パターン分類9-2

夏になって一気に暑くなってきましたね。やっと少しずつですが日本語ローマ字入力のブラインドタッチができるようになってきました。いつのまにやら、ですが今まで書いてきた量から見ると遅いです。まだ下手ですし自己流ですし。それに英語の入力ができなければ意味がありません。

少女マンガではでてこない概念なため今まで扱いませんでしたが、現実では男子が女子に向ける恋愛感情の一形態に[視線置き場]があると思います。具体的には別に好きと言うほど強い感情ではないのですが、授業中暇な時に窓の外の景色を見ているような感覚で特に可愛い娘又は美人を見つめている事はありませんでしたか?特定の相手に限定しません。女子にはそれはないでしょうか?それが恋愛感情に発達することもありますし、しないでそのままクラスが分かれて忘れることも多くあります。恋愛と区別が難しく、周囲の人間に勘違いされる事もあります。好きな人が他のクラスにいたりした時にどうしても起こりがちな現象だと思います。

んちゃ、講義を始めます。レポートを出席カードの代わりにします。

前回の補足ですが、つきあいについて考えてるべきこと(章の表題と言っていいです)にお互いの秘密を付け加えておいてください。これも大事なことです。トラブルはまとめてやるときつすぎるので個々のところでやります。もう一つ、つきあっているの一般的な定義に「一緒に帰る」を用いることもよくあります。確かに重要な要素ですが、遠距離恋愛など少し一般性に欠けるためこの講義では用いません。

今回はつきあい始めた後、具体的な関係及び周囲の状況、干渉(不可分)について考えていきます。同じつきあっているでもスキンシップも含めて色々とありますから。スキンシップは重要度が高いため後回しにします。

まとめて状況について考えていきますと距離、(つきあっているというもの以外の)関係、親密度(スキンシップと強く結びつくため難しい。秘密か公開かも含む)、具体的な障害及び周辺状況(三角関係、友人、家族、教師等)、秘密交際について考えるべきでしょう。

距離についてですが、所謂遠距離恋愛、学校が違う程度、同じ学校だがクラスが違う(離れた)、クラスメート、近所、同居の順に近くなっていきます。遠距離恋愛と言われるのはつきあっているにもかかわらず二人が遠くはなれて住んでいる状態で、最低でも電車で30分〜1時間位はかからないと(放課後ちょっと逢ってくることができる位の距離では)遠距離恋愛とは呼べないでしょう。本当はそれほど遠くない、もしくはクラスが違うだけ程度なのに遠距離恋愛ね、などと浸っているのがギャグであったりしますが。

少し細かく分けると日帰りで往復できる範囲、どうしても泊まることになる範囲、外国、この世とあの世と遠くなっていきます。この状況はお互いに簡単には会えないことが逆に結晶作用を促進し、想いを強めます。反面不安も多く(これも想いを強めるいい刺激になるのですが)、特に浮気の誘惑も多いです。(ごまかせるはず無いのですが)ばれるリスクも小さいように見えますし、つきあっていることが秘密だったりしますとアプローチを断る理由が無いですから。又経済的な負担も大きく、距離にもよりますが高校生でも現実には辛いものがあると思います。

相手の日常全体を知らないと言うのは会っているときの(お互いですがそのことには気付きません)相手のことしか知らない事からくる不安です。そのために無理に相手の学校に忍び込んだりしますとそこでタイミング悪く相手と可愛い知らない、又は中学が一緒でその相手のことを好きだったことを知っていたり昔相手とつきあっていた事があったりする異性が仲良くしていたり事故で接触していたりするのを目撃、嫉妬と誤解でぼろぼろになります。そこまでいかなくとも相手の事を全部知っていたいと言うのはどうしようもないことです。どんなに愛し合っていても(意味深)結局は他人であることを理解し、納得するのはとても難しいことです。

