第一巻

記念すべき第一巻。アラレの誕生、初登校、ガッちゃんの参加とめまぐるしく状況ができていきますが、多くの発明が紹介される、ある意味Dr.スランプらしいコミックスでもあります。

第1話;アラレ誕生!の巻

第2話;オ〜ッス!の巻

第3話;・・・がない!の巻

第4話;怪獣博士の巻

第5話;どれにしようかナ?の巻

第6話;熊さん友達!の巻

第7話;アラレはアカネ!?の巻

第8話;デカチビ銃!の巻

第9話;1980あしたにむかって!の巻

第10話;タイムスリッパーの巻

第11話;なんのタマゴ?の巻

第12話;男の子!?女の子!?の巻

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アラレ誕生!の巻


扉の図案

鉛筆を差した帽子を斜にかぶり、煙草をくわえている千兵衛のシリアスなタッチのアップ。帽子のひさし、顔の両側、シャツの襟元に小さな、ぜんまいを背中につけたアラレがいて、千兵衛をいじって遊んでいる。千兵衛は口を横に大きく引き伸ばされ、やや苦しいような、困惑しているような表情。ネクタイも大きく歪んでいる。


あらすじ

則巻千兵衛博士がついに完成させた、完全無欠のアンドロイド、それは可愛い少女の姿。

完成する前から退屈がり、完成したらしたで飛びたがったりミサイルを欲しがったり、しかも近眼!何だか設計と違う気がして、一抹の不安を抱える博士。

そして、考えていなかった事・・・服の問題に気付き、特に下着売り場で悲惨な目にあいつつ人間の格好をさせ、人間らしさを試すためにいきつけの喫茶店に。そこでは心臓の悪くなる質問ばかりされるが、正体はばれずに外へ、そこで突っ込んでくるパトカー!でも吹っ飛んで壊れたのは、パトカーのほうだった。


解説

言わずと知れた、名作ギャグの始まり!全面二色の派手な始まりからして期待一杯の新連載。

始めに、このポスト!「Doctor.則巻千兵衛」とだけ書かれた、それがだんだん家族が増えていく、それがとても楽しく、心温まる。ただ、なぜDoctorなのか?Ph.Dとか、工学博士とかのほうが・・・まあそんなことはどうでもよい。

初めから、まだ作業台に乗っている状態からアラレはあくびをしたり退屈がったり、僕にとってはそれが当り前だったが、当時の読者にとっては信じられない光景だったに違いない。アトム誕生の瞬間とはえらい違いだ。

アラレが以後も気にすることになる、「オッパイペッタンコ」もなんだかなあ、と思わせたであろう。

アラレの服装も、ファッションとして一世を風靡した。オーバーオールに眼鏡、と言う組み合わせが新鮮だった。

また、鼻の穴論議で「マンガなんだぞマンガ!」と怒鳴る、マンガだと自覚していると言うギャグも強烈。


感想

リアルタイムで見ていない・・・アニメにはまって何年もしてから、やっとコミックスを手に入れたものだ。これが載っている週刊少年ジャンプ、今どれだけの値打ちがあるのだろうか。

僕にとっては比較対象のない、絶対的な存在だから感想はとても難しいが・・・今頭の中にあるのを読み返してみると、服の問題は・・・まず子供ぐらいの大きさの、クマでいいからぬいぐるみを買っておき、その時に女の子の服を買っておいて着せて帰り、帰ってからアラレに・・・下着は無しでいいからそれを着せてデパートに連れて行き、いっしょに下着を買えばいいと思うのだが・・・いきなりあんな変態、びっくりする。

それに、服にしても名前にしても、何も考えていないのか・・・と呆れる。そして、何の意味も無く、ただなんとなく作った(新アニメではメイド、と言う目的があったが)ことが、「人の欲にあらず、肉の欲にあらず」産まれたのだからアラレは無原罪だ、と高校時代には思っていたものだ。


登場人物

レギュラー;アラレ、千兵衛、(この時点では名前は発表されていない)木緑葵、ガラ、パゴス、暗悪賢太

無名;デパートの店員など、桃太郎

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オ〜ッス!の巻


扉の図案

プロポを手にし、たのしげに集中して舌を出しているアラレが操作しているラジコンは、頭にタケコプターのようなプロペラをつけ、煙草をくわえた千兵衛と、そして卵のように丸い体に蝶ネクタイ、背中にぜんまいをつけたあかね、タロウ、ピースケ。

なにげに、アラレの靴下はルーズソックス!何年先を行っていたのか、このマンガは・・・。


あらすじ

今日からアラレが学校に。今まで入院していた妹、とごまかしたが、校長に千兵衛の両親は彼が小さい頃死去していることを指摘され、子供だと言い逃れる・・・が、アラレの担任、超美人の山吹先生に一目ぼれして妹と紹介。

