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28

今の日本で、安倍首相を批判できる人はいるのでしょうか。

学校がどうの、というのも、要するに…「安定のブーメラン」、「安倍首相は天下国家のため大切な仕事をしているのだ、そんな細かい重箱の隅つつきで足を引っ張るな」…要するに「売国奴は黙れ」につきます。

では、肝心の安倍首相の天下国家…経済政策、またアメリカべったりの外交、そして天皇陛下の退位を一代限りの特措法にすること…それをきちんと批判して、それで支持されている人はいるでしょうか。

そちら側でも、広く支持される批判者は見当たりません。

思い出すのが、上野千鶴子氏の件…要するに「金持ち老人が何を言うか」と、内容の正誤ではなく発言資格を問題にされました。
また、橋下徹氏は、常に「実際に政治的地位を持って実際の仕事をしている人以外(=ジャーナリストや大学教授)は黙れ」というやり方で批判に答えることを拒絶しました。

すべての野党が完全に不支持、それどころか首相を批判する資格のある人が誰もいない、資格がありそうな人は基本的に批判しない…
安倍首相はいかなる間違いもない、完全無欠。

これは永遠に続くことなのでしょうか?

何よりも、安倍首相の…保守が、自民党が、本当に新しい時代に対応するための答えなのでしょうか。
長い平和によるr>g、グローバル化による貧困国低賃金、低い枝になった科学技術の枯渇、ロボットや人工知能…これほど大きな時代の変化を目前にして、本当に安倍首相・保守・自民党以外に、何もないのでしょうか。

なんであれ存在自体が許されないのでしょうか。

27

現在の自民党幹部は、「立憲主義」という言葉を聞いたことがない…または、

「憲法が政府を縛るというのは古い立憲主義、憲法観。
現在の世界の趨勢では、憲法の定義そのものが、国のかたち、『国体』そのものに変わっている。
国体を言語化したものが憲法であるなら、立憲主義とは国体を立てること…国民全員の精神に、国体を再注入することに他ならない」
ぐらいにはなっていそうです。

でも、馬鹿…絶対的な権力は、何が真実かを決める力があります。
立憲主義の定義も、安倍首相が望めば書き換えられるのでは?

何しろ、安倍首相に逆らうものはすべてパヨクであり、言葉を聞くに値しないのですから。

26

経済成長は終わった、賢者の石がなくなったから、と言います。

賢者の石。要するに三角貿易。
アフリカで銃を売って奴隷を買う。カリブ海に奴隷を運んで売って砂糖を買う。イギリスに砂糖を運んで銃を買う。

でも考えてみてください。
三角貿易は、ヨーロッパは単に砂糖が欲しかっただけです。

砂糖なら、年代はずれますが、サトウダイコンを蒸気トラクターで耕しても、同じ量得ることはできていたはずです。
資本が必要というのは三角貿易でも同じです。

必要だったのは、土地か、安くこき使える奴隷か、エネルギーか…

土地とエネルギーは技術で代替できます。
今も貧しい人はたくさんいます。

「賢者の石」論は、何かがおかしいのです。

ちなみに、三角貿易には二つ疑問点があります。
砂糖なら中国でもインドでも作れたはずです。なぜ貿易を拡大できなかったのでしょう。
もう一つ、アフリカはなぜ銃を自分で作らなかったのでしょう。日本は作ったのに。

25

今の日本政治は、永遠にこのままでしょうか。

自民一強。正確には自公圧勝。

名前をまた変えるかもしれませんが、要するに民主党残党がわずかな議席。
もっと少ない議席を、共産党が持つ。
社民党はあってもなくても大して変わらない。
その三つの左派野党が、ひたすら何でも反対。それによって、与党が出す法案はすべて支持される。

維新も少ない。
極右政党はそれほど多くの議席を取れない。

永遠に?

