りぼん2007年4月号感想

付録は僕にはとにかく別冊付録が一番豪華です。何よりも。
まあ、ほかにも種類が豊富でいろいろ使えるミニノートセットも嬉しいですし、タロットも面白いです。
このタロットは意外と保守的で、伝統的な…順番がマルセイユ系(正義が8、力が11)…大アルカナの必要十分な情報が入っている印象ですね。
ただ、タロットの本質は細部、そして小アルカナにこそ宿っているので、どれだけの力があるかはわかりません。
占いの別冊付録も豪華で面白いです。序盤の「恋するプリン!(篠塚ひろむ)」のようなあれには苦笑しましたが。

別冊付録の作品はどれも元気で楽しめました。
連載が全体として、家族をテーマにした作品が多くなっているのも面白いです。女の子の悩みは恋愛だけじゃないですから、その路線は僕はいいと思います。
あと、今回全員サービスのバッグをそれぞれの作品のカラー扉で持っている、というのはいい趣向でした。

ハグ!(藤原ゆか)春待ちプラットホーム(雪丸もえ)ムシバナv(萩わら子)風に花に君に(彩原その)真夜中にKiss(持田あき)ロッキン☆ヘブン(酒井まゆ)山本善次朗と申します(槙ようこ)株式会社ラブコットン(樫の木ちゃん)キャッスルかごめ荘(桃山あんず)青空ポップ(小桜池なつみ)ラブ・ベリッシュ!(春田なな)HIGH SCORE(津山ちなみ)アニマル横丁(前川涼)CvCvCv(中島椿)パワパフガールズZ(込由野しほ)紳士同盟(種村有菜)次号予告

ハグ!
今は亡きうちの犬そっくりの女の子…は、いたら芸能界が放っておかないでしょうから僕には手が届かないでしょう。
明るさと屈託のなさがよく出ていてすごく面白かったです。
犬とのラブラブは懐かしいと言うか何と言うか。
「コジローみたいな男の子が」本当に出てくるというのはびっくりしましたがうまい仕掛けです。
しかし、いきなりお手、「抱きしめてちゅーしたい」…
話をちょっと足止めさせ、犬と小次郎くんの類似点を繰り返しで強調するのもうまいです。ページ数に余裕があるからこそでしょうが。
犬が穴掘りで汚れているのも懐かしい描写です。そして、彼も…沙紀ちゃんが必死で止めまくるのがお疲れさま、という感じで実に面白いです。
疲れきって「何なの?恋なの!?ちがうの!??」というのがなんとも、崩れるように笑ってしまいます。
そして散歩中に偶然会ってしまうのはドキドキしました。
読み返してみると、「いつか絶対レギュラーとりたい」という真剣な表情などがいい伏線です。
ついなでてしまったのはびっくりしますね。
ジャーキーでまたハグチューが出てしまうのはもうどうしようもないですね。
ちゃんと恋したことはなかったかも、という反省、そして「小次郎くん見てると幸せなキモチになるよ?」というのも、心の底で言葉にならない恋心がふくらんでいるのをうまく描いています。
寝ているハルカちゃんの「今日もちゅーしようねー」に、本当にチューしてしまう小次郎くんって…
びっくりしてパニックになったのが、左右のページでコマの使い方が違うこともあってかうまく描かれていました。キスよりむしろ、腕をつかむ手の大きさ、力強さに男の子と意識してしまったのかも。
犬とのチューとは全然ちがう…ってまあ当たり前ですけどね。
意識してしまい、避けるような振る舞いをしていたときにあれを見られていて、からかわれて…ここは小次郎くん、男らしかったです。
姿のない彼に、小次郎くんの上履きを犬のコジローにかがせて探させる…この強引なパワーは読んでいて気持ちよかったです。
「傷つけちゃった」と反省している小次郎くんに、後ろから抱きつく…一瞬変質者かと思うのはうまく笑いを挿入してくれます。
ここからのお互いの、あまりに率直な思いの交換はすごく素敵でした。
エピローグの「何であのときちゅーしたの?」「したかったから」という理性のなさには頭を抱えるほかありません。お互い本能だけなら去勢手術しておいたほうがいいのでは…
まあとにかく実に面白かったです。