授業が始まり、アラレは先生にも分らない問題を暗算で解くわ、カエルの解剖のはずが盲腸の手術に成功するわ、ソフトボールの遠投試験で投げたボールが遠くの島にまで届くわ・・・

アラレはそのまま、隣の席のあかねにひっついて離れない。友達、と言う言葉にオレ達悪なんだから、とすごむあかねの仲間のタロウたちに、電柱を叩き折ると言うパフォーマンスでお友達に。その帰り、中学生にも関わらずスクーターに乗っている彼らを見咎めた警官を・・・帰りの遅いアラレを心配する千兵衛に警察から電話。アラレは無事だが、警官は・・・。


解説

冒頭から、手榴弾を千兵衛の口に入れて起こす、という過激な始まり方。前半の主要登場人物がほとんど一気に登場する。千兵衛の特技、一瞬二枚目も初披露。

帰りに千兵衛が見た映画が、昔の版では「ウルトラマン対ウルトラセブン」だったが、今は版権の都合か、「ネコトラマン対」となっていた。他にもウルトラマン、ガンダムなどの版権、ステロタイプ化された黒人など昔の版と違う表現が多い。その点、Dr.スランプと言う作品の初版級はかけがえのない価値がある。

アラレが警官を暴行する事には・・・特に深い意味はないと思われる。

千兵衛の電話は後にお馴染みになるのとは違うが、かなりレトロな品であることは共通。車などもレトロ趣味がでている。


感想

一人一人の人物がとても生き生きしていて、楽しい。特に千兵衛の山吹先生に対する態度は笑えた。現実にはありえない、口の中で手榴弾を爆発させたり映画の人物に物(子供)をぶつけてのけぞらせたり、も違和感がない。

アラレの強さを見せつけられて、「お友だち」と手を差し出すタロウの気の弱さも見ていておかしい。

映画館のチケット係がキン肉マンなのも、今となってはとても懐かしい。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、千兵衛、山吹みどり、校長(以下現時点で名前は出ていない)、木緑葵、あかね、空豆タロウ、ピースケ、ガラ、パゴス、ギャオス署長

無名;ウシの農夫、河童、生徒;「ネジ式」のキツネの面をかぶった子、フランケンシュタイン、ドラキュラ、桃太郎、セーラー服にストレートヘアの普通の娘、ショートヘアの娘、十円ハゲに眼鏡の子、体育教師(確か元ボクシング世界チャンピオンの具志堅選手がモデルだと思うが)、人食い人種、映画館の客、キン肉マン(映画館のチケット係)

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・・・がない!の巻


扉の図案

周囲をトーンで覆い、まるで映画のポスターか何かのよう。恐ろしくシリアスな、写真のような千兵衛の横顔。千兵衛は苦悶を押し殺したような表情で、汗を浮かべている。そのセンベエの上下に「アラレちゃんに欠かんが・・・。博士は大ショック・・・・・・!!」「アラレちゃんになかったのは オ〇〇・・・・・・?」の文字。

そして、極端に機械化された、昔のマンガのようなロボットの頭に、透明なドームに入れられたアラレの頭部がついている。そのアラレが「はかせ あたしって 完璧な人間型ロボットじゃなかったんですね・・・」と千兵衛のほうを向いている。


あらすじ

アラレが帰ってきてそうそう、「あたしツンツルリンだって」の一言。何のことか千兵衛が問いただすと、体育の授業の着替えで、皆が驚いてアラレに、何か人間には普通にある体表器官がないと言うことを指摘した。それ(お??????)が何なのか、あっさり言おうとしたアラレを少年誌の制限から必死で押しとどめた千兵衛は、資料がなかったが故にそれを作れなかったことを告白する。

そして、それをアラレにつけるための資料として、と言うのは口実・・・己の劣情を満たすため、千兵衛は「非生命体透過メガネ」を発明する。それを手に、資料と言う名のノゾキの標的を探したが、せっかく見つけた美女はその膝に座る猫の妨害でうまく行かず。

そして憧れの山吹先生が通りかかり、千兵衛は勇んで飛び出すが、非生命体透過メガネは服だけでなくスクーターをも透明にしてしまい、気付かぬ千兵衛は正面から激突する。そして、アラレになかったものは、「おへそ」であった。全ては千兵衛の早とちり。


解説

当時、ヘアヌードは解禁されていなかった。当時も局部露出写真のある非合法出版物はどこかで入手できたはずだが、それがないのはペンギン村が田舎だからか・・・。「はじめてみるんだって」という言葉から、千兵衛に全く女性経験がないことが分る。

