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31

もし人類が人口を制御できても、銅とリンが尽きたら終わりです。
また核融合は「三十年前もあと三十年、今もあと三十年」だから永遠に無理だといわれます。
なら、石油も「三十年前もあと三十年、今もあと三十年」です。
核融合だけについて三十年論法が正しいのですか?

また人類が、学者たちの警告だけで欲望を捨て、自発的に避妊できる、と考えること自体が間違っています。
人類の道徳心を前提にしたら、ポルポトの悪夢にしかならないのです。

ここには、根本的な違いがあるのかもしれません。

僕と、他にもほんのわずかな人たちは、「青い小さな点」……カール・セーガンがボイジャーに、遠くから撮らせた地球の写真……を見ます。
技術の進歩を好みます。

ほとんどの人は、科学技術について考えたくないようです。

三つに分かれます……
隣より広い芝生、大きい車のことしか考えない人。
神が助けてくれるし、環境は国家の敵なのでその主張は全部間違ってると思ってる人。
そして、ゴーギャンの絵、『森の生活』、陶淵明や老子の反技術思想に浸っていて、人類全員が改心する以外地球を救う術はないと確信している環境保護主義者。

科学技術を好む人は、とことん少ないのです。

さらに科学技術以前に、人類が、本当はできるのにやっていないことはどれぐらいあるでしょう。人類が馬を飼い慣らしてから長い間、鐙や正しい頸木を使わずに馬に乗っていたように。
「現在普及していないことはすべて不可能」といわんばかりの論者も多いです。
また、科学技術は今が限度だと確信している人も多いです。
自分を全知だと思えたら楽ですよね。

30

憎悪で結びつく集団は、どうすればいいのでしょう。

民族憎悪が代々語り伝えられる神話になっていたり、反日教育が国家の根幹になっているところでは。
人間にとって、集団の神話は想像以上に重要で、生きる意味そのものでさえあります。

部族社会が強い途上国は、部族のみを同胞として国家意識を持てないのが問題とされます。
ならば、一つの部族を一つの国家にしてしまえばいいのでは?
一つの部族に一つのスペースコロニーやメガフロートを与え、皆が今住んでいるところからは離れるかわりに、自分たちだけで豊かに暮らせるとすればいいのでは?

ただし、あらゆる部族になじめない人が出て行ってまじって暮らせる、寛容の人工都市も必要ですがね。

でも本当に、それで解決するのでしょうか。
人間は憎悪なしには生きられない、という可能性も大きい気がします。

29

イスラム圏にも船がありました。
羅針盤も帆もありました。
コロンブスをカリブ海に運んだ風はいつも吹いていました。

ジブラルタルから出てリスボン……イスラム領であったころの……に向かった船が、たまたま流されてアメリカに漂着したことが、一度たりともなかったというのが全く納得いかないことです。
何をどうすれば、漂流すら完全に防止できたのでしょう?
完全な海禁ができたのでしょうか?

でも、漂流一つなかったのです。それが事実です。
もしあったとしたら、帰れなかったとしても、アメリカ先住民は天然痘にもっと強かったでしょう。

また、日本からアメリカ大陸まで漂流した船もなかったのでしょうか?
アメリカ大陸に着くまでに、絶対に人間は全滅し、天然痘ウィルスは死に絶えていたのでしょうか。

28

袴田事件で再審請求が認められ、釈放となりました。

それが起きた理由は何でしょう。
少なくとも、日本は「冤罪がない国」でない……そうアピールするためでしょうか。
冤罪がある国……正されることがある国の方が、冤罪がない国……冤罪が当たり前すぎて誰も何も言わないとか、無実の証拠が出たら証人・真犯人・受刑者・支援者とも暗殺してしまう国より、ずっとましなのは確かです。

冤罪をなくすべきだ、というのは誰しも言います。
しかし、現実にはそれに向けては、一歩も進みません。
本当は、冤罪がたくさんあるほうが社会にとってはプラスなのでは?
「千人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」が常識ですが、本当は「千人の無辜を罰してでも一人の真犯人を逃さない」ほうが犯罪抑止力は圧倒的に強いのでは?
江戸は、気軽にそこらの無宿者を拷問して自白させ処刑することと、徹底した連帯責任で、人口比ごくわずかな警官数で平和を維持できたのです。

