枕元の計算用紙

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30

「一度でも白い米の飯や肉を食った人間は、今餓死しても十分贅沢」は認められる論理でしょうか?

「社会のせいにするな」も統計という考えを無視してます。

もっと単純に。日本人の餓死者・ホームレスはどれぐらい許容できるでしょう。

29

数学全体の根本的な前提は、

「a=b」ならば任意のFにおいて「F(a)=F(b)」である
命題「1=0」は偽である

の他にあるでしょうか。
僕は驚くほど、数学そのものを簡単な言葉で表現することができない、つまりまるっきり理解していないのです。
まあ哲学レベルの数学基礎論を全然知らない、数学そのものについてもあまりに知らないからでもあるのですが。

ついでに、とても不思議なのは、なぜ児童に数学を教えるのに、「この命題は真」「この命題は偽」「任意の」「存在する」「かつ」「または」「ならば」「でない」「両辺に操作*を加え」を教えないのでしょう。

圧倒的多数の学生は、命題論理・述語記号論理を学ばないまま学業を修了します。
でもそれなしで、どうやって数学が少しでもできるというのでしょう。
僕にはどんな些細な数学でも、それらなしに考えることなどできません。

ついでに論理についても何も知らないままで。
この全ては記号化して、小学校一年から叩き込むべきです。

記号・命題論理、集合論、群論、ユークリッド幾何学のセットの児童に対する優先順位は非常に高いのでは。

28

なぜ現代の軍は、歩兵の火力増大に軽迫撃砲や無反動砲よりグレネードランチャーを愛用するのでしょう。
それが一番軽いのでしょうか?軽迫撃砲の圧倒的な火力を捨ててもいいほど?

また手榴弾を投げる補助器具という手は?
それこそ大型のゴムパチンコや投石紐でもかなり手榴弾の射程は伸びます。

ついでに強力なパチンコをダーツと組み合わせれば、戦場でも無音で比較的近距離の敵を殺せるのは役立つでしょう。

そういえば、大きな輪ゴムのようなベルト+本当に書くこともできるよう穴を開けてボールペンの芯を入れてある、高密度合金のペンを組み合わせれば充分狙撃による暗殺は可能ですね。
それを阻止する術は事実上ありません。

さらにいえば、ガラス瓶を割ってその鋭い破片で放置自転車のタイヤの中チューブを切りはずし、ゴミビニール傘の柄などを矢とすれば、これまた全くの丸腰から充分に人を狙撃できます。
放置自転車のフレーム鉄パイプをうまく支持構造材とし、接着剤があればガラス片の矢じりとカードなどの紙やプラスチックを切り抜いた羽をつけるのも容易でしょう。鳥の羽も結構路上に落ちてますし。

高い弾力性のある細い棒の先にカップをつければ、それでパチンコ玉や釣り重りを撃つことができ、殺すことは不確実ですがかなり重い傷を負わせることができます。砂や細かい重りを散弾状に撃てば凶悪な目潰しになります。
弓矢が発明される前、それが使われてたこともあったのかもしれません。
まあ投石紐のほうが確実ですし射程も威力も上ですが、細かい散弾を放てるのは小動物狩猟には大きな利点があったはずです。

さて、この情報を書くことは公序良俗を害するのか益するのか…やるバカがいれば害し、知って防ぐことができれば益します。
それで少年院にいくかわりに自殺を免れる子がいるかもしれませんし、いじめっ子がやって被害者が失明するかもしれません。
そして単なる事実であり知識なのですから、禁じたところでなくなるわけではありません。
でも劇場で火事だと叫ぶ権利はない、という考え方もあります。

27

今後の技術で、原理的には「誰もが常に監視され、遠隔操作スタンガンを首筋に押し当てられている」状態にすることで「犯罪を不可能にする」ことは可能です。

今の携帯電話を少しいじるだけで、それに近い状態にできます。
外に露出し、力を入れて安全装置を壊して押すと定められた機関に音声と映像を送信し続けるボタンをつけ、それが押されたら周囲の携帯電話にも警告が行って音声と映像を機関に送るのがマナーとなり、また周囲の携帯電話すべての所有者のデータが機関に送られるようにしてしまえば。

ただ…爪切りをカバンに入れて外出しようとしても玄関を空けた瞬間どこかから高圧電流を流されて崩れ落ちて大小失禁し、目が覚めたら警官に逮捕されている、という社会は嫌なのはもちろんです。
でも殺人がなくなるならそれぐらいの犠牲は、と被害者遺族は言うでしょう。

でも実際問題、この調子で情報技術が進めば、今部屋のどこかで飛んでいる蚊がカメラつきサイボーグでないことを証明できなくなります。
カメラつきサイボーグ蚊がネットで三十円で売られるようになれば、盗聴盗撮を防ぐためだけでも全員を誰かが常時監視しなくてはならないでしょう。
さらにそれを少し改造すれば、サイボーグ蚊が人に毒を注射して殺すことになるかもしれません。

常時監視ができない本質的な理由…ソウヤー「ネアンデルタール・パララックス」シリーズで、全員の常時監視と親族を含む去勢断種で犯罪に対応している平行宇宙のネアンデルタールに、こちらの人類は恐怖しました…「ファシズム世界なのですか」と。
ファシズムの経験が多いこちらの人類は、統治機構を本質的に信頼できないのです。

