りぼん2012年5月号感想

この開いたときの巨大表紙はすごいです。でもそれは、営業が販売店に周知していないとほとんど無意味ですよね。
一部開かれたのが展示されているかどうかが、桁外れの差になります。
ヒロイン集合もすごく嬉しいです。

付録も、鍵がついているというのがすごく心をくすぐりますね。
閉鎖的集団はすごい力がありますし、鍵の「閉鎖」する力はそれをすごく強めてくれます。

しかし本誌の厚さがものすごい…本に手を載せて感想を書いているとき、キーボードと手が離れていてタイピングがしにくいほどに。

総合的にどの作品も面白いのが嬉しいです。とにかく面白くなければ。

ひよ恋(雪丸もえ)表×裏ガール(大詩りえ)CRASH!(藤原ゆか)アニマル横町(前川涼)まりもの花(香純裕子/秋元康)チョコタン!(武内こずえ)流れ星レンズ(村田真優)絶叫学級(いしかわえみ)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)夢色パティシエール(松本夏実)HIGH SCORE(津山ちなみ)パーフェクト・ローズ(小桜池なつみ)桜姫華伝(種村有菜)ボクは狼。(優木なち)スターダスト☆ウィンク(春田なな)プリティーリズム(朝吹まり)次号予告

ひよ恋
すっかりラブラブですね。
チュー、っといっても違うちゅーですけどね。
中野さんと付き合ってんの…まあそんな話にもなりますよね。
修学旅行、何があるのやら。
あれ?なぜ「ぜーたくいわないっ」の「わ」の字が壊れているんでしょう。よっぽど時間がなかったんですね…
女の子に「全然太ってない」は、そのままの意味では決して取ってもらえない言葉ですよね。
携帯電話って、考えてみると壊れないのが不思議です。ゼロスピンドルだからでしょうか?
「誰が食べすぎで太ったって?」は普通、死を意味してますよね。それが「ありがとう」じゃびっくりしますよ。
コウくんが怒ってるのも、それでですよね…でも何も言わないと。
え?25P、人物が抜けてるコマがあるような気が…本当に時間なかったんですね…単行本を待ちましょう。
というかそれからしばらくトーンが…
「あたしが結心の息の根止める」が妙にリアルです。
…なんというか、どうしても無理なのに頑張った、というのはすごく伝わってきます。
でも、そんなときは無理して休むほうが絶対いいですよ。代原で誰かにチャンスを与えることにもなりますし。

表×裏ガール
表裏、今の僕にはあるかどうかもわからなくなりました。
確かにすごい裏表。それだけ見てると、つい『絶叫学級』かと思ってしまいました。
なんでいきなり瓶をかぶって…僕はテレビを持っていないので最新のCMに疎いからでしょう。
いきなり肩を抱かれて、というのもドキッとしますね。
で、こっちが「裏」ですか。いいですねこれはこれで。
「成績も人気も」ってかわいいぐらい楽しいです。
利用されてることも聞こえてる、でもかばう…それでいいんでしょうかね。
そして、「表ヅラ作ってない」と見抜かれて…
自業自得、と書道を使う心象描写はとても上手いです。
泣き方がまた見事ですよ。
そしたら裏がそのまま実体化する、というのは最近見た気がするのはともかく楽しいですね。
「読み返すな」は大爆笑しました。
双子じゃなくて親戚でごまかす…いろいろとすごい強引さ。
いきなり本性大爆発、ってこっちにはその本性しかないんですが。
いや、面白いですしこれからも面白くなりそうです。

