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30

アメリカ議会での安倍首相の演説を、書いた人には心から同情します。
その内容に関心がある人は一人もいない、どんな丁寧に文章を書いても、誰にとっても何の価値もないからです。
僕も、どう文章を書いても誰にも通じない呪いをかけられているので、同情するのです。

左派から見れば、安倍首相は、その両親の子であることですでに罪人です。まして「自民党の首相」であり、「保守のホープ」なのですから死刑でも飽き足らない大罪人です。
その点、浅井長政・豊臣秀頼・石川五右衛門・佐倉惣五郎の幼子が死刑にされたのと同じです。
言動と関係なしに、許されない罪人なのです。

どんなに演説の文章が穏健であっても、誰もがわかっています…安倍首相は自民党そのものである、と。
自民党という矛盾した集団…「アメリカのポチ」と「大東亜戦争は正義だった」の二つの、どう見ても相容れない力の妥協点でしかない…
綱引きの、綱の真ん中にあるリボンと同じです。何の意味もない存在です。

また、韓国は何を言えば満足するか…と考えると、それこそ日本全部が、死刑にされた幼子と同じです。
もはや永遠に子々孫々まで絶対の悪であり、心の底から謝罪し、やったやってない関係なしに償い、憎まれ続けるのが宿命なのです。
アメリカにとっても、日本は永遠に子々孫々ヴィラン…ヒーローごっこの悪役でなければなりません。

どんな内容も、ひたすらばかばかしいだけです。
日本にはいかなる選択権もない、アメリカの属国であり、死刑台に縛られた幼子でしかないのです。

僕自身は、「大東亜戦争は正義だった」保守は人権や自由を憎んでいる面があるので、そいつらに勝ってほしくはない…のですが、それに対抗する左派がバカを通り越しており、しかも新しい左派が絶対出られない構造があるので、それこそどうしようもないとしか言いようがありません。

29

人間の大集団を扱うのは、今の近代国家が最善でしょうか?

動物としての人類は、150人前後の小部族を基準に設計されているとされます。
人間集団を小部族に分け、部族間の接触はほとんどない……でも全体としては何千万人もがうまく協力している、という形のほうがよいのでは?

28

発想を変えてみましょう。

何か月も何年も補給できない宇宙船の、食料供給+汚物汚水処理法。
短期間なら、保存食を積んで汚物汚水は宇宙に捨てるのが合理的でしょう。

しかしある程度以上の長期間になったら?
原子炉はあるとしましょう。

SFでは、水耕農場が基本です。地球の水耕栽培と同じように植物に、電灯で光を当て、汚水汚物から作った肥料入りの水を与えて成長させます。
食料になり、また植物が二酸化炭素を酸素にするので一石二鳥です。

目的そのものを考えてみると、「二酸化炭素を分解する」「酸素を作る」「有機廃物を浄化する」「窒素廃物をバイオマスに戻す」「食料や繊維を生産する」など、実に多様なことを畑はやっているのです。

ですが、それは本当に唯一の賢明な解でしょうか。
重大な問題は、電灯・光合成ともに、決して効率の高い方法ではないことです。

地球上の現実を考えてみましょう。
近代文明は、肥料は化学肥料として得られるので、汚水汚物はひたすら安全にすることに徹します。細菌を殺し、肥料になってしまう窒素化合物やリンを取り除きます。
その過程では、メタンなどいろいろな物が出ます。青酸など危険な毒も出るでしょう。ですが、それらは少量で、大気量が圧倒的に多いので気にしません。

近代文明でなければ、処理は三通り。

土に混ぜ、微生物に分解させて肥料とする。

水に混ぜ、微生物がエサにする…尿は肥料として植物性プランクトンや藻類を肥やす。微生物や藻類が別の生き物に食べられて循環する。

砂漠では乾燥殺菌し、肥料として循環させることはしない…砂漠地帯は、肥料分が潤沢で水が希少だからできることです。

さて、宇宙で考えてみましょう。

土に混ぜて処理し、その土で新しい作物を育てることもできます。酸素吹込み型浄化槽も汚水汚物を肥料にできます。
ただし、膨大な空間が必要です。

土で処理する変形として、ミミズ・ウジなどに食わせるのはどうでしょう。それは加熱殺菌してニワトリや魚のエサにすればいいのです。

トイレとシャワーをそのまま水に混ぜて、酸素は吹き込むにせよ微生物に食わせ、その微生物を加熱殺菌してから魚のエサにする…必要な容積は小さくて済みそうです。極端に成長が早い魚がないと食べ始めるのに時間がかかります。心理的な抵抗も大きいでしょう。魚の清潔な処理、それ自体手間がかかります。

