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帰省

28

人とは。
目隠しをして穴だらけの野原を歩き、しかも自分が目隠しをしているから危ない、ということ自体、落ちるまで気づかない。

落ちるという事態を考えられない。
落ちて初めて、自分がバカだったとわかる。

物事を注意しているつもり。
なのに、本当に肝心な最悪の事態を考えることはできない。
必ず死角がある。

習字用具の中身を何度も確認して、ランドセルを忘れる。
カバンの中身を何度も確認して、下着姿で出る。
それぐらいとんでもないバカ。

完全に法律・交通規則・契約を守り切っている人は事実上いない。
どこまでアウトか、自分で勝手に決めている。
そこに巨大な見落としがあり得る。

一人で閉じこもっても。
集団で暴走しても。
どちらも、何がよくて何が悪いかをねじ曲げる。

27

明白なこと。
今の日本政治でプレイヤーである勢力はすべて、現実には少子化対策は何一つしない。

自民党も。
官僚も。
今ある野党も。

絶対に、どれほど将来予測がひどくても。

自民党は家族の美風で保育所などはダメ、市場主義イデオロギーのため貧困層直接支援はしない。
官僚は財政均衡、絶対に金を出さない。
野党は産めよ増やせよハンタイ。

それぞれ絶対に譲ることができない。

26

「愚民どもに英知を授け(逆襲のシャア)」ることができる本。
本のセットとしてなら。

ビッグバン。量子力学。相対性理論。
進化。生物学。DNA。環境…炭素と窒素の循環。

大まかな歴史、ビッグヒストリー。
人間の心。行動経済学・認知・進化心理学。

科学そのもの。試行錯誤、二重盲検比較試験の発想。

政治などは?

25

棄民である氷河期非正規、さらに上のリストラされた団塊などが、「自分たちの代表政党」「宗教」どちらも絶対にやらないことは驚くばかりです。

宗教側も、この大きな潜在顧客を完全に見捨てています。

少しだけでも手を伸ばすのは排外主義だけ。

オウム真理教事件は、日本国民全体に、「何があっても宗教にはすがらない」という鉄の意志を植えつけたのでしょうか。
さらに民主党政権は、「何があっても政治には期待しない、政権交代を求めない」という鉄の意志を。

どこにも出口がないという現実しかない。現実しかない。

24

東京は一見極上の都市に見えますが、欠点も多くあります。

低湿地であり本質的に水害が多い。
治水コストが膨大。

周辺に大都市適地が割と少ない…近くの第二位の都市と太い鉄道でつながる、という拡張は少しやりにくい。
横浜は強引に発達しているが無理過ぎる立地。

外洋である銚子・九十九里・平塚などが極端に遠すぎ、そこまでの交通も不利。
東京湾は恩恵も多いが、容易に封鎖できるという面もある。

関東自体が、箱根の天譴で閉じ込められた地形。

23

グレタ氏らとは違う、科学技術を肯定する方向で温暖化に立ち向かうという論者はいないのでしょうか?

栄養塩が少ない海に肥料をまく。

窒素栄養は多いけれど光合成が少ない海域に鉄をまく。

栄養過剰な海で海藻と貝を養殖する…浮きを浮かべて鎖を少し沈めて。

また熱帯雨林・マングローブなど特に水が豊富な自然環境に化学肥料を空中散布したら?
もちろん自然のバランスは崩れるでしょうが、何をしても、しなくても害はあります。

大気中の二酸化炭素を減らす、それ自体は手段を選ばなければ簡単なんです。

22

少子化対策が機能しなかった理由の総括…
自民党の責任追及。

まあ実際には、全部民主・社会・共産党が悪いで終わるでしょうけど。

逆に保守派が容認する少子化対策、という視点は?

優生学。身分制。
両親・祖父母や親戚も知能指数が高い夫婦の子だけに超高額手当。

常に保守派は、家族の美風を言い少子化対策に反対します。
まあ革新も産めよ増やせよハンタイと反対するのですが、今は革新はプレイヤーではなくなりつつあるのでは?

