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28

駅で配られ、ポケットに入っていたポケットティッシュは、傷の応急処置に使って大丈夫でしょうか?
製造段階では清潔でしょうか。
まあないよりはましでしょうが。

というか今は創傷に対する措置は、昔とは全然違うとか。
そのあたりの技術・知識の革新はあまり知られませんが大きいらしいですね。

さりげない知識の革新といえば、恐竜の知識は僕の子供の頃と今では全然違うようです。

27

今は政治にはほとんど選択肢がないといわれています。
だとしたら、高精度の未来予測が容易に可能なはずですが、見ません。

逆に日本政界は、いつ大連立・小沢氏発病・小泉再登板などがあるかわからず、まともな予想が不可能になっています。
国際政治での最大の不安定要因はオバマ暗殺リスクでしょうか?

選択肢がないというのは大きな流れでしょうか。
それとも、一時代の一イデオロギーの宣伝に過ぎないのでしょうか。

26

電車に客室乗務員はまずいないのに、なぜ旅客機には客室乗務員が必要なのでしょう。
基本的に自己責任、カロリーメイトとジュースの自販機ではなぜだめなのでしょう?

時間が長いから?

また蜂の巣式のベッドだったらもっと詰め込めるのでは?

蜂の巣ベッドは電車でも有効ではないか、という気がします。

使われないのは、人間と蜂のサイズの違いでしょうか。
蜂にとっては二乗三乗則で相対的に体重を軽く感じているから身長の何倍もの上下動が全く気にならない、それどころか上下と左右の違いすらないに等しいでしょうが、人間にとっては身長の何倍も上下動したら疲れきります。

25

問:中国共産党などが専制的支配を将来も安定して続けるには?
答:300人委員会(もののたとえ…世界の支配層、本当に権力を持つ富裕層)に入ればよい。

でもこの結論は、他のあらゆる独裁者に当てはまるはずです。
なのになぜ多くの独裁者が破滅したのでしょう。

そしてなぜ中国・北朝鮮ではいまだに独裁的な政権が磐石なのでしょう。
もう何十年「明日にも潰れる」と言われながら潰れていないのか思い出せません。

といっても、明日潰れると何十年も言われ続けたアメリカの経済バブルは本当に潰れましたが。

24

まともな歩道橋・地下通路・高架などを作る余裕がない、特に開かずの踏み切りに、はしごと吊り橋でできた簡易歩道橋は無理でしょうか?
それなら柱二本、いやそれこそ両側のビルや電柱を利用してさえ簡単に作れます。

手を汚すことにも…いや、少し負担は増えますがはしごを縦に三分割し、足は中・手は両側と決めてしっかり塗装すればほとんど手は汚れないでしょう。
バリアフリーではないですし老人にもきつい、自転車や車椅子で渡るのは無理で大荷物も無理、と制限は多いですが、絶対に「ないよりはまし」なはずです。

他にも同様に、基準を落とせばさほど不都合なしに機能するものは多いはずですが…どんなものがあるでしょう?

23

共産革命・核戦争・氷河期・温暖化・パンデミック…それらと宗教的終末論の関係は?

僕自身が人類の未来を常に心配しているのも、小さい頃にノストラダムスの大予言や、その影響がある終末論的な漫画…「北斗の拳」や「孔雀王」に染まりすぎていたから、ということはないでしょうか?

かといって実際に脅威があるのは確かです。
といっても、脅威が温暖化程度なら解決は容易なはずです。

現在の世界には莫大な余剰生産力があります。
工場など設備も、なにより何十億もの余剰労働力があふれているのです。そしてそれを、明日にでも工業生産力に使えるノウハウもあるのです。
それを使えば海に近い砂漠地帯を塩生植物の海水田にし、砂漠を緑と太陽発電所で、海を海面下に浮かぶ海藻いかだで覆うぐらいたいしたことではありません。
そして軌道エレベーターができれば宇宙という無限の広さ、無限の資源、太陽の無限のエネルギーが人類のものになるのです。
それらを、新しい世界を切り開く方向に人類の余力を集中すれば大抵の問題は解決できるはずです。
問題は、地球号に舵がないように見えることでしょうか。

22

戦争が泥沼になったら五倍増援して強引に勝ちにいくか、または和平交渉を始める、という原則を決めたらどうでしょう。

一番社会にとって損失が大きいのは泥沼戦争です。
それは戦争を起こした支配層にとっても同じでは?泥沼戦争は政治家の支持率も落とすのでは?