加熱殺菌した微生物を、ニワトリに食わせるのは?成熟したメンドリなら、エサがあればすぐに卵という良質な食料を得られます。

微生物によって分解され、滅菌された高濃度の汚水…それ自体を直接飲んで成長できる、できれば小型で繁殖が早い家畜があれば便利でしょう。それ自体の味は悪くても、血液を食べればいい…血液は栄養価の高い食品です。

また、汚水汚物はすぐ真空凍結乾燥や原子炉の超高熱で完全に殺菌して、元素レベルの肥料としてのみ使う…

エネルギーそのものは、原子炉から得られる水素、水素から得られるメタン、硫黄などを用いて、深海の熱水噴出孔と同様な非光合成生態系を作ってしまい、その産物を高熱や化学処理で加工して、糖や脂肪、アミノ酸などを得て食料や飼料にする…そのほうが必要なスペースは小さくならないでしょうか?
農場は広いスペースが必要でしょう。

そして重大な問題。
何日までは、食料を全部持っていく方がいいのでしょう。

27

今の日本政治は徹底的に詰んでいます。
何をどうすれば自民党政権以外のことが起きるのか、考えることもできません。

民主党…反自民かつ非共産のいい加減な集まりは、国民に激しい拒絶を受けました。その拒絶は定着しています。
また、「新しく第三極」という選択肢も、完全に望みを失いました。
極左・極右・新自由主義・中道左派のどれも、単独では勝てない、集まったら野合のレッテルを張られ民主党と同一視され同じ市場を奪い合ってつぶし合うだけになるのです。

ではどうなっても関係ないと諦めるのが正しいでしょうか?

僕に今ある判断基準はただ一つ…焚書だけは、僕は絶対に容認できない。
少なくとも「Dr.スランプ」の単行本の所持が禁じられたら、僕は焼身自殺や亡命などを選びます。
僕はアダルトビデオはつまらないのでほとんど見ませんが、その存在が許されない世界には住みたくありません。

ここで問題なのは、自民極右・週刊金曜日勢力、どちらもポルノグラフィーや非道徳的な面のあるマンガの焚書をやりそうな勢力だ、ということです。
そしてそれ以外の政治勢力は、よく見ると非常に弱いのです。

日本人の相当多くは、くだらないマンガやアダルトビデオがある、道徳的にゆるい社会を愛しているはずです。
それが政治力にならなければ、常に政治は道徳取締りに流れるものです。

そういえば、なぜこれまでは道徳的に、今の日本程度の状況が容認されたのでしょう?
自民党・社会党ともに、本来は道徳を厳しく取り締まりたい勢力に見えるのですが。

今のところアダルトビデオやエロ漫画が存在しているのは、誰のおかげなのでしょう。
誰が、愚かなことを含む自由の味方なのでしょう。
愚かなことを含む自由を守るには、どこに投票すればいいのでしょう。

26

さまざまなSFで、「核融合が可能かどうか」を検討したら面白いかもしれません。
超光速の有無はよく知られているとしても、核融合も結構重要では?

核融合があれば、冥王星のような太陽から離れた氷の塊でも開発できる、というのは無視されているのでしょうか?
やはり「居住可能惑星至上主義」、最初から食べられる恐竜がうろついている星しか相手にしない?

