りぼん2012年2月号感想

付録はすごくパワフルですね。

毎号の新人読みきりは実に贅沢三昧、って感じです。それこそおせち料理とフライドチキンを両方食べるぐらいに。

それにしても圧倒的な物量ですね。(辛いのがもう嫌なので)「セカイの果て」の感想は書いていないし、さらにショート多数全部感想書いていたらどれほどの量になるのやら…すみません気力がなくて。

まりもの花アニメ化決定にはびっくりしました。むしろ「ひよ恋」や「CRASH」、「セカイの果て」のほうが可能性高いと思ってましたし。
ま、元からアニメ向きの作品ですが。

CRASH!(藤原ゆか)ひよ恋(雪丸もえ)まりもの花(香純裕子/秋元康)流れ星レンズ(村田真優)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)絶叫学級(いしかわえみ)チョコたん!(武内こずえ)ボクのキャンディ(槙ようこ)HIGH SCORE(津山ちなみ)パーフェクト・ローズ(小桜池なつみ)スターダスト☆ウィンク(春田なな)アニマル横町(前川涼)ボクは狼。(優木なち)桜姫華伝(種村有菜)キョウガクの乙女(水純あかね)プリティーリズム(朝吹まり)次号予告

CRASH!
数学って、三つに分かれますよね。どうしようもない。できるけどわかってない。できるしわかってる。
ま、最後は稀です。1+1=2でも大学じゃちゃんと習いません。
暗記科目、合理的語学と割り切って、何度も定義に戻りながら手に覚えさせることです。わかりたければ…群論から数学基礎論の冥府魔道はあまりお勧めしませんが…
誕生日が追試、といっても追試が終れば普通に放課後はあるじゃないですか。少し帰りが遅いだけで、塾とかあるなら普通です。
誕生日、そりゃ覚えてるでしょう。いざとなれば履歴書見てでも。
学年四位…待ち時間とか、どれだけ真面目なのやら。
「僕らが結婚すれば実現でき」…頭抱えるしかないです。どれだけ好きなんだ…
相応しい人になるために頑張る、まあそれを繰り返していれば…一晩だけでもやらないよりはましでしょう。まあ方向間違った勉強はほぼ無意味ですが。
噂、と言い切る根拠、ありがたいし説得力ありますけど…
自分が大好き、ってのは強烈ですね。
自分を認めてくれる人間がいる…確かにそれは違いますよね。
まず仕事から、いろいろと一生懸命になる、やっぱりすごく素敵な子です。
おばあちゃん…全部見抜いてるなんて…
そして、これほど重い言葉を…背負える、と知っているから言ったのでしょうが。
人を見る力がものすごい人なんですね。
ユイちゃんの答え…すごく素直に自分をぶつけて、息を呑みました。
これほどの決意をこの歳でできるなんて…
そりゃ泣きますよね。
おばあちゃんから見ても、これ以上の嫁はありえない…死して不安なし、でもその日を見たい…
誕生日もちゃんと覚えていてくれて、そしてキスまでの流れの長さも素晴らしいです。
なんというか素敵すぎて、このまま時間よ止まれって思いますよ。
この二人が苦しむのは見たくありません。

ひよ恋
けっこうできるものですね。これで一巻読み返したらあまりのギャップにびっくりするでしょう。
「結心ヤキモチ」ふふ、みんなそりゃ気づいてますよね。そして「大丈夫かなあ」は…そういう意味なんでしょうね、恋愛面でのトラブルがありえるな、と。
看板を正確に作れるというのもすごいですね。考えてみると文化祭って、さまざまな仕事のきっかけになりそうです。
男子の側もそれが心配、ですか…ふふふ。
タブレット、それが辛いというのは強烈ですね。そりゃ眠気も飛びます。
「コウくんが優しいからだよ」…口説いてます?落とす気ですか?
で、「誰にでも優しいわけじゃない」って言っちゃいましたね。さあ爆弾に導火線から…
本当は優しい、でコップを握りつぶす結心、笑うしかありません。散々振り回した罰だ振り回されるがよい、所詮男は女のくいもの…
さらに「好きだよ」までやらかして、もう知りません。
それで、ヤキモチを…海苔巻いて食いたい、というギャグは大笑いしました。
で、自覚がなくて恥ずかしい、というのは爆笑。
「お前もひよりんのことマジで好きなんだな」…いい友人ですね。
「大切な友だちだもん」と堂々と人前で言えてしまうのが…すごい。
そして、感情的にならずにやっと会えて…二人ともすごく素直に気持ちが言えるのが素敵です。
初めての「好きだ」、これまでわかってなかったのかい…
で、寝てしまうっておい。
これだけすっきり優しく済ませてくれたのが、とても嬉しいです。泥沼も好きですが、今の僕は正直辛いのは疲れるので。

