りぼん2014年1月号感想

ザ・正統派、という感じの表紙。他二誌と対比すると面白いです。

しかし「つばさとホタル」アニメ化の知らせには一瞬ぶっ飛びました。…あー、やっぱりフェスタ会場上映でしたか。残念。
というかもう、「なかよし」「ちゃお」も含めて、幼年少女誌のオリジナル連載がテレビアニメになることはないのでしょうか…

シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)ひよ恋(雪丸もえ)猫田のことが気になって仕方ない。(大詩りえ)絶叫学級(いしかわえみ)うそつき姫(柚原瑞香)ロマンチカクロック(槙ようこ)プリモ・プリーマ!(柚木ウタノ)まりもの花(香純裕子/秋元康)つばさとホタル(春田なな)僕の家においで(優木なち)流れ星レンズ(村田真優)おもいで金平糖(持田あき)HIGH SCORE(津山ちなみ)アニマル横町(前川涼)チョコタン!(武内こずえ)たまたま!きんぎょ荘(岡野小夏)ちびまる子ちゃん(さくらももこ)次号予告

シュガー*ソルジャー
どうしようもない誤解から、いきなり顔面強打とは…
「いつか入谷くんの予想を上回る」は、僕も最悪のそのまた最悪を考えるほうで自信がない人間なので、すごく共感できます。
「入谷くんが嫌な気持ちになったりするの、もう絶対嫌なの」…どう答えていいやら。彼女が自分を好きだ、ってことはわかるのに。
「そっか」という言葉が怖いです。
「一緒にツリー」にはすごくほっとしました、「別れようか」じゃなく。
バイトは一応ちゃんとやってますね。
で…クリスマスに高熱…やってくれます。
起きたら下に彼、これは嬉しい。「麻琴の彼氏」とちゃんと行ってくれたのが嬉しいです。
母親の「本当に麻琴と」はひでえ。
ちゃんと言ってくれる入谷くんにはじーんとします。というかこの状況でお盆を落とさずちゃんと置く冷静さ…
そして、後ろから抱きしめてこの優しすぎる言葉…
なるほど、この作品って、「乙女ちっく少女漫画」直系なんですね。
普通の女の子に、「君にはとても価値があるんだよ」と言ってあげている作品。
だから人気があるともいえるでしょう。
そしてツリーを見にいき、キス…それよりこの最高の笑顔のほうが素敵です。
キスシーンってキスで終わるだけじゃなく、その後の笑顔もあるんですね。
そして莉華さんに、何があったのでしょう。
「賢者の贈り物」パターンと思ったら、思いがけないやり方ですごいラブラブ見せてくれました。

ひよ恋
これはずきっとする反面、わくわくもします。
コウくんを通じてシャープペンを返させる、どこまで理解してるんでしょう。
幽霊、というのは…そういうポジション、いますよね。
「はじめて好きになった人だから」…さて、どうなるのやら。
「友だちでいてね」も恐ろしい言葉です。
「しつこい人になってみました」って、すごく安心させてくれる言葉です。
「オレが許さないから」…わかってるようですね。
で、いきなりリーチがかかりましたね。「友だちなら」…ふふふ、ひよりんの友だちと彼氏の恐ろしさを知らないな、という感じです。
なんか笑いしか出てきません、でもだからこそ…これでバッドエンド直行したらすごいですけどね。

猫田のことが気になって仕方ない。
「お前は何もしゃべるなオレが何とかする」が頼もしいです。
「ゆ・る・さ・な・い許さない」…この表情、もうホラーです。
二人で不参加、そりゃあ…確かに本末転倒。
宝塚ごっこ、というのも大笑いしました。
これでにっこりと微笑みかけられた春菜ちゃんと入江くん、どうしようもないです。
「この前から仲良いね」という、あぶれカップルフラグも大笑いさせてくれます。
名所描写も苦笑できます。
そして、すべてムダで結局このペア…あきらめろ、この世界は漫画なんだから、としか言いようがないですね。
「お前からは逃れそうにない」って、これはこれですごい発言ですよね。
「お前との方が個人的には楽しめそー」…ほとんど愛の告白です。
ゆっけくん、男見せてますね。
この二人の小さな恋、抜群に面白いです!

絶叫学級
小さい頃は優れていたのが…本当にこの子のせいでしょうか?
本来人に教えれば勉強はよりよく覚えられます。
ビリ確定、というのは…そこまで体力が落ちるものでしょうか?あ、温ちゃんに合わせているだけ?表情も余裕ですし。
そして本来の自分に戻ったら、なぜ一人の人と関わっているだけでここまで能力が下がっていたんでしょう。
というか個人での体力測定はなかったのでしょうか?
そして今更この手紙、そして沼…
その後が悲惨ですね。死んだほうがいいのか悪いのか。
黄泉ちゃんのポニーテールはかわいいです。