それと、アラレに外性器がない、事実上性が設定されていないこともわかる。作者が後にコメントしているが、アラレは女の子というより中性的な存在として描かれているのだ。

千兵衛のスケベ博士としての行動の始まり。少年たちには支持を集めたが逆に、それが俗悪だと言う母親層の非難も始まったと思われる。

非生命体透過メガネ、と言うアイデアは男の欲望を見事に形にしている。現代技術でもまだ不可能のようだが、最近水着などの薄着ならある程度透過できる赤外線を用いた盗撮の技術が発達、問題になっている。そして原理的には、水や脂肪のような、人体の細胞に含まれていて衣服の繊維には含まれていない分子から出る、固有の波長帯の光を選択、増幅すれば可能ではないかとも思うが、実用化しようとは思わない。ちなみに、明らかに「公序良俗を害する発明」であるため(特許法32条)特許は取れない。


感想

医学書を参照すればいいのでは?これを言ってはおしまいだが。「お??????」が、千兵衛は何だと思って止めたのかを知ったのははるか後年の事であった。

いざとなるとびびるし、おどおどと・・・女性に変態丸出しで話しかける(「なんにもわるいことしませんからとなりすわってもいいですか」と断って座る)千兵衛の態度がなんだか笑える。別に断る必要はないのに、悪いことをすると言っているようなものでは?見てしまった時の「はいネコがジャマです!」がおかしい。

アラレの、「つけてもらったらみんなに見せてあげよっと!」と言う無邪気な笑顔がとてもいい。それに「間違ってもそんな事するなよ」と言う千兵衛・・・まあ、勘違いからだがおかしい。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、則巻千兵衛、空豆タロウ、空豆ピースケ、山吹先生、スーパーマン

ゲスト;ベンチでバスを待つ美女

登場メカ;非生命体透過メガネ(生命体のみを映像にするメガネ、衣服を透過するため裸体を見ることができる)、翼のついたスクーター

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怪獣博士の巻


扉の図案

科学特捜隊の制服を着たアラレが、バズーカ様のビーム兵器を構えている。

その横に、図鑑のようにゴジラ、ガメラのデフォルメされた絵と簡単な説明。その下に、原始人のような格好をした千兵衛が、怪獣と同列に描かれ、説明「身長175センチ体重80キロ口からヨダレをたらす」と書かれている。何か文句を言いたそうに、大きく口を開けている。


あらすじ

則巻家を狙う一人の男。彼は書店で「みんなの怪獣大百科 保存版 ショック!!ゴジラに愛人がいた!」を見つけたが、その\1400は彼にとって手の出るものではなかった。包丁を構え、侵入しようとした矢先に煙草を買いに出ようとしたアラレに声をかけられ、とっさに誘拐を考える。

その誘いでアラレがねだったものがガメラであったことにも驚いたが、ゼニガメを買ってやった怪獣博士。彼はアラレをギャングごっこと称して縛り上げ、公衆電話から脅迫電話をかけようとしたが、調べている間にアラレは縛っている布などトイレットペーパーのように引き千切り、戻った。

そしてまたアラレは怪獣博士のところに戻ったが、その時千兵衛はアラレが、エネルギー切れになる危険に気付き、心当たりを探した挙げ句警察犬ロボットを発明。探し出したとき、アラレは案の定エネルギー切れで医者が死亡宣告を出し・・・とっさの機転で千兵衛がエネルギーを補給し、無事に帰宅。

その後、怪獣博士の元に、アラレから手紙と共にゴジラの赤ちゃん・・・トカゲが届いた。


解説

人情話の系譜がここから始まる。アラレの底のない優しさ、人を無限に信じる心、純粋さ・・・完全な美しさに打たれる者は多い。

そしてこの話で、千兵衛にとって、アラレがロボットであることが絶対に守りたい秘密だとわかる。また、アラレがエネルギーを頻繁に補給しないと動けなくなることも判明。そのエネルギーの名前が「ロボビタンA」で、哺乳ビンに入った液体とも判明。


感想

このアラレの優しさ、心の美しさ・・・昔から心底、そのようになりたかったし、必死で、意識さえできないほど真似をしていた。人間が真似る事自体間違いだったが。

それと、犯罪を犯しつつアラレが動かなくなった時、必死で(捕まるのを覚悟で?)医者を呼んで、死亡宣告に焦った(これは誘拐に殺人もつくからか、それともアラレを心配してかはっきりしないが・・・罪を心配するだけなら医者は呼ばないと思う)怪獣博士もいいキャラだった。最後の、涙ながらの渋い笑顔も印象的。

あまりにも軽く死亡宣告をする医者には・・・どうかな、と思える。

おかしいのが、本屋の隅にポスターの形で「Dr.スランプ単行本1〜13巻好評発売中!・・・なわけないだろ!」と書かれていることだ。現実には十八巻まで、それもコミック史に残る大ヒットを記録したのだが、当時の作者はそんな事を全く期待していなかったことが分る。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、千兵衛、木緑あかね、葵、

