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31

「技術は限界か」と「まともな野党」この二つの問題に、なぜぼく以外関心を持たないのでしょう。

あと「人類の存続」も。

30

ファストフード店とコンビニエンスストアが近くにある時。
提携して、ファストフード店の客が少ないときにコンビニエンスストアにハンバーガーやフライドポテトを作って届ければどうでしょう。

ファストフード店は設備人員の遊び時間が減る。
コンビニエンスストアはできたてに近いハンバーガーを売れる。

同じように宅配ピザ店とファストフード店、さらにコンビニエンスストアも提携すれば恐ろしい強みになるはずです。
コンビニの商品とファストフード店のハンバーガー、そしてピザをセットで宅配するのですから。

なぜ、ファストフード・コンビニ・宅配ピザ、いやそれに牛丼や弁当のチェーンも含めて統合したシステムがないのかがむしろ不思議です。

29

米ソ両方が核武装して、相互確証破壊で戦争を免れた…
なぜマムシがいなかったのでしょう。

アーサー王伝説の最後、モードレッド軍と激しい戦いの後、休戦交渉に入った。
だがどちらも相手を信じておらず、一人でも敵が剣を抜いたら容赦するなと命令されていた。

そこで、一人の騎士が、マムシにかまれて剣を抜いた。
戦いが再開され、両軍とも全滅した…

28

「パズルや数学の証明のようなアクションファンタジー」って結構ありますね。
『ダイの大冒険』や、ブランドン・サンダースン作品など。

多数のエピソード一つ一つに、終盤で生きるお助けアイテムやパワーアップのフラグが隠されている。
一見、味方が無意味に蹂躙され負けただけに見える話にも。無意味で残酷なだけの脇話に見えても。

そのすべてがそろってなければラスボス戦で絶対勝てない。

「ものすごく強いラスボスを奇跡的に倒す」だからこそ読んでいてすっきりする…
といっても戦略的には負けているという。

27

香料諸島は、オーストラリアのすぐ近くです。
文明はそこまでは近づいていたのです。

なぜ、オーストラリアは誰も寄せつけなかったのでしょう。

大西洋という広大な外洋はありません。
海峡といっていいほど狭い海しかなかったのに、中国もインドもイスラムも、誰も寄せつけなかったのです。

答えは熱帯雨林地域の、無風と伝染病でしょうか?

26

生物にとって、二乗三乗則は特に大きくなるためには厄介な制約です。
球や立方体のサイズを二倍にすると、表面積は4倍、体積は8倍になるので、表面から栄養や酸素をとると全身にいきわたらなくなるのです。

でも、まっすぐ棒状に伸びる、さらにそれをツルマキバネの形にたためば、表面でどうにかなるのでは…

また、輪の構造をとって内部に膜を張れば、飛行にとても有利です。制御が面倒ですが。

25

電子ケトルの「内鍋」が欲しいものです。

底からも壁からも離れた状態で固定できる。
電子ケトルの底・壁と内鍋の間は水で満たされ、短時間で沸騰する。
その熱で内鍋の中身が加熱される。

牛乳やレトルトカレーを温めたり、内鍋にも水を入れてゆで卵や、吹きこぼれない程度の量ならベーコンとミックスベジタブルを入れてスープを作ったり…

まあ吹きこぼれて大惨事になるのが目に見えていますが、現実の人間が使うと。

24

貧しい人を憎むのは本能でしょうか?
小さい子も貧しい子をいじめるのですから…

いや、「小さい子がいじめる基準」をリストアップすれば、それは人間のきわめて普遍的な道徳感情では?
ただしそれは、人種差別なども含むため近代的な道徳とは反するでしょう。

貧困。不潔。金持ち。
天才。魯鈍。
わがまま。従いすぎる。

どちらの極でも子はいじめます。

また、大人に密告すること。仲間での悪事に加わらないこと。

人種が違う。何であれ違う。
理由などないことすらあります。

23

憲法の宛先は国家だ、国民ではなく、それが立憲主義だ、とよく言います。

僕も自民党の草案は最悪以下と思っています。

でも、国民には一切指図がなくていいのでしょうか。
たとえば、国民の七割が賛成しても、一割を虐殺してはならない…
これは、国民が…国民の多数が「主権」という潜在的には何をしてもいい絶対の権利を持っていても、守るべきことでは?

