りぼん2008年4月号感想

付録のポウチの一点豪華にはびっくりしました。ここまで派手じゃなにもいえません。
正方形のノートには一瞬折り紙か、と期待してしまいました…

今月はどの作品も安定した面白さがありました。
槙先生の休載はとても残念ですが、とにかくお体優先でゆっくり治していただきたいです。

君は坂道の途中で(持田あき)ちびまるこちゃん(さくらももこ)アニマル横町(前川涼)チョコレートコスモス(春田なな)CRASH!(藤原ゆか)ハローハロウィン(あいな紗月)マジョカル☆マジョカル(武内こずえ)ロッキン☆ヘブン(酒井まゆ)HIGH SCORE(津山ちなみ)宇治っちの願い事(杉本愛紗)株式会社ラブコットン(樫の木ちゃん)光の巣へ(えばんふみ)青空ポップ(小桜池なつみ)恋愛調査隊(萩わら子)紳士同盟(種村有菜)次号予告

君は坂道の途中で
すごく雰囲気が出ています。
冒頭の詩は相変わらず…どうなるのか楽しみですが。
いきなりの強い笑顔も、読み返すと印象深いものです。
生まれた、という言葉も結構強烈ですね。犬ですか。頑張ったもなにも、こんな苦労するのは人間だけですから。なんで有袋類から進化しなかったのやら。
面白い店ですね。でも何の店でしょう。
「地面を弾いて駆け降りる」というのもなんだかいい言葉です。
一目でかっこよさから入るのが正直でいいです。こういうところもすごく弾むような明るさがあって、一緒にいて楽しいだろうな、と改めて思います。
「ずーっと私にくびったけ」という言い方も楽しいです。
再会からの会話はすごく面白いです。言葉や態度ではなく、香りや腹が減った音に反応するのも面白いですね。
いきなり料理を手伝い始めるというのも…この流れだとおごられる、でもそれが嫌だから手伝った報酬ということに、ということでしょうか?これで完全に縁の糸が絡まってしまいましたが。
「あんまなついてこないで」にこの笑顔で「今度デザート作ってよ」…この子って、常にすごくまっすぐ目を見てきますね。うらやましいです。
「うちの亜由が可愛くてv」は苦笑。
そして転校初日、「言いたくないことは私も別に聞きたくない」という言葉がすごくいいですね。話して楽しい話…僕にとっては何でしょう。りぼん・なかよし・ちゃおの話でしょうか?
とんでもない境遇を言って、それが冗談だと…よほど嫌われたいのでしょうか?
それでいきなり泣き出して走り出す…「あの子の現実なんだ」って、何が相手にとっての地雷だか考えていたら…地雷原を歩くようなものです。それどころか自分の臭いなどどうしようもないものさえ、接した人のトラウマを引き出してしまうかもしれないと思えば外も歩けませんよ。どんな言葉も誰かを傷つけるかも…言葉狩りのようなものを感じます。
かといって人を傷つけてしまったということには違いありませんが…
ここで謝る態度はびっくりしました。一転して誠実な部分が出てくる、第一話でもう人物を多面的に見せています。
リンゴカスタードポットパイ、というのはすごくおいしそうです。今度どこかで見たら食べてみましょう。
そして赤ん坊も無事生まれて…無事で何より。
なんだかこれで読みきりにしてもいい話のような気もしますが、とりあえずどう続くのか楽しみにしていましょう。

アニマル横町
やっと一年生ですか。おめでとうございます。
冒頭のケンタの、あみちゃんの真似をした目はすごかったです。
というより…最終回ですよね、普通なら。あ、考えてみると…あみちゃんのランドセル姿って、最終回の楽しみのはずだったのに!
「入学式はいつだ?」と望遠カメラとビデオカメラ…日本のカメラ・ビデオカメラ・関連物資の需要のどれぐらいがこれでしょう。
いろいろなマイナス面ばかり、そしてアニ横のみんなとのお別れも…妙にリアルで嫌です。
というかもう少し大きくなったら見えなくなるのでは。
エイプリルフールとは…まあランドセルは、本番の最終回を…楽しみじゃないです。