21

最初から日本が、一つ一つの住居を核家族の城とする文化住宅・一戸建てではなく、各戸のリビングを小さくするかわりに何戸かが一つの広めのスペースを共有する家屋構造になっていれば…生活の相当部分を共同でするようにしていれば。

鎌も自転車空気入れも掃除機も一戸一つではなく、共用してもよかったはずです。
洗濯機や調理場、風呂トイレの共有は抵抗があるにしても。

育児や介護も、宅配便の受け取りも、ある程度共用する。
そのほうが人類の本来の環境に近いはずです。

連想ですが育児や介護の生産性向上には、機械化だけでなく人間配置の違いもあり得ます。

一人で二人の子供や一人の老人の面倒を見る。
四人で七人の子供や老人の面倒を見る。
施設警備の夜勤のように交代し休暇も取ることで、かなり楽になるでしょう。また、家具がひっくり返る、部屋が汚れるなど厄介な事態でも、休暇を抜いた三人で対処すれば全然楽でしょう。

さらに、三人の女、一人の青年男性、二人のまだある程度元気な老人で、六人の痴呆老人と四人の子供を見る…ということも可能でしょう。力仕事は男性がやり、老人は監視して必要があれば知らせるだけ。

徹底した核家族、薄壁一枚の集合住宅でも一国一城の主。
ワンオペ育児、引きこもりも障害者も老人も全部抱え込む。
それは不変の真理ではなく、人工的な住宅政策で作られたものなのです。

20

太平洋戦争は日本の降伏で終わってなどいません。
国共内戦と朝鮮戦争という立派な続きがあるのです。

朝鮮戦争は、釜山まで追い詰められていました…釜山を踏みつぶして日本になだれ込む、紙一重でした。
国共内戦も台湾、さらに日本まで、という可能性は十分にありました。

そうなると余計に、アメリカの意図が分からなくなります。なぜ太平洋戦争で多くの犠牲を払ったのに、国共内戦で不干渉をやらかし中国を共産圏に渡したのか。中国がソ連の一部にならなかったのは幸運というべきでした。そして中国という市場を、誰もが失いました。

朝鮮戦争も、武装を軽減したアメリカのミスのせいです。

なんとなく…日本人は世界史の戦争で、知識にかなりの偏りがあります。
第二次世界大戦やナポレオン戦争、ベトナム戦争には結構詳しい。
でもアメリカ独立戦争、国共内戦、朝鮮戦争はろくに知らない。
第一次世界大戦や南北戦争についてもそれほど知らない。

19

三十年前、「改革しなければ日本は滅びる」という空気がありました。
明治維新という成功体験を繰り返せ、ということでもあります。

時代の大きい変化。だからそれに適応して日本も変化する。それで生き残る。

ですが、結果は民主党政権という無惨な失敗、安倍一強がいつまでとなく続いています。

もう、日本は生き残るための改革などどうでもいい…先のことなど考えない。

今致命的な失敗をしない。国を即死させない。
安倍首相は国を即死させるほどのへまはしない唯一の首相。
自民党・官僚・大企業の三角は、国を即死させない唯一の統治システム。代案はない。
改革、維新は絶対に不可能。そんな夢を見たら国が即死する。

それが日本の、平成三十年の結論でしょうか。

間違いなくゲームは変わりました。黒船は来ました。

明治維新は成功しました。新しいゲームに順応するよう国を作り変えることに成功しました。
しかし平成は失敗しました。

1980年前後以降の膨大な改革しろ本、改革政治家たち。すべて未来を、新しい世界をまったく読めていませんでした。大間違いでした。

今の世界には、日本人のプレイヤーはいません。
日本は技術も何も持っていません。

今がどんなゲームになっているのか、誰も把握していません。
子に何を学ばせればいいのか、誰もわかりません。

東アジアは超絶受験社会のままですが、グーグルから見れば超学歴天才も使えなかったそうです。

18

世界は実際には弱肉強食の戦国だ。
負けた国は男は皆殺し女子供は奴隷が当然。
嵐の海。

だから。
船長に逆らうものを絶対に許すな。一切反論・反抗せず絶対服従。独裁が正しい。
弱いことは悪。弱者は容赦なく殺せ、ナチスドイツのT4作戦は正しい。嵐の海に、穀潰しを養う余裕はない。

