りぼん2012年6月号感想

珍しい表紙ですが、幸福感と楽しさがすごく伝わってきます。

薄い付録は流通にとってすごく嬉しかったでしょうね。

シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)好きなヤツはできた。(木村恭子)チョコタン!(武内こずえ)ひよ恋(雪丸もえ)流れ星レンズ(村田真優)表×裏ガール(大詩りえ)CRASH!(藤原ゆか)絶叫学級(いしかわえみ)まりもの花(香純裕子/秋元康)アニマル横町(前川涼)HIGH SCORE(津山ちなみ)桜姫華伝(種村有菜)あまからカシスオレンジ(佐和田米)スターダスト☆ウィンク(春田なな)パーフェクト・ローズ(小桜池なつみ)プリティーリズム(朝吹まり)次号予告

シュガー*ソルジャー
はてさてなにがあったのでしょう。
部活禁止って、スラムダンクでは大変でした…
みんなあちこち大変ですね。僕には何もありませんでした…勉強の仕方を骨の髄から知らないけれど読書の蓄積はあるので、勉強の真似をしても成績は上がらない、でも中の上ぐらいは何もしなくても取れてしまうので危機感もない、といううらやましいのかどうしようもないのか。
ヤバさを自慢しあってなんになるんですか。
顔に「行きたいです」と書いてあるのに「やっぱり迷惑」というのはすごく楽しい。
母親、エ●ゲからきすたかって若さ…
また「部屋が見たいです」と顔に書いてあって「ちゃんと勉強しなきゃ」この繰り返しギャグは実に楽しいですね。
「如月も正座して聞くな」がまたすごい。
食事まで、いい母親ですね。
で、水のつもりがカレー…これは風呂フラグですね!
部屋イベント程度でしたか。まあ充分ですが。
これは相当金ありますよね。まあ医者なら、って偏見ですが。
ドライヤーとは思いがけないサービスで。
で、引っかかって押し倒し…あ、BGM変わった…
いや、僕はこういうのはとても好きですよ。読んでて楽しいです。

好きなヤツはできた。
このカラー扉の印象がすごいですね。
冒頭から、この久しぶりの世界にすごく和みます。
お互い恋を阻止している?…そういうことでしたか。マヌケと言うかいいカップルと言うか…本人は深刻でしょうが見ている分には最高に楽しいですね。
背が伸びる、とそれより脳みその中身がどうなったのか…
変な顔を見せたり、三年女子としゃべっているのを邪魔してひきずりこんだり、なんというか小学校中学年男子…見ている分には楽しいです。
「藤代が珠理名と遊んであげてる」がすべてですね。
いきなり抱き上げてどかせるのは心臓跳ね上がりました。
恋愛感情を自覚するところもすごく自然で、素晴らしいです。
泣き出しそうになる表情も最高ですね。
…応援しあう、っていっていて「おれ彼女できたっ」…
呆然としました。すげえ…バカとかなんと言うか…馬に蹴られて死ねというか…
二階から飛び降りて蹴りは普通死にますよね。
なんかもうめちゃくちゃですが、この年代の子のリアルな姿だと思います。この学年の僕はもっとひどかったですしね。
半ば狂ってるのが当たり前、というのが子供ってこと…素直に子供でいられるのがうらやましいですよ。
ものすごくリアルでストレートな、素晴らしい作品になりそうです。期待大!

チョコタン!
ドッグランとは、天国です。もう犬だらけ。
別の人に連れて行かれる、というのもかなり大変ですが、また有馬くんに近づくチャンスなのも平常運転。
松坂牛のステーキってのはいくらなんでも…その誘惑に耐えられる犬などいません。
ケージを抜けて、家のドアは子供の声のフリをして…でもまあ、マスターキーを持つ大家さんがいてよかったですね。でなければ放置するか、または実刑覚悟で破壊するかしかないです。
こちらの人に見つかるとは、運が悪いというか…
車に轢かれかけるのはさすがにぞっとしました。一番ぞっとしたのは運転手さんでしょうけど…ナイスブレーキ。
死んでしまったのを受け入れられない…ため息が出ます。僕も、ネットでちょっと似ている犬の写真やぬいぐるみの写真を見たら夢中になってしまいますからね。
一億万人…まあそれはともかく、犬のにおいを見分ける能力は冗談抜きに凄まじいですよね…