ちびまるこちゃん
今回はすごく難しい話ですね。
事実を言えば、まる子ちゃんたちの対応の間違いで子猫は死んだのです。
でもさくら先生の子供時代が何年前か考えてください。当時は「ググる」ことなどできませんでした。子供がもっている情報は驚くほどわずかでした。大人もそうです。
子猫の単純な描き方は、読み返すと胸が痛くなります。
そういえば、僕が捨て犬猫を拾ったことは記憶にはないです。僕が飼っていた犬は同級生が連れて来た…当時は捨て犬と思っていましたが、事実上里親探しだったんですね。親犬がどこの家の犬かも親は知っていたようです。
お姉さんの対応はしっかりしていますね。
「ネコの写真を」「たまえも人の気持ちが」に爆笑。
牛乳を飲まない…最初に動物病院に相談すべきでした。でも、当時の子にそれを求めるのは無理でしょう。ググれや、というのと同じことです。
朝から写真を撮りに来る、って確かにかなりすごいかも。
たまたま会って写真を撮って…今じゃ娘の同級生でも、写真を取るのは危険すぎる行為です…嫌な時代なのか、それとも…
みんなも子猫は好きなんですね。
子猫がおしっこをして本が汚れる、実際に動物を飼えばそういうこともある…大人の視点から見ればそれを学べただけでもいい、とさえ言えます。
そして帰ったら子猫が死んでいた…動物を飼うことの負の面ほとんどなしで子供は大きく成長したのだから、親から見れば最善でしょう。すぐに動物病院に連れて行かなかったという時点で、猫が死ぬことは織り込み済みだったのかもしれない、とさえ疑ってしまいます。
難しい話でした。

チョコレートコスモス
一気に話が動き出しました。
「悠士超かわいそ〜」に全く同感。
誕生日を忘れていた、ということでの二人の反応が実に面白いです。
環境破壊…でしょうか?鉄缶であれば比較的短期間で錆びて中身があふれ、中身のココアはすぐ栄養として土に還り、鉄も年単位の時間こそかかりますが錆びて土を豊かにするはずです。アルミだったら…かなり時間がかかりそうですね。
こういう形で遭難することがある、というのはやはりスキーもアウトドアだな、と痛感します。すぐそばを出歩くだけでも体がすっぽり入る超大型ビニール袋、ホイッスル、防風ライター、ビクトリノックスかレザーマンの鋸入りモデル、最低限の救急用品は必要ということですか。
「警察に届けを」が「やむをえませんね」ってあんたら…
自然に「どういう事だよ」というのはカッコいいです!僕もそうしたいですよ。
僕が小四のとき、事故がありました。僕はとっさに誰か埋まっているかも、と判断して掘り始め、先生に皆の所に戻れといわれました。それで二人死んだのです…知らない子でしたが。先生が戻れというのも分かりますが、やはり彼の気持ちがわかりすぎるほどわかってしまいます。
「あったらまずソコ行ってるし」というのは苦笑してしまいました。確かにそうですね。
ココアの話で、やっと思い当たって…というか栞さん、ヒントだけってのも無責任ですよ。
悠士も間抜けですが…ヒーローらしくない、というかあくまでサブヒーロー…でしょうか?
しっかりココアは拾っていたんですね、先生。
いきなり「言いたくない」…彼の前では喜んだり笑ったりしたくない?「嫌いだから」…
一体何が…彼女の目つきがきつい、というのも、そのせい?
目が離せません。