春待ちプラットホーム
お待ちかねの新作、春らしくてすごく素敵でした。
いきなりの「春は苦手です」という一言、それに目が覚めると寄りかかられているシチュエーションもいいですね。
近年は満員電車で立っていますから、電車で座って寝る、そして隣が美人だったら嬉しい、という心のときめきがすっかりなくなって少し寂しいです。
いきなり至近距離で見つめあい、びっくりする璃子ちゃん、結構余裕のある彼…繰り返される「春は苦手」という、学校に行くこと自体いやなのかな?と思わせる言葉…それを察してか、切符をお守りにしてくれる…
なぜ「春は苦手」だったのか、それまでの疎外感などを具体的に描かず、ただその日決心して話しかけて転んで結果的にうまくいった…と描かれているのが実に淡くうまいです。
また彼と会えるかな、と思ったらまた逆に寄りかかって、彼がメロンパンを食べていることで話に取りかかれる…あ、さりげなくですが、その話しかけることの難しさが低層で丁寧に描かれているように感じました。
今度は朝が待ち遠しくなる、という気持ちの変化もうまく描かれています。
指定席、というのも読み返せばいい伏線です。
彼が有名ないい男だったことで少し不安を置いておいて、それからはまた切符に英語のテストについて祈るシーンで幸せを出して、と波があるのも実にうまいです。
指定席を奪われたショックで別れを告げるようなことを言ってしまい…切符を捨てようとして捨てられず、「自分の思ってることもっとちゃんと」という言葉がすごく自然に心に入ってきます。
そして翌日の大胆な行動!すごくストレートで、とにかく胸が一杯になりました。
二人で手をつないで熟睡してる、ってまさに春ですね。幸せ一杯です。

ムシバナv
萩先生らしい話でした。
高校生活について夢を見まくって、現実は中学卒業パーティで食っちゃね春休み…虫歯以前に太るのでは?
僕の中学卒業後の春休みは、とにかく罪悪感に押しつぶされそうになりながら数学1の参考書を入学までに片づけました。
虫歯の描写もかなり強烈…思わず歯を磨いてくるほどに。
それで自己紹介で見事に外したのは崩れ落ちるほかありません。
歯医者に行くまでのボロボロぶりが、歯医者に入った瞬間…これはもう笑い転げました。
いきなり痛い治療とは、よほど深刻だったのでしょうか?
彼が診察券を忘れて、自分が届けると言ったときのキラキラした雰囲気がまたすごい!
追いついて診察券を渡して、結構わけがわからないことを話していますが…すごいパワーは伝わってきます。しかし「私も虫歯なんです!!」って、虫歯じゃなかったら何で歯医者に…まあ歯周病とか矯正とかいろいろありますが…
ちゃっかり診察券から予約を見て同じ日にあわせるのがまた…
友だちとの会話も楽しいです。
待合室での、かなりずれている同士の会話も面白いです。
二度目はトイレから予約日を聞いて合わせ、その次は待合室の看護師さんがこっそり教えてくれた…その積み重ねも実に面白いです。
しっかり帰り道デートして、そこで…由華ちゃんは楽しくはしゃいでいますが、優太くんにとっては一人しか話す相手がいない、と結構深刻な相談に思える、このさりげないギャップも面白いです。
そして彼女自身もクラスに溶け込んでいく描写もよかったです。
でも…彼の治療が終わってしまった、それで治療で痛いのを利用して大泣きする…ここはなんだか切なかったです。
でも友達が支えてくれている、というのがすごく暖かいです。
そして治療が終わって吹っ切れた、と思ったら彼が待っていてくれて…いきなり思い切り抱きついたのはすごかったです。
ずっと激しく抱き合っているのがあまりに二人とも素直で、胸が熱くなります。
学校でのエピローグはちょっと蛇足だったかな、という気もしますが、熱すぎるのをうまくクールダウンしてくれたかも。