そうならない、しばしば泥沼戦争が起きるのは…軍産複合体陰謀論?
でも軍産複合体陰謀論は、そのわかりやすさが逆に警戒感を誘います。確かに強い力を持っていますが、すべてを支配できるような力など存在しないと考えるのが自然な気がするのです…
現実の政治は多様な力が非常に複雑にからみあう、予想も制御もできない代物なのが現実では?

ああ、だから泥沼戦争になるのですか。
その「複雑に絡み合う力」を理屈で制御することはできなくても、経験則として泥沼戦争は起きやすい、と予測することは可能…
うわ救いのない話です。

21

科学技術進歩反対派に、未来の可能性も含めあらゆる科学・技術・産業をリストアップして、どれを残しどれを捨てるか検討して欲しいものです。
どんな未来を望むのか、その未来では何人生きられるのかを。

科学技術を廃して自然に戻ることが、人類の過半数を殺さずに可能だとは僕には思えません。

20

漫画での「料理下手」にもいろいろあります。

現実の「料理下手」というのはどういうことでしょう。
昔の、電子レンジや炊飯器がない場合は焦がすことが多かったでしょう。

僕も一人暮らしを再開してから数日間、何かがわからずパニック状態になっていました。
時間の配分調整がうまくいかず、同時にしなければならないことが何百もあるような錯覚がありましたっけ。
最初に、何分後に味噌汁が吹くかタイミングをとっておけば、炒め物を混ぜなければならないタイミングと味噌汁が吹くタイミングをずらすことができ、余裕を持って作業ができるというわけです。
今となれば当時の自分が何をあわてていたのか理解できません。

でも、現在は多くの家にオーブンレンジと炊飯器があります。
単純に、それで洗っただけの根菜類と塩コショウしただけのかたまり肉を切りもせず焼くだけでかなりうまいものにはなるのです。
なのにどう「料理が下手」なのでしょうか。
他にも包丁を全く使わない料理ならいくつも考えられるのですが…それもやはり、僕が料理ができるから?

僕は普通に自炊で生活していますが、多分「料理」の試験というものがあればそれほど高い点は取れないでしょうね。
ペーパーテストはほぼ満点でしょうが、一般的なレシピにある料理はほとんど作りません。

19

人は世界全体から見ればごく限られた情報しか得られません。
一人一人、その限られた情報から世界像を構築しています…群盲象を撫でるの例えです。

しかもそれを、言葉というさらに限られた情報伝達力しかないものに乗せているのです。
どうにもならないのは当然です。

18

電車に持って乗れる乗り物があると便利です。

http://wiredvision.jp/blog/matsuura/

に詳しく色々あります。

まず折りたたみ自転車は、A型になるものも含め大きすぎます。
セグウェイというものも重すぎるでしょう。

これも重すぎるかもしれませんが、こういうのはどうでしょう?
スケートボードに似ていますが、前後に少し長く、六つ車輪があり、断面が「く」の字に少し曲がっています。前後対称でなくてもかまいません(その場合後が少し短め)。
「く」を不等号と見れば小さいほう、突き出た側にすべての車輪はあります。一つ一つの車輪はスケートボードより少し大きめでパンクせずある程度クッション性があります。
車輪の回転方向はスケートボード同様で前・中・後一対ずつ、キャスターのような回転方向の変化はなく固定されており、中輪はちょうど曲がったところにあります。
そのため、断面がくの字の板に(突き出た側を下に)乗って体重移動をすればわかるように、「前と中」「中と後」の二つに切り替えることができます。
そして前輪を地面につけて体重をかけると前輪についているモーターが動き出し、前進方向の力を出します。後輪には回生ブレーキ…回転に抵抗することでブレーキをかけながら、速度低下分のエネルギーを電気に変える…があり、共通の蓄電池がついています。
中輪は全くのフリーです。

それによって前進・ブレーキを体重移動で切り替えることができ、また体重移動で中輪のみで接地した瞬間腰をひねれば容易に方向転換できます。
まあ方向転換が容易すぎて速度を出していたら吹っ飛びかねませんが、それは慣れで対応できるでしょう。慣れがあれば、低い段差なら短時間後ろに体重を切り替え、前輪が段差に乗った瞬間体重を動かして越えられるでしょう。

技術が必要にも思えますが、慣れれば容易に運転できるのでは?