そこで気になる思いつき…無尽蔵の電力があれば、生物を経由せずに栄養を得ることはできるでしょうか。

小惑星をくりぬいた基地に核融合炉…と仮定します。
普通なら、水耕農場か、水の中での藻類農場を考えるでしょう。たいていのSFはそうしています。
ですが、「照明」「光合成」はどちらも効率は低いのです。

そうではなく、直接、電力で水と二酸化炭素またはメタンから、グルコース…ブドウ糖そのものを作りだすことはできるでしょうか。
それに窒素・リン・カルシウム・硫黄など少々から、昆虫や酵母を大量に増やし、それ自体を食料にすれば、水耕農場よりずっと狭いスペースで大量に…
今、それはできるのでしょうか、できないのでしょうか。

できるのであれば、エネルギーが解決されれば温暖化の心配は一気に解消できます…海水を淡水化して砂漠を緑化するより、はるかに安上がりに。

また「水を電気分解して水素を作ることができる」と「水素をエネルギー源とする微生物がいる」ことは科学的事実のはずです。
光合成とどちらが効率が高いのでしょう。
硫黄で同様の比較はできるでしょうか?

少なくとも、高熱があればメタノールは作れます。メタノールは生物の栄養にはならないでしょうか?

25

SFは気づいているでしょうか?

「自己増殖・核融合・元素転換の三つを兼ねた装置があれば、木星型惑星を資源化できる」
「大規模人工重力またはブラックホールと、元素転換装置があれば、恒星すら資源化できる」

「人工子宮があれば、冷凍受精卵と子育てロボットによる播種船は容易」
「機械によって人間の臓器を培養する装置でも人工子宮の代わりにはなる」

「冷凍受精卵を多数積めば、数人の女性でも多世代型の恒星船は作れる」

24

「完璧なオーディオシステム」があったとします。

目隠しをし、振動を防ぐ厚い服を着て、部屋に入って椅子に座り、弦楽四重奏を聴く……
実際に四人が楽器を持ってきて演奏するのと、〔完璧〕オーディオシステムを聞くのを、判定しろと言われたら、コインを投げるのと同じ程度にしか当たらない……ブラインドテストに合格する。

さて、そのシステムの評価は高いでしょうか?

多分、かなり低くなると思います。

23

新自由主義の一面として、小さな政府のかわりに市民としてのつながりが重視されます。
しかし日本は市民否定と新自由主義が、同じ勢いで進行しました。

厄介なのが、左派の「封建的否定」は、旧来の人間同士のつながり…中間共同体も批判することです。
また、左派は共産党と創価学会を除けば、属する人間が少なく意見の多様性が少ない市民活動グループしか作れませんでした。

実際に歴史的に、人の紐帯を見てみましょう…

戦後、農村などが権威主義的・封建的ではありますが、集団として機能しました。
復興し、企業が主役になっていきます。
企業城下町は地域と一体化し、また社宅で企業が一つの拡大家族ともなりました。
労組・共産党もそのような集団の力を、本来は持つはずでした。

しかし、激しい高度成長の影響か、企業そのものが共同体となって労組・共産党は社会的には、比較的少数の集団にとどまりました。
また、元から教会がなかったこともあり、地域も社会としての機能を低下させ、ますます企業だけが社会の国になりました。

そして、限界が来て…企業が、社会としての目的を放擲し、市場を宣言しました。
同時に、国家財政の限界も喧伝され、国家も人の生活を支えることはしない、というのが支配的になりました。
反面、道徳は強調するのですが。

そして、「市民」という言葉と関係の深い菅直人首相の不人気は、「市民」という概念そのものを、「売国」「無能」という負の感情と結び付けてしまいました。

企業は「会社は親じゃない、会社のために稼ぐ優れた者だけがメンバーだ」といい、弱者保護を拒みます。さらに、「滅私奉公」だけ求めて給料を払わないブラック企業も蔓延しています。
国は、「福祉をやったら財政が破綻する」と経済的弱者保護を拒み、かつ「絆」「家族」やナショナリズムを喧伝します。
弱者は支えないが心から服従しろ、というわけです。

そして、どちらでもない集団は、近代的な市民はありえず、封建的な地域は…人を村八分にするため、体罰をやった教師をかばうためにはまだ生きているように見えますが、少なくとも弱者保護はしません。

