りぼん2012年7月号感想

ホラーを表紙にするとは珍しい。めったにないことです。そして非常に印象が強く、「ちゃお」のにじプリにも負けてないですよ。

カラーをしっかり統一した、がっちりして実用性の高い付録もすばらしい!

そしてこの圧倒的なまでの新人読みきりの物量。強みですよね。

…しかし、牧野あおい先生の描いた七夕雛苺。
このタッチ、見たことがあるような気がしてならないのですが…四コマ漫画で。
確かそっくりだけど性格や髪型が違う三つ子の女の子が三人とも、近所の年上の男の子に恋している、という話。あと仕事自体は普通の家政婦でメイド服の女の子。
だとしたらなぜ今まで気がつかなかった…

CRASH!(藤原ゆか)ひよ恋(雪丸もえ)まりもの花(香純裕子/秋元康)流れ星レンズ(村田真優)好きなヤツはできた。(木村恭子)チョコタン!(武内こずえ)表×裏ガール(大詩りえ)絶叫学級(いしかわえみ)HIGH SCORE(津山ちなみ)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)桜姫華伝(種村有菜)スターダスト☆ウィンク(春田なな)初恋刺繍(沢なな絵)とびだせカイリー!(薬師寺敦子)パーフェクト・ローズ(小桜池なつみ)アニマル横町(前川涼)次号予告

CRASH!
冒頭からなんか可愛いことに。なんといううらやましい立場…
「ユイにこんなふうに怒られるのも」…二週間、ちゃんと、この世で最も困難な仕事の一つをこなしていたんですね。
それで出合った人間関係も膨大になると思いますし、失敗の質・量も膨大でしょう。とんでもない経験だったのでは。
それがほとんど描かれていないのが…彼女がやつれていないのが奇妙にすら思えます。
というかなぜスタッフ肩章つけていないのやら。
演出も相変わらず強烈。
アルファベットを叫ばせる、というのも強烈ですね。一人一人の顔の出し方がまた見事です。
一彦くんの気がついたときの表情、これがまた強烈。
ちょっとしたゲーム、観客を引き入れて、しかも勝負…すげえ。
あくまで物語からずれない桐くん、これも台本どおりかそれとも…
楽しみになってきます。

ひよ恋
八つ橋、ってある意味生物なのでとても面倒です。ああ、堅焼き版はとても食べやすいです。
ここで「やっぱり修学旅行行きたくな…」ひよりちゃんらしいですね。
母親も、どんな痛いところを着いたか知らないのが悲しいです。
コウくんは確かに全部知っていますが、言えないですよね。
勝負下着っておい…
りっちゃん、壊れきってますね。
京都までの旅は結構長いですが、乗り物酔い大丈夫でしたか?…先生が…
鹿、ねえ…うまそう、と思ったら鬼ですね。丹沢大山で、寄ってきたのでドロップをあげたことがあります。虫歯になってないか心配です。
自然に抱き上げますね…
男が話してるのを熱く描いている、描いてて楽しそうです。
そして、まず行動しようとする結心、彼らしいです。
病院に行くのを、ずっと手をつないでいる、というのがすごい思いの強さですね。
りっちゃんの本音…悲しいぐらいに弱い部分ですよね。
一緒に寝てしまう、というのがまた上手い表現です。本当の姉妹みたいですね。
そして、りっちゃんも…「あのね ひより 私ね 気になる人 できたかも」…

まりもの花
「スローすぎてあくびがでるぜ」…なんて懐かしい台詞でしょう。あ、確か『北斗の拳』という名作漫画の名台詞です。
格闘技のスピードはコンピュータじゃ無理でしょう。
というか、この銃…実銃?エアガンじゃ破壊できないですよね…
やばいなんてもんじゃない話です。
200kg、ってのがまた無茶。
警察を呼ぶ、ということが存在する世界だったんですね。初めて知りました。
マサルくん…男の顔ですね。明日悲惨でしょうが。
落ちそうになった男の子を、人間の身体能力じゃないです。
少なくともこの世界では、{拳タコ}と{ケンカする人}の共通部分は少ないと思いますよ。
というか拳タコができるのは巻藁突きをやる空手ほぼ限定で、空手道場はけんかを厳しく禁じますから。
自分で拳立て伏せやってケンカしてる子供ぐらいでしょうか?
同等の力があり、まったく方針が違う…そりゃまとまりませんね。
低学年にまで、ってそれこそ警察ですよ。
流星くん…まあ、ベタというかなんというか。だがそれがいい。