さらにモーター出力が弱くても、蓄電池が切れても、スケートボードのように足で蹴って容易に前進できるのです。
急な登り坂や電車で持ち歩くのも簡単でしょう。
キックボードのようにハンドルをつければより操縦はしやすくなるでしょう…少しかさばり重量も増すでしょうが。

またこれはキックボードを改良してもいいはずです。
蓄電池と回生ブレーキ兼用のモーターをつけ、キックボードのハンドルにひねる方向によってモーターで前進、回生ブレーキを切り替えられる、グリップを回してギアチェンジするのと同様の操作具があればいいのです。必要があれば非常用ドラムブレーキも。

これは郊外型大面積店舗を回るのが体力的にきつい老人にとってもありがたいはずです…
というかその目的には、買い物籠カートからハンドル方向にスケートボードのように上に立つことができる板を伸ばし、買い物籠カート自体にモーター兼回生ブレーキ・蓄電池を仕込めばいいのです。
それを改良して普通の道路を走れるようにしたものも、電車に乗せるのは無理ですが足腰が衰えた老人が短距離買い物するには便利なはずです。

まあ何より、上記ブログにもあるように交通手段としてのスケートボードの存在を認めない道路交通法、「ローラースルーGOGO」を潰した社会の了見の狭さでは無理でしょうが。

17

非日常はもう日常の一部になっています…娯楽産業なしの経済は考えられるでしょうか。
戦時経済でさえも娯楽は弾薬や食料同様、必需の戦略物資です。

いや、人間にとって本質的に…神話などの世界、祭りなどは生存の一部でした。

人間が現実だけで冷徹に生きたことなど一度もありません。

16

テントは強固で広いですがかさばり、それだけでは保温が不十分で寝袋が必要です。
寝袋は本質的に絶対防水防風ではなく、テントを必要とします。
そしてテントと寝袋のセットはどうにもかさばり、地面に触れるので保温・防水が完全ではないです。
毛布のみが一番軽くかさばりませんが、それだけではある程度以上寒かったり水があったりしたら生きられません。

それに代わる携帯できる最低限の野宿用システムとして…本質的には「寝床を地面から離し、防水布で全方向くるみ、中に寝袋がある」小さくたためて軽いものがあればいいです。

FRPでもアルミ合金でもチタン合金でもいいのでとにかく丈夫で錆びず弾力のある軽い素材を柱とします。
あとケブラーなど超強靭な繊維を混ぜた防水布もあるとします。
まず必要なのが、かなり余裕を持って230×70cmの長方形枠に、丈夫な布か、強靭なロープを編んだものを少しゆるめに張って体を受け止める台とします。
その台を地上30cm程度の高さに支えつつ、上全体をかまぼこ状(またはA状…雪を考えるとそのほうがよい?)に覆う支柱をつけます。泥濘の中でも沈まないよう、支柱の設置部の面積を広くする底板もつけ外せるよう用意すべきでしょう。
そのかまぼこ(寝る台を板とする)全体を上記の強靭な防水布でくるみ、マジックテープで中からでも外からでも瞬時に開けて出られ、しかも頭・足方向も閉じることができて天地左右頭足どの方向からも風雨露雪が入らないようにします。
完全密封すると窒息の危険もあり、全く外を見ることができないのも不安でしょうからメッシュののぞき窓を、やはりマジックテープでいつでもふさげるようにつけておく必要もあるでしょう。

もうひとつ考えられるシステムとして、二つの大きな四面体を四本の棒で形成し、下で四面体同士を棒でつないで、四面体の上の頂点からハンモックを吊り、そのハンモックに寝袋をはめ込み、さらに全身を防水布でくるむことができる構造でもいいでしょう。
ハンモックとベッドの中間として、枠を棒ではなく強靭なワイヤーにしてそれにネットを張ってもいいはずです…構造支持は別の棒を用いて。

より単純にいえば、ハンモックを内蔵した寝袋と、完全防水布で全体をくるむ袋、ハンモック用の支柱のセットでもいいわけです。

全体は分解してたたみ、大きいリュックの面積程度におさまればいいです。組み立てもできるだけ簡単に、闇の中でもできるように。
軍民問わず、そして援助物資としてあれば非常に役に立つのでは?