誰も弱者保護をしないのです。

22

安倍談話に不安がある人は、自分の頭で自分談話を作ってみましょう。

ただ、そこで一つ考えて欲しい…日本はどうしていればよかったのか、どの時点から。
そして、アメリカや中国は完全に無罪なのか。

言い換えましょう。
「タイムマシンと無制限の資金・必中の狙撃銃を与える。あの戦争を阻止せよ」
これを考えてから、自分談話を考えてください。

僕なら、「ひどいことになって悲しい」「なんでそうなったのか考えなければ」を強調します。

他人事といわれそうですが、他人事ですので。

21

多彩なデジタルオーディオプレイヤーがありますが、二つ抜けがあります。

「高音質なポータブルCDプレイヤー」
「安価な大容量デジタルオーディオプレイヤー(携帯可能であってもなくても)」

ポータブルCDプレイヤーは種類自体が少ないです。

そしてiPod classicの廃盤以来、大容量プレイヤーは超高額なハイレゾしかありません。
大容量ハードディスク・据え置き式のプレイヤーは、もともと超高額なものしかありません。

20

刃のついたラップの箱がぐずぐずになり、それでラップを張って切ろうとして指を切りました。

…「刃のついた箱」システムでなく、頑丈な刃つき箱と詰め替えは、大型ホームセンターにしかありません。
それこそ100円ショップでも需要の大きい品だと思いますが。

いや、プラスチック板に両面テープを張っただけでも…ただの長い板か、または断面がLか…十分です。
それこそ100円ショップにないのが不思議でなりません。

何で日本人はこんなバカなことをしているのでしょう。
このケガは僕だけではないはずです。

19

「スマホでない携帯コンピュータ」として、これは今可能でしょうか?

少しごついサングラスの、耳にかけるつるの端からカナルイヤホンとマイクが出ているものをかける
指に、接触感知キーがつき赤外線を出す指輪をはめる
赤外線を、サングラスについている四つのセンサーがとらえ、それで三次元ポインティングデバイスになる
処理能力を上げたければ、厚い新書程度のサイズのキーボードと小さいトラックボールのセットにつなぐ

タッチパネル腕時計と連携させてもいいです。
マイクは腕時計にするほうがいいかもしれません。

18

沖縄基地問題は、簡単に解決できるのです…「沖にメガフロート」。

なぜ、誰もそのことに気がつかないのでしょう。

どんなに費用がかかり、どんなデメリットがあるとしても、現状よりは安いでしょうしデメリットも少ないはずです。
少なくともサンゴ礁を破壊することはしない…最低限の杭を、陸から遠い海底に打つだけです。

それでもメガフロートを、政府・沖縄のどちらも…また米軍も言い出さないのは、「軍備の充実」「安全、環境」どちらも二次的な要素だ、ということです。
沖縄は基地と引き換えに得られる援助や、建設の利権でしょうか。メガフロートは建設ではなく造船になりますから。
それとも、日本の防衛力を弱め、アメリカの極東軍の力を弱めること、それ自体が目的なのでしょうか…ネットで右派が、反対派は沖縄人ではなく中国の傀儡だ、というように。
政府は、沖縄の抵抗を潰すことそれ自体でしょうか。
米軍は何を目的としているのでしょう?

解決策があるのに、誰もそれを見もしない…それが地球人という異様な存在です。

17

核融合よりも、衛星軌道上のブラックホール炉のほうが実現が早い…ということはないでしょうか?

加速器の要領で、非常に小さいブラックホールを作る。
それに薄いガスを与えて成長させる。
ブラックホールは吸収する質量のE=mc2の半分近くをエネルギーにして周囲に放つので、それを…大量の水で受け止める。

その高温水で発電する…低温側の熱源を手に入れるのが難しいかもしれません。
宇宙そのものが背景放射程度の低熱源ですが、それに熱が放射で失われるのはどの程度か…

落ちるのを防ぐには軌道上でやった方がよさそうですが、それには軌道エレベーターがないと…あるのなら宇宙太陽光発電でいけますね。

また発想を変えて、ものすごく小さい、細胞やそれ以下のサイズの核融合炉は不可能なのでしょうか。
生物がやっていないから不可能だといわれそうですが、生物はチタン装甲もケブラー繊維も試せません。

非常に小さいブラックホール炉は?

