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2020年11月

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30

日本は、ずっと、ずうっとこのままか。

野党が今度こそ政権交代と叫び、中身は民主党残党のまま名前で騒ぎ離合集散。自民党政権のミスを叫ぶが自民党は説明を拒む。
選挙は常に自民党が圧勝する。

それが、あと何十年?

はっきりわかっていることは、自民党は少子化と氷河期非正規には徹頭徹尾無策。
その方針がずっと続いたら、消費税増税で日本は沈む。
間違いなく。

億万一、自民党の方針を根本的に変えて何もかも完璧にする指導者が出たら…それこそラインハルト。日本国民は二度と民主主義という誤りを顧みることはない。

別の道が必要。
今ある野党をごみ箱に捨てて、ゼロからまともな野党を。ゼロに政権担当能力などあるはずがない、政権担当能力がつくまで泥をすすっても育てる。
自民党側にこそ、「野党を育てなければ」という人がいなければならない…自民党が政権を失うとしても、自分を犠牲にして。

だがそんな人はいない。
ならば、国民の中から動くしかない。
だが今は野党を育てなければ、という人が誰一人いない。
このまま自民党に任せきり、でない、別の道を作らなければという人が誰もいない。

どうして、どうしてこれほど誰もいないのか…高度成長。民主党政権。あまりにも長い時間と豊かさ、あまりにもひどい惨状が、国民を完全に諦めさせたとしか思えない…

もっと根本的には。
自民党が小泉ブームで、「新自由主義・構造改革」の本家の座を奪った時点で、野党には存在意義が皆無となりました。
それまでの古い日本から、構造改革で新しい時代に対応する。
それも自民党の仕事になったのです。

しかも、それに対抗する再配分も、さらに言えば古い時代の利権も、自民党がやる。
構造改革も、再配分も、古い産業への配慮もやる政党に、どんな対抗ができるでしょう。

ただ護憲を叫ぶしかない、全く内容のない「アベ・スガ政治を許さない」以外言えることがない。
再配分をするともいえない、責任政党は緊縮財政でなければならない。
古い産業をかばうこともできない、構造改革でなければならない。
構造改革をやると言うこともできない、それをやるのは自民党だから。

議会で、バカなことをいう以外の仕事もない。法案は自民党と官僚が事前に丁寧に作ってあるので一字一句直しようがない。以前のような国対の必要はない。
バカを騒いでいればマスコミが報酬をくれるが、まじめに法案を批判しても報酬をもらえない。

完全に野党の存在意義を奪った…それがどこにつながるのか、当事者たちは、権力層はわかっていたのでしょうか。

また、今の日本の政党は、それぞれどんな民衆集団の利益代表なのでしょう?
自民党以外。公明党。共産党。立憲民主党。社民党。そして維新。
今の日本の政党政治から、利益代表の面は完全に消えたのでしょうか?

そして、頑として存在しない、非正規や団塊リストラ親父、シングルペアレントの利益代表…

今の野党に、実際にはどの程度政治に対する影響力はあるのでしょう。
地方議会も含めて。
すべての野党が存在しなくなり、地方も含めすべての議席を自公が占めている状態と、今はどの程度違うのでしょう。
なぜ、野党に仕事をさせないシステムが定着したのでしょう。

さらに。自民一強・野党無能が半永久的に確定なら、政府と国民の関係を見直すべきでは?
自民党が圧勝するに決まっているのに、「選挙で委託された」=「限られた期間の独裁者」というのは、単なる独裁者です。
国民が政府に物申す方法が事実上皆無となります。
選挙結果は変えられないなら、国民が政府に物申す別の方法を作るべきでは?

