りぼん2005年6月号感想

椎名先生の復活はとにかくうれしいです。

若返りが進んでいて、すごく元気がいいですね。
それがうまくかみあって、勢いが出てくれるといいです。アゲハ100%がアニメ化され、ヒットすれば相当勢いがつくと思います。

名作五十選は現在及び最近の作品が圧倒的に多く、正直興ざめでした。単なる近刊カタログじゃないですか
でも昔の読者でこれに応募する人はほとんどいないでしょうから、仕方がないことかもしれません。
宝塚で名曲、名作選をやったら昔の作品がかなり多くなるでしょうが(オールドファンが多く、昔はよかったが非常に強い)、それでもさすがに戦前は少ないでしょうし。

女神様のしっぽ(椎名あゆみ)アゲハ100%(武内こずえ)恋の一秒前(小桜池なつみ)STAR BLACKS(槙ようこ)HIGH SCORE(津山ちなみ)サボテンの秘密(春田なな)ピーターパン症候群(酒井まゆ)ロイヤルストレート(持田あき)紳士同盟+(種村有菜)ちよりの毎日(萩わら子)なでしこハニー(松野美佳)空のまんなか(香村陽子)聖vドラゴンガールみらくる(松本夏実)だって好きなんだもん(吉住渉)次号予告

女神様のしっぽ
祝復活!すごくうれしいですし、すばらしい作品でした。
「彼女がいる人ばかりを好きになるんだろう」は、よく考えると「だって好きなんだもん」を連想させますが、初読時はそんなこと思いつきませんでした。
冒頭の携帯電話をのぞきこむ甘えるようなしぐさ、二人のかけあいなどすごくいいスタートです。
あっけなく彼が彼女と別れ、これはチャンス!同級生の忠告そのまんま、僕も思いました。
「なんかエロいね制服って」「エロいのはあんたの頭の中じゃ!!」という会話がすごくいい。
キーアイテムとしてのキャンデーをもっと活かしてくれたら、という気もします。何度も出てくるだけで、なくてもこの話は成立するような。
あっさり承知する彼に、下の想像が出るのも面白いです。人生にしても歴史にしても無数のifがあります。多分ここでつきあってといったら本当に承知していたでしょう…
「なっちゃんは好きな奴いないの?」は誘いですよね…ここでは、もしかしたら祥太くんが彼女と別れたのは奈規ちゃんに惚れたからかもとさえ思わせました。「世界一バカだから」なんてもう、告れと言ってるとしか思えませんでした。
だから結局告白できず、あっさりと祥太くんに彼女ができているのはちょっとびっくりしました。
「〜恋愛は行動した人が勝つんだ!!」はすごく面白い見方です。妙に納得しました。
僕だったら「わたしま〜つ〜わ」という歌ではなく、「鴎よ伝えてよ 我が心いまも 君を愛す〜(54年「霧深きエルベのほとり」、身分違いの恋で低いほうの男が相手の幸せのために彼女をふる)とか「思い出は はるかな空に〜通りすぎた あの春の日よ〜(85年「二都物語」ディケンズ原作、好きな人の旦那の身代わりとして自分から断頭台に)」とか「愛のさだめの悲しさよ 愛に別れのときもある 愛すればこそ涙を隠し 幸せあれと願いこめ あなたに〜(85年「愛あれば命は永遠に」)」とか身を引く愛系の宝塚ラブソングを連発するでしょうが。だって「ほかのだれかにあなたがふられる日まで」って、相手の不幸を願っているようなものじゃないですか。
まあでもすごく面白いシーンです。特になっちゃんの表情。
万引き…これはコンビニや書店にとっては他人事じゃないですね。
ナイフはこれが弱点の一つですが、実行しようとしてはいけません!まあ刃を開いて握り直す間、他の事がお留守になるのでこうなる可能性があります。でもナイフ相手に素手は危険なのもまた事実、店長さんの説教が正しい。彼女の言葉も間違ってはいません。
もちろん、なっちゃんの恐怖を理解して褒めている祥太くんの優しさはすばらしいです。
どんどんなっちゃんの思いが深まるところはよく描けていますが、逆に祥太くんがいつなぜなっちゃんを好きになったのかははっきりしないような…。
早い者勝ち状態はすごく見ていて面白いです。
でも結局…で、思い切って行動した…なんかもう、女神様のしっぽというより後ろからタックルかけて捕まえたような感じですね。
でもすごく読後感はいいし、これからの本格的な復活にも期待できそうです。

