りぼん2007年2月号感想

付録バインダーメモ帳は非常にかっちりした感じで、大切に使えばかなり長いこと使えそうです。
今後の付録で、これに合う予備レフィルや小型ペンをたくさんつけてもいいと思います。

これから「りぼん」が明るくなるか暗くなるかがちょっと気になります。
最近「なかよし」も「ちゃお」も暗い話が多いので、明るい話が多ければいいな、と個人的に思っています。
でもあまり色気はいらない、明るくて夢のある話がいいです。

山本善次郎と申します(槙ようこ)CvCvCv(中島椿)ロッキン☆ヘブン(酒井まゆ)青空ポップ(小桜池なつみ)キミとここから!(朝吹まり)アニマル横丁(前川涼)ラブ・ベリッシュ!(春田なな)パワパフガールズZ(込由野しほ)天下無敵R(武内こずえ)キャッスルかごめ荘(桃山あんず)HIGH SCORE(津山ちなみ)カップルメーカー(幸村けいこ)ドクロ×ハート(村田真優)生物彗星WOO(加々見絵里)紳士同盟(種村有菜)次号予告

山本善次郎と申します
少女マンガとはかけ離れたタイトルにまず首をかしげていました。
そして冒頭の宣告…かなり重い家族の話だな、とはわかります。
カラーの色使いも不思議な感じです。
それが、本編に入るといきなり先生が怒られている?でもすごくかわいい女性ですね。
やたらと冷たい目、冷徹に教師を眺めている子供たちがむしろ怖い感じです。
そして青年の登場…おばあちゃんの、頭ごなしの非常に権威主義的な態度も気になりました。
でもこのおばあさんも施設に?序盤でいろいろ疑問を持たせておくのはうまいです。
「私はずっとおばあちゃん大好き」という言葉が、読み返してみると非常に胸が痛くなります。
ほたてちゃんの自己紹介と、ああこの人が山本善次郎…明るく優しい感じで、おばあちゃんとは対照的に好感が持てます。
空がこんな、ってビル街のまんなかでの屋敷…相当な旧家資産家ですね。
いきなり座っているおじいさんに話しかけることで、ほたてちゃんの能力が示されました。でもそれが色のイメージがすごく鮮烈で、話しにも自然に入ってきます。
絵本のような景色、そしてとんでもないボロ家、でも赤毛のアンと喜んでいるのは見ていてなんだか嬉しくなります。
善次郎さんの言葉と、それに一々まことさんがつっこむのがなんだかずれていて面白い掛け合いです。話自体の重さをうまく軽減してくれていますね。
「なーんも心配せんでよか」という言葉、読み返してみると本当にこの人は彼女の全部を無条件に受容できるのか、彼女に特別な能力がなくても、一人の少女を無条件に受容することがそう簡単にできるのか…と疑わしく見えてきます。
おばあちゃんの、反感を感じる抑圧的な言葉と、どちらが正しいのか…賢明なのか、それもまだわかりません。
先生の反応はかなり吹っ飛んでいました。「いじめられたらどうするの」…子供にとっては最も恐ろしい抑止ですね。
クラスメートが遊びに来てくれて、「新米教師だから余裕ないんだ」…生徒の方が優位というのが面白いです…と、ごく自然なシーンのはずだったのが、突然善次郎さんの手で意味が一変してしまう…
うわ、亡霊だけでなくテレパシーまで…大人の本音を見破ってしまう、逆におばあちゃんはものすごい罪悪感を持っているでしょう。
印象から感じる、潔癖で自他共に厳しいタイプの人間であれば…規格に外れる存在をどう扱っていいかわからない、そして自分の中の暗い部分を見抜かれることに耐えられない、限界だったのでしょう。
「本当のお父さんだってこと」という言葉、だから「山本ほたて」と名乗ったのか…しかも母親がしっかり寄り添っているのは…
「その力を人のために使えばよかよ」といっても、それって力を否定するよりはるかに厳しい道ですよ?
その力をプラスに、しかも今のこの世界との軋轢もなく使うのにはどれだけの善意と賢明さが必要でしょうか。迫害されることも恐ろしいですし、それ以上に善意で相手を傷つけてしまったときどれだけ傷つくか…ましてその両方から、ほたてちゃん自身が闇に堕ちたら!この力を悪用したらどれだけ恐ろしいことになるか…
おばあちゃんや先生の、その力を抑圧して普通人になれ、というほうがはるかに楽でうまくいく確率が高いです。
いきなり山本善次郎を「王子様!!」というのは言われたほうがびっくりしたでしょうね。
それでこのタイトルですか…

