りぼん2014年6月号感想

すごくさわやかで、付録が目立つ表紙です。
付録もすごい実用性の高さ。

つばさとホタル(春田なな)ラララハレルヤ!(藤原ゆか)猫田のことが気になって仕方ない。(大詩りえ)ロマンチカクロック(槙ようこ)プリモ・プリーマ!(柚木ウタノ)絶叫学級(いしかわえみ)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)ひよ恋(雪丸もえ)僕の家においで(優木なち)流れ星レンズ(村田真優)チョコタン!(武内こずえ)まりもの花(香純裕子/秋元康)アニマル横町(前川涼)HIGH SCORE(津山ちなみ)天使さまおことわり!(かるき春)くちなしと太陽(染川ゆかり)たまたま!きんぎょ荘(岡野小夏)次号予告

つばさとホタル
なんか感想を言いにくい、話の流れでしかないシーンが続きますね。
話自体をすごく丁寧に作っているのはわかります。
大島さん、押しまくってますね。
つばさちゃんの、「ガンガン行く」というのはかなり意味が違うんですけどね。
海に行く、って…部活が終わってから海に行けるほどぬるい部活なんですか?湘北や、打倒湘北を誓っているところはそんな余力残さないですよ。
海に行こうとしたところに大島さん、しかも一人少ないんじゃ、どうなるかはわかりきってます。
予想通りの2On2ですが、そうなるきっかけが面白いです。
そして変な反応で急に帰ってしまう大島さん、「薗川と2人でさ」はうれしいですね。
ここで「なんでもない」というのもあれですけど、つばさちゃんこそ、ここはフリーシュートを打つところでフリー状態、そこにピタリとパスが入ったようなもんです。それで気づきもせずにパスを回してしまったようなもの…もったいない。

ラララハレルヤ!
面白い三人のバランスですね。論理と原則のまりやちゃん、暴走の十神くん、旧秩序の安堂くん…
安堂くんの選挙が、完璧に日本の国政選挙の風刺になっているのに爆笑しました。でも日本はそれで動いてしまっているのも事実ですが。
十神くんはどうするつもりでしょう?
そのとんでもない暴走を、まりやちゃんの完璧な理論武装で押し通す…恐ろしいコンビです。
ひたすらあちこちの部活を荒らしているだけ、それがどう…
競馬にたとえるのはいろいろな意味で学生には不適切な気もしますが、そう考えると競馬・競輪を公共電波で放送してること自体がまずいですよね。
徹底して外部から、根回しとかなしにおかしいことをぶつけて、それで変革を促す…トリックスターの変形ですね。
そして彼の生徒会に参加して、…この作品、このまま盛り上げるのってものすごく難しいと思います。
毎回、前作品のライブシーンのように爆発的に華やかなことをするのは難しいですから。
でも成功報酬は大きいですよ、これ。

猫田のことが気になって仕方ない。
まさしく自分勝手です。だって途中で事故るリスク考えてませんし。まして当時じゃ山賊・下痢・野獣のどのリスクも大きいはずです。
こういう服だと可愛いですよね。
「かわいい?」はたまりません。
面白い子がまた出てきましたね、なんかメロス役なのに中身が王さま。
周さんがいろいろと高く評価されているのもうれしいです。
あ、「王さまに似てると思うの」って彼女も気がつきましたか。
みんなそう、と思えばすごく共感できる話かもしれません。
突然事故、って…代役を事前に決めてなかったのがミスですよ。
さて、周ちゃんのメロス…キャストとして合いすぎてますね。

ロマンチカクロック
彼女が眠れないって本当にとんでもないことですね。
洗濯しただけだとしわだらけになるので、アイロンも?
「寝てろ」は確かに正しい判断です。彼女が動いたら…想像するのも怖い。
「2人の問題なんじゃない」は殴っていいですよ。蹴ってもいい。
そして、ちょうどそこにいるって…
そこからの急展開はもう、いきなり重力がなくなったみたいな感じでした。
「待てと言われて大人しく待っているような私ではないのだ」は大爆笑しました。
香鈴ちゃんも、ちゃんと告白した…勇気ありますね。
「私歩睦なぐさめる!」という言葉はなんか頭抱えたくなります。女の子の「なぐさめる」って別の意味があることもあるんですが。
「大切な友達 好きになってくれてありがとう」、この言葉ってすごく救われると思います。
恋をするに値する人間だ、って言ってもらえることは、すごく大きいことですから。人間にとって、自分が恋をするに値する人間かどうか、というのはすごく大事なんですから。

