パターン分類7-3

真夏並みに暑いですね。皆さんの中でこれをやったことのある方はいらしゃいますか?カラオケで「0リー」というフレーズのはいった曲を探し、そこをリリィやチェリー(シェリー、キャリー、キャミィも)にして歌います。真っ先に挙げられるのは「魔法使いサリー」の主題歌です!うろ覚えではありますがリリィでもチェリーでも歌詞次第で楽しめますよ。「魔法の国からやってきたねずみをつれたお姫様、リリィ〜リリィ〜不思議なグッズで町中に恋と幸せ振りぃ撒くの」とか。他にも「いとしのエリー」を始め色々とあるはずです。是非お楽しみください&他にもあったら教えてください。

んちゃ、講義を始めます。レポートを出席カードの代わりにします。

えーと、前回の講義内容には僕自身全然満足できていません。高い授業料とっているんですから(冗談ですよ)こんなことではいけませんね、とこれが現実の大学人にあったら少しは・・と余談です。いつか完全な誤解の理論をお目にかけます!あ、環形動物門ゴカイ綱・・・のような事はやりません。

今回の講義はトラブルの中で言動によるものの概論と嘘の詳論とします。言葉がどれだけののトラブルのもとになっているかは言うまでもないでしょう。誰が誰に、その理由、意図及び心理は、どのような状況か、何を言ったのか、結果はどうか等、中でも言葉の意図と相手の反応が特に重要でしょう。

トラブルの内容は措いといて、言葉を発したほうの側から分析しますとその言葉がトラブルの相手(ここでは相手役の異性です。男女以外のトラブルは後でまとめます)に向けてのものか単に聞かれただけかに分けられます。相手に向けたものならば直接の原因は何か;計画的なものか突発的なものか、突発的ならば何の気無しか何かの反応か、そのときの感情と状況はどうか、又計画的にならその意図は何か;善意か悪意か、その元になっている事実もしくは思い込みはなにか、結果に関してどのような予測をしているのか、それは正確か、その結果を望む心理はなどんなものか、その後の心理の変化はどうか等。

そして言葉を受け取ったほうもどんな状況か、まずどんな感情が生まれたか、どんな反応をしたか等を考えるべきです。又第三者も見逃せません。

又具体的にどのようなことを言ったのかについても事実上無限の多様性があります。

行動も背景についてはほぼ言葉と変わらないはずですが、具体的に何をやったのかがより色々とあります。

中でも特に重要度の高い嘘についてまずまとめてみます。その中でとるべき手法が見えてくればよいのですが。

嘘は顕れなければ確実に大きな誤解の原因になる物ですが、大抵は顕れて強い怒りの感情を生むことになります。解決としては意図(実は誰かをかばうため、好きだと言うのが恥ずかしかったから等)がはっきりする、お互い様だったことが判明するなどがあります。

まず5W1Hから考えてみます。いつ、どこで、だれが(誰に)、なぜ、なにを、どのように・・状況、当事者、理由、具体的な内容が重要です。

出会いの段階での嘘としては一番多いのは身分等の詐称ですね。見栄張りとしてが大半です。男の子の場合には補欠なのにレギュラーと偽るとか、金持ちなのに貧乏人の振りをするもしくはその逆とか。女の子の場合にはできもしないことをできると偽る(料理、裁縫などが多いか)、パターンの一つとして{ペンフレンドお互い様写真詐称}等。男女共に多いのは交際している人をしていないと言うなどその時の恋愛感情を偽る(友達の紹介された恋人に一目ぼれしてごまかすため、恋愛感情を隠して出会った相手を利用しようとする等)や恋愛感情が発達していく段階でのトラブルは恋愛感情の顕在化に大きく関わります。

両方顕在化していない段階ではお互いただのクラスメートだったり友達だったりです。本来無関係な男女の日常でしかないですね。

男の子が女の子につく嘘には至極些細な日常的な何の気も(意味もほとんど)ないこと、悪戯として、偽りの告白、何の気もない嘘が女の子を以外と傷つけてしまったときなどは男の子は面食らい、相手を女として意識するきっかけになることもあります。逆に女の子のほうは必死で謝る男の子や優しく慰めてくれた別の男の子にときめきを覚えることが多いです。導入部の喧嘩エピソードとして描かれることも多いですね。偽りの告白は友人との賭け、何かの下心等が理由として挙げられます。この場合は本当に好きになっていった時に嘘だとばれ、どたばたのあげく謝ってちゃんとつきあうことになります。やや重いやむを得ない嘘には何かまずいことを目撃されて、その言い訳としてがあります。この嘘は出会いの段階で用いられることも多いのですが。