15

核戦争が起きようが暴走温暖化が起きようが巨大隕石が落ちようが人類という種・主要生物種(特に主要家畜・作物)、文化を保存する必要はどの道あります。

それこそ、新スタートレックの最高傑作といわれる「超時空惑星カターン(原題 The inner light)」のように、突発時に備えて現在の地球のありとあらゆる遺伝子・文化情報を集め、地球からできるだけ遠くに打ち上げておきたいぐらいです。
ボイジャーやパイオニアのように太陽系外に飛ぶ探査衛星にはいろいろ積み込んでいますが、むしろそれは異星人と人類の関係が主であり、現在の地球の情報を外に保存する、という感じではない印象があります。

で、僕は箱舟という印象から宇宙を考えていましたが、地中ではどうでしょう。
どこか極秘の、地下相当深くに、選ばれた数十人が専用の原発をエネルギー源に、何種類かの家畜の種も維持しながら完全閉鎖系生活を営むというのは…

月の裏側に完全自立閉鎖系を維持するより簡単だと思うのですが。

ちなみに、たとえばアレクサンドリア大図書館炎上の再来を避けるため、暴徒の手が届かない月などに主要な文書のコピーや美術品や遺伝子サンプルを保存しておくことは今すぐにでもやったほうがいいと思います。
僕自身の中には、タリバンのような反文化が強い武装勢力が日本や世界各地の博物館・美術館・図書館・動物園を破壊しつくす悪夢が常に去らないのです。
それこそ『石油消滅』という小説にあったように、ある日菌類によって石油が使い物にならなくなっただけでも世界の秩序は崩壊しますし、秩序が崩壊したらあらゆる文化を破壊しつくすのが人間の繰り返されてきた習性ですから…

14

繭と畳和室のどちらが敷地を節約でき、「貧困層が最低限の情報化生活を送る」ことができるでしょう。

畳に布団を敷く生活様式…その変形として折りたたみベッド…は狭い面積を非常に有効に使えます。
でも電化製品・パソコンやテレビなどはどうしても場所をとります。
まあノートパソコンや一体型ボードテレパソはちゃぶ台に気軽に持ってこれますが。

繭はパソコンやテレビのスペースを計算した上で、寝るのと座るのが同じ場所ででき、また体積…二段重ねにすることで高さを無駄にしません。

また、敷地を節約できる…狭い体積に多くの人間を詰め込む方法としては、究極的には奴隷貿易の「スプーン重ね収納」、それに次ぐのが海洋冒険小説に描かれるナポレオン戦争時代英国海軍帆船のハンモックがあります。
体を伸ばして眠れる分、ネットカフェより普通の一軒家やオフィスに何百本もハンモックをかけたシステムを選ぶ人も多いのでは?ましてネットカフェより安いなら。

というか本質的には、社会構造が変わった以上最低限の住も公が保障すべきことになってしまっていますが。

13

内政不干渉・民事不介入などの「原則」は、地球より重いといわれる人命よりさらに重いようです。
内政不干渉ならある国が何百万人拷問虐殺しようと、民事不介入なら何人一家心中しようと子供が残虐極まりない虐待を受けようと、全く構わないのですね。

本当にそれでいいのですか?
無条件に邪悪を阻止してはなぜいけないのでしょう。
どちらも干渉を許せばその膨大な被害者以上の悲惨を生み出すから?

「正義」「悪」は人間には分からないのでしょうか?
もし人間に正義と悪が本質的に判別できないとしたら…人間などやっていたくはありません。

「自助」「縦割り行政」「生活保護費削減」も人命より重いようですね。

いや、それらは宗教的信条に分類されるべきでは?
むしろ多くが。
原発賛成反対、アメリカの中絶反対、世界の捕鯨反対……それらは宗教の領分に近い心理構造から出ており、ゆえに「そうしたらこんな得もあるけどこんな損もある」型の説得は通用しない、どんな結果になろうと押し通すべき事なのでは?
言葉で説得できることなど人間社会では余りに少ない、とするとそれは民主主義自体の正統性の問題となります。
言葉による説得が多くの、宗教的信念に属する議題について無効としたら、民主主義=数の暴力になります。
またその副作用として、人間を説得するのには論理よりも魔術に属する、単純な言葉を繰り返したり恐怖を煽ったりして人心のより動物的な面を操作する手法のほうが有効、となるのもまた民主主義の質を下げることになるでしょう。

