りぼん2026年5月号感想
あえて顔を小さくし、画面のアルベド…純白に近い、光を多く反射する…をとことん上げる、作品の本質を出しつくした表紙。
コラボは豪華すぎるかも。
種村先生のインタビューもものすごく価値が高いと思います。
ハニーレモンソーダ(村田真優)はじめてのおにいちゃん(香純裕子)翔けて春風(木下ほのか)美神くんの艶やかな秘め事(梨乃あり)アニマル横町(前川涼)曖昧ブルー・ビースト(酒井まゆ)誘拐ごっこ(朝香のりこ)HIGH SCORE(津山ちなみ)訳アリ小鳥遊くんとXXしたい(神田ちな)霧島くんは普通じゃない(森乃なっぱ/麻井深雪)うみうしの恋呪い(瀬川あや)育てのおやは死神です(熊乃すず)蓮見くんの観察日記(雪村コウ)アイの言葉(小石りく)桃色リップグロス(あすかいろは)次号予告
ハニーレモンソーダ(村田真優)
いやすぐ探し出せる場所と言うのは…面倒だから?あ、今は焼却炉がないから?
卒業式?
ピカピカなのを見抜かれていた、今になると気づけた、と。性的な最悪の事態を考えると頭を下げるのも当然だし足りない…
まずぶつかってレモンソーダ、上手い刺激のバランス。
すぐにぎゅっと抱きしめるのが強烈な。
ものすごい装飾。この先生がこんなことを…教師の紹介も面白い。
花を贈る、でこれは笑い転げました。
「謝罪は自己満足でしかない」「後者がほとんど」「傷から解放される方法かも」これらの言葉、この膨大な連載がここに結実してしまったようです。
青木先生の言葉もすごく作者が言いたかったことだと伝わります…あまりにも言いたいことが多い気がしますし、これからの時代の恐ろしさを見ていない気もしますが。
この二人の言葉も…
とにかく膨大な言葉を詰め込む、というのは大胆な決断だったと思います。心から支持します。
そして見開きで大人数と紙吹雪、というのも。
一年の時の教室に行って…さらに膨大な言葉。そして美しすぎるキスシーンからすごくシームレスに未来へ。いい演出です。
プロポーズまで待たせすぎでしょう…それだけ収入の安定などが大変だったんでしょうが。
思いっきり大きく、というのもお見事。
膨大な写真…きれいなラスト。
とにかくとんでもない作品でした。お疲れさまです!長い年月、少女マンガそのものを支えてくれたと思います。
はじめてのおにいちゃん(香純裕子)
今はこういうことって法律すごく厳しくなってるそうで…
焼きいもでアイドル紹介ページを作ってしまう根性は大爆笑しました。
前の苗字…過去がない?
バレーボールのスパイクの絵は静止した感じなのに躍動感。
目が昔の少女マンガになって逃がさない、は苦笑。
「おもしれー女」が爆笑。
「ちゃんと謝れよ」「絶対許すじゃん」…はは。
そしてこの強烈な変化と攻撃、なんてことするんじゃ。…完全に警察と法だけでやられたらえらいことになりますねこれ。
ものすごいメイクをしていた、と。
芋はそりゃ強烈な…即効性はどの程度でしょう?満腹感と血糖値のどちらで?
そして、忠告することでお返し…それに水族館デートで、どうするのやら。
本当の気持ちがずっこけるものだったら笑うんですが。
翔けて春風(木下ほのか)
秒読み、が大笑い。ああ、告白して、ハチマキ事件、じゃもう確定にもほどが。
片手アンダー100、それはきつい。
祈っているのを横目で見る、からまわりの噂、という広がり方は本当にうまい。
ここで「部外者は」と言ってくれる、さらに努力も見てくれていた…うわあ。
「このバレー部の皆と」がまたいい。
呼ばれなかったけれどまた頑張り続ける…ここで彼の姿…
釣り合わない、と思ったところで手を握られる、ここはびっくりしました。
自販機カロリーメイト…イオン系スーパーや大手ドラッグストアの類似ブロックフードと価格比較したら…いやアマゾンならもっと…
「この方がもっと伝わるだろ」は頭が煮えますね。
ここでLINE、話を転換するのも絶叫したくなります。