CvCvCv
冒頭がすごくいい表情です。無邪気な可愛らしさと、ちょっと怒ってる不自然がうまく混じっています。
あれが嘘だった…というか多分、「ウソに決まってんだろ」という言葉が嘘でしょうね。
いきなり素敵なお兄さん…僕はロビンの父親だと思っていました。
「ばにぃさんの彼氏」も「赤ちゃん」も関係者というかロビンなんですよね…一々燃えているのもかわいいです。
先生として入ってくるのもいきなりですね。
ロビンがおとなの彼女を見ても「ばーかっ」としか言わない、というのは彼が内面を見ているということでは?まあ魔法と関わる連中にとっては、外見ほどあてにならないものはないですしね。
アレン先生とコー助が話しているのを見て、怪しいとは思わなかったのでしょうか?
コー助と話せないのは不便ですね。
アレン先生の言葉はうますぎます!「そのままのはにぃちゃんが僕は好きだな」って彼女のコンプレックス直撃ですし。
いきなりロビンが出てきて、いきなり強引にキス…もうわけのわからない行動ですね。
自分のおもちゃ、というのをまず出してくる彼も結構子供です。
みんなが倒れていて、しかも大人の姿なのにはにぃちゃんだとわかる…やっと怪しく思い始めましたか。
ちょっと行動が早すぎる気もします。
で、あのさくらんぼの髪飾りがキーアイテムになる、と。どんな形で出てくるか楽しみです。
ああ、コー助がロビンに持って行きましたか…というかアレン先生とはにぃちゃんの会話、盗み聞きしていたのでしょうか?

ロッキン☆ヘブン
まさかこれから延々とラブラブ話…ガンガンやってください、ラブラブバカップル話大好き!
こっちも進展しているようですね。秋葉原に行くのはデートではないと個人的には思います。
安いパソコン…で、某宗教関係に当たらないように注意しないと…そのためにも案内は必要ですか。
わざわざワンピースを買うなんて可愛いことをしますね、女の子は。
「こと細かに報告よろしくね」もネタとしてでしょうか?
色々期待、でこの程度というのもかわいいです。
プレゼントはお菓子、それも上級編?「私しかあげられないもの」なら…まあオヤジの発想はほっといて。
独り者パーティはどうしてもそうなりますね。ここで耳を強調して、後のピアス騒ぎをうまく演出したのは技ありです。
黒コンビのイヤミはかなりきつかったです。
それでケーキの設計図を見てしまって、そこで晶さんの「ちなみに」はほとんど命令ですよね…
いっぱい一緒にいたい紗和ちゃんと、バイトで忙しい藍…まあよくある本末転倒!
サンタさんが台所の換気扇から、というのはずいぶん器用なサンタさんです。
というか液体金属?
結局例のワンピース、家の中で着ているんですね。
妹の「サンタしゃん?」に「そうかもよ?」と笑いながらインターホンに出たら…「おねーちゃんのサンタさんでちゅよー」という母親の台詞とうまく呼応してすごく面白いです。
しかしこれは感激ですね。すごくクリスマス!という雰囲気で彼の優しさがよく出ていました。
ピアスを渡すときに髪と耳に触れるところ…というかピアスをつけてあげる、というのは痛みさえ伴うかなり強い接触を、一番敏感な耳に…うわ、耳を軽くかまれるよりきついでしょう。
わざわざケーキを持ってきたのも慌てていましたね。上がってもらうか公園に行くかすればよかったのに…
あーん、にキスするのはもう吹っ飛びました。
泣いている父親、ニヤニヤ喜んでいる母親の図も見ていて楽しいです。というかこれからどうしたのでしょう?上がってもらったのか、それともこのままどこかに出かけたのでしょうか?
「ここまでされるとうざい」は同感です。さりげなく「二人の心がつながっていれば」ってすごい台詞も…
ピアスがおそろいなのを見破られて、あっさり「こーゆーこと?」は結構びっくりしました。
ひたすらほんわかラブラブ、これでもう来月から多少何かあっても耐えられるでしょう…今月号を思い出して。