憲法九条、戦後民主主義を批判するためもあり、この論理は新しい時代の日本でとても強くなっています。
財政逼迫、北朝鮮による拉致や中国の軍拡など軍事的圧迫感などが根拠となっています。

あと、鶏と卵どちらが先かわかりませんが、なろう小説も影響はあると思います。戦国同然の剣と魔法世界や戦国時代に転生すれば、当然負ければ略奪強姦、領主は九族まで赤ん坊でも、場合によっては拷問の末に処刑。それが当たり前。

今の道徳で別の世界をさばくな、いや板子一枚で現代の現実も、そちら側と接続している。

その考え方が、相当数のなろう読者に定着しているのでは。

17

引きこもりを、まともに治す方法を誰も考えない。

何十万という人が、事実上もうだめだと、本人も家族もあきらめている。
新しい治療法も研究しない。

できれば完全孤独のまま、コンピューター画面でできる簡単な仕事、という選択肢も考えない。

誰も何もしない。ただひたすら家庭にゆだねて放置。
すべての負担を家庭に…また医療現場に…負わせる、それは介護の多くとも共通。

新しくうまい方法を考えようとする人がいない。
本人も家族も、解決の可能性があるとも考えない、解決を望むことすらない…それはいじめにも共通します。
きわめて奇妙な心理状態。

すべてを諦める。一切動かず、過ぎていくのを待つ。
ただ、いじめは待っていれば卒業がありますが、引きこもりは…親が死に、そして本人が死ぬまで多くの悲惨があり、国家にも背負いきれない負荷をかけることになります。

また引きこもりだけでなくおそらくホームレスも、今の日本を「詰ませて」いるのは、昔のムライエ・軍隊・体育会系・牢名主の集団と、完全孤独の二択になるということでは。

集団はすべて、古い構造。プライバシーとか人権がない、絶対服従で村八分で陰湿いじめ集団。特に弱い立場になると無限の苦痛になるし、強い立場も明日は我が身。
理不尽と苦痛そのものが目的。

それが嫌だと背を向けたら、完全な孤独。

特にサヨクは、ムラ・イエ的、封建的な集団に反対するけれど、左翼組織こそがとことん体育会系、思考禁止絶対服従。

どこにも出口がない。

16

公立小学校には、明らかに知能が劣っていたり、日本人ではない名だったりするクラスメートがいました。
公立中学にはどちらもいませんでした。

5%程度の異物が、消されたのです。
僕はどこに行っているのか知りませんし知ろうともしていません。

その消される異物が50%、さらに80%、99%になっても、何事もなかったようになるのでしょうか。

新しい時代には、桁外れに優れた人間以外は不要、知能が劣っている子に等しい存在になることは間違いないのです。とても大きな割合が。

アメリカは、中・下層の公立学校は捨ててかかっています。特に黒人男子は刑務所行きが前提。
金持ちの子を教育し、かつ世界から天才を移民させて一流大学で育てればそれでいいのです。

韓国も、とてつもない受験でとんでもなく狭い門をくぐった者以外は地獄です。

15

人が人のままであれば、技術はわざわいになる。うまくいかない。
かといって人を改造しても失敗する。

どちらにしてもダメです。

結論が、少なくとも遠未来は完全に絶望である…特に日本の昔からの大作家には多数います。

どちらかが成功する希望があるか、あるいは第三の選択肢がなければ絶望です。

人間の心が本当に進歩した姿、というのを描いた作品はあるでしょうか?
その進歩に向けて、今できる一歩は?

全員に科学を理解させる。
そのための教科書。科学の本質。ビッグバンから人類の進化まで。
それは?

14

世界の謎の一つ。

なぜ、国力とは事実上関係なしに、まともなアサルトライフルや軽機関銃を作れるのはロシア(ソ連)、ベルギー、ドイツの三国だけなのでしょう?