それをさらに分析すれば、こちらの人類は「強い部族による他部族の奴隷化」「宗教・象徴操作による内面を含む支配」「支配されることに対する不合理なまでの抵抗(ユダヤ人はローマ帝国の支配を受け入れたほうが絶対に乳児死亡率は低かったはず)」「魔術的儀式としての懲罰」が主であり、部族に分かれず宗教がない向こうのネアンデルタールたちとはあまりにも異質な存在なのです。

特に日本では社会保障番号すら常に反対されるほど政府不信が強い…より正確には強い政府不信を持つ少数の群れが強い発言力を持っている…

26

宇宙戦艦ヤマト完結篇が終わったあと、まずデスラーとの外交関係の再確認、地球の再建も必要でしょうが、絶対やったほうがいいことがあります。

とにかく波動エンジン搭載の大型軽武装輸送艦に多数の技師と資材、遺伝子・科学・文化資料を満載してアクエリアスの後を追わせる。男女混合、できれば孤児中心で家族がいる場合極力家族同伴。
要するにノアの箱舟。
アクエリアスと接触したら、まずヤマトが得たデータを利用して徹底的に探査しなおし、万一ディンギルの残存兵がいたら徹底的に掃討。

そして船の波動エンジンや重水施設を用いる核融合炉をエネルギー源に、アクエリアスの衛星や浮遊大陸、ディンギルの残骸も利用してとにかく多人数が長期間安定して住める環境を作る。

それからはアクエリアス表面で繁殖しながら居住し、主に天文観測を行ってデータを地球に送信したり、自分で波動エンジン搭載艦を作れるようになったらそれで地球と連絡したりする。
ただし地球との連絡が途絶えたら、地球と無理に連絡しようとせずアクエリアスを拠点に地球生命・人類文化を広める。

また何もなくても、ちょうどいい無人の星が近くにあればそっちにも移住する。

それはガルマン・ガミラスの許可も必要でしょう、一つ間違えると侵略行為ですので。

とにかく地球にしか人類がいなければ、地球を攻め滅ぼされればそれで滅亡です。
でも宇宙のあちこちにいれば、地球がだめでもどれかは生き延びるのです。
「一つのバスケットに全部の卵を入れるな」それが生命の基本です。

というか波動エンジン、それどころか核融合炉があれば、テラフォーミングの条件は大幅に下がると思います。
それこそ十分な量の水素と、各種元素がたっぷりあれば、明るい恒星になっていなくてもそれを拠点に居住環境を築けるのです。

25

これはどちらも軍・アウトドアで便利な道具になるのでは?

ピッケルは固い土を砕き、広く柄に直行する刃は鍬のように穴を掘れます。
また斧として木を切ることもできるはずです。
格闘はピッケル側を使えばいいです。

大きいスプーン、または小さい中華鍋は、穴を掘る・水を汲む・水を沸かして飲む・粥状配給食を受け取ってそのまま食う・(あまりに地面に水が多い環境で)その中で火を燃やすなど多様に使えます。
緊急時は端を研げばある程度刃物としても使えるでしょう。

いやもっと実際的に

をこなせるナイフ、または道具のセットで、どうすれば一番軽くなるでしょう。
たとえば弓糸鋸を入れるだけで、金属を含め高い切断力を、斧とは比較にならないほど軽い質量で得られるのです。

その点では普通のマルチパーパスツール…レザーマンに代表されるものは、小型軽量にこだわって作られているので、多用途ではありますが重作業にはいまいち適していないのです。
あえて大型にして重作業を可能にするという選択肢はないのでしょうか。

24

人はただ生きるのに必要なことをすればいいのに、なぜ「なぜ私なの?」などと問うのでしょう。
問う思考力は、本当に必要だったのでしょうか。

不条理は当たり前、とにかく対応する、という心のあり方のほうが楽なんでしょうけど、物語を求めるのが人間です。

23

財界の出す「必要な人材・出せる給料一覧」がまず先にあるのでは?

と言っても怖いことに、僕は時代ごとの内訳を知らないんですよ。

江戸時代では士農工商の人口比がどれぐらいだったかはっきりとは思い出せません。

戦前では一億〜子供と老人除いて六千万〜女除いて三千万が労働力として、戦える兵士、常任の職業軍人、熟練して給料が上がっていく旋盤工、簿記書き、フーリエ級数ぐらいはわかる技師、誰でもできる建築作業員や清掃員がどんな按配だったのか。

戦後は一億〜子供除いて五千万がそのまま労働力だったのでしょう。ほぼ全員九九はでき、七割は微積分ができました。
さてそれがどんな内訳で、旋盤工・簿記書き・技師・単純労働と配分されたのでしょう。

はっきりしているのは戦前に比べ、農民から旋盤工への大きな移動があったことです。
そしてグローバル化したら、従来の旋盤工・簿記書きの大半は仕事を失って天才プログラマーが少々に集約されたことも確かです。

そしてあとは誰でも、それこそ世界の二十億人の餓死寸前貧困層の誰とでも取り替えがきく仕事が、それもかつてのように千万単位ではなくおそらく数百万人いればできるのは確かです。

内訳がどうあれそれがわかっていたのであれば、徹底した産児制限をし、さらにごく一部のみに超エリート教育をしていれば、無駄な人間と無駄な教育はなかったはずです。
いくら雇用が流動化されようと、職業訓練をしようと、経済が「微積程度で年収三百万出せるのは百万人だけだ。リー代数までやるか、または九九程度でできる年収五十万仕事で我慢しろ」といえばどうしようもありません。
リー代数は現実的な職業訓練では到達できませんし、年収五十万では生きられません。
それこそ九割にとって、コンビニのバイトに必要な以上の公教育は必要なくなってしまったのでは?
九割は五十まで低賃金未熟練労働を真面目にこなして死んでくれ、それが財界の本音というより経済・技術自体の冷徹な要求では?