流れ星レンズ
みんな寝まくっている…平和な授業風景です。
なんというか、いろいろ大変ですね。
遠くで目を合わせるだけで、とか会えなくていい、と思っているとトラブルの種になりそうで…
このデフォルメされた男子がなんだかかわいいです。
手紙つきで傘が返されてる、それで幸せ、というのが素敵です。
手紙を書こう、とできるのも強いですよね。
マコマコ、ここまで全部見透かされてたらきついですよね…
思い切り怒鳴られて笑ってられるというのがまたすごい…
そして…この手紙。男だったらたまりませんよ。
ガラス越しに手を触れて、携帯電話で「いってきます」「すき」…
なんというか、幸せすぎる時間ですね。

好きなヤツはできた。
これだから連載というのはたまらないんです。ものすごいスピードで絵が成長して、表現力が増していくんですよ。信じられないほど。
二階から飛び蹴りして一方は無傷、やられたほうもかすり傷、ってどんな奇跡でしょう。
レスラー、って女の子には最悪ですよね。
なぜ太陽あびな、なのか、女の子ってのはすごい生き物ですね。
「いつか別れんじゃん」…ひでえ。
おっさんとおっちゃん、確かに変わりませんね。
こいつも、彼女できたんなら別の女の子と遊ぶのやめたら…?
なでながら「一人です」…卑怯というかなんと言うか。
当然のように家にも押しかける、というのがまたすごい。
で、のろけまくる。刺されて死ねと。
「いやらし山のひわい君」というのが苦笑しました。
そんなふうに言い合える男女、想像しただけでため息が出ます。
で、邪魔されたのを珠理菜ちゃんが吹っ飛ばして…戻ってきて抱きしめる、ってなんですかこの男は。
いきなり振られた、って…何をしでかしたのやら。
本当は珠理菜ちゃんの話を出したか、珠理菜ちゃんとべたべたしているのを見られたかに10100ポコ賭けます。
手だけ触れ合っている、友達でいられない…辛いですね。
というか失恋で一緒に泣ける友達って、男女抜きにしても世界一の幸せ者ですよ!
なんかもう、たまらない作品です。

チョコタン!
雨の日も僕は犬の散歩は普通にやってました。傘はできるだけさしかけて、できるだけ近い空き地で、です。
あとはよく拭いてやりました。風呂に入れるのはよく晴れているときだけですね。しかし洗ったあとの可愛らしさときたら…
大好き、と抱き合って言いあえたら、そんな幸せなこともないですよね。うらやましい。
雨続きで壊れる、というのも苦笑します。というか学校では…話しかける勇気がない、ってそれは有馬くんが悪い。
大嫌いだけどガマンできる、犬ってすごい生き物ですよね。
いきなりえらいことやってくれましたね。
それで、「いっしょにいかない」から…これだけ真っ赤になって積極的に話して…これで恋心わかってなかったら、それこそキョン・一夏以下ですよ。
そしてメアド、って今までそれがなかったのが…
ハッピーが…ははは。
アワアワもドライヤーも、そりゃ嫌ですよね。
そしてこのプレゼント、なんと言う残酷な。
なんというか、幸せすぎて…その幸せが短すぎるのが今から涙出てきそうです。
どんなに、一日一日もっと大切に、もっともっとかわいがればよかったか…たくさん写真を撮っておけば…タイムマシンがあれば、それこそアルバム何冊も、ビデオ何時間も…それよりもっともっと抱きしめて…

表×裏ガール
いきなりとんでもない言葉が。まあ女の子も、同じ人間ですからね。男と同じような分子が皮膚からは分泌されて、同じように膨大な数の常在菌がいるはずです。
新橋のサラリーマンって、エリート勝ち組では?
「私のことすき」で、「どうしようありえる」「私かわいいし!天使だし!!」…こういう人なんですね、骨の髄から。
こりゃ受けますよね…そしてこの美少女が鼻ほじってる最中にボールぶつかって鼻血、というのもとんでもない情景です。
で、そんなすさまじいことにお姫様抱っこ…乾いた笑いが出てきます。
お姫様抱っこの文句で、いつしか「ドキドキした」になるのも苦笑します。
で、「マリ子さまの方が興味ある」…なんだそりゃ、としか。
なんというか、どちらにとってもわけがわからない、男子って一体なんなんでしょうね。
それで、由梨子ちゃんのほうの恋心が花開く瞬間…ここを丁寧に描くんですから、たまりませんね。
一つ一つの表情、体全体が可愛くてたまりませんよ。

