りぼん2011年5月号感想

うまい。ノートとしてしっかりしていて、学習用にも友だち帳にも使えます。
レターセット

表紙は、工夫はわかりますけど店頭で開くことができない以上どうしようも…
欠けている部分を、別のカラーページで補う芸の細かさはお見事。

ひよ恋(雪丸もえ)流れ星レンズ(村田真優)アニマル横町(前川涼)CRASH!(藤原ゆか)HIGH SCORE(津山ちなみ)絶叫学級(いしかわえみ)スターダスト☆ウィンク(春田なな)まりもの花(香純裕子/秋元康)桜姫華伝(種村有菜)プリティーリズム(朝吹まり)ボクは狼。(優木なち)おてまえ頂戴いたします!(柚木ウタノ)HANZO(岡野小夏)夢色パティシエール(松本夏美)MOMO(酒井まゆ)次号予告

ひよ恋
この状態で、これから…また新キャラでしょうか?
結心がどうなってるかがまったくわからないのが。
あれからもう一ヶ月ですか…
落としたボタン、結局取られてしまったのがかわいそうでなりません。いつかまた手に入ればいいんですけど。
距離のおかげで友達に戻れる、というのもいいですね。
周りはカップルだと、どれだけ思っているんでしょう。
ボタン、結局取り戻せてよかった…でもやはり秘密は暴かれるんですね。
彼が誰とも付き合わない理由、妃ちゃんだったのでしょうか?もっと深いところに呪縛がありそうな…
鬼ごっこ、というと実際この年齢と体格でやると大事故になりそうです。
多分すごく盛り上がるでしょうけど。
二人でてるてる坊主を作ってる、というのもかわいいです。
何事もない今回が、最高に素敵ですよ。
一生忘れられない、生涯最高の日になるでしょう。

流れ星レンズ
この水道のクロムメッキ、トタンバケツの質感が見事!
ぱっと光ってるのがまた、あの頃の雰囲気がよく出てます。
髪の中を編みこむというのも手が込んでますね。
気を使っている凛咲ちゃん、ストレートな統牙くん、どんなカップルになるのかすごく楽しみです。
安全ピンとか、話のたびに髪が跳ね上がるのが楽しいです。いかに二人の住む世界が違うか…
まだ知らないこと…全部教えてくれる、というのもすごいですね。「初恋ではじめての彼女」…これ脳みそ瞬間蒸発。
交換、というのもかわいいですね。
みんなの、だったのが…でも、凛咲ちゃんへの中傷にならないのがほっとします。
自分のせいで悲しい人がいる…そこまではどうしようもないですね。
先生もノリがいいですね。楽しいです。
トモちゃんの素直な言葉がまた素敵です。
感情が上下に動きすぎて統御できない、その感覚もよく出てますね。
いきなりのキスも…
幸せでいて欲しい、これで終わりのほうがいい、この二人が波乱に苦しむのは見たくない、と思ってる自分も、正直に言えばいます。

アニマル横町
僕も今朝、なにか悪夢を見たような。
なんかいろいろとものすごい夢…あれ、悪夢にも両親が出てこない?
いきなりあみちゃんの顔が崩れたのはびっくり。

CRASH!
なにこのイメージ。
いろいろともてあそばれてますね。確かに詐欺師に弟子入りしないとこの業界…というかユイちゃん、将来どうするつもりでしょう。
なんというかこっちがわがそれぞれ、いろいろと面白すぎるんですが。
男だらけの水泳大会、といわれたら笑い転げるほかありません。
というかここだけ震災どころかバブル崩壊も、昭和天皇崩御さえないんでしょうか?
遠慮しての応援がまた…素直すぎます。
男の体を描くのがとても楽しそうで何より。
強くなることにこだわって、それもまた足元すくわれそうですが。
この二人の騎馬戦…というかブラを取ることもない騎馬戦に何の楽しみが?
「美しいから悪い気はしないぞ」…終わってますね。
花ちゃん、あくまで仕事と鼻血…
男の子たちの暑苦しいのを描くのが本当に楽しそうです。
ユイちゃんの素直すぎる言葉…これを直球で返す一彦くんもすごい。