ゲスト;怪獣博士

名前がない;本屋のおじさん、客、医者、看護婦

登場メカ;アラレの顔(頭部)のスペア(マリリン・モンローがモデルと思われる)、ロボビタンA(アラレのエネルギー。哺乳ビンに入った液体)、警察犬ロボット(四輪のついた、取っ手とアンテナもあるコードレス掃除機のような胴体にマンガチックなデザインの犬の頭部。ロボットのパンツの匂いから正確に行き先を割り出す力がある。ただ、リアルすぎて電柱におしっこをし、ネコと吠えあう。)

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どれにしようカナ?の巻


扉の図案

アニメのエンディングにも使われた、有名な図柄。月を背景に、魔女の格好をしたアラレが掃除機(本体に座り、後ろに向けた吸い込みノズルからジェット噴射)に乗り、千兵衛も同じく魔女の格好でほうきに乗って、キセルをくわえている。


あらすじ

放課後、アラレに部活の勧誘。まず陸上部の女キャプテンが誘っているのをタロウが割り込み、次から次へと色々な部活が。アラレはそのテストで、それぞれルールを吹き飛ばす力を見せつける。

結局、どれも面白くないとあかねといっしょのところに・・・スケバングループだった。


解説

冒頭の簡単な登場人物紹介、そして学校の終業の一幕がとても面白い。無数の部も笑える。

また、相撲部で堂々とまわしを支えて走ったり、水泳部で水着を忘れたりなど、アラレに羞恥心と言う感情はプログラムされていないことが明らかになる。


感想

結局、人間を前提としたルールでできたスポーツの世界に、アラレと言う存在はなじめない・・・当り前だが。スポーツで”みんな”と対等にプレイできないアラレが怪獣に憧れ、何か強そうな者をみると大喜びで対抗するのは、もしかしたら表現できない寂しさがあるのではないか、と切なくなる。もちろん、アラレにそんなマイナスの感情はプログラムされていないようだが。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、千兵衛(無理矢理一コマだけ出演)、木緑あかね、空豆タロウ、ピースケ、山吹先生、校長、作者(鳥を図案化している。くちばしがペン)

無名;チャイム(指揮者の犬、豚、カラス、サル、ニワトリで、みんな背中にぜんまい。サルが「きぃ〜」、豚が「ん」、ニワトリが「こぉ〜」、カラスが「かぁ〜」を担当する。最後に、「ん!プ〜ッ」と豚がおならをして、教室の皆がこける)、キツネ面、ドラキュラ、女の子二人組(きまぐれオレンジ☆ロードのまどかとひかるに似ている気がするが、前後関係が合わないような・・・)、陸上部女子キャプテン、その他膨大な部活。作者の初期短編からのゲスト(「ワンダー・アイランド」ピーマン、「本日のハイライ島」カン太、「ギャル刑事トマト」赤井トマト)に剣道部のステロタイプ化された侍、恐らく他作品のキャラと思われるサッカー部、故ジャイアント馬場氏をモデルにしたレスリング部、実在選手をモデルにしたと思われるテニス部と体操部、実際に力士のような相撲部、フランケンシュタインのバスケ部、河童の水泳部、経理部のカネゴン、鳥嶋氏(ジャンプ編集部)、他様々な動物、ハートマークのラブ、虻、蕪、昆布、バブ(赤ん坊)、チューブ、ハブ、薮医者まで。説明をしたツルベー、野球部のメンバーに太ったキャッチャー、アフロの男、軽い印象の髪のやや長い男、セリーグ各球団(巨人、トラ、ツバメ、竜、鯉、クジラ(当時大洋ホエールズ)、長島監督。バレー部キャプテン、ラグビー部の男たち、ボクシング部でサンドバックを押さえようとしたパーマ男、華道部の老婆と女生徒、スケバングループの二人の女子、陸上のテストでジャンプした時アラレが雲を突き破って、それで驚いたカミナリ。

登場メカ;特になし。あえて言うなら、アラレが飛び上がった時に翼を貫かれた、三重の翼を持つプロペラ機。

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熊さん友達!の巻


扉の図案

扉の下部がそのまま始めのコマ(いつものつなぎジーンズの上からちゃんちゃんこのアラレが、キーンと走っている)。扉になる上のほうは、小さくなってハエの格好をし、コーヒーカップの上を飛んでいる千兵衛に、喫茶店のウエイトレス風の服装で、くまのアップリケをつけたベレー帽をかぶったアラレが、殺虫剤(昔風、僕は見たことはない。竹筒を用いた水鉄砲の下に、アルコールランプの燃料入れをつけたようなもの。風を液から出ている管の口に吹き付け、気圧の差で液を吸い上げて、そのまま風で霧状にして吹き出すのであろうか)を向けている。


あらすじ

アラレが学校帰りに、葵に教えられたのがある屋敷に飼われている熊。ずっと小さいオリの中、アラレには悪いことをしたわけでもない熊が、閉じ込められているのが納得行かない。