青空ポップ
今回はチビキャラがたくさんいて楽しめました。
こう騒がしくなるのは当然ですね。父親が業界の大物で助かったでしょう。
仁木さんが妙に目だっています。
彼の、一番きつい真実をずけずけいう、そして「売れなくても何の責任も取れない」とデメリットもメリットもオープンにする態度…実際に営業として、ある意味理想ですがすごく勇気と自信がいる態度であり、当然彼女を大人として扱っているということでもあります。
あくまでモデル自身の努力、主体的な人生をサポートするだけだ、と…逆に将来を保障してしまう他社は、完全に会社が中心でモデルは商品として扱われるのでは、という気になります。
里子ちゃんと事務所について話したのは幸運でした、考えなしに流される前に。もしふわふわと考えなく決めてしまっていたら大変でしたよ。
「自分ひとりで得られる情報には限界がある」というのも、結構考え深い性格なんですね。
奏ちゃんと遥斗くんの対抗意識は見ていてちょっと苦笑します。
それぞれの「がんばれ」と「頑張りすぎるな」という対照的な言葉もすごく深い!
それぞれのアップの表情もすごく色々伝えてくれている気がします。
美都さんとの会話はちょっと緊張感が…と思ったらほとんどチビキャラで、母親の話になるのが可愛かったです。
あんなすごい人に悩みなんてあるはずがない…誰もがまずそう思うのでしょう、不幸なのは自分ひとりだと。
詩織さんの励ましはすごく胸に響いてきます。僕にとってもこんなに響く言葉なのですから、読者にとってはどれだけ…
ここで、織花ちゃんにとっても否定的な声が耳に入ってくるのは、できればもっと前からこの否定的な声があったほうがよかったかも。
「自慢できる」「悪く言ってる人にも仕返しになる」という言葉の視野の低さにはちょっとため息が出ます。
安定より挑戦をとる、というのは素敵にも思えますが、それだけが絶対善とは限らないです。挑戦にはリスクがありますから、そのリスクを覚悟し、準備しておくことも必要です。覚悟していたつもりでも、現実になった瞬間他の大切な人も巻き込んでしまうなど、いろいろなことから目をそむけていた、ということもありますから。
この北原マネージャーも今後色々活躍しそうですね。
「現実に起こったことは変えようがない…」この言葉もすごく深いです。「自分を傷付けた誰かを傷付け返す強さなんていらない」という言葉も、目の前の壁に貼っておきたいぐらいです。
遥斗くんが頑張りすぎるな、というのは美都さんが頑張りすぎているのをいつも見ているから?
いろいろ辛いことがありそうです。