CRASH!
売り言葉に買い言葉にもほどがありますね。
スタディのリーダーと怜くんの関係も面白そうです。
男の着替え中に全く気にせず入ってくる花ちゃん…それぞれの対応が面白いです。
歌番組で20%というのは確かにすごすぎます。あと、視聴率って結構問題がある数字で、勝負にするのは難しい気もします。
順平くんが珍しく積極的に出てきましたね。
あくまで数学ネタのスタディの歌がなんか間抜けと言うか…メガネを外したときとのギャップが凄まじいです。
でもCRASHのパフォーマンスはさすがにすごい!それぞれのメンバーが特技を出し切って鮮やかに…あでやかなまでに。
桐の迫力がまたすごい!
もう呼吸も何もできませんでした。
これだけすごい評判になれば、何もかもどうでもいいですよ。
花ちゃんたちも後方支援・兵站ご苦労様です。
次のトーク、これで試練がまだまだ続く…なんかもう鳥肌立ってきました。

ハローハロウィン
すごく第一印象のいい、新人らしいはつらつとした作品です。
絵の未熟さも目立ちますが、勢いで押し切るところもまた新人らしく、まっすぐでいいです。
「お父さん心配恋めばえちゃうでしょ」というのがなんだか楽しいです。「一緒に寝てあげてもいいよ」「遠慮しときます」「冗談だよ」も可愛い!
黒魔術を使ったら、会えるのは多分母親じゃないです。
いきなり本当にお化け、と言っても皆可愛くて楽しいですね。
お化けの国には母がいるかもしれない…まあ、この程度の試練はあったほうがいいですね。お化け関連ではうますぎる話には裏がありますから。
世界地図を見て、そこに天国がないからもう本当に母に会えないと…この言葉はすごく切ないです。
「Trick or Treat」の意味も面白いですね。
全然弱いミュシャちゃんに話しかけ続けるパンピーの優しさにはジーンとしました。
ぎりぎりで間に合わない、というのもなんだか…目が熱くなります。
マルクの素直な気持ちもなんだか嬉しいです。
そしてウィルのプレゼント…電話とは。
僕も電話…いや、僕は死んだ家族と通じたとしても、本当のことは何も言えません。亡犬は声だけでも聞ければいいですが。
「今日は〜いいに決まってんだろ」という言葉もすごく素敵でした。
このまままっすぐ伸びてくれたら素晴らしい作品ができそうです。次回作を心から楽しみにしています!

マジョカル☆マジョカル
いきなりスケールが大きい話ですね。
冒頭のこれまでの話紹介…「ちゃお」ではほぼ全作品でしつこいぐらいありましたけど。
一言話すのになぜ抱き寄せるのでしょう、エスパー北条は。
前に役者を担当していた二人、というのもこれから出てくるでしょうか?
最初の依頼人、るみちゃんが結構重要な協力者になる、というのもパターンの一つではありますが面白いです。
あっさり正体がばれてしまいました…言葉のかわりに顔で「〜と○は同一人物なんだね」とやるのはうまい。
その番組観覧権…鬼畜。
「この物語はファンタジーではないが」と何度も強調するのも面白いです。「やっぱりボクこの物語はファンタジーだと思うなぁ」「ホラーだと思うわ」とかも。
モニター装置の進入を許すとは、セキリュティザルですな。パパラッチとかライバル局の産業スパイだったら…考えただけで恐ろしい。
こんなスクープ聞けただけで、チケット取られただけのことはありますね、マルミちゃん。
せっかく龍崎ジンが見えているのにまだ泡吹いているマルミちゃんも気の毒…
で、いきなりなぜか生放送でマイクの前…こりゃ歌うしかなさそうですね。
結構スリリングというかとんでもない展開です。