冤罪は、冤罪死刑は、本当に正義にもとる絶対悪でしょうか?
もしかしたら、冤罪死刑が多ければ社会全体は得をするかもしれないのです。
疑われたら拷問される……拷問そのもので、国民を脅迫できます。特高警察のように。
疑われること自体が有罪に等しい、それだけ高く身を慎むべし……江戸時代の、特に高い倫理性が求められる武士は、冤罪であっても容疑がかかった時点で切腹ものです。冤罪かどうかなど問題にもならない、「李下に冠を正」した時点で有罪です。
そこまで基準を高くしておけば、国民全員が身を慎み、社会は大きな得をするでしょう。
冤罪が多く、警察が拷問をするのは、結果的には社会をよくするのだから容認すべきだ……それは本当に間違っているのでしょうか?

きわめて多くの社会が、拷問が当たり前・冤罪が当たり前で、ちゃんと機能するのです。
本当に、冤罪がないという正義は、社会の安定よりも上位なのでしょうか?

僕自身は、日本の保守化の結果、警察は容疑者を拷問していいし、証拠をでっち上げてもかまわない、死刑の冤罪が当たり前でも、そのほうが国は美しくなる……というふうになってしまうことを恐れています。

警察や検察は、「捜査は適正に行われた」といつも通り言うだけでしょう。ですがそれを言う人たちの内心は、どうなっているのでしょう。
「あいつがやったんだ。証拠捏造も正義なんだ。お国に逆らうくそ人権派どもめ、古き良き時代だったら(冤罪とわかった)犯人も人権派弁護士どもも全員、家族ごとなぶり殺しにしてやれたのに」
でしょうか?
「俺には関係ない、俺がやった事件は絶対に間違ってないんだから」
でしょうか?それとも
「冤罪なんて別に構わないさ。何が悪い?知ったことか」
でしょうか。
少なくとも、徹底した思考停止がなければやってられないことは確かです。
「国は無謬でなければならない、だから公務員は決して謝罪できない」などという狂気の中で生きるというのは、どのようなことでしょう。少なくともアイヒマンと変わりないのは確かです。

僕は疑っています。日本に冤罪があるのは……「冤罪のない国にすることはしない、という最後の一線は守っている」のか、それとも「日本は冤罪があり、容認されている国だ。だからお上の機嫌を損ねるな」というメッセージなのか。
それとも何も考えていないのか。

ああ、死刑反対派は死刑廃止の論拠として、冤罪死刑のリスクを持ち出すでしょう。
しかし、アメリカでは多数の冤罪死刑があるのに、死刑廃止にはなっていません。
もし日本で、死刑執行後に冤罪の決定的な証拠が出る事件があっても、日本は死刑を廃止せず世論も死刑存置を選ぶ可能性も、きわめて高いのです。

27

ラジオ体操第一が実戦武術だ…といったら、みんなびっくりするでしょう。
しかし、少なくとも一つは、実戦性で定評のある武術の、基本の一つなのです。
足を開いたまま腰をねじり、体に腕を巻きつける。通背拳の揺腰法、ほぼそのままです。
そしてその動きは、護身の場ではとても使えるのです。

他にも、「腰を上下させながら両手を振り上げる」は力を抜いて、死角となる下から手の甲で相手のあごを狙えます。
「両腕を振り上げながら体をそらす」は、羽交い絞めを振り払いながら頭突きになります。

26

テロを止める一番いい方法は、テロリストの目的を、テロ以外の方法でもできるようにすることでは。

普通に考えれば、テロリストは「普通に言論や選挙で政権を取る望みがない」からこそテロをしているわけです。
なら、言論の自由と自由選挙を許せば、テロをしない…と思われます。

ただし問題なのが、テロリストは麻薬取引とか誘拐身代金とか、組織犯罪を資金源にしていることも多いです。
それを合法政党として政権を取らせるわけにもいかないでしょう。

というか、本当にテロそのものが目的だとしたら、丸っきり見当違いということになります。

25

一般には悪とされることが、美徳とされる場もある……
残酷さ。
うそつき。
巨大な欲。
それらを肯定し、とことんやる集団は実際に多数あります。

僕は、「二段階の武人道徳」と考えています。

上の段は武士道や騎士道、近代軍の軍法・交戦規程。要するに女子供を殺すな。
下の段は、蛮族の美意識とでもいえばいいでしょう。要するに女子供を拷問虐殺強姦することは、カッコいい。