ソマリアの海賊についても、自衛隊派遣の是非以前に、確実に海賊をなくすには二つ道があります…一つは徹底的に叩き潰す、もう一つはソマリアを海賊以外のまっとうな仕事のほうが儲かるほど豊かにする。
ソマリアだけでなく世界のどこも。

そのためには『貧困の終焉』にあったように援助が有効かもしれませんし、武装勢力に「織田信長」の漫画版現地語訳でもばらまくべきかもしれませんし、または先進国の大規模な大軍で再征服して一人一人に法治主義を叩き込むべきなのかもしれません。

12

僕は人間を考えるのに「支配」を多用します。
それはフロイトが性欲ですべてを説明しようとしたのと同じかもしれません。

動物、生物としては当然性欲が中心でしょう。生物の本質はDNAが自己再生するシステムですから。

群れ動物としては常に、群れの中での順位・権力、また群れの維持が生存・繁殖の成功に直結します。

どちらも本質的に重要なはずです。

他にも食・水・睡眠などの欲も生存に直結しています。

11

なぜ日本では家屋は二階建てが標準なのでしょう。

国土が狭いのですから、土地は狭くても四階+地下一階ぐらいにすればいいのに。

地震や洪水が多く、木造建築が中心で石材が少ないから?
今はその問題は解決できているはずです。

まして今は安価に個人用エレベーターをつけるぐらい簡単では?

10

軍事にばかり予算をかけて民生にはかけない、とよく言います。

でももし、周囲の国際情勢が非常によくて軍縮しても大丈夫になり、軍を大幅に縮小したら、ちゃんとその分を民生に回すでしょうか?
宇宙人が「軍事を一切やめろ」と命じた場合は?

少なくとも日本は全てを借金返済に充てるでしょう。

逆に軍事以外に莫大な税金を使って文句が出ないものなどないのでは?
高度成長期の日本の土建やアポロ計画を数少ない例外として。

また、軍事・土木公共事業、そして福祉を比較したら本当はどれが一番良い税金の使い方なのでしょう。
さらに教育・基礎研究も入れて考えたら?基礎研究以上に未来を切り開ける税金の使い方はないですし、アメリカの莫大な軍事費も相当部分が基礎研究に流れているとも言われます。
軍事がなければなかった基礎研究が多いことも確かです。

9

トヨタは日本人皆が豊かなのと少数を除いて貧しいのとでは、どちらが儲かるのでしょう?

と言うかその結論はもう出ているのでは?
この不況、格差社会化がトヨタの収益をとことん落とした、ということが。

だったらなぜ、日本人皆を豊かにするような政策を政府に働きかけて実行させないのでしょうか。トヨタに政府を動かす力はないのでしょうか?
トヨタとは別の超権力者がおり、それは日本人の多くを貧しくして一部を極端に豊かにし、トヨタなど企業も潰れることを望んでいる、ということは考えにくいのですが。

さらにいえば、世界の皆が豊かになればそのほうがトヨタは儲かるのでは?
ならなぜそうしないのでしょう?

やはり「世界の富の総量は少ない・格差が大きい」ほうが「世界の富の総量が多い・格差が小さい」よりも、富める側の人間にとってはいいのでしょうか。
求めているのが富ではなく権力…「自分は他の誰より百倍豊か」のほうが「誰もが豊かで、自分はその誰より三倍豊か」よりも、「自分」の持つ富自体は後者のほうが多いとしてもいいのでしょうか。

8

高齢ワーキングプアが通り魔にならないよう、事前に殺すことが一般化したら?

現在の保証人社会を、家族や会社など中間集団が衰退した現状を肯定して緩和するのではなく、逆に極度に強化して「保証人がいないものは殺す」システムにしてしまうとか。
警察がネットでの発言、職歴などを追跡し、統計的に通り魔の恐れがあるとみなした者は適当な理由で逮捕し、拘置所内で絞め殺して自殺したと発表するとか。
拘置所内自殺が毎年万単位になっても、日本は文句は言わないでしょう…そうするしかない、と皆暗黙に分かるでしょうから。

明日はわが身の高齢ワーキングプアも、別のはけ口を与えてやってまずい者は抹殺すればいいですし。

「働かざる物食うべからず」から「役に立たない者は殺せ」は一歩の違いしかないと思います。

7

群衆の病に対して治療法は?