自民一強の選挙結果がどれだけ続けば。
どれだけ与野党の差が広がったら…今の野党の議席もほぼなくなったら。
いつ、今の議員の活動が、必要ないと議員たちが気づくでしょう。

必要なのは与党公認だけ。
選挙運動も必要ない。選挙民と会う必要もない。どぶ板も必要ない。電話を聞き手紙を読む必要もない。議会で仕事をする必要もない…党に命じられた仕事以外。
もう、選挙カーに乗ることも、握手をすることも、演説も必要ない。冠婚葬祭や卒業式に行く必要もない。有力者との飲み会も必要ない。
党に公認されれば当選する。党の公認がなければ絶対に当選しない。
我田引鉄ではなく、族議員でもなく、ひたすら党に奉仕するだけ。

それは民主主義でしょうか?

その「党執行部」とは何でしょう?今は自民党幹部も、どぶ板で頭を下げて当選する議員です。

しかし、与野党の差が限度を超えたら?
ある時、すべてが変わるのでは?
今も、比例上位は一切選挙運動の必要なしに当選しています。実際にはしているかもしれませんが、なくても当選できます。

そしてそのすべてが、「ミンスよりマシ」であり、何があっても「ゼロからまともな野党」を考えもしない、その一点だけで実現するとしたら…

「ミンスよりマシ」だけの国。本当にそれだけで永続できるのか。いつまで致命的な変質はなしで済むのか。
国民は、永久に考えることはないのか。

29

あるジャンルの物が、ランダムに届くというショッピングはないのでしょうか?

ワイン。日本酒。地ビール。
ベーコン。米。味噌。
ゲーム。音楽。本。

好みや、安いことだけで選んでいたらどうしても、ごく狭い選択肢から繰り返すことになります。

ネットショッピングサイトには、閲覧者を判別して履歴から特定の品を勧める機能がありますが、それもどうしても範囲を狭めます。
でもランダムなら。かなり広い範囲から、選ぶ側の好み無視で。

無論外れる可能性も高い、でも出会いの可能性も高いはずです。

ランダムに、本人の目がいくところから遠いところから選ぶ…

28

今の日本の、経済政策提言を集めてみましょう。
政府自民党、大きい野党のもの、さまざまな評論家たち。
それぞれについての批判。

その一覧自体、僕は持っていません。
どこにあるでしょう。

そして、どの提言にも説得力のある批判がある気がします。
ベーシックインカムはダメ。最低賃金上げはダメ。緊縮財政はダメ。バラマキはダメ。
ではどうすれば?

とりあえず提言を軽く分類すると…
財政についての軸があります。とにかく財政再建、プライマリーバランス、孫に借金を残すなが最優先〜〜MMTまで。
格差についての軸があります。弱肉強食主義から、平等。さらに外れたところに、貨幣や資本主義自体の否定。
ベーシックインカムの賛否。
消費税。
ほかには?国土強靭化、防災工事。インフラ。

少子化対策。
景気対策自体。
コロナ。

そして経済を上向かせよう、貧困をなくそうという、あらゆることについて否定の言葉が多いです。

日本人をより豊かにしたい。特に生活が苦しい人を救いたい。特に少子高齢化・財政破綻の不安を除きたい。
なぜそれが、構造改革と消費税減税の二択になるのでしょう。

科学技術という選択肢はどちらにもない。

苦しい人のための制度修正という考えもない。
介護を機械化することも考えない。

まず、議論の一覧を見てみたい。
その上で、「科学技術の進歩」が欠落しているという恐ろしいことに気づくべきです。

27

日本でも、ポリティカルコンパスを使う人がいます。
社会的な保守とリベラル、市場自由と福祉国家。

でも実際には、今の日本はそれとは別では?

