ちゃお9月号感想

「ミルモ」「まんがみたいな恋したいっ!」「未来vPureボイス」「ミニモニ。」「こいき七変化」「コスメ」「ぷくぷく天然かいらんばん」「Dr.リンにきいてみて!」「ブリリアントな魔法」「空色☆すくらんぶる」「こっちむいて!みい子」「聖ポリス」「原宿バンビーナ」「ポケモン」

もう今月号は「空色すくらんぶる」にいやというほど考えさせられました。ここまで考えさせられたことはないです。
発売日、明日も早いのに四時頃まで眠れずずっと考えて考えて・・・考えるのに神学用語を使いすぎ、こんなのを感想のために書くなんて、自分でも馬鹿だなと思うぐらいです。

百万部突破も分かります、これだけ一見軽くて重い作品があって、面白い作品があって、読者である少女のことをとことん考えていて・・・すごいです。

「ミルモでポン!」一話完結のようで続いている・・・そんな感じです。前回までのエピソードは一応完結しているのに、禁マークやおわびのデートが続いていたりします。面白いやり方ですね。これならいつでも途中から入れますし、一話完結のマンネリ感もなくてすみます。
アニメのオープニングにあるアイドル姿の楓ちゃんが背表紙及び表紙なのが嬉しいサービスですね。
ご機嫌なミルモは見ていて楽しいです。
服の替えと美容院が必要ない・・・ものすごい節約になりますね、これ。それがミルモのおやつ代になっているのかも。
デートの約束でも本を読んでいるとは、結木くんらしいです。
結局日高さんもついてきているのは肩をすくめるしかありませんでした。
松竹くんも・・・全然反省してませんね。
ヤシチの休日には笑うほかありません。あ、ヤシチは中身よりも下着そのもののほうを楽しむ、江戸伸介タイプなのでしょうか?
師匠の登場はアニメのワルモ団と微妙にずれています。でもサスケとハンゾーが出てきたのは嬉しいです!
一ヶ月パンティー禁止・・・これもなんかずれていて笑えます。かりんとう禁止が痛いのならまだわかりますが。というより、どうやってそんなのを禁止するのでしょう。
結局師匠もさるお方ではないのですね。それがアニメのワルモ団なのか、それとも・・・色々期待させてくれます。
映画館がすごくそっけない絵なのに、なんだか雰囲気が出ています。
アニメを観ていない読者はそれほどいないでしょうが、ハンゾーとサスケのキャラクターをきっちり紹介するのは至れり尽くせりです。
日高さんの蹴りも・・・簡略絵なのに妙に迫力があって笑えます。
松竹くん・・・ここまで女の本性見て、まだ楓ちゃんのこと好き・・・?
いきなりクビと大袈裟な話になるのも盛り上げてくれます。
ハンゾーののんきさ、やはり和みます。
結局四人で食事したのですか・・・考えてみると松竹くん、すごく惨めなポジションなのですがわかっているのでしょうか。もしかしたら、財布としても当てにされ・・・そこまで外道ではないでしょう、日高さんはともかく。このポジションで平気な顔でいられるとは、ずいぶんと図太いというかタフというか・・・後で平井に泣きつくのかも。って本当に泣きついていますし。
二人に送ってって、これ・・・かなりうらやましいのですが、可哀相にという感じもあります。代わろうとは・・・う〜ん・・・
大岡裁き状態の引っ張り合いになるのは笑えました。
結木くん、恋愛感情は出さずにきっぱりと・・・うまくやったものです。
ミルモは寝ているから二人きりですか。いきなりの「2人で来れたらよかった」発言は爆発しましたが・・・
おそろいをちゃんと受け取るとは、どうなのでしょう。
ラブラブモードに浸っているうちに少し抜けた緊迫感、このリズムはうまい。
こんなどぶで溺れるなって・・・楓ちゃんも優しいですね、いくら人(妖精)助けだからってどぶに手を突っ込むなんて。
本当に優しい子ですね、まさによきサマリア人
借りにこだわられて困っている楓ちゃんに少し笑えました。
ミルモと仲良く、というのは確かに無茶・・・
妖精毒・・・どんな毒なのでしょう。人間にとっても猛毒なのか、それとも人間が食べると何か・・・記憶を失うとか変身するとか性格が変わるとか、何らかの変化が起きるのでしょうか。
でも裏切りは・・・忍びの掟は常に死なのですが・・・
緊迫する楓ちゃんとのんきなミルモの対比が面白いです。
これでミルモが出ていってしまって、そこで楓ちゃんが倒れて・・・のんびりした空気から一気に緊迫するのがまたいいですね。
しかしヤシチって、つくづくうまくいかないですね・・・善意がこんな結果になるなんて。これほど悲しいことはないです。
結木くんがどう動くかを期待しておきましょう。