それは、憲法という言葉を超えた絶対のものでは?

また立憲主義には、自由・人権・民主主義といった近代価値も含まれるそうです。

ならば、国民全員が一人を皇帝にしたいと思ってもそれは許されない…その「許されない」何かは、国民に命令しているのでは?

僕は以前書いた小説で、一つの掟を持つ民族を描きました。
絶対に虐殺はしない、誰に命令されても…死刑か虐殺かで脅されたら即座に自殺する、という。

22

日本の『保守』は、従米でありつつA級戦犯は称揚します。

まるで、「アメリカに忠義を尽くせば、褒美として靖国神社に行く許可をもらえる」というように。
まあ実際、安倍首相は時々行っていますがアメリカに潰されてません。そういえば小泉首相もしつこく行きましたが潰されませんでした。

でも本当に戦犯の名誉回復が許されるでしょうか?
日本軍が中東で、数百人の部隊が全滅するとか、数万人の反乱部族を皆殺しにするとかすれば、褒美にA級戦犯の名誉回復も認めてもらえるでしょうか?

日本の、従米でありながらA級戦犯の名誉にもこだわる『保守』たちのストーリーはこうです…

日本はアメリカに敵意はなく、できればアメリカと組んで真の敵であるソ連と戦いたかった。
だが第二次世界大戦がはじまるときのアメリカは、共産圏のスパイにやられて、ソ連に操られていた。それで日本と戦ってしまったのだ。
だが、戦後アメリカはソ連スパイ網を粉砕し、日本と真に組んでソ連と戦い勝利した。

だから東条英機を名誉回復し、原爆投下を謝罪しても、今のアメリカは恥じる必要はない…

さて、アメリカの退役軍人たち、アメリカの保守たちはこのストーリーに同意するでしょうか?

21

大きい、つながった社会は、変わらないでいることができる。小さい孤立した社会が多数バラバラだと、どうしても変化が起きる……
歴史でそんな現象があります。

ヨーロッパは、ローマ帝国が元気な時は単一言語でしたが、衰退すると地理で分断された地方ごとに別の言語ができていきました。

ある宗教が弾圧された結果、地方にいくつか隠れキリシタンのような閉ざされた群れができ、弾圧がなくなってから集まってみるとかなりどれも変化していたそうです。
逆に、ローマカトリックのように連絡が維持されると、変わらないでい続けることができました。

ヨーロッパはバラバラで進歩していきましたが、中国は一体で進歩を防止し続けることができました。

…グローバル世界って、創造性・進歩のためには有害なのでは。

20

少子化は、悪いのはGHQと民主党と戦後民主主義だ。
だから自民党・官僚・大企業は何も悪くないし、何もする必要はない。
ということですねえ。

またほかのことでも悪いことはすべて野党・左派・民主党政権のせい、いいことは全部安倍政権のおかげ…となっています。

というか自民党・官僚・大企業は、常に絶対に正しい、無謬ですよね。
日本国はメンツがあるから絶対に謝ってはならない、どんなにお前個人の良心が、これは完全に悪だ、罪のない人間を踏みにじってるぞと叫んでも、人間であるより先に公務員なのだから絶対に国が正しいとしなければならない、と同様に。

19

日本の政党政治は完全に詰んだようです。

分裂した野党は完全に不倶戴天。
まとまれば野合で無能。
けれどもバラバラで選挙になれば小選挙区で全廃し、自公が圧勝する。

絶対に、絶対にまともな野党は出てこない。
小池氏も消えた。

極右・改革の系譜でない、新しい思想…特に政治から排除された氷河期非正規が投票できる思想は、絶対にない。

…もう民主主義をあきらめた人が多数派です。
もう、選挙なんかいらない、中国同様自民党が永遠に一党でいい、と国民の大半は固く信じているでしょう。

18

みんなが賢くなり、浪費をやめて貯蓄し投資するようになったら、需要が激減して大不況になるのでは?

「本当にすべての人がものすごく賢くなったら」…

知能指数が爆発的に上がる、計算能力が桁外れになる、400字ぐらいの文章なら一度読めば暗記できる…それらだと、知識そのものがなければ悪い事になる可能性もあるでしょう。

知識も種類による…「逐次投入はするな」「補給は絶対必要」などは、政治的判断をするのに普遍的に必要な知識です。

創造性も含めて桁外れに賢くなったら?欲望を意識的に断てるようになったら?無意識のバイアスを断てるようになったら?