16

マクドナルドがこれほど苦しむとは…
間違いなく世界最強企業の一つのはずなのに。

僕は、一番いいのはハンバーガーを捨ててダイナー化することだと思います。

ハンバーガーは全自動にして、街角できわめて安く持ち帰りのみ。
既存店の近くに置いて、クルーが補充する形にすればいいでしょう。

ダイナーとなった店では、鉄板を利用したホットケーキと目玉焼きとハンバーグ、フライヤーでフライドポテトやフィッシュフライ。
それが一番、評価の高いコーヒーを活用できるでしょう。

15

「今の地球には多数の余剰労働力がある」この命題は真でしょうか偽でしょうか。

高い教育を受けた失業者の問題が、いつもヨーロッパやアラブ、中国や韓国でも報じられます。

本当にその人たちは、明日から高い水準の仕事ができるのでしょうか。

14

オバマ大統領は、本当にキューバ国交再開という、ニクソン以来の…
ニクソンの米中国交回復はなぜか評価されていませんね。ニクソン自身がやらかしましたから。

そういえば、フィデル・カストロ氏はとても珍しく国民を地獄に落としていない共産主義指導者とされていますが、ラウル・カストロ氏は大丈夫なのでしょうか。

13

太平洋戦争をアメリカから見ると、アメリカは中国利権にこだわったように見えます。

しかし、実際にはアメリカは、中国で共産党が勝利したことにより、中国利権をすべて失いました…何十年も。
それこそ、アメリカが失った兵はすべて犬死なのでは?
なぜそんなことになったのでしょう。

当時のアメリカの政治家は何を考えていたのでしょう。太平洋戦争で戦友を喪った人たちは叫ばなかったのでしょうか。
少しは、アメリカの核優位だってあったでしょうに。

さらに、毛沢東がもう少し違えば、中国もスターリンの手に落ちていたかもしれないのです。
それはアメリカにとって最悪のシナリオではないでしょうか?

蒋介石が使えないから…ここでより根本的な疑問。
アメリカはなぜ、他国を治めるのが下手なのでしょう。

他国に有能な政治家を作り、助けてアメリカも利権を得る、実際には傀儡政権に統治されている国も、餓死も拷問も内乱もない…
なぜそれが、絶対にできないのでしょう。

アフガニスタンやイラクでも、そんな有能な現地政権を作ることが全然できていません。
陰謀論を取るにしても、陰謀者は本当にそれで得をしているのでしょうか?
イスラム国が破壊している遺跡は、陰謀論に出るような金持ちの子供たちにとっても、本来なら楽しい観光地になるはずだったのですよ。

12

SFの技術で、木星型惑星を資源化することを考えています。

さて、ここで類推……超巨大油田があるとします。それを繊維に変えたい。
農業に使って天然繊維を作るのと、化学工場を築いて化学繊維を作るのと、どちらが早く使い切れるでしょう。

僕が考えているのは二つの方法です。
中心になるのは、木星大気中を核融合のエネルギーで、翼で飛行しつつ、核融合で水素やヘリウムの原子番号を変えて素材を造る自動装置です。
それと、それが定期的に作った重い元素の一部を中空真空球にして浮かせ、木星の衛星軌道から核融合イオンエンジンを備えた機体がそれを回収して重力圏から離脱する作業も繰り返されます。
最終的には、木星大気内・木星衛星軌道の膨大な数の機械が木星大気を食い尽くし、木星軌道を環のように回る大量の衛星群と、水素を剥ぎ取られた、それだけで地球の何倍もある岩石核が残ります。

さて、木星大気内と衛星軌道、両方……ナノマシンと遺伝子改良生物を複合させて自己複製機能を持たせるプランAか、それとも木星から離れた軌道上に工場を作り、そこで原子変換飛行機と資源回収機を作り続け、運用し続けるプランBか。

プランAは、微生物が自己複製で資源を食い尽くすのはきわめて早い……とんでもない量の資材を、ほんの千年放置すれば得られるのです。

プランBでも同様の結果になりますが、恐らく人間が、工場を増設し続けることで達成されます。

種を二つ放ればいいプランAと、多数の人間が長期間、しかも増えながら管理していくプランBと、どちらがいいでしょう。

もちろんプランAには、その自己増殖機械が進化してバーサーカーになるという厄介なリスクがあるのです。
でも、木星型惑星の圧倒的な量を、人間が管理して利用しつくせるものでしょうか?