絶叫学級
こっちの世界はこれで普通、というなら別にいいですよね。
とことん狭い世界…それが突然、漫画が降ってくる。
これ、ホラーじゃなくて普通の少女漫画でも充分いける出だしですよね。
人に役割がある…確かに、キャラクターというのは非常に深く染み付きます。ペルソナ、仮面に過ぎないのですが。
この占いもコックリさんの変種ですね。
昭和43年…僕が昭和50年生まれで37歳、44年も前!十円銅貨というのがいかに寿命が長いものかよくわかります。
先輩の、キスに持っていくテクニックは見事ですね。
一番幸せ、なはずなのに友達に気を遣うほうが優先…それで性格が悪いなんて占いのほうがおかしいです。
それだけで、一気に周囲の評判が落ち、友達も離れる…みんなの人気、友達関係がどれほど微妙なバランスか…旧共産圏や魔女裁判時代と、当然ですね同じ人類なのですから。
いきなりボールを叩きつけて、言葉だけで励ます…ここで終われば、普通の感動型いじめ漫画なんでしょうね。いっそここで読み終えようかと思いますよ。
で、前後編?というか、菜々屋さんがPKで動かして…?

HIGH SCORE
なんと言う過酷なバイトを女性の身で…
お化け屋敷、もう地獄から天国。
ゴリラを真面目にやるってのもすごい子ですね。こんな美女が。
お化けも真剣にやる、って…というかジョギング20kmはプロスポーツ選手でもどんなものでしょうか?マラソン選手ならそれぐらいやるでしょうか?体を壊さない程度に…というか長距離走るなら、靴と路面を吟味しないと足を壊しますよ。
政宗も真剣に話してますね…なんというかめちゃくちゃシュールなんですが。
オチも苦笑しました。

シュガー*ソルジャー
いやーいい状態です。これで髪を唇に…そして唇に触れて。
好きでもない女にこんなことする男がいたら変です。
放っておいたら絶対キスして、そのまま…でしょうね。
なぜ女を蹴る。「お前らこそ何してんだ」はわかりますが。
そりゃ心はふっとびますし、テストどころじゃない…
全部95点以上、ってならもっといい高校に行っても…
テストが終われば夏休み、学生っていいですね…あと、三年か五年か七年かそれ以上か…
部活でも休みってあるんですね。
インターハイ…敗退した学校はどんな夏を過ごすんでしょうね。
「ただし如月さんが誘えるなら」…意地悪と言うか優しいというか。
でも、こうみんなに囲まれてたらきついですよね。でも彼女になら、向こうから声をかけてくる…ここで泊まりなんていったら、それこそ絶叫学級や地獄少女のネタになるようなことに…
「…これを言ったら」がまたうまいです。よく友達のことを考えている…
でももう一回言ってくる、ができるってすごいですよね。
そして、「入谷くんと一緒に行けたらうれしい」…実質告白ですが、これだけまっすぐに気持ちぶつけられたら、そりゃほだされもしますよ。
ここの彼女の表情も素晴らしかったです。
どんなに素晴らしい夏になるか、楽しみですね。

桜姫華伝
今謝らせて、というのも重い伏線ですね。
だからこそ、別れが辛くなると…
久々のアクションシーン、まさに華麗です。
最後の一体、それが朝霧だった…ここまでやるとは。
せっかくの呪いを解く方法も伝えられない…無念でしょう。
その無念より、出会えたことの慶びを優先して描く、というのが種村先生らしさですよね。
そして、どれほどの怒りが…

スターダスト☆ウィンク
なんてくだらない話を。まあ男子もくだらない話はしますが。
杏菜ちゃんの雰囲気、確かに変ですよね。
三人で仲良く、そりゃまあ…でも恋愛感情って変なもんですからね。
なにこの配役。
「男装とかちょっとやってみたいし」って、宝塚に興味でも?
やってしまった…なんというか、バカだなとしか言いようがないです。
ギョーザ、で喜んでいる颯くんには苦笑します。
で、なんというか…こっちのほうがとても自然な眺めですね。
あ〜あ、感こそこの作品の魅力です。圧倒的に。