今の日本も明らかに、群衆としてかなり病んだ行動が多いです。
それはどう治療すればいいのでしょう。

オバマ氏に対する大喝采がそうであるとしたら、どう治療すればいいのでしょう。

そして9.11直後のアメリカのあの恐怖はどう治療すればよかったのでしょう。
ヒトラーに対する喝采は?

それらは天災同様人間にはどうしようもないのでしょうか。
でも耐震建築や防津波堤防、転居などできることは多くあります。

治療はできなくてもそこから逃げることはできる…でもそれは、多数を見殺しにするに等しいです。

6

多くの人の欲望を何で満たすか。
文明の未来を考えるときにはそれも重要になります。

大量のガソリンを使う車と広い芝生で満たそうとしたら、大量のエネルギー…現在では化石燃料を消費します。
ゲームやテレビなど情報娯楽で満たすのもそれなりのエネルギーを使い、また人を愚かにすると道徳的批判が大きいです。でも絶対大型車で飛ばすよりはゲームのほうが化石燃料消費は少ないでしょうが。
麻薬で満たすことには誰も賛成しないでしょう。
瞑想で満たし…ゲームやテレビより瞑想を選ぶ人がどれだけいるでしょう。

というかどうしたいのでしょう?

欲望自体をなくしたいのでしょうか?
そのためにはどうやって?

薬物や脳外科手術、遺伝子治療で?それは誰もが反対します。
神の恩寵で、ある年ある日以降人は霊の体でよみがえって欲望をなくす?
欲望というのは現代文明の家父長制資本主義の男性中心社会のうんたらかんたらで要するに幻想だから、革命が成ればなくなる?

問題は人の欲望は矛盾しており、だから「満たす」ことが原理的に不可能だということですが…

5

小中学校での携帯電話禁止とかが動いているようです。

子供をネットから離し、携帯電話を取り上げて、どうするのでしょう。
一度得た贅沢を奪うのは、特に子供にとっては極めて残酷な行為と感じられます。
そして闇、さまざまな犯罪、不要な処罰や冤罪の温床にもなるでしょう。

それに、携帯電話やネットがなければ子供はよくなるのでしょうか?
二十年前の子供はそんなに素晴らしかったでしょうか?四十年前は?ああ、遺伝子的には同じはずですよ、自然淘汰がなされていませんから。
そして携帯電話やネットを奪えば、代わりに彼らは勉強し、運動し、素晴らしい友情を結んでコミュニケーション能力と真の学力を発達させるのでしょうか?
子供は思い通りにはなりませんよ。

またネット言論を嫌い、蔑視する人も多いですが、それでどうするのでしょう。
それをなくして、学位なき者・一流論壇誌に載れない者語るべからず、でいいのでしょうか?
本当にレベルが低い者は発言しないほうがいいのでしょうか…僕のように。

それ以前に、ひたすら管理を強めるという学校の基本方針は変わっていないのですね。
これほど学校システムのほころびが目立つのに。

というか、企業はどんな卒業生を求めているのでしょう。
二十年後にはどんな人材が必要とされるのでしょう。
それが見えなければ学校も変わりようがありません。

4

一般にテレパシーは、人間の言葉に翻訳できる程度の表層的意識を読むようです。
さらに深層意識を読むようなテレパシーがあれば?
その深層意識テレパシーを自分自身に向けたら?

3

ブラウン管ディスプレイは厚く重いですが、画質は液晶やプラズマよりはるかに上です。

厚いのが嫌なら…ブラウン管の厚さは大体画面サイズに比例するようですから、5インチの小さいブラウン管を8*8=64個隙間なく並べれば厚さ10cm程度の40型になるのでは?
液晶やプラズマのようなとんでもない薄さは絶対必要なのでしょうか?

また、10*5cmぐらいの超小型の、それでいてフルハイビジョンのブラウン管ディスプレイは、携帯には重いかもしれませんが据え置きのパーソナルシアターには適しているのでは?

2

復讐権、武装権、成敗権など本来「基本的人権」のはずなのに近代国家では否定される権利は多いです。
それらが「権利」であったこと、ある文明が存在することなど、多くの近代国家では想像することすらできないでしょう。

同様に、今当たり前の人権と思われているものが、百年後はそんな権利があることなど想像もできない、ということはないでしょうか?

また、上記の否定された古い権利も、人権自体を深く理解するには考える必要はないでしょうか?