HIGH SCORE
いろいろとどうしようもないですけど、まあ下手でも作れば上達します。
「おまじない本を捨てろ!!」が笑うほかありません。
ブリッジで階段、というのは常人にできる運動ではありません。

絶叫学級
袋とじとはまた親切な…
欲しくなる種?不老不死?
クラスのアイドル…確かにばかばかしい話です。
女扱いされない女の子が見つけた、頭に花がというのは落語の「あたま山」を思い出しますね。
周囲には見えない…
周囲の扱いが女の子扱いになってくる、これは確かにくすぐったいけど気持ちいいでしょうね。
それだけで満足すればいいんですが、「美麗ちゃんに負けたくない」と…嫉妬と憎悪が根底にあるから…ため息しか出ません。
可愛くなりたいと思うほど咲く、確かに女の子にとっては理想的ですね。
男子だったらどうなりたいんでしょう…強い?面白い?成績や学歴?金や権力?
女子に嫌われることに気がつけないのも悲しいです。
血をすする男たち、人間も所詮動物だと…
美麗ちゃんの正体、うますぎます。でも、これほど賢明な人間って、実際にいるでしょうか?いや、もう人間を捨てている?

スターダスト☆ウィンク
確かに動物たちはかわいいです。きっちり描いているのが意外ですし面白い。
動物園、というと…大震災で水族館が、一部大型動物以外全滅したという話に胸が痛みます。
考えても無駄だから楽しもう、確かにそのほうが楽ですね。
ジャイアントパンダは、はっきり言ってみようとするほうがバカです。他を思う存分楽しむほうが得でしょう。
手を握られてドキドキしたら…この子が結構楽しいです。
僕は十歳の時、一度だけ行ったディズニーランドで、一人で迷子センターに行ってました。そのとき子供たちだけで何人クラスメートがいましたっけ…
すぐ走り回って、そりゃ迷子にもなりますよ。
ポケモン…僕にはわかりません。
いきなり「恋人同士」といわれるのはびっくりしました。恋人以上の幼なじみ…確かに双ですね。
何もいえない時間がうまい。
結局言わせずにライオンへ…
この時間、戸惑いの描写がつくづくうまいです。
動物園じゃ、そりゃ告白はしにくいです。ただ仲を深めるためのデートには最高かもしれませんが、ファーストデートでは絶対禁物。ただし帰り道でロマンチックなところにして、という手はありそうですが。
いきなり「日向言って!」としがみつくのはびっくりしました。
でもこうなる、もう笑うしかありません。

まりもの花
いい加減警察出て来い。
この状態だと普通の小学生なんですが…
ゴムゴムの…確かに尾田さんに謝れです。同じ集英社だから許されたんでしょうけど。
つつじの蜜は僕にもいいおやつです。サバイバルの食用テストならもっと慎重にやらないと。ただし微量でも致命的な毒もいくつかあるので絶対じゃないです。
別の小学校…死の軍隊とか兵隊とか、教育委員会は?
なんというか…こういう世界のほうが、多分子供にとっては自然なんでしょうね。
本気で硫酸だったとは…
というかこの時点で凶器準備集合罪。警察に写メール送れば…それでも警察は動かないでしょうか?
ガキ同士で潰し合わせたところで機動隊が押しかけ、充分な暴力画像を宣伝材料に皆殺し、なんてことになりそうで怖いですが。

桜姫華伝
いつアクション漫画に戻るんでしょう。
何をやってもこの人に真があるとは思えない…
キスの熱さは相変わらず。さらにそれを青葉に見せつけて、笑うほかありません。
怒る権利は、確かにありませんね。
おもしろがって口づけ…やりかねません。
やっと謝れて、まあこうなったらもう…あの、牛車の中ですよ。丸聞こえ。
隣に寝てた、で当然のように血桜…
で、事実は、なんてくだらなさでしょう。全身の力が抜けました。
解決がまたくだらないというか力が抜けるというか…
さて夜は暑く…どんな邪魔が入るかとても楽しみです。ギシアンでも朝チュンでもきっちりやってくれるならそれはそれで土下座しますけど。

