りぼん2008年11月号感想

今月号の付録は「りぼん」が突出して豪華ですね。
時計も多目的に使えて便利ですし、ライトペンも…実はこの形のペンは、前も同様な付録があるので知っているのですが、ライトだけをはずしてティッシュを詰めてスイッチにすれば夜中に時計を見るミニライトとして結構便利なのです。

雑誌としての流れが少し面白くなっている気がしますが、問題は小桜池先生が本当に中核の柱に入っているかどうかです。
「CRASH!」と「株式会社ラブコットン」も看板になりきれる力はあるでしょうか…僕はすごく好きなのですが。
「君は坂道の途中で」「こもれび。」はこのまま続くのか、もうまもなく終わるのか…
やはりまだしばらくは種村・春田・酒井の圧倒的な高さには誰も追いつけないでしょうか?

しかし、今月号の「フライハイ」「恐怖学級」に共通する問題で、「なかよし」の「地獄少女」もそう…前に「ちゃお」の作品でも思ったのですが、「りぼん」「なかよし」「ちゃお」共通で、「大人は頼りにならない」「警察・教師は大人=悪」という絶対的な前提がある気がします。
それは果たして、子供たちに対する正しいメッセージでしょうか?
確かに自分は何もしなくても大人が何でもしてくれる、というのは間違っているでしょうし、自分たちで解決しようとするのは正しいです。また子供の持つ、大人世界に対する反抗心に迎合している面もあるのかもしれません。
でもこの世界には教師もいるし警察もあるし、弁護士もあるし正義感のある地域の大人もいますし、本当にいろいろな、人の権利安全を守るシステムがあるのです。逆にどんな不良でも、殺人を犯して逮捕されないのは現実にはかなり困難なのです。
確かにいじめ事件などで、教師が頼りにならないというのはよく報道されることです。
でも本当にすべての教師が頼りにならないのでしょうか?多くの教師はいじめを止め、いじめられっ子を自殺から救っているのでは?
悪い教師や警官もいるしいい教師や警官もいる、ということでは…
改めて子供たちへ。あなた方の身体財産は、法によって守られています。財産については親権の範囲内ですが少なくとも同級生からは保護されていますし、生命身体および名誉については法が完全に保護しています…それは誰も犯すことができず、それを犯すことは誰であろうと犯罪を構成します。そして犯罪はすべて警察などに告発することで罰せられるのです。
ある大人が動いてくれなくても、次の大人も同様に動かないとは限りません。地域全体が動かないと合意することもありますが、その場合地域外のマスメディアなどできることは数多くあります。弁護士に相談するのも非常にいい方法です…少なくとも弁護士は絶対に秘密を漏らしてはならないと法で定められています。
大人を、法を信頼してくれとは言いません…でもせめて利用することを選択肢に入れて考えてください。

MOMO(酒井まゆ)フライハイ!(小桜池なつみ)アニマル横町(前川涼)絶対覚醒天使ミストレス☆フォーチュン番外編(種村有菜)夢色パティシエール(松本夏美)HIGH SCORE(津山ちなみ)CRASH!(藤原ゆか)絶叫学級(いしかわえみ)チョコレートコスモス(春田なな)株式会社ラブコットン(樫の木ちゃん)君は坂道の途中で(持田あき)こもれび。(えばんふみ)バドガール(朝吹まり)次号予告

MOMO
カラー扉の迫力はすごいですね。黒に近い青にこれほど力があるとは。
生命体の有無が、恒星を破壊する前に調査すること、というのは僕も当たり前に思っていました。逆に生命体がない星は破壊してもいい、と。
でも本当に、生命体以外に貴重なものはないでしょうか?
生命体はないけれど銀河最大のダイヤモンドがある惑星とかは?
またもう生命はないけれどはるか昔の超技術の遺跡とか?
抱っこされるのを思い出しているモモちゃんがなんだか可愛いです。
アルバイトというのは何になるのでしょうか。
地球の未来より明日のごはん…みんながそうやって地球の未来を食いつぶしているというのが現実ですが。今日のごはんを煮炊きするために禿山を広げ、それが数年後砂漠になることを見ない…ほかに選択肢はない、いくらなんでも木を切るな死ねとは言えないし、木を切らないですむように燃料を送ってやることもできない…
叶歌くんは話には局外者なのでしょうか?
公民館にプラネタリウムとは贅沢ですね。プラネタリウムの解説もすごくしっかりしていて素敵です!
何度でも見たがるというのも可愛いです。
全部の星に…とにかく目に付く星には片端からつけてます。そういう性分なんでしょうね。
プラネタリウムの機材は…そりゃめちゃくちゃに高いですよ。とんでもなく。恐ろしく。
というかモモちゃんは活動資金無限大じゃないのでしょうか?
RPGの話は笑いました!
家庭用のというのもいいですね。
モモちゃんがプラネタリウムを欲しがる理由でしょうか、この…すさまじいまでの、人間という奇跡は。
あ、一応…人間発祥までの、物理定数から始まる「奇跡」の連鎖は本当にとんでもないです。核力と電磁気力の比がわずかでも違えば核融合がまともに起きず、地球や人体の材料がそろわないんですよ!どれだけ多数の物理定数が精密に調整され、そしてこの地球がどれほど奇跡的か…これはとことん調べるに値しますよ。
「奇跡か!」と喜んでいる表情はすごく心に焼きつくようです。
ナナギがモモちゃんの首に手を?ここはかなりびくっとします。
というかなかなか進みませんね…