生存権を確立しても、「社会にとって意味がある存在であると言える」人間が絶対的に少なくなることには違いがありません。
それはナショナリズムでも宗教でもごまかしようがないことです。

さて、どうしましょう。
いらなくなった千八百万人をガス室送りにできたらとても楽なんでしょうが。

というか経済は「いらない人間はガス室」があるべき姿なのでしょうか?
ITで膨大な人数が経済にとって不要になったら…実際には低賃金未熟練労働力として、若い間は必要でもある程度年を取ったり統計的な事故で不要になるのですが…

不要人はどうするのがいいのでしょうか。

22

反戦主義者などの「人は人を殺せない」というのは本当でしょうか?
その決めつけが逆に人を傷つける可能性は?

というか、事実なのは「西洋文明で育った人の多くは軍の任務でも殺人に抵抗を持つ」と「工夫された訓練で抑制を解除し、殺人をさせることができる」の二つだけです。
「殺せない」は単に、西洋文明での初期育児に広く組み込まれたプログラムでしかないのかもしれません。

結局、自分の論にとって都合がいいことを「人間の本性」とし、都合が悪いことを「後天的な悪しき教育」としているだけでは?

21

消費税はちっとも選挙の争点ではありません。

争点といえるためには、「絶対消費税上げません党」と「断固消費税上げます党」の選挙でなければ意味はないでしょう。

民主党も「言及する」だけでタイムスケジュール切って上げる勇気はないです。
自民党も最終的には上げないわけにはいきません…自民党の名がある限り永遠に上げない宣言は無理です。
そして自民党も結局は財務官僚の支配化にある以上、結局は上げざるを得ないと思われています。

というか、消費税はあまりにも厄介な言葉になってしまっています。
実際的なことを無視して、人間の感情を直接動かし、シンボルとしてレッテルを貼るのに用いられる言葉に。
社会民主主義政党が消費税を上げて福祉国家にするのがヨーロッパの一つの道ですが、日本ではそれが慢性的に不可能になってしまっています。
社共は断固消費税反対がアイデンティティになっており、累進所得税と軍備廃止が信仰になっています。
逆に彼らを批判するのがアイデンティティーである保守は、何も考えずに消費税を上げるのが反共だから正しいと思っています。

また、歴史的に97年に消費税増税で景気の腰が折れた、と誰もが思っているため、消費税増税は非常にリスクの大きい行為とされています。

逆進性も言われますが、貧困層にとって圧倒的に大きい家賃に消費税がかかっていない以上、大したことはありません。
問題は家賃・光熱費・情報固定費・健康保険・介護保険・失業保険や年金類・地方税・学費など、暮らしていくだけで人頭税的にかかってくる金額です。
貧困層に対する、年齢などを問わない無条件の住居・教育・医療・介護補助、職業訓練などが充実していれば、消費税が多少高くても関係ありません。
でもそれはありえない…日本では税金が正しく使われるという信頼がなく、貧困層に対する無条件福祉のコンセンサスもありません。
左は軍備を廃止すればいくらでも、という観念に縛られて動けません。
右は福祉など必要ない、とアメリカ保守と俗情に含まれる貧困層に対する憎悪のいいとこどりです。
さらに実際の権力を持つ官僚層・財界は貧困層を完全に無視しています。というか労働力としても消費者としても兵士としても意味がないので自殺させるのが合理的です。
それらがあまりに慢性化して、まともに動けないのです。

どれだけ新党が多くても「誰も餓死させません党」がないというのは…やんぬるかな。

20

「チョコレート・アンダーグラウンド」という作品があります。

そのラストは、テーマである勇気と民主化の称揚で言えばそれでいいかもしれません。
でも別の終り方もたくさんあります。

まず革命後、別の極端なイデオロギーで暴走し、互いに殺し合いになって自滅していくこともありえます。
その結果ナポレオンということもありえます。

他の国が革命を許容せず攻め寄せてくるかもしれません。
フランス革命はそうなりました…革命軍という大発明がなければどうなっていたか。
またロシア革命に対しても、日本を始め多くの国が干渉戦争を起こしました。
不思議と革命を外国の干渉軍が滅ぼしたケースは知られていませんが、それはフランス革命とロシア革命しか見ていないからで、細かい歴史を見ればそのケースもあるでしょう。

