょうか?
酒は最近はかなり大容量のペットボトルが普及していますが…

そう、一品目を大容量安価に宅配する形で買い物ができない、スーパーやコンビニの高価少量包装に依存していることが、都市部での生活費を大きく押し上げているのでは?

あとついでに、大根と人参の葉は切らないか、切るとしたら別売りにして欲しいものです。
畑で出荷する時に切って土に返しているなら別ですが。

というかこのスーパーマーケットという業態はいつまであるでしょう。
今の段階でそれはもう古い、という気さえします。

団地住まいの高齢者にとっては、離れた場所にあるスーパーマーケットに行くのは大変です。
その場合は通販宅配か、大型集合住宅の一階が小型のスーパーが使いやすくなるでしょう。
今は高齢者が買い物に行きにくいといわれますが、それは逆に言えばビジネスチャンスであり、誰かが入り込むはずです。

都市内部に中規模の倉庫を備え、コンビニエンスストア程度の商品種類で生活に必要なものだけを厳選し、自転車やバイクでピザ感覚で24時間、携帯電話注文から一時間以内に宅配する、さらにレンタルビデオの配達返却も可能なシステムだって需要は大きいはずです。

いや、今すでに宅配システムを完備させているピザチェーンにマクドナルド・ケンタッキーフライドチキン、そして牛丼チェーンのようなファーストフードフランチャイズが乗っかり、さらにコンビニエンスストアの商品を全て宅配できるシステムにするのは容易なはずです。

またインターネットでの通販も、今は本などが多いですが、食料品なども可能なはずです。

車社会化がこれだけ進めば、幹線道路沿いの巨大アウトレット・モールが最適業態となるでしょう。

そしてスイカなど非接触カードがこれだけ発達していれば、事実上店員不要で直接倉庫に入り、棚からカードで払って取っていく超アウトレットも可能になるでしょう。

レジのないスーパーを実現するには、スイカで開く透明コインロッカーという複雑なシステムだけとは限りません。
入り口で客に、カードを挿入できるバーコードリーダーを取ってもらい、それにスイカのような電子マネーカードか、または入り口で売っている(残額返金可)カードを挿入して自分専用とし、それでバーコードで読み取っては自分の袋に移す、ただしバーコード読み取りなしで三十秒以内に戻さないと監視カメラから逮捕、となれば。

そのような倉庫規模レジ不要のアウトレットと、宅配通販の二極になってスーパーマーケットはすたれる、ということにはならないでしょうか?

あとインターネットを通じては、生産者と消費者の直結も可能です。農家や漁港と直通でつながることが。
それは今は自然食を手に入れるのに用いられていますが、より安価な食料を入手する手段にもなるはずです。

23

鳩山政権への幻滅があると聞きます。
でも今更です…誰が鳩山政権に期待していたでしょうか?

それ以前に、まあずっと昔からですが、持ち上げては叩くことしか知らないジャーナリズムに対する批判も必要でしょう。
このままではどうしようもありません。
といっても小沢・菅・岡田、谷垣氏に期待している人は一人でもいるでしょうか。
いやどうせ鳩山首相が辞任したら、また次の誰かを持ち上げてまたすぐ引きずり下ろすのでしょうが。
日本の民主主義は詰んだ、選挙は無駄だ…という二十年前からわかりきっている事実を再確認しただけでは。

ここで怖いのがポピュリズムですが、もう小泉という形で経験済みだから大丈夫…といえるでしょうか?
橋下首相とか石原慎太郎首相とかの恐れはないでしょうか…それが心配です。
ある程度以上幻滅がひどくなっていたら、どんな異形でもあっさり爆発的なポピュリズムになるのが歴史の常ですから。
いや、このままではポピュリズム…というのもジャーナリズムが脊髄反射で繰り返す壊れたレコードでしょうか?