その夜、不器用なぬいぐるみを身がわりに、オリを簡単に破壊したアラレが熊を連れ出した。驚く千兵衛は熊に同情、野性に戻すためにトレーニングをし、雪山に戻す。

だが、別れを告げた直後、銃声が。駆け寄ったアラレはハンターをアフリカまで投げ飛ばし、千兵衛はアラレの体の一部を使って熊をサイボーグ化する。ちょっと力が強くなってしまったが・・・。


解説

人情ものの系譜で、傑作の一つ。アラレと千兵衛の優しさが存分に出ている。

そして、アラレが始めて「怒り」と言う感情を見せた回でもある。アラレが怒りのような、負の感情を持つことはほとんどないのだが、何か好きなものを傷付けられた時や、楽しみを奪われた時は怒りを爆発させる。そして、熊にすごまれた時、何の恐怖もなく鼻を叩く行為や体の部品を何の惜しげもなく与える事から、アラレには恐怖がないことがわかる。

また、アラレがぬいぐるみを作っているのを見た千兵衛の反応から、アラレが人間の女の子らしいことは何もしないし、できないことがわかる。


感想

普通の人間なら、確かに可哀相だけれども・・・法的なことなどを考えると、どうすることもできない。葵のように、好奇心に近い態度で見ることしかできない。だが、アラレには法も所有権も、オリの鉄棒も何もない。心底うらやましい魂の純粋さ、美しさだ。これは何とか真似したいのだが。

熊に慌てふためき、死人のふりをしたり、トレーニングをしようとして何もできない千兵衛もユーモラスだ。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、千兵衛、木緑葵

ゲスト;クマ

無名;ハンター(おぼっちゃま、部下)、クマの飼い主

登場メカ;アラレが作ったクマのぬいぐるみ、サイボーグ化されたクマ。

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アラレはアカネ?の巻


扉の図案

アメコミ風のジャングルの中。上から、荒縄でつるされた看板の形でタイトル。テントウムシの着ぐるみを着たアラレが「ほよよよよ〜〜〜っ!」、下でカメレオンの着ぐるみを着た千兵衛がスケベな目で長い舌を出し、蜂の、ハイレグで胸を強調したレオタード風の着ぐるみを着たみどりをからめとっている。みどり「HIEEEEEE!!」。千兵衛の左側に(鳥タイプ)作者が原稿用紙を置いた机に向かい、ペンを持って葉書をくわえている。ローマ字で「OTAYORI TAKUSAN HONTO NI ARIGATO^.ENERUGI^ NI SITE GANBATTEORIMASU!!」。下にキツネの着ぐるみで、大きなりんごを抱えたあかねが「 ARYA NAMEREON DANA・・・・」。


あらすじ

真剣な顔で読書中の博士、そこを忍者服のアラレ、あかねが邪魔をし、怒られるが、センベエの読書もスケベ本。

そして、退屈に耐えかねたアラレとあかねが、入れ替わり遊びを思いつく。

アラレになったあかねは、おやつに機械オイル、そしてトイレに行こうとすると「そんなのできるわけないだろ」といわれてパニック。

あかねになったアラレはあかねの家に向かう途中大番長様に会うが、ゴリラそっくりな番長にゴリラと言ってしまって、「カオかしな!」と言われたら頭部を外して「なくさないでね」、そしてあいさつ程度に小突かれて、それをそのまま返してしまい、番長は空の彼方に吹き飛ばされて・・・

翌日、アラレたちが登校したら、番長が「カバンお持ちしましょか?」。


解説

アラレの生態の異常さをさりげなく浮き彫りにしている。特にパーマをかける時の、バケツに手榴弾を入れて頭からかぶってドカン、というのは現実に真似をしたら・・・。

アラレたちの遊びで地獄を見る、千兵衛の今後の日常が初めて出てくる話でもある。ついでに、アラレのウンチつつきもこの話で初登場。


感想

髪を変える時の、あかねが髪を解いて染める液か何かを塗り、ドライヤーと櫛でパーマを落す、それとコマ上同時進行でバケツに手榴弾を入れ、かぶって「ガン、ぷー」でパーマをかけてしまうアラレは・・・。

それに、自分のしたことを全く知らない、意識もしていない、反省がないアラレがうらやましい。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、千兵衛、木緑あかね、空豆タロウ、ピースケ

ゲスト;大番長様、その子分

無名;たいくつ(靴を履いた鯛)、進行役の擬人化されたカバ、魚、ニワトリ

メカ;スイカでっぽう(たるのようなものの後ろに、息を吹き込む部分がある。スイカを吹き矢のように吹き出す)