下の道徳も、間違いなく存在しているのです。
彼らの中では、それは明白に善なのです。

人間はそういう生き物なのです。

24

何が現実かは、人によって違います。
それほど人は信じたいことを信じるものです。
現実と、自分の物語・自分がそうであってほしい物語が食い違えば、現実を違うとするのです。
特に権力を持っている人はあらん限りの権力で。

こう言っていいでしょう。
「人間とは何か?」「私がそうであってほしい存在」
「真理とは何か?」「私の望み」

23

今の地球人、日本人に、好奇心はあるでしょうか?
少なくともフロンティア・スピリッツはほとんどないです。

今の地球人の目的は何なのでしょう。
ひたすら贅沢ばかりでしょうか?
ならなぜ、贅沢のための一番の早道である、世界の極貧層を全員消費者に引き上げる努力をしないのでしょう。

また人間は何より贅沢浪費が好きといいます。
しかし、好きなのは隣よりでかい車、隣より広い芝生、それだけです。
ハリアー垂直離着陸機を自家用にという話は聞いたことがありません。
ビル・ゲイツすら月旅行には行ってません。
ロス五輪の開会式で飛んだジェットパックで通学するお坊ちゃまも聞いたことがありません。

22

エネルギーが無限にあるとして、大陸級面積のメガフロートは可能でしょうか?
メガフロートは、本質的には鉄や鉄筋コンクリートで作ることはできます。
鉄の場合防錆塗料が必要になります。
それぞれがどの元素をどれぐらい使うのでしょう。それぞれの元素の埋蔵量はどれだけなのでしょう。

サハラ砂漠に、その総面積の半分以上の大規模な太陽熱発電所を作り、それでエネルギー効率はとことん悪いとしても、海水と大気の二酸化炭素から石油と同じ分子を作る…
採算以前に、地球の資源では絶対に不可能なことなのでしょうか?

21

クリミア情勢が緊迫したと思ったら、今度は台湾で議会占拠…
これには何か関係があるでしょうか?

世界がどんどんきな臭くなっている気がします。
十年後の歴史教科書には、これが第三次世界大戦の予兆だった、と書かれるでしょうか。
いや、第三次世界大戦が起きたら、「十年後の歴史教科書」自体がないでしょうがね。

20

今は亡きam/pmというコンビニで、冷凍したのを店頭の大型電子レンジで一気に加熱して供する弁当がありました。
ということは、コンビニ弁当を自販機で出すのは可能なはずです。

多分、カレーと牛丼も、自販機にできるはずです。
ハンバーガー・フライドポテト・コーラ・コーヒーも。
スパゲッティもチャーハンもオムライスも。

なぜ街中にあるのはコンビニ・牛丼チェーン・ハンバーガーチェーンであって、大型自販機ではないのでしょう。

冷凍加熱で出せないのは、レタスなどサラダだけです。今は。
それほど生で食感豊かなサラダが重要なのでしょうか?
別にヨーグルト入りの、冷凍した野菜や果物を粉砕したスムージーでもいいのでは…

それとも、「スマイル0円」?
単に、どこかで余計なコストがかかって割に合わないから?

施設によってはフライドチキンなどの自販機もありますが、それほど評判は良くない…これほど冷凍食品技術は発達しているのに、なぜでしょう。

19

クリミアの住民投票など、ウクライナの情勢はますます混迷しています。

この時代、大国が領土を拡張べく行動し、成功しそうだとは、信じられないのが正直なところです。
イラクがクウェートを征服し、湾岸戦争でぶちのめされたことを思い出します…もう今の時代は、国境は不変だと思っていました。

まだまだ歴史は終わっていません。
一寸先は闇です。

18

とんでもないニュースです。
重力波とインフレーションを観測!

どちらも現代科学の核心と言っていい予想です。
重力波は証明はされていますが、別の形で証拠が固まったようです。

17

アメリカが、太平洋戦争で強制収容した日系人全員をガス室送りにしていたら、歴史はどうなっていたでしょう。

アメリカは道徳的優位性を完全に失い、自壊していたでしょうか?
それとも、アメリカにとってそれは何ということもなかったでしょうか。

そのことを知った日本は、降伏を取りやめてアメリカに再度戦いを挑んだでしょうか。
そしてアメリカは、日本人を一人残らず殺すことをやり遂げていたでしょうか。
可能だったでしょうか?