幻滅からポピュリズムになるのを止めるため、既成政党に対する幻滅が限度を越えたら、投票率が半分を切ったら緊急事態として選挙による民主主義の一時停止を認めるべきでは。

国会の権力を全て停止し、官僚が政権を運営する。立法は停止。
ただし官僚も好き勝手ではなく、あらかじめ官僚が作っておいたいくつかの現実的な政策パッケージからくじ引きで選ぶ。

緊急時には事前に共通一次試験の記録などで学力が十分にあるとわかっている名簿を事前に作成しておき、その中からくじ引きで指導者を選んでその指導者に事実上全部任せる。
その任期は絶対三年、その後一切の選挙される公職には就けない。

その間になんとか、既成政党を全て解体して国民感情に沿い、また現実性のある政党を再編する…そちらの道筋をどうするかが大変ですが。

あとジャーナリズムに日本の政権が、自民だろうが民主だろうが嫌われるのは、左右ともにあまりにも極端で、現実性がまるでないからだと思います。
右側は本当に支持できる政党自体がない状態です。自民党支持にも見えますが本音でははるか遠いのははっきりしています。右側の本音レベルは、議席を持つ政党すら存在できない水準です。というより「右翼」がどんな主張をしているかは誰も知りません。
左側は社民党や共産党があるだけまだましですが、どちらもあまりにも弱小ですし、左翼論者の多くはその両党も厳しく断罪しています。

国民の大きい部分が受け入れるような「まとも」な思想は日本の論壇には存在できる場所がないのです。

22

懲役の有効性および民族自決の根拠は、人は何より自由を求めるということです。

ならばなぜ奴隷制はこれほど広く長く続いたのでしょう?
なぜ奴隷制が可能だったのでしょう?

なぜ奴隷制は廃されたのでしょう?
どれほど多くの人が、奴隷制は絶対的に善と信じて一生を送ったか。いまだにアメリカに、その心の力がどれほど残っているか。
死刑・奴隷・差別などは論理のものではなく、感情と信仰の次元に属することです。言語で説得するのは不可能です。

全体主義についても「なぜ」あれほど多く見られたのか、そしてなぜその大半が滅ぶのかは謎です。

逆に懲役のほうが心地よい人には、懲役は抑止にはなりません。

また犯罪に対する刑罰は、基本的には長期的な利得を奪うものです。
懲役刑はじわじわと長期間不自由な思いをするものですし、名誉・信用の剥奪・失職なども長期的です。
でも、犯罪を犯すのは本質的に、長期的な損を考えずに短期の得や感情にかられて行動するからでは?
もし動物に近いなら、長期間続く罰は無意味です…できれば罪を犯してすぐに罰することです。それは子供や動物に対しても正しいとされます。
長期的なことを考えて犯罪を犯さない多数を抑えることができればいい、ということでしょうか?

懲役は最良の手段でしょうか?
他の手段との比較検討が行われたことがあるでしょうか。

犯罪者は生来別の生物だとしたら、初犯の犠牲者の権利を守るために子供のうちに殺しておくべきでは?

それ以前に刑罰の目的は?
呪術的儀式であることを認めたほうがいろいろすっきりするのでは?

21

二つの価値観・人間観がある気がします。

一つは自分を愛することを重視し、自分であること・感情などを肯定するものです。

一つは受け継がれていることが継承されることを重視し、強制的で疑問を許さない厳しい教育によって人格を破壊されて初めて人は人となる、というむしろ封建道徳に近いものです。
後者は誰もが不幸なのだからお前も不幸でいろ、自分は先輩に暴力を受けたのだから自分も後輩に暴力を振るう権利がある、ではないのでしょうか?

それともその二つは矛盾していない、どこかに弁証法の域があるのでしょうか?

また宗教は後者でしょうか?そうではなく、どちらとも別の第三の価値観なのでしょうか。

ニーチェのラクダ・獅子・小児については…後者はあくまで「人生は重き荷を背負って遠い道を行くが如し」?

