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28

衣食住。清潔。
治安、安全。できれば拷問冤罪連座がない。
情報、教育。

ニーズを満たす、という面ではこうなるでしょうか。

ですが、人間にはそれ以外にも求めるものがあります。

自由。独立。
敵対部族に復讐する。宗教争い、敵を潰す。
民主化もそれに近いのでしょうか。

拷問や連座の廃止、冤罪の抑制すら贅沢であり求めてはならないぐらい苦しい局面もあり得ます。

中国はとにかく滅ぼされないために多くの犠牲を払え、民主主義や自由などという贅沢を言ったら破滅で食えなくなるぞ、というのが永久に固定されています。
米帝でも共産主義でもなく、ただ「食べられる」「好きなことを言える」この二つだけを望む…そんな人は異様に少ないのです。

さらに言えば、「食べられる」ことに関心を持たない知的伝統の強さ…マルサス以来、貴族以外の人間を害虫としか考えない思想界の伝統の強さ。

そして今、新自由主義・緊縮財政を拒むことがなぜこれほど難しいのでしょう。普通選挙であってさえ。
なぜこれほど、「食べられる」ことに関心は持たれないのでしょう。

27

近代日本…近代全般で、面白いことがあります。
公的設備が、いくつもあるのです。

警察署。市役所。消防署。郵便局。駅やバス。学校。
大きくなれば水道局や保健所、税務署。天文観測。
公民館。孤児院。刑務所、刑場。

日本であれば神社。欧米であれば教会。

本来、ひとつの「村」にすべてが必要でしょう。
ひとりの「偉い人」が全部の役割をするのが自然でしょう。

悪人を捕まえ、処刑する。敵と戦う。
火事や水害などで領民を指揮し、対処する。
天文を観測して天気を予報し、農事を指示する。
税金を取る。
徴兵し、軍に志願するのを受け付ける。
祈りに応える。結婚や子供、死亡を記録する。
何が正しいのか道徳を指導する。

本来なら村に、ひとつ設備があればいいのです。警察も消防も軍の出先も政府の出先も農業指導も教育も宗教も。

近代文明のベースとなったヨーロッパでは、古くから領主と教会が分離していました。
日本も江戸時代では寺が別に戸籍に当たるものを管理しており、それ以外の多くの政治は武家でした。

で、なぜあれほど多様な設備があるのでしょう。

26

「おそれ」が見られない。
今の自民党にも、それを支持するネトウヨにも。

自分が間違っているかもしれない。
自分を含め、すべての人の中には怪物が眠っている。

考えていると思えない。

その「おそれ」こそがバークの言う保守だ、と自民党を批判する保守は言います。

もちろん、パヨクの側も考えてはいないようです。自分は絶対に正しい、と。

考える人は日本にいられないようです。

25

日本と沖縄の関係はどうしようもないのでしょうか。

国政選挙では保守、自民党が絶対に圧勝する。

自民党を中心とした保守は、「沖縄の民意」の存在を認めない。そこにあるのは「中朝の工作員」だけであり、沖縄県民は「ファシズムに支配されたサイレントマジョリティ」であるだけ。
そのサイレントマジョリティは、自民党の政策が唯一であり、絶対に正しいと理解している。
保守自民党にとって限りなく都合がいいことに。

沖縄の民意は存在していない。
真の民意は、完全に自民党を支持している。

終わっています。

24

野球。
世界で最も人気のあるスポーツ、少なくともサッカーと並んでどちらかでしょう。
日本でもアメリカでも、少しでも運動能力に優れた男子は野球をします。
運動能力で食うにはいちばんよいからでもあります。

しかし、野球にどれほど運動能力が必要なのでしょう。

もっともカロリー消費が少ないスポーツの一つ。
外野手以外はごくわずかなダッシュしかない。
バットを振る、ボールを投げる…どちらもあれほど圧倒的な体力が必要なのでしょうか。