まりもの花
すでに発砲してる時点でいろいろ面倒だと思いますが、在日米軍なら何をしても治外法権です。
ミニガンを制御するって人間業じゃなさ過ぎるんですが…
拳で話し合うのは男子の特権のような気がしますけど。
自分のためじゃなく、お前のお母さんのために…なるほど、確かに正当な理由ですね。
マウントポジションから…これ、投げが決まる前にねじってる腕が折れると思います。
で…実の、姉妹でしょうか?どんな続柄なのかややこしいことになりそうです。

流れ星レンズ
この違和感が癖になりそうですね、同じ学校で遠巻きに見ているなら。
表裏使い分けたり…ぶれない人ですね。
あいかわらず凛咲ちゃんのことは下の名前、見慣れない表情…なんというか鈍感すぎて死にそう。
これをいい方向って、どういう頭をしているんでしょうね。
スーパーマン、って今はそれほど褒め言葉じゃないような気が、なんだかしてしまいます。
校内デートに誘われたときの笑顔が素晴らしく素敵です。
どちらがやったのか、じゃなくて二人でやったんだ、といえたらいいんですけど。
手をつなぐ…なんで逃げるかなあ、と背筋がぞわぞわします。
デートの予定が、なんだかんだで日曜みんなでになってしまう…残念と言うか、幸せだからこそ余裕があるんだなとか。
蜂…えらくさりげなく…
だから今その言葉に甘え、で「手つなぎに来た」…萌え殺す気ですか?よしじゃあ遠慮なく殺せ!
あまりのラブラブにため息しか出ません。こっちをひたすらやってくれるのならとても嬉しいんですよ僕は。

シュガー*ソルジャー
今日だけストーカーでいいです、って…意志弱すぎます。でもかわいい。
あ…客観的に見たら、デートのアドバイスをしているだけだとわかります。でもところどころしか聞こえなければ…アーメンと南無阿弥陀仏、どちらが適切でしょう。
男と女で、これだけ隔てなく話せるってすごいですよね。お互い経験値が、DQ3賢者レベル99ぐらいはあるのでしょうけど。…FCで本気で目指すと何十時間はぐれメタル狩りをすることになるやら…
ダメージ過剰で逃げるのも見られて、さてなんていわれるやら。
オワタ感が強すぎるのも笑えました。まあヘタレすぎるからなのですが。
結婚式も大笑いです。
なんで私は…外見上のコンプレックスはどんな美人もあります。
誰かになりたい、と思っても意味はないんですけどね、何をするかが…といっても、何をやっても「誰かじゃない」から意味がない人のほうが大半なわけで。本当に誰よりうまく歌えても売れない人はごまんといますし。
セーターが逆なの指摘するのにえらく丁寧な前フリですね。いや存在自体が強烈なんですが。
黙ってソーイングセットを開けてくれる、優しいことは優しいですね。でも今はソーイングキットも日常携帯は非合法です。
この会話はため息が出ますね。「戦う相手は心が折れそうな自分」…なるほど。
ついに言えましたか、「行かないで」と。みんなさぞもどかしい思いで見てたんでしょうね…

絶叫学級
二人ともキラキラしていてうらやましい、差が大きいですよね。
嫌なことがいっぱいなのも、読者みんなよくわかるでしょう。
別の学年…当然姉も同じ小学校の卒業生で、下の学年に伝わった話もあるし、伝わらなかったのもあると。
黒板に書いて黒板消しで消すと、これもまあ呪術の基礎ですね。
これだけ頑張れるのってすごいじゃないですか。
それが本物…なんというか、賢明に使える人以外に力を与えると…
いや僕も善意で「虐殺」「拷問」「餓死」とか書いてとんでもない反動がきそうですが。『すばらしい新世界』には少なくとも三つともありませんし。
いじめを消すというのもすごい、今のところはほぼ公共的な使い方をしてますね。
つい嫌なことを書こうとして…さてどこまで踏みとどまれるか。あ、一瞬だけでしたね。
自分以外すべて…はは、その手がありましたか。漫画だからこそできる手ですね、小説だったらどうやればいいのやら。