「まんがみたいな恋したいっ!」独特の深い色気を含んだ可愛らしさ、やはりいいです!
エッチなマンガ、というので期待していたらそういうことでしたか。子供にとっては確かに、キスしたり抱き合ったりするだけでも十分エッチかも。
雑誌の大人気連載が涼風かおり、というの・・・ヒーローとライバルのどちらかな、とわくわくしています。
いきなりのダンクシーン、かなり迫力ありました。こういうアクション描写も相当うまいですね・・・スポーツなどを描いても面白そうです。
玲奈ちゃんの感情を一々頭の旗で表すのも面白いです。
ネタとして男の子と付き合う・・・秘密でちょっとエッチなマンガを描いている・・・なんかどこかでそんな、秘密がどうとかいうマンガを読んだことがある気がしますが、気にしないことにしましょう。
ワンポイントも面白いです。
慌てたり逃げたり、一つ一つのしぐさがすごく可愛らしくてくすぐったいです。
抱きとめられて足腰が立たないシーンもそのくすぐったい甘さがあって、それでいて妙に色気があるのが不思議です。
この状況で「少女まんがの一コマみたい 今度のまんがで使おう」となるのがマンガバカでいいです。
解けていく描写も可愛いですね。
中学館という出版社名は笑うほかなかったです。実際の小学館がこのビルにそっくりだったら思いきり笑ってやりましょう。
担当さん、うまいです!「今のままでも十分おもしろい作品だけど」と気をつかっていますね。
たくさん作ってどうする・・・
ガンバレとかパニックとかヘルプとか出てくる旗がまた可愛くて面白いです。
一体どんなHなシーンなのでしょうか。
沖田くん・・・なぜわざわざつきあって残っているのか、涼風先生だからでしょうか?いきなり「おまえエッチだな」には爆発しました!
う〜む、「無意味な男女の裸とか描いてさー それってファンサービスってやつ?」という批判を、まさか八神先生本人が描くとは思いませんでした。その批判こそ・・・まず間違いなく、ご本人も何度も言われていることでしょう。それを納得させられる自信がなければ自分の作品の中でそれを言わせることなどできないでしょう。すごい。
たりないのはそれなのかな・・・これがまたドキドキします。違うって、とも言いたいのですが・・・いきなりこういうとは思いませんでした。
このドキドキ、本当に惚れているのかも・・・マンガバカすぎてわかっていないかもですが。
僕がこう言われたらどう返すでしょう・・・諭すでしょうね、多分。
いきなり抱き寄せるのにはドキッとしました。
そして手を握るシーンがこんなにエッチだなんて!
しかも軽くキス!叫びそうで・・・さらに・・・うわあああああっ!
もうすごく面白いです。どうなるのでしょう・・・ファンサービスに堕ちるか、それとも乙女心を描き切るか挑戦状はしかと受け取りました。頑張ってください。

「未来vPureボイス」結構簡単に答えが出てしまいましたね。
落ち込むのはそれから、という前向き路線がいいです。
心に流れている音楽・・・いい言葉です。
しかしみんな忙しいのに、本当に未来のことが好きなんですね。
大変なスケジュールですね。そしてこのビデオが大きなヒントなんですが・・・
何が違うのか、ここでとことん考えたからこそ・・・
おはガールのみんなの笑顔、すごく素敵です。
このエピソードはいいですね。すごく自然に肝心なことを分からせてくれます。
ついていくのが必死なのは当然ですよ。
天使のシーン、目の技法が結構古典的なのにびっくりしました。
もう何も心配することはない、彼女の心からの音楽を楽しみに待ちましょう。