学校同士がライバル関係と言うのは関係自体の障害になります。後述。

中途半端に離れていると必然的に待ち合わせ無しに偶然会ったりする確率が大きいと言うことで、その分誤解浮気の元になる目撃が不自然な偶然を用いずとも起きる事になります。詳しくは浮気のところでやりますが、こういう誤解浮気はその浮気相手の事を知らない場合や知っていて相手との関係の事を理性では納得していても不安がある場合があります。どちらにしても相手の事情に不案内なことが多く、誤解を解決する機会も少ない(クラスメートなら必然的にいやでも顔を合わせるし共通の友人も少ない)ため少し油断するとそのまま終わりの危険があります。

同じ学校だがクラスが別というケースですとクラスメートと変わらないようですが結構遠いものです。特に今まで一緒だったのが離れたりするとものすごい差に感じられるものです。会いに行くのに行動が必要になり、その分の負担(他クラスに行くのには気後れがある)と隠している場合は勿論公開でも気恥ずかしさがあります。

クラスメートはとても近いです。がその反面近過ぎて相手の欠点も見えるし隠している場合には隠し続けるのが難しくなります。一番多い、ある意味一般的なケースと言っていいでしょう。喧嘩も多いですが仲直りも楽です。

近所ですと(幼なじみでなくても)行き帰りも一緒でいられ、また互いに学校を休んだときにノート等を届ける事もできます。また家族同士の中がいいことが多く、その点楽です。お互いの家に気軽に出入りするのは幼なじみの特権ですが、近所程度でもできることがあります。そのことが逆に性的な諸問題を引き起こすこともあります。詳細はスキンシップのところで。

同居状態でつきあっていると言うのは世間一般は同棲(def;同棲=つきあっている+同居+性交渉あり;準同棲=同居+つきあっている;とこの講義では定義しておきます)とも言います。二人きりでと言うことはさすがに少なく、家族がいるか何らかの邪魔がいるかしますが。この場合には近すぎるため何かと問題があります。まずつきあっていることを親などに知られるわけにはいかず(場合によっては秘密の同居=同棲と定義するほうが適切な場合がありますし、世間一般的にはそう見なす場合も多いですがここではそうしません)、同居している事自体クラスメートに知られることは許されません。もし知られているとしてもつきあってはいない振りをする必要があるでしょう。そこに困難があります。また性欲の問題もあり、特に中学以上だと男の子にとっては理性を保つだけでも大変です。そして逆にお互いの全てを知ることに(義理の兄妹ではもう知っている)なりやすいため、お互いにプライバシーの問題がでてきます。

秘密の付き合いに関しての詳細は後程。同居状態ですと友達が遊びにきたとか芸能人の場合写真週刊誌に激写されるとかでばれます。親にばれることはもっと通例重大で、場合によってはそれが元で同居が解消されそうになったりもします。つきあっていない振りのせいで起きる厄介ごとも色々ありますが、これも後でまとめてやります。

性欲の問題に関してはスキンシップのところで。(何だかどんな内容になるのか自分で心配になってきました。もしそれはやめてくれ、とかここまでのレベルで止めてくれなどありましたらその旨メールでお願いします。皆様に不快感を与えたくないですが、僕が抵抗無しに追及できるレベルと皆様が不快感を感じるレベルが一致しているとは限らないので。場合によっては希望者受講制;希望者のみに送信する形式も考えています。)

プライバシーの問題ですが、これは結構微妙です。だれしも好きな相手の事を全部知りたいというのとここから先は相手には知って欲しくない(これを知られると嫌われるかも知れない、とか秘密のプレゼントなどで相手を喜ばせたいとか)の両方があります。考えてみますとものすごく自分勝手な話です。準同棲状態ですとお互いの部屋をのぞいたり玄関先に放置されているかばんを探ったり手紙を盗み見たり、またやっていないのにそれを疑ったりなどのトラブルがあります。アルバムその他については補講で詳述します。またこれは特に男子が女子の何かを探る場合、下着などを漁っていたと勘違いされてトラブルになります。

つきあっているという以外の関係について考えていきます。ここでの議論が何なのか少し分かりにくいので補足しますと、端から見てそのカップルが何に見えるのかともう一つが書類上と言いますか、公的な立場でどんな関わりがあるかです。