まず愛国と売国という軸しか目に入っていない人が多数。
売国というか、極端な護憲派は国家自体を否定する。

また、社民党や共産党、民主党さえも、リベラルで再分配と信じている人はいないのでは?
中国に征服してもらって、徹底した監視と暴力による再教育、財産没収が待っていると。

そこまででなくても、元民主党も構造改革の血は濃いです。ポリティカルコンパスの意味はない。

ついでに、科学技術は…あまりにも、科学技術を愛し希望を持っている人が少なすぎるので争点になりませんね。
温暖化も本当は争点だと思います、日本でも頑固な温暖化懐疑論者は非常に多い。

26

コロナ、いや大恐慌であっても、精算主義には致命的な欠点があります。
奴隷は機械化のライバル。

多くの労働者が「精算」されて、どんなひどい条件でもいいから働かせてくれ、という身の上になったら。
それを企業が最低水準で雇ったら。
機械化をしない理由になるのです。

そうなると、国そのものの機械化が遅れ、長い目で見ると大損をするのです。

自民党は、かなり前には「もたない会社は潰すから」と幹部が言ったという話です。
菅義首相は新自由主義者がブレーン。
とんでもない精算主義になりそうですが、実際には?

今の日本のコロナ政策はどうまとめられるでしょう。
特に、医療リソースさんには?

25

株高だそうですが、科学技術は?

新しい合金とか、新しい高速鋳造機とか、3Dプリントを用いた耐熱合金の粉末冶金とか、けた外れの電池とか、何かあるのでしょうか?
そういうのがないし、別に新大陸を見つけたとか、新しい奴隷を何万人手に入れたとかもないのに、なぜ株が上がるのやら。ただのバブルでは?

また、文化は?

「鬼滅の刃」「天気の子」がある、といっても「ドラゴンボール」や「セーラームーン」に比べて小さすぎる…
海外でも「ハリー・ポッター」「ゲーム・オブ・スローンズ」があるにしても、圧倒的に多くの映画は昔のアメコミです。
これから、新人がとんでもない作品を生み出すことはあるのでしょうか?

これからの人類に創造の余地は、存在価値はあるのでしょうか?

人類の目標は?

24

コロナで不安。
そこで自助と言えば北風と太陽の旅人、より強く上着にしがみつくでしょう。
内部留保を増やす。預金を増やす。絶対に投資しない。

皆が大金を抱えて怯える世界。それが自助の世界です。

不気味なのは、誰も科学技術を考えない。

コロナがなくても、長い目で見れば自営業の倒産や非正規増加による経済の変質、少子高齢化、温暖化などは避けられないのに。

温暖化対策として、第四世代原発を誰もが無視する。肥料の多い死の海で海藻を育てることも、海水で育つ植物も、海水で育つ稲も。

介護・老人医療として、機械化・ロボットを考えない。

景気をよくする、日本の生産性を上げる投資として、巨大コンテナ港湾も考えない。

極超音速スカイフックも。
レーザーロケットやマスドライバーも。

誰もが、ごく狭い範囲のことしか考えない。

23

「サピエンス全史」では『虚構』を強調します。

ですが、僕は単なるストーリーではなく、暴力とストーリーを混ぜた、洗脳の威力こそが人間を繁栄させ、帝国を成立させたと思っています。
それは家畜に対しても同じです。動物を家畜化する。人間を奴隷化する。その能力が人間にある。

また、その洗脳では、呪術・オカルトも非常に重要でしょう。
人間がオカルトを異様に信じやすい、それが人類に大規模団結と成功を可能にさせた、ストーリーの力でもあるのです。

22

民主主義では、選挙で少数になった人は、議会が決めたことに不満でも従うべきです。
主張する場はもらっているし、選挙で政党に選ばれた議会が決めたことなのだから、と。

ですが選挙結果が、今後永遠に変わらないことがはっきりしたとします。
その場合も、少数派は永遠に従い続けるべきでしょうか?

徐々に多数派が傲慢になっていったとしても?
明らかに多数派にとって、少数派は人間ではないとしても?

金銭的な害は小さくても、少数派の宗教レベルの誇りを奪うような決定をされても?