ロッキン☆ヘブン
見えにくいところにあるカラー扉がなんだかすごいです。
「スキャンダルにならない程度に」というのがなんだかきついです。
旅行での皆もいろいろ楽しんだようで…はは。
杉下くんも強引に皆に宣言し、あ、城戸くん拳を…晶ちゃんがひっぱたいたのはびっくりしました。
どうして傍にいる人たちの気持ちを…いっぱいいっぱい、爆発寸前だからでは?
「私のこと好きって言ってくれる人を好きになれるように」…ここの彼女の表情…体全体があまりにも痛々しいですよ。
それに言ってることも…好きって、頑張ってなるものでしょうか?好き嫌いは、自分で制御できるものなのでしょうか?だったらランスロットは…「バカ」という晶ちゃんの一言に全く同感。
それぞれが進路を考えているのもいいですね。
城戸くんが切れっぱなしなのもなんだかわかります。進路を考えるって怖いですから。でも…それを杉下くんに当たるのは、人間の弱さが分かっていても哀しいことです。
すごくリアルで切ない状態です。あまりにみんな、本当は不安定な船を沈むことのない島だと思って暮らしている…
ここからどうするのかすごく楽しみです。

HIGH SCORE
絵のモデル、で「ヌード」という話が出ないのがちょっと不思議です。
あまりの下手さには爆笑!
これだけほめられても、下手な絵を見ると腹が立つ…苦笑します。
めぐみから守る、というのは確かに大きいですね。
そしてめぐみちゃんの大笑いはすごかったです。
袋怪人を即座に分かったのも面白いです。というか「新品の便所スリッパ」って意味があるのでしょうか。
「一回心底信用させてから〜」は爆笑。確かにそれはひどすぎます。

宇治っちの願い事
まず絵にびっくりしました。内容もすごく…
最初の自分に対する不満は、比較的単純かつ陰影の強い構図がすごく説得力あります。
平凡な人…圧倒多数の読者にとって、この苦しみがどんなにリアルか。
つまらないときの妄想もすごくわかります。
一瞬で自分を変える魔法…僕はどんな魔法が欲しいのでしょう。どんな存在になりたいのでしょう。
ビー玉を拾おうとして、わざわざ側溝の蓋を開けるなんてかなりすごい好奇心ですね。
拾った瞬間の魚眼レンズのような処理もすごいです。そういう指の奇妙なリアルさも。
これを神の使いだと思う人は…いや、エゼキエルが見たものだって常識的に見れば…
読み返してみると、塩が効かないというのが不思議です。塩はあらゆる魔に有効なのに。
願いが七つというのもかなり気前がいいですね。僕なら…1環境・人類・文明がずっと破綻しない 2世界人権宣言の実現。誰も餓死せず奴隷にもならず、選別も大規模戦争もない未来 3「邪悪な支配」が知られ、なくなる 4「なかよし」の90年代以降、現実の歴史ほど新人がないがしろにされず傑作が次々と出る 5真理、あらゆる知を理解する 6ナイフ術を極める 7それから、僕が生まれてこなかったことになる…ですね。
別の願いが、本当は僕にもあるのでしょうか?ジョン・ディカーのように《永遠の戦士》として…女殺し、大虐殺をやる羽目に?誰でも説得できる賢者?美貌?地位?富?全部形を買えた支配欲です。支配は嫌いです。
スタイルというのは実際には、かなりの部分は努力で実現可能な願いです。ここから入るというのが切実で面白いですね。
口を押さえる手の不気味さ、血走った目のすごさ…誘惑のおぞましさがよく伝わってきます。
「何食べたらそんな風にお腹こわせるの?」というのが、みんな…本当に宇治っちと同じなんだな、と痛感します。
食べても太らない体質、運動神経、歌声、頭…もったいない。違うのに…欲しいのは「皆に称賛されたい」そして「支配したい」では。
怖さは感じている、というのも読み返しても的確です。
性格を変えるというのは…僕はできたとしても死んだほうがマシです。それこそ…この願いと同じです、「親・世間の価値観を無条件に信じ、余計なことを考えず皆に合わせて社会に順応・成功することに全力を注ぐ性格で、生まれたときからやり直させてください」と。それを願ってしまえば、今ここにいる僕は何でしょう?それこそ、その自分の成功を、何処かに閉じこめられてそこに座っていればいいのでしょうか。そしてそうしてやり直した…僕の存在していない双子は、これ以上ないほど誰とでも取替え可能な存在で、社会的地位が高くなっても本質的には全くの無価値では?
それで泣き出して…というかそれに自力で気づく強さってものすごいですよ。
正体を出した悪魔の不気味さもすごいです。「意識の奥深くで理想の自分が生きていく様を眺め」るのって…どうでしょうか。そのほうが楽かもしれません。
殴ってからの彼女の言葉は強すぎ、語彙レベルが高すぎる気がしますが…すごく練った正しい言葉です。
本当は天使と悪魔が逆だった、というのもうまい。和服に洋風の翼を持つ天使も面白いです。
ダイエット、というのは…自己制御、前向きに生きる象徴でしょうか。だからこそ危険もあるのですが…彼女なら大丈夫でしょう。
なんというかすごい作品です。