過去形だと思いますがチェコスロバキアも。
オーストリアのAUGは少しだけ売れましたが、それほどではありません。
スイスも評価は高いですが海外には売れていません。

アメリカはM16をセーフとしても機関銃が…イスラエルもまともなのを作りますが、機関部丸コピー…

なぜ日本もイギリスもフランスもその才能がないのでしょう?
なぜ中国もインドもブラジルもインドネシアも世界に売れるのを作れないのでしょう?
その才能は、何なのでしょう。

13

中世水準でも可能な、清潔・狭い面積で可能なトイレシステム

大きい、余裕があれば土器、なければ漆喰や粘土などで水漏れが内容にふさいだ地下室。

汚物を落とす蓋は宇宙船の二重ハッチのような二重構造。
上下両方の蓋が離れたところからのレバー操作で閉まっているときに、下の蓋を開いて中身を落とせる。
上の蓋を開いて汚物を入れるときには下の蓋は閉まっていて、上下の隙間には水が詰まっているので匂い・虫は出てこない。

汚物が詰まった地下ではハエやゴキブリなど虫が大量に暮らす。出口は別に煙突のようになっていて、臭気や虫を人の領域に入れない。
煙突には多数のクモが生活し、出ようとする虫をほぼ確実に皆殺しにする。
そのクモは余計に子を産み、煙突の安全網から出た分の子は鳥に食われる。

さてどんな問題があるでしょう。

12

最近フィクションで、やたらと「強い」人間が目立ちます。

弱肉強食・冷酷非情。
責任転嫁をしない。感情を爆発させない。
弱いことは罪と考え、弱者に同情しない。
隙がない。
さまざまな組織、人間そのものの操作法をよくわかっている。

バブル以降、就職氷河期を経て、それぐらい若者の人格は変わっているのでは。

暴れたり反抗したりなんてしない。徹底的に、どうすれば生き残れるか計算している。
桁外れの危機感が当たり前。

11

日本の与野党の関係、実際にはマスメディアも含めて、かなり変な形に固まっているようです。
報道だけを見ると、与党強行採決が多い、横暴。ただしネットの情報を含めて見れば、野党がひどすぎる。
結果的に、必要な法案も可決できない。

まず与党。徹底的に野党を相手にしない、仕事を与えない。
まともに受け止めない。
スポーツマンシップじみた礼儀が見られなくなっている。少なくとも首相周辺が、本気で野党を軽蔑している。

野党。与党を徹底的に攻撃する。まじめな仕事をしない。
それにはマスメディアが、報酬系を決めてしまっていることもある。また野党の役割がない、自民党と官僚が完璧な法案を出してくるので修正の余地がないこともある。

とにかく野党は、まじめに仕事をしても儲からない。バカなことに徹底抗戦し、ひとつでも法案を潰せば…その法案の良しあし関係なく…儲かる。少なくとも今の議席を守れるぐらいの支持者とマスコミは報酬をくれる。

野党なしでよくなってしまった国会システム。
与党と野党、両方の強い対決姿勢。
対決姿勢を煽るマスメディア。

それらすべてが、今の状態を作っています。

自民党政権・官僚はいつ、野党はいらないと決めたのでしょう。
野党を育てる。野党にも政治に参加させる。
それを完全に捨てた。

野党は、単なる国の病巣でしかない。切除したいぐらい。野党を対手とせず。

いやもっとひどい、今の野党があるから、日本人はまともな野党を作ろうと考えることもない。
今の野党は完全に「まともな野党防止装置」になっているし、それが変わる要素が一切ない。少子高齢化・財政という、目の前の崖に突っこんでいるというのに。

自民党と官僚はちょっと邪魔がある程度で何の脅威もなく好きにできる。

10

自分は努力して優れている、努力は必ず報われる、だから劣った者は努力をしていない、だから劣った者は道徳的に悪・穢れだ。

努力の論理。

ですが、人間の優劣は努力が無駄なことも多い…性別、人種。人種に付随した文化。身体や心の質。
生国と違う国で学ぼうとすると何倍ものハンデになる。

優れた人間が弱者を見下すときに、人種偏見・国籍偏見などが加わり、さらにいかなる言い訳も許さないと、結果として劣っている者はどんな理由があっても責められることになります。