女の子が男の子につく嘘としては男の子と大体同様です。何らかの見栄も多いです。好きでない人のことを好きと言う場合には周りに流されてが多いですね。女の子のほうが顕在化しているときには女の子の心理として人、特に相手に知られたくないという思い、強まりつつある独占欲、できるなら知られる事無くそばにいたいという思いなどが大きいです。

女の子がここでつく嘘には噂やからかい、友達の質問などに対する反論または素直になれないため等として好きなのに違うといったり好きでもない人を好きといったりするとか、相手のそばにいたいために苦手なことを得意と偽って委員会や部活を一緒にしたり心にもない家事や運動の練習をする等、相手に近い女の子を遠ざけるための讒言などがあります。

経過及び結果としては好きなのに違うと言うと必ず相手に聞かれもしくは伝わり、誤解を招きます。その後悔が告白のきっかけになることが多いです。好きじゃない人(仲がよく、好意をもってはいるけど恋愛とは違う)の事を好きと言った時も伝わって本命には誤解されて協力に回られ、その中でくっつけばまだややこしくなくてすみますが、好きと言ってしまった人とつきあい始めることになったら大変です。誤解を通りこしているわ、そのつきあい始めた相手にもときめくわ全てを見破っていたその人には済まないわ。嘘をついて相手のそばにいようとすると大抵その部活、委員会などに次第に本気になってきます。またその相手のことをより知るようになってきますね。それが恋の肥料になるか幻滅の元になるかは別ですが。このときにそこで出会ったむかつく奴とくっつくパターンも多いです。どちらにしても最後には見破られて軽蔑され、部活など自体を好きになっていった事を告白してくっつくことに。讒言は普通意地悪役のすることです。本来は意地悪役の位置にある娘を主人公にした作品も最近見ますが、その時も含めて結局ばれて報いを受けることに。

ここで男の子がつく嘘には恋愛感情が(少なくとも意識的には)入っていないので何の気無しのものです。唯無意識の恋愛感情が入る事もありますが。受け取る女の子のほうが恋愛感情のため過剰な反応をすることになるのです。それが男の子のほうの顕在化を促進することもあります。嘘の種類としては相手を傷つけるような種類のものが多いですね。

男の子だけが顕在化してる状況では男の子としては気を引こうとしてやってます。唯女の子はそれに気付かない、と。ここで女の子のつく嘘としては特に多いのが別の男に対する恋愛がらみの嘘です。本気ではない恋に恋するに近い恋愛ですが、そのために肝心の相手を利用しようとして嘘をついたりします。

男の子はこの時照れ隠しでいろんなことをします。幼年少女誌では男の子の心理を描くことは余りありませんが、やはり好きなのに好きではないと言うのはあります。それに心にもなくと「あんなブス」等と相手を侮辱することもあり、その時にはより事が大きくなってきます。又やはり気を引こうとしての見栄も多く見られます。また善意を隠すための嘘もあります。傘を「俺はもう一つもってるから」というとか、男子は親切も素直にできないものです。この手の嘘は相手を混乱させますね。

両方が顕在化している両片思い段階では両方が片思いと思い込み、照れ隠しをしています。お互いに告白のタイミングを探ると共に、相手に嫌われたくない思い(かっこいいところ、奇麗なところを見せたい、逆に本性を知って欲しくない等)、そばにいたい、他の異性と仲良くして欲しくない等があります。この場合の嘘は前述の顕在化している側を参照してください。

告白との関連で、嘘によるトラブルはその嘘の理由が恋愛感情のとき、告白以外に解決手段がない事が多いです。告白の時に多い嘘としては身分、能力などの隠し事を告白しないことや告白自体が嘘であることもあります。それぞれ告白のところで詳述します。

付き合い初めて後に起こるトラブルとしてはやはり浮気もしくはそう誤解されても仕方のないことを隠すためにつく嘘、前記と関連して隠し事についてなど些細なことを関係維持のため隠蔽しようとし、却って大事になるパターンが多いですね。

友人、家族などについては後でまとめます。・・やはり男女とそれ以外のトラブルをまず分けたのは失敗でしたね。余計ややこしくなってます。それでは今日はこの辺で。何か質問は?御静聴感謝。

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