また革命から学んだほかの国は、さまざまな方法で自国内のチョコレート好きが同様のことをするのを抑止するでしょう。

あえていえば、その技術はもう完成していると言っていいのです。

19

指に棘を刺したお坊ちゃまの痛みも、億単位で民族ごと餓死させられている人間集団の一人の痛みも同じ痛みです。

問題はただ、誰の痛みに同情し誰の痛みに同情しないか、それだけの話です。

自分以外の痛みを感じる回路がない人もいます。
生来のこともありますし、そういう文化に合わせることもあります。
自分が痛すぎて他人の痛みを感じる余裕がないこともあります、客観的にどんなに幸せな境遇でも。

自分の群れの一員の痛みはわがことのように感じるけれどそれ以外は感じない人が大半でしょう。
その群れにも国もあれば家族もあれば血族もあれば会社もある、いろいろあります。

イエスのメッセージは、人間全ての痛みを自分の痛みのように感じよですが、それは…生来の資質なしに可能でしょうか。

18

iPadが売れていますが、小型デバイスには他のものもあったはずです。

眼鏡のどちらか、もしくは両方(3D)に、適切な解像度で画像が出るように……眼鏡型ヘッドマウントディスプレイは、技術の発達が遅いというか原理的に不可能なのかそれともユーザーが絶対に受けつけないのかどちらなのでしょう。
入力具は太いペンの形でも、また携帯電話の形でもいいです。スタイルの工夫で兼ねることも可能なはずです。
ペンはそのまま逆手の掌でも紙でも、高精度レーザーマウスと同じように入力できればいいわけです。

1:大型密封ヘッドホンと片眼ディスプレイとマイクのセット+ペンのみ。全部無線。コンピューター部はヘッドホンの厚いヘッドバンドのスペースに入る。携帯電話レベルの性能。

2:1と同様だがペンの代わりに携帯電話サイズだがごく小さい液晶画面と携帯電話操作ボタンのみ、ゆえに超極薄の入力具が無線で。

3:薄い眼鏡と目立たない有線インナーイヤーイヤホンとマイク+ペン+煙草サイズの本体とより大きい本体の使い分け。
煙草サイズの本体なら携帯電話レベル、大きい本体ならパソコンレベル。

4:薄い眼鏡と目立たない有線インナーイヤーイヤホンとマイク+携帯電話サイズの本体。携帯電話レベルの性能。

5:やや厚手で枠が太い眼鏡とマイク+ペン+DVDが入る厚さ四センチ程度の本体、それからコードで延びる好きなヘッドホン+必要に応じて折りたたみフルキーボードまたは携帯電話式キーボード。ネットブック程度、でも本体をより大きくすれば高性能パソコンレベルでも。

それにしても、映像メーカーサイドの「絶対眼鏡はダメ」「一ミリでも薄く」という金科玉条がなぜなのか、僕にはまったく分かりません。

大型眼鏡式、いやスタンド付きの大型双眼鏡レイアウトで3D映像を楽しむことはブラウン管レベルの技術でできたはずです。
でも実際にはそれどころかサングラスサイズの眼鏡すら断固拒否、映画館で眼鏡を配布するシステムすら拒否反応がある、あくまでスターウオーズにあるように眼鏡をかけない多数の人間が同時に見ることができる3D映像以外は受けつけないのが不思議なことです。

またブラウン管を張り合わせれば…ビルの壁面を多数のディスプレイをタイルのように並べるのを、小さくシームレスにする…簡単に単一ブラウン管ほど極端な厚さではないけれど広く画質もいいしコストが安い画面は作れたでしょう。
今なお、画質でブラウン管にまさるものはないのです。

17

多くの人が精神分析や心理学の、大衆的な知識を持っていることは、社会をどう変えているのでしょう。

いや、精神医学の歴史=目の前にあることを見ないようにすることの歴史といっていいのですから、まだ何もわかっていない段階なのにあまりに社会に大きな影響を与えているのでは。
もっと大きい問題なのは、最先端の主流精神医学についての情報がほとんど社会に伝わっておらず、古い学説が社会では普通に使われています。
基本的には、大衆の精神医学知識のソースはテレビ・映画・本・漫画などメディアであり、それが最先端の主流学説に正しく依拠していることを期待するのは無理でしょう。

どのようないい面、そしてどのような悪い面があるのやら。

16

誰にでも鍵穴はあります。
鍵穴に鍵を入れれば入れた者の奴隷になります。
ある種の邪悪な人間は、その鍵穴を見抜く能力が異常に発達しています。

彼らにかかれば、人間は家畜化されるのを待っている動物なのです。

そして社会自体も、要所要所でそのシステムを用いています。
洗脳技術がいかに広く使われているか…
あらゆるところにあるいじめもその一部のようにも思えます。

15

「アメリカ保守」とは何でしょう。

ある人々には、まるで地球の敵のように言われます。
国連の理想を夢見る人、環境に関心を持つ人、理性と科学を信奉する人、軍産複合体や戦争に抵抗する人、すべての貧しい人。
彼らにとって「アメリカ保守」というのはどうしようもない敵です。

彼らは実際にはどういう人たちで、どのような違いがあり、どんな未来を望んでいるのでしょう。

それにしても、ほんの一億もいない人々が実質、七十億近くの地球号全体の舵を握っているというのは正しい状態でしょうか?

