枕元の計算用紙

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31

ボスボラス海峡横断海底トンネル、開通。

何千年も昔からの人類の見果てぬ夢が、ついにかなったのです。
まだ人間にはできること、すべきことはたくさんある、ちょっと視野を広げれば…そう思いたいものです。

今の地球人が、やればできるのにしないこと。

アクティブSETI。ボイジャーやパイオニアに地球文明の資料を乗せたように、またオズマ計画で宇宙に電波を送ったように、ロケットや電波で地球の生命や人類について送る。
ピラミッドのように、千年後も残ることを前提にした超巨大建造物。
全人類に最低限の穀物を与えること。

他に、地球人にできることはなにがあるでしょう?

有人火星探査も、ケチケチしなければとっくに可能でしょうか。
マレー半島横断運河に、技術的に不可能な理由はないでしょう。

デザーテックは実現するでしょうか?

30

ヘイトスピーチの問題は、「人間とは何か」という前提について、重大な岐路を作ります。

自由な言論市場さえ許しておけば、ヘイトスピーチのような誤った言論は淘汰され、必然的に正しい言論のみが生き残る、判断力があり自由にふさわしい存在なのか。
それとも、「わが闘争」のような汚染を垂らせば、それは人間の本性に合っているので人間全員がそれに感染し、必然的に虐殺をやらかしてしまう……バックドアががら空きの、自由には断じて値しない、プログラム可能なロボットに過ぎないのか。

スタンフォード監獄実験などは、後者であると示している気がします。

しかし、後者を認めると、「誰が見張りを見張るのか」という問題があるのです。
自由を制限するという巨大な権力の持ち主が腐敗しない保証はあるのか、どうやって自由制限者の過ちをチェックするのか、人間にはそんな絶対権を与えることはできない……

29

日本人の何割が、日本経済にとって生まれてきてよかった人なのでしょう。

ヨーロッパの、半分に及ぶ若年失業者を、生まれてこなかったことにできれば各国にとっては、プラスでしょうかマイナスでしょうか。
教育費、養育のための衣食住、そして成長してからの福祉。膨大な金が無駄になっているように見えます。
しかし、時間を戻してその人たち全員中絶したら、何十年も前から猛烈な出生率の低下となります。
その結果、衣食住や教育の費用を社会が払わなくてよかった…の反面として、教師やおもちゃ業界の大失業が起きてしまいます。

さらにヨーロッパでは、もし三十年前から出生率が半分だったら、多数の移民も入れていて余計厄介事が増えていたでしょう。

さて、選べるならば、どちらのほうがいいのでしょう?

28

アメリカの偉い人にとって、アフリカや中南米の国が「無人」「独裁軍事国家」「繁栄する民主主義国」のどれが一番儲かるのでしょう。

経済学的には、繁栄する民主主義国であるのが儲かると思います。
日本が繁栄したことでアメリカは儲かったはずです。

政治的には、それらの国が独裁国であればアメリカの偉い人は儲かる、と考えられていたようです。

新しい時代には、無人が一番ましかもしれません。繁栄する、中流の民主主義は成立しないのですから。

27

シリアが自国を北朝鮮にすることが、なぜできないのでしょう。
北朝鮮のようになってしまえば、とりあえず安定します。
あらゆる独裁者にとって、北朝鮮は理想でしょう。

なぜそれが成功したのでしょう。

北朝鮮はどうやってそんなふうになったのでしょうか?
ソ連の影響で、というのなら同じくソ連が統治した東ヨーロッパは?

まあ、ソ連から最近独立した中央アジア諸国は独裁国家のようですが、それもソ連であった期間が非常に長いから…

朝鮮戦争の戦時体制でしょうか?