ひよ恋
修学旅行のしおりも、先生が作って印刷しているんですよね…業者がいるわけもないのですから。大変な仕事です。
パソコンとプリンターとコピー機が当然ある時代以前にはどうしていたのでしょう。僕の小学校の頃はワープロはなかったはず…コピー機があったかどうかは分かりません。想像を絶します。
今回は何とか、人物はいるようですね。
りっちゃんの微妙な正直さが、見ていて痛々しいですね。
ぽすっ、と結心の腕の中…ラブラブですね。
りっちゃんのすね方、それを見ているコウくん、なんというか関係性が実に上手い。
この身長じゃ、それだけでほとんどのスポーツは無敵でしょう。
レシーブがちゃんとできる、ってそれだけでもすごいですよね。
そしてこの笑顔、すごく素敵です。
コウくんだけが、りっちゃんのことをわかっている…
りっちゃんの、問い詰められての…とんでもない言葉にはびっくりしました。
これは…バカにもほどがある…
コウくんがどうフォローするか、腕の見せ所ですね。面倒だと思いますが。

流れ星レンズ
いろいろ楽しそうですね。
スポーツテストを考慮して振り分ける…かなり真剣ですね。
夕暮くんの応援団、そりゃもう…
何か手伝うことがある、というのもいいですね。こういう経験が、将来の仕事でどのように役に立つのか…結構大きいと思いますよ。
バック転とかすごすぎるでしょう。
体力づくりと、そして発声練習でしょう。
美化委員としても仕事がある、ってのもいいですね。
折りたたみ傘が靴箱に、「自分が濡れんじゃんか」…心がすごくぴったりつながってるな、と見ていてすごく嬉しくなります。
ま、無理はしない程度に…若いっていいなあ。

表×裏ガール
これでもこれはこれでOK、というのも…多分、百回同じことをしたら、いじめられるだけというのも何十もあると思います。
どうなるかはわからないんですよね、何をすれば人気者になるか、何をしたらいじめられるか…
自分の恐ろしい本性が垂れ流されているのを見る、というのは誰にとっても恐怖でしょうね。
「いいんちょーの本性が分離」と人目でどれだけ見抜かれて…何の仕事してますか?占い師?税務署?
「お前らのためにわざわざわかりやすくノート」…最高の勉強法ですね。そりゃ学力格差も開きます。
「自分だよ?」とくり返すのもいいですね。
わかりやすくまとめるのはいい勉強法なので続けたほうがいいと思いますよ。
それがないと自分の存在価値もなくなる…さみしいですね。
泣きそうな言葉を、「そんなの知るかよ」って流される…笑うしかないですね。
友だちの作りかたを知らない…引かれる、が価値観の全てになっている…
そう堂々と言って、見事に受け入れられる…いい世界ですが、それだけすごくいいメッセージを読者に与えていると思います。
次回予告が楽しいです。何が起きるやら。

CRASH!
今回は花ちゃん主人公、というのもすごくいいです。
桐くんがこれだけ前面に出てくるのも久しぶりと言えば久しぶりです。
リーダー、大変ですね。
でもそれで、しっかりまりかちゃんと電話、とっても得してますねえ。
ラブラブすぎてどうかなりそうです、この二人も。
「ノーベル賞をよくわかってない桐」というのが苦笑しますね。でもちゃんと分かっている人は想像以上に少ないですよ。
でもすごくまっすぐな愛情があれば、そんなのどうでもいいですよ。
一番大事な準備…さすがリーダー!
心がこれほど壊れるとは思えない…それほど心っていうのは危なっかしいものなんですよね。
基準がなくなったら…これだけ自分の弱さを認められるというのも強さですよ。
そして桐!「オレたちが目の前にいんだろ!!」
目標がなければ自分で先端を突っ走る…元々できる存在でしたよね、この五人なら。
すごいですよね、この熱さ…さあどんな舞台になるのやら。

絶叫学級
携帯電話は全部CIAやモサド、Googleに監視されているそうですよ?
魔界との通話も筒抜けで、その情報が別のテロリストに…
僕は学校に携帯電話を持っていく勇気はないです。隠され壊されいたずらされるものが増えるだけです。
僕の好きな子に僕の携帯から変態な内容のメールを送られたら、と思ったら…
このメールは、普通に判断したら…成人男性からですよね。おまえだろといわれそうですが、僕は携帯メールはわかりませんし、第一知らない人にメールする勇気があれば苦労しません。
これ、霊的設定なしで現実の犯罪話としても充分怖いでしょう。
親友がいる、ということほど嬉しいことは…それも、幻想であり護符にすぎない…
全部分かる、って…まあストーカーがついやってしまうこと、とも今はまだ解釈できます。
行方不明の子がその名前…これすら、成人男性ストーカーのいやがらせと解釈できてしまうのが怖いところで。
そして現実に友達ができてから…というかこういう水道穴は定期メンテナンスがあるのでは?
まあ、現実の生きた人間じゃなくてよかったですね。生きた人間は幽霊よりもっと邪悪なのがいますから。
普通の人も集団がぼうそうすれば、最も邪悪な人間より恐ろしいことをしますけど。