日本ではさらに、与野党互いの軽蔑と憎悪が激しくなってもいます。
また議会運営上、野党の役割がほとんどなくなっています…与党が完了と協力し、修正の余地が一字一句ない完璧な法案を作ってくるので。

あの野党には存在価値がない。役目もない。存在自体無駄だ。そうなります。

そして選挙も無駄になります。

永久に政権交代はない。誰もがそれを認めざるを得ないほど明らかになったら、またいろいろな制度を変える必要があるのでは?

21

増税・緊縮財政による財政再建は、不可能。消費税40%とかに日本が耐えられるとでも?
ついでに年金も不可能。

それが身も蓋もない事実では?

正気なのでしょうか?
意図的に安心だと大本営発表をしているのでしょうか?

それとも狂っているのでしょうか?

まさか、日本の出生率予想のように、一直線に低下しているのに何度も何度も上向きグラフを継ぎ足す、そのレベルの狂ったレベルの楽観論を妄信しているんでしょうか?

高齢者の介護医療は徹底して機械化するしかないはずなのに、誰もそれを考えていないということが狂っているにもほどが…

そして民全体は、もう生かすか殺すか。貨幣経済でまともに、年金や勤労で生きる余地などないのは見えています。

20

トヨタのクラウンが、セダンとしては消える。
それはどんな意味を持つでしょう。

昔から、幾多の名モデルが消えてきました。
特別なものはない、とも言えるでしょう。

しかし、クラウンはかなり別格では?

どれほど、新しく育った子が若者になり、年齢を重ね金持ちになることが、日本では減ったのでしょうか。

19

なぜ現代史で、多くの先進国が工業を捨てるのでしょう。

まずイギリスは、手数料で稼ぐ国になりました。インドからの税や貿易自体は損だったともいいます。
そしてサッチャー以来炭鉱も工業も捨て、完全に金融で生きる国となりました。

鉄鋼と造船。
そのふたつは産業の中心のはずです。

どちらも中国がトップ、ということは今は世界の中心は中国?

イギリスもアメリカも、なぜ簡単にそれを捨てるのか。
本当は鉄鋼も造船も儲からないのでしょうか?

日本も実は、膨大な海外投資収益があります。

また忘れてはならないこと…アメリカもイギリスも、フランスもロシアも、ものすごい農業力があったということ。
といってもアルゼンチンなど例外があるにしても。

18

本来都市というのは、多数の人間の頭脳を束ねるところです。

しかし、実際には人間が集まると階層ができます。

階層の本質の一つに、「下の階層の人間の頭脳を否定する」があります。

戦後、日本と欧米で日本の方が工業力が優れた理由の一つは、欧米では労働者階級は頭脳を徹底して否定され役割以上のことは許されず、日本は皆が頭を使ったことがあったと聞きます。

しかし日本も、正規と非正規、大手と下請け中小の階層になりました。
それは下の人間の頭脳を徹底的に否定するものです。

そうなれば都市の意味はあるのでしょうか?
ただし、今は頭脳が必要ないかもしれないのです。

技術の進歩に、圧倒多数の人間は関係ない。そのことはどれほど教育しても変わらない。
逆に恐ろしいことも考えられます。天才以外価値がない。

それどころか、新しい時代2にはもう進歩がないかもしれない。
いかなる頭脳も必要ではないかもしれない。
もっと恐ろしい…天才すら価値がない。
もう、研究すべきことなど何も残っていない。

さらに言えば、若者を非正規におとしめるのは…非正規でなくてもブラック労働で潰すのは、「マホガニーの家具を薪にする」ほどにもったいないことなのでは?
若者には科学技術研究をしてもらうことが、国の本当の宝を増やすことなのでは?