26

このような人がどうすべきか、進路を考えてみてみましょう。

現在35歳。男性。中学二年で不登校になり、そのまま学校・仕事とも皆無、家族との会話も少ない引きこもり。

ただし二十代後半から、小学校の計算ドリルから勉強をはじめ、センター入試は東大合格圏。
数学は東大の平均的な学部卒業生の水準まで、大学内容も勉強している。

さて、彼が明日から就職しようと思ったとき、何ができるでしょう?
能力がきわめて優れていることは確かです。

そう考えてみればわかります。それでも今の日本は、彼を拒むでしょう。

25

奴隷制を擁護する思想書は、厖大な数ある筈です。
ソ連や中国の、厖大な大虐殺も多くの人が擁護しており、そこには優れた頭脳が注がれた擁護の書があるでしょう。

今も世界で行われている、厖大な拷問虐殺にも、それぞれ擁護する思想家はいてしかるべきです。

24

市場がある人に、年収20万円の価値しかないと値をつければ、日本人であればとても暮らせないので餓死するべきでしょうか。
それとも、日本人は全員無条件に餓死はさせない、とするべきでしょうか。

新しい時代には、単にその選択だけがある、と僕は思っています。
そして、明らかに選ばれたのは、前者だと。

僕の望みは、見せしめの火あぶりではなく、楽なガス室で……それだけです。

経済的な理由による国民の大量虐殺・強制収容所での強制労働……それが選ばれ始める時が、グローバル時代の大きな転換点となるでしょう。
一つの国が選べば、他の国は競争で勝てないので軒並みそれに追随し、思想がそれを支持するのもすぐでしょう。

それが、ある意味で近代の終わりとなるでしょうね。

23

核戦争が差し迫っていた時代、「地球号のフライトレコーダー」は行われていたのでしょうか。

ついに核のボタンを押す時。核ミサイルと同時に、宇宙に向けて、別のロケットも打ち上げる……地球の生物や自然、人類の歴史と文化の資料をありったけ詰め込んで。

そんなことをするほど真剣に核兵器を理解していたら、核兵器など廃絶していた……でしょうか?

全面核戦争でも、せいぜい国民の1%程度が死ぬだけで、問題なく勝利できると思っていたのでしょうね。

22

新しい時代には、皆が堅実に暮らすことは、果たして公益になるのでしょうか。
その前提から疑わなければならないのでは。

自殺がよくない、薬物依存がよくない……それも、人不足のキャッチアップ・徴兵・工場の時代の話では?

新しい時代には、わずかなとてつもなく優れた人間以外は、さっさと自殺したり薬物で死んだりしてくれるほうが、国益になるのでは?

21

鉄筋コンクリートでできた、コンテナと合同なブロックをクレーンで積み重ね、つないで建物にする、というのはなぜないのでしょう。

ブロックの一つに、標準で風呂・トイレ・洗面所のシステムを作っておきます。
最小限としてはその横に、隅がキッチンになっていて他は空のブロックをつなげれば、人が生活できます。
それにいくつかブロックを並べ、また上に積んで階段でつなげば、それだけで部屋を増やしていけます。
高く積み重ねればマンションにもなります。

トレーラーに積み替えれば、家ごと引っ越すこともできます。

コンテナと合同、というのが肝心な点です。そうすると、輸送が極端に楽になるのです。

まあ、トレーラーは入れない道も多いので、小さいコンテナの規格として、二トン車の最大荷台程度の規格を決めてもいいかもしれませんが。

20

受験と就活の違いをいくつか。

受験は学力試験で、就活が全人格試験だ、というのが本質にあります。
受験は、原理的には学校での勉強を完全に習得していれば、ある程度できます。
就活は、学校の試験で高得点を取ってもほとんど無意味です。

多くの人は、受験は学校に加えて塾・予備校で追加勉強し、学力試験の能力を高めることで対応します。
就活はその手が通じない、アルバイトやサークル活動で頑張る人が多いですが、それも本当は無効だといわれています。有効な手段がないのです。

生まれつきの「何か」があるかないかだ、としか言いようがありません。

運動も、少なくとも基礎体力は受験の側にあります。
ゲームは受験側の極端なもの…徹底的に努力と成果が比例する…ので、中毒性さえあります。

就活で人生が決まるのは、残酷すぎますよ。

19

自民党の改憲案が、義務の強調・反個人主義と、近代そのものに反するような内容なのは、日本人だけの話でしょうか。
日本人である自民党幹部に、そういう思想が蔓延しているだけでしょうか。

単にアメリカの命令だとしたら?
自民党の政治家はその命令を翻訳しているだけなのだとしたら?