まりもの花
「助けてあげられた」…これ以上カワイソウな言葉もないですね。
二人セットはヤバイ…なんというかとんでもない武器ですね。
奇襲、って警察に行ってください。
クールキャラ、って骨の髄からバカですね。
回想のマサル、かなりすごい子ですよね。こんなことはそうそうできないですよ。
「でもオレはヤキモチ焼いたけど」…悪魔のような告白ですね。
マサルアタック2012…最強の必殺技ですね、これ。
この二人組も面白キャラで…そしてトランプ四人組、四対四って二人は戦力外ですが。
さあ次回、どんなギャグやラブコメをかましてくれるのでしょう。

アニマル横町
デートファッションのいかれように吹っ飛びました。
これを受け入れてしまうくーちゃん…結構すごい女の子です。動じないにもほどがある…
服をひきちぎる芸、というのもすごすぎる。
この調子で続くんでしょうか…まあ好きにしてくれ、としか。18禁シールがついても僕には関係ありません。

HIGH SCORE
ピンクダイヤとホワイトダイヤのハートモチーフ?センス悪いですね…
というか、せっかくの大粒ピンク原石をハートカットするデザイナーは、断言しますがアホです。クオリティの高い部分を全部生かすことだけ考えてカット、実用最低限のプラチナ台以外必要ありませんよ。
パールで飾るとしたら、石の質が悪い場合です。ホワイトダイヤとの組み合わせなんてもう両方台無しにしてるだけ。
遊園地とか南の島とか、今風邪でしょうが。というか彼氏は?
隅から隅までエロエロ看病、って発想がオヤジ過ぎますか。
本当にステーキ弁当…大丈夫でしょうか?
風邪引き中に…全然風邪じゃないです、それ。
美少女が足だけでパンツを…確かにこれはいやらしい気持ちにはなりませんね。
というかなにこの甘えぶり。甘やかすほうも甘やかすほうですが。
女ってつくづく魔物ですし、男は女のくいものです。

桜姫華伝
三日間、結局何もできず…攻めようとすると無能になりますよね、こいつら。
「おまえの主は誰だ?」…それ、やるほうが腐りますよ。権威・権力は美味すぎる蒸留酒です。
朱里…あんたわかっててやってません?
この髪って、要するに変形の触手プレイですよね。
そして、姫にだと思って琥珀が「疾風…瑠璃条が好きなんだって」…
こっちのラブコメも複雑なことに。
道を渡る、という試練も結構ありますよね。星矢の、ムウのところとか。
目が見えていないし、もう命を吸われ尽くしていて…助からないって感じですね。

あまからカシスオレンジ
可愛いんですけどなんだか濃い絵ですね。
この「木の家」って実際にはすごく合理的だと思うんです。熱帯でなら「絞め殺しの木」を使って簡単に作れるはずですよ。メンテナンス不要ですよ。
コーヒーからキノコ、というのはものすごいです。
「街はなァ…地価が高けーんだよッ…」…確かにとても重要ですよね。
マスターで掃除を済ませる、というのもすごい。
キノコを食べたら、そりゃこうなりますよね。
なんかもう、ものすごいですねいろいろと。
こういう試みができると言うのも「りぼん」の懐の深さですよね。

スターダスト☆ウィンク
整理してみたら簡単なことですね。
「知らん間にやめてた」ってそんなことができるのがうらやましいです。
チャンバラと白雪姫…白雪姫を時代劇化したら?
ネタとして男女逆転、というのは上手いアイデアですね。
プリクラ写真館、というのも面白そうですね。
いきなり「きっと颯も同じだよ」「わからない?」…とんでもないことになりました。
キスでごまかすのも、あとどれだけできるやら…よし逆ハーレムルートで、なんてやったらどんなことになるのやら。

パーフェクト・ローズ
確かにすごくかわいいのが当たり前になってしまいましたね。
「付き合ってねーし」「言えただけで満足なので」…そりゃまあ、この三人のリアクションにもなりますよね。
「実は向こうに責任者がいないんだ」には大笑いしました。
角材で殴るのはどうなんでしょう…威力がないことに定評がありますが、危険には違いないですよね。
「揺らがない芯みたいなのがない」って、わかって言っているのかカッコいいことを言いたい年頃なだけか…
いきなり美容師になれ、といわれるのもびっくりしますよね。
きちんと「俺はのばらに彼女になってほしい」「すげー好き!」…すごい強烈な告白ですね。ここまでやってくれるとは。

プリティーリズム
ついにプリズムスターデビュー…
三人ともまぶしいまでに成長してますね。
響の登場、さすがに決めてくれます。
「あたし…嬉しいって思ってる―…」ここの表情がすごくかわいいです。
「俺は会いたかったけど」も極悪非道と言うか。
そしてついにショーの始まり、もうとにかくひたすら力技だけで押し切ってくれた…熱くて、すごく楽しい作品でした。
お疲れさまでした!次回作にもすごく期待しています。

来月号は新人読みきり二本…うらやましい、と絶叫したいほどです。
楽しみでなりません。

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