24

2001年のセガ撤退、2002年のXbox参入から15年。
ソニー・任天堂・MSの三頭体制は永遠に続くのでしょうか。

いろいろなことが、まるで永遠に続くかのようです。

23

スーパーロボット大戦V、発売。

ずっと夢見ていた、ヤマトスパロボ参戦の悲願が…

そしてたくさんの戦艦作品がまだあります。

また、人間サイズ…アトムや009も、もう夢ではないでしょう。

22

信頼される野党がない…これが深刻な問題であることは、天皇陛下の退位問題が一番よく示しています。

退位問題に、異論がないはずはありません。
退位そのものに反対する人もいます。
あくまで皇室典範改正という人もいます。

しかし、「売国野党が反対している」という理由で、自民党の、それも少数の集団が決めている一代限りの特措法が、まるで絶対に正しい唯一の解のようになっているのです。
異論が存在できないのです。
議論ができないのです。
選択ができないのです。

そして、皇統そのものを男系絶対かそれとも女系容認か、それすらも安倍首相に一任する気でしょうか?

一切の異論は許さない…なぜなら反対する野党はすべて売国だから。
それを、皇統にも適用するのでしょうか?

もっと恐ろしいのは、この状況が異常だという人さえもいないのです…打倒安倍という、売国レッテルを張られた人々の訴えは、風のごとし。
大半の国民は耳をぱたんと閉ざすので、風と同じです。

ただ、もっと恐ろしいのは…
安倍首相の方針に反対する人で、パヨクでない人はいるのでしょうか。
反対した時点でパヨク認定されるとしたら、恐怖政治が始まっているということです。

日本は、野党が必要だということも、首相に反対することも許されない国に、もうなってしまっているのでしょうか?

21

厚くて小さいノートパソコンが欲しいです。特に入院向け。

なぜ業界は、薄さ至上主義に走るのでしょう。
厚くて安くスペックが高い、という選択肢を、徹底的に排除するのでしょう…テレビも、ノートパソコンも、スマホも。

同じように、誰も出さないコンセプトの商品は想像以上に多いのでは?
今はインターネットなどさまざまな技術で、そういうのを出すのは簡単そうに見えるのに…

20

科学立国のためには、科学を学んだものに報酬を与えるべきです。
理科・数学が4、国語・社会・英語が3や2の人に、いい職がなければなりません。

理科・数学が5の人に報酬を与えるのは容易でしょうが、それでは勉強しない人の方が多いでしょう。
4や、2から3になったことが無意味なら。

新しい時代には、すべてが音楽や絵画、スポーツや演技のように、万に一人しか成功しないことになりそうですが…

19

今の日本人は何を考えているのでしょう。
なぜ、新しく政党を作ろうとしないのでしょう。

民進党が持ち直すと思う人はいないでしょう。
共産党・社民党・維新にも、期待している人はいないでしょう。

それで新しい政党を作ろうとしない、ということは、ずっと自公、安倍一強でいいということです。

「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」…安倍自民だけは例外だ、と日本人は信じているのでしょうか?
少数集団が絶対権力を握り、チェックを失ったら、常に抑圧と悲惨になることは、歴史が何度も何度も証明しているのに。

「新しい政党を考えることを禁じる」これが、絶対的権力のリスクよりも大きい…それが今の日本の現状です。

18

頭で考えてアームを操る…これは、「ロボットに自分を介護させる」目的にも重要なはずです。
全身まひ者だけでなく。

また、宇宙服や原発事故跡、その他危険地帯での作業でも、「人は頑丈な棺桶に入り、脳からの信号でアームを動かす」ほうが有効である可能性が高いと僕は思っています。

17

上野千鶴子氏の衰退論に対する批判には、「代案がない」という特徴があります。

人口が危機的、移民は嫌がる、この二つの前提はほぼ誰もが同意します。
間違ったことを言っている、という批判ではないのです。

「お前が言うな」
以外にない。
要するに、気に入らない論者である上野氏が、何を言おうととことん批判する。
それだけなのです。

ありえる批判としては、
「人口と移民の二つの前提は間違いだ」
「人口が減っても国は栄える」
「アベノミクスで景気を回復させれば人口は増える」
「科学技術を進歩させれば、人口減は衰退にならない」