チョコタン!
これ、死ななくてよかった…
赤い糸、というのもどこから生まれた俗信なんでしょう。
いきなり道の真ん中で、まあ犬ですし。
うまく入れない、というのもため息が出ます。
いきなり言葉が通じなくなった…それが当然ですが、今までできていたことができなければショックでしょうね。
僕も三日だけ空を飛べるようになって戻ったら、誰にも見られないよう注意するにしても、とんでもないショックでしょう。戻った時に。
多分理由は、下痢で前に食べたためにしゃべれるようになった鉢植えの「何か」が出ちゃったことでしょうね…
元に戻っただけ、伝えることもできる、それで充分、ですよね。
で…これ、客観的には告白なんですが。
ラブラブすぎて体がとろけそうなほどの。
で、またしゃべれてしまったのが、有馬くんの前…これはパニックですよね。

ボクのキャンディ
男の立場から?
まあそんなことはありますよね…まあ、先に写真切り抜いて並べて、冷静に見てから考え…られたら、それはもうホモ・サピエンスという生物の十代前半のオスではありません。
告白して、いいよ…でも「わたしのこと幸せにできんの?」…わかるわけねーだろ、としか。でも全力で頑張る、としか。
「本当のことを知らない」…さてどんな人なのやら、中身は。
怖いのに、愛すと言われたらぱっと変わる…女の子ですね、極端なだけで。
みー、って完全に猫ですね。
で、そういったら「応援しに行く!」って普通にいい子じゃないですか。
「全部ふくめてつきあってんじゃねーの」って、この歳で懐広すぎますね。
土屋先輩って人…なんというか調子よすぎ。さてどんな目にあうやら。
「大丈夫かな土屋先輩」…ひでえ。
で、「君の態度が良ければ」…それ、言ってて情けなくなりません?まあ変な方向のプライド以外何もないんでしょう。
どうでもいい人になら何を言ってもされても平気…恐ろしい。
そしていきなり殴りかかって…女を従わせようとする、というほどこの頃の僕の自我が発達していたとは思えません。でも、女の子に好かれるような男は「男の群れ」自我が強くあるんでしょうね。軍隊に結晶するような女嫌いホモ嫌いの暴力的で権威主義な。
「こいつの面倒は俺じゃなきゃみれませんので」…すげえいろいろと。
なんかもう、リア充爆発しろというか…それで幸せならいいんじゃねと言うか…どんな超金持ち超天才超絶美形より女の願望と言うか…

HIGH SCORE
願いごと…そういえばまだ初詣、まあ道端の小さな鳥居に手を合わせたのでそれと言うことで。
確かに恵まれています。
両思いより自分の外見、というのも女らしくて素直ですね。
彼女につりあう外見…凄まじいものがありますね。
政宗のアホぶりは大笑いでした。
天使のようなおっさん、ってどんなものでしょう。
…あれだけデカく強い、自分のなりたい存在がかわいい、そりゃショックでしょうね。
えみかちゃん、境内から出てから殴るってちゃんと神様への礼儀はあるんですね。
二人の願いを、ってそんな姿で何も初詣に行かなくても…神様も大変ですね。
ブリーフ益田の痛絵馬…ダメだ頭がフリーズしました。

パーフェクト・ローズ
なんと言う手紙…
生活態度を改善して、ってそれが権力だとわかってやってるのでしょうか…
マナー講座というのも、それ以前の問題があると思いますよ?というか現実には、こういうマナーの悪い底辺校には、人間の言葉自体が通じない…知能指数というかもっと厄介な問題がある可能性すらあります。
まあ、最高の学校でも「邪悪」というどうしようもない精神障害の持ち主は多数いますが。
水のかけ合いも大変ですね。
といっても、自分が悪くて思い通りにならないことはわかるでしょうし…
「着替えならありまー…せん よろしくお願いします」の間は絶妙でした。
嫌がるようなことを、見事にみんなうなずきましたね。悦ぶようなことをっていうオヤジギャグはなしですよ。
確かにすごいですね、これだけの料理ができる材料がそろっているって。
本心を真面目に聞くと…この熱さ、やはり好きです。
「夢に向かってキラキラしてる姿が好き」…たまりませんね。
傷つけあいながら…それだけの覚悟ができた、と。
さて、このまっすぐなパワーがどこに着地するのか…その点は信頼できます。