「ミニモニ。やるのだぴょん!」こちらも今回の改変のニュースは間に合わなかったみたいですね。来月号はその話になるのでしょうか・・・みんなの悲嘆を思うとかなり辛いです。というよりだれがツッコムのと叫びたいです。
この二人を置いていけるのですか、矢口さん?
ミカちゃんにはツッコミようがないです・・・
ハリセン矢口さんはすごく笑えました。暇なときの時間潰しに思い出し笑いできたぐらいに。
ののちゃんは器用ですね、食べることにかけては。
ミカちゃんの浮世絵は笑えました。
しかしこの素晴らしいユニットが・・・なんか喉が苦しいです。

「こいき七変化」いい立ち直りです!今回の逆襲、とても気持ちよかったです。
入って何がおきてもセキニンはとりません、というのが妙にリアルです。確かに飢えた猛獣の檻に入るほうが悪いですよ。
変身していなくても違和感がない千里には笑えました。
キャンギャルでごまかすのはとても不自然ですが・・・多分そうなるでしょう。僕も男子校でしたからその生態はよく知っています・・・男って悲しい生き物・・・
大切なものをなくした・・・確かに。
それぞれの反撃が面白いです。
弥生ちゃん・・・女は魔性だなあ・・・
千里ちゃんの、しつこいまでに女と見てもらえないことには笑えました。一瞬期待させておいて外す間が絶妙。それでいびきを聞いて怒って殴る、その間もいいです。
このおいかけっこはかなり迫力があります。そして捕まえるところもいい!
謝ってすむことではありませんが・・・
この笑顔とキスシーン、すごく素敵です。
一体何が起きるのか・・・というかこのラブラブカップルがどうなるのか、楽しみです。

「コムスメvコスメ」オチが笑えました。
始まり方がすごくきれいで、正統派少女マンガを期待して読み始めました。
場か見たいという男子の気持ち、よく分かります。それで禁断の世界を教えてもらって、「これがワタシ・・・!?」と酔ってからなんてゆーわけないだろ、と怒るやり取りは面白かったです。
ネイルアートもするのですか。
いいところだと思ったらぼろい、というのも笑えます。
そのお姉さんとの出会いがどんなだったか、ここでとても気になりました。
と思ったら人違いで・・・お兄さんが笑ったとき、まさかとは思いました。
男子の「あのスタイルでスク水ってのは反則っしょ!!」が爆笑!結構オヤジ奈男子がいるんですね。他にも前ならえとかたて笛とか、想像すると笑えます。
みんなのお風呂、全然色気がないのが逆にリアルです。微笑ましいだけです。
しかし強引ですね、羽実ちゃん・・・告白みたいに恥ずかしがる表情、結構可愛い。
お兄さんの優しい、妙に色気のある手つきで・・・確信しました。
この二段構えの作戦はお見事!
よくもここまで壊れましたね。
自分の美貌が分かっているのが笑えました・・・
で、「メイクがいつも通り超イケていてヘソを出していた」が爆笑!
確かに小学生と引率のお姉さん・・・あまりにも差がありすぎて、恋愛対象としては感じられなかったのでしょうか。
このテンポは妙に笑えます。
しかしやはりとはいえ、あっさりと・・・この落ちは本当に笑えました。

「ぷくぷく天然かいらんばん」ドラマCDも面白かったです。
もうラブラブカップルですね・・・僕もこうしたかった・・・
シェパードなら何とか、小学生なら乗せられるかも。
しかしずいぶんひどいねんざですね。
ぷくぷくの愛敬はすごい。本当にかしこい子です。
このお見舞い大作戦も面白いです!本当にいい子ですね。でもぽんた、やりすぎというか・・・
いっしょに留守番とは、やりますねおばさん。いいムードです。
愛情がいっぱいでとてもいい気分です。逆に寂しくもあるのですが・・・

「Dr.リンにきいてみて!」ふむ、こういう展開ですか。もう一周一人一人を引き立てるつもりでしょうか・・・となると、普通マンガによくあるアニメ終了で打ち切りとはせず、原作は原作で好きなだけ描ききらせるつもりのようですね。
作者にとっては幸せなことです・・・すごい扱いですし人気です、考えてみると。
万里と明鈴はどう見ても姉弟ですね。仲がいいといいほど。
力を吸い取られるイメージはかなり迫力あります。
この不気味な気配、考えてみると皆餃子だと分かっているのになぜ影だけ・・・まさか更に裏が、と想像させるのが奥深いですね。
この兄がこんなに優しいとは・・・本当に似合わないです。この口からマドレーヌだなんて。
死が周辺に満ちるイメージ、そしてそれを感じる万里の力・・・ここはぞくぞくさせますね。
そして兄の変貌・・・不思議とこの雰囲気に違和感がないです。
この残酷な言葉、不覚にも真相は分かりませんでした。無意識の闇を引き出されたとばかり思っていました。
怒った万里くんの迫力はさすがに凄いです。
しかし式神だったとは・・・ほのぼのとした落ちもいいです。