だとしたら、抵抗は無意味です……日本地図の、在日米軍に印をつければ。
沖縄は中東石油を始め世界の大半との海路を断ち、横須賀は東京湾を封鎖でき、厚木は東海道新幹線・東名高速を火砲で切断できます。他の基地も。

そういえば、在韓米軍基地も、在日米軍のように国の急所を押さえ込んでいるのでしょうか?
そうでないはずはないと思うのですが。

18

よく言われる、二つの軸で四象限の座標平面を作り、そこに政治家などを配置するやり方は的確でしょうか。

「経済的改革-保守/市民的自由-権威主義」が代表的です。

少なくとも、限度を超えた共産主義はあの座標平面のすべてを否定するはずです。

17

依存性の強い薬物やギャンブルは、禁止すると社会コストが大きく闇を潤します。
しかし放任すると社会の不利益が大きくなります。

高額課税という手もあります。
また一つの妥協として……単純に、パチンコ屋に入るには、階段で二十階昇らなければならない……としたら?

16

台風は、首都圏の被害はそれほどでもありませんでしたが伊豆大島で大きな被害が出たようです。

どこであれ、弱いところに集中するのが天災の常ですね。
そしてそれは常にはかりがたいものです。

「人が住む場はすべて徹底的に防護する」と、
「防護は最低限にし、救護隊を充実させ、公的支援を充実させる」どちらがいいでしょう。

後者を選びつつ、人命だけは失われないことに防護コストを注ぐのも一つの手です。

15

純粋に、体力だけから構成される競技を思いつきました。

十人程度ずつ、二つのチームが対戦します。

まず、両チームが平等に、10km……1500mでもいい……走ります。
最後だけ、走り終わる場所がチームごとの陣地に分かれ、走る距離が同じになるようになっています。

二つの陣地は10mぐらい間を開けて向かい合っています。
自分の陣地に着いた者は、相手の陣地に走り、陣地の中間に置かれた、長い梯子を相手陣地に押し込み……押し合います。
梯子は常に、陣地を結ぶ線に垂直を保つことがルールです。機械的にそれを強要してもいいでしょう。
それで梯子を相手陣に押しこめば勝ちです。

先に着いた人数=足が速い者が多ければ、それだけ押し合いは有利です。
でも、遅すぎないですごい力の持ち主がいれば、それでも勝てます。
純粋に、早くて強いチームが勝つ、それだけです。

走るかわりに泳ぎ・障害走、SASUKEですらかまわないでしょう。

走る前に、弓矢・野球ボールを投げて的を狙うなどで競いハンデを与えてもいいでしょう。

14

戦時教育は、本当に役に立つのでしょうか。
役に立ったかどうか検討した人はいるでしょうか。

目的は勝利のはずです。
戦時教育で育った子は、優れた兵士になるとしましょう。
でも、十歳の子が兵士になるのは何年も後です。そんな何年も、近代戦は続きません。

戦時には、むしろ子にかけるコストを減らして戦争に向けるべきです。

「国が一丸になって全力を出せば絶対勝てる」という魔術的な前提がまずあり、そのために戦時教育をしている、としか思えません。
洗脳しやすい子供が戦争価値観を身につけ、それを家庭に持ち帰って両親を説得することで戦争賛成の世論が増える、とそこまで考えているなら合理的に見えますが、それはもう風が吹けば桶屋が儲かるです。

単に呪術でしかないのでは?