株式会社ラブコットン
不思議と何度も思い返す話でした。
ビルオーナーにいきなり「なんだ茸か」もすごいし、普通の笑顔で「一生のお願い」って返すのも面白いです。
「あんたドMだろ」には苦笑しました。なんというか面白い関係ですね。
「売ってやろうじゃん恩を!!」というのが爆笑。
無難な、というのは、そのいろいろなブランドも考えていたのだと思います…力のあるブランドもあったでしょうし、そこの人たちは無難、定番の力は知っていたのでは?
彼女だけのためのドレス、というのが結果的に最悪になってしまった、というのは面白いです。
ドレスと言うものすごいものを簡単に作っているように見せているのがちょっと残念です…でも展開を早くするには正解でしょう。
それぞれの努力のマイナス面を厳しく指摘するやえさんの言葉は的確でした。皆が反感を持たないのもなんだかわかります。
肝心の代表が呆けているときに他の三人が動く、というのも面白いですね。
オーナーの土下座はなんだか感動的でした。
遊びのためですごい格好をする正くんの素直さには苦笑しました。
「やえさんをほほえませたい」という言葉も面白いです。
直接、年齢の違う大人の女性のところに私的に訪問する、という未来くんの行動にはびっくりしました。これは僕の回路にはまったくありえない行動です。
犬を抱いている優しそうな女性…確かにオーナーの「素顔はとても素敵な女性」という言葉がすごくしっくりわかります。
すごく可愛らしい女性ですよ。
「好きな人にも素直になれない」…オーナーとも本当は…
最悪という言葉も、何の印象も受けなかったよりずっといい評価ではないでしょうか。本当は「自分だけのためのドレス」を欲しい気持ちはある、でも…公的に作っている外キャラではなく、本当の自分を見て作ってほしい…そんな思いであんな厳しい言葉を?自分の外キャラがどんなに醜いか、本当の自分と乖離しているか見せつけられたような気がして傷ついた?
三人でポーズを決めるのはなんだか間抜けな眺めかも。
さて、どんなドレスになるやら…

光の巣へ
なんかちょっと暴走している気が…
「ブスだな」と言っておいて「ちゃんとその顔でいろ」という男の優しさがすごく素敵です。
霧子さんとおじいちゃんの、すごくシリアスな話から嫌味の応酬…どうしようもないです。
「あなたのような気難しい人が」というのは…本当にそうですね、そこを突かれて叩いたのでもありますし。
おじいちゃんの言葉から、誠意は伝わってきます。
でも、できたら…そんな重い話ではなく、長期休みにでも一休みとして子供だけ帰省させる、という形を提唱したほうがよかった気がします。
「行かせないよ」という言葉もつくづく不器用ですね。でも断固とした意志が逆に安心になるのも分かります。
昔の霧子ちゃんの写真…これほど気まずいものはないですね。
この作戦は強烈でした。あまりに恥ずかしくて頭がフリーズします。
恋が読めなくて「変」と呼んでしまう、というのが爆笑。
あれで伝わらなかったらそれこそ「変」です。
心の底からぶつかり合う…確かに素晴らしいと思えますが、そこでもし本質的に相容れないことが分かってしまったら?僕は怖いです。