実際問題、日本やドイツに対し「皆殺し」「奴隷化」を望む声も、世論調査では決して少なくはなかったのです。
その少し前程度で、南米では一国の成人男子のほぼ全員、人口の半分以上が死んだこともあるのです。それは実質皆殺しでしょう。

そして今。
イラク・アフガン戦争の経過を見れば、最初から国家皆殺しにしていればよかったと、少なくとも現場の将兵が確信していることは間違いないと思います。

16

『これからの正義の話をしよう』にある「ヤギ飼いのジレンマ」だと思いますが、書籍化(アフガン、たった一人の生還)され映画化(ローン・サバイバー)されているのを見ました。

特殊部隊が、中東に行きました。山の中を歩いていて、山道をヤギを追っている人を見かけました。
殺すか殺さないか。

こちらに銃を向けない人を殺すのは、軍法違反です。
殺さなければ、近くにいるタリバンに通報されて攻撃されるかもしれません。
殺さないを選び、案の定攻撃されて一人残して全滅しました。

僕はその生き残った兵士に何を言えるか、考えてみました。
僕は近代の装備を持ちつつ絶対的な虐殺禁止を掟とする国を描いていますから、常にそのジレンマは考えなければなりません。
その掟では、単純に「多数の味方がそのために死ぬとしても、絶対に虐殺・拷問はするな」です。
でも、それは現実の人間には過激というべきでしょう。

まず、二つの極を考えましょう。
「絶対非武装」から、「皆殺し」。
どちらかしかないのでしょうか?
その中間もあり得るはずです。

ただ、現場の兵士は、敵は皆殺しにするしかないこと、女子供も敵だということを肌身で分かっているでしょう。
本音で言えば皆殺しをしたい、交戦規定などくそくらえだ、でしょう。

少なくとも特殊部隊は、「誰であれ任務のために必要と判断したら殺していい」としても、虐殺のための虐殺はしないでしょう。
ですが、一般部隊にはゴミとしか言いようがない人間もいます。そしてゴミ野郎は、すぐに集団の主導権を得てしまいます。
彼らが主導すると、人間集団は、虐殺・強姦・拷問を、心底楽しんでしまいます。
それが現実の人間です。
ですから、すべての軍人に「危険だと思ったら誰であれ殺していい」は、危険が大きすぎます。
それを許したら歯止めがなくなり、憎悪も強まるので、むしろ最初から皆殺しにするほうが楽です。

さて、特殊部隊に限り、必要と判断したら殺していい…それだけでいいでしょうか?
できるなら、「子供を殺さなければ前進できないなら撤退する。子供を殺さなければ撤退することもできず生き延びられないなら、殺して生き延び、二度と同じようなことが起きないように上層部から再発防止を徹底する」としてほしいです。
問題は、それは軍の、交戦規定という判断基準にはできないということです。
有罪か無罪か、というのは適切な枠ではありません。
有罪にはできません。やらなければ生き延びられないのです。無罪とも言えません。無罪であれば、再発を防止する必要もありません。
軍法としては無罪だけれど、上官も含めて徹底した再発防止に努力する…それが必要だと思います。

ちなみにロープさえあれば、というのはばかばかしい話です。兵士が、まして特殊部隊がロープなしに動くはずがありません。
ナイフ一本あれば、服の一部をロープにできます。
殺すか殺さないか、それしかなかったのです。

もう一つ、その「殺さない」決断は、僕にとっては敬意も抱かせました。
湾岸戦争でSASが、「子供を殺しに来たのではない」と隠れ家を見つけた子供を殺さず、多数の敵に囲まれ戦死者も出したエピソードと同様に。

15

洗濯機はとても振動が強く、その振動を抑制するゴムも売れています。

ばかげてませんか?
もとから、脚に強力なゴムや、ばねや空気のサスペンションをつければそれでいいのでは?

「振動抑制洗濯機」があれば買う人は多いでしょう。

14

教育は、邪悪についてどう教えればいいのでしょう。
サイコパスがいることは、教えるべきでしょうか?

いじめについてどの程度教えているでしょう。
人間はいじめる動物なのだということを。
人間は「人間ではない」とみなせばどれだけでも残酷になるということを。

それ以前に、刑法を教えているでしょうか。
校則だけ教えて刑法を教えないのはばかげていないでしょうか?