プリモ・プリーマ!
昔の母親のスケジュール表なんて、そりゃ感動しますよ。
「自然と結ばれるのが伝統」…きついですね。
恐ろしく厳しいですね、このルールは。というか「恋愛は自由にしろ」とならないのが人間集団らしいというか。
ナイフはラフ画ですけど、くびれてるクリップポイントが面白いです。実際にあったら、アルマー(いまはスパイダルコがリメイク)のウォーリアーファイターみたいに使えそうですし、普通にフック刃つけても使えそうです。
「恋なんか」ということばは苦笑します。
こんなことがあったらそりゃ父親を見る目変わりますよね。
弟にも秘密を共有させるの、すごく信頼関係のある家族ですよね。
衣装合わせでなぜ脱ぐ、と突っ込みたくなります。
「決まりのこと気にしてる?」とこの距離で聞いてくる、というのがなんかたまりませんね。
それで「あんまり…本気にならないでね」と、こんな優しく抱き寄せて!たまりません。
最後の演出、絶妙の一言です。

絶叫学級
空き家って気になりますよね。
これで好きな男の子に声をかけてもらえたらうれしい…でもこの作品でそんな少女漫画展開は期待するだけ無駄です。
人に押し付けるためじゃなしに、ここのものに触る勇気は絶対なかったでしょう。
おしっこまでもらしてしまう、というのは…そりゃまあそうでしょう。
そして、別の男子までやられるというのはすごすぎますね。
ひたすら、長谷川くんが災難でしたとか…羽生くんも無事かなあというか。

シュガー*ソルジャー
仙田さんが堂々と家に来て、「私の彼氏」…ラブラブでたまりませんね。
母親はいろいろと悲惨ですが。
白雪さん、相変わらず楽しい人です。彼女の番外編も見てみたいです。
この仲のいいケンカは笑うしかないです。
そして入谷くん…おい箱台車借りてこい、いや四トン車だ状態でしょう。
「欲しいのは一個だけだから」と、さすがにうれしいこと言ってくれました。
「もう一回告白したみたい」これまたかわいすぎます。
というかみんなキスシーン見てるなよ。
そして白雪さんに、森永さんからの友チョコ…なんかどうなるんだよおい、と叫びたくなってきます。
いやマジでそっち?まったくもう…白雪さんの番外編を見たい、と思ったらこんなことになるとは。

ひよ恋
花火…そりゃ楽しいですよね。
僕も夏を満喫してます。違う意味で。ただひたすら暑いという意味で。
お前ら。…ダブルデートですか。
付き合ってないのに、腕をつかんで引っ張るのは平気だったり。
そしてこっちは付き合って結構長いのに手もつながないと。
手の大きさの差がすごいですね。
やりたい仕事…何でしょう。
抱き寄せて「あんたの泣いてる顔は見たくない」…たまりません。ため息。
リスを捕まえる、って人間に可能なことなのでしょうか。
こういう青春、最高ですね。
将来、どんなにこの日々が輝いて思い返せることか…うらやましさにため息しか出ません。

僕の家においで
レンタルビデオ…特にあのコーナーがある分、入りにくいですよね。
楽しめれば大きいと思います。子供向け作品も、アニメに限らず膨大にありますから。
同じ作品を借りようとするのが美女…わかりやすくてうまいです。
「女版まのさん」というのもなんという伏線。
「夜のほうが大事」ってそれいけ大将じゃなくてやる気まんまんですね。
16時まで寝るのはすごいですね。今の僕にはとても無理です、すぐトイレに行きたくなるので。
この子供っぽいぐらいの誕生日パーティの準備、こんなうれしいこともないですよ。
一緒に息、というのもいいですね。
ラブシーンで意識してしまって…さて、もう準備万端ですね。
「す」でピンポン、というのは大笑いするしかないです。ここまでお約束に忠実なら何も言えません。
一年前まで…まったく、予想通り以上ですね。
さあて、まあ何よりまのさんには…むしろ息子さんというかオット…お気の毒というほかないです。