「ブリリアントな魔法」これで引き返せない状況に・・・なんだか喉に痰が絡んだような感じです。
頭の中が真っ白、という美月の心だけでなく、響くんも必死でいるというのがとてもいいです。
今まで響くんも必死で背伸びをして、失いたくない宝物に果敢にアタックし続けていたんだなと思うと胸が痛いようです。
とうとう言ってしまった言葉・・・これも真実であることは疑いはありません。
優しい笑顔はすごく素敵で、喜びをありのままに表現する響くんも素敵です。
このファンの怒りは・・・組織になっていないから抑えがきかないのでしょうか。僕がむしろ怖いのはスキャンダルなのですが・・・
響くんが輝きを増したのがなんだか嬉しいです。
それをふと見てしまう淳希の目・・・抑え切れるのでしょうか、思いを。詰まっていた息がため息になります。
こうして確認したのは・・・あいまいなままにはしておけなかったから、でしょうね。なんとなくその気持ちは分かりますが、こう強引な確認ができたのは今までの態度があったからでしょう。
対応はよかったのですが・・・
このファンの策略は考えたものです。
ここまでするとは・・・これが響にばれたらどうなるか・・・いや、もう後先考えてないですね。攻撃性がむき出しになって、獣に戻ってしまっています。
何かあったらぶっ殺す、と叫ぶ気持ちはよく分かります。
でも美月ちゃんを助けるのは響くんでなければならないのに・・・でも響くんに連絡するのは不可能ですからね・・・
とにかく無事でいて欲しいです。

「空色☆すくらんぶる」今回には考えさせられました!この作品、教育関係者及び子供の親全員必読です。
この感想にはキリスト教用語を多く使ったため、その用語とキリスト教そのものの、基本的にはプロテスタントからの解説をつけました。
帆志の苦悩がどんな形になるか、それもドキドキしました。
空ちゃんはとことん相変わらずですね。
マナーを覚えるのさえ面白くなってくるとは・・・なんだか胸に、熱いものが湧き出すようです。
好きだよ、というしかないでしょうね・・・できることは。
この母親としての理事長は・・・あくまで帆志を支配しようとしているようですね。だからこそ、なにものにも縛られず、帆志を含む周囲の人間もなにものからも解放しようとする空ちゃんに対して一種の憎悪を抱いてしまうのでしょうか?
バレーもできない、何もかも先生に聞いてから・・・多分理事長らの狙い通りにみんなの心が動き始めているようです。
何をするにも上の顔色をうかがい、許可を得ようとするかその前にやめようとする・・・心に拘束衣を着せる。しかも最終的には、自発的に心からその拘束衣に従うようになればいい。そう書くと体がしびれるほどの怒りを覚えます。
空ちゃんが最下位なのは仕方ないですが・・・減点をひたすら恐れるだけの学校生活は空ちゃんの言葉を借りれば楽しくないでしょう。
マナーとは何か・・・これを問い、問い返して答える問答がとても深く納得できます。
「思いやりこそマナー」という、この帝先生の教えはある意味新約のような素晴らしさだと思います。律法そのものより信仰と隣人愛という心を強調し、その心さえあれば律法は全うされると説いたイエスの教えのように・・・キリスト教よりも普遍的に、世界のあらゆる文化について言えることでしょう。儒教でも礼は仁があってこそです。
これを受け入れた空ちゃんが、今後マナーについても急速に成長していくことはほぼ確信できます。
そして帆志の決意・・・彼に何ができるかは疑問ですが・・・気持ちだけでしかないですね。
これでうまくいく、と思ったところでこうなるとは思いませんでした。
空ちゃんの言葉も納得できます。僕は少なくとも、道端に倒れている人間を見捨てるような人間には絶対なりたくありませんし、自分の子供にもそうなってほしくはないです。もし教職にあれば自分の生徒にも。
密告・・・このシステムの一番恐ろしい面が出そうですね。下手をするとこの学校は互いに監視、密告しあって生徒同士も生徒と教師も一切信頼がない、マナーという法だけの・・・最悪の社会になってしまうでしょう。
猫を助けるシーンは本当に感動的でした。でも・・・
理由を聞かずに、というのは・・・やはりゼロトレランス原則なのでしょうか?
でも僕は、空ちゃんの言葉の正しさも理解しますが理事長側も間違ってはいないと思っています・・・分からせようとしていない、分かるまで説明する努力を怠り、生徒の理解力を信じず権力で押さえ込もうとしているだけで。それだけで十分教育者としては失格だと思うのですが・・・
そして空ちゃんを応援したみんなを減点したのは、安全教育ではなく一種のみせしめ感情はないでしょうか?空ちゃんに対する敵意、憎悪が強いためにそれを応援したものも同罪と考えていないでしょうか?それをやったら教育者ではないですよ。理事長にはそれをとことん自問してほしいです。
これについて、胸の不快感を抑えて何時間も考え抜きました・・・そして結論、僕がここにいたらこう言います。