風に花に君に
これまたすごい、としか言いようがない作品です。
青い海もハイビスカスもここでは当たり前…それはそうですね。逆に向こうは、東京に憧れているのでしょう。
すごくシャープな線に不思議と色気があり、見ていて面白いです。
何事もなく過ぎていく、と思ったら突然…自殺か、と思われる人の姿に衝撃を受けて、でも学校ではただボーっとしているのが面白いです。
口にポッキーを入れてみて始めて目が覚めた、というのがまあすごい。
転校生はやはりあれでしたか。自殺しかねない雰囲気とは打って変わって明るく、対抗意識燃やした男子が勝負に行ってすぐ「あいついいやつ!」というのがなんともいえずユーモラスです。
男子はぽんと海に飛び込んだり子供のままで…それを見ている女子の視点、読者には共感できるでしょうね。
沖縄には何もない、という閉塞感もなんだか感じます…ここで米軍基地とかを出さなかったのはどうだったのでしょうか?
さりげなく彼が荷物を持ってくれてびっくりして、そして「心配しないで」と、あのときの印象を変えて…
弁当に豚足というのもうまく面白みを入れてくれています。
清水さんが話しかけてくる前、エリカちゃんはちょっと話しかけようとしませんでした?
しかし、清水さんに「沖縄名物ハブ」はないでしょう…
海辺のベンチで寝ている彼はなかなかシュールな光景かも。
転がり落ちて「おじゃまします」「いらっしゃい」とまたユーモラスな会話になるのが、なかなか本質に入らず日常ばかりになる、むしろメインディッシュはまだ?という気持ちにさせてくれますが…このオードブルもまたおいしいんですよ。読み返せばうまい意味もたくさんありますし。
会話を友達に見られていて、それでお節介の二人きり…そして幻の海を捜しに行って結局見つからず、そのとき突然声をかけられて彼の正体が…やっとお待ちかねのメインディッシュがきました。
そして…プリントを届けたことで真相が分かり、ふっと…しかし彼の「バアちゃんから聞いた?全部?」というのも直球です。
心配しないで、という言葉は、全ての言葉を拒絶する言葉…それがすごく痛いです。
泣いてたよ、の一言で湧き上がる光景はぞっとするほど美しいです。
それで、やっと「ここにもない……」と顔を押さえ…そしてあの海を捜しに、ああ…見つからなかったのは大人の身長で見ていたから、子供の高さで見なければ見つからない場でしたか。
自転車が倒れこんだ小さな浜の美しさには圧倒されました。
とにかく美しさで圧倒する、凄まじいまでの力…次回作では何を伝えてくれるでしょう。

真夜中にKiss
これまでの作品とは大きく変わって、スケールの大きい作品ですね。
まあ冒頭はいつもどおりのポエムですが…でもアパートの情景は最初から、母子家庭の生活の苦しさと明るさをうまく表現しています。
言っていない、とは…ここはさりげなく、先を楽しみにさせてくれました。
そして父親の話、人に親切にして正直に…ため息が出ます。
ラブラブの彼氏がお金を貸して、というのには最初は読み飛ばしましたが、読み返すと気になりますね。
外車を見たことのない人なんていないと思いますけど…それでいきなりののちゃんを拉致、結構びっくりさせられました。というか彼氏、助けろよ…
いきなり城、そこに家族がいて…シンデレラはお母さんじゃないですか。36さい、というのがまた爆笑。隼人さんの明るさ、屈託のなさがまた面白いです。
いきなり男の子と一緒に寝ていた、というのもなかなかすごいです。
弟のあっけらかんもなんか…そして、読み返すと「あたしだけ「うん」って言えば」という、すぐ自分を抑えてしまう心情が痛々しく思えます。
いきなり「ブス」という言葉はびっくりしました。大金持ちなのにしつけがいきとどいていない?
バイトを勝手にやめるよう手配され、アパートも…どちらも充分な時間をとって身辺整理すべきだったのに。まあそれは、言わなかった母親が悪いのかもしれませんが。
そしてマネキン人形のように服を着せられ、いきなり三枝さんの中傷。そして彼はすぐ金の話を…居場所を失った感じになって、痛みで意識を取り戻したのはほっとします。
和臣の言葉に花を投げつけたのは気持ちよかったです。「家族バカにするのだけは」という言葉も…「あんたら一体何様なのよ」という言葉も。ただ、何様…という言葉は、遺伝子改良が本格化したら通用しなくなるかもしれません。
人に優しくし、頑張ってきたこと…それ自体、親に言われた道徳自体が間違っていたのかな…これはあまりにも重い問題では。
彼がいきなり蹴ってきて「だからブスだっつってんだよ」という、彼の中にあるすごく激しいエネルギーにはびっくりさせられました。彼は一体何を求めているのでしょう…
「自分を可愛がれない奴は」という言葉もすごくわかりますが、彼自身は自分を可愛がっているのでしょうか?
「自分のために使ってみれば」…自分だけのために生きろ、と?それほど恐ろしい、難しいことはないのでは…それこそ一ヵ月後に死ぬ、というつもりで日々生きるということ?
そして帰ってみたら、友達と家族の話でどんどんゴゴゴ…この爆発は気持ちよかったです。「パパに言いなよ!!」という言葉はかなり胸を締めつけられましたね…でももう、墓参は済んでいると僕は思います。
なぜ和臣は泣きながら洗濯をしていた彼女のことがわかったのでしょう…もしかしたら、彼自身の母親について同じような経験をしていたから?
「空一面に広がるシャボンの香り 隣の家から流れるFM」という表現はさすがです。
さてどんな動きをこれからするやら…いろいろ楽しみです。