CRASH!
いきなり男の裸とはサービス過剰な…
無理にテンション上げようとしても、そりゃ無理ですよね。
小さい子と遊んでる、いきなりなんてステキな…
後ろの髪を細かく編まれている、というのがまた楽しいです。
「こうなったからにはしっかり学んで」というこの前向きさ、ひたむきな真面目さが彼女の最大の魅力ですよね…
メモする余裕もないほど雰囲気が…その雰囲気を描けるのもすごいです。
人を飽きさせない…カリスマ、ですね。政治家にも共通する。
で、彼氏に電話で別の男のことばかり、彼女の辞書に「嫉妬」というタンゴはないんでしょうか。英語の勉強としてマクベすでも原書で読んで朗読で聞いてください。
わがままを言わなさ過ぎるのが、ある意味彼女の欠点かもしれません。それを難しがるタイプの男もいそうですよ。
景斗さんの細かな質問…その危機感はすごくわかりやすいですね。
心配をかけたくないからウソ、それもまた…まずい、と叫びたくなります。
「ちゃんとCRASH見ろっての」に「あんた3曲目のフリ」…つくづくいいコンビです。
まあ前向きなのはいいですね。
上手く不安感を入れてきました。二人とも完璧なほどの善人、でもそれこそが二人の欠点…

アニマル横町
誕生日で、どんなサプライズやら。
ゴム、でえらくえげつないことを。
「ゴムの歴史」という本がもし出たとしたら、それはそれでとても重要だろうと思いますが、砂糖やコーヒーや茶やチョコレート同様残虐非道のプランテーション地獄絵図に決まっているのであまり読みたくありません。
くーちゃん、というだけですごい喜びよう…
バンジージャンプでこの事故、どれぐらいあるんでしょう…
いや、あると思います。公式な場でのバンジージャンプではなく、子供が真似たり、不良集団が制裁としてやったり…

まりもの花
いきなりなんて顔…
ランドセル上下逆、ってすごく危ないですよね。
前後逆はままありますけど。
「英会話習っても」…殺したほうがいい励ましですが、それを真に受けて…というか実際必要ですよね、英会話は。
いやあんなビル建てられるなら英会話ぐらいどうにでもなるでしょ。
助けようとしたのに説教、逆に男が女の子助けたら逮捕されるご時世なんですよね…
それでいきなりナンパ、っておいこら。
児童施設、とは少し重い話になりましたね。
泣きそうなのを服でかばってくれる、さりげないですがうまいです。
「オレの前で遠りょすんの禁止」…これは強烈な台詞です。
ただ「遠慮」をルビじゃなく、「遠りょ」は無理があると思いますよ。
いきなり恋をしたら…これだから女の子は。
マサルってやることは男らしいのに、どうしてもこうなっちゃうんですね…
というかナイフ抜いた時点で重犯罪です。
そしてヒーローの登場、でも怪しいと思えば確かに怪しいですね。
しかし、やっと恋が動き出すとは…

チョコタン!
いきなりおじさんが…これはびっくりしますよ。
この顔で、「チョコタンちゃ〜んおはよ〜v」…まあ僕もいい年してやってましたしね。
それで…ここまで話して頼る、ってよっぽど信頼してますよね。
「早く殺してくれ」…日本ではあまりないですが、西欧ではペットの多くは安楽死で最後を迎えますからね。逆に苦痛のまま生きさせほうが残酷だ、と。
言えるわけないですよね、そんなこと…
アルバム…これ、有馬くんすごく恥ずかしいのでは?
「それしたのミルだから」が苦笑しました。
一ページの、春夏秋冬…青春、朱夏、白秋、玄冬…一ページを四段に分けた表現の見事さには圧倒されました。
なんというか、この最後の言葉…涙が止まりません。
僕の死んだ愛犬は、最後になんて言っていたんでしょう。病院で死んだので死に目に会ってないんですよね…死ぬのは僕の腕の中だ、ってずっと思ってたのに。
泣きながらの伝言…これはもう…涙で画面が…
そして、チョコタンも…そりゃまあ、抱きしめるしかできませんよ。
こちらからも言いたいです。あんなに生きてくれてありがとう、って…言いたい、話したい…抱きしめたい…