14

一つの問題と一つの選択があります。

問題は「太陽電池は石油の無駄か」。

選択は人類全体の目的です。
「全人類の生存・最低限の生活を確保、永続」「自分の群れだけ豊かであり続ければよく、他は皆殺しか極貧か強制収容」「科学を捨てて単純な生活をすること」「宗教こそ人類の唯一の目的」「宇宙に情報を播種」
どれが人類の目的なのでしょう?

その目的というのは主義という言葉にできるかもしれません。経済システムにも強く関わっています。

この三つが目立ちますが、実際には「言葉になっていないものを無理に言葉にすれば」いくつもの、おおっぴらに名前を言えない主義があります。

そして日本はいつごろ、「国は福祉はしない、そのかわり隣近所で面倒を見ろ」宣言をしてしまうのでしょう。
生活保護廃止、ニート・ホームレス追放を最初にやるのはどこの自治体でしょうか?
最終的には生活保護廃止・福祉大幅削減は避けられないはずです…よほどの国家意思がない限り。

といってもそんなこと、太陽電池が石油の無駄かどうかに比べればなんてことのない話です。
日本で数百万人が飢え死にしようと、石油代替エネルギー・食糧生産手段が存在しない状態で石油が切れたときの数十億、下手をすれば百億に及ぶ死者に比べればわずかなものですから…

13

「正しい」「間違ってる」は論理じゃなく、力なんですよね。
力を表現する、群れの支配者としての無意識的な技術があれば、1+1=3にすることも4にすることもできます。
実際に。

基本的に法廷は、議論の場ではなく「お上の正しい」を一方的に押しつける場です。
教育も同じです。

他にも圧倒的に多くの、「正しさを権力で押しつける」場があります。

力が全くない僕が、どんな正しいことを言っても何の意味もありません。
世間とマスコミと国会が正しいのです。

あと群れ自体に対するレッテル。
「リーマン予想の証明」を評価するのは、本来なら内容であるはずです。
でも実際には、「誰がその証明を書いたか」、「その著者はどの群れに属しているか」のほうが重要です。

12

理性が善というのは素朴すぎます。

完全な理性に生物種の絶滅や温暖化の防止、文明崩壊の防止を入力すれば、即座に人類の九割を殺すでしょう。
それが最も合理的な手段なのですから。

理性を言うのであれば、目的を明白にしなければならないのです。
理性などコンピュータみたいなものです。

11

物理学による弾道計算はうまくいきます。
船殻設計さえうまくいきます。

でも経済で、数学モデルで計算してもちっともうまくいきません。
戦争を的確に予測し止めることもできていません…まあ子の五十年核戦争がなかった程度にはうまくいったのかもしれませんが。

10

寿命の起源を考えてみます。

有限な領域で食糧も有限、まあそれは地球の生物なら当然です。

それで「血族を認識できず自分より小さければ自分の子でも遠慮なく食う」また「際限なく成長して大きくなる」「どんなに大きくなっても細菌による突然死がある」
この条件を満たすとします。

そうしたら寿命がない動物は、際限なく大きくなって自分だけになり、そして病気で突然死して遺伝子が失われることになります。

といっても植物の寿命の起源は説明できませんね。

9

カラシニコフ氏を責めるなら、彼が同じように素晴らしい車を作っていれば…いいえ、それは温暖化をひどくするだけですし、素晴らしい車は素晴らしい兵器になります。
アフリカの武装勢力ではトヨタ・ランドクルーザーはAK(+M2重機関銃)と互いを補う優れた兵器です。
手が悪くならないチェーンソーを作ったのなら、それは森林を伐採しつくしていたでしょう。

発明自体が悪い、科学技術を捨てよ自然に帰れ、といってもそれには数億以外全員殺さなければなりませんし、原始生活は生まれた子の半分を殺し、育った子も男の半分は戦いで、女の半分は出産で死にます。

そんなことはない、本当に欲望を捨てて小国寡民になれば楽園になる、というのはもう…。

8

僕が九条に感じている気持ち悪さというのは、「何でも取りこんでしまう」力です。

どんな社会問題について主張しても、日本では九条から逃れられないように感じます。
公害、空港、水俣病、薬害エイズ、温暖化、クジラ、そして貧困…何もかも。

そして問題を主張する人が九条に染まったら、九条に反対する人々はそれを人格ぐるみ全否定します。
その構造が何度繰り返されたことでしょう。

というか本質的には左右対立なんでしょうか。
世界がまるで、アフラ=マズダとアーリマンの善悪二大神に支配されて中間は存在が許されないような圧迫感を感じます。
九条、非武装国家を前提にしないで、靖国神社に対する対案を考えることはできないのでしょうか?

靖国か九条しかないのでしょうか?
武装中立は左右どちらから見ても不可能なのでしょうか。

7

太陽電池・風力発電機・太陽熱調理器などは「たくさん作るほど安くなる」が通用しないのでしょうか?