うそつき姫
嫌な話が連発されますね。
ふわこちゃんは、ここで率先して机を片付け始める…それぐらいはできるんですね。
「2人だけのひみつね」…どれほどずるいんだか。まあ、政治をする生き物、なんでしょうね。
ふわこちゃんはせいいっぱい勇気を出しているんですけど、それでもみくちゃんが常にずっと上を行っている、という感じです。
「何も変わらないし」とか、その宣言…かっこいいかもしれませんが、いじめという圧倒的な力の前では、どんな英雄も無力なんですよね。
沙和ちゃんには何ができるでしょうか?
「線ひかれた」という表現がすごいです。
すごい会話ばかりありますね。
そして沙和ちゃんが、対抗意識を燃やして無理をする…なんかもう、イアーゴーみたいですね。自在に人を操れる。
「あたしそんなに優しくないの」という強さでも、それでもこれには対抗できない気がしてしまいます。
あ、沙和ちゃん、すごくストレートにふわこちゃんに、ハダカをさらしてくれてます。これを受け入れられなければ…
いじめ漫画になる、というわけでもない…どこにいくのでしょう。

ロマンチカクロック
どうしたんでしょう、小晴ちゃん。
勉強頑張ってますね。
「ごはん5杯おみそ汁3杯 答えはお腹いっ杯」…これは面白いです。
小晴ちゃん、顔が赤いって…なんというか、お気の毒に。
小晴ちゃんのところだけ正統派少女漫画になってます。
「おいでよ」って彼も罪な男ですね。
指が触れちゃって倒れる、って何十年前の少女漫画?
「それ恋わずらいでしょう」って保健の先生が言う言葉か。
ここに蒼くんが入ってくるの、タイミングよすぎるでしょう。
「一緒に帰らない」というのもドキドキする言葉ですね。
それで「蒼と同じ高校」というのも残酷なもんです。
そし杏花音ちゃんが香鈴ちゃんに出くわして…もう糸がこんがらがりすぎて楽しくてなりません。
「みんな相談する相手を間違っているかもしれない」まさにそう。
そりゃパニックにもなりますよ。

プリモ・プリーマ!
家での彼女ですか。母親、本当にすごい人だったんですね。
「離島での野外炊事」と「豪華クルーズ」がかなりギャップあるんですが。
思い切って実行委員…すごい勇気です。
「やったことはないけど」って、フルートって吹けるようになるまで何年かかる楽器だと思ってるんでしょうか。
ピアノやバイオリンは鳴らすことはサルでもできます。
バイオリンも、間違った持ち方でしょうけど音は出ます。
フルートは音を出すこと自体が難しいんですよ…?
ものすごく意欲的ですが、無理しすぎて実行委員とか学業とかがおろそかにならないか心配です。
一人でやり遂げてみせる、とがんばるのはえらいのですが。
「仲良くなりたくて」と今更言っても、どうにもなりませんよね。
こうして集団の空気が冷えてしまう、というのは恐ろしいとさえ感じます。
「先輩は口出さないで」…これはミスだったのかどうか。
で、とうとう倒れてしまいましたか。
クラスのみんなが支えてくれたのは嬉しかったですね。
というか短期間で、独学で…それはそれで天才では?
ピアノ・トランペット・サックス・コントラバス…すごく面白いセッションです。すごく合うなというのはわかります。
一人でできることが、といっても一人で頑張りぬいたからこれも見えたんですよね。
最高のクルーズってどんなものになるやら。木造帆船自分たちで操作しろと言われたらうれし泣きですね。

まりもの花
こうして見ると…うらやましい。
パニックになっているマサルの「予想外にやわらかかった」は大笑いしました。
いきなりコンクリート破壊も。
「オレの役目だから」はカッコイイですね。
そしていきなりの神戸デート、どんなことになるやら。
しばらく落ちこんで、すぐに立ち直って行動開始…これがマサルのいいところですか。
そんなときにのんきに夜景、それでもマサルのことを考えていて「今誰のこと考えてんの」…まったく。
竜星くんとベタベタするほどマサルへの思いが募っていく、って感じです。
「今ここでキスして」というのもすごい注文ですね。
場面転換をはさんで「卑怯やな」とやるのもさすがです。
そしてまたアクションシーン、とまあアクションはスパイス、ひたすらギャグですから安心して楽しみましょう。

つばさとホタル
アニメ化ってテレビアニメ化と思って吹きました。
近いというか…もうあとは…
よく猫でごまかせましたね。
アドレスを聞こうとして聞きそこねた、と思ったら彼のほうから…これは嬉しいです。
友梨ちゃんの意外な逢瀬…なんかエロ。
結構オープンに言いますね。
そしてこの忠告、いい先輩ですね。
スコア…バスケットボール、本当に大変です。
バスケシーンの迫力はかなりのものですね。
「スコアとるだけで終わってしまった」ってマネージャーなんだから当然です。
というかスコアはちゃんと取れていたのでしょうか?
コーチもいいところありますね。
すごく大きい気持ちをまっすぐ描いてる、なんというか全力でまっすぐ勝負に出てるって感じです。