ロッキン☆ヘブン
「ネクタイの解き方も知らないよーなお子様には」…さすが大人の余裕。でも下半身の正直者はどう言っているでしょうね…まあ彩加ちゃんも、それをつっこむ余裕はないようで。
「彩加 怒るよ」…残酷なまでの子供扱い…
城戸くんも、この状態で着メロが笑点テーマ曲とは可哀想なまでに決まらない人です。
明日からどんな顔して…ってこの場の紗和ちゃんは自分のことでいっぱいですが、まあ仕方ないですね。
そして行方不明の彩加ちゃんにみんな一気に飛び出して…藍くんの「中途半端に期待させ続ける方が残酷」という言葉が、紗和ちゃんの胸を強く打っているのが伝わってきました。城戸くんについても…期待させてはいけない…
彩加ちゃんの回想から、「かーのーじょっ」という呼びかけで、藍くんかな?と一瞬期待して、やはり違ってピンチ、ここで紗和ちゃんが助けて城戸くんが…わさわさしていますがかっこよかったです。顔面肘は下手すると死ぬかも。
藍くんの「彩の学校に連絡行ったりしたら」と配慮もさすがです。
拒絶する彩加ちゃんをひっぱたこうとするのは兄貴風ですが…
「好きになってくれてありがとう」…この言葉は泣き崩れたくなりました。僕が何より欲しい言葉はこれだったんですよね…
フラれブラザーズ、「顔はあっちの方が」「その言葉そっくりそのまま返す」実に笑えるやりとりです。
最後の「恋の終わりは世界の終わりじゃないから」という言葉も、なんだか…古傷に薬のシャワーを浴びせられているような気がします。