少なくとも、団塊ジュニアの教育に注がれた膨大な税金・国力の、相当部分は無駄になったのが事実です。

17

日本にも世界にも、膨大な低賃金労働者がいます。
移民、特に非合法な移民は悲惨な労働状態に置かれます。日本の技能実習生も。

まず、今の地球人に、「働いていい暮らしをしたい」人が膨大にいる。故郷では食えない人が。その人数に比して、「高い給料が出る仕事」が少ない。だから需給で、大半の人は賃金が安い。

もうひとつ。貧しい移民を鞭でこき使い、自国の同胞をマックジョブで消耗させるより、そんな仕事は機械化してしまえばいい。機械化そのものが、これ以上する余地がない?
資金不足だけはないはずです。

世界そのものに、さまざまな業界・職種がある。
それぞれに、与えられる労働者の給料水準がある。
その仕事をするのに適した地域がある……「近代世界システム」論のいう周辺とか。

極貧層が豊かになっていく地域・職種。
極貧層が極貧のままの地域・職種。
一度豊かになったが、その職種を手放すことで貧しくなっていく地域。
ずっと豊かなままの地域・職種。
けた外れに豊かになっていく地域・職種。
いろいろとあります。

問題となるのは、「最低限の生活を無条件に与える」という考えを誰もが拒絶すること。革命とやりたい放題資本主義の二択になること。

また問うべきなのは、極貧層が多数いていかなる権利もない状態は、本当に国にとって好ましいのかということ。
それどころか富裕層にとっても損になるのでは。

16

国の未来を支えるのが若者・子供というなら、少子化はまさに国難です。
その責任は全面的に自民党にあり、社会党・民主党・共産党も共犯です。

自民党政権に、また現在の政党すべて、少子化と氷河期世代については無能そのもの、あるいは強烈な国家意志があると断定してよいでしょう。

そして今の、2012年体制…自民一強・名前や離合集散はあっても民主残党の体制が続く限り、それは決して変わることがないと断言できるでしょう。

財政が最悪を通り越すのも。
その割に緊縮財政で、景気がよくなろうとしたら増税になるのも。
社会保険など見えない増税も。
科学技術軽視も。

すべて2012年体制では絶対に変わらない。

永遠にこのままでいいのでしょうか?

15

まだ若くてある程度金があるなら。

核融合・新世代原子炉・カーボンナノチューブ(軌道エレベーター)などに投資するべきでは?

新技術が発達せず、温暖化が暴走し文明崩壊になったら金を持っていても餓死する。
もし新技術が発達したとして、それに投資していれば大きい配当が得られる。

そうしていない人は全員、「新エネルギーは発達しない」かつ「温暖化は大したことがない」に全財産と生命そのものを賭けているというわけです。

日本人で、日本円銀行預金と土地だけというのはもっと恐ろしい。
日本国にすべてをゆだねています。

温暖化に、特に悲観的な学者は「息子に銃の撃ち方を教えます」という最低最悪の投資を選びました。

14

個人〜公ではない。その間に、個人〜「(部族・民族・血族・宗教・マフィアなど)族」〜国となるし、実際には個人〜「族」〜国〜人類全体。

個人とは砂粒、と個人主義を否定する保守はありますが、では人は「族」と国のどちらに忠誠を尽くすべきか。

また「族」に縛られた人を砂粒、個人にするのは、特に独裁的・全体主義的な国にとって都合がいい。

また、個人と国の中間には、閉鎖性の高い「族」だけでなく、教会やクラブ類などさまざまなものがあります。
会社も中間団体とされました。特に社宅が強い場合。

「共助」というのはある程度それを考えているはずです。

ただ、日本でもアメリカでも、「それ」とは縁がない人が大半。新自由主義そのものが、「それ」を破壊するものです。

そしてこれからの、めちゃめちゃに増える自立不能な老人・共働きやシングルペアレントの子を受け入れる収容能力はないはず。

菅義首相の、規制緩和と自助・共助・公助。
そこにものすごく深い矛盾があることを誰も指摘しないのでしょうか。

規制緩和。新自由主義。
それはまず共助の「共」を、中間団体を、地域を徹底的に破壊します。
さらに大半の「自」も破壊します。
公に頼るしかない、砂粒のように無力な個人を作るのが新自由主義です。