などがありえます。
問題は、どれも説得力に乏しいことで…

16

上野千鶴子氏の、日本の衰退は不可避だという論が叩かれています。

読んでみれば、人口がどうしようもない、移民は嫌がる人が多い…と、それ自体はどう見ても正しいことです。

より重要な指摘、日本には真の社会民主主義政党がない、という問題も。

まあ、要するにNGOの類に賭けるのは僕は賛成しませんが。

日本の少子化が深刻だということは誰もが同意するはずです。
日本が移民には踏み切れないだろう、というのも誰もが同意するでしょう。
読まずに叩く人が多いだけです。

真の社会民主主義政党がないことの深刻さを考えるべきです。
日本の政治には、もう事実上自民党しかありません。民進党など、存在していないに等しい。

その自民党は、アベノミクス…閉店シャッターの隣の建設中タワーマンション、失業率が低いのに給与総額は低下…要するに金を大きく移しているだけなのに、それで日本は高度成長しているから大丈夫、この道しかない、と、要するにごまかすことしかしていません。
現実を直視する政治勢力は、日本にはゼロ。

現実を直視すれば、上野氏が言うように再分配するか、それとも弱者を事実上廃棄する…暴れないように死んでもらうか、二つに一つしかないのです。

もう一つ、科学技術を無視しています。
まあ、日本の知識人は、科学技術は今が限度だと言わなければならないようですが。

15

人工知能の話題でよく出るのは、人間だけ・コンピュータだけよりも、人間とコンピュータのペアが最強だ、です。

ここで注目されていないこと……動物とコンピュータのペアは?
ぶっちゃけ、サイボーグ化された動物。

昨今は動物の苦痛はうるさいですが、昆虫なら問題は少ないでしょう。

14

球をつくる。
これがどれほど難しいことか。

アルキメデスやアリストテレスがニュートンの三法則に至れなかったのは、よい球や車を作れなかったからです。
きれいな斜面を作ることができなかったからです。

まあ、哲学者がノコギリやカンナを使うことができない文化もありました。

13

正確な時計が、オーディオとかの世界で必要だそうです。
精密加工でも必要になると思います。

クォーツ時計をたくさん集めて、その平均値をとれば正確にならないでしょうか?
原子時計は高いでしょうし。

12

「どうすれば国が発展するか」を、多くの人が議論してきました。
いろいろ試され、数々の失敗がありました。

あきらめたように見える地域も多くあります。

でも、こう言った人はいなかったのでしょうか。
「何をすれば発展するかはわからない。なら、みんなおなか一杯にして、あとは適当に試そう」

特に新しく独立した国々は、食糧と治安を最優先すべきだったのでは…

11

日本は、結局国家神道、戦中国体イデオロギーが最終的に勝つのでしょうか。
日本にはほかに何もないのでしょうか。

10

天皇陛下の、退位に関するおことばで天皇陛下ご自身を批判する声も多くあります。
しかし、考えてみればおかしいです…総理大臣に無断であんな放送ができたはずはありません。
内容も含め、総理大臣の許可を得ているはずです。

そうでないとしたら、それこそ天皇は「武器を取って現政府を倒せ」と放送することもできる…できるけれどやっていないだけ、ということです。そんな恐ろしいこともないでしょう。

つまり、あの放送は政府全体の動きです。
ではなぜ。

政府主導で、一方的に退位を決めていたら?
…ものすごい批判が出たでしょう。自民党政権は天皇の地位すらほしいままにするのか、と。おごりもいい加減にしろと。

特に東京オリンピックを考えると退位は必要だった、でもその批判を避けるために、あえて天皇陛下を批判される立場にした?

9

退位と女系を合わせると、恐ろしい可能性があります。

安倍首相や麻生元首相の、多くの首相を輩出した家は女系ならば皇室の血を多く引いているのです。
麻生元首相が天皇になる可能性も出てしまう、ということです。

ではあくまで男系にこだわり、旧宮家男系男子?
ですがそれも、すでに多くの批判がなされています。
国民がそれで納得できるでしょうか?

唯一の方法は、悠仁親王殿下に全部任せることでしょう。
そしてそれこそ旧宮家や皇室の血の濃い、実質政略結婚に逆らわない高貴な女性と、恋愛結婚という物語を作って結婚し、実際の夫婦生活はともあれ、別の女性の代理母でいいから人工授精で男子三人女子一人…むろん真相は全部秘密。

いや、人工授精・代理母が許されるなら皇太子ご夫妻には男児が四人ほどいるはずです…天皇家の上の方が断固拒否?

ただ、男系男子にこだわって、旧宮家をやったとして、次に女児が続いて男系が絶えたら。
その時はもう際限なしに、皇室男系男子を探すのでしょうか?