山本善次朗と申します
いきなり深い疑問が出て、実は毛玉を持っている意味…単にモテモテなだけですね。
速水くんは何で成仏しないの…これも気になりますね。結構重要なことかも、ほたてちゃんの存在の本質に関わるような。
人のことは見えても自分のことは見えない…ちょうど「真夜中にKiss」のののちゃんみたいに、他人のことばかり思いやりすぎて自分を忘れているのでしょうか?
「身近な人物はネタにしやすいのです」というのはちょっと油断ならないですね。
この畑はそれほど広くなく、機械化されてはいないようです。自家消費だけに近い?
作文に書いたことには、母親は笑っていますが?
その作文を読もうとしている先生のハイさがまた面白いですね。というか生徒が嘘ばかり書いているとは思わないのでしょうか…まあ僕は卒業文集で初め誰にも人間扱いされなかった、と書いて止められましたが。
学級新聞にそれを載せるとは、ずいぶんと大胆な先生です。
帰り道に落とした新聞をお母さんが読んでいるのは微笑ましかったです。でも母親の厳しい表情は、現実の厳しさもわかってでしょうか?
せっかく読んだ本を処分するのはもったいないかも…一読するだけなら図書館でもよかったような。
「ほたてちゃんと仲良くせんほうがええよ」とか保護者の抗議とか、まあそうなるのは当然ですよね…
「なんでうちの子の作文じゃないんですか」というのはずいぶんと分かりやすいエゴです。
「やめてください子供の前で」というのは実にカッコよかったです…これこそまさに教育は不当な支配に服してはならない、ですね。不当に教育を支配しようとするのは政府だけでなく、親や世間、それに日教組などもです。
翅ちゃんがしっかり味方になってくれたのは嬉しかったです…でも心まで読んでしまう?あまりにも能力が強すぎますよ…
それでも翅ちゃんがあくまで見方でいてくれるのは嬉しいです。でも…「お父さんが作文読んでなくてよかった」というのは寂しいですね。
と思ったら先生が見せに行きました…そう、この件で「お父様にもご迷惑をおかけする」リスクはありますから…まあ「ええ作文じゃ」と認めてくれたのはほっとしました。
「ホタテのクラスのお友達全員の家教えて」「そんな簡単なこと聞いてどうする気?」…ミス・マープルに真犯人を聞くようなものでしょうか…
先生っぽいと元気ない、というのが、いかに貴重な先生だか逆説的に表現してくれています。
そしてほたてちゃんが先生の手を握っただけで、全部伝わって…「私に解ったんだから皆にも解ってほしかったの」という言葉は…僕はそれは傲慢に思えます。でも、だから僕は教職をとらなくてよかったのです…人間を信じられなければ教師の資格はないですから。
先生の父親の言葉はちょっと泣けてきました。
余計なことを言ったのは先生のおとうさん、確かにそうですね。
そして山本善次朗スペシャル、「きっと親が良えんじゃろう」…これは豪快に決まりました!
先生はまっすぐ各家庭に行って、でももうそれは善次朗が…「うちの野菜食べたらなんもかんもふっとぶよ」というのも素晴らしい決め台詞でした。
皆に迷惑をかけている、という自覚はあるんですね…ちょっと悲劇の予感がします、もしかしたら多くの人に迷惑をかけ、自分も破滅しながら真実を伝える預言者の使命があるのでは、と。
初めて母親が語りかけてきた…空にいけないのはそのためでしたか。「つらい時に無理して笑わなくていいの」という言葉がまた胸を打ちます。
最後の、作文全文掲載はすごく大胆でした。

株式会社ラブコットン
社名ですか…登記上はどうなるのでしょうね。やはり法律と事務の天才がいないと成立しないのでは。
「I LOVE 綿」…には呆然としました。でも麻や絹もいいですが…どちらも彼女には高級すぎるのでしょうか?まあうまくまとめましたが。
ケンカしながら値切るテクニックには脱帽です。
鈴ちゃんは純粋に楽しんでいるようですね。
そして未来くん、中野くんの技術は認めるんですね。
「あんだけ試着して何も買わなかったのにあの笑顔」…いい視点ですね…というか鈴ちゃんの素直さが素敵すぎます。
やはりおしゃれな店は金をかけている…内装・インテリアもセンスに優れた未来くんの意見を聞いたほうがいいのでは?
何も言わず、みなにも負担を押しつけて一人でバイトで稼いでいるのはどうなのでしょう。
確かに指導者のある姿ではあるのですが、説明しない態度はどうだったのでしょうか…頭を下げるのが大っ嫌いで意地っ張り、というのも強みであり、同時に弱点にもなりそうです。
まあ結果オーライでしっかりした信頼はできたようでしたが。
結局のところ問題は、皆の信頼関係なんですよね。
そしてついにグランドオープン…どんな問題が山積しているやら。
できればマンガらしいわかりやすくスケールの大きな問題…つまり高笑いするお嬢様がケンカ売ってくるとかじゃなくて、より現実的な問題を出して欲しいです。

キャッスルかごめ荘
でもまあ、ずいぶんと子供たちには慕われているようです。
それに料理もうまいとは。
犬に対して立ちはだかるのもカッコイイですし、なんというか…微笑ましいです。