20

宇宙戦艦ヤマトは神聖視されすぎ、妙な版権問題があるので、絶大な人気を誇った作品でありながらガンダムやマクロスのように「数年に一度新シリーズが出る」ような作品ではありません。

もっと気軽な感覚で楽しめる、毎年のように新シリーズがあり誰にでも身近な戦艦ものブランドがあればいいのですが。
アメリカ実写ならスタートレックがちょうどそんな感じです。
うまくやっていれば「クレギオン」や「クラッシャージョウ」がそんな感じになっていた可能性はあったでしょうか?
いや、「ペリー・ローダン」をアニメ化してそれが成功していれば、何度もやってはリメイクされるものになっていたかもしれません。

いや、戦艦だけでなければならないというわけではなく、「ナデシコ」や「マクロス」のように適度に人間型戦闘機があってもいいかもしれませんが。
リアルにやるなら球形艦からイカ型の大気圏飛行可能作業機、なんてことになりかねませんがそれはあまりにビジュアル的に問題があるでしょうか…
3mほどの強化装甲宇宙服の背中から、極端に大きいランドセルというかケンタウルスの胴のように後脚と噴射機つき大型エンジン類がつく形なら人型でもいいかもしれません。

半ば遊びでまったく新しく設定だけ考えるなら…二通り考えられます。

一つは今の地球で、数人の小学校中学年〜中学生の少年少女と、父親の痴漢冤罪で落とされた元宇宙飛行士候補生の教師(いないほうがいい?)が、洞窟内で地球由来でないものすごい技術の遺産を見つけてしまい、それで宇宙に旅立つ話。
それこそ小さな塊を捨てられていたバスにはめこんだらそのまま気密つきで宇宙に飛び立ってしまう、というレベルで。
学級全体や学年ごとでも面白そうです。学級だったら修学旅行のバスでそのまま行けますし、学校ごとだったらUFOに学校ごと拉致されるとか。
基本的に「行きて帰りし物語」で、第一シリーズは現実の科学知見をふんだんに使って太陽系探検、第二シリーズは地球近傍の系外惑星…
第一シリーズから、宇宙に飛び出した直後から地球にひそかに訪れていた宇宙人と接触しての、スペースオペラ寄りのドタバタも。

もう一つは地球はすでに超光速航行技術を手に入れているけれど、まだ古い国家間の争いが続いていて、地球に近い恒星系の開拓と火星や木星衛星系の開発、異星人帝国との接触が平行して続いているようなちぐはぐな状態。
基本的には、作品ブランド名を冠した航空戦艦が太陽系内外問わずあちこちでいろいろな活動をする話、別シリーズでは何百年後かで(エンタープライズ同様)同じ名前の別の艦が活躍して、そのまま地球人の発展を多数のシリーズで描いていく(ペリー・ローダン同様)。

どちらも「別の星を科学的に探査し、入植開発する」ことをできるだけリアルにやる。文化を異にする異星文明とのファーストコンタクトは「スタートレック」の蓄積があるので多用しにくいですがそれも。
戦争よりも上は学園、下は軍隊ドラマの面を重視するほうが、ガンダムなどの例を見れば長く人気が出そうです。

19

日本はもう群れに分断されているのでしょうか?
戦後民主主義教育によって垂直に伝わる伝統から分断された非日本人と、伝統を伝える真日本人に。

ならば日本人だけ遺して非日本人は抹殺か去勢断種・通婚禁止するべきでしょうか?
その「伝統」は言論・徴兵・義務教育の改良などで再入力することはできるのでしょうか。

分断されているといえば、AKの文化、アメリカ黒人文化など負の文化を負う人間集団は近代化できないのではないでしょうか?
ではどうすればいいのでしょう?皆殺し?放置?無駄と知りつつ教育?