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デカチビ銃!の巻


扉の図案

機械風(鎌部分は刃物、足先は吸盤)のカマキリに、インデアンの扮装をしたアラレと保安官の扮装の千兵衛が手綱をつけて乗り「んちゃ!」。


あらすじ

千兵衛の大発明、デカチビ銃。物体を百倍に拡大し、百分の一に縮小する画期的な発明である。

それを使って買い物を楽にしようとする千兵衛だが、ドライヤーと間違えてしまった。帰ってみたら家は小さくなり、アリ、トビウオ、カマドウマ、スズメ、オケラ、イモリが拡大されて・・・怒鳴ったら巨大化したアラレが、山を砂場の山のように穴を開けて遊んでいた。叱り付けた千兵衛が、「ほかにはなんにもしてないだろなっ!」「うんっ!」と答えるアラレだが、月が巨大に・・・。


解説

質量保存則もエネルギー保存則も無視した、素晴らしい発明。もっとすごい物理法則無視が、口から入った小さくなったアラレが、目から目玉をピンポン玉のように外して飛び出し、そこにミカンを入れてしまう・・・。

アラレに家事能力が全くない「だいたいおまえがすこしの家事ぐらいできるとおもったのにネギかってこいといったらヤギをつれてくるせんたくしろといえばタンスごとあらうパンをやけといえば火炎放射器でやくそうじをしろと・・・」こともここで判明。


感想

拡大されたハエが本棚にぶつかって、本棚が揺れた事からみて、明らかに質量も・・・百の三乗で百万倍になっているはず。月がそうなったら、地球は一たまりもない。重力波の影響については計算するのが面倒だが、多分吸い込まれるように月と地球が衝突する。パジャマの上にちゃんちゃんこを着た、最後のアラレと千兵衛のおそろいルックがとてもいい。

デカチビ銃の使い方の、せこい例がまた笑える。荷物を手のひらに乗るサイズに、車もミニカーみたいにポケットに突っ込めるから駐車違反も気にしなくていい、米一粒、メダカ一匹が両方一抱えもあるように、キングギドラがトカゲ同然に、家族旅行では家族をマッチ箱に入れて、野球を机の上で、風呂は鍋で充分、そして・・・作者が泣いているが、一万円札を風呂敷きのように広げて「百万円になると思ったのに〜っ!!」これが笑える。しかも、その一万円札に「TEMOTO NI SIRYO^ GA NAKATTA・・・!」。あれだけのヒット作を飛ばしつつ、実家に頼っていたという作者の金銭感覚の無さは有名。

千兵衛の表情も楽しい。


登場人物

レギュラー;アラレ、千兵衛、ブタ(始めに、千兵衛が作業をし、アラレが宿題の絵を描いているコタツで温もっている)

登場メカ;万能テレビ(その上でやかんの湯が沸いており、そのコンセントから伸びた電動ドライバーで作業)、デカチビ銃(物体を百倍または百分の一にできる)

1980あしたに向かって!の巻


扉の図案

上に正式な「Dr.スランプ」そのもののタイトルロゴ、しかもその上に文字「んちゃ!☆いつも元気いっぱいアラレちゃん☆」という言葉も。

下で、アラレ、千兵衛、あかね、タロウ、ピースケが記念写真風に集合している。タイトルは比較的小さく、黒い中に書かれている。その下に、各メンバーの年齢;(1)則巻千兵衛(28歳)、(2)則巻アラレ(13歳?)(3)空豆タロウ(15歳)(4)空豆ピースケ(これでも13歳)(5)木緑あかね(13歳)とかかれている。それと対応して各メンバーに丸数字がある。そして、あかねが「ペンをかついだイナカもん 鳥山明」と、看板のようなものを手にしている。これが作品内でギャグとして使われる。


あらすじ

アラレが見つけてきた、千兵衛博士の発明品「みらいカメラ」。ポラロイドカメラのような形で、年単位で未来を写すことができる画期的な発明だが、千兵衛はそれを隠していた。なぜなら、アラレがそれでセンベエを写すと、見事にはげていたのだ。

あかね達に見せに行き、未来の警官になったタロウ、身長が伸びていないピースケ、過激に大人っぽくなったあかねなどに盛り上がっているが、アラレは未来になっても変わっていない。

帰って博士に聞いてみると、ロボットだから当り前・・・おっきくなりたい、と駄々をこねるアラレに、千兵衛は大きくすると、結局果たさない口約束をする。

そしてご機嫌になったアラレは表紙の60年後を撮ったり(ここで全員の老いさらばえた姿が。しかも、タイトルがDr,スクラップになっている!)、読者を撮ったり・・・でも出てきた写真は骸骨、カメラの年数表示は200。


解説

千兵衛が将来はげる事が明らかになったり、タロウが将来警官になったりと伏線がいくつか。

アラレが「大きくなり、お嫁さんになる」ことに憧れを抱いている、とわかる。


感想

試しに撮ってみて、20年後に美人になる女の子に声をかけるタロウのせこいスケベが笑える。

タロウが想像した未来のアラレの、知的で清楚な美しさがどこか印象に残る。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、千兵衛、木緑あかね、空豆タロウ、ピースケ、お春ばあさん