1

仕事を探すというのは、一線で仕事をしている階級の人には簡単で、ワーキングプアには限りなく難しいのかもしれません。
要するに玄人からみれば山はキノコの宝庫、でも素人にはどこにも何もないように。

単に求人情報誌を読んだりサイトを回ったりするだけでは得られないノウハウが決定的に重要だとしたら?
仕事があるないだけでなく…ハローワークや求人情報誌は常にあります…、この業界にはどの程度の能力が求められる、実際働いたらサービス残業がどれぐらい、どれぐらい体力が必要、過労死前提の使い捨て、旧来型の体育会系に適する、英語力と英米人の考え方とコミュニケーション能力が必要…それらの細かい情報はハローワークにも求人情報誌にも、匿名巨大掲示板にもありません。
あるとすれば人脈、それもその業界で一線で働いている人だけがそれらの情報を得ることができるのでしょう。
その本当の就職力は一線で仕事をしなければつかないとすると、要するにほぼ絶対就職できないとなります。
ただでさえ正社員じゃないから就職できない、就職できないから正社員でない、という輪からは抜けられないのに。
それこそレギュラー以外にはプールを使わせない水泳部と同じく、平均的な努力と関係なく実力は開いていく…仕事の実力も、就職の実力も。

ただし氷河期世代以外は新卒で就職できました…これからまた第二氷河期になりそうですが。また終身雇用がありましたから、就職力が自分にあるかどうかも知らず漫然と働いていました…今は一線で働いている人も自分の就職力を意識しています。
逆に学生およびアルバイトとしての経験しかない人には、その様々なノウハウは雲の上です。
それこそ偏差値がない世界でどうしていいかすら見当がつきません。
人と会って話すやり方も、何も知らない赤ん坊同然なのです。
学生時代の就職活動はやや特殊なルールで動きました…フリーターとして卒業し、何年かしてから再挑戦しようとしても、「就職活動」時代の技術など何の役にも立ちません。
そして本屋の就職関係棚に、学生向け就職活動や転職、第二新卒の入門書はいくらでもありますが、高齢フリーター・ニート用の本は一冊もないのです。

それに自分の分をわきまえろとか仕事はあるところにはあるとか、いくら説教しても無駄なのでは…社会人には見えて当然のものが全く見えないのだとしたら。
分をわきまえようにも「偏差値」がなければ自分がどこに立っているかも分からない…海上で一切の目印を失ったと同じで思考さえできなくなる…信じられないほどの無知、実力格差があるのでは。

それらの問題を解決するには、まず就職試験をわかりやすくすることでしょう。
偏差値がいくつだからこれだけ勉強し、この問題が解ければこの学校には入れる、というようなわかりやすさが必要です。
それを甘えるな、という人は、いい年に生まれて新卒で終身雇用に滑り込めたか、高度成長期にはあった途中乗車の恩恵を受けたか、チャレンジして千人に一人の成功者なのか、そのどれかではないでしょうか?
職業教育を受けても就職できない、という事態の多さは職業教育そのものに対する信頼を大きく下げてしまいます。そうなればワークフェアの根本的な前提が壊れます。
職業教育を含めてちゃんと勉強すれば就職できるようにしないと努力しろといわれても努力しようがありません。
たとえば低賃金未熟練労働を二重三重にやって週百時間働いても、それでも母子家庭で子供を大学に行かせるのも困難、低賃金未熟練労働と職業教育を無理に両立させてもそれでも就職できないのが現実です…正社員でなければ努力が無駄になる率が高すぎるのです。

また職業教育そのものに対する信頼ですが、特にアニメなども含め芸術的な要素がある業界では、養成学校を出ても食べていけるのが千人に一人です。
そういうところでは就職するための卒業資格を非常に厳しくして就職を実質確実にし、他は短期間で諦めさせて趣味として続けられるような指導に切り替えるべきです。
とにかく職業教育に対する信頼が失われたら、取り返しがつかない事態になります。

そんなふうに完全に見えている世界が違うなら、フリーター・ニート層と正社員層の共闘などとても無理でしょう。
生きにくい、というだけで団結できるでしょうか?
さらに分断の言葉の一つとして、世界にまだ何十億人もいる極貧層です。
それを考えに入れるとフリーター・ニート層どころか日本のホームレスさえ恵まれているとみなされてしまいます。
でも彼らが苦しいこと、平均的な努力で這い上がれないことも事実です。

互いに憎み合い、下は餓死・上は過労死でともに地獄に落ちるだけ、ですか…