フライハイ!
相変わらずの雰囲気でいいですね。
話はどこかで覚えがある…ある意味よくある話ですが、だからこそ定番をいかに料理するか楽しみです。「強さ」というテーマを掘り下げることには定評がありますし。
ただ、話の中に今月号の「絶叫教室」に通じる問題があると思います。細かくはその感想で。
男の子と女の子を間違うにもほどがありますね…マスターといってもどんなレベルやら。
人間になりましょうね…というのは逆に残酷なのでは?その修行生活のほうが多分、動物としての人間には自然なはずです。
変身したときの可愛らしさはショッキングなぐらいですよ!
山の奥の、もう一人はどうなるのでしょうか?
この人たちは…一体何をしたいのでしょう。
単純に暴行罪で告訴するべきです。
それぞれの伽羅が結構強いですね。
学校の中の警察官というのも怖いですね。何がその権力をチェックするのでしょう。
見せしめによる恐怖支配は…人間にとっては最も有効な方法です。
ですがもちろん、縛って屋上から吊り下げるのはどう軽く見ても暴行罪、おそらくは傷害罪に該当します。殺人の未必の故意を訴えることもできそうです。写メールを取って警察や検察に送ればいいのです…警察も買収されているのでしょうか?ならば別地方の警察、マスコミ、ビラなどいくらでもできることがあります。まず弁護士に相談してみてください。
ルカ・ミラーというキャラもどう出てくるか楽しみですね。
あっさりと木に飛び移って逃げるというのはすごい!
母親のお仕置きはすごい…逆にこの母親から引き離した父親のほうが正しいような気がします。
そして翌日、あまりにもこれは残酷です。本当に何がしたいのか…ただ権力欲を満たそうとしているだけでしょうか?それは…海で遭難して海水を飲むように、どれだけ飲んでも満たされることはないですよ。まあそれは金銭欲も同じですが。
ちなみにこれは器物損壊罪で刑事告訴できます。
芽留ちゃんのここからの動きと凛々しさはすさまじいほどです。
あえてひっぱたかせるのも…圧倒的な強さと迫力!
格闘技では圧倒的に強い、でも…それだけで…どこまで通用するでしょう。
個人的には…どちらがいいのでしょう。
人間がどれほど邪悪か、容易に支配され裏切るか、個人の格闘技や正義なんてどんなに無力か…冤罪をかぶせ、大切なものを奪い、孤立させることがどれだけ簡単か。そして芽留ちゃん自身もいかに簡単に壊れ、正義のつもりが自分の潜在意識に潜む邪悪に流されるか…それを徹底的に描き、とことん絶望させ…その先の光を描くか。
それとも芽留ちゃんの強さ、光をとことん描き、あまりにひどいことは描かないか。
前者のほうが真実には近いけれど、読んでいてストレスがたまるのは避けられません。後者は浅いけれど…読んでいて楽しいです。

アニマル横町
11月は確かにイベントが…というか体育祭と文化祭で疲れているんですし、期末テストまで間がないんですから休ませてください。
753は…線に沿って切ってなかったことにする、というのはさすがに爆笑。
肉を好きなだけ食べていい日…それは魅力的です。後が悲惨ですが。
「すべからく」と「すかいらーく」は吹き出しました。
このねじるのは…アズを思い出します。