石油の無駄遣いなのかどうか、どうしてもわからないのです。

6

子供が死ぬことがそれほど悲しいというなら、なぜ人はこれほど長く、子供を間引き、売ることができてきたのでしょう。
どれほど多くの子が親に殺され売られてきたか。
どちらもなくてもどれほど幼児死亡率、そして母が産褥死する率も高かったか。

強姦の痛みがそれほど大きいなら、この世界はなぜその痛みでつぶれていないのでしょう。
どれほど強姦が当たり前だったか、どれほど多くの女性や男性が犯されてきて、それが悪いことですらなかったか。
史上今まで、いや今このときもどれほど多くの売春者・性奴隷がいるか。

人がそれほど自由を望むなら、なぜ奴隷制はこれほど当たり前だったのでしょう。

この世界はどれほどすさまじい痛みに満ちた地獄でしょう。
本当に呪いが有効なら、一瞬で世界は何百億回も滅んでいるでしょう。
人間が黙示録を好きなのもわかります。

進化心理学のレベルで子供や妻に対する愛情が強すぎれば、出産の時の死や間引き・戦死・生贄の必要に耐えられないでしょう。
弱すぎれば自分の食を削ってまで養育しないでしょうから、群れは保たれないでしょう。
そのギリギリのバランスに人はあるのです。
同様な事による苦は限りなくあります。

業としか言いようがありません。人身は喜ばしいことではなく呪いではないのでしょうか。

5

アフガンででも、一度アメリカ全軍が撤退して必要な軍費と同額をNPOに注いでみてはどうでしょう。
うまくいけばよし、うまく行かなければ今度こそ汚名の心配なく軍事を使えます。
でもまあ平和主義は信仰ですから、同額注いでもうまく行かなければそれはそれで足りないとか何とか難癖をつけるのでしょうが。

要するにこういうことです。

じゃあこの戦争はやめよう。そしてその戦費全額進呈しよう。
そのかわり、これから起きる大規模テロ、特に核テロが起きた場合その賠償金とその後の戦費、それにならず者国家からの亡命者の生活費は全額出してもらう。
また戦争をしないことによる国内の失業者の失業手当も出してもらう。
この金で、非武装で国内の失業者を減らし、ならず者国家の人権侵害と大量破壊兵器テロをやめさせられるならやってみるがいい。

4

一人暮らしは増えていますが、それにあわせて安価な一人暮らし住宅が増えるというわけにはいきません。
元々、特に単身者は不審者同然であり、単身者アパートはそれ自体が刑務所・火葬場・ゴミ処理施設同様の迷惑施設に他ならないのです。

でも金は少ししかないですが需要はあります。

なら狭いけれど家賃が安く、住人が死んだらすぐ気がつき、掃除しやすく…最悪の場合ユニットバスのように全体を高圧蒸気で丸洗い可能で湿度はエアコンで強制的に調節する…、防音性・衝撃吸収性がやたら高くて音楽や相撲にも耐えられる部屋があればいいのでは?

近隣との迷惑…それこそ一つの駅とその周辺部を丸々単身者のみにするぐらいのことはしないとどうにもならないかも。
または遠郊外の、周囲は農地や森に囲まれた陸の孤島で、そこに基本的な娯楽商業施設をフルセットで(どこの駅でもあらゆる施設がチェーン化されていますからフルセットそろえるのは簡単でしょう)置いて、濃密なバス網で通勤通学は問題なくできるとか。

そうそう、底辺高校は、特にアメリカなどでは「凶暴な若者を閉じ込める檻」でしかないとも聞きます。
基本的には若者はそれ自体迷惑で危険だ、という現実を踏まえて考えないと間違えますね。
単身者と若者がこんがらがりましたがそれぞれ厄介な問題です。

3日

鳩山・小沢辞任……
「で?」の一文字です。
辞任であっても、彼らがあくまで地位にしがみついたとしても、何が違うのでしょう?
前の選挙で自民が勝ってても今より何がよかったわけでもないでしょう。同じく「戦後最悪の首相」が短期で辞任するだけだったでしょう。
ずっと以前に完全に絶望していたのが幸いだったかも。何の動揺も驚きも、ある意味関心すらありません。

鳩山氏の就任時点で期待した人のほうが愚かだったのです。
いや、その期待とやらもマスコミが作った、ちょっとしたアンケート程度で言うだけなら無料の空虚なものです。
本当に期待していた人など、就任時点でもごく少なかったと思います。

少なくとも言い切れること……短命政権は、政権が自民であろうが民主であろうが同じことです。小泉のみが例外でした。
そして、「戦後最悪の首相」は、これが最悪ですらないでしょう。
次はもっと最悪でしょう。もっと想像もできないものを見てしまうことになるでしょう。でも本質的には違いはないでしょう。
何回くり返したら、別の演目を見ることができるのでしょうね。
まあヒトラーは見たくないですし小泉劇場はもうたくさんですが。

誰であれ次の首相に期待するとしたら、日本国民の学習能力のなさに呆れるほかないでしょう。
今や民主党政権を信じる者は誰もなく、自民党を信じる者もいません。
新党も、共産・社民など古い弱小政党も、期待している人はいません。
まあ社民党はこの顛末で少し「男を上げ」たかもしれませんが、だからといってもとの大社会党に戻ることすら不可能です。