13

従軍慰安婦問題には、3つの解決があります。
1 日本だけが一方的に、市場空前絶後の悪だったと認めあらゆる賠償に応じる。
2 誰もがそれぐらいやった当たり前のことと認める。
3 要は「誰も悪くない」。日本は南京でのレイプもやってないし、軍による奴隷狩りもやってない、どちらも認めない。

実際にはどれも困難でしょう。
1は、石が叫びますし、何よりもほかの国の手もきれいではないという、少なくとも部分的真実があります。
2は、勝っている多くの国が認めませんし、強く日本を憎む運動家たちは逃げだと非難し続けます。それによって、運動家が権力を強める構造になっているので、それをどうにかすることはできません。
3は真実でもないですし、そうするためにはすでに活動している運動を弾圧しなければなりません。いくつかの、日本の慰安婦制度を非難している国家は国策としてそうはしないでしょう。

結論は、ずっと現状のまま争い続けるか、1です。
力によって日本の保守派を叩き潰す…逆に日本の保守派が世界を説得することも、世界全体が反省し真実を認めることも、考えられません。

12

病院の火事で、防火扉に関していろいろ批判があります。でも、単に人間には完璧にやるのは無理だといえます。
丸四日間起きていろ、というのと同じく、防火扉の前に物を置くな、というのは現実の人間には無理だ、それを前提にしたほうがいいと思います。
それでどうすればいいのでしょう?
この程度の人数は、やむをえないと諦めるか。車で事故があっても車を禁止するわけにいかないように。
それとも、シートベルトは強制できたのだから厳罰で強制すべきでしょうか。
何か、まったく新しいシステムを考えるか。

11

日本政治の今後のシナリオには、どんなものがあるでしょう。

1安倍自民がずっと成功する。三年後の衆参ダブル選挙で他の政党がことごとく全滅する

2自民党が失敗して民主党が再び政権を取り、二大政党制が続く

3自民党は失敗するが民主党も復活せず、共産党が挑戦権を得る

4自民が失敗し、民主党も解散し、共産党も支持を伸ばせず、維新の会(みんなの党、公明党)が二大政党の一翼を担う

5今存在しない新党が二大政党の一翼を担う

1は、後半はほぼ確実です。自民党も素晴らしい政党になったわけではない……ほとんどの人や組織は、四年前に民主党に政権を奪われるに至る、ぐだぐだに崩壊した政党と同じ……ですが、もはや競争相手が存在しないのです。

2……民主党復活、というのは日本人の大半は、今は考えたくもないでしょう。しかし、自民党以外は一桁政党ばかり、という可能性の次に、不可能と言い切る要素が少ない。
小選挙区制では、民主党かその同等物以外、挑戦可能性が極度に低いのですから。

3……共産党は都議選では躍進しました……極端な消去法で。しかし、いくら絶対は絶対にないと言っても、あまりにもありえないことでしょう。
共産党に対する強いマイナスイメージと、共産党が頑なに変化を拒み、党内民主主義すら拒んでいることは、多くの人にとって抵抗が強いのです。

4……維新の会は、衆院選の直後には期待されました。でも、今は誰も期待していません。
まして、みんなの党などが民主党をしのぎ二大政党の一角、というのは考えられるでしょうか?
公明党は奇妙な存在です。民主党が消滅すれば、自公連立は必要なくなります。それでも連立与党であり続けるでしょうか。「長い与党経験がある公明党こそ、宗教という問題を除けば政権担当能力が高い」と評する声もあります。

5……どの政党とも考えが遠い僕の感情には、最も望ましいのですが……ここしばらくの選挙で、新しくできた政党がすべて全滅していることを考えると、不可能に思えます。小選挙区制があるかぎり。
でも、今の国民の過半数は、どの政党も支持していません。その声を集めることさえできれば……これは幻の望みでしょうか?