サッカーやバスケットボールは、圧倒的な体力が必要なのは容易にわかるのですが…

圧倒的に体力を見せつけられるスポーツとしては、「土嚢の山を50メートル離れたところに動かす」は?
重量物を担ぎ上げ、走って往復する。腕力も脚力も極限まで使う。

23

下水管を完全に洗浄するのを、容易にする方法は二つあります。
どちらも建築段階で仕込んでおくものです。

1化学的に絶対安定な、細い紐などを下水管全体に通して、ループにする。そのループにたわしをつけ、ループを手繰ってたわしを通す。ガラスの細い鎖などなら?ループでなくても上と下二か所にリールがあってもいい。

2下水管の一番下を封鎖できるようにする。それから下水管全体を高濃度のパイプクリーナー液で満たして一定時間つけおき洗い。

どちらもやらなかったために、多くの事故や高圧洗浄という余分な費用を賭けています。

最初にちょっとした工夫をしなかった、費用を惜しんだために後に多くのコストがかかる…

日本の線路の狭軌が最たるものでしょう。

また、三十何年前に大病院の天井をカルテが走り回っているのに、いまだに人が不在者票を入れている…
屋根付きの荷物専用レールシステムを大都市だけでも作っていれば、物流は実質無人化(ゴミ捨て・図書館の貸し出し返却・レンタルも)できていたのに、そうしなかったのです。蓄電池やロボットが発達する前でも、レールを二線にして電気を流すか、あるいは運ぶ車にスクーター程度のエンジンを入れてもいいでしょう。
二十戸に一つぐらいの割で、郵便ポストに近い、各戸に対応してある程度の荷物を出し入れできる「ボックス」を、とても早い段階で整備していてもよかったのに、それもしなかったのです。

外断熱と内断熱も日本のシステムの大きなミスだと言われています。

また下水そのものが間違いである可能性も大きいのです…その場その場で完全浄化し、肥料を回収するシステムもありえたのです。

現状は唯一絶対ではない。別のよりよいあり方があり得る。そう考えるのは僕だけのようで、現状は市場が作った絶対唯一と信仰する人が圧倒多数のようですが。

22

「小説家になろう」を見れば、人間が一番好きなのは剣と魔法世界でダンジョンに潜って魔物と戦うことのようです。
少なくとも銀河帝国の提督よりも。悪役令嬢よりも。

冒険者を体験できるテーマパークがなぜ見当たらないのでしょう?

スポーツジムの形でもできるでしょう。
その他いろいろ。

21

財政再建にこだわる人たちは「身の丈」という言葉を使います。
身の丈に合った暮らしを、と。
普通の賃金労働者が、賃金以上の消費をしたら破滅が待っているのと同じ、生活水準を落として借金を減らし貯金をしろ、と。

では、国家は「身の丈に合った暮らし」を与えることはできないのでしょうか?
ただ福祉を切り捨てたら、弱者が餓死してそれ以外は税が重くなるだけでしょう。
弱者が餓死したら、伝染病や暴動のリスクもあるでしょう。
需要も減るでしょう。

カプセルホテル水準の住宅、飼料用穀物の粥、最小限の医療と最小限の情報。
そのシステムがなければ軟着陸はできないのでは?

問題は、技術によっては自力で生きられない者が九割を超えてしまう可能性が高いことですが。

そうなれば、ガス室・カプセルホテル・放置どれにしても国家は破綻しそうです。

で、財政を本気で再建しようとして、「全税金を二倍にし、さらに国民全員から二千万円ずつとりたてる、出せない者はみせしめに家族ごと火あぶり/ポトシ銀山で二カ月で死ぬ奴隷」としたら。

土地を持っている国民の多くは土地を売るでしょう。
株も売られるでしょう。

土地も株も暴落します。
そうなれば、バブル崩壊直後と同じ資産価値崩壊。

借金が崩壊し、すべての企業が崩壊するでしょう。

そこまではしない。

でも今は税金の倍の財政、さらに国民一人当たり千万単位。取り立てなければならない金額は同じことです。

財政再建ってどうすればいいんですか?