僕の家においで
それで納得するなっての…
鈴間くんに全面的に賛成。
「まのりんはなにも悪くない」ってまあ女の子ですからね。
「私と家政婦かわってよねっ」…正直ですね。まあ友だちはいるようでよかったというか。
「側にいる資格なんてない」ってよくもまあこうネガティブに。
公園の遊具で鉢合わせ、ってよくこんなこと思いつくな、の域です。
「美玲ちゃんじゃなきゃ」って今更ですよ。
「お家に帰りましょうっ」という素直な言葉、これは嬉しいですね。
裸で飛び出してくる読者サービスは、男性読者にはきついものが。
きれいに終わると思ったら「男と女」…あの曲が流れてきます。
それが終わったら、『哀しみのコルドバ』の曲も。

流れ星レンズ
二人ともスタイルいいですね。
「みすぼらしいものは」っておたのしみはあとにとっとけ、と。
男たちが本命ですか…
四次元ポケットから子供用砂場遊びセットが出てくるのは確かにかわいいです。
いきなりの裸で固まってしまうのは大笑いしました。
「オレらもたまに自分で忘れるし」もうまいギャグ。
ゆっこが溺れたと思って助けに行ってくれたの、すごいシーンです。
「イケてない所が」はすごくかっこいいです。
いきなり衝動的に海に飛び込んじゃうのもかわいいです。
そして…やってくれました。強烈な水着姿。
僕もちゃんと見れません。
非常に強い雨…無人島で二人きりフラグですね、わかります。
って、何とか泳ぎ着ける沖に無人島がある遊泳ビーチって現実にはどれぐらいあるのでしょう。

おもいで金平糖
こういう店、今は相当きついそうですね。
今も飴を食べています。飴についてちょっと調べたりしたので。
この暖かいタッチはいつでもすごく安心しますね。まるで砂糖と水あめしか使っていない良質の飴みたいに。
結構家庭環境が複雑です。
二人きりだと緊張してしまう、普通の姉弟とは微妙に違う…
「卒業してここじゃない場所に行って早く大人になりたい」って、どの子も思いますけど、怖いですよね。
突然映画館。この奇妙な幻影…すごいイマジネーションです。
タイムスリップ?
いきなり「攻めてきた」もびっくりします。
この、自分が知らなかった昔の弓くんの世界…
心底羨ましいですね。
「新しく子供が出来たから」…そういうことだったのですか。
思いがけない言葉にただ抱きしめて…そして、卒業式。
告白の緊張感は恐ろしいほどです。
そしてキス…言葉も出ません。
奇跡的な作品ですね。すごすぎる、としか言いようがありません。

HIGH SCORE
年始なら、彼女のところに転がり込めば?
まあ、ミッキーは親なしに一人暮らししてるからでしょう。
ブリーフ益田でそんな話…どんどん筋肉の描き方がうまくなってますが。
翼をつけてパンツ一枚…ペンタゴン?そう思ってしまって大笑いしました。最近の再登場カッコよすぎる。
自由人アピールで「歌手に」と歌ったらうまい…どうしようもないほどムダにハイスペックな人です。
とんでもない曲をえみかちゃんに生中継、えみかちゃんの勘ちがいは大笑いしました。

アニマル横町
いきなりすごいことになりました。
くーちゃんのコレクション…すごいことしてますね。
そして冤罪とは、そりゃ土下座するしかないです。

チョコタン!
かわいいかわいいかうぃあい。
別の犬?まあ、ミニチュアダックスフントなら似てる子は多いでしょう。
こんな美少女に握手されて手を拭く、ってもったいない。
なんというかヘンな子が加わりましたね。
へんなキモチ…というか両方、去勢断種は?
おそろいの洋服、ってすごい手間のかかったプレゼントですね。
「犬と会話ができたらどんなにいいか」…目の前の子はできてます。
しっぽふってるのを見て土下座、って素直ではありますね。すくなくとも現実より自分のプライドを優先する人間ではないようで。
「エリカあんな積極的なナオ初めて見たよ」…いきなり握手したあなたより?
で、こっちも犬と会話してる?…うわあ。
というかこんなそっくりで会話能力もある、もしかしてすごく血が近い兄妹とか…まあ犬は近親交配はタブーじゃないですが、害がちょっとあるだけで…
インセスト二連発?過激な雑誌ですねえw

たまたま!きんぎょ荘
本当にみんな家族みたいですね。
進路希望…「イケメンすぎて国外追放」っていつのネットネタですか。
きんぎょ荘の手伝い、という言葉からすごく温かい言葉…
で、そのあとの超絶堅実で厳しい…というか厳しすぎますって。
なんというか、幸せに終わった感じなのに色々恐ろしいです。

ちびまる子ちゃん
おとしだまをおとした…究極の不運ですね。
しっかり拾われてましたか。
少し使っちゃった人が自分の父とその友人…大笑い。
そして同罪…おかあさんが怒鳴りつけたのは笑うほかなかったです。
なんというか、哀愁が漂うとても人間らしい話です。

月号は香純先生W掲載、というか前もやりましたよね?どんな作品でしょうか。あと、首に番号がついているのはホラーでよく見るパターンの気がして怖いんですが。
藤原先生の新作も楽しみです。

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