いや、黒人奴隷が必要なくなったとき、もし……人種選択伝染病の技術が白人にあれば、安楽死を選んでいたでしょう。
黒人は安楽死させる方がよいと主張した人はどれだけいたのでしょうか。
アフリカに帰還する、と作られたリベリア・シエラレオネは最悪の貧困・内戦国なのが、その正しさの根拠であるような…

破綻国家、戦国状態の人々に法と安全をまず与えるにはどうすればいいのでしょう。
やはり圧倒的な、それも人道方向に高度な訓練を受けた歩兵を中心とする軍事力でしょうか?
非武装NGOに青天井の金を与えれば可能でしょうか。

18

考えてみると、地表ってスタートレックのエンタープライズのようにシールドがありますね。

地磁気で粒子ビームを曲げる、大気による質量兵器の摩擦熱蒸発、オゾン層による紫外線除去…すべて考えようによっては「宇宙戦艦の防御機構」です。
それもかなり強力な…おそらくはエンタープライズ以上に。

17

ドラゴンクエスト(1から3)の謎

そういえば、少なくとも僕が知っている1〜3はそれぞれ、エンディング後に長い語られていない時間がありますね。

1はローラ姫を伴っての旅立ちから三国建国まで。
2はただローレシアの王子が即位したことだけ、それからの三国の婚姻関係やその後のムーンブルグの復興などはまさに語られていないです。逆にだからこそローレシアの王子とムーンブルグの王女が結婚したのか、または愛し合いながら別れたのかなど想像の余地があるのですが。
別作品でアレフガルドは水に没し、ロトの子孫は去り、多くの国も滅亡したことがほのめかされるのみです。
3もまた、どこへともなく消えた勇者の行き先は謎のままです。上の世界に帰ったのか、そして上の世界はどうなったのか…

僕が時々している想像に、1と2の間の建国事業に僕(実は3のロトの仲間の賢者でもある)が協力して、現代の世界の知識で衛生や疫学・マメ科緑肥など生産力を高める…というのがあったりします。
そんな視点でそれぞれの地図を綿密に見て、ここらには港が作れそうだ、この山には鉱山がありそうだ、この川で上流の木材を運び入れられそうだ、この平地は水が豊富だし水田にすれば…などと想像するのは実に楽しいです。
建国事業自体を精細なシミュレーションゲームにできればそれはそれですごく面白いと思いますけどね。別世界の生物種も綿密に設定して。

16

境遇とものの見方考え方があまりに密接だとしたら、それは意味があるのでしょうか?

少なくとも科学や数学は、極貧から出てきた人でも生来の大貴族でも同じはずです。
あとどちらも首を切り落とせば死ぬはずです。

15

犯罪にも信頼関係が必要です。

誘拐……ちゃんと身代金を払えば人質は返してもらえるという信頼。
逆に誘拐された側も、警察に言わないといえば本当に言わないし、札束の上下一枚だけ本物で中は偽札なんてことはしない、という信頼が必要でしょう。
日本では営利誘拐の成功例はないことになっているので信頼がないのですが、海外でビジネスとして成立としているところでは信頼があります。

恐喝……最初に言われた金さえ払えばそれで終わりにしてくれる、という信頼がなければ、被害者は恐喝者を殺すほかありません。
むしろ信頼できる仲介業者を通じ、恐喝者側が裏切ったら仲介業者が恐喝者を制裁できるシステムにしたほうがいいのでは?

銀行強盗……むやみやたらに殺さない、という信頼がなければパニックになります。

ハイジャック……逆らわなければ人質は殺さない、という信頼がなければ、乗客の協力がなければ成立し得ない犯罪です。
9.11で信頼が崩壊したのでしょうか?あれ以降ハイジャックは?