プリティーリズム
なんかえらいことになってましたね。
シルバーランク…敵の二人も心配してた、というのが読み返すとかなり違うんですけど。
迷惑かける、が中心なんですね、彼女は。
何も覚えてない、というのが…
次は、ってこの年齢であの実力じゃあすぐ追い抜かれそうです。
また失敗、でもあのときには、となるとひたすら、潜在能力に実力を追いつかせるため努力あるのみ、と。
この先生も実に楽しいキャラです。
三人それぞれが刺客に襲われる、というのは少年漫画の王道パターンなんですけど。
それだけに、男である僕にはとても楽しいです。

ボクは狼。
相手のことを知りたいから狼図鑑を見る…人間と狼の生理的な違いは無視でしょうか?
普通に感じる気持ちでも違う、といっても脳そのものは同じ人間ですから、多分同じ刺激にはほぼ同じ脳内電流が変えると思いますよ。
といっても文化によって、西洋人は無視の声を雑音と処理するとか聞きますけど、その実験も古いですしどれだけ正確か…狼少女の話自体も含めて、心理学的常識には嘘だとはっきりしている俗説が膨大にあります。
この妄想が大笑いです。
幼なじみ、という言葉が大神くんにとって、どう重いのやら。
「目あっただけで不快なカオ」「エロいこと言ってさわいでるから」というモブ会話がさりげなく楽しいです。
うれしそうな表情を返してくれる、というのも嬉しいですよね。
席替えで離れてしまう、というのも…というか圭太くん、こうしてみているとかわいそうになってきます。
人を傷つけてはいけない…わかってはいるんでしょうね、研究所でもそれはしつけられているはずです。
最後の「奪いマス」がまた強烈です。

おてまえ頂戴いたします!
パワフルでいいですね。題材も大胆です。
確かにこれは胸に刺さりますよ…あと、壁に普通に張ってある習字がしゃれにならないうまさなんですけど。
アタックしまくって、完全に相手にされてないのも見ているには楽しいです。
入っていきなり…あーあ。
この拒否されまくり、押しまくり、というのが見ていてすごく楽しい。
新聞部に入っての攻撃というのがえげつない…
畳の縁というのは実際問題南京虫とか、あと布なので痛むとか…
一期一会、だからこそ茶が飲めないなら飴で…そう、考えてみれば、茶の苦味に馴れさせず吹かせてしまったのは、茶の心で言えばもてなす側の不手際なんですよね。
彼はコーヒーが嫌い、と困ったものですね。
足がしびれて抱きとめられる、というのもおいしいですね。
「すきなんです」と目で訴える思いの強さも圧倒されます。
何回飲んでも、という繰り返しもまた楽しい。
拭いてくれる男子も親切ですね。
無理なこと、といわれる…そう、今やっている努力を否定されるのは、自分自身を否定されるように思ってしまいますよね。
努力と、エゴと同じ言葉である自我を一致させないにはどうすればいいのか…逆に、努力と自我の一致なしに努力ができるのかもわかりません。
抹茶も甘くすればいい、というか僕も小さい頃は緑茶に砂糖を入れていたそうです。今は平気ですが…そうそう、梅田阪急百貨店入り口のグリーンティー、よく飲んでましたっけ。
そして彼女のほうからおもてなし、しかしどこでどう和服の着付けをやったんでしょう。
でも場面自体がすごく素敵なので、全部吹っ飛びますね。
カプチーノで思いをたくさんぶつける…一期一会、今この時に思いを全部ぶつけなければ、とすごく伝わってきます。
また抱きとめてのキス、本当にすごい力強さです。
難しい和服もきれいに描けていますし、次の本誌登場がまた楽しみです!