13

STAP細胞でいろいろ報道があります。
単純なこと、追試で再現されるかどうか、それだけです。

この問題に興味がある人は、常温核融合事件を調べてみればいいのです。

それ以上、どんな騒ぎも必要ありません。
科学は追試によって否定でき、また確認できるのです。

何よりこの件で気に食わないのが、マスメディアも「世間」も、叩き棒を振り上げて目を爛々と輝かせ、「スターが失墜した、水に落ちた犬を叩け」と楽しみでしょうがない雰囲気でいることです。
作曲家の耳が聞こえる聞こえない問題同様、どうでもいい問題に思えます。
どう考えてもウクライナでの戦争より重要には思えません。

いえ、もし今回の研究が否定されて、大バッシングが起きたときには、それは科学そのものにマイナスになる恐れがあるのです。

科学にはフライングもよくある、と認める寛容さがなければ、怖くてうかつな研究はできません。

12

東日本大震災を思い出すのなら、一番考えなければならないことは「阪神・淡路大震災が、どのように忘れられたかの歴史」です。

今はほとんど忘れられています。
いつごろから、どのように忘れられたのでしょう。

それを丁寧に見ることで、人間が大震災をどのように忘れるかは見えてくるでしょう。
そしてこの東日本大震災も、間違いなく同じように忘れられるといえます。

忘れてはならないことだけでも忘れないようにしなければ。

忘れてはならないことは、二つだけ。
「今苦しい生活をしている人は、一刻も早くまともな暮らしができるように」…除染だの復興だの、言葉の問題じゃなくて、早くまともな家に住めるように、それだけの問題のはずです。
「今巨大地震・大津波が襲っても、被害が最低限で済むように」要するに、「ここより下に家を建てるな」と書いてある所より下に住んでる人間は即引越せ、それだけです。

11

またこの日がやってきました。

今考えるべきことがあるのでは?
今日が、自分の住んでいるところに大震災が起きる日だ、と思ったら、何が必要になりますか?
沿岸住民で、「ここより下に家を建てるな」と書かれた石碑より低いところに住んでいる人が、日本で何千万人いますか?

あと、復興が今も進んでいないとしたら、もう民主党の責任にはできません。
自民党政権も復興には無関心だ、ということです。
理性的には、今回の震災で最大の被害を受けた地域は、元から歴史の流れが切り捨ててきた地域なので復興する価値はない、とも言えるのですが、そういうことでしょうか?

10

ご飯を主食にしていない人が多くいるそうです。

その人たちは、毎日のようにパンを、スーパーなどで買ってきているのでしょうか。
スーパーが二日間閉まったらもう食べるものがなくなる、と?
恐ろしいことです。

でもまあ、コメ十キロでも水と電気かガスがなければアウトですし、一月ももたないのですが。
ある程度丈夫な金属缶・レンガなど・大量の新聞紙があれば、米を炊く程度はできるでしょうけど。

というかなぜ、パン・卵などを牛乳のように配達することは僕の知る限りないのでしょう。

まあ、スーパーのパンは日持ちしますし…でも今は、ちゃんとパックされた牛乳もそれなりに日持ちします。配達の必要はないのでは?

昔はパンは日持ちし、牛乳は日持ちしない…それに牛乳は、都市近郊の小規模業者が作って近くの顧客に売る形だった、だから配達がやりやすい、と。

卵といえば昔は配達も多かったようですね。都市近郊の小規模業者、それどころか普通の子供の小遣い稼ぎ水準で。
しかもそれが残飯・野菜くずのリサイクルにもなっていたと。豚もですけど。
いつ、なんでそれができなくなったのやら。

9

陸上交通で帆走はなぜほとんど使われないのでしょう。
帆がある自転車はなぜないのでしょう。

なぜ自動車や鉄道列車に帆をつけないのでしょう。

それほど、風の力というのは弱いのでしょうか?特に風が強い時にはそうは思えないですが。

大きいスケートボードにウインドサーフィンの帆をつけるとかしても、舗装路面なら走れそうですが、それも不可能でしょうか?

砂漠や氷原・雪原を、帆をつけたそりで滑走することも不可能だったのでしょうか?