それで自助、共助を優先しろというのは、死ねということです。

死ぬのならまだしも、国の法が及ばないマフィアが無数にできたらそれこそ国家が崩れます。
そしてマフィアのような集団を破壊するのが新自由主義・構造改革、警察の強化…

循環する矛盾。

13

小柴昌俊氏死去。心よりご冥福を。

むしろ受賞後の科学啓蒙におけるご活躍こそが偉大と言えるでしょう。

ですが、今の日本のネットにいると、すべての人が科学を強く憎んでいるような気さえします。

科学を否定する風潮…これはそれ自体調べるべきものでしょう。
アメリカでも科学否定は強くあるそうです。

日本では脱原発、環境系が科学技術を批判し、またポストモダンも科学を高い価値とする大きい物語・進歩・還元主義を否定しました。
またネトウヨの間に、温暖化否定がきわめて強くあります。
公害に関する運動に、反対する勢力も多くあります。
科学、合理的思考そのものを否定する、戦前からの日本極右もあるでしょう。
共産主義も、科学をねじまげることが本質にあります。

多くの勢力に科学は嫌われ、憎まれ、攻撃されている…結果、今や科学を愛し信ずる人はものすごく少数派で嫌われバカにされている…そんな感じさえするのです。

科学だけではない、今のネトウヨ、ネットのある種のコメンターは、何であれ「善」のメッセージを激しく拒絶します。
環境でさえ…ネトウヨの間では温暖化否定が支配的です。
絶対に「善」を否定する。
どのようにそんな心象が形成されたのでしょう。

『スレイヤーズ!』の「悪人に人権はない」という言葉でしょうか?
なろう小説の、人権否定・弱肉強食絶対の世界観でしょうか?

科学も、拒絶される善の一つであるようです。

12

内心の自由と憲法には書かれています。
しかし、国家システムの根幹に、いくつか内心に土足で踏み込むものはあるのです。

誓約、忠誠宣誓。自衛隊などに入るときに要求される。また帰化するときにも求められる。

心からの反省、更生。犯罪者には徹底して心の中の変更を求められる。

情状酌量。心の中がどうであるかによって、量刑が違う。同じ殺人者でも、刑期が何年も違う…殺人に強姦がついて罪が重くなるように、殺人に「無反省」罪がつくのと同じ。

社会的制裁。法の外にある、同時に当然のように国が計算に入れて量刑を調節する、心を裁く抑止力。

国は、ISやオウム同様暴力要素を持つ宗教であり、心からの忠誠は当たり前に要求される。それは身もふたもない事実です。

また、国歌斉唱問題…それに抵抗することは、国歌を歌うことが内心の問題である、と言っています。
そして、何があっても、口をペンチでこじ開けてでも歌わせたがる人も多いです。
実際にはそれはどうなのでしょう。

11

ちょうどポケットに入るサイズに、「ティッシュペーパー」「消毒ウェットティッシュ/消毒スプレー」「小さいビニール袋」をまとめたものが欲しいです。

ポケットティッシュでも、ポケットにはそれ以上入らない。ウェットティッシュや普通のスプレーはポケットには大きすぎる。

三枚程度をぎゅっとまとめたティッシュ。
口紅以下のサイズの消毒スプレー。
それと最小限のサイズのビニール袋。
三枚ぐらいの紙と、ものすごく頑丈な手帳用ペン…ポケットは普通のペンはすぐ壊れるほど過酷。

それをポケットティッシュ程度のサイズのポウチに詰める。

10

「人は実力に応じて受け取るべき」という、新自由主義・改革・規制緩和イデオロギーを徹底したら、日本国民の大半は年に50万円の価値もないはず。
同時に、今の日本で、子供を勝ち組にできる収入は一千万円でも足りない。

現実は、国が大借金するなど無理を重ねて、膨大な人に六百万円・百万円の給料を与えている。
それでとりあえずそれなりの人数が中流生活をして子を育て、また餓死を免れている。

でも、無理ですし不満ですし少子化は暴走します。
どうすればいいのでしょう?