また、やや話は変わりますが本質的に可能でありながら行われない犯罪もあります。
そのような犯罪はない、と皆が無意識に信頼しているのです…社会を支える無数の「信」の一つとして。
たとえば、ある著名人に復讐のために、「自殺せよ。さもなければおまえとわずかなかかわりでもある人間を、一日一人以上なぶり殺しにする」と脅迫し、実際に十年前のクラスメートや連絡もないはるか遠い親戚、たまたま入った店の店員さえも殺し始めた場合、有能な犯人の場合それを止めるのはまず不可能です。
本当に有効なテロも不思議と起きていません。それも社会を支える信頼感の一つでしょうか。

14

絶対脱獄できない刑務所……穴が手首より小さい内壁が鉄板のコンクリートに塗り込め、酸素と壁埋め込みの太陽灯と水だけ提供。
食物は床の一部が畑になっているので自分で作り、糞尿もその畑に処理する。(畑を狭くして食物はホースで?)
それ以外の情報・物のやり取りは一切なし。
入浴・散髪・着替えはない。
どんな形でも外に出そうとしたら大工事が必要になる、というわけで。

というか日本で脱獄がないのは、脱獄しても外で生活できないからです。
その「生活できない」システムさえ完備すれば、刑務所は不要なのでは?

というか刑務所か娑婆かの二択がおかしいのです…厳しい規律に縛られておらずただ他者を攻撃することと脱出することだけが不可能で、ほぼ全てが終身で社会復帰を前提にしない施設とか、完全独房とか、本人の資質に応じていろいろあっていいのでは?

13

年配・女性の非正規社員のことは忘れられていないでしょうか?

昔から多くの女性、特に母子家庭の母親が注目されていますが他にも独身など多くの立場の女性が、非正規雇用で極端な低賃金に甘んじています。
その中には高年齢の人も多くいるでしょう。

また、バブル崩壊後のリストラで切られ、その後建設崩壊で切られ…それどころか炭鉱崩壊からすでに社会に本当の居場所などなかった、高年齢の貧困労働者も日本には多くいるはずです。

ロストジェネレーションより先に、その人たちがまず老いて仕事や体力を失い、体がきかなくなって自力では生活不能になっていっているはずです。
その人々は今どうしているのでしょう?
その人たちの良質な低賃金労働は、これまでの日本にとって目に見えにくい大きい貢献だったはずです。

12

今の人類は、ちょうど「都市と星」(クラーク)の冒頭に描かれたように、外を見ないで閉じこもっている状態にあります。

宇宙に夢はない……月も火星も不毛でしたし、個人が簡単に飛び立てるものでもありません。

科学も、特に素粒子物理が底なしの砂漠にはまりこみ、電弱統一理論・トップクオークの発見以来本質的な進歩がない、ひたすら標準理論の正しさを確かめるだけで超弦理論の神学論争以外することもないまま。気がつけばSSCの中止以来もう十五年以上です。

11

地球以外の星の軌道エレベーターの価値は?

軌道エレベーターに必要な素材の条件…繊維の密度あたりの引っ張り強度…は純粋に星の質量だけで決まります。
地球のような岩石惑星だろうが、水惑星だろうがガス惑星だろうが超巨大生物だろうが機動要塞だろうが関係なしです。
地球から脱出するのに必要な素材は今できるかできないかというところです。
なら、地球より小さい惑星なら今の時点でできるのも多いのでは?

水星に軌道エレベーターを作れれば、大量の太陽電池を打ち上げて太陽を覆うこともできるでしょう。
そのまま覆ったら地球などに日光がいかなくなって被害があるので、その部分だけ空けて。
そこまでの規模でなくても、宇宙開発に役立つ資源はたくさんあるのでは。

金星に軌道エレベーターを作れれば、水や二酸化炭素はほぼ無尽蔵に得られます。
地表は確かに鉛をも溶かす高温ですが、逆を言えばかなり高いところはちょうどいい濃度の気体がたっぷりあるわけです。
地獄のような大気は、逆にちょっと処理すれば素晴らしい工業素材・スペースコロニー用大気の素材になりうるわけです。