僕はちゃんと言います。
無条件の生存保証(食住含めて宿泊ネットカフェ+運動設備+最低限の衣類ぐらい)、余力は科学技術全振り。
目標は軌道エレベーター・核融合など、現在の宇宙・エネルギー技術を過去のものとすること。

20

人が嫌がる仕事を高給にする…それはどこの国もできないことです。
それで、人が嫌がる仕事をしない国民は甘えていると言い、道徳を訴え、移民を入れるのです。

軽い心の障碍者や前科者がいる限り、無限に賃金は下がるものです。

日本ではシングルマザーという、実質被差別カーストもありますか。

19

結果か、正統性か。

後を継ぎ、戦争で大勝利した若き王。
だが、実際には先王の子ではなく、卑しい種…

さて、どうするのが正しいでしょう。

18

床ずれという無残なことがあります。

それは、ベッドを円筒形にして内側にマットレスにし、一日に二回ぐらい回す…それだけで解決することです。
大した価格ではないでしょう。手動でも電動でも。

人間は底なしに、吐き気がするほど残忍なのです。
ごくわずかなコストすらかけないことで、あの残虐なことを容認しているのです。

ついでに、そのベッドの内側の肌に触れる部分を布袋にすれば、容易にクレーンで引っ張り出し、運ぶことができます。
その程度の工夫も誰もしないのです。

他にも床ずれ防止ベッドとしては、「充分な密度の剣山の上に立っても痛くない」があると思います。
膨大な数の棒の先端で支え、ただし常に四分の一ぐらいはひっこんでいる。それを電子的制御で交代する。
そうすれば常に変化があります。
「穴の開いた台から空気で吹き上げる」もあるかもしれません。

どう考えても日本、そして中国や韓国の、今中年である老人を介護するのは不可能です。
機械化か、実質虐殺か。二つに一つなのです。

なぜこれほど誰も工夫しないのでしょう。

17

JRのあちこちでアラレが広告に出ているのを見ますが、それができるのもパチンコをやらなかったからでしょうね。

16

経済…膨大な金の行き先。

将来への投資。工場と、土木…港湾・運河・堤防・道路・干拓などなど。
今の民の生活。
そして王侯貴族+教会の贅沢。

贅沢が圧倒的に大きくなる経済システムも多くあります。

軍事が、国にプラスになるケースと、大きいマイナスになるケースがあります。
ヨーロッパ全体は戦い続けたために技術水準が上がりました。
スペインは軍事を傭兵任せにしたため、銀が出ていくだけでした。服工場も大砲工場も国内には作られなかった、ということです。

軍縮も社会の需要を下げ、経済を悪化させることもあるでしょう。
逆に高度成長になることもあるのです。

15

部屋の半分の四角形を占めるチョウバエ製造機のユニットバス。

部屋の壁から離れ、部屋の対角線からの一方を占める三角に、大きな脚つきタライのような同じFRP製風呂桶。
追い炊きなし。

どちらがいいでしょう?

追い炊きなし、湯を少し抜いて熱い湯を入れるのを自動でやるようにするか、熱風を吹きこむ形でも、それほど不自由はないのでは?

14

日本の漫画で、世界各国を擬人化することがあります。

「ヘタリア」がとくに有名ですが、もっと昔に「キン肉マン」がやっていました。
「Gガンダム」もそうでしょう。ほかにも多数あります。

それはどの程度、当の本国に伝わっているでしょう。

…アメリカがテリーマンとペンタゴンの二人に分かれている、テキサス男魂と軍事を別にするというのも実に大胆な。
日本もスグルとウルフマン(リキシマン)に分かれてますが。

13

安倍首相が、民主党政権時代を悪夢と言い、撤回を拒んだ。
これはかなり重大なことではないでしょうか?

国民の多くが民主党政権時代に苦しんだことは確かでしょう。
悪夢という言葉に賛同する者も多いでしょう。
悪い経済指標はいくつも出せるでしょう。

しかし、それを言うのが内閣総理大臣である…その重さは違うのでは?
何かがまずい、という気がとても強くします。

いくら日本が、天皇の権威と民主主義政府の権力を分けているとはいえ、内閣総理大臣は国家の代表でもあります。
その断罪は、国家そのものの、絶対的な価値づけにかなり近いのでは?