正しい優生学が不可能であるのと同じく、正しい努力主義も限りなく不可能です。

9

日本の大きな逆説…移民。

保守である自民党が移民を推進してしまう。

日本の保守には強い移民拒否があるのに、それが政治につながる回路がない。
移民に関して裏切られても、それでも自民党支持を変えない。

保守にとって自民党を支持しない理由はほかにも多数あるのに、それで支持がなくなることはない。

8

「全人類の99%に平等な最低限の生活、天才だけに能力に見合う贅沢」これが実現した世界は、ユートピアでしょうかディストピアでしょうか。

99%に与える生活水準が、日本の年収300万円前後だとしたら。さらに日本円で20万円、それも過労死水準だとしたら。

そのような世界を想像した人はいるでしょうか?

「どこに生まれたか」という理不尽を無視し、ただ知能だけで評価する公平な世界です。

まあ問題は、今の日本で年収300万でも子を産み育てるのが難しい、人口が急減し、そうなると今の人口が老いた時に介護の人手が…まあそれはこの「現実」がそうですが。

現実として世界は、ある知能が天才である人に圧倒的な富を与えるものになっているだけ…多分。
もしかしたらもう知能も無意味、何を持つ人が儲けているか誰も理解できないものになっているかもしれませんが。個人的にはそちらの方が怖いです。
最高知能の持ち主が素粒子物理学から金融工学に行ってリーマンショックを起こし、さらに超試験秀才たちがGAFAで使えなかった、という話を聞くと…

7

共産主義が殺した人数は結構よく知られています。
逆に「反共のために」処刑虐殺された人数はどれだけいるでしょう。

日本でも治安維持法・特高警察の口実は反共です。
チリのピノチェト三万人は有名。
東南アジアでも多くの開発独裁者が何万何十万という人を虐殺しています。

また反共と共産主義の争いは、ただ「食べたい」と主張することを難しくします。
いかなる反抗も許さない政府と、すべての不満を訴える人を支配する共産党に社会が二分され、ただ「食べたい」と主張することが許されなくなるのです。

戦後の日本は、その構造が護憲という形にねじ曲がりました。
今の日本でさえも、ただ「生きさせろ」と叫ぼうとしただけで護憲に洗脳されます。

6

間違いなく韓国には、ものすごい数学力を持つ失業者・低賃金労働者が膨大にいます。超一流大学をぎりぎりで落ちて極貧である人も膨大でしょう…とんでもない数学力はある。
日本の団塊ジュニアにも、高い数学力があるのに低賃金である人は膨大なはずです。

その人たちが、世界に出て活躍することはできませんでした。できたのはほんのわずかです。

教育など役に立たない。受け皿がすべてだ。
そう結論するしかないでしょうか。

5

軽トラやバンで、特に老人世帯各戸を回る。
老人の前でノートパソコンやタブレットを操作し、ネット通販の注文を代行する。
注文が来たら配達もする?そちらの資格も取って。

ほかにも、レンタルDVDの貸し出し返却。図書館の本を借りて返却。
ゴミ捨ての代行。
オーディオ機器のレンタル。
スーパーでの普通の買い物の代行。
その他。

それが大きい商売になっていないのはなぜでしょう。

また、(小さい)タバコ屋という商売が、ネット通販代行業にならなかったのも不思議と言うべきです。
店頭でノートパソコンを客に見せて注文を確定、商品の受け取りを代行するだけのこと。

いや、ネット以前から、通販代行業というものが大規模でなかったことが不思議です。
店を構え、多数の通販のカタログを並べて、客が指さしたのを代わって注文し、数日後に渡す。
まあ、パンフレットが多数ある街の小さい電器店などはかなりそれに近いものでしたが。

4

政治改革が安倍一強になることを、予測できた人がいるでしょうか。
偶然というにはあまりにも強固に見えます。

野党の桁外れの無能、万一政権交代をしてしまったらそれで国民が野党を完全に嫌ってしまうこと。
そして民主党の残党にかわる政党は決して出てこないこと。
自民党の強固さ。

これらはずっと昔から明白だったのでは?