17

日本の社会のひずみを読んで、ふと浮かんだ一言。
「日本に教会はないの?」

これは底なしの穴に通じる言葉です。

日本はキリスト教が強くない。
少ないながらあるキリスト教教会も、あらゆる弱者を救う機能はなく、弱者はまず教会に行こうという発想がない。
仏教・神道は、精神面・経済面で追い詰められた人を救うシステムになっていない。

宗教は、社会におけるある種の問題を抱えた人たちが行く場だ、社会の主要臓器だ、という発想がない。なくてもいいしないほうがいいぐらいの目を向けられている。

教会の救済を政府がやろうとしたら法と道徳の分離や民事不介入など、やってもらっては困ると言いたい問題が無数に出る。
親権や警察のメンツなど、この弱者を無理に救ったら国家の根幹が傷つく、という弱者も多くいる。

日本の、戦前はとにかく宗教を封じようとした、戦後も宗教を封じた…そして代替システムはなかった。
あったのは高度成長と会社だけ、それが崩れたらもう何もない。

そう考えると、中国やイランは、「救いを求める弱者」をどうしているのか…ちょっと恐ろしいです。
イランは宗教と国家が一体化しています。弱者の救済と国益が相反したら、宗教者は良心だけで動けるでしょうか?警察の威信と宗教的信念が矛盾した時、イランのある程度権力のある人はどんな決断をするでしょう。
中国も宗教を完封しています。共産党は、法と道徳の境目などぶっちぎって容赦ない道徳指導をして弱者を救うことをしているのでしょうか。それとも弱者を放置し、暴れないように封印することができているのでしょうか。

もう一つ重要なのが、子供向けフィクション…特に少女漫画が、徹底的に「この世界には警察も役所もありません、教師も親も力になりません」を前提にすることです。

子供を主人公にして活躍させる。そのためには、子供がまず親や教師、警察や役所に助けを求めさたらストーリーが狂う。
だから、何らかの方法で、子供が親にも、教師にも、警察や役所にも、頼るという発想を持たないようにする…

家を失い一人になっても、「親に心配迷惑をかけたくない」から、親にも警察にも連絡せず、怪しい同世代の美形との同居などとんでもない、無効に決まっている契約をするなど。
「どうせ先生は信じてくれるはずがない」とかもあります。
それこそハリー・ポッターの前半は、大人の助けが得られない状況ばかりでした。

変形として、孤島に閉じ込められるタイプのミステリも、警察の助けを得られません。同様のホラーも警察の助けがありません。

でもそんな作品ばかり読んでいたら、子供たちは「警察や役所」に助けを求めるという発想が根こそぎないまま成長するのでは?

…僕は義務教育の小中学校で、刑法・警察に通報する方法・生活保護を申請する方法を、教わったことはないはずです。

つまり、特に日本人は、宗教にも警察や役所にも頼らず、一人で生きていく…できなければ死ね、という道徳、いや常識、疑うことをだれも考えない真実を全員に小さいころから叩きこんでいる…

ついでにここでちょっとした問題。警察は絶対に自力救済を許しません。事実上正当防衛などというものはない、というぐらいに。
警察を頼らない常識と、自己防衛を許さない警察。矛盾しているというかどうなっているのやら…

16

日本の護憲派は、いつから「無条件降伏論」ではなく「日本を攻める国はありません」を絶対の信条にするようになったのでしょう。

護憲派のどれぐらいが自衛隊を容認しているのでしょう。
自衛隊即時廃止はどれぐらいいるのでしょう。

そしてなぜ、どの段階でも「どんな拷問を受けても、たとえ目の前で家族が拷問されても非暴力不服従」「多数の人間は拷問には耐えられない。だから国民全員で死ぬべき」という、唯一論理的な主張をしてこなかったし、今もしないのでしょう。

改憲の議論で、今は「日本を攻める国はありません、憲法を一字一句変えてはならない」と「人権は間違っている、行き過ぎた個人主義を打破して憲法に道徳と国柄を書きこめ」の二つの勢力しかない状況は、とことんまでどうしようもないのでしょうか。
国民の九割はどちらでもないと思うのですが。