たとえば日本では、戦犯を国会決議で名誉回復・恩赦したとのことです。
国会決議は、人を悪人ではなく善人にすることができるだけの、権威もあります。
内閣総理大臣が、ひとつの政権を断罪するというのはそれに近いものがあるのでは?

また、民主党政権は国民が選挙で選んだ政権です。
それを断罪するのは、選んだ国民をも断罪するということでは?
しかも安倍首相は、自らが正しい根拠は国民に選ばれているからだ、という論理をしばしば使います…
同じ国民が悪夢である民主党政権を作り、そして今は自民党を政権につけている。
全国民が謝罪反省を宣言しなければならないのでしょうか?

また、前の政権を絶対悪と断じるのは、革命や天下取りをした、新政府と言っていいのでは?
天下を取った新皇帝が前の王朝の歴史を、悪の権化と断ずるように。
民主主義はそれとは違うのでは?

さらに、政権についたほどの政党を、徹底的に侮辱した。悪と断じた。
それは少なくとも、スポーツマンシップを感じさせないことです。
議会にはある程度スポーツマンシップ、相互の尊重が必要ではないでしょうか?

それを言うなら野党側にも、自民党を尊重する態度がないと帰ってくるでしょうし、確かにそれはあり、それは議会制民主主義の質を下げることです。

議会そのもの、民主主義、日本国憲法を尊重する態度がない、という感じすらします。

まともな民主主義ではない。そんな感じがとても強くあるのです。
だからこそ国民は、まともな野党を作るべきだと僕は思いますが…

12

奇妙なことに、「ユニクロ」「しまむら」で、ジャージ上下を探し当てるのはかなり難しいです。少なくとも冬場は。

ジャージ上下はとても便利な運動着であり、部屋着なのに。

で、どこで手に入るのでしょう?
スポーツウェアブランド?学校標準服を売っている店?

11

自民党憲法改正草案(2012年)が、危険だと感じられない人がいるようです。
自民党のQ&Aを全部真に受けている。「そんなつもりはない」でそのまま納得している。

あれをやばいと感じるかどうか…それはあまりにも大きな違いです。

僕はとんでもなくやばいと感じます。
でも、やばいと感じない人をどう説得できるというのでしょう。
Q&Aを全部真に受け、心から納得してしまう人には、どんな説得も通じないのは明白です。

それほどの違いがあれば、あとは多数決…多数が正しい、それが民主主義だ、と。

でも多数決は、集団がどうするかを決めるものであって、何が正しいか決めるものではない…
王の命令でも潮汐は止まらず、教皇の命令でも地球は動くように、民主主義だろうと多数決でなにが正しいか決めることはできない…

でもそれも、「僕がそう思っているだけ」であって、僕以外の人間はそう思っていないのです。
数でつぶされるだけなのでしょうか。

マグナ・カルタ、フランス人権宣言、アメリカ独立宣言、世界人権宣言。
国体の本義、臣民の道、吉田松陰。

その対立構造を許さない何かがあります…

絶対平和主義を捨てきれない左派。
まともに国民に自らの主張をぶつける気がない右派…妄言と謝罪の繰り返し。

自民党憲法改正草案、自民党による憲法改正を擁護するために「国民主権」を言う声があります。
国民には憲法を改正する権利がある、それを奪う護憲派は国民主権を否定するのか、と。

ここで肝心なのは、国民主権は何をしてもいいのか、です。

七割の合意があれば一割のユダヤ人をガス室に送っていいのでしょうか?
国民主権が絶対無制限なら、なにをしてもいいということです。

今の自民党の思想は、間違いなく日本国憲法の前文からはみ出ています。日本国憲法の改正としては認められません。
国民主権が無制限だから、制限のない改憲をする、となれば…