青空ポップ
地味にきつい試練ですね。
シャツに「俺もう出番ないかと思った」には苦笑しました。
母親という目標に一気に近づくチャンス、でもなんとなく感じるすれ違い…
このスクープで、僕はむしろ織花父がどう出るかが楽しみでした。出番なしですか。
北原さんの暖かい言葉には安心しました。怒られていたらと思うと。
笑顔がだんだん崩れていく積み重ねはなんだか胸に痛みがたまっていくようです。
「人から何かを奪えるわけない」…奪えますよ?人間が人間を傷つける能力が、どれほど凄まじいか。
先輩がひっぱたいて励ますのには驚きました。ライバルなのに…
パラディさんがはっきりと出来が良くなかった、と告げてくれ、再チャンスまでくれるのもありがたいです。すごくたくさんの人が支えをくれていますよ。
それが見えないほど…この壁、自分がどれほど母親と違うか…これをこの年齢で見つめる羽目になるとは、なんという過酷さでしょう。
「強くなろうとする人」…あまりに過酷な光です。過酷すぎるぐらい過酷な光…
読者がいつかこんな試練に…形は違うでしょうが…ぶつかったとき、この作品のおぼろげな記憶が力になることを心から祈ります。

なぜなに!?恋愛調査隊
ものすごくさっぱりした熱さを感じました。前作と比べて物足りなさを感じていましたが、読み終えて見るとこれはこれですごく魅力的です。
今の気持ちを語ろうとすると…こんなに素直にいえてしまう彼女がうらやましいです。
見守るみんなの目がすごく真剣で優しいのも素敵です。
先輩もとことんいい人ですね。
後悔しない…確かにそれが理想のきわみですね。それがどんなに難しいことか…
ふられて幸せでいられる、というのはとことん努力したからなのでしょうか、それとも相手が本当にいい人だったからでしょうか。
また同じようなことをしているすずちゃんと、照れながら恥ずかしいセリフをのたもう孝治…なんというかすずちゃんと孝治がどうなるかも楽しみです。
お疲れさまでした!次はどんな作品か楽しみです。

紳士同盟†
あ〜あ、みんな間違えて間違えて…全員とっととカードを公開してしまえばいいのに。
十夜の裏切りの真相をいきなり出すとは。というかこれで彼のキャラがいっきに薄くなったような。
この屋敷で、本当に対決する相手は…二人の祖父、東宮家それ自体なのに…
父親の表情には苦笑しました。
結構強いタイプの美女の登場…というか最後近くに新キャラ出すな、というのが…え、まさか今はまだ三分の一ぐらいとか?
いきなり水をかける行動にはびっくりしました。そして…いきなりの嫁姑対決と思ったら、そういうことでしたか。
「影武者の気持ちが分かるだろう」という泣き落としは…彼らしくない気もしますが、それだけ追い詰められているようですね。
白血病…だったら別の手はあるのでは?東宮家の力で、骨髄バンクの規模を何倍にもするとか、バイオテクノロジーに投資して必要なタンパク質を持つ人工骨髄を作り出すとか。
閑雅の真意を悟った瞬間に灰音ちゃんが来てしまうとは…残酷なすれ違いもあったものです。
なぜここでこんなことを…閑雅の病気も含めて全てを打ち明け、二人とも回復してから改めて選びなおして欲しい、でいいじゃないですか!
あと…骨髄移植で100%完治するとも限りませんよ。
もし…
まったくとんでもない方向に暴走しています。今回出番がなかった生徒会のほかのメンバーも、何とか活躍して欲しいですね。

来月号は込由野先生の連載とは、嬉しい知らせです。
読みきりも…Hな話のような感じもあり、いろいろと楽しみです。

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