15

「知能は遺伝する」
「知能が高い者は成功する」
「成功した(=知能が高い)女が結婚出産すると、生涯収入が激減する」

この三つの事実から、合理的な社会制度は一つ生じます。

高い知能を持ち成功した男女が、精子・卵子を出して人工授精し、貧困層の代理母に産ませ、育児労働も貧困層にさせる。

貧困層の代理母が、いくら素質はよくても子を教育できるか…
でも、優れた親による乳幼児期の教育は、長じた子の知的能力にそれほど関係ないともいわれます。
肝心なのは集団内でどの地位を得るか。
ならそれを考えて、素質が優れている子ばかりで、全員が最大限に勉強するようなシステムを、人類の現実をしっかり直視して…

14

中国は、民主主義に対する対案になりえるでしょうか。
民主主義や自由などなくても繁栄はできる、という例に。

いや、今年潰れたとしても、十分「手術後10年生きた」「犯行後15年ばれなかった」と同じように、成功と言っていいでしょう。

さらに技術によって、完全なディストピアが完成しそうでもあるのです。

イランも、同様に「手術後10年生きた」と言える状態ではないでしょうか。
北朝鮮も。

それほど、人間を飼いならす手法が確立した、ということでしょうか。

アラブの春を考えると、その手法も不完全に見えますが…
一番わかりやすい説明は、超大国が許可している限り人民を飼いならすことは可能、超大国が気まぐれで後ろ盾を外したら即崩壊する…

といってもそれは陰謀論的に過ぎ、中国を説明できません。

13

今の日本人は、無党派層は、何なのでしょう。
いや、人間としてある程度理解できるのは自民党・公明党・共産党の、狂信者だけです。
狂信者でない、無党派とダメ野党に投票し続けている人…おそらく有権者の九割。
まったく理解不能な生物です。

狂信者なら理解できますが、狂信もせずに漫然としている九割は、何なのでしょう。

人間というものは、しばしばすさまじい情熱にかられた集団になります。
宗教反乱。それを鎮圧し虐殺する十字軍。
千年王国を、真理を、生きる意味を、死の本質を求める知的情熱。
絶対禁欲を定め法悦にふける集団を作り、その集団がどんどん拡大し暴走していく。
新大陸を求める情熱。
革命。民主化。

今の日本人の大半には何もありません。

まともな野党を作ろう、という言葉すらありません。
宗教も、神秘も、原理主義も、何もありません。

まるで植物のように、ひたすら自民党に従い、自民党が餌をくれなくなれば座ったまま餓死しよう、と言わんばかりに従順で一切動かない。声一つ上げない。

客観的に見れば、日本人の過半数は、ほぼ確実に将来餓死します。
円は紙くずになり、富裕層は日本を見捨てて海外に脱出し、『ホシュ』は自己責任・社会ダーウィニズムを訴えて弱者を見捨てます。
それ以前に、老人が多数派になる国が持続できるはずがありません。老人全員をサイボーグ009にできるぐらいの進歩と、核融合炉の両方が必要ですがその可能性は極めて低い。

それを理解している人も多数いるでしょう。
でも何の文句も言わない。不満の受け皿を作ろうとしない。

世界全体でもそうです。
もう、ローンウルフテロと極右政党以外、何もない…

12

ドラゴンクエスト・ロト三部作の、小型アイロン盾は、対ブレスを考えると小さすぎます。
かがめば全身を覆うことができる大きさで、しかも耐火性のある素材でなければ…

あの小さい盾は鎧の発達で盾の重要性が下がったころの話では…というか、実際の歴史であれほど小さい盾が使われたことはあるでしょうか。

11

肉や魚、野菜を煮た湯はよい味が出ており、それだけでもおいしいものです。

肉や魚、野菜を揚げた油には味は出ていないのでしょうか。

味が出ているとしたら、どうすれば回収できるのでしょう。
炒め物に使うか、それとも炊飯に加えるか…

10

野党の側は、なぜ一点集中をしないのでしょう。
安倍首相・現在の自民党の中枢は日本を滅ぼした戦中思想の信者である…その一点に。

「改憲そのものに反対なのではなく、戦中に戻すための改憲に反対。国防は必要」
という立場をとれば、
「護憲派は日本を中国に献上したがっている、そのために軍事絶対反対をがなる売国奴」
という批判を封じることができるかもしれないのです。