そしてこれからを予測することはできるでしょうか。

永遠にこの新55年体制が続く、という以外今言えることがないのです。

3

温暖化の議論が起きていますが、最大の問題は、温暖化対策を取れという側が科学技術の進歩に悲観していることです。

核融合ができるとかけらも思っていない。

今の人々がとことん節約…車も肉もプラスチックもやめる。

冗談じゃない、本当に文明を捨てても八十億に迫る人口だけでも破局。
石油石炭をやめたら薪炭のために森林は瞬時に消える。
電気がなければ近代医学はできず、赤ん坊は十人産んで一人生きれば幸運。

死ね?世界人口を百万程度まで減らせ?

それをやっても、地球は十億年後には居住不能、数百万年以内に人類が滅びるような自然災害は起きる可能性が高い。ある程度以上長い時間になると、災厄は必然と化す。

核融合・軌道エレベーターか、滅亡かです。
燐がもうすぐなくなる…それだけでも人類終了のお知らせには十分。

温暖化はむしろ無視していい変数…温暖化そのものを止めたければ、海に化学肥料をまくだけでいいんですから。

あるいは、富栄養化海域で、海藻が大量に育つように工夫しても。

2

ポスト知識時代。

二文字にするのは難しそうですが…
権力?身分?
勝者総取りの結果。圧倒的な差がつき、固定された。

起業の時代も終わりました。

桁外れに成績のいい秀才も、GAFAでは役に立ちませんでした。

何があれば今の世界で成功するのか。もう誰も知りません。

日本は東大卒・体育会系の旧来型エリートの絶対勝利に見えますが、少なくとも官僚と医者は過労死が問題になっています。
弁護士は高い確率で潰れるようです。
トヨタに入る基準は誰も知りません。

1

日本の経済構造・労働条件の変化…

高度成長期。まず加工貿易で海外から食料や石油や鉄鉱石などを輸入し、それで国内の交通・建築などのインフラを作った。
できるだけ専業主婦核家族、男性の長時間労働と、女性の家事という役割分担。老人が少なく子供が多い、後には子供も減って消費欲旺盛な若い労働者だけが多いという超人口ボーナス。

そこから、世界的需要減+生産力増、人口ボーナスの反転。

技術体系が、少なくとも変化した…新素材は少なく、情報が圧倒的に多い。
コンテナ、海底ケーブル、通信衛星、NC旋盤など生産補助技術も増えた。

加工貿易は大きく減る。工場は海外に移転し、国内の工業生産の重みが減る。
それでも、加工貿易はそれなりに残っている…極端な貿易赤字ではない。鉄不足にはなっていない。

残った加工貿易で外貨を稼ぐ。国が借金…葉っぱを金にして、それで建築を続け、年金や生活保護費を出している。
残った工業、国の借金による建築や年金が、国民の収入源。

ただし今は、残った工業は収益を国内での研究や工場建設にはあまり投資しない、海外での投機ゲームに使っている。

そして牛丼チェーンのワンオペ長時間労働・スマホゲーのプログラミングなど、男も女も多くが低賃金・長時間労働になって労働力を最大限に絞られている。
皆で、非効率・低生産性で、皆の生活水準を保つだけの経済。
本当の稼ぎは残ったわずかな加工貿易だけ。国民に入る金は、加工貿易と、その残った力で国が借金をしてばらまいている。

…ならば日本がすることは自明。

国内のサービス業を徹底的に機械化する。育児も介護も。
そして、加工貿易を強化する。徹底的に技術に投資して、人件費の壁を蹴り破る。

徹底的に機械化され、加工貿易と研究の水準を高める。それ以外に日本が生きる道はない。

給料を上げる唯一の方法。
より高水準の機械を操作することで、一人当たりより多くの物あるいはサービスを生産する。
そちら方向が止まってしまっている。

長時間低賃金労働のノウハウばかりたまってしまい、その中毒になっている。
団塊ジュニアが老いたら移民を入れるほどに。


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