無名;試し撮りされる三輪車に乗った女の子

登場メカ;みらいカメラ

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タイムスリッパーの巻


扉の図案

ダイビングの装備(シュノーケル、ゴーグル、アクアラング、足ひれ)をつけ、頭には「TAXI」と書かれ、上にメーター(CLICK!と音を立てている)に「空車」と書かれた、横に倒れた札までついたヘルメットをかぶり、さらに亀の甲羅を背中につけた千兵衛が、浦島太郎の扮装をしたアラレを乗せている。

背景は何もないが、泡が漂っている。


あらすじ

千兵衛の大発明、タイプスリッパー・・・早い話がタイムマシン。

早速アラレが500年前に飛んで、帰ってくる保証がないことに気付いて慌てる千兵衛。夕日は無情に沈み、本格的にえらいこっちゃ、と焦る千兵衛の元にいきなりアラレが戻ってきた。そして、アラレのお土産、海で溺れている人を助けたらお礼にくれた、という箱を、大判小判と思って開けた千兵衛は一瞬で老人に。その箱は浦島太郎さんからもらったとのこと。


解説

冒頭、おなじみの「ペンギン村に朝が来たぞ〜〜〜い」と木の上からスピーカーで知らせるブタ、歯を磨きながら出てくる太陽が初お目見えとなる。

背中にぜんまいをつけたスズメのようなものも、今後よくコマの隅などに出てくるものだ。

アラレの朝の生態がとても楽しい。グースカパースカ、寝相も悪く大口を開けて寝ている姿、起きたら起きたで洗濯機に首だけ入れて簡単に「せんたくじゃありませんカオあらってるんです」など・・・。

タイムスリッパーの発明も、今後最も多く使われ、ガッちゃんの登場にも深く関わる重要な発明である。

原作ではアラレが帰ってこないことはごくあっさりとしか描かれなかったが、アニメでは犯罪疑惑に悩む形で、かなりしつこい話になっていた。


感想

「なんだマンガによくあるやつか」というアラレに、「いいの!!」とむっとする千兵衛が楽しい。

意味もなく手の込んだ動きをし、バスガイドを極端にしたようなタイムくんの性格もいい。

考えてみると、位置は全く移動できないのだから、太陽も地球も動いている分取り残されるような気がする。その分を補正し、当時の地球の位置を逆算して地表からの相対位置を合わせて出現する時空状の点を指定、というのはすごいような・・・。


登場人物

レギュラー;則巻千兵衛、アラレ、作者(ストーリーには関わらない、冒頭のコマで「日曜の朝はのんびりしていて結構ですな」と蓑虫に話しかけられ、「わたしには日曜もくそもないのです!」と仕事をしている)

無名;ブタ、太陽、蓑虫

登場メカ;タイムスリッパー。ツンツル板(プラグのついたつるつるの板)とタイムくんで構成されている。タイムくんは一見時計を擬人化したような感じ。Uをひっくり返したような形で、手足がついている。正面はアナログ時計で、それが目鼻に見える。その下に口がある。裏面にはスイッチ、古い電話のダイヤルのような年数指定ダイヤル、年数表示メーターがついている。上には選択ボタンがあり、押すと過去、引くと未来ということになっている。横にコード差し込み口があり、そこから伸ばしたコードをツンツル板のプラグに接続する。スイッチを入れてダイヤルで年数を指定し、選択ボタンを押すなり引くなりしてツンツル板の上に置くと、バスガイドみたいなおしゃべりの末に走り出し、滑って転ぶと爆発するように煙が出、消える。縞のトンネルのようなものをツンツル板と上に乗っている物ごと潜り抜け、同じく爆発と共に目的の時代に出現する。位置移動はできない。

なんのタマゴ?の巻


扉の図案

セーラー服にブルマ、マントを羽織ったアラレが片膝をつき、両腕を力こぶを作るように曲げ、力を誇示している。


あらすじ

千兵衛がタイムスリッパーで、みんなをつれて原始時代を探検。でも、来たのはピースケだけ。タロウは野球の試合、あかねは二日酔い。そのピースケも完全に遠足ルック。

そして原始時代に行き、恐竜を見ていた千兵衛達のところに、アラレが大きな肉食恐竜(鼻の上に角、タルボササウルスがモデル?)を引きずってきた。もちろん怒っているその恐竜は千兵衛たちに襲いかかる!シビレ光線銃を撃った千兵衛だが、その恐竜はバリヤーをはって跳ね返すと、レーザーを吐いてきた。

何とか逃げ切り、帰ろうとした千兵衛が、ピースケそっくりの原始人の子供に間違えて声をかけてしまう。その子にライターを見せてからかってやり、そのライターをあげると、そのお礼にその子は大きな卵を持ってきた。恐竜の卵か、と思って持ちかえり、孵卵器にかけてみると、出てきたのは服を着た赤ちゃん!