ですが今の護憲派は、どうしてもその批判を封じられるほどは、軍事の必要性を認めようとしません。

さすがに非武装中立、無条件降伏論を叫ぶ人は少数派ですが、かわりに「日本を攻める国はありません」という前提を信心せよと強要します。

それを信じる人以外は、事実上自民党に全部お任せになってしまっているのです…
自民党にとって、あまりにも都合のいい状態です。

9

アイドルマスター、ラブライブ、バンドリ。この三つの、歌い手たちのメディアミックスの広告を見ない日はありません。
でも意外なことに、三作ともベストアルバムが少ないのです。

これだけでほぼ全部、といえるのはラブライブのμsのみ。ほかは決定的なアルバムがないのです。

8

経済評論家が逮捕されることがなんだか多い気がします。

犯罪者が多い職業なのでしょうか?
倫理観が低い人しか経済評論家として出世できないような、特殊な集団になっているのでしょうか…ある集団に若いころ参加しなければ経済評論家になれない、そこでは集団での重犯罪が通過儀礼になっており、ちゃんとこなした良心のゆるい人だけ出世できるとか。

それとも、国策捜査…政府に都合の悪いことを言ったから…
右側の意見でも容赦なく逮捕されますけど。

単なる偶然、悪いことをしたから逮捕されただけ、と考えるのが一番簡単ですが。

7

冥王星や火星を解体して、資源を取り出して巨大な人が暮らせる船と、あらゆる商品を作る工場…工場自体も含む。
それができれば、自己再生に何年もかかるとしても、指数関数。すぐにとてつもない数の工場ができるでしょう。
膨大な数の工場はものすごい量の商品を作る…事実上無限の富になるでしょう。
無限の客船で、無限の富を好き放題使って暮らせるのです。

今の地球で、そういうことはできないのでしょうか?

今の工業文明を作り出すのに必要な資源は?

たくさんの質のいい淡水。農地。
石油。
石炭・鉄鉱石・石灰石の製鉄三点セット。
銅やボーキサイトなどさまざまな金属鉱山。
ゴム・アブラヤシ・コーヒー・スパイスなど南方プランテーション。

…それが一つの大きい島に全部そろう、というのは相当困難なことです。
アメリカがたまたまそれに近かった、と…

ソ連は多くの資源を持ち、自給自足で近代工業文明を作ろうとしました。戦車や核兵器は作れました。
戦後、いくつもの新しく独立した国や、孤立した共産圏の国が鎖国自給自足で近代工業文明を作ろうとしました。多くは失敗、一番ましなキューバも苦しい状態です。

巨大工場船の自己増殖と、現代の経済成長はどれぐらい近いのでしょうか。

というか、本当に必要な資源・気候の農地がそろえば、自立した近代工業文明は可能なのでしょうか。
失敗が多いのはアメリカの陰謀があるからであり、干渉や新植民地主義がなければ幸せな自立近代工業文明を作れたはずの国も多かったのでしょうか。

近代工業文明とは、経済成長とは、新植民地主義とは何でしょう。

6

ダイヤモンドヤスリや、パソコンの高級放熱グリース、オーディオの伝導グリースなどにダイヤモンドの粉が含まれています。

それがホコリとなったら、サファイアガラスでも、サファイアの指輪でも、それどころかダイヤモンドの指輪でも、硬度の高い軸受けなどにも傷をつける、最悪のわざわいとなるでしょう。

普通に道に積もっているホコリに、どれだけダイヤモンド微粉末が含まれているでしょうか。

5

格差拡大、貧困が先進国の流れです。

それに対して、極右の伸長と、わずかな一匹狼テロ以外に出てくるものはありません。
日本での安倍一強も極右の伸長の一つでしょうか。

新しい左派は、せいぜいバーニー・サンダースぐらいです。

なぜ、「みんなまともな暮らしを」という声は出てこないのでしょう。

日本では、マルクス主義系の運動組織の、ライバルになりえる組織を破壊する能力が高すぎて新しい芽をつぶしてしまう…があるようですが、世界でもそうなのでしょうか。
とくにイギリスは、容赦のない財政再建・福祉削減で地獄絵図になっているそうです。

そこで革命を言う人も新しい思想もなく、ブレグジット…何がどうなっているのでしょう。

極端な貧富の格差でも、マルクス主義に代わる革命理論がまったく存在しない…

世界全体で、貧民の飼い方が確立されているのでしょうか?