11

ロンドン近郊で大規模な油田が見つかった、というニュースに大笑いしました。

石油のために苦労し、戦争で死んでいった人たちは一体なんだったのか…という水準です。イギリスにもたくさんいたでしょう。
まさしく灯台下暗し。

もし、日本にも巨大油田があったら、太平洋戦争が丸ごと無駄でしたね…
まあ、満州にもかなりの油田があったとも聞きますが、当時の技術では無理だったとも。

いや、でもこれまで見つかっていなくてよかったのでしょう。
日本も、なくてまたは見つからなくてよかったのでしょう。

オランダほどの国でも資源の罠には勝てないのです。
大規模な油田の発見は、貧困国の始まりにほかならないのですから…アメリカを唯一の例外として。

そういえば何でアメリカは大丈夫だったのでしょう。
アメリカは大農業国でもあり、製鉄資源もふんだんにあり、その鉄を必要とする鉄道・軍備もふんだんに必要としていたから?

南米も農業・製鉄資源・鉄道需要は全部ありますよね?

10

世評…人にどう見られるか。
名誉…自分で自分をどう思うか。

僕は子供の頃は前者について、感覚器障害といってよく、後者だけで生きていました。
しかしそれは、誇大妄想という空虚な基盤の上に乗った満足でした。

それが崩れた瞬間、どちらも失われたのです。

僕にあるのは、客観的に無である自分、恥の記憶の積み重ねだけです。

9

子供は自由研究の前に課題研究を科すべきです。
研究の仕方自体を学ぶのであれば。

8

ISは、「北斗の拳」のZ(ジード)や拳王軍と考えればよいでしょう。

核戦争と同レベルに社会を破壊したというわけです…おそらく第二次世界大戦後の、代理戦争と独裁が。
そしてイラク戦争で、独裁すら破壊することで。

そういえば、シンやラオウを倒すだけで、それ以降の統治組織を作らないケンシロウは、天帝やコウケツの暴政に責任はないでしょうか?
アメリカがやっていることもまさに「悪即斬、後は野となれ山となれ」です。

で、どうすればいいのでしょう?
アメリカに何でもいうことを聞かせることができ、国連安保理も支配下に置き、無限の金があるとして。
下手なことをするともっと悪くなるだけでしょう…アメリカがイラクを解放したように。

7

昔のアジア人に、竹を使って、アウトリガーカヌーのような構造を作るという選択肢はなかったのでしょうか。

竹は筒状で高い浮力があり、丈夫です。
束にして竹縄でくくれば、それだけで強い浮きと棒を兼ね備えます。

未加工に近い筒のままの長い竹束を二つ並べて双胴の浮きとして、その上に割竹で床を作れば容量もある程度多いでしょう。

6

秀吉の唐入り、始皇帝や隋の大工事…天下を統一して、無茶をして滅びることが多いといわれています。
しかし、本当に何もせず減税だけすれば、そのほうが危ないかもしれないのです。

本質的には、天下統一までは略奪…敵を滅ぼし、その領土や宝物、奴隷、食料備蓄を味方に分け与えることで経済が成立していました。
古代ローマも本質的には略奪経済でした。
それを急停止させ、外征も抑えた漢の劉邦や徳川家康は、功臣粛清をせざるを得ませんでした。

ではどこに、適度なバランスがあるのでしょう。

暴動が起きて滅びるほどでない、適度な土木工事はありえるのでしょうか。

5

食品で「これは安全です」…遺伝子組み換えは使ってません、放射能検査済み、などなど…
服やコーヒーでも、搾取工場は使っていません、などのマークはあります。

ポルノグラフィーや風俗も、「避妊と性病検査はきちんとしています」「精神薄弱者は使っていません」「契約はすべて遵守されています」など、ある意味安全マークがあるといいのですが。

