パターン分類序説

あの、読み切りってどれくらいのパターンがあるとおもいますか?

色々な分類があるとおもいますが、例として

・季節もの。入学式、夏休み(夏祭り、バカンスなど)、体育、文化祭(結構少ない)、クリスマスー正月、バレンタインデー、卒業式(受験)等のイベントを利用するもの。入学式では出会いもしくは再会を軸にするのが大半。夏休みには会えなくて寂しいー偶然出会うのパターンとかバカンスでの出会い、宿題での協力から等が定番。修学旅行&林間学校は少年誌ではのぞき&夜這いネタが使えるため多いが少女誌ではあまりみない。体育、文化祭は委員会の話が大半。クリスマスー正月、これこそ定番。まあ要はいかに幸せにするか。バレンタインも同様。卒業は別離の悲しみを軸にし、まあいかに告白の勇気を出すかが決め手になる。変形として、卒業式でできなかった告白を春休みや入学後にという手も。受験はそれ自体が一ジャンルなので後述。これで一年。

・相手としてはやはり「幼なじみの喧嘩友達」が一番多いパターンでしょう。喧嘩から始めて、かっこよくなったのを発見、やきもち、そして告白と。「仲間」としては前述の委員会が多いですね。優しさに触れて意識、あとは雨の日の{貸してやるーばか、どこの}か{冷やかされて違うよー実は}の二択。「年上=先生」だと{おねーさんの婚約者は実は先生}が多いです。まれに上手く行きますが。「あこがれのひと(先生、スポーツの先輩など)」は大概{青い鳥は身近にいた}パターンに終わります。「苦手&悪そう」は何らかの事情で近くにいなきゃならなくなって、となるのが多いですね。忘れちゃならないのが「王子様」。丘の上〜、逆ローマの休日等いろいろあります。ま、シンデレラが原点です。・特殊な状況として、現実的には転校と受験、非現実は犯罪、遭難(ファンタジーも)など。転校は一番切ないです。その点シークレットサマーは凄かったですね。受験は現実に一番大きなことですが、本来恋愛とは敵同士になります。だから逃避から生まれる恋が多くなります。犯罪や遭難は相手役が身近な人か向こうで出会う人か、この2パターンです。

・モチーフ論をしますと、一番大きい分類は恋愛ものかどうかでしょう。恋愛でないものは少ないですしむしろパターン化しにくいのでは。恋愛ものは起承転結がベースです。恋心の始まり、もしくは自覚(起)、気持ちがふくらみ、かつ嫉妬等の迷いがでる(承)告白のきっかけ(転)、そして結。でも民話等のように確立したモチーフ分類は難しいですね。それでは。

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