キミとここから!
予想以上に素敵な作品です。
色々秘密にしてびっくりさせた…小学生としての生活ももっと出してくれると面白そうです。
この男が誰なのか、友達二人はどう思ったのでしょうね。
アメとムチのコンビは見ていて楽しいです。というかハルカさんは若くて二十二以上ですから、楓くんとの年齢差は楓くんとりおちゃんと同じかそれ以上ですよね。
打ち合わせが終わったら、それはもうミーハーまっしぐら!これは当然ですよね。
「ひなの楓先生のまんが大好きだもん!!」とまっすぐに言われたら照れるのでは?
トレース台も知らないとは…漫画講座にもなっていくのでしょうか?
門限という問題が出て小学生と思い出す、というのもなんだか楽しいです。
彼の立場で少し考えると、普通なら小学生と接することはないはずですしね…というかハルカさんの年代とも。
りおちゃんが作った話自体も触れていくのがまた面白いです。
結構魅力的ですね。
病を持ちこみ、というのは小学六年生が?といぶかるぐらい知的な視点です。おそらく本や絵本でしょうね、子供向きの本や絵本でも良質なものはすごい情報量があります。
ただ女性ばかりだと子供ができない気もしますし、もし単性生殖の手段があっても外の世界と接しないで閉じこもっていたら遺伝子的な多様性が減り、かえって外の伝染病には弱くなると思います。
伝染病予防のため外との接触を断つというのは短期的には正しいですが、長期的には一時しのぎでしかなくずっと外との接触を断ち続けるのは無理です。数を増やして、多くの人が死んでも生き残った人は免疫を持っている、というのが唯一の長期的な解決策でしょう。
外の世界に対する好奇心の強さから…
で、いきなり楓さんからのダメ出し?それに「楓どこがダメか教えて」と聞くのは、確かにそう聞くのは黙って不満をためこみ、爆発させるよりはいいです。
でも「楓の言うとおりちゃんと直す」は…もっと自分の創造性を信じろ、という思いと、やはり未熟なのだから、という判断がからまって混乱します。
「はやくひなの先生みたいに」という、目標があるのはそれ自体はいいと思います。
楓さんの態度はちょっと無茶、というかまあハルカさんとの会話を見れば、単に期待しすぎているだけだと分かりますけど。
「ほーんとりおちゃんの事好きなのねv」にはびっくりしました。それじゃロリコンですって。
楓さんの資料から楓さんの、目標を目指すのではなく自分だけの道を行く、という…それは一つの生き方ですね。僕はちょっと倣岸さも感じます…いかに偉大な先人がこの世には多くいるか、巨人の肩に立っているかを思うと。
個々から一気にイメージが爆発的に深まり、自分自身が話の中に入ったようになる、ここの表現は凄まじかったです。
「楓が望んでいるのはあたしだけのまんがなんだ」と、彼の期待をきちんと受け止めて…すごく急いで「ストーリー変えさせて下さい!」…これ、編集や制作、営業、そして印刷や流通の側から見るとホラーですね。そう思うと爆笑。
まありおちゃん、すごく情熱があふれたいい表情ですし、楓さんにとっても望みどおりですし…徹夜が二日から四日に伸びても自業自得というものです。

アニマル横丁
チョコ?毎年電池をもらう…って毎年、というのはツッこんじゃいけないポイントですね。あさりちゃん時空。
こういう玉って今の読者…アニメは結構後までやっていますから知っているかも。というかDBが終わってからもう何年目でしょう。
ケンちゃんから渡すというのは確かに正しいかも。でも指を折るのはさりげなくひどい…
溶かして固めてるだけ?とんでもない、精密なテンパリングにどれだけ手間がかかるか。
というか「チョコを自分で作る」というのって、想像するとすごいことです。ものすごい温室か、熱帯の外国の土地を買うか借りるかしてカカオの木(とサトウキビ)を栽培・収穫し、醗酵からのあのとんでもない工程を…実験室では本質的に不可能では…
ご注文のチョコ、といってもまあ溶かして固めればいいのでは?本当に砕いた!
くーちゃんの喜んでいる笑顔はかわいい。
やっぱり電池、といっても手作り電池は手作りチョコよりもっと無理じゃあ…

ラブ・ベリッシュ!
一回であっけなく終わりと言うのもすごいですね。
いきなり頬をつねって「作り笑い」というのも、本当によく見ていますね。
でも何があったのか言っても、どうしようもないような気も初読時はしていました。
女同士の問題に、雨芽ちゃんは入れるんですね…まあここでそれを言ってしまったらとんでもない泥沼になっていたでしょうが。
まあ、過去を知っている人がいてよかったです。この紺くんも突然話に入ってきたような感じですね。
「初めて笑ってくれた時すげーうれしかったな」で語るに堕ちたのは爆笑。
この豊橋さんの特異な性格の描写はうまいです。次回作では本格的なホラーにもチャレンジしてほしいですね、前後編ぐらいで。
「由夜はそんな事しないよ!」と、彼女はちゃんと信じていたんですね…
この情熱的な言葉にまるで反応しない彼女の異常性はある意味際立っていました。
そして過去の、そして現在のあまりにとんでもない行動…結構ホラーとしてうまくいっています。
由夜ちゃんの生理攻撃はかなり強烈。これは逆らえません。
豊橋さんの、もう見つけられているのに崩れない、間違った自分を維持する強さはある意味怖いぐらいです。
「まぁちょっと…いやかなり異常」には苦笑します。でもまあ、ホラーじゃないから苦笑できるんですよね…
というかここまでホラーな話をここまで明るくまとめていいのでしょうか。
男子達のエビフライもいい後方支援でした。