できていたとしたら有力な交通手段になっていたはず、だから不可能だ、とも思えます。
でも、人は鐙や正しい頸木なしに千年単位で馬に乗っていました。人類はそんなバカですので、できたのにやらなかったということも十分考えられます。

8

エスカレーターは、根本的なデザインが違うのでは?
階段になっているのは、間違っているのでは。

エスカレーターは、根本的に、人が階段のように上り下りすることを前提としていないのでは?
なら、十分広いステップで、常識的には人が登らない1mぐらいの段高さでよかったのでは?

それなら、台車が乗れるというメリットがあります。
階段扱いする人がいなくなれば、寿命も延びるしより簡素な構造にもできるでしょう。

また、半分は立ち半分は歩いて登る、という現状は、実際にはエスカレーターの利用率を半分にしますし危険も多いです。
登れないエスカレーターなら100%利用されます。

止まった時の避難がやりにくいですか。

7

軌道エレベーター、部分的に実現?記事リンク:ナショナルジオグラフィック

本当に進んでほしいです。
宇宙、海、地下…人類の生息圏がより広げられるように。
熱帯雨林を切り開かなくても、人間が食料や紙を使えるように。

6

栄養全部得られて、日本で考えられる限り最も安い食物は
「もやし」
「コーンシロップ・コーンスターチ」
「パーム油」
「大豆」
をうまく組み合わせたものでしょうか。

貧困層を貧しいまま生かすためには、そのようなことも考えなければならないと僕は思っています。

5

日本経済を一夜にして、ものすごい好況にする一手を思いつきました。

とても簡単。「ポルノで、モザイクはなくていい」
それだけで、何億というアダルト作品が再編集され、新しい作品が撮られて発売されます。

それを目当てに膨大なテレビやパソコンが売れます。
とんでもない需要増になるのは確実です。

4

アベノミクスで経済が良くなっているといいますが、街を歩けば閉店と書かれた紙が貼られたシャッターばかり。
その近くで高層マンションの工事はされていますが、誰が買って住み、どこで買い物をするのでしょう。
その購入者は、何で稼いであんな高そうなマンションの部屋を買っているのでしょう。

富が、街とは違うどこかに大きく移動しているのです。

でもそれは、どこの誰でしょうか?
スマートホンのオンラインゲームでしょうか?

3

政治改革25年、今振り返ればそれは単に、社会党が消滅して自民党がすべてを得た、それだけです。
でも、いったい何が起きたのか、「職業別人間集団」とそれぞれの支持政党から分析することはできないでしょうか?

55年体制。
「農村」「都市自営業・中小企業経営者」「超金持ち」「医師など高収入資格職業」が自民党支持者。
それに対して「労働者」が、社会党と共産党に分かれて対抗していた。
それが基本的な構造だった…といわれています。

でも疑問として、労働者と言っても公務員はどうだったのでしょう?公務員の中でも、警察や自衛隊は?
さらに、高度成長期にもいた「無産層」は共産党支持でいいのでしょうか?
まあそれはともかく。

97年のバブル崩壊、IT革命などの経済的な変化から、「農村」と「都市自営業」が急速に衰退しました。それらの収入総額も人数も大きく減少しました。
農業労働者の急減は続いており、同時に工業労働者も全体として減少し、特に正社員が減少して非正規社員に置き換えられていきました。
全体では増えたのが企業労働者、特に派遣など非正規労働者が急増しています。
少し細かく見れば印象的なのが、都市自営業の崩壊にかわり、都市部や近郊の小売りを一手に担うようになったのが、フランチャイズ店・チェーン店の、オーナー・自営業者とは名ばかりで実際には大企業の、普通の社員より低い保障で雇われているだけの存在です。それには名ばかり正社員と、アルバイト・パートもあります。
小売りで支配力を高めているアマゾンと、その欠かせないパートナーである運送業者も重要な社会要因となった、というべきでしょう。

さて、97年の政権交代から起きたことは?
要するに社会党が自滅して、新進党から民主党が最大野党として急成長しました。
最初の対決構図は、農村・都市自営業・建設業が保守思想で自民党を支持し、それに対して都市サラリーマン層が新自由主義思想で民主党を支持する、それで保守二大政党、というものでした。
しかし、小泉自民が新自由主義思想を主張したことで、構図が一変しました。
自民党が、旧来の支持層であった農村・都市自営業・建設業に不利益、都市サラリーマン層に支持される政党に変わってしまいました。
そして民主党は都市サラリーマン層という支持者を奪われ迷走、一時は政権を取ったものの政権担当能力のなさを露呈し自滅しました。