アゲハ100%
うわ〜、どうしようもない状況ですね。
「私は私が嫌いでした」というのは、なんとなくそうだったのだろうなという気はしていました。
自分の悪い面を理解しているのは、それだけそれを見もしない傲慢で独善的な人間や良心がない人間よりいいと思うのですが。
凛ちゃんの家族はこれまでに出ていましたっけ?
アゲハ本人である自分が、アゲハに助けを求めるというのも皮肉な状態ですね。
朝になってみると、意外と表情は明るいですね。「なにも聞くことなんかないので」というのは大人が恋人の浮気を確認したときの台詞では…
蘭さんの行動は面白いですね。
ここでアゲハの仕事をしなければならなくなる…しかも蘭さん?気づいているとしか思えませんね、これは。アゲハの背景にも関わりがあるのでしょうか。
絆、ってあれだけのことで結ばれた絆がそう簡単に壊れるものでしょうか…
陸くんの悪びれない態度はちょっと憎らしくさえなります。「藤原凛がしてよ」というのも厚かましいというか…まあ全部打ち明けるために、心の扉を開こうとしてなのでしょうが。
「傷つく痛さを知ってるから〜」という言葉、わかる気もします。恋を恐れるのは傷つくのが怖いだけじゃなく、傷つけてしまうことがそれ以上に怖いものです。
絆の復活はほっとしました。
そして…蘭さんまでお約束を繰り返さなくても…
しかし、なんて能天気な悩みだと思ってしまいますが、彼女にとってはしゃれにならない人生の一大事ですよね。客観的には子供の恋とは比較にならない。
大人向けのメイクもちゃんとできる、どこでそこまで学んだのでしょうか。
「負けてないでしょ」という如月くんの言葉はあったかく包み込むようですね。それで「気持ちが100%になるまで」は…ずるいぐらいうまい!なんてずるい告白。
そして、見ている誰かが…また面倒なことになりそうですね。

恋の一秒後
絶妙の面倒な状況です。最高。
冒頭の元気な感じ、「負けは負け」の残酷さ…さっそく軽く笑わせ、うまく引き込んでくれます。
それから、ほとんど視線だけで四角関係を描写しているのもいいですね。
「僕そういう子好きかもー」といわれたら、それはもう…絶望、というか琴葉ちゃんに確定と思わせます。
「まずそのポーズかな?」は言われて気がつきました。
女の子のらしさの先生、というのは短期的にしか使えないネタだと思います。短期連載か…
この逆恨みの暴言の、相手が識さんだったのは笑うほかありません。
傷口は見られないのですね、意外です。
保健室の回想も、二人のキャラクターと恋のきっかけをよく表現していてすごくいいです。
僕が子供の時には、この形の二人乗りはありませんでしたね。前のコマで足を乗せる横棒が描かれていない気もしますが。
女の子らしくやってみたらけっこう…「識のため?」「ちがう自分のため」という意識はすごく前向きでいいです。
いきなりの告白から二重目撃…もうおいしすぎて、ものすごくおいしくてジューシーなシュウマイか何かを噛んだら肉汁が噴き出して口をやけどしたようです。