10

近代における、公・国家と家族はどうなっているのでしょう。

特に権威主義的な国家は、家族を尊重するように言います。
ですが、国家と家族は根本的に利害が抵触しています。

それこそ近代以前、武士道でも忠孝どちらを選ぶか、という問題があります。
儒教でもそれが強くあり、それは孝を優先せよと論語は言っていますが、現実の国家がそれを許すか…

国家と家族が矛盾する…

復讐。家族の情は復讐を義務付けますが、国家は復讐を禁じるのが近代刑法の始まりです。それは「復讐法廷」「さまよう刃」のように、時には残忍非道というほど、すさまじい理不尽な犠牲を強いることにもなります。

兵役。戦死したら孝行を果たせません。日本は長男の徴兵免除がありましたが、戦局に余裕がなくなれば…
さらに重大な場では、家族を犠牲にしてでも国に奉公すべき局面があります。

汚職。昔の中国でも、今の途上国の多くでも、汚職で稼いで多数の一族を養うのが義務である社会があります。ですがそれをやられれば、近代工業・近代軍は維持できません。

明治時代の日本でも、民法や憲法をめぐり多くの議論政争がありました。

そしてこれから日本が憲法を改正するにしても、その問題はあるでしょう。

さらに、日本が今直面しているのは新しい時代なのです。
テロ。グローバル化による中層没落。コンピュータとインターネット。認知革命。
新しい時代の、法の考えは、国の形の構想は、まだできていないのです。平等か奴隷制かすら決まってはいないのです。

9

労働組合がなくなれば民主主義は無意味?
労働組合がなければ、労働者は移民排斥以外の投票を絶対にしない?

エサを減らされれば、主人が憎んでほしい人を憎み主人をより激しく愛する奴隷?
餓死しても主人への愛は強まるばかりの奴隷?

どれほど利益を奪われても、愛国心を強め移民を憎むだけでまともな左派政党を作ることは断じて考えない?
たとえガス室に送られても?

エロゲ―の女の子よりに都合のいい存在ですね、主人にとって。国家にとって。

8

国や地域ごとの肉を食べる文化も調べれば面白そうです。

日本でも豚肉と牛肉の違いがあります。
世界では、無論イスラムというものがあります。

日本で極端に羊肉を食べないこと。世界ではどこが羊肉を食べるか。
内臓肉を食べない文化圏。

7

気が付いてみると、もう20年近く、新兵器というものの話を聞いていません。

新しい歩兵のライフルを配備した国がどこにあるでしょう。
新しい戦車は日本にしかありません。
新しい戦闘機も聞きません。

6

この世界は、人間として生きているだけで極悪非道冷酷非情の悪魔と言っていい…
国家、特に税関係の酷薄非情、それに依存して生きている…
さらに諜報関係の酷薄非情もある…

5

魚を、内臓の消化酵素を利用して塩漬けにすると魚醤ができます。
古代ローマでも食べられ、東南アジアでも広く使われます。

考えてみるとなぜ、現代の西洋料理の基幹調味料ではないのでしょうか?
古代ローマ滅亡後、なにがあったのでしょう。

また、魚で魚醤が作れるなら、肉でも同じことはできないでしょうか?

なぜ西洋料理も中国料理も、それを基幹にしていないのでしょう?
塩の入手に困難があったのでしょうか?

陸上で育てられる、魚醤と同じように加工できるちょうどいい小型動物家畜はなかったのでしょうか。

4

人間の考え・頭脳に価値があるのか。

自分で考えることなどすべて誤っているのだから自分そのものを投げ捨て、正しい考え…長州皇国思想など…に心の底から服従するのが、人間になる唯一の道だと信じるのが正しいのでしょうか。
それとも自分の頭で考えるべきなのでしょうか。

または、東大教授でない者の頭脳など何の役にも立たないから捨てるべきでしょうか。

あるいは、どんなに賢くても、上の立場の人間は支持者の要求に応えなければならないので最善手はできない、だから頭脳は意味がないのか。

3

安倍自民は現実的だ、だから選挙で勝ち支持されるという評価があります。
確かにそれは事実です。

問題は、「現実的」な政策は、現在安倍自民が実行している一つのパッケージだけか、ということです。
4+3はまともな算数では7しかありえません。唯一です。それと同じなのでしょうか?