そしてその人の正体は…
とにかくうますぎる。森田ゆき先生にも共通しますね、少女マンガの正統派の組み立てとしてすごすぎる。
美神くんの艶やかな秘め事(梨乃あり)
歩く岩塩、は苦笑します。結構丁寧に過去を。
いきなりどかんと超美形、いい転換です。
生存者は笑いました。
で、彼は嫌われていると思っていた?「友だちになりたい」は笑うしかない。
ごみバケツの中にいたのも大笑い。書き文字ツッコミの連発も面白いです。
池に落ちて美しいのは笑い死にしそうです。
そして大開花で爆発はもう笑い死に通り越してます。
「初めての人」って言い方…
前作の突拍子のなさをこちらがわに、まるでミニコンポのダイヤルをおもいっきりひねるように(それで音を出したら大迷惑)…やってくれます。
次からハードル高いでしょうがどうなるのやら。
アニマル横町(前川涼)
うわあ、タイトルを…
おしゃん、しゃれおつ、という言葉が面白い。
ファッションをあえて単純な並べ方、というのも面白い。…あみちゃんは親がとんでもねー金額を…
チェックでそろえたのはいいセンス。「りぼん」が苦笑。
ポップアップの宣伝も苦笑。
曖昧ブルー・ビースト(酒井まゆ)
無理、とパニくるのを楽しみにしているってかなり意地悪。それを誠実さで裏切るのが実に面白い動き。お見事。
しかしこの下を向いている体操服にジャージの色香は強烈。
お姫様抱っこかおんぶか…堪能し損ねたようで。
色々、思ったより軽いようでしたが、主観的には地獄でしょうね。どれほど傷が深いかと、どんなことがあったかは関係ないことも。
…「小さいけど大きい世界で」と、周囲に合わせるために自分を殺し続ける、時間をかけた苦しみも…誰もがそうなんでしょうけど。
これ、彼の側の罪悪感…
「今も正直だいぶアレだけど」が結構重い本音。
「好きなヤツとか」にうそをつかない、が混じる、言葉を出さない心情描写がうまい。
ここで保護者、彼女には言ってしまっている…そしてケータリング業者に対するアイサツをしっかり、本当に社会性が高いいい事務所。
これを聞いてしまった、というのは実にうまい動きです。
…まだもっときつい児童虐待があるかと疑ってしまうのが…
誘拐ごっこ(朝香のりこ)
説明を極度に削ったのになんとなくわかるのがさすがにうまい。
彼女から「私を誘拐して」は面白すぎる動きです。僕なら本屋連れて行って六法全書見せますが。…今はそうそう本屋はないか。
「そんなのねーから」の繰り返しが苦笑。
で、家に連れ込む…はは。
観光がアニメ関係ばかりなのが苦笑。
アニメで日本語を覚えている外国人はかなりいるそうです…
ひたすら楽しい時間…
教えて、と犬のようになっている笑顔が素晴らしい。
いきなり金を親に使い込まれて進学できなかった、という重すぎる話…
一緒に寝ることも…
結構長い日数になってしまっているのがすごい話で。
ブランコから飛ぶのをお姫様抱っこで受け止めるのがすごすぎる。
そりゃ大ごとですよ。
匿名通報…自分で…って、スマホを使った時点で全部バレてますけど。
誘拐ということにする、親は徹底的に子を道具としか見ていない…というか警察やマスコミの前でそれを出すのは愚行でしょう。外ではつくろわないと。
キスは強引な動き。…でもこれ、出所できるでしょうか…犯罪ではない、としてもらえればいいですが、誘拐罪で有罪だと生涯刑務所で過ごす可能性も…
HIGH SCORE(津山ちなみ)
いや説明不足ですって。
…どれだけ気持ちが通じたのやら。泣き顔が忘れられない、忘れろは苦笑。
「魔運天御理羅」は大笑いしました。
ヒメちゃんの日常…
普通にブタをペットにしているというのが恐ろしい。
女たちを…死神じゃなくてただのクソ。
風呂で細いのに筋肉がある、というのは大胆です。
訳アリ小鳥遊くんとXXしたい(神田ちな)
遊園地ととことん縁がない人もいますよね。
入場券って確か入るだけで、乗り物券は別では?