流れ星レンズ
何とか女の子と知り合いたい、という涙ぐましい努力…僕はその経験がまるっきりないんですが。
まあめんどくさいですが、哀れというかなんと言うか…
トモちん、いろいろとすごいですね。
どうするのがいい彼女…そうじゃなく、そのままの感情でいいのでは?
彼女がいるほうが燃える、っていい性格してますよね。
「迎えに行っておいで」っていってくれる友…素敵ですね。
キスしようとするかに見せて「あんたみたいな気の多いクソ女大嫌い」…いい性格してますね。逆に妄執にならないか心配ですが。
豪快な真横ドロップキックはびっくりしました。下手すると死にますよこれ…
「みんなが思う夕暮くんの彼女像に近づきたい」と素直に言ってくれるのは嬉しいですよね。彼の返事も素敵ですが。
涙をキスで消す、でも…解決してはいませんね、彼が全身で求めてくれていても。人間は社会的動物ですから…

絶叫学級
あと一面…何が大切か、人によって違いますからね。
僕もそりゃ、あと一面で切られたら…さらに、ファミコン版のドラゴンクエスト3だったらあの音楽が流れるかもしれないんですよね…
ええ、僕の世代にしかわからない話ですとも。バッテリーバックアップロムカセットの技術黎明期。わずかでも乱暴に電源を切ると、セーブデータが全部失われたんですよ…
それを知らせる音楽が、あの呪われたときの音楽。
のぞいたら目、それはかなり過激に怖いです。
まあ今回は勧善懲悪要素があってまだよかった…

シュガー*ソルジャー
ガラス割れば簡単に脱出できます。
「まさか2人は」…同性愛を疑ったって、そっちの素質ありですか?
「嘘になるけど」で許すわけないじゃないですか、独裁者は。独裁者にとっては人に心なんてないんですから。
本当に都合のいい王子様に…
閉じこめる、そりゃ経験者にとっては絶対耐えられないですよね…このビジョン、児童虐待サバイバー?
この強烈な怒りはびっくりしました。
知らない…まさか、虐待のことも知っているとか?
着信拒否、それは悲惨ですよね。
で、「オレら友達に」…どういう心理状況でしょう。
それで笑うって、どういう寛容さでしょう…
性格異常者には近づかないほうがいいと思いますけど。
なんというかこれでいいのか、というのが正直なところです。
というか一ヶ月間、前回のせいでどれだけ僕が苦しい思いをしたと…憎悪と恐怖で自分で自分をボロボロになるまで攻撃していたんですから。

夢色パティシエール
これは嬉しいです。
スズランは猛毒ですのでお気をつけて。
2人で店を始める、って両方の両親が大変だったでしょうね。特に樫野、どうやって医者にするのを諦めさせたのでしょう。
で、「真って呼べよ」とキス…確かにバカップルです。
どんなに偉そうにしていても、こうして親の威光だけでは大して…というか、ありのままの子供だと無力すぎて口をきくこともできないんですよね。
「あれがあいつのいい所で」を写メされたのは大笑いしました。本当にバカップルです。
そして小さい姿で、影で…ふふ、かわいいですね。
「夫のヨハンも」というのが切ないです。
自分で作らせる、というのもいちごちゃんらしいです。
どれだけ彼女が作るのが大変だったかを体験させて…
この、あくまでまっすぐな別れのシーンがすごく素敵です。
アンナ先生の涙も…
チョコのスズランに、指輪!すごく嬉しくなりました。
なんてまっすぐなプロポーズ。
なんて、なんて素敵な作品でしょう。

HIGH SCORE
確かにバカでアホで意味不明。
嫌いな人間が紙袋一つで…人間って、背格好とか微妙な動きとかでも、膨大な情報を出しているはずなんですが。
数年ぶりに会った親戚が、背を向けて本屋にいた僕を一目で見分けたんですが。
沙夜…なるほど。
「信用させてから裏切る」遊び…そりゃ限りなく危険ですよね。
で、笑顔を見たいから…泉水くんも十二分にバカです。
警察ってそれで外に出たんですか…
いや、ボスに怒鳴られて袋をめくられて正体がばれる可能性も…