現実政策集A、現実政策集B、現実政策集Cがあるのではなく?

そして「現実的」が唯一だとしたら、民主主義、選挙、議会は不要になります…そのことはわかっているでしょうか?
それこそ科挙、天皇陛下が試験をして、高得点者を現在の議員や閣僚の代わりに置き、「唯一現実的な政策」をさせればいいだけです。

今は野党が事実上、できる仕事が何もない、何の存在意義もない状態です。
そしてその現状が、最高に民主的だ、民主主義から見て最高にめでたいという人も多いです。

国益のために最善である、というならわかります。
ですが民主主義にとっては最悪なのでは?

もし今後、自民党がものすごくひどいミスを繰り返し、明らかに政権担当能力を失って、それでも選挙で圧勝したら…民主主義そのものが否定されることを理解している人はいないのでしょうか?

野党がダメ。それは国難なのです。

そして今ある野党が徹底的にダメなことも事実…
そこでゼロからまともな野党を、と考える人は誰もいません。禁じられているように。

2

消費税は40%以上必要。生活保護も年金も事実上なくなる。財産没収。
あるいはハイパーインフレ。
配給制という解はないのでしょうか。

本当に消費税40%にし、年金も生活保護も半分以下にしたりなくしたりしたら、税収はむしろ減るのでは?

本気で財政再建を徹底したら、膨大な年金生活者・生活保護者は生活できなくなるでしょう。
本気で何千万という国民を餓死させることができるのでしょうか。

そうしたとして、どれほど激しい不景気が起きるでしょう。
その不景気は税金も減らすでしょう。

さらに言えば、日本人の富の多くは土地価格…大半の人間が土地を手放すほどに絞られたら、土地価格は消え失せるのでは?

もはやそれは財政再建などではありません。泡でしかない国の富すべてを泡に返すということです。

1

今、「正義をあきらめる」という感情が蔓延していると思います。

中国は天安門事件で民主化を踏みつぶし、その悪の体制のまま大繁栄している。
北朝鮮も何も変わらない。
アラブの春は失敗した。

もっと以前のマルクス主義の失敗。
さらに、新自由主義の圧倒的勝利をもたらした、ケインズ主義福祉国家に対する圧倒的なまでの拒否感情。

今は夢・ロマンが見当たりません。現実しかない。
上級国民の一員になり、服従し、何の感情も正義感も示さずにその一員として過ごす。
左を憎む。
それだけ。

本当に人はそれだけで生きていけるのでしょうか?信仰も希望も愛もゼロ、現実だけで?

いやそれ以上…善そのものを憎む。
近代的な、自由・平等・平和・人権…それらを憎む。
日本国憲法を憎む。
リベラルを憎む。
弱者に同情すること自体を憎む。
世界をよくしようとすること自体を憎む。

安倍政権に反対するすべてを憎む。

それ以外の心、同情心の類は徹底的に消す。

啓蒙…民主主義、人権そのものを否定する。

新しい時代にはそちらが勝利しそうにも見えます。
新自由主義の必然的な帰結は貴族奴隷制であり、人権そのものが邪魔になるのですから。
日本の保守も反啓蒙がとても強く、人権に反対する本を出した人が政権中枢のブレーンです。

今の大半の日本人には、心・謎・神秘・信仰、同情・正義・好奇心も一切ない。
ひたすら現実しかない。

アベガーと叫ぶかパヨクは間違ってると叫ぶか。
どちらにしても叫びだけ。

パヨクを否定して、その先が何もない。野党を徹底的に否定し、まともな野党を作ろうと考えもしない。
かといって独裁制でいいとも考えていない。
考えること自体を全否定する。
パヨクを否定していれば、それ以上何一ついらない。

まるで心のない怪物。