月の軌道エレベーターも、むしろ地球より先でもいいかもしれません。
ただし大気のない月は、地球と違ってマスドライバーでも容易に荷物を宇宙に放り出せるので不用かもしれませんが。

火星も入植・宇宙への資源運搬両方に非常に役に立つでしょう。
重力が小さい火星で軌道エレベーター自体の製造ノウハウを得てから地球、というのも言われています。

木星・土星の無尽蔵の水素資源は残念ながら軌道エレベーターでは手が出そうにありません。
でもその衛星には膨大な水、炭化水素資源があるといわれています。
太陽光自体が少ないため、本格有人開発は核融合炉ができてからになるでしょうが…潜在的な資源量は、水・金・地球・火星とは桁が違います。

10

アメリカの貧困層に、ファストフードより安くいい食事ができるように、圧倒的に安い素材を単純に調理した素朴な料理を提供するシステムがあれば生活補助としてもいいのでは?
治安が悪く店などがやりにくく自販機は論外でも、バンの横に自販機をつけて手を挙げた人のところで停まればいいです。
ファーストフードより圧倒的に安ければ競争力もあるでしょう。

それから自販機でいろいろ提供できれば?
ホットミルク、ヨーグルト、いやトーストや、卵やチーズをのせて電子レンジ加熱したジャガイモでも。

日本ではどうなるでしょう…

9

経済的玉砕……ひたすら民を貧しくし、餓死か過労死に追いこみ、奴隷状態で死なせながら安い長時間労働をさせる……そうすると需要が減るのでますます企業の経営は厳しくなり、ますます民は貧しくなる……最後の一人が倒れるまで。漂流するガレー船……倒れた者を食いながらこぎ続ける幽霊船。
ウォルマートにはそういう面があります。

ウォルマートの低価格が収益になるのは、立地に高い購買力がある限り、収奪できる中産階級がある限りです。
でもウォルマートがあるだけで、その立地全体の賃金が低下し、多くの商店やそれに商品を供給している小規模工場が破産します。
さらにウォルマートの従業員は、生きられる賃金は得られず生きられる賃金を求めたらクビになります。
ですからウォルマートがある地域は、最終的にはフードスタンプで暮らす貧困層と公務員しか残らず、結局ウォルマートも儲からなくなって撤退します。
ある意味焼畑…というか本来持続可能農法である焼畑農業に失礼ですね、近代以降の無理な人口圧による持続不能ペースでの焼畑農業や、塩害および土壌流出で短期間しか持続できないことを承知でやられているアメリカ砂漠地帯農業、機械化根こそぎ漁業と同じです。

地域密着型の商店・小工場を全滅させる経済は本質的に保守ではない…にもかかわらず新保守はウォルマートの側にあって、その矛盾を道徳と信仰と恐怖でごまかしている…と。

世界が滅ぶまでは続くんでしょうか。

8

政体においては

という暗黙の前提があります。

というか優れている人でなければならないのでしょうか?
優れている人がいるのでしょうか?
くじ引きは「誰でも変わらない」という考えにもできます。

優れた指揮官、優れた船長、優れた政治指導者はそれほど差をもたらすものでしょうか。
インカ帝国の皇帝がどんな人であってもスペインを撃退できたとは思えないのですが…逆にピサロやコルテスは優れた指導者とはとても言えませんが、ジュリアス・シーザーより大きな征服業を成し遂げました。
同様に中国にどんな英明な皇帝が出ても逆に暗愚であってもイギリス帝国や日本にさえ逆転できたでしょうか?

指導者の優秀性を強調するのは、「愚かで悪しき指導者は民に苦しか与えない、だから優秀で善き指導者がとってかわった、それは天が認める正しいことだ」という易姓革命の思想では?

社会は東西の広さによる遺伝子資源、天然の良港や運河、火山によるミネラル供給・水供給による森林資源再生の早さなどが全てでしょうか?
産業革命を起こしたのは所有権と金融制度…社会を織り成す無数の法規でしょうか?