流れ星レンズ
先生の話いいですね。
文化祭、秋はイベントがあっていいですね。
合唱…僕は別に合唱コンクールがありましたが?中学高校とも。
二組の劇、「七人のイケメン」というのが大笑いしました。
みんながどんどん輝いていく、楽しそうです。
どんどん話が危険になりますが、大丈夫でしょうか。
そして次々とカップルの予感とか、まさに青春まっ盛り。
「あとでかまって」というのも、すごくいい感じです。甘えてる、それぐらい心を開ききってる…
みんな素敵で、青春っていいな…とまぶしくなります。

チョコタン!
ドッグカフェとか、結構時代も変わってるんですね。昔はそんなのはどこにもなかったと思います。
そういうのって、犬の訓練水準が上がっていないと機能しないと思います。
梅雨は犬の散歩にとっては大敵ですね。まあわしゃわしゃしてやってドライヤー当ててやって、ふわっとくるにおいがたまりませんが。
短足種が雨の日散歩したら、そりゃ悲惨ですよね…
ひたすら犬の会話というのも楽しいです。
ここが開いてる…うわああああ。ここからの「自由」は怖い怖いと叫びたいぐらい。
というかよく無事だったものです。とことん無事で何より。

まりもの花
ここまでくるとひたすら笑うしかないですね。

アニマル横町
リボンフェスタ、来てたんですかみんな。
耳が垂れる、というのはロップということじゃないですか。かわいいけど病気の元。
腕立てどころかスクワットでも50×4セット朝晩は相当きついですよね…
「耳とったらいいじゃん」ってとんでもないことを…
目のそばにシップで目が、というのは大笑いしました。
耳が筋肉ダルマになってるのはある意味不気味です。

HIGH SCORE
ポチ、可愛がられてますね。
この兄に泣きつく、ってかなり怖いもの知らずですね。
証拠を見せるから…すごいことしますね。というか大仏様着ぐるみがある家って…
新鮮で面白い、ってずいぶん寛容な人ですね。
大仏が銃を持っている…恐ろしい光景ですね。
銃を持った時点でばれるということはおいといて。

天使さまおことわり!
ローゼンメイデンの、抜群のかわいらしさで毎月酔わせてくれたかるき先生の読み切り…そりゃ期待しますよ。
親の前でいい子を演じてる…それはそれで苦労しますね。
本当に天使さまが助けに来てくれた…なんかすごく嫌な予感がしますね。笑うしかないほど。
「お母さんが恥ずかしくないような」…今のままで十分だと思いますけど?
なんというか、この願いがかなったらすごいしっぺ返しは確実ですね。
「ちゃんと努力して」…母親には全部お見通しのような気が。
これだけ素直にバカで、そのバカにとことんバカっていう作品…すごい直球ですよね。
「親が子供に完璧求めるわけ」…まあ求める親もたくさんいますけど、それは親失格と言っていいですね。
本当にとことんバカ。
母親がとことん、完璧なぐらい優しくて愛情豊かなのも…まあ、「ローゼンメイデン」のころから、この作家の圧倒的なほどの優しさはわかってましたけど。
オチが大笑いでした。
やっぱりすごく素敵な作家ですね。これからも読みたいです。

くちなしと太陽
えらくさわやかな感じですね。
いきなりぶつかってしまって会話がない、というのもなんか怖いですね。
「ちょうだい」からの二人の気持ちの動きが、男の立場から見てもすごく面白いです。
「いいと思うよ」という言葉、どうして選ばれたのか…びっくりさせてくれます。
親というものは…どうしても子を壊してしまうものですね。
それを聞いて抱きしめてしまう、というびっくりするほど素直な心と行動、すごいです。
正木くんの反応、これってかえって傷つけちゃいますよね。
なんという素直な、まっすぐな話…次にはどんな作品になるでしょう。

たまたま!きんぎょ荘
秘密の甘い恋…よけい甘味が強まりますよね。
というかこの段階で甘すぎます。
今度はヘアサロン、ってすごく嫌な予感がするんですが。さて今回、サムくんはどんなマジックを…
…え?なんで珠姫ちゃんだけまとも?
ベランダからサムくん、ってこれ客観的には夜這いですよね。
「ずっと触りたかった」っておいこら。
予想が外れたのもまた楽しいです。てっきりサムくんが天才的な腕を見せてしまうと思ったので。

またも読み切りフェスタとは、とことん贅沢ですね。
ほかの作品も、すごく安定してきました。

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