「空ちゃん。
確かに君の行為は「思いやり」を満たしている・・・それはそれで正しい。
でも、君は木登りには自信があったと思うけど、それでも万が一ということがある。ミスのない人間はいないし、突然の突風が目に砂を飛び込ませたり、手を蜂に刺されたりして怪我をしたり死んだり・・・もっと最悪の場合、他の生徒や君を助けようとした帆志くんが死んだり失明や全身不随などの大怪我をしたかもしれないんだ。
そうなったときのことを考えたか?
そして、それは君や巻き込まれた人、そしてその家族だけの問題じゃない。そうなったときには間違いなく理事長も職を追われ、生涯重い十字架を背負わなければならないんだ。学校とはそういうものでもあるんだ・・・生徒一人一人の、学校の時間だけじゃなく放課後であってもその安全に重い責任を負っている。その事を考えた?

もし考えていないなら考えが足りない、減点は当然だし、考えていたなら減点は覚悟の上のはずだろう。みんなもそれは同じ。
大人を呼んだら間に合わないかもしれないし、その大人が落ちて怪我をするかもしれない。でも、それはどちらも学校側にとって致命的な責任問題にはならないんだ。

だからといって、君が困っているものを助けようというのは悪いことじゃない。それこそよきサマリア人の行いだし、マナーの本当の心、思いやりだ。人間としては思いやり深い人になって欲しいし、そうであることは素晴らしいよ。
でも善悪とルールは、ここでは別だよ。例えば・・・この騒ぎを密告した子は、マナーとこの学校の今のルールとしては正しいが、人間としては最低のことをしている。でもこのルールではそれは減点できない。
ルールが間違っているかもしれない。でも、この学校にいる以上はルールは守られなければならないし、ルールに背いた者は減点されなければならない。
それは善悪と別だから、あまり気にしないでいい。
そして学校のためにも友達や帆志くんのためにも、そして親御さんに対する孝行として自分の安全は最優先すべきだけど、もしコルベ神父のように「思いやり」からそれを捨てなければならない状況になって、自己犠牲の覚悟が自然にできるなら・・・強制は決してしないけど、それほど素晴らしいこともない。でも、軽々しく命を粗末にしてもいけないし、まして危険を楽しむようなことは言語道断だからね。

そして理事長・・・確かにゼロトレランスが現在のアメリカでは主流になりつつあります。でも理由をはっきり説明することなく、否理由というものを頭から拒否するのはパリサイ主義に陥っていますよ。
パリサイ主義は断じて正しい教育ではないです。
旧約のように法をきちんとしつけ、それに従うよう罰で矯正するのもいいでしょう。しつけも教育ですから。
でも新約の心も大切にしなければ、祭司やパリサイ人のように律法を優先して怪我人を見捨てて立ち去る、最低の人間を育てることになりますよ。それどころか互いに密告し、信じあう心がなくなって先生の顔色ばかりうかがい、思いやりも自分の意志もない最悪の人間を育てることになります。
ルールをゼロトレランスの原則で守るのはそれはそれでいい。でも、もっと大きな善悪も理解しなければ。
寒いからと思いやって布団をかけた家来を越権だと罰する韓非子が、パリサイ主義が正しいというならそれをきっちり証明してくださいよ。僕はそれは良い教育だとは思いませんし。
まして空ちゃんは生徒なのに、それを敵だと考えて、それを応援した生徒も減点するようでははじめから教育者の資格はないですよ」