スターダスト☆ウィンク
敢闘賞…ま、出場できただけ良かったじゃないですか。
遠距離恋愛、って今更?
なんというか欲が深いんですが、確かに家族旅行にはしゃぐ子供…
思っ てないよ、で噛む…まさかそのつもりだった?
いろいろと大変ですね、遠距離恋愛の三角関係…もはやフラグが多すぎて歩けません。
このとんでもないメールを…もう送っちゃった、大笑いしました。
占いもいい伏線ですな。
颯くんと普通にいつもどおり、ってちゃんと「つきあうことにした」報告はしたんでしょうか?なんかもう、核爆弾が時限装置つきになってるような…
退学ってそこまでの憎悪が…?
まったく、さてこの二人に何ができるやら。

アニマル横町
寒いってあるんですね。まあ、限度を越えた極低温なら、繊維でも砕けますが。
ちゃぶ台守護霊のものまね…それは強烈な。
お白湯はとてもいいですよ。刺激ないですし手間かかりませんし。

ボクは狼。
狼ぶりが見事なまでです。
「針1000本のむ」と、それ以外では通じない…真剣に向き合ってるんですね。
勝ち負けじゃなくて、りなちゃんがどうしたいか、なんですけどね。
男の子はどうしてもそっちにいきたがりますが。
キスできたからいい、って男でありつつ最低でもある、恐ろしいヤツ。
照れ隠し毒舌、ってそれ充分スケベなんですけど。
圭太からしっかり学んでいたとは…
で、しっかり野獣…まあ野獣どうしなら別にどうでもいいので好きにして、です。

桜姫華伝
売られた子供は…そんなところだけリアル歴史しなくても。
こんな時までそんな話、って冷静ですね。
この状態で茜さんのことを気にする桜姫もすごいですが。
丁寧な言葉、そして悲壮な決意で髪を切り…そこで百合姫、というのはびっくりしすぎでした。
全部でんのためだったから、逆にそれがなければ何も価値がない…すげえ。二人とも髪を切って…
朱里…親切すぎます。槐もいい部下ばかりですよ、裏切られてばかりでろくな部下がいないと本人は思ってるでしょうけど。
頭領も懐の深いことで。
そして茜のところへ…なんというかここまですっきりしすぎてると、呆然として何もいえません。
というか悲惨なのは帝では…あと槐。

キョウガクの乙女
ずっと女子校だったのが共学、そりゃもう変化大きすぎますよね。
なんかちょっとふわっとして、カステラかドラ焼きの食感みたいな、ほっとする絵柄ですね。
ツインテール、ってのは業界用語だそうです、らきすたによれば。
丁寧な礼儀、いい学校だったんですね。
女子高生コスプレ、といってもいろいろ…先生の落胆が目に見えるようです。
立ち去るつもりがつい写真を…そりゃびっくりしますよね。
尋問、ってナンパの経験もない…どんな環境だったんでしょう。一貫だけでなく、全寮制で警備員つきのお嬢様校?
恋愛じゃなく慰めでのハグだった…で、彼女まで抱きしめるって…いきなりすごいことに。
そりゃまあ、王子様に見えますよね。
ストーカーは犯罪だ、ってのも笑えました。
彼の側から見たら、この子ってどんな存在なんでしょうね。それこそとんでもない宇宙人がいきなり降りてきたような…それまでの、扱いなれた女の子とは全然違う、ものすごく魅力的な生き物。
そしてこのストレートな告白、とにかくニカちゃんがすごく素敵な子だからですよね。
なんかもう…これだけ別世界だと、頭がふわふわしてどうかなりそうです。
全体がすごく素敵な作品でした。これからの活躍を楽しみにしています!

プリティーリズム
怪我をしても関係なく…なんというか意志だけですね。ただし、それで潰れる選手が圧倒的に多いので…現実世界では痛ければ痛いと言って退場する勇気を持ちましょう。
ペンギン先生も無理だと思っている…
響くんもやめろと叫ぶほど…
いやもう、これは今までの集大成とも言うべき…圧倒されました。
呆然としましたね、凄まじいまでの衝撃。なんて…何も言葉が出ません。

月号もまた新人読みきり!なんて贅沢でしょう。嬉しすぎて泣けてきますよ。

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