それはそれで君臣の別が崩壊するでしょう。

8

僕らはなぜ布団で寝ているのでしょう。
布団は気軽に洗濯できず、ダニの巣になるのに。

洗濯できる毛布を何枚も重ねた方が絶対に清潔なのに。

周辺部にいくつか、テント用の布のように補強した穴を開けて紐を通せば、ずれることもないでしょう。

7

あらゆる国家の軍隊は、「自国の敗北」と「ほんの数百人だけ地下深くに避難させて地上の人類を皆殺しにし、百年後に避難させた人が出てきてやり直す」の二択ならどちらを選ぶでしょう。

核戦争や巨大隕石などに備えて、十分な本・作物種子・武器を持って地下とても深くのシェルターで暮らす健康な男女…
あちこちの大国は、実際にやっているでしょうか。

それなしで核兵器を配備するのは無謀ですし、同時にそれを公表することは核戦争を誘発する可能性が高いことです。

そしてその選抜基準は何になるでしょう。

6

すき屋・ガスト・サイゼリア・ココイチ・餃子の王将・かつや・てんやを、「日本と全く同じ味を維持せよ」イギリス各地に置けば…労働者虐待だと叩き出されるでしょうか?

飲食店の海外進出では、海外に味を合わせることが絶対に必要?

5

「悪意はないから銃を持ち歩いていいだろう?」
これは認められないでしょう。

法が禁じているから、また「君が善人であることを、君は知っていても私は知ることができない=君が本当に善人だとは限らない」から。

同様に、自民党憲法改正草案でも「そんなつもりはない」「自民党政権に悪意があると考えるのは間違いだ」「国家と国民は対立関係にない、対立するように言うのは日本を破壊したい左翼だ」も、通用しないはずです。
法が禁じているから=憲法学者が言う意味での立憲主義=民意だろうと人権を否定してはならない。
「君が本当に善人であるとは限らない」=何をしてもよくなったら牙をむくかもしれない。

でも、草案のQ&Aなどでは、とことん「そんなつもりはない」に貫かれています。

今の自民党改憲派の一番の危険性は、「そんなつもりはない」で済ませてしまうところではないでしょうか。
それが通用するほど狭い世界でしか生きていない…

自民党政権の絶対的な善意を前提にする憲法改正なら、いっそ今の草案よりも、

「日本は天皇を中心とした神の国である」
「和をもって尊しとなす」
「日本は美しい自然がに彩られた、伝統を守る、美しい心の人からなる神国である」
「天皇を助けて実際の統治をするのは自民党である。自民党以外の政党はいらないし禁じる」
「自民党政権に悪意はない。だから自民党政権は何をしてもいい」
「国民は【教育勅語全文】を心と行動の両方で守らなければならない。国民の心や行為が正しいかどうかは自民党政権が決め、更生のためにいかなる手段をとってもよい」
「日本はアメリカの属国であり、アメリカが命令する軍事行動を忠実に行う。日本国民はそのための手段であり、命も財産もすべて捧げよ」

これだけでいいのでは。

近代国家ですらなくなりますが、もともと近代自体が間違いと思っているようですし。

4

天皇陛下を御簾の奥に…と、何人かの保守学者は主張しています。
西洋の歴史を知らないのでしょうか?

フランス革命で、アントワネットとルイ16世がギロチンにかけられたのはなぜか。
なぜ、オーストリアではエリザベート皇后は嫌われているのか。
なぜ、ヴィクトリア女王後期に、王政廃止運動があったか。

どれも、「国民に顔を見せなくなったから」です。

アントワネットはティルリー宮に引きこもりました。
エリザベート皇后は旅ばかりで、ほとんどウィーンに帰りませんでした。
ヴィクトリア女王は夫君の死から、しばらく隠遁状態になりました。

どれも、国民と王の絆を断ち、敬愛がなくなったのです。

知らないとすればバカ、知っているとしたら皇室を断たんとするものです。

3

日本が中国と本気で争う場合、落としどころはあるのでしょうか。
米中は。

落としどころのない戦争は最悪です。

日本では、戦争は絶対やってはいけない、と平和主義はバカだ、の二つしかないので、落としどころという概念がありません。
最後にやり合ったのが、米語辞典に落としどころがない無条件降伏至上主義国家ですし。