青空ポップ
今回はエル…前例がないから、というのはあまりにも保守的な態度ですね。
理子ちゃんの「好きにすれば」は彼女らしいです。
親としては心配、というのは織花ちゃんの父親と同じような心理でしょうか?
綺麗すぎて近寄りがたい、という言葉で疎外感を感じ、そして家庭の幸せで…波から回想シーンに入るのは自然でした。というか…遥斗くんも罪ですね。
昔の彼女の話もなんだか身につまされます。そして…うーん、詩織さんの話を乱用しすぎている気もしますが、やはりパワーを出すにはそれに限りますね。
「さっきどこかへ走っていきました」はこけました。
そっち…スペインに?でも、スペインでも日本人みたいと差別され、またその美しさを賞賛されるのでは?しょせんハーフは、どこにも本当の居場所はないです。昔考えていたファンタジーで、さまざまな種族の混血が集まった傭兵団を設定しましたが…そんな、差別される人の国があればいいのかもしれませんが、おそらくその中でも残酷な差別はあるでしょう。
休む、または舵を切って別の方向に挑戦するのはいいけれど、逃げるのはどうでしょうか…
このメールはかなり寂しかったです。でも自分が嫌、ということは…ほぼわかっているということでは?
織花ちゃんと理子ちゃんの行動…言葉じゃなくて行動がいろいろと彼女に伝えて…ここはぐっときますね。
自分を呪うのは両親を呪うことにもなってしまう、というジレンマは胸が痛いです。
面接でのエルの強さはすごい迫力でした。
「自分にとって必要な声必要ない声を見分けられる」というのもすごいことです。僕にはいまだにできませんよ。
三人そろって専属、といっても…差はもうついてしまっているんですよね…
さあ次は理子ちゃんの話でしょうか?エルと遥斗くんもこれから何かあるかも…いろいろ楽しみです。

ラブ・ベリッシュ!
次で最終回ですか…コスプレは楽しいです。
渚の顔を見ただけで真っ赤になるのは当然ですね。父親のことを考えたり彼のことを考えたり、忙しいです。
「そんな事言ってるとパパは来てくれませんよ?」というのはなんだか可愛い。
そして豪快に水をかけてしまって、これは苦笑しました。怒っている渚の迫力がちょっと楽しいです。
清水さんの最終兵器…なるほど、そういうわけですか。皆が暴走するのは当然ですね。
「清水さんはいいの?」「岡山亜子に独占されるよりマシ。別れちまえばいいんだケッ」というのがまた吹き出しました。
岬ちゃん、いくら得意といっても…ちょっと違いますね。「隠し子?」「婚約者」という相変わらずの妹ラブも可愛い。
ここで…この父親、出方がカッコよすぎます。
そして岬ちゃんに連れて行ってもらって、渚と話すつもりが相手は父親だった、だからかなり素直な言葉が出て…ここはさすがに感動させてくれます。
宇都宮さんはてっきりクラスメートだと思ったら、両親にとっても寮監だったとは!これはさすがに爆笑でした。
勧めていたのは実は母親だった…そして父親の本音「ずっと家にいて外にも出てほしくない」というのは正直すぎてびくうっとなりました。
この涙は実にきれいでした。
そして文化祭が終わり、座った瞬間「お前ってファザコン?」でずっこけ…梓くんに似ていたでしょうか?
そして自然に気がついた強い渚への思い、それがどう動くのか…次回で最終回なのは惜しいですね。

HIGH SCORE
メグのお姫さま抱っこ…250kgぐらいでしょうか?でも正宗ならできるのでは?いや…ベンチプレスやスクワット、ジャークなどなら軽いかもしれませんが、これはこれで違いますね。実際砂袋で250kg人形作って実験してたりして。
しかしこの二人をねじふせるとは、先生どれぐらい強いのでしょう。
そして正宗が女だったら、まちがいなくえみかそっくりだったでしょうね。対象外。

アニマル横町
「くーちゃん以外のお友達いたんだね」はかわいそうに。ビックリマンの話は僕もわかりません。
かなり危険なしりとりですが、結構とけこんでますね。
罰ゲームでいきなり無限に思える穴、そして上から…この濃すぎる顔には爆笑しました。
マスクには崩れ落ちました。
あれで楽しかったとは…まあ、自分がどんなマスクをかぶせられていたのかはタケルくん自身は知らないでしょうし、自分ではマスクだと分かりますから騒いでいる皆を見ていて楽しい、という感じでしょう。