7

扶養控除の廃止は実質的なニート税として注目されています。

しかしこれは、実質的に親族扶養の崩壊を意味していないでしょうか?
日本は親族扶養で成立している国だったのでは?
ただでさえそれが限界に来ている、団塊ジュニアが老いるのを待たなくても「リストラ親父」たちが老いて非正規労働から脱落し、自力で生存できなくなる年代が近づいているのに扶養控除さえなくすというのは…
新しい、親族扶養に頼らない制度を作る気があるのでしょうか。
膨大な人間が生活保護に流れ込んだ時どうするのでしょう。
僕はそのときには「新規の生活保護を原則認めない」ことで、数百万人の餓死が出ることになっているのでは、と疑っています。

今どれだけ、親族扶養で生きている人がいるのでしょう。
扶養控除廃止で、それが無理になる人がどれだけいるでしょう。
親族扶養があるということはそれほど豊かな階層ではないでしょうし、それだけ扶養する側も余裕がないはずです。
扶養控除を廃止するなら法から扶養義務を抹消し、親族扶養優先原則による生活保護の不受理は厳禁すべきです。
想像以上に多くの人にとって実質死刑宣告なのでは?

保守道徳的にも、親族扶養の美風が失われるのは許容できないことなのでは?
それとも今の保守道徳は働かざるもの食うべからずのみで、自ら働いて稼げぬ者は死ね、でしょうか。

6

ビニール袋の花瓶があるそうです。
熱い花瓶の表面だけをビニールにし、そこに空気などを入れれば圧力で形が保たれます。
倒れずに水を保持できるので花瓶には十分です。

同じように、空気を吹き込むだけでできるコップがあれば、紙コップより資源消費の少ない自動販売機用の使い捨てコップになるのでは?

5

地球に近い恒星に、探査機を送ってみてはどうでしょう。
たとえ結果が来るのが三万年後でも意義はあると思います。

太陽系を出るまでにもボイジャー同様、スイングバイのついでに多くの情報は集められるでしょうし。

さらに銀河系中央にも…結果が来るのが何百万年後であっても。

4

自転車通勤を前提にした都市計画…
都市のオフィスビルから自転車駐輪場、都市と近郊をつなぐ自転車専用道路、そして自転車通勤範囲の高層高密度住宅地…そのシステムは無理でしょうか?

さらにその住宅地から更に外に自転車専用道路が広がり、週末に過ごせる畑と小屋につながっていれば、週末にゆっくり自然を満喫できるでしょう。

逆に普段は自転車前提の高層高密度住宅地の、事実上寝るだけの狭い部屋で生活し、実際の家は週末に行くのであればもっとゆったり暮らせるでしょう。その家が畑つきならなおよしです。
学校に行く子供をどうするかが問題ですが…同様に子供も普段は寝るだけ部屋、家は週末だけだと友達と遊んだりがうまく行かない可能性もあります。
逆に子供はずっと郊外の家で留守番、というのも無理な話です。
子供は全部全寮制学校にしてしまえば話は簡単ですが、それはそれで無理ですか。

さらに郊外の畑つきの家でゆっくりするなら、自転車と電車が繋がるなら駅から自転車でいければそれでもいいです。
あと電車に自転車をもって乗れたら楽なのですが、日本ではすごく厳しいようですね。

でも自転車が私有物でなく、道路と同様の公有物であれば電車に自転車をもって乗る必要はありません。
どこの駅でも無料で自転車に乗って走り出し、決められたマークのある駐輪場になら乗り捨てていい、とすればそれも可能では?
その公共駐輪場はショッピングモールや集合住宅、道路上の要点などにあって誰にとっても便利です。
そして公共駐車場から無料自転車で出発することもできるため、かなりの数は駅に戻ります。
そして公共駐輪場に足りなくなれば余ったところから運ぶことで「戻す」ことはできます…必要なのはそのコストだけです。

ただしそれをやるにはマークのないところに乗り捨てたら確実に罰、としなければならないでしょう。
そのためには名前などがわかる電子IDで登録しなければなりません。

3

対立したら、それぞれの前提を示して照らし合わせ続け、どこまでさかのぼれば前提が一致するかを見るという議論法は使えるでしょうか?