それ以前に、もう、日本人の多くは、政治の行く末について考えることをやめているようです。
ひたすら改憲反対、アベノミクスの賛否、または安倍救世主のどれか。

改憲されたら軍国主義だと叫んでいる評論家もいますが、その人に「じゃあ明日選挙なら何党に入れればいい?」と聞いたら絶句して答えないでしょう。
具体的な政党名は出さず、僕を非難するだけでしょう。

自民党が存在している状態で小選挙区になった、その時点で日本政治は詰んでいた…今振り返るとそうとしか思えません。
自民党以外は比例代表で一桁、その状態から自民党が分裂するか、またはずっと自民党一頭絶対支配か、いずれかでしょう。
それすら後者の可能性が高いと思われます。

10

ピラトの「真理とは何か」に対し、イエスができる四つの答え。

1沈黙
福音書では実際にそれを選びました。またはピラトが聞こうとせずに去ったのか。

2現代の科学の延長、自然法則
本当にイエスが全知全能なら、相対性理論もDNAも、その先の究極理論も全部分かっているはずです。
ピラトに説明するのは困難を極めるでしょうし、数学的準備を始めた時点で処刑されるでしょうけど。

3「あなたこそローマ皇帝に相応しい、完全な人間です。イスラエルは大丈夫です、何の問題もありません」
ピラトが聞きたいこと。耳に快いこと。
人は常に、耳に心地よい言葉こそ真理だと思います。

4「私は唯一の神、主の子である」
キリスト教の信者が信じていること。

9

土星の衛星まで行ける、一億円で十人乗りの宇宙船が手に入るとしたら、世界経済は一変するでしょうか?

移動・エネルギーの技術が進歩しない、それが新しい時代の核心であり、人類の絶望ではないでしょうか。

極超音速スカイフックは、ケブラー繊維で可能とされています。
なぜ始めないのでしょう。

8

戦時教育といえば、極悪非道の代名詞の一つです。
でも、それで育った…1945年から15ぐらい引いた1930年代生まれの世代は、復興を支えた素晴らしい人材たちです。

女子も含む勤労動員は、そのまま熟練労働者になれる職業訓練でした。
集団行動の訓練が徹底していたことは、そのまま集団での、復興のための労働に適応できるということでもあります。

教科書黒塗りの原体験は、懐疑の精神を骨の髄に叩き込んだはずです。
少しでも力を得れば、すぐに自分で考えて試し、それは多くの起業を産んだとも考えられます。

ただし、政治家としてはどうでしょう?
戦時教育を受けた政治家は?
また、企業経営者としては?

二十年前から今まで権力の絶頂…日本を誤った当人たちと言っていいでしょう。
兵士としては最高だけど将軍にしてはいけない人たちを育てた教育なのでしょうか。

そう考えてみるとわかること。
僕はどの世代が受けた教育が最高なのかを考える以前に、どの世代が最良の世代だったのか、知りません。

で、1975年生まれの僕が受けた教育は?
何も生み出してないです。どうひいき目に見ても。

7

普通のドアは、幼児がいるところには不適では。
特に蝶番で一辺を留めて、その軸で回転するタイプ。
閉まる時に、蝶番周辺では簡単に指を砕き、切断しかねない力が生じます。
幼児は何をするかわからない以上、危険です。

ではどのようなドアが安全で、狭いところにも設置できるでしょうか。
蝶番がある限り、蛇腹にしても危険は変わりません。
屏風は防風防音に限界があり、力がないと操作できません。
引き戸はスペースが必要です。

6

消費税を8%にするのは無意味だ、ということは誰もが分かっているはずです。
国債、財政、高齢化……30%でも足りません。

でもそれで経済がどうなるか。
最悪を前提に、財政が破綻しても誰も餓死させないよう配給制・総力戦体制、という単純な解は、なぜ誰も言い出しもしないのでしょう。

またどうして、断固として絶対に、軽減税率はできないのでしょう。
自民党は徹頭徹尾貧乏人の敵だ、というわけでしょうか?

というか、消費税から金持ちが逃げることはなぜないのでしょう?
所得税の累進を強めたり、法人税を上げたりしたら日本から金持ちは逃げる、とよく言います。
しかし、高い所得税から逃げる金持ちはいないのでしょうか?

5

ヒッグス粒子の発見が正式となったようです。
ついに素粒子標準理論、完成。

さて、その次には何があるでしょう。

4

地球のそばを通る小惑星は、結構前から観測されています。

それに探査機を乗せれば、そのまま遠くに行ってくれるので楽に情報を得られるのでは?