絶対覚醒天使ミストレス☆フォーチュン番外編
こういう力が要らないひたすら馬鹿なのもたまにはいいです。
博士主体ですか…博士というかなぜか議長という呼び名のほうがふさわしく思えるのは僕だけではありますまい。あ、総集編ちょっと見ただけです。
女性疑惑…というか、それがわかる人にはすぐわかると思います、立ち方歩き方、腰の使い方などで。
「究極のアホ」には違いありませんね。
「一度言ってみたかった」はなんかわかる気がします。
イバ子のバカンス映像も繰り返しギャグですがわかりやすくていいです。
さらにアホが増えましたか。そして本当に女性だったら…なんというか、吊るしたくなってきました。
「博士博士ってもううるさい」と濡れ場に入るのはなんだか嬉しかったです。
ぬいぐるみ化も強力ですね。
博士の部屋が汚いというのはとことん意外でした。
「博士って妃のこと好きなんじゃ」といわれたときの博士の頭の中がまた実に楽しい。
結局、この二人を一緒には寝かせないんですか…ある意味意地悪。
銀色とナレーションの暴走にはさすがに疲れてきました。
博士も超能力者だったとは…まあある意味当然ですが。
高所恐怖症でも地上からの支援砲撃はできるのでは?
なんというか…力抜けましたがいい中休みでした。
じっくり休んで力をためて、素晴らしい次回作を楽しみにしています!

夢色パティシエール
のんびりしていますね。読んでいてすごく落ち着きます。
話の展開も結構早いですね。
すごい夢ですね…はは。
一時間目フランス語、というか全寮制…一日全部、義務教育カリキュラムを含めつつ膨大な製菓関係の学習…今の日本でそんな学校本当に認められるでしょうか。
作業中にしゃべるな、でふと…帽子から髪を出すなという気がしたのは僕だけでしょうか?まあ、それをマンガに求めるのは無理なのでしょうが。
がんばっているのに認めないのは、その程度の頑張りが当然だからなのか、それとももっと上を見て欲しいからか…両方?
チョコロールケーキは割りと簡単に見えるケーキですね。
鼻血ブーは楽しかったです。
樫野くんも人一倍努力していたのもある意味当然です。
沸騰させているというのは爆笑しました。
「ちゃんと本読め」ですよね、まず。
樫野のチョコで、表現の強烈さは相変わらずですね。
たちうちできない、というのは…それより自分にできることを最大限やるべきなのですが。まあ目標があるのもそれはそれでいいのですが…
泣き出したのを放置して淡々と、語りながら作業をするのもいい男です!すごく納得できる気がします。
そしてココアの糖分で体をしっかり温めて…いい優しさです。
ホワイトチョコを削った飾りはもう食べるのがもったいないぐらいです。というかそうやって作っていたのですか、よく見るあの飾りは。
樫野くんにも精霊がついていたとは…いろいろ楽しそうです。いい性格していそうですね。

HIGH SCORE
新婚さんごっこ…いいなあ。
まあ離婚別居も新婚ごっこのうちですね。ケンカの数が子供の数…
豚の体脂肪率は本当に意外ですよね。人間は内臓脂肪が多いのでしょうか…無理な二足歩行が災いして。
さよちゃんまで来たら恐ろしいことになりますね。
呪いとか連続殺人鬼とか…女性誌は結構充実しているのでは?どれも女の子は興味ありますから、ファッション誌にそれがないほうが不思議です。
さよちゃんが正宗をお兄ちゃんと呼ぶのは初耳だったような。
悪魔が来ているのは苦笑しました。かなりすごい悪魔ですね。

CRASH!
いきなりのイケニエ宣言…迫力ありますね。
怜の分析はさすがに鋭いですね。
身近さというのも近代アイドルの基本ですね。
ゴーストハントマンションを実にうまく使った舞台造りです。強烈ですね。
花ちゃんがそれぞれとデートするというのは実に面白いです。それぞれの魅力が一気に爆発していました。
桐がなにをしでかしてくれるかは…しびれましたねこれは。
さて、Darkが何をしてきたのか…かなり強い負けフラグですが、どうなるのでしょう。
ふと思いますが、勝敗がハッキリし、負けたほうの人気が一気に落ちる…これって芸能界全体にとってすごく損になるのでは?
それ以上に、怜が分析したようにDarkの人気を高めるため、他の全部は踏み台でしかないというのも…業界がそこまで許すでしょうか。事実上「Dark以外全潰し」になってしまうのでは?
となるとこのイベントに参加しないほうが得ということになりかねません。