CvCvCv
やっぱり。
地獄にまで身を投げるとは、はにいちゃんの怖いもの知らずは底なしです。
ここの空気が呼吸可能でよかったです…瘴気が充満して即腐り果てる、でもおかしくありませんでしたよ。
彼女自身の力のせいでもあるのでしょうか?
枝が刺さったり服が破れたりするのは、この服は元々野外行動には向いていないということです。逆に男子の、特にガクランは恐ろしいほど防御力・防寒力とも高いですよ…中学の時には時々森を突っ切っていましたからよく知っています。元々軍服でもありますしね。
ドアを開けたらバブルだったのは呆れました。
よく見るとモブに男もいますね。
地獄の王って…一番美しい男が王になる、ってわかりやすいですね。では、それまで王だった男はどうしているのでしょう…多分殺そうとするでしょうから、結局一番強い男が王になるのでは?
そしてはにいの言葉、これだけ傷つけられても感謝できるなんて…ロビンの本音は予想通りでした。
ロビンの胸に飛び込むシーンの迫力はさすがでした。
いきなり人間界に、そして「大っ嫌いだ」といいながらの熱いキス!
ロビンが人間になったのはまあパターンですね…まあ昔のとある作品のように、女の子が悪魔になっておしまいよりはいいでしょう。

出ましたっ!パワパフガールズZ
かおるちゃんのほうがナツキくんと仲がいい…まあそれは仕方ないですね。
ブロッサムだといってしまおう、というのはもうなんとも。
ナツキくんを助けようとして転んで二人まとめて捕まり、彼の目のまえだから変身できない…
ここで彼が、「すぐにパワパフZが」…俺が守るからぐらいいわんかいボケ!それでも男か!
そんなことだから、ブロッサムに守ってもらってしまうんですよ。
まあでも、ももこちゃんのこともしっかり心配し、足を汚したブロッサムも守ってくれたのは嬉しかったです。
足をくじいたことの共通点、正体も気づかれたでしょうか?
これから何かと楽しみですね。

紳士同盟†
まさかこうくるとは…
すぐ知恵熱がでてしまうのは頭を抱えます。
潮を失うことは辛すぎる、で…これを相談できるのは養母だからですね、実母には無理です。
「逆ならあるけど」は吹きました!憧れていた相手にも呆れるしかないです。
現実は彼女を傷つけてしまう…避けられない現実は現実として突きつける、この強さと真の愛情はじーんとします。灰音ちゃんは一人じゃない…支えはある…
見守る男たちも笑い転げるほかありませんでした。
真栗の変な登場は間抜けでした。で、「生徒会の中であんたとだけキスしてない」…いつかする気でしょうか?前二つがうらやましいってあんた…じゃなくて嫉妬ぐらいしろよ、まおらは一応恋人だろ…
風紀委員のタマネギマスクはさりげなく爆笑。「権力という名の暴力だ」も笑い転げました。
真栗の家はちょっと派手すぎます。その家の連中にも一目置かせるのはさすが。
出迎えられていきなり踏んで、これはもう…
潮との交換日記は呆れました。カナリアが灰音ちゃんとは…なんかすごい世界ですね。
征光さんの心情の激しさはびっくりしました。だから、灰音ちゃんの残酷な言葉はちょっと悲しくなります。
「自分で幸せになるの」という言葉も…共感できる部分もありますが、それってキリスト教的な意味での神の存在を無視した言葉ですね。神を無視してしまえば、確かに自分で幸せになるしかないです…
去り際の「あなたにはあなたにしかできないことがあるはずよ」という言葉はすごく希望を持たせてくれます。どんな形でも、彼の想いが報われるといいのですが。
そして…灰音ちゃんの行動には心底驚きました。潮ちゃんのために全てを捨てて飛びこむとは…
全てを賭けて彼女を解放する…でも、それもまた…人にできることなのでしょうか?目が見えない人が目が見えない人の手を引いたら二人とも穴に落ちる(ルカ6-39)…
第一高成・閑雅の二人、真栗とまおら、そして先生や征光…他にもたくさん助けになる人はいるのでは?

来月新連載は藤原ゆか先生、とにかく元気は保証つきですね。
そして彩原先生のミステリー?ちょっとぞくぞくしますね。
ちびまるこちゃんはアニメコミックですか…でもお久しぶりです。

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