社会党、それをいうなら自民党の基盤でもあった、階級構成と高度成長自体がもう終わっています。
それで現在、そしてこれからのグローバル格差高齢化社会の階級構成を反映した議会制民主主義は……ほとんどイメージ不可能です。
技術の進歩・グローバル化・高齢化で金融を管理できず、財政出動が景気浮揚効果を失い、完全に価値を失った人が多数になるという現実は、階級闘争を政党政治で吸収し、自由主義と社会主義の天秤を揺らして中産階級を育てる従来のやり方では対処不能です。
マルクス主義はおろか社会民主主義も古い、もちろん新自由主義も終わっていますが、機能することが実践で証明されている代替案が何もない、政治経済学的には空白としか言いようがない状態です。
要するに政治家が舵輪を回そうとしても、空回りするだけで船の針路は変わらないです。また、どちらも相手がいなければ大量生産は維持できなかった資本家と労働者とは違い、グローバル資金とプレカリアートには何ら共通利益がない……「焼き畑経済で使い捨てが最適解」「現実的な職業訓練では仕事は本当にない、でも生きさせろ」……ので同意は根本的に無理です。
実際にはきちんと説明し民主的な同意を得て不要層の殺処分を遂行することは不可能ですし、職業訓練が無効という現実を認めつつ生存権の理想を叫んでも現実や道徳に粉砕されるだけです。
空虚な言葉でごまかしながら現実には何もせず自殺させるか、恐怖をあおって刑務所に消すしかないのでは。
技術の進歩も、政治が制御できるものではありません。グリーン・ニューディールはどこに行きましたっけ?
その現実に対応した社会制度を政治の営みとして構築することは不可能であり、だから政治それ自体、現実が世界を壊していくのを傍観しつつ誰も信じていない言葉をがなりたてるだけか、恐怖や道徳など原始的な感情をあおるだけという、非常に空虚な営みになるのでしょう。まあ政治の空虚は今日に始まったことじゃなし。
要するに「なるようになる」だけのことです。どうでもいいさ、木の像でも置いておけ、というのが正直なところです。

「政権交代」という言葉も、「友愛」と同じく深く穢れた言葉になりました。
そして、それでどうするかもわかりません。政権交代の代案があるとしたら、それは自民一党独裁でしょうか?でも自民党も完全に力尽きているのです。
参院選での自民党勝利をきっかけに衆院解散、自民政権に戻ってまた五十年……または民主党政権がまた首相すげ替えをくり返しつつ続くのか、民主・自民大連立か、両党とも分裂して明日どうなるか分からぬ離合集散か、それとも小泉・橋下・石原、まだ出ていない誰かによる独裁か。
まったく先が読めません。
そして何一つ、よいシナリオを想像できないのです。
再編も何も、どう混ぜ直し分け直しても、現職議員に誰一人、使えそうな人はいないのですから……

さて、この参院選の前に、社説とかはなんといえばいいのでしょう。
もう徹底的に民主党政権は地に落ちました。
自民党も最悪から一ミリも浮上していません。
政権交代をあおった側はどういえば?
特効薬を求めるほうが間違いだ長い目で見守れ、政権交代の歴史的価値?
民主主義を諦めるな、「民主主義は最悪の制度だ。他の全てよりましだが(チャーチル)」と叫ぶほかないでしょうか。
新党に期待しよう、というのはいくらなんでも説得力がなさすぎます。
特効薬ではないが民主制度を維持していれば、まあましだろうとは思いますが、ここまでひどいとそれも説得力がないのでは。
自民党側は、やはり責任政党は自民党のほかになし、自民党政権に戻してそのまま永遠に続けろ?
それとも「保守再生」という内容がないスローガン?
改革が足りなかったから悪い、正しくとことん改革しろと壊れたレコードよろしく叫び続ける?
ちなみに「それ見たことか」といくら言おうと、それは自民党が終わっているという事実を変えはしません。

民主主義に対する疑問はそろそろ出てくるでしょうか?
といっても民主主義に代案はないのです。
元々右側は反民主主義的ですが、右側もまた「真の保守」は民主にも自民にもないとする立場ですので、選挙によって真の保守が政権を取るのは困難だと認めるのが現実的では。
まあ、共産党が政権を取るよりも自民党が党内改革で真の保守に再生されて政権を奪還するほうがまだ現実的かもしれないので、民主主義を否定するという危険を冒すよりそっちに期待するほうがやりやすいのかもしれませんが。
というか本当に自民党が「真の保守」になっても、それが票を集めるかどうか、政権を取っても機能するかどうかは別問題です。
特に左側から、民主主義に対する疑問が出ないのも不思議です。
これほど、まともな選挙で「まともな政党」が政権を取る可能性がないのに、現状の議会制民主主義自体を「不利なルールで固定された八百長試合」として否定することが、なぜないのでしょう。
武力革命を標榜する勢力は弾圧されるから?闘争の顛末が悲惨すぎたから?
共産党にとって、現在のやり方……自党を変えず少数の支持者に訴え続ける、選挙では負けるのは分かってる、でも現実的な政策に党を改革することも、民主主義に見切りをつけて武力革命路線を取ることもしないのは、それが唯一合理的だからでしょうか。