2

改憲の最重要の争点は『国が先』か『個人が先』か。

『法と道徳は一体』か『法と道徳は分離せよ』か。

『憲法は国のかたち・理想・道徳を書く…国体宣言』か『憲法は国家を縛るもの』か。

『個人主義こそ亡国の悪魔』か『個人主義こそ人権の基で普遍原理』か。

日本という国の物語は、天皇を中心とした神の国か、それとも人権・民主主義……個人主義、平和主義か。

僕は自由・人権・個人主義と、平和主義…特に現日本国憲法が要求しているように読める絶対平和主義・非武装は一体とは思えません。
でも僕だけで、ほとんどの人は一体と言うでしょう。

また、立憲主義を主張し政府に逆らう側も、「憲法の宛先は国家のみ」「非武装も立憲主義のうち」と「立憲主義は、国民の大多数が賛成してもやってはいけないこと(ホロコーストや拷問)を書く、国民不信でもある」という立場の違いはあります。

ただ、その議論はほとんど問題にならない…国体、国家神道の側が、選挙では常に圧勝してしまっているのです。

1

改憲では、九条も重要でしょう。というか九条こそ本丸でしょう。

九条の厄介な点は、同じ護憲でも

・「非武装、非暴力不服従。どんな拷問を受けても武器を手にしてはならない」という、子供が九条を読めばそうなるが、大人は誰も認めない解釈
・「日本は武力国防が不可能だし、武力で攻められる心配もない国、だから軍隊は捨てよう」お花畑
・「九条は自衛隊は禁じてないよ」旧来の体制
・「九条があっても何をしてもいいよ」安倍自民党解釈

が考えられるということです。

九条問題の本質は、護憲・改憲どちらも欺瞞の上に立っているから…というか、日本国憲法の全体が欺瞞の塊で、しかもその欺瞞と戦うとむちゃくちゃになるからです。
前文にある「諸国民」が、当時の現実として「日本に勝った連合国」、占領軍に他ならないという事実をごまかしてしまっている…それが根本的な欺瞞です。

身もふたもない現実。

日本国憲法は、戦争で日本に勝利し、日本を武装解除した占領軍が作ったものです。
目的は、
「日本の武装解除と隷属を永久にする」
「日本は永遠に悪役でアメリカが正義の味方であることをはっきりさせる」
この二つです。

さらに、冷戦に対応するため日本の武装解除は取りやめられ、武装するよう命じられました。
本来はその時点で改憲すべきでした…日本は永遠にアメリカに服従する、と。

護憲派は、それを平和主義の理想とありがたがっています。
護憲派は、今の現実の世界は、「日本限定で軍備不要」かつ「日本は防衛不可能」と主張します。アメリカが悪で日本が自主防衛不可能なら、日本が本当に平和のために九条を活かすことを、アメリカが許すはずはありません。
日本が本気で九条による世界平和に立ち上がったら、アメリカは即座に日本を皆殺しにして、皆殺しは正しかった、日本は悪でアメリカは正義だ、と歴史教科書を書き換えるだけのことです。

また、九条を子供が読んだ時の当然の解釈…絶対非武装、非暴力不服従も堂々と主張することはしません。

改憲派は、欺瞞だからと否定しますが、日本がアメリカの属国で、永遠の悪役だという事実には目を背けています。
堂々と隷属しよう、とは言いません。

日本には、「自主防衛」も「絶対非武装、非暴力不服従」も事実上存在していません。

隷属し、アメリカの言うままに戦うしか事実上選択肢がない…皆、そう思ってしまっているからでしょうか。

そしてトランプ大統領が日本を捨てたら、どうするのでしょう。
資源も縦深もない、同民族同宗教の味方もない、核武装も決して許されない、まして絶対平和主義など通用しない…玉砕か拷問覚悟の非暴力か、選ぶときが来るでしょう。

護憲派は九条を守れば戦争は来ないと思っていますし、安倍信者は憲法を改正すれば日本は無敵だと思っているようです。
これほど不利な国で自主防衛をする覚悟、拷問されても非暴力を貫く覚悟など、だれにあるでしょう。

そんな状態で、改憲に何の意味があるのでしょう?