3

扇風機が、左右には大きく首振りできますが上下はほとんどできないのは、実は大きい欠陥では。

部屋の、上下での温度勾配は驚くほど大きいものです。
冷たい空気は下に下がるのですから。
特に現代の、密閉性の高いコンクリート建築ではそれははなはだしくなります。

空気を上下にかき混ぜれば、冷暖房の効率を大幅に上げ、光熱費を下げ資源消費を減らすことにつながるはずです。

2

消費税増税決定。
といっても、何が言えるでしょう。
前の衆院選・参院選、どちらも有権者は事実上選択などできませんでした…共産党の単独政権を除いては。

野田政権で増税が可決された時点で、日本では民主主義は完全に死んだと言ってよかったのでしょう、今思えば。
いや、そのずっと以前に、とっくに詰んでいたのでしょう。
遅くとも、比例代表が大幅に削減された時点で。
民主党という、反自民以外何もなく内部がばらばらで、本質的に無能と崩壊が確定しており、それでいて代案がないという枠が固まった時点で。

そしてその演説で、なぜ「最悪でも誰も餓死はさせません」と宣言しないのでしょう。
あくまで「頑張れば報われる」、頑張る人間…結果として成功した人間の味方であり、弱者は死ねと言っているようにしか聞こえません。

そして気になること。
もしかしたら消費税よりずっと重大かもしれないこと。

『250年ほど前、私の故郷・長州藩は、(中略)未来への投資に充てることを決断します。新田を開拓し、塩・紙・蝋といった新たな産業を育成しました。』
といいましたが、今日本に開拓できる新田があるでしょうか?塩・紙・蝋があるでしょうか?

本気でそれを探すなら、なぜメガフロートや極超音速スカイフック、3Dプリンター、ベブルベッドや溶融トリウム塩原子炉などに膨大な予算をぶちこまないのでしょう?
報道では旧来型の公共事業の話ばかりです。

「手の届く木の実は取り尽くした」…タイラー・コーエン『大停滞』の本質、もう科学技術の進歩、新田も新産業もない。
それが現実なのではないですか?
政府はそれが現実だと確信しているのではないですか…研究開発や学問を削っていく態度から見て。
少なくとも、爆発的な進歩と利益を、新田や塩を求める態度は、日本政府にはかけらも見られません。

だとしたら、ただ決まっていることをやるだけ、経済がどうなろうと三年は選挙はないし次の選挙でも選択肢などない…国民生活など知ったことか、というメッセージでしょうか。

1

2010年代を振り返るとしたら?
まだ早いはずですが、この三年だけでも日本では多くのことが起きました。

東日本大震災で、現実が崩れた舞台装置のように崩壊して見えます。旧時代の崩壊が決定的になった、と言えるでしょうか。
古い時代のあらゆるものが崩壊しているのに、新しい時代に見えたものもそれ以上に脆く完全に崩壊しています。

古い体制が崩れたら、新しく素晴らしい体制が出現すると、みんな無意識に思っていました。
不死鳥のように。ボロボロの古いスーパーロボットがとどめをさされ崩壊し、その爆発炎・残骸の中からぴかぴかの素晴らしい新主人公ロボットが飛び出すように。

しかし、そんなことはありませんでした。
古い船は崩壊しました。しかし、新しい船など出現しませんでした。
もはや崩壊している旧い泥船にしがみつく以外の選択肢はなく、そこから落ちた者には何もないのです。
一片の希望も、物語も、可能な行動も、理想も、何も。

自民党の寿命が尽きていたことには、何も変わりはありません。
自民党の得票数はむしろ減っています。
しかし民主党の崩壊・自民党の圧倒的な大勝によって、民主化などの努力により日本をよくする、というルートが否定されました。
日本人には政党を作ることなどできなかったのです。

古い産業の正規社員は大幅に減りましたが、新しい産業はITも介護もサービス業も、ひたすらブラック企業が栄えるだけでした。

原発の欺瞞は誰もが分かっているのに、脱原発は議席を取れず原発を稼働させ続けるしかない……