「モデルはすべて十八歳以上です」がある意味それかもしれませんが、加えて。

ポルノグラフィーや風俗の存在自体が悪、と何もしなければ、一番悲惨は大きくなります。
認めてきちんと規制する方が、功利主義的な…苦の総和は小さくなります。

それが認められないのが社会と性の厄介さです…「性的な乱れを許したら神が怒って洪水を起こす」が、人間の絶対的な前提ですから。

4

人間工学的に正しいパソコン入力器具…今の、キーボードとマウスではないことは確かです。WinでもMacでも。
二つ提唱してみましょう。

A:17キーのテンキー+親指トラックボールを、左右の手にひとつづつ。

B:片手で使う、大きさも形もメロンパンぐらいの、30前後のキーボード+小さいトラックボール・二つのキーがついた短い、先端が光学マウスになったペン。

Aは、利き手を従来のトラックボールマウスとして使う…同じ手のキーのいくつかを左右クリックに当てはめて。
もう一方の手のトラックボールは、入力キーを切り変える…多段シフトに用いられる。
シフトキーでキーボードが二倍になるのと同じように、トラックボールで、非利き手の17キーが何倍、十何倍にもなる…「数字」「使用頻度の高いアルファベット」「使用頻度の低いアルファベット」「大文字・頻度の高いアルファベット」「大文字・頻度の低いアルファベット」「その他記号」「ショートカット」「ファンクションキー」「ALT+ファンクションキー」「ひらがなローマ字・頻度の高いアルファベット」…何十ものシフトが、あっという間にできるわけです。
同時に利き手の、他のキーは重要な役割を果たすなり、または17+10ぐらいをアルファベットに割り当てるなり。
もちろん、二つのトラックボールを同時に使って、最大四次元のポインティングも可能です。

Bは、片手をアルファベット入力専門…曲面を描く一枚でアルファベット全文字打てるのが優位です。
そしてペンのポインティング精度・速度は圧倒的です。

3

老人が、一人一年十万円で生きられるようにして十二万支給する……ほかに破綻を免れる方法は?
「介護のフォード化」が必須になります。

機械化された介護はおぞましいと感じますが、現状とその延長よりは絶対にましなはずです。

2

いじめで、被害者が大切にしているものを破壊する…
そのことで思い出すのが、中国でも中東でも、ある国が別の国を征服した時に、都・社稷・城・文化財などを焼くことです。

もったいない、なぜそんなことを、と憤るのは簡単です。
しかし、前の国の象徴を破壊することで、「もう前の国は滅びたのだ」と民にメッセージを送ることができます。前の国の王の首を斬り、さらすのと同様に。
それは魔術の論理で修飾でき、最終的には「我々の神が悪い昔の神を殺した」神話にできます。

「被害者が大切にしているもの」こそ、国にとっての社稷と同様に、加害者にとっては奪わなければならないものでは?
「お前は家畜だ」「お前は下位だ」というメッセージを叩きこむために。

考えてやっているのではない、ただそうしたいから、そうすると気持ちいいからやる…そのことが、魔術の論理が人間の心にとってどれほど本質的なものかを示しています。

軍隊が新兵の髪をそり、私物を没収するのも同様です。古い自我を破壊し、軍の一員としての新しい存在…家畜にする必要があるのです。
サムソンが髪をそられて力を失ったように、髪こそ霊的な中心…だからこそ、それを破壊すれば自我が破壊され、家畜化が可能になるのです。

「人間は、魂を入れた本体を持っている。それを奪い破壊すれば、その人の魂を支配できる」という魔術の論理でできた言葉は、人間にとってまぎれもなく真実です。

そう考えれば、いじめが現実である学生は、魔術的護符は学校には持って行かず、学校での護符は見つけ出せない何かにしておくべきです。
いじめる側は、それでさえ本能がもたらすきわめて高い察知能力で見抜いてしまう…または拷問で吐かせる可能性もありますが。

1

異星人が地球人文明を観察したら?

もし地球の生命の多様性に価値を認めるなら、即座に人類は動物園に必要な数千人を除いて根絶するでしょう。

人類の文化も評価するなら、その永続のためにはせいぜい一億人を除き、スペースコロニーを作って移住させてやるか、冷凍するか、殺すかするでしょう。

どれも銀河法により禁じられたら、エネルギー技術を与えつつ脅すか操るでしょう。

技術供与も禁じられたら、今地球人がやっている大規模農業は禁じて、海を利用するよう命じるでしょう。

その視点で考えて、今の全人類を生かす方法はあるでしょうか?
日本の知識人が言う、地上資源や持続可能でないことは確信できます。