前提が根こそぎ違うことが明らかになるだけかもしれません…進化論と創造説のように。
創造説は「聖書は全て真実である」が全ての前提です。
そこまで前提をさかのぼれば、もう進化論と対話するのは不可能です。

2

なぜ刀剣というものがあるのでしょう。
なぜ刃物を大きくするとき、柄を長くするより刃を長くするほうが多いのでしょう。

マチェットや刀剣は、同じ長さで刃ではなく柄を長くしたものより有用なのでしょうか。
それとも、単純に人が長い刃物を好み、貴重な鋼をたくさん使えることを見せつけたいだけでしょうか。

戦場での刀剣は、同じ全長の斧や槍に比べると長い柄を敵に握られて奪われる心配がないとも思えますが、なら刃の長さは50cmが上限でしょう。
また剣はバランスがいいので片手で複雑な技巧を入れて扱えるのも長所ですが、それなら槍も重い石突をつけてバランスをよくすることは簡単にできます。

実際の戦場で刀剣が使われることはほとんどないそうです。
せいぜい倒した敵の首を取るためなどで、実際に戦闘で死ぬのは弓矢や槍が多かったとか。

ちなみに最近の軍用ナイフでは、バールとしてナイフを用いることが多いそうでますます頑丈なナイフに人気が集まります。
しかし、バールとして用いるならば、ナイフはバールに絶対かないません。
ならたとえば…中空で軽いバールを厚めにゴムで巻いたものを柄とした、一方が斧刃・もう一方がツルハシ、柄頭の側がバールのこじる平たい刃なら頑丈なものを破壊するには申し分ありません。

さらに先端方向に小さなネジを切った突起を出しておき、そこにシャベルの刃を柄からまっすぐにでも柄と垂直面にでもつけられるようにすれば、普通にシャベルを持つ必要がない分装備はむしろ軽くなるのでは?
ハルバードのように、元々斧とツルハシのセットから先端方向に広めのシャベル刃をつけてもいいかも。

いや、最初から普通のピッケルやツルハシにある、柄と直交する平面内に小さい鍬のようについている刃をやや大きく厚くすれば、元々鍬はシャベル同様穴掘りに適した道具ですし、歴史的に刃が鍬と同じ向きについた斧も用いられています。
穴掘りにも使うなら頻繁に研ぎなおすため柔らかい鋼でヤスリもつけておくべきですか。

斧はそれ自体格闘にも使えるでしょうし、刃渡り15cmぐらいでやや薄手の汎用ナイフ、または刃渡り10cm以上の折りたたみナイフや単なる切り出しを持っていれば十分でしょう。

必要なのはバール・ツルハシ・斧・金槌(+タガネ・クサビ)・ノコギリ・シャベルなんですが、それをどうすれば最小質量・最小部品点数で実現できるか…

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若者が地位を求める問題は、早期に「お前は奴隷だ」と明確にするほうが暴力にならずにすむのかも。

儀式と神話を整備して制度を確立すれば、奴隷制度は長期間安定して存続できます。

アメリカ…コロンブスという事故がなかったとしたら、イスラム圏は千年後も黒人奴隷を輸入していたでしょう。

実際問題、江戸時代にはあまりに多数の人が生まれながらに結婚し自分の土地や仕事を持てる希望などないまま、ひたすら従って生き死んでいったのです…岡場所でのわずかな慰め、いや女の子であればより従属的な立場で。
お前はこの社会の主役ではない、ひたすら従って生きられるだけ生き、生きられなくなったら潔く死ね、といわれて育つほうが、万能感を持たされて世に放り出されるよりずっと幸せでは?