絶叫学級
ええと、地獄少女?
呪いが好きというのは話が合いそうです。僕も神秘や魔術にはすごく興味がありますから。
序盤の、とことんいい子が最後にどうなるか…恐ろしいものですね。
コタローの反応から少しずつ邪悪が出てくるのがうまいです。
コタローに対する愛情は、豊かに描かれているからこそ読み返すとすごく辛くなります。
今回のまとめは…前回とは違い、「どうしていれば回避できたか」を語っていませんね。
「こえてはいけない一線」は…本当に意味があるでしょうか?
呪いの力が実在すると考えれば確かに人を呪わば穴二つ…代償は避けられないでしょう。
でも実在しないと考えれば、殺人より呪いで気を晴らすほうがいい…それとも、呪いではなく実際には殺人だったのでしょうか?問題があるとすれば、呪い殺してしまったという罪悪感がつきまといかねないのと、呪いという非科学的な手段を信じてしまうことでしょうか。
暗殺と呪い、どちらが罪深いのでしょう?刑法上は呪いは基本的に無罪ですのでそちらのほうが軽いですね、もちろん。
少なくとも悲しみを共有する仲間がいるのは素敵なこととも思いますよ。
僕は…呪いでも殺人でもなく、別の方法で坂原の名誉を失墜させ、死んだほうがましな思いをさせることを考えます。
一番いいのは憎しみを捨て、忘れることなのですが…それは人間には無理でしょう。この作品の、呪いが取り返しがつかないという結論は、ではどうすればいいかを語らないのでただ許し忘れるという無茶を要求しているような気もします。
というか今回の話は、思い返してみると「地獄少女」と同じ批判ができます。
別の選択肢を提示していません。
今月号から始まった「フライハイ」もそうですが、警察・弁護士・マスコミ・PTA・地域有力者・人権団体など大人が人を「守る」システムは数多くあります…それを使うことを、代案選択肢としてほのめかしもしないのはどうなのでしょう。
また自分の力で動くとして、暗殺と、より巧妙な…ビラを貼ったり噂をばらまいたり新聞部にスクープしたり、いろいろできることはあるはずです。
血の味を覚えた獣は必ずまたやります。次は人かもしれません。非常にリスクはありますが、二人いるのですから一方が彼らをつけまわし、監視してもう一方がつけまわしているほうをより遠くから監視する、という手があります…つけまわし、噂をばら撒き続ければ、そのつけている人を最初に嬲り殺す人に選ぶでしょう…両方が二つ携帯電話を持ち、一方の携帯電話を捨てさせてもう一方を隠し持ち、また相手の隠れる場所に事前に隠すなどして通話状態にして証拠を得、待機しているほうが警察に通報、最悪でも証拠をつけているほうの親に送りつければ…。

チョコレートコスモス
なるほど。ほかに言いようがありません。
妙なテンションは見ていて楽しいです。
悠士だとみんな思っていたんですね…
そして本当に悠士のところに行って、この結論はなぜか考えもしていませんでした。
過去形とは…その手があったか、です。
前回に妙な伏線を置いていたから見事にだまされました。
この口げんかはもう馬鹿すぎますね。
やっぱり恋ってタイミングです…両思いでも気持ちが通じ合わずじまいということもある…
「さっさと行けば」としか言いようがないでしょうね。
「フラれることには変わりねーし」はその通りです。飲もう!
「俺が職員室でぺロッと」は爆笑しました。鬼です。
携帯電話を忘れても公衆電話があると思うのは僕だけでしょうか?
なんというか遅れて着いてからの彼女はすごく可愛いです。
車というのもあれですね。「じゃー呼んでみよー」のいぢわるにはもだえました!
「今日武藤に会ったの?」は笑うしかありませんでしたね。
出合った海に来てくれて、それでいろいろ吹っ飛んで…三倍で返されて、もう…かないませんね。
「これからも私は先生に翻弄される運命なんですね」はもう肋骨の一番下、胸の右側が奇妙に痛くなりました。
とにかくお疲れ様でした。次回作までじっくり休んで、いっそう素敵な作品を楽しみにしています!

株式会社ラブコットン
なるほど、こうやって打開しましたか…
交通費宿泊代同封でもその間店を休むダメージが大きいのですが。
でも勉強にはなるでしょうし。
というか他のメンバーの親、よく許可したものです。
ファッションショーシーンの華やかさは大したものです。この連載も無駄じゃないですね…作者も成長したものです。
呼んだ理由、スタッフとして欲しいから…実力があるから…
まずきちんと「ありがとうございます」と言えるのは成ちゃんも成長したんですね。
完全に吸収されるということをきちんと理解している…彼女の言葉遣いもすごくしっかりしていて、すごく強さを感じました。
一つの妥協案として、ラブコットンを16内ブランドとして残す方法もあると思いますが…それもラブコットンにとってデメリットのほうが大きいでしょうか。
未来くんの台詞はすごく強い信頼感を感じさせて、すごくしっかりしていました。
成ちゃんもしっかりと前進を見据えて動き出した…この旅は無駄じゃなかったようですね。
地味ではありますがすごく圧倒されるような力を中から放ち始めています。
こういう作品をもっと生かしてくれたらいいのですが…編集サイドもがんばってください!