さて、今どの層が何党を支持しているのでしょう。
農村・都市自営業・建設業などは、自分たちを捨てた自民党を今も支持しているのでしょうか?していないなら何党を?それとも棄権しているのでしょうか?
都市サラリーマン層も、激しい競争で多くが下層に落ちている中、それでも自民党と新自由主義思想を支持しているのでしょうか。
無産層はどこに投票先があるでしょう。
フランチャイズ店やアマゾンなどに関係する人々、IT長者たちは?
強固な新自由主義層は、維新の会・みんなの党に投票している、と解釈していいのでしょうか?それにしては票が少ないですが。
今民主党を支持しているのはどの層でしょう。

今はもう、「サヨク」=社民党や民主党に対する憎悪だけで自民党が支持されている…経済的にはどうでもいいし、業界の利害もどうでもいい、という印象です。
もう自民党は、適度にウヨク言説をぶち上げ、財界首脳と官僚に媚びていれば、それだけで政権は盤石と。
農村・都市自営業に利益をばらまく必要も何もない…

そして、多くの「職業別人間集団」は、今や事実上国会に代表者がいない状態になってしまっています。
農村・都市自営業は自民党に捨てられましたが、新しい政党を作ることができていません。
無産階級、新しく加わった非正規社員層も、代表政党が存在しません。

この政治状況は今後、変わる余地がないでしょうか?
新しく農村を代表する政党、都市自営業・中小企業を代表する政党、派遣・フリーター・フランチャイズ店・運送業を代表する政党が出てくる可能性はないでしょうか?

どのように、それらの登場は防止されてしまったのでしょう。
緑、国防を肯定する社会民主主義が日本で流産した過程を見ることで、日本の…そう、出てきてほしくない政党を出ないようにできるシステムを分析できるかもしれません。

それ以前に、今の選挙民には、昔のように「農村は自民党支持」などということはないのかもしれません。
完全に解体された選挙民が自由に選んでいる、今は圧倒的に民主党・社会党・共産党…「サヨク」に対する嫌悪感だけで投票するか、絶望して棄権している…
自民党は何の努力もする必要はなくこれからも勝ち続けられる、と。

2

日本では、「トウモロコシパン」「ライ麦パン」を手に入れるのは結構難しいです。

普通のスーパーにあるコーンブレッドは、普通の小麦パンにトウモロコシが入っているだけです。
トウモロコシパンというのは、トウモロコシの粉を主としたパンです。

黒パンはあります。でも日本で手に入るのは、黒砂糖で染めただけの小麦パンです。
ライムギ入りのパンがあるベーカリーでも、50%以上ライ粉はまずありません。
輸入食料が充実している店で何とか手に入る程度です。

まあ、昔に比べれば手に入りやすくなったほうです。
昔のパンの画一性ときたら恐ろしいほどで…

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人間は、人類・地球生命の滅亡には無関心です。
わずかでも関心があればできることが多数あります。
スペースガード計画の予算がどんなに少ないか。
というか、滅亡を防止するための国際機関さえ、僕が知る限りありません。
国連そのものの目的が滅亡防止であってもいいというのに。

「人類滅亡とひきかえにしてもいい」ことは、大半の人にあるでしょう。
まして、「義務」と「人類」なら、大半の人は義務を取るでしょう。
「妄執」と「人類」でも、大半の人は妄執を選ぶでしょう。

特に恐ろしいのが、人類の大半は「祖国」と「人類」では祖国を取ると確信できることです。
矛盾はわかりますか?
人類が滅んで祖国が残る、というのはありえないのです。
祖国は人類の部分集合なのです。
でも、「人類」に対する無関心と「祖国」に対する忠誠は、そんな論理を超越しているのです。
人間は「人類」に関しては、かけらも理性的な、論理的な存在ではないのです。

「人類」は抽象的だから、といわれます。
しかし「祖国」「自由」「民族」も抽象的概念ですが、そのために命をささげた人は多くいます。

人間は誰でも、120年以内に死ぬと知っています。
でも余命一年と言われたら辛くなります。

同様に、多くの人が地球生命はあと、長くても四十億年で滅びると知っています。
あと一年と変わらないでしょうか?

なぜ人類は、人類そのものの存亡について、これほど無関心でいられるのでしょう。
そのような生物なのだ、アリが地球生命の滅亡に関心を持たないのと同じように、というほかはありません。