端から見てにはつきあっていることが公開かどうかによって分かれます。

公開であればカップル以外の関係ではないのですが、例えば性体験において極端に晩稲であったりしたときカップルというより兄妹みたい、とかおままごとみたいなどと感じることがあります。他にも具体的な関係で当人達が自覚していないおかしな部分(当人達にとってはそれで自然)を感じることも。それを耳に入れることがトラブルのきっかけになったりします。あと何らかの部活やバンド等で仲間であるとき、仲間としての立場と付き合いのどちらを優先するかと言うのもあります。

公開でなければそれは一般的なと言いますか、普通のクラスメートなどの関係でしかありません。ただ、公開してなくてもばればれである場合もあります。その場合いかに自然にふるまうかがポイントです。隠そうとしてかえってばれるケースも多く見られます。隠す理由については後述。

クラスメートですといつも顔を合わせている分、特に視線の向きに注意する必要があるでしょう。それがもとで気付かれることが多くあります。またいつもの態度が不自然になるとか、つい一緒に帰ってしまったりとかで噂になることもあります。そのときは否定して、お互いに納得して秘密にしているわけですから当たり前なことですがわだかまりやトラブルの種になります。

両方の顔を知っている人も多く、デートも注意して遠くでする必要があります。そしてどんなに遠くにいっても目撃されるときにはされます。

先輩後輩ですとどうしてもひいきの問題(それが秘密にする理由だったりもする)が起きます。これは稀ですが教師と生徒でも同様です。

親密度ですが、第一に公開か秘密か、秘密としたらどれくらいの人が知っているのか。また(公開秘密問わず)スキンシップのレベルはどのくらいか、トラブルの有無は、デートの経験はあるか、どのくらい会話ができるか、秘密はあるか、趣味の共有はあるか、気持としてはどうか等が考えられます。秘密交際については後述とします。スキンシップについても後述です。

トラブルの有無ですが、個々のトラブルについてはそれぞれのところでやり、統一的にはここではやりません。始めから嵐というカップルと順風満帆なカップルがあります。いずれにしてもトラブルは倦怠防止用のいい刺激になり、結果的には付き合いをより実り多いものにします。その解決で{再告白}という用語とパターンを定義しておきます。簡単に言うとつきあっている状態でのその相手に対する告白です。これはつきあっている最中、特に一方的な告白のみでされたほうが軽いOKだけで気持ちを表していない状態などであります。何か深刻なトラブルがあり、相手の気持ちが信じられなくなっただけでなく自分の気持ちにも迷いがでてきた(三角、四角関係も含む)時に相手を失いたくない、という気持ちや(紛失していた)思い出の品の確認、緊急事態等で気持ちを確かめ、好きと言うことです。

デートについても別章後述ですが、やはりつきあっているからにはデートは普通します。特に秘密や遠距離ですと難しくなりますが。食事についても全てデートのところで議論します。

会話ですが、つきあっているにもかかわらず気恥ずかしさでほとんど会話ができないこともあります。特に初めてつきあっている場合には気持ちが大きく異性に慣れていないと何を話していいか分からず、また嫌われるかもと言う恐れもあって会話ができないことがあります。これは女子ですと内気、男子ですと無愛想の形になり、いずれも相手に不安感を与えます。そのことから相手が嫌われていると勘違いして別れ話を持ち出すことも。具体的な会話の手段となりますと電話、手紙、電子メール等の間接と直接の会話・・・教室や登下校時(放課後デート又は制服デートと言うこともあります。僕の知る限りでは唯帰り道一緒と言うだけでなく、喫茶店やゲームセンター、ショッピング等の寄り道を共有するのが放課後デートもしくは制服デートだと思います)、デート中、家が隣の時にはそれに付随した手段等があります。