STAR BLACKS
冒頭のこれにどんな意味があるのか…
自然に風呂に入ってきて「入ってこないでよ」「なにも感じねーよ!!」「うざっ」という会話は、前回のブラコンぶりを知っていると苦笑するほかないです。
報道されてしまうのは仕方ないですね。これで素直にヒーロー願望を満足させるのは子供というか…評する家族の言葉も面白いです。
シスターが家族の一員になっているのも、なんか面白い構成ですね。
結末は必ず来る…神話のパターンからいうと彼女の死が必要になる可能性も高いのですが。
ツキちゃんのストレートな態度もわかりやすいです。
自分がヒーローと引き換えに孤独も宿命付けられてしまったことは自覚しているようですが…
ふわっと自然に事件が始まるのもうまい。
田岡くんの登場も突然ですが、どうからんでくるか…
ここからあまりにもいろいろ断片的なものがあって、どういっていいかわからないです。コーヒーの繰り返しはかろうじてわかりますが。
「希咲がまもってくれるんでしょう?」というのは、今はうれしいかもしれませんが後が怖いですよ。人間はそういう点では信じられません。
そして、友達の中に育っている鬼を見てしまう…一体なぜ…いや、鬼になるのは杉江ちゃんのほうかもしれませんが。

HIGH SCORE
というか昨日そこまでやられて平気で学校に来ているあんたがすごい。ラキュラ星人の再生能力でも?
長男も平気で血まみれなのは、家系でしょうか…想像がすごい。
さて、この話は続くのでしょうか?えみかちゃんの貞操はどうなる!

サボテンの秘密
確かに終わってます。
まじめな口調に笑うほかないのはなぜでしょうか…
クールなふりをしていながら、彼と目が合ってしまうと教科書を落としてしまう、やはり恋は惚れたものの負けかも。
彼の冷たさも…だから夏川、しゃしゃり出るな。いらん。かえれ。
ここで殴ってくれる友達がいるのはよかったですね。「偉そうに言ってるけど菜実ちゃんも」が笑えます。
これで…いきなり…笑うほかありません、これは。
わかってみたらただ素敵な先生だった、というのはうまく裏をかかれましたね。
ここでやっと素直になれたのはほっとします。
で、あれだけ散々な目にあわせておいて「俺離れていても未来の事」って…俺もM大行くぐらい言わんかい!
まあキスシーンはほっとしました。
まあお疲れ様でした。最後までちょっとよくわからない作品でしたが、妙にリアリティはありましたし。

ピーターパン症候群
今回の扉絵はすごくいいです。
さて、夢かと思ったら…全部現実、しかもこの子はPKもあり!?琥珀ちゃんも?
「こんなのが2人も」と考えこんでしまうのがまた面白いです。
彼女のストレートなせまりようは見てて面白いです。
研究所とか、「そーゆー衝撃ワードをさらりと…」に同感です。
力があってしまうと、その力の強弱を比べてしまうというのは人間の性でしょうか。
そして暁里くんが透子ちゃんにひとめぼれ…また面白くなりそうです。
やはりシュートを入れているのは超能力ですか。
あ、「空を飛べたり〜人を傷つけることも」は、超能力がなくてもできます。あ!なんとなくわかった気がします、大魔術師アレイスター・クロウリーがマッチで火をつけるのも意思によって物事を起こしているのだから魔法を使っているのだ、と言ったことが。
「それ持ってるのがあいつで良かったんじゃない」というのはすごい褒め言葉です。
それでいきなりキス!琥珀ちゃんへの嫌がらせなのか、本気なのか…
「済ましてなかったのかおまえ」という小さな字のツッコミが残酷です。
立ち止まって「言いたい事あるなら降りてくれば?」はかっこいいです!
なんとなくうれしくなって抱きついたりする、すごくまっすぐな恋心は琥珀ちゃんの魂の美しさを強調しているようです…ちょっかいを出したくなる透子ちゃんの気持ちがわかる気がします。ここの構図はめちゃくちゃうまいです。