本当に国民の大半を、ふさわしい生活水準…東南アジアの搾取工場で一日20時間働き残飯を食う生活を強要したら、内需が崩壊し出生率も爆縮する。

でも国民全員に、安心して子を産める収入は不可能にもほどがある。

あまりにも今の世界では、子を産み育て教育できる、中流でございと胸を張れる収入が高すぎる。
あまりにも今の世界では、大多数の人間の本来の収入が、実力が低すぎる…訓練や教育が無効になっている。

9

秀吉が、天下統一直後に死んでいたら。

それを想像すると、確かに唐入り・秀次粛清など老醜と言われることが多々あったにしても、天下統一後もかなりの年月生きたことそれ自体が、戦国から平和に世が変わることに大きく貢献しています。

また家康もさらに長生きし、長い年月にわたって平和で生きることを多くの人に教えたのです。

8

長引いたアメリカの大統領選は民主党ジョー・バイデン候補の勝利がほぼ確定。
あとはトランプが、本当に争うかの問題だけ。

では、バイデン大統領がどんな政策をするか、考えた人はどれだけいるでしょう。トランプでないからいいと目をつぶっていましたが、失言などいろいろあります。

そしてその高齢を考えたら、ハリス副大統領が大統領になる可能性も高く、注目すべきです。

バイデン氏自身は、軍歴がなく徹底的に法畑。無論弁護士出身の大統領は多いですが。

想像以上にトランプが強かった…白人貧困労働者、というか没落中層にまともに対する思想・政党がない、という問題は全く解決されていない。

アメリカの、大統領候補の高齢問題も実に深刻です。新しい政治家が出る構造がない?

世界のどこも、新しい時代に政治が、そして思想が適応できていません。
いや、その新しい時代すら、もっと新しい時代に変貌している可能性が高いのに…天才すら価値を持たない、GAFAががっちりと土台を固め世襲制が強い時代に。

7

国が、圧倒的な、けた外れの、供給力・輸送力・通信力を得たとして。
それは経済的にはどうなるでしょう。
それこそ、なんでもでる打ち出の小づちや石臼を正当な王が手に入れたように。

金銀だけでは役に立たない…スペインのように。また日本も。
軍事力にすらならないという可能性も?

では、軍事力は何をすればつくのでしょう?金銀では足りないとしたら?

膨大な富。国力。どう関係するのでしょう?

何よりも科学技術?それとも科学技術はもう古い?

今成功している国は?中国?ドバイ?

6

石を加熱し溶かして固める。
もっとも単純で、地球でも宇宙でも最大級に豊富な素材のはずです。

今の人類にとっては、必要エネルギーが大きすぎて採算が取れない。

しかし、エネルギーを克服すれば採算は取れるでしょう…エネルギーが克服できなければ、どのみち破局。

それを考えると、さまざまな種類の岩石それぞれの融点、再度固めるとき砕けない温度変化(ガラスには豊富なノウハウあり)、高熱で出る化学的性質、溶かして固めたものの強度や弱点なども知るべきでしょう。

僕が知っているのはガラスと、ロックウールぐらいです。

5

もし日本人全員が大金を受け取ったら、あるいは消費税が減税されたら、何をするでしょう。

貧困層以外は欲しい物がない。
静電イヤホンも売れない。

また、銀行が膨大な金を手に入れても、掘る運河はない。核融合炉研究にもいかない。新合金もない。

この近代文明自体、どうなりたいというのがない。

間違いなくおかしい。

4

アメリカ大統領選は恐ろしいほどの接戦。
考えてみると前も、もっと前もそうです。
何が起きてこうなったのやら。

また、どちらにしても高齢の候補、というのもなぜか。
さらに言えば、どちらであっても、本当に問題であるアメリカの貧困、希望のなさを解決してくれるようには、まったく思えない。

