りぼん2004年6月号感想

ええと…なんともいえません。今月号で三つも連載が終わって表面的には変わっていますが…
「満月をさがして」は一つの時代を築いたのでしょうか?スケールは結構大きかったのですが…

未来 ベイベ カリスマ サボテン みらくる 満月 E系 永田町 ラブわん HS めだか 天陸 13金 ピンク 予告

未来にキッス
かわいらしい雰囲気にだまされて、何の気もなく読み始めたら結構本格的なSFだったのに驚きました。この絵のかもし出す雰囲気を取り、話だけを小説にしたらちょっと子供向けのSFになるでしょう。
まあまずただ一言、ロボット三原則は忘れずに。以上、で済ませてもいいのですが。
この作品は「好きな人の正体」「暴走した技術による暗黒の未来」「人間とロボットとの恋」という三つのテーマをうまくスリリングにつなげています。
タイムマシンで未来の自分たちが幸せか確認する…これができたら苦労はしないでしょうが、もっとすごいことになりそうです。
親にとってはこれができないから大変なんですよね、誰が「幸せ」をくれるかはわかりませんから、わかりやすい地位や財産しか見えませんから。
これだけでも無限の作品が作れ、現に作られているテーマです。例えば一見幸せな普通の夫婦に見えて、中ではとても深い不幸があった、としてももっと怖い話になります。
百年後、このわかりやすい未来都市で、初めからこの作品をなめてかかったようなところがあります。
で、いきなり銃を突きつけられて…呆然。銃とレーザーはちょっと迫力ないですが、それはある意味仕方ないかも…
真っさかさまに落ちていきながら普通に会話しているのが面白いです。
この地下街の描写は、暗さは感じますが…本当にこうなっていたら、というイメージには遠いです。
99年も人類が生き延びているって不思議ですね…世界をロボット兵が占拠する、というのはわかりやすい設定ですが、ちょっと凝ったSFならもっと色