ロイヤルストレート
本当にストレートな告白で…と思ったらお祭りでしたか。
日本のお祭りはある意味独特だと思いますよ。
まどかちゃんの仲裁は絶妙!
で、いきなり「目障りだわ」「あたしのだから」と強烈なキャラ!
真琴に栞…偶然じゃないですよね。次に舞というキャラが出たら確定です。
あ、「外人」は差別用語です。悪態でもつかっていい言葉と悪い言葉がありますよ。
「私の知らない彼を知ってるあの子が羨ましい」という感情はよくわかります。僕もどんなに…
座り込む彼、ちょっと距離が近すぎる気がします。
浴衣は着せなかったんですね。考えてみると、祭りの浴衣と七五三、まれに正月、成人式以外和服と縁がないのは悲しいことですね。
日本はなぜ、これほど憧れられる文化を持っていながらそれをうまく保存し、再創造し、発進することができないのでしょう…
栞ちゃんの行動にはびっくりしました。いくらなんでも…自分からさよならしちゃって、それでこんなことをするのは…勝手もいいところですが、それが恋の醜い部分なのでしょうか。
「想う自信よ」というのはすごくカッコイイ言葉でした。「奇跡を待ってるほど暇じゃないの!」という言葉には、もう…あまりカッコイイ魂に、魂そのものの質に嫉妬してしまう真琴の気持ちがわかるぐらいです。「最悪」という言葉がよくわかってしまいますよ。
ぎゅっと後ろから抱きしめて、どこまで彼は心を開いたのか…この航空券も辛いですね。

紳士同盟+
使用人に介護されるのが普通、という上流の暮らしは幼児の頃経験しているのでは?
この格好は…う〜ん、中学生女子に普通ある不思議な感じが出ていないのが残念。
「可愛い!!」とか「まるで天使」とか、こっちが本物ですか…よくばれなかったもんだ…
住む世界の違いをわかっている灰音ちゃん…ちゃんと理性はあるんですね…逆に彼女は、頭が良すぎることが災いしているのかもしれません。
すごく素直な言葉に、優しい抱擁と「僕はこわくない」…なんだか、今の話の流れを想うと辛くなります。
そして灰音ちゃんに心を開ききっている閑雅さん、そういう支えもわかります。だったら、汚れた彼女を見出したときは深く傷つくとも思えますが?
この約束はあまりにも罪深いです。こうして話の目標を示してしまうのはいいのでしょうか?
本当にここまでやるとは、結構マジでしたね。
こうして前に出てみたらいきなりこれ、う〜ん…これで第一回にもどったわけですね。
あまりに長い回想から、あまりにも危険な行動…さてどうなるやら。実父に阻止され、絶望するというのが最悪の予想です。

ちよりの毎日
お、フェイダウェイ!かっこいい。
まあ目当てはそれですね。
ファンもすごいですね、やはり。
いきなり勝文くんが顔を出すのも期待させてくれます。わかりやすい奴。
ちゃんとかばった、と思ったらこれ…せっかくかっこつけるチャンスなのに、もったいない!でもスケブを優先したことでポイントは稼ぎましたが。
で、結局抽象画なのは…ちょっと突っ込みたくなります。
さて、どんな出来事を引き起こすのやら。

なでしこハニー
このカラー扉、ものすごくいいです。なんともいえない透明感のある肌が白一色に強烈に映えてます。
ごめんなさい。父…爆笑するほかありません。
騎士気取りをしようとしたら「頼りない」というのは悲惨、楓ちゃんもフォローなし…
広也くんの行動と正体には驚きました。
で、新くんはどこで稽古をしているのでしょう?まあそれより、いきなりこの言いたい放題…かないませんね。
「近くにいるとわかんないもんかも」って、広也くんとの仲をけしかけているのでしょうか?「広也くんは小学生の男の子じゃないぜ」なんて、薮蛇になったらどうするのでしょう。
「ごめん殴っていいよ」は完全に小学生の男の子扱いだと思いますけど?
ケンカから腕の中に入ってしまって、意識してしまう…これはすごく楽しみな展開です。どちらに行くのやら。

空のまんなか
そういうことですか…考えていませんでした。
「青嗣の気持ちわかるわけなくて」という言葉はすごく寂しさが伝わります。
人の気持ちをわかろうとする、というのは難しいですが、そうしようとしなければ何も始まりませんね。
「幸せか不幸せかは本人次第だ」というのはかっこいいですが、選手生命が断たれてもそういえるでしょうか?
みんなもちゃんと聞いているのが笑えました。聖姉は協力するなよ…
家族を再確認するのはなんだかじーんとしますね。
ごはんで誘うのはうまいです、彼女らしくて。
「今でも時々〜…割とけっこうよくそう思ってたりするけど…」が爆笑!
必死で抱きしめて「力になりたい」もぐっとくるシーンです。
依ちゃんに抱きついてしまうのはうまいギャグです。怒るのが主に女子だというのも。
さて、それでどうなるやら…意外と悲劇的になったらすごいですが。

