パターン分類3-1

さて、とこんにちは。講義を始めます。出席カードを回してください。

えー、前回説明不足でしたが幼なじみの場合恋の始まりは互いの変化に気づくことです。そのために後半の説明があったのです。相手が今まで知っている子ではなく、一人の異性だと気づくのがきっかけになりますが、幼年少女誌ではそれを象徴的に表現します。尚、これは幼なじみのパターン以外でも当てはまることです。再会パターンで特に強調できます。ま、幼年少女誌でのラブロマンスは身も蓋もなくいえば第二次性徴をいかにオブラートで包んで表現するかですね。このパターン分析もそのオブラートのブランドを調べているようなものです。尚、誤解があるといけませんので申し上げておきますが僕の言う成熟とは肉体のみでなく精神的にも、特に前回の講義では男女両性を理解し、受け入れる事が出来ることを意味しています。それこそ夢物語ですね。それが一番問題なのですが。ここまで男子と女子の夢が違い、互いに異なる仮想世界に閉じこもる・・か全てをあきらめ町で享楽に耽るか・・何か違う気がします。そう、今少女誌が売れていないのはもはや夢ももてない世の中だからと言われていますね。だからこそマンガに夢をもう一度探して欲しいです。パターンを分析しているのは、越えて欲しいと言う祈りを込めてでもあるんですよ。現実を探るのみではなく、人類が生き延びるためにあるべき姿を探って欲しいと。

前置きが暴走しました。では本題に入ります。今回は少しそれて周囲の状況について。そりゃ二人の世界だけじゃ・・ですし。

まず小中学生の周りの関係の或る人間は家族、教師(学校&塾)、クラスメート(これも学校&塾)、先輩後輩、隣近所ぐらいです。考えてみますと少ないですね。彼等やそれ以外の偶発的な人がサブキャラと状況を構成します。

ではここらで。御静聴感謝。

目次へ

もえるごみへ

ホームへ