パーフェクト・ローズ
という話だったのに、というのはうまい導入です。
さて、どうなるのやら。それを楽しみにさせてくれるのはいい作品だってことでは。
みんな同じようになっている…人の頭の中を縛ろうとするとすごく反発されますからね。親はそれこそしたがりますが。
「家に帰ってきなさい」それだけは妥協ですが…
蒼馬くんの態度がおかしい、ってかなりの天然魔女。
それで、なんてストレートなウソを。
みんなが「ムリしてる」と思うのは見ていて楽しいです。
「好きな子には優しくするといいよ!」というストレートすぎる一言が読んでてすっきりします。
「すみませんすべてが信じられません」は大笑いでした。
で、「ほんとはうそなんかひとつもついてないんだけどな」…切ないですね。
それで、声をかけるじゃなく後ろから抱きつく、って…
しかしなんて素直な、ストレートな告白でしょう。
ステキな。

桜姫華伝
なんでこう、全てが後手後手なんでしょう。
隣で寝ているのが自分というのはびっくりしますよね。
見張って…琥珀は見事に寝てますが。
「僕が心から信用できるのは」…一番骨の髄から裏切り者なのですが。
言葉ではなく、体だけの感情表現というのがなんだか見ていて暖かくなります。
それに、めいっぱいの愛情で応える桜姫…
柱の影から見ている疾風、こうなると男って立場弱いですよね。
琥珀の告白、すごく胸が痛みますね。
いきなり朱里…これはびっくりしました。どうなるんでしょうね。
疾風と「有」の漫才は一瞬ですが楽しいです。
あ、侵入するために琥珀を気絶させた…そういうことですか。
朝霧を拉致、って別に朝霧でなく琥珀でもよかったのでは?
結局辛いことになりますね、彼女は…といっても、青葉の自由を奪って月泉水を飲ませ生贄にすることは、それほど簡単でしょうか?
さて…次の死者は誰でしょう。ま、桜姫・朝霧・青葉の三人は死なないでしょう。

スターダスト☆ウィンク
これが懐かしいってどういう人生でしょう。
で、「あーもうすごいデジャヴこの会話」がすごく面白いです。
転校していきなり実行委員…
戦国無双的なゲーム、って無双って言葉自体がコーエーの商標では?
なんというか、空気を悪くしようとしていながら、根が明るいって感じです。そりゃまあ、両思いでしかも同じ学校、さらに同じクラス、ってどんな幸運ですか。

ボクは狼。
なんというか、ある意味精神的性教育マンガで終わったような。
まず布団をくっつけたところでどきっとします。
トランプにあくまで逃げるのを払いのける、これはもう腹決めないと。
「そち行ていい?」…男にとって夢のシチュですこれ。
「りなが怖いだたらオレもしない」…男の優しさですね。
で、もうOKが出て「丸いヤツ」…なるほど、それがわからないりぼんっ子は一人もいないという前提ですか。まあそうなんでしょうけど。
いきなりおしゃぶりはびっくりしました。そりゃりなちゃんも泣くでしょう。
分からなくて当然、でも女の子のほうは…
「なにをすればよかた」というのも、その通りなんですがそれを聞けるのが、彼の…人間でははない面ですよね。
そしてキスの嵐。で、「アオーン」「チュンチュン」…おいこら。
あ、そんなDVDにすりかえたのでおしゃぶり…
で、…なにこのラブラブイチャイチャ。
最後の幸せそうな表情が素晴らしすぎます。
まあなんだかんだ言って、面白かったです。
さて次は何をしでかしてくれるやら…

プリティーリズム
冒頭から閃光!まぶしすぎます。
フリが飛ぶ、ってそりゃ怖い。
練習以上のパワー、それも練習があったから…もう、りずむちゃんも安定して実力出せてますね。
…何も言うことがないぐらい圧倒的なスピード感とパワー。
そしてもう、空港ですか…
りずむちゃんの言葉、ただただ興奮しているのがはっきり伝わってきます。
そして見送っての涙。さてここから、どんな新展開が待っているのでしょう。

月号は木村先生と、短めの読みきり?毎号いろいろあって実に楽しみですね。

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