そう、しかも・・・マナーテストを受けなくていい、という一種の脅迫を使うのは卑怯でさえあります。
あくまで家優先ですか・・・帆志の啖呵はかっこいいですが、ではどうするというのでしょう。
現実性に乏しい行動しかできないのが所詮子供なのですが・・・だからこそ、子供なりの真剣な思いが感じられてとても感動します。
本当に今回はとことんまで考えさせられました。とんでもない作品ですね。

「こっちむいて!みい子」こういうこともありますよね・・・小学校に入っても本当は結構大小便の不始末をしてパンツを捨て、ズボンだけで一日過ごしたことが、もしかすると男女問わずあるのでは?
それを考えると単純なドジによるこれは微笑ましいです。
男子もプールのある日はパンツ代わりに海水パンツを来て学校に来ていました。ズボンが濡れても気にしないで、ですが、女子には恥ずかしいですよね・・・
というか、スカートならノーパンより濡れていても水着を下に着たほうが絶対いいです。
家に着いても鍵がなくて、というのは・・・ちょっと笑うに笑えない状況です。
ずっとお尻を押さえているのが少し笑えましたね。
めくれてしまったのは・・・思考停止でした。
竜平くん、よく平常心を取り戻せましたね・・・さすが。
大人になれば面白い思い出になりそうですが、この思い出が本格的に思春期に入ったときどう働くか・・・心配なような楽しみなような。

「聖ポリス☆SEIKA」あっけないような楽しかったような。
このふたりのケンカは見ていて面白かったです。男女のケンカの楽しさも一品ですね。
そういうサービスがあるとは・・・遊んでいますね。
アフリカ最高峰、という時点ですぐキリマンジャロはわかります。
ガーゴイルも、僕は分かりました。
才女がって・・・人の事は言えないでしょう。
ジャイアントパンダの学名には凍りつきました。見事に僕も知りません。
昔の話になっていいムードになるの、なんだか笑えますね・・・結局パンダの学名を考えながらですもの。
退屈、ですか・・・でも何らかの形でその日常が奪われたら、その日常を取り戻すために命を賭けるはずですよ、天空たち二人も。
この告白、それほどムードはなかったのが残念。
で、キスと思ったらこれですか。当たり前のような顔をしてアイルロポダメラノレウカと答えてくれるのが・・・笑えました。つくづくいいキャラ。
結局・・・ここでは逮捕せず、ですか。スバルはもしかしたらお見通し化も。
逮捕宣言をした彼女、すごく可愛くて素敵です!
ただ、そのためにこれからも・・・無辜がずいぶんと・・・死人は出していないようですが、色々被害を被るのですが、いいのでしょうか。「オレはあいつに捕まってるのかもしれねェな」がすごくかっこいいです。
次回作はどう楽しませてくれるのでしょう!

「原宿バンビーナ」面白いフィナーレでした。
そりゃ未成年が道路の使用許可は・・・無理でしょうね。
絶望に慣れている一馬と、希望しかないバンビ・・・対照的ですね。
鉄男くんが戻ってきてくれたのは嬉しいです。本来ならもう数回、このこじれは続いたのかもしれませんが・・・よかったです。
この街にかかった魔法はかなり強烈でした。
花びらに香水をかける演出はなかなか思いつきませんよ。
さらにA WINGの応援なんて、うまく決めてくれますね。
このラブラブカップルは・・・もうどうしようもないですね。これ以上本気にならないうちにと身を引く一馬くんの気持ち、わかります。
次はどんなテーマでやってくれるのでしょうか。楽しみです!

「PiPiPiアドベンチャー」ははは・・・
ものすごく「なに口でやってんねん」が笑えました。
疲れてしまって、気持ちが不安定になって・・・怒りという形で集中するのも、本当は結構恋愛感情に変わりやすいのですが。
みんなの思いやりで励まされて、それでこそココちゃんです。
この実験はスリルありました。
正直・・・いいやつかも、結構。
後悔しているキャラが笑えます。

来月号の「エンジェルハント」は・・・一体どうなるのか、しばらくのんびりいくのか一気に行くのか、楽しみです。

読み切りも好きな作家なので楽しみですね。

 

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