いちゃいちゃ状態はややギャグに近いです。現実味はないです。年中べたべた(スキンシップの公開は珍しい)し、給食には弁当を持参して食べさせっこをし、etc。これはむしろ本当は女の子の片思いなのにつきあっている(何らかの理由や三角関係)とかでよく見られます。

仲良しのカップルは端から見て十分幸せそうです。本人達は結構悩んでいる>ことも多いのですが、うらやましいだけです。よくしゃべり、一緒に帰ることも多いです。結構恥ずかしがりつつものろけたりします。

年中夫婦喧嘩ではお互いが理解できての事です。多少周囲に対する気恥ずかしさもあります。結局仲がいいからこその犬も食わないです。端から見ますと一生やってろ、と言った感じです。

友達と変わらないのは特に友達から男の子のほうが告白、女の子のほうは受けたけど未熟でスキンシップさえ軽いものなら特に意識無しにできる、こんな状態です。男の子としてはもどかしいです。先に進みたくても遠慮してしまい、そして本当に好かれているか不安になるので。仲はいいのですがお互いの気持ちがすれ違っており、どこかで破綻します(男が強いスキンシップ=>キスを求める、友達みたいと指摘される等)。その結果としては別れるまで行くことはあまりなく、女の子のほうが性意識もしくは強い恋愛感情に目覚めることになります。女の子から一歩女へ、重要なステップです。

どうしていいか分からないのが一番もどかしいです。異性との付き合いの経験がほとんどないときに特に多いです。会話も上手くできず、デートのときには緊張し過ぎて失敗し、プレゼントは失敗してその結果デートに遅刻する等、トラブルが多いです。これでの問題はお互いが自分のペースと気持ちを見失うことで、情報誌の類や友人のわい談への追従が大きい要素です。

おままごとはお互いに極端に性的に未熟か一方(大抵女の子)が極端に未熟なためもう一方(男の子)が我慢を強いられているかです。全く性的な感じがなく、親の目からみてもほほえましいものです。ですがこれは永久に続くわけがないです。両方未熟な場合どちらかが性欲に目覚めるか、男のほうが我慢している場合には限界にくるか(そこで年上もしくはより大人っぽい女子の誘惑がありうる)します。

秘密交際は後述。

登下校時の会話も重要です。二人きりになれる重要なチャンスでもあり、寄り道次第で事実上のデートにもできます。

デート中ではお互いにかなり気を使います。晴れの場でもありますし。そのことが気取りになって(かっこつけすぎも含む)トラブルになったりも。

やや特別な場合で、家が隣のときのコミュニケーションは集合住宅もしくは窓が近くて運動神経がいい場合はベランダ経由で部屋に直接訪問するのがあります。これはある意味犯罪的です。見たことはありませんが糸電話や有線簡易通信機(手製のモールス信号機など)もありえます。後これは必ずしも隣に限りませんが、夜窓に石を投げて注意を引き付け、玄関を経由しないで会うケースもあります。

他に会話で大きいのが敬語と名前の呼び方です。特に年齢が違ったりして上下関係があるとき敬語を使ってしまい、それを相手が気にすることがあります。また相手を名字でなく名前(役職名、名字、名前+君orさん、名前、ニックネーム、ダーリンハニーの順で親密になっていきます)で呼ぶかも重要です。結構恥ずかしいものがあり、普通何らかのきっかけがないと名前呼びはできないものです。またどうしても名字呼びになることから恋愛感情の有無が疑われる(的中する場合も)事があります。

お互いに秘密があるかですが、詳しくは別章後述とします。

趣味の共有はあるととりあえずつきあいやすいです。あまりかけ離れていますと面白くないものですが、逆に本当の深い恋愛は世界を相手の目でみることでもありますから、そうなると趣味の違いは世界を2倍にすることでもあります。結構違い過ぎて苦しむことや極端に変わっていたり(特に容姿が申し分ないのに意外にも)するケースが多いです。

気持ちとしてはですが、これはスキンシップを加えなければ無理ですのでそのまとめまで回します。

周辺環境、特に障害及び秘密交際については長くなりましたので次回に。何か質問は?御静聴深謝。

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