気になってて、をちゃんと受け止められないのも苦笑。
猫耳をつけてくれる、確かに恥ずかしい。
しっかり手をつないでいる、思いっきり怖がっている小鳥遊くん、面白い組み合わせ。
ついてきてたんですね…で、タコ口のほう…
「はよ俺のこと好きに」…こっちが本性…
友だちはいいけど時間が減るのが嫌、で取っていくというのもひどい話で。
最後に「小鳥遊くんかっこよすぎ」になったのは笑うしかないです。なんでそうなるんやと。
霧島くんは普通じゃない(森乃なっぱ/麻井深雪)
だいぶ仲良くなっているようですが…
血の匂いを必死で我慢している、というのがしっかり吸血鬼らしさが出ています。
階段でもちゃんと自転車用斜路があるじゃないですか。
…え?これで最終回、つづきは原作小説?…ちょっとこれは呆れました。次回作はもっと成功してくれるといいですね。
うみうしの恋呪い(瀬川あや)
おまえらのような親友があるか。としか言いようがない。
片思いしている…告白未遂が多くあるというのがうまくリズムを取ってくれます。
階段がレンガ壁になったのはどの処理が…
それらしい由緒が面白い。
同性の友達、とんでもないことを願ってしまいましたね。
ほぼ裸の美女、それが…実に面白い展開。
「なんで女の私よりかわいいの」が苦笑。
ナメクジとウミウシは同じように貝類の仲間でかなり近いようです。
下着までそろえてくれるとは親切な。買ったらとんでもない金額になりそうですし、潮ちゃんのは合わないでしょうし…
セクハラに塩をぶつけるのは面白い動きです。
神の天罰が実に面白い。
女の子でしかできないことを、というのも前向きですねえ。
ここで告白して、それが条件、とわかりやすいです。
と思ったらこっちが男女逆に、は笑い転げました。息が苦しい。
やっぱりとんでもない…次が楽しみです。
育てのおやは死神です(熊乃すず)
今日から…という言葉を思い出すのは…
ガスコンロがビルトインではなく家電のように買う世界があると知っている人と知らない人。
雑然と片付いている、子供を大切にしている、すごい情報量。
物の情報量が本当にものすごい。
ひどい虐待家庭、親を殺して、娘もあと5年、結構重い話です。
マニュアル通りにやっているが人間の取り扱いは分からない…
コーヒーを気に入った、というのも面白い転換点。
そして少し外を出たら…すごい不幸体質。
…あと5年、というのが解決されてないのに投げっぱなしというのがえげつない。
とんでもない作品を作ったものです。解決しない勇気がものすごい。
蓮見くんの観察日記(雪村コウ)
謎の光…そりゃ怒られますって。
ロマンだけ…はは。
退部が脅し、拒否権のほうが近い、になるのが面白い。
転ばないように…予知能力者?
観察日記、っておい。
存在感がない、動物に好かれる…何でこんな逸材を見逃していた?
「気になってるの」ってほぼ告白なんですが。
そう言う雑誌がこの厚さ、ものすごい重量でしょう。
「普通に人間なのかも」は苦笑しました。幽霊部員が幽霊していないのも苦笑。
映画、ただのデートになるのか…
日記ノートがどうなるかも楽しみです。
手をつないでいる…
観察日記を本人に見せる、こうきましたか。
素直な気持ちの言語化がいいです。
最後はすごくまっすぐで気持ちいい。難しい題材になってしまいましたがうまくフィニッシュを決めました。
アイの言葉(小石りく)
AIと書いてアイと読む…AIが止まらないって何年前でしたっけ…それ以前にありましたか…
チャットAIを題材にする、これまでにもあったか思い出せません。ひょっとしたら初めて?
いやその傷にそのサイズの絆創膏は合わないですよ。保健室。
入力が早い…そして無感情でありながらある程度人間を模倣して応えてくれるチャットAIの力…
一人の時がない…
保健室に行ったら彼がいて、という展開の急さ、すごいペースチェンジ。
振り回されて酔っている、一人でいると誰か寄ってくる、という説明がすごいアイデア。
「ダサくて嫌だ」「全っ然」と思いやるのがすごい心の動き。
花で口止め、これその気がなかったらものすごく勘違いされるんですが…
さらにどんどん彼のほうから近づいてくる…
何も思わない、をAIと比較するのは面白い発想でした。
今はスマホは耐水性も上がっていますが…ここに絆創膏と花を保存していた、というのはお見事!
そしてたくさんの花…
チャットAIという難しい題材、うまく調理したものです。これからたぶんすごく増えると思います。
桃色リップグロス(あすかいろは)
中学生デビュー、これは昔から問題になるんですよね。漫画家という職業があまりにも過酷だから。新井葉月先生という例もあります。やぶうち優先生は息長く活躍していますが、そうなれる人は若すぎデビューの天才の中でも百人に一人、残りの99人は…でしょうし。
実力が十分なのはめくった瞬間わかりました。ですがこの世界は、実力でも、天才でも、まったく十分ではない…
探索で絵具、という面白い動き。
似合う、でリップを浮かせる画面はとても印象的で心に響きます。
コンクールの話、どうなるか…
モデル、というのもドキドキしますね。
「うちの部員も」はカッコいいです。話すのが下手…このあたりは両方の気持ちがすごくあふれている、切れるような切迫感もあります。
リップを落として、それが告白につながって…そこからはけっこうしっとりと。
「意味を知らなかったんですね」とキス、これを期待通りにやってくれるのが嬉しい。
とにかく強烈な実力。学業や将来も大切にしてほしいですが…
次号予告
来月は看板が終わって、大量の読み切りや新連載。…「さよならミニスカート」の再開が本当ならものすごい大ごとなんですが扱いが小さい…