出ましたっ!パワパフガールズZ
人間を見下ろす?人間以上の知性があるなら、人間なんて下等生物は無視して自分達だけ想像を絶する高みに上るか、または他の生物種を尊重するならさっさと人類は滅ぼしてしまったらどうでしょう?
ももこちゃんの暴走は見ていて苦笑します。愛はクラスを超える、というのもすごい。
ロボットの大暴れはすごく昔のSFでよくあるネタだそうです。
ロボット全部壊して、一体どれだけの損害だったのでしょうか…まあ、人的被害を止めるためならいいのですが。
泣いている研究者達が見ていてかわいそうです。

天下無敵R
雀ちゃんの幼い部分が今回は強く出てきました。
というか、彼女の男っぽさも自分の女性性と直面できない、色々大切なものから目をそらしているところがあるのですが…
「オレは強いから」…本当の強さは自分の弱さに直面できることなのですが…
龍兄の再婚についての反応のなさは初読時不思議でした。
「参観日のお知らせなんてイミねーし」というのに次郎ちゃんがさりげなく反応しているのが読み返すと心深いです。
じーちゃんが実は再婚を勧めていた…まあ大人としては当然です。
そして龍兄がためらっていた理由も、そういうことでしたか。
虎も災難ですね。雀ちゃんの友達じゃ食べて捨てるわけにも行きませんし。「コレひなから交換日記」やウサギの空手もちょっとくすくす笑いが出ます。
でもそれで軽く息を抜かせて、結構重い話に…
「うちの母ちゃんっつったらひとりしかいねーだろが!!」という叫び、いかに強く母親を慕っているか…それが強がり一辺倒になっている、というのを周囲が見ていると辛いのもなんだかわかります。
空手の組み手をしながらというのがなんかすごいですが。
「うさぎと同じ顔で説教すんな」というのがまた苦笑。
参観日のお知らせをずっと握りつぶしていた、ということで龍兄の対応…「それ本当におまえの気持ち?」…
でも、結局彼女は自分の本当の気持ちに向き合う強さがないだけ…
次郎も今回は抱きしめずに突き放す、みんなちょっと残酷ですよ。そこまで彼女に自分自身と向き合わせたい?
結局独りぼっちになって、ブランコもなくて…RAFU"さえ見失って…
というか、肝心なことを忘れていませんか?父親自身の幸福は?

キャッスルかごめ荘
アンハッピーバレンタイン…ミオちゃんのチョコだけだったら悲しいですね。
道場の女子連中に大量のチョコ、って本当に義理ばかりでしょうか?
チョコケーキを見て一気にご機嫌になるのも大人とは思えないです。
名前がないチョコでみんなを集めて…さて、誰が探偵役でしょう。
それでとんでもない美女、が…猫同士だったのは…お見事。手紙を忘れたとは人騒がせな。
「ふられてもふられてもこりないとこがっ」って結構ひどいです。

HIGH SCORE
いきなりすごいことになりました。人の腕を折るなんて、普通の人なら退学して引っ越すとかそういう騒ぎになるのでは?
といっても事情が事情ですし…
いろいろな人に狙われるから責任、というのもちょっと面白いことですね。
リカちゃんいじりが日課だなんて…
京介が自分の手も折って欲しい、だなんて本当にラブラブなんですね。
おとりにしてガードしているというのはすごい…といってもこんな美女が「ノーパンです」はすごすぎます。
風呂でのこれ、某めちゃモテ委員長と同類…?
男だったら、と想像してすごい妄想になって怒鳴ってしまうのはもうやばいですよ。