君は坂道の途中で
難しいですよね、こういうのは。
みんな燃えまくってますね。「ヤンキーなのかロッカーなのか」が苦笑しました。
運搬班の重要性をしっかりわかっているのがさすがプロ。
生ハムにこだわるのがいい繰り返しギャグになっています。
「早く終われよ終われ文化祭…」と影でたそがれているのがアレですね。
本当に絶望していた、という言葉にはぞっとしました。この年でそんなものを知るとは…
この人のことだけは好きになってはいけない、と…それもすごくいろいろ感じさせますね。
「固い絆で結ばれてる」という言葉はなんだか泣きたくなります。
梨杏ちゃんの告白もすごく素敵でした。
そして足を痛めた彼のところに駆けつけて、ここの亜由ちゃんの叫びがすごく力があります。
「上手くいったあかつきには」というのがすごく暖かくなります。
大介の言葉を背中で聞いている亜由ちゃん…涙の暑さが伝わってきそうです。
なんというかすごいです、いろいろ。

こもれび。
なんというかよくある話ではありますが…それだけにこの能力のすごさがよく出ます。
昔の夢、僕も皆にそう思われていたのではと自覚して凹みました。
男女が手をつなぐのは遭難防止には必要なのですが、この年齢では辛いかもしれません。
では代わりに短い紐の両端を握るようにする、または軍隊式行進でいいのでしょうか?どれが一番いいですか?
彼女の前の学校はどうだったのでしょう…
自然の森の中では、それはもう野生動物たちの弱肉強食の悲鳴が満ち満ちているでしょうよ。
森の奥は危険、と聞いていながら結局危ない目に…見事に足手まといですね。
というかこの森は遠足には危険すぎる規模でした。
また、全員に最低限の生存に必要なもの…ホイッスル、手鏡、LEDライト、体が入る大きさのビニール袋かエマージェンシーブランケット、飲料水一リットル余計に、塩、包帯ぐらいは持たせておくべきだったのでは。ナイフと火も必要ですが、それは訓練が必要でしょう。
この洞窟はいろいろ怖いです。雨のせいで崩れたりしたら…
先生方は本当に大変ですね、これは。
動物の話をあくまで信じようとしない…ちょっとした実験をすればわかることなのですが、事実より観念を優先するという点では、あくまで信じない態度のほうが非科学的です。
犬が友だちだった…というのもなんかわかりますね。
あの洞窟から雨の中出るのは、僕は危険だと思います。斜面も多いし、雨が降ると斜面はきわめて危険になります。
ライトがあれば洞窟入口に置いて、ひたすら耐えたほうがよかったはずです。
ほぼ同じ体格の女子を背負って長時間行動するのはすごく危険ですよ。
リスが案内してくれるというのはすごかったです。
というかリスにそこまでの知能があるかどうか…確かにリスには、広い森の無数の埋めた木の実のほとんどを覚えるという人間には真似できない空間把握能力がありますが。
この「サヨウナラ」という声は…彼女が力を失う兆候でしょうか?

バドガール
いきなりの最終回にはびっくりしましたし、すごく残念です。
はつらつとした感じは最後まですごくしっかりしていますし、今回はすごく今まで違和感があった点も伸びていますよ。
一つ一つの打ち合いのシーンにすごく力が入っているのがわかります。
味方を無視する星斗先輩、それを読んで試合を作っていく旭ちゃん、心理的な組み立てがしっかりできていてすごく説得力あります。
空気が変わってからの、なんとも言えない迫力とパワー…やはり素晴らしい作家です。
結局決着はどうなったのでしょうね。
「こんなんで「出来たら終わり」なんて」というのがすごくしっかりしたメッセージですね。大抵のことは、すごく先に行かないとその楽しさはわからないものです。
結局恋愛には向かわないまま、二人のさわやかさを強調しながら…こういうのもすごく素敵です。
すごくあっさりした、特別な盛り上がりがない終わり方ですが…すごく残るものはあると思います。
番外編なども…そして冬、何があるのでしょう?
すごく忘れられない作品になりそうなのは確かです。
そして朝吹先生自身の次回作は?もっともっと力を出し尽くす作品に恵まれて欲しい、とすごく祈るような気持ちです。

来月号は予告を見る限り、種村先生と春田先生がお休みという今まででは考えられない状態です。
それぐらい今は若手作家陣も頼もしくなっているのでしょうか。

大岡先生の可愛らしさは忘れがたいものがあるので、新連載はすごく嬉しいです。
これからもいろいろな作家の素敵な作品をもっと見たい!

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