新しい時代にふさわしい、新しい思想。新しい思想を体現する候補。あるいは新しい政党。
ない。

新しい時代…
『ホモ・デウス』では、人間の政治家がビジョンを生み出す能力を失っていることが指摘されました。

実際問題、格差が拡大しているのにそれをどうにかしようという政治家が奇妙にいません。

サンダース、オカシオコルテス?MMT?
そちら側も奇妙に勝てない、目につかない。

どうしても、新自由主義がいまだに強い。オイルショックからのスタグフレーションがケインズ主義を倒したと同じように、リーマンショック以来の…とはいっていない。
改革や、わが国万歳の声が大きい。

BLMがある程度騒がれていますが、どちらの候補もあまり関係なさそう…極端なことを言わない。

3

自助・共助・公助。
それには条件があるのでは?

自助、大草原の小さな家が可能なのは、未開の…先住民を皆殺しにして手に入れられる大陸があるからでは?
共助、家族介護が可能なのは、古稀…極端に老いるまでに死ぬのが普通だったり、また人口ピラミッドがあったりするからでは?
公助も、高度成長・人口ボーナスによる潤沢な財政があってこその話では?

新しい時代…少子高齢化・長期停滞・フロンティアなしの時代には、自助・共助・公助とも実質不可能なのでは?

勤勉という美徳も、教育も、古い時代だったから得をする、今は統計的に損にしかならないのでは?勤勉はたいていの人は働けば収入が増えていく時代だったから、教育も高校に出す程度で本人も国も得をするいい時代だったから…

ではどうすればいいか。

まず介護も育児も機械化すること。教育もなんとか機械化する。

その上で、まず生かすか殺すか。

次に科学技術に希望を持つか、諦めるか。

だが科学技術を諦めるということは人類自体がジリ貧、それこそ人類全員安楽死させるべきとなる。

全員機械の限りを尽くして生かす。科学技術の発展に全力を投入する。
それ以外にないと思いますが…

自民党に対する対案。本当の意味での野党。
それを生み出すための議論から、とことんできない国になってしまった…
リベラルは壊れ、そして野党の大元が新自由主義で、その新自由主義を自民党に奪われている、存在意義がない野党しかない…
別の、反緊縮派はあまりにも小さすぎ弱すぎる。

2

大阪の投票は、何なのでしょう?

なぜそこまで大阪都構想にこだわるのか。
本当にそれができなければ日本が滅び、それさえできれば日本は救われるのか。

改革が全部できて救われた日本は、数千人の貴族と残り全員の餓死寸前奴隷、あるいは人口の七割が自殺したという結果にならないか。

1

いま日本を本当に支配している思想は何でしょう。

保守?ですが、コメント欄があるニュースサイトのコメントは、たとえばバークを相手にしていないように見えます。
ひたすら自民党を肯定し逆らうものは売国だと攻撃する、それ以外にないような。

いや、今団塊ジュニアより若い論客なんているでしょうか?
今三十代前半とかの?
意見の世界がどうなっているのか、まったくわかりません。

そして時代の変化。世界全体、先進国中層が没落し、格差が拡大する。
にもかかわらず、それに対して没落中層が政党を作り利益を求めることがない…極右以外。
この現象自体、誰も考えないのでしょうか。

時代の変化に応じた政治思想、経済思想、政党とも存在していない…
いや、中南米のピンクタイドが日本で全く知られていないことを考えると、日本のジャーナリズムが鈍感なだけ?

はっきりしていること…

先進国中層の大半はこれから没落していくだけ。
少子高齢化、介護や財政の問題も普遍的になる。

また、温暖化など環境問題も深刻となる。

質のいい技術革新は今後ないかもしれない。また、AIなどがとんでもないことになるかもしれない。


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