カップルメーカー
うん、すごくはっきりした感じで生命感が強く、体の線などになんだか色気もあり、好感の持てる絵です。
もし連載になるならカップルメーカーとカップルブレーカーの対決なんてあったら楽しそうです。
いいふざけ仲間でお互いに能力を補うパートナー、というのも楽しい関係ですね。
それに恋愛感情が入ることでどんなトラブルになるか、というのも楽しみでした。
いきなり捕まえて「悩める子羊一匹捕獲」と、そうやられたらびっくりするでしょうね。こういう内気な子の気持ちはよく分かります。
とりあえず前髪切っとく?というのも強烈です。
いきなり髪を切って、ある意味SPみたいな人です。髪型一つで雰囲気が一変しました。
「よかったー!関口さんさわやかクン嫌いじゃなくて」って結構リスクもあったんですね…
まあこの階段での二人を見れば、うまくいきそうなのはわかります。
ちゃんといろいろな系列を研究している、軽く見えるけど真摯な彼に余計惚れ直す、というのも丁寧に描いていますね。
それで彼が告白することと自分が告白することを、祈りの中でなんだかリンクするというのもうまい心理です。
それで、告白しないと言う彼に…それに関して二人でケンカするのも読み返せばなるほど、と手を叩きます。
ケンカなんかしないほうがおかしいのでは?あれだけ多くの恋に関わっていたら、トラブルも色々見ているのでは…
で「爽次とは今の関係で充分」という言葉を言って、自分自身がネギ男のことについても考えが足りなかったことも反省する、というのは実にうまいです。
そしてまず自分が見本を見せる、というのがすごくカッコよくて大胆です。
みんなが見ているとなると普通恥ずかしくて告白できなくなりそうですが、興味本位は一人もいない…でもそれは自分も興味本位じゃなく、真剣に一人一人の幸せを思っていたから…
だから励ましとして受け取れる、ここはすごく盛り上がる感じがありました。
堂々とした告白もすごくカッコイイです。
その手本でうまくネギ男くんもうまくいったのはすごく嬉しかったです。
でもこれからが大変ですよ…ああ、続編ならカップルキーパーを加えてメイカー・キーパー・ブレイカーの三者の色々なかかわりだったら面白いかもしれませんね。
すばらしく楽しめました。次回作を楽しみにお待ちしています!

ドクロ×ハート
再登場ということはかなり好評だったのでしょうね。エネルギーもありましたし。
とにかく爆発的なエネルギーは健在です。
冒頭から「あの子たちマジごつくね?」「あん中絶対おっさん混じってね?」と、男子校の人間が知ったら自殺しそうなことを…
この顔は怖すぎます。
ドクロ組とハート組の再定義は面白いです。
好きといったのに流されているのは悲しいですね…
緊張しすぎて話しかけても噛んでしまう夢ちゃんと、同じく緊張しまくりですがまあうまくいっている先生と、この二組がどうなるかすごく期待させてくれます。
みんなを誘って野次馬大会と見せて男女同数で合コン…これはうまい誘い方です。
「愚の骨頂が」って使い方間違っていますよ。
で、「やばいさらに惚れる」ってその顔がすごすぎるのですが…
「人が傷つくこと言っちゃダメって」は正論です。単に、人とみなしていないからでしょう。というか誰が人なのでしょうね。
野次馬のはずがみんなで楽しく遊んでいる、というのも楽しそうです。
すごい衣装を王子に着せようとする暴走は苦笑。
さりげなく二人で抜けることになってしまうのがまた燃えます。天然か、それともわざとか。
二人になって緊張して、触れた手を振り払ってしまった夢ちゃん、それでびっくりしてなんだか空腹みたいな感じがして、すごくややこしい気持ちです。
先生をかばうために川に入るというのは感動です。そして美並くんはすごいことしているのになんだか美しい…
そして「人が傷つくこと」と、先生に言ってしまうのもさすがにカッコイイです。この人の反応はかなり意外でした。
先生まで二人とも、すごいですね。
さりげなく手を差し伸べてくれ、すぐ配慮して引っ込めた美並くん…それに自然に手を絡めるように、この絡め方が結構なまめかしいです。
川の中で告白してキス、というのもすごいです。
川に倒れているのも…というかこの川、きれいな川なのでしょうか?
とにかくひたすらパワーがあふれて、すごい作品でした。
連載もあるのでしょうか?他の題材でもすごく楽しみな作家です。