聖vドラゴンガールみらくる
そろそろクライマックスだと思いますが…弱いというコンプレックスはほぼ払拭しています。
あとは、自分の本当の気持ちを見つめ、打ち明ける強さだけですか。
澪ちゃんは最後まですっきりした人でした。
応龍を封印するのは、確かに強大すぎる力は災いのもとだというのはそうですが、でもこれから人類が迎える危機を思うと必要になる可能性はないでしょうか?人類全体が経済成長や個々の愛国心、狭いセクション、個人のエゴより地球そのもののこと、環境や人口の抑制、平和を優先するには必要に…ってそれほど危険な考えはないですね。
「携帯もっておらぬので文なら」というのも彼女らしいです。ちゃんと和歌がないとだめですか?
「本当の気持ちに気づいた時泣くのはあいつなんだ」というのが、会長が自覚している想いの弱さかもしれません。自分が余計傷つくことは度外視しても、もし本当にそうだとしたら彼女は傷ついて超えていかなければならない…そう、立場が逆なら、隆司先輩は承知の上で受け入れたかもしれません。
「オレを無視するな」って…宝塚はさすがに爆笑。
で、こうして身を引くとはかっこいいですね。これで杏ちゃんが自分の気持ちに気づいてしまう可能性も高いですが。
こうしてしっかりしてしまうのは、とても悲しいことがあるとき無理をしてということも多いようですね。
いきなり聖龍を呼び出してしまう?珠を手放すのが嫌なのは当然です、龍にとって珠が一番大事なものですから。
「お前のせいで今度こそ完全にフラれたってな」はかっこいい。
で、こんなときにまた…もしかしてクライマックスじゃなくて新展開?

だって好きなんだもん
この扉絵は白黒をうまく活かしています。ジーンズ(と脚線美)の質感はすばらしい!
「毎日学校で会えるね」という時点で、どうみてもOKしていますが…あ、今気がついたのですが、もし梢ちゃんがOKしてつきあったら、また芳井くんが手を出す危険が…
席が空いているのに棒に寄りかかるのはすごく決まるポーズですね。
二人でため息をついているのはなんか間抜け。遊ばれてるのかも、と想うのもなんかわかります。愚痴でタイトルを出すギャグもいいです。
離れてみて余計「芳井くんがいいよ…」となる表情の切なさもいい。
あ、「もうされたようなもんだろ…」もかっこいいです。
再会がごく普通なのはちょっと苦笑します。余裕ありすぎ。
で、また新しい彼女…さらに「近づかないで」発言に衝撃!
決定的にふられ、それを受け入れる「そっか じゃあしょうがないな」という言葉の優しさ、強さもすごいです。
また二人でため息、というのはうまいギャグになっていますね。あと「私のは深刻だよ!」と「でもおれだって深刻だよ!!」のくりかえしもいいです。
梢ちゃんが怒っているのはちょっと戸惑いました。
そして、藤村さんの言葉から「きみのためにいいと思ったんだ」「彼氏ができた途端きみのこと好きになったら」と…ここですね。自分の病気を治したいと思った瞬間です!
こういう病気は自分で治したい、と思わない限り治らないのが常識です。やっと自分の病気を否定的に捉えることができるようになりましたか。梢ちゃんの忠告も役立ったのでしょう、自分の病状を客観的に見るのに。
こうして抱き寄せて、というのは見事な引きです。

来月号は藤原ゆか先生の新連載!本格的なスポーツもののようで、楽しみです。
春田先生はもう少し休んでもいいのでは?じっくり、図書館の神話民話棚を渉猟してもいいと思います。

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