4

未来予想は、科学技術の予想がすべてと言っていいでしょう。

「できたら大きい技術」には何があるでしょう。

まずガンの特効薬やワクチン。
海水で育つ稲。海水で育つ、空中窒素固定飼料作物。制御可能な、海水に浮いて育つ高い栄養価のある作物。
とても長い根を地下水まで延ばすなどして、砂漠で育つ作物。
介護ができる水準のロボット。
軌道エレベーターに使える、いくらでも長く紡げる繊維。
総合的に使える核融合炉や新世代高速増殖炉。
桁外れの効率がある蓄電池。
シンギュラリティ…人間より賢く、その賢さで人間が作るより優れたコンピュータとプログラムを作ってしまえるプログラム。

どれも絶対に不可能だ、という人が、特に日本ではかなり支配的です。哲学とか方面の人も。

でも本当にどれも不可能であれば、人類文明自体が銅や燐が尽きたら終わりのジリ貧です。

それ以外に、たとえば第一次世界大戦のような、些細に見えることから世界を根本的に変えることが…
こちらのほうが予測は困難です。

9.11テロも完全に予想不能な、世界を根底から変えることでした。
今後、それに匹敵することはあり得るでしょうか?核兵器テロ?

3

近代を、人権を、生存権を、自由を、平等を、情けを…
すべてを否定する圧が増している気がします。

とにかく、「善」いことを言っている者は全部嫌いだ。
すべての善が嫌いだ。
弱肉強食だけが現実だ。

知も好かれていません。哲学も思想も。
科学すら無視されます。

ネット言論では、ひたすらパヨクを叩いていれば幸せで、それ以上の思考を頑として拒む人々がいます。
いまだにパヨクであり続ける人がいます。
どちらでもない人の発言は誰にも聞かれず、集まることもできません。

2

結局自民党が勝った。それはどういう意味なのでしょう。

「日本は変わらなければ新しい時代に対応できない」という言説が支配していた時期がありました。
しかし、日本は何も新しいものを…思想や政党を生み出すことはできなかったのです。
産業も企業も、本当に新しいものはありません。日本にグーグル・アマゾン・フェイスブックはありません…楽天や「Fate Grand Order」をそれというのは笑うしかないでしょう。

自民党の側から見れば、自民党こそ改革政党だ、自民党が選ばれたことで日本は正しい方向に変わっているのだ、となるでしょうが…それを本気にする人などいるでしょうか。
どう考えても自民党は、旧権力の象徴です。
でも、どうすることもできません。野党が全部ダメだから。

今や日本人は、何をされても不満を表明することもできない。
まともな野党が皆無だから。
借金をしたのは自分たちだから、払わなければならないから。
痛みに耐えなければ国難を乗り切れないから。

そういえば氷河期以降の非正規、巨大モールに潰された商店街、郵政民営化で切られた『既得権益』…
日本では膨大な人数、階級と言っていい集団が、絶対に投票できない状態にあります。
どうやって?とても大変なことだと思いますが。
なぜ彼らを救う政治思想、彼らを集める政党は、どんなことがあっても芽もないのでしょう。

今後、氷河期世代が老いるにつれて極貧の人が増えていくでしょう。
それでも、この新55年体制…自民一強+弱く分裂した野党の構造は変わらないでしょうか。

1

新しい時代で最も重要な問いは、「教育は有効か」ではないでしょうか。

さまざまな研究が、特に高等教育の効果のなさを示している…という話も多くあります。

また最近、妙に若い天才が、世界全体に影響を与えるような活躍をしていません。
物理学などの発見も、基本的には巨大組織によるものです。

何よりも日本で、大学院からFランまで、教育が役に立っていないケースが多すぎます。

知識の時代、とにかく教育だ…それが間違っているとしたら。

あとはエネルギー技術、軌道エレベーター、人工知能などが進歩するかどうか。

遺伝子操作、薬物、機械埋め込みによる人間の能力増強は、格差拡大を絶対的な身分格差にする可能性があります。
スマートホンなど通信技術も世界を変え続けるでしょう。