初恋刺繍
少し古い印象のある、とんがった感じのタッチですね。
それなりに面白い関係です。それが終わるところから…
つい、という衝動的な悪事…
それに、「また一緒に刺繍やりたい」という、都合の良すぎる展開!
ふっと見とれてしまって、向こうも「キレイでみとれた!」って、どんな都合のいい…このままキスしても違和感ないレベル…
ついまた指貫を返せず、これもすごくわかりやすいですね。
「キレイ」と連発してくれるのもすごいですよね。
「似合いそうって服作ったら」って、八乙女くん、彼女のこと好きすぎでしょう。
それで、彼が怒られていることで…恋心すら捨てる決意をするほど、罪悪感って強い感情なんですね。
「針と一生付き合ってくって」というのがりりしすぎます。
「会いたかったから会いに来たんだよ」、それができるってすごいですよね。ものすごく。
本当に服を贈ってくれて、「好きなのやめるのムリだよ」ここからの言葉の応酬がすごすぎます。こんな言葉、思いつくのがすごい…
こんなに素直に。恋にたいする恐怖、自分に対する恐怖…それを全部受け入れる彼も…
「迷惑」「ひきょうな手」「じっと見つめて」「キモイ顔」…そんなことを素直にいえるなんて。それほど恋って怖い…
とんでもない作品ですよ、これは。これほど素直に、まっすぐに心の奥底をさらけだしていけるなんて。
これからがものすごく楽しみな作家です。

とびだせカイリー!
その王子様の実際の生活…中世ヨーロッパのリアルについては今はもう大分知られていると思います。
やさぐれきっているところに、本当に絵から王子様が…このいきなり、ひょいと簡単に、非常に面白い感情になります。
そしていきなり「僕と結婚しよう」…すげえ。
というか絵から王子様だけが消えていて転校生、でわかるひといないんでしょうか?
昔の思い出を覚えていない…
というか「若くして〜自ら戦場に立って」がすごすぎるんですが。
確かに変ですよね。まず日本語がしゃべれる時点で。
銃刀法違反、という程度の突っ込みはあるようですね。
馬車って、今の日本の法律ではどうなってましたっけ。馬に乗って歩くのやリヤカーが軽車両の規制を受けることは覚えていますが。
ティアラまで…まさに王子様。
で、「あいにく僕には心に決めた女性がいるから」…ここ、めちゃくちゃかわいいです。
ジョセフの言葉、胸が痛くなりますね。
というかそんなことをすっかり忘れていたとは…恥ずかしすぎて忘れたんでしょうが。
そして、ただ追いかけただけのはずが「好きになっちゃった!!」まで気持ちがふくらむのも素敵ですね。
なんというか、現実問題としてそれからどうするんでしょう。
リアルに考えたら恐ろしいことになりそうです。
でもとにかく可愛くて弾むようで、すごく読んでいて楽しい作品でした。この続きにしても別にしても、次回作がとにかく楽しみです。

パーフェクト・ローズ
扉絵がとにかく素晴らしいですね。
三人そろっての「なにかあった?」が楽しいです。
で、あっさり付き合うことになって…
女子高生がいたらあっさり捕獲される、というのがなめられすぎです。
信用されてなさ過ぎます。というか大人がその気になって逃げたら…警察がとことん、全力を挙げても、遠くの駅で朝絶叫しても、街中に配備しても、たった一人の容疑者を、少なくとも神奈川県からは完全に逃しました。
「付き合ってるんですか」にちゃんと答えなかった、これは死刑ですね。少なくとも屋上からバンジーぐらいは。
そしてこの作戦…なんというか、みんなにムリさせてしまってますよね。
「ギャンブル狂いのために」…まあ誰にでもその可能性はあります。誰もギャンブルや酒に狂うのを裁くことはできません。
止めるべきだけで…最も合理的な止め方は大口径の銃弾ですが。角材ではなく。
「たまたまそばにいた」すら前向きにできるというのがすごい…
最後に、全員からのキスを決めてくれるのがすごいサービスですよね。
なんというか、最初から最後まで素晴らしいものばかり詰まった、とても素敵なプレゼント箱でした。ありがとうございます、ごちそうさま、としか言いようがないです。心からの感謝とこれからの作品への期待を!

アニマル横町
…あんたらがペットだと思うんですが?
アメリカ横断の旅…自動車、ピューマ、アナコンダ、そして生物多様性保護団体…危険が多すぎますよ!
「誰ものんこちゃんの代わりには」と、きれいに決めてくれた…と思ったら、まあ今までもペットみたいなものでしたし。

来月号、なんというかすごい迫力ですが…楽しみです、結構メンバーが固定気味ですからね。
さらに毎号の新人読みきり、つくづく贅沢な雑誌です。

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