HANZO
一緒に風呂、いきなりのサービスシーンですが…
忍法で掘り当てた、ってまさか、ダウジングじゃないですよね?
まあ忍者の情報収集にはいたるところの水脈・医薬の分析は当然必要、というか信玄の隠し湯を暴くのにどれだけの…
泡が出たらそりゃ…で、いきなり男に変身?ここで変身されたら…そりゃえらいことになりましたね。
今のご時世、むしろ闇を必要とする勢力は多いのでは。冷戦が終わってスパイは失業かと思ったら、企業スパイで大忙しという話もありますし。
そしてバイトでも…
ミスをするのは仕方ない、というか手本もなしにやろうというのが無茶です。
傷だらけ、というのはかなり危険では。毒塗ってないでしょうね。
いきなりつきあう事になるのも…
こういう作品も、あると実に楽しいですよ。「ちゃお」はほぼそればかりで成功してますし。

夢色パティシエール
なるほど、そういうことに…
まさかいきなり女王陛下に謁見、というのも驚きましたね。
何とかチャンスを…でも、これは日本校の他のみんなも協力したいでしょうね。彼女たちも、確かに準決勝には行きました…優勝チームはパリですが、準優勝チームとか…他にもたくさん、彼女たちより実力のあるメンバーはいるはずなのに。
ま、この目新しい服装を楽しませるため、でしょうね。
ジュリくんを蹴飛ばしたら周囲から剣、というのが楽しいです。
宮廷パティシエの華やかさがまたすばらしいです。
まず食いしん坊なのがいちごちゃんらしいですね。
フランス校の精鋭、言葉は?一応いちごちゃんたちはフランス語も習っているはずですが、会話できるレベルなんでしょうか?
学校側にも連絡が行っている、といっても異界に呼ばれてるというとんでもないことを、よく普通に処理してますよね。
去年の…壁が高すぎる…
何よりも王子と国民が喜ぶ、一番の原点…
この景色も素敵ですね。
さあ、とにかくがんばれとしかいいようがありません。

MOMO
このカラー扉の大胆さはさすが、集大成というべき最終回。
モモちゃんの望み…悲しくなりそうなほど。
といっても、もし地球人なんかになってしまったら、嫌なことや辛いこともたくさんあると思いますが。
ホロコーストの、さらに実際はともかく多くの事実もあり、世界的には絶対の真実と確定している南京大虐殺や…それらも受け止めるべきことになってしまいます。
心の成長が、なくて幸いですよ。
これを叶えるためには、あまりにもながい時間が必要…
モモちゃんが最後に交渉する相手になるとは。
来てくれる、といわれてもそうしようか…どっちも、というのが辛いですね。
ポイントの飾り自体が、ケーキ屋のテーブルと椅子…夢が、未来がたくさん詰まってる。
「夢と一緒ならうれしかったのだ」…これだから子供は。
ナナギくん、彼とも…そしてピコ、それぞれの道がまたため息しか出ません。
ナナギくんと夢ちゃんの別れも、すごくあっさりしてますけど…
うごかなくなったぽんきち。
それがすごく象徴的です。この…号泣がまた素直ですね。
劇的に回復したのも、あの…
叶歌くんの両親も、どうにかなるとは思いにくかったのですが…人間、一度染みついた憎悪は簡単には落とせませんから。
このプロポーズがまた素敵ですね。
レトロフューチャーな未来には思わず笑いました。
これは、物理学自体が許さないと思いますよ?鉄鋼に匹敵するコストと強度の透明物質というのは…
何世紀後なんでしょうか、この姉妹の姿は。
とにかくお疲れさまでした!圧倒されるような作品でした。
負いきれないほど重い荷だったと思います。それをなんとかこなしきっただけでも本当に素晴らしいですよ。
次がどんな作品になるか、楽しみにしています。

来月号…フレッシュ読みきり三連発、何の天国ですか!
嬉しすぎて楽しみすぎて、うらやましすぎて爆発しそうです。

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