生物彗星Woo
今回は結構重い…というか原作のドラマは相当シリアスな話だそうですが。
とにかくもうなんともいえない可愛らしさにメロメロでした。
帰ってしまうのか、と意識して、ずっとバッグに入れて肌身離さず…それをみんなが心配して止めて、それを「わかってる」のに止められない…
「こどもがすることだぞ」と言われても止められない、というのはあまりに痛々しいです。
小太郎先輩の告白と「一日中見張ってたり」と、とんでもない想像にはびっくりしました。
恋心、愛情というのは暴走するとそういうふうになることもある…自分もそうなる可能性を、よく直視できるものです。ものすごい強さですね。
アイちゃんも、閉じ込められる恐怖を一瞬想像してしまったのでしょうか?
泣きじゃくりながら優しく語りかけるのはなんだか重さがありました。
なにげなく当然のようにいなくて、でもまた当然帰ってきて…これからどんなことがあるのか、原作ドラマとは違う幸せな日々が続いてくれるといいです。
とにかくお疲れさまでした!すごくかわいい絵柄だったので、次はオリジナルの作品を楽しみにお待ちしています。

紳士同盟†
とうとうやってしまいましたね。どう言い訳するのやら…
大暴走の高成様は応援したくなります。
それで、最も致命的な言葉「閑雅様と間違えた」…女の子って好きな人を傷つける天才?
ぎゃああああ、と叫んで猛烈に動きたくなってきました。
「怖かったんだね」って、どんなことがあったと想像しているやら。というか「ちゃんと待って下さいってお願いしたら」という言葉は、エッチしようとしたけど怖くて拒んで気を悪くしただけ、としか解釈できませんよ…大違いなのに。
ってそれを本人達、男子達の前で…「おまえたち頼むから」に机叩くほど同感。
小牧&草芽の大ボケは爆笑。
真栗とまおらちゃんのラブラブは…ああもう。
そして潮と…キスだけはいや、ってなんか昔の女郎みたいですね。
でも、こうして抱かれている潮はまるで父親の腕で安心しているようにも見えます。
二人でのぞいて、こっちも盛り上がってもいいのでは?
郵便屋に変身して墓穴を掘るのは爆笑。
二人きりでまともに気まずい二人も…まあ小牧&草芽のおかげで助かったようなものです。
しかも崖から落ちそうになって、というか草芽くん、自分で彼女を助けられなかったのは情けないです…まあ彼自身が一番それは感じているでしょうから、あまり強くは言わないでおきましょう。
こういうこともありますから、こういう山に登るときには最低限のサバイバルグッズは持っていましょうね。
高成様の冷静さはすばらしかったです。泣くなと一喝し、適切な行動を指示して自分は男として見事な行動、もう完璧!
でも…後にこのことが、男として格好をつけるより学校全体を考えるべき、安全地帯で陣頭指揮を取るべきだった、将が一人を助けるために前線で危険を冒すのは愚行であり、将は部下を見殺しにして臆病と皆に唾を吐きかけられようと生き残らねばならない、と責められなければいいのですが。
また、最低限のサバイバルグッズを調達してから、というのも選択肢としてありました。「誰でもいい、刃物やガラス、ロープ、シートの類を持っている者はよこせ!」と叫ぶとか。
というか無事でよかった…木の下も悪くない退避場所ですが、山の川近くで雨が降ってきたならまず水が来そうな高さより上に退避するのが最優先です。
彼の謝罪もすごく心が温かくなります。
とうとう思いを抱えきれなくなっての告白、そして世界で二人きりのような…これから二人、いや三人を何が待っているのでしょうか。

来月号は樫の木先生の新連載…前みたいなストレス展開より、別冊付録作品にあったような楽しさを期待しています。正直言ってあのぐだぐだイライラはもうごめんですから。

読みきりも二本とも期待できそうですね。楽しみです。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