そして沖縄は?
現実を見ることができないという巨大なハンディキャップがある以上どうにもなりません。
沖縄も、それを支援する本土平和主義者も、要するに軍事的・経済的な現実を「それは現実ではない」と拒絶する声しかないのです。抑止力は捨て石の論理……なら独立して自分で自国を守れ、軍は民を守らない……なら占領者が徴兵を始めたときどれぐらい拷問に耐えられるか見せてみろ、としか言えません。
なんというか、テレビで演説している反進化論者を連想しますよ。そのテレビは科学でできてるんだ、というツッコミ。
現実を踏まえて最大利益を得ることができない、理性を拒絶しなければ生きられないのですから同情さえします。
あの位置では、米軍か中国人民解放軍か自衛隊か日本軍か独立沖縄国軍か国連軍か、どれかの基地が必然という現実。
沖縄経済にとっての米軍基地・日本からの補助金の重要性という現実。
どちらも拒絶する主張しか、公の言葉にはできません。
全ての軍事を拒絶するなら、非暴力独立を宣言して……侵略された場合目の前で家族が拷問されても非暴力不服従を貫くか、全員自殺するか、ゲリラで戦い抜くかという覚悟(自殺の場合毒かバトルロワイヤルのガダルカナル二号首輪、ゲリラの場合武器の配布と訓練)が必要だという現実も見ることはできません。
米軍が全面的に撤退したら、その経済的空白を何で埋めるかについても現実的な言葉は聞きません。
いや、独立すらあまりに少数派です。沖縄県民の本心についてはまったくの情報なしです。

というか外洋大規模メガフロートなら人にも自然にも迷惑をかけるわけじゃない、金だけで実現できるのにそれも利権でできません。
沖縄県民や平和主義者たちがメガフロートを主張しないのも不思議なことです。
そうそう、パレスチナ問題もメガフロートは解決策になりそうですが……

底抜けの絶望が何に結びつくか……歴史的にはヒトラーですが、ヒトラーさえ見あたらないし半年で引きずり下ろされそうなのが恐ろしいことです。
石原氏は年齢が年齢、小泉氏がでる気配はない……橋下氏でしょうか?
軍靴の音という左側の懸念は多分外れるでしょう。想像を絶する形で破滅は来るでしょうね。

宗教も絶望を吸収するには悪くありませんが、日本は宗教的に特殊です。
「保守」という空虚な言葉自体が宗教のかわりになれるでしょうか。また天皇を持ち出すにしても、具体的にはどのように?軍部も何もないのです。
まあ校則教・体育会教・いじめ教・社畜教・自己責任教はしっかりあるので、それを過激化・原理主義化して、全国民にとことん空気読みと煩瑣な道徳的規律を強要し、恐怖をあおって魔女裁判によって不要層を皆殺しにするのはあるかもしれません。でも天皇がその頂点に立つのはイメージできませんが。
キリスト教もイスラム教も日本には入っていませんし、創価学会や幸福の科学なども国民宗教にはなれないでしょう……まあ未来は予測不能なので、創価学会が天下を取って全国民に強制される可能性もゼロじゃないですが、それより共産党単独政権のほうがまだ可能性は高いです。

まとめればどうなるかわからない、それだけです。
僕もいつまでも理性にしがみついていても苦しいだけかもしれません。
ま、亡命の準備はした方がいいかも……

というか亡命で思い出したのですが、昔大橋巨泉氏が議員を辞職したとき、それは絶望党すなわちナチに移るのと同じだ、といいました。僕も絶望党すなわちナチに投票したのでしょうか、この言葉で。
まあ僕は票は背負っていませんし支持者もないのでどうでもいいのですが。
そして理性的な分析は、得られる情報ではほぼ完全に詰んでいる、ただし予測不能部は常にある、それだけです。
あともうひとつ、この絶望全てはマスゴミの自作自演、という可能性もありますね、マスコミの情報を見て絶望しているのですから。まあ自分の目を信じないのと変わりありませんが……

2

サウジアラビアの歴史はあまりに多くの偶然に満ちています。
一人の改革者と有力氏族のつながり。

それが西欧の力関係の気まぐれから、聖地を含む広い範囲を支配しました。
一見不毛に見えたそこから大量の石油が出て、世界最大の富を手にしました。

比較すれば、タリバン・アルカイダ、いやイランのアヤトラたちと比べても、サウジアラビアのワッハーブ派がイスラム教・世界全体に与えている影響は桁外れです。
それが正負どちらかは裁けませんが、少なくとも法の支配・近代化による経済成長や女性の地位を極めて大きく逆行させたことは確かですね。

人々はタリバンの人権侵害には関心を持つけれどサウジアラビアにおける同等かそれ以上の人権侵害には関心を持たないのが常ですが。

1

今の日本の法律全体が示している道徳体系を、比較宗教学で評価したらどうなるでしょう?

また一部の条例や、一部の学校の校則もある種のカルト教団の教義として扱っていいのでは?

「いじめ」集団も、それ自体独立したカルト教団であり、そこには彼ら独自の道徳律が存在しているのでは?
「いじめ教の戒律」が若い大人たちも含めて大多数に暴力的に叩き込まれていることを思うとぞっとしますけど。

警察・自衛隊・企業も、比較宗教学で検討すれば面白いことが出てくると思います。

ネットのある部分の考えも、思想としてまとめてみたいです。

特に鳩山一族の『友愛』を否定嘲笑する部分を、明晰な思想の言葉として。
友愛自体は思想史の中に十分地位のある、重要な概念ですが今のネットでは売国・抹殺(ポア)の同義語とされるなどきわめてひどい扱いを受けています。鳩山首相の最悪の部分とイコールになっているのです。
本来の友愛とは何か、そして日本ではなぜそれが受容されていないか、興味深いですよ。