解説

ガッちゃん登場!

千兵衛が、恐竜について全くの無知(捕虫網を持っていこうとした)で、逆にピースケがかなり詳しい。

恐竜が怪獣みたいにバリヤーを使ったり、原始人と恐竜が同じ時代にいたりと現実と微妙にずれた世界が展開する。かなり誤解するものは多いが、もちろん人類と恐竜は時代が違う。


感想

遠足ルックのピースケが笑えるが、僕は多分キャンプルックで行くと思う。アラレがタヌキの着ぐるみを「あのねえじぶんでつくったの」と言ったが、不器用なアラレに作れたのが不思議だが、その程度の矛盾はしょっちゅうある。

のんびりと「えー、本日はさいわい晴天にめぐまれまして」とガイドの決まり文句を言ったり、準備運動をしたりして焦らすタイムくんと、それに怒るせっかちな千兵衛のケンカがおかしい。自分の発明品に裏切られるのが千兵衛のいつもの姿で、それがなんだか科学に対する作者の態度なのかな、という気もする。

原始人にライターを渡したのはどうかな、とも思える。なぜならライターの燃料は有限で、それが尽きた時にパニックを起こす心配があるし、火の中に入れて爆発させないとも限らない。まあ、ガスが尽きても火打ち石として使えるのだが。

肉食恐竜の姿が、現在通用しないことが何とも物悲しい。プテラノドン、イグアノドンと説明しておいて、ギュウドン(大きなどんぶりからウシの頭と手足、しっぽが出ている)と落すのが笑える。

しつこくピースケをからかうセンベエが面白い。


登場人物

レギュラー;則巻センベエ、アラレ、ガジラ(この時点で名前なし)、空豆ピースケ、タロウ、木緑あかね

無名;原始人の子供(ピースケそっくり)、原始人(千兵衛そっくり)

登場メカ;タイムスリッパー、シビレ光線銃、孵卵器(カップのようになっていて、卵を入れておく。多分即席で作ったと思われる。周囲からコードを卵の表面につけておき、様々な計器と連動している)

男の子?女の子?の巻


扉の図案

背景は三角形など幾何学図形を組み合わせ、縄跳びをして「あっそびましょ!」とかなり大きく描かれている笑顔のアラレ。その周囲にやや小さ目に、パチンコを引きつつ「センベエさんちに家族がふえたぜっ!」と言っているタロウ、デフォルメされたウルトラマンとメンコをしているピースケ、ローラースケートを走らせているあかね、竹馬に乗っているセンベエが遊んでいる。


あらすじ

千兵衛が卵からかえった赤ちゃんを一生懸命世話している。子供の育て方など知らない千兵衛とアラレは、ミルクの入手にパニックしたり(一時、千兵衛が葵に「おい葵 オッパイくれ」と言って「アホ!バカ!死ね!ドスケベ!!と怒鳴られたり、アラレが出ないのに飲ませようとしたりする。結局粉ミルクの存在を知る)、空の彼方に投げ上げたりする。

でもその子は普通の子供ではなく、机でもなんでも食べたり、屋根を突き破って飛ばされて地面に落ちても平気だったり、お風呂に入れたら翼が生えていたり、股間に何もなかったりする。天使なのか、とさえ思う千兵衛。

アラレは何も考えず、名前をつけようとする。いきなりゴジラとつけようとし、反対されるとガメラ、それからポチ、タマ、ケロちゃん、ジャンプ、さらにセンベエ・・・もう好きにしろといわれたアラレは、ガメラとゴジラを合わせてガジラ、それを縮めてガッちゃんと名付けた。


解説

今回はまだ無意識だが、アラレがパトカーを壊す。

ガッちゃんの不思議な生態が次々に明らかにされ(残っているのは触覚からビームだけ)、マスコットとして人気が爆発する。「ひょっとしたら天使」という千兵衛の台詞がいい伏線に、結果的になっている。

葵と千兵衛が友人だが恋人ではない、とはっきりする。第二話で、学校から帰る千兵衛を見つけた葵が映画を見るから街まで乗せてって、と誘うシーンがあるため、疑いを感じていたが。


感想

今回のアラレが多分、全編で一番可愛い。半袖シャツに黒のベストセーター、半ズボンのファッションがよく似合っているし、とてもいい表情が多くある。

女性の胸に粉ミルクの缶がついている、というアラレの想像が楽しい。


登場人物

レギュラー;則巻アラレ、千兵衛、ガジラ、木緑葵、ガラ&パゴス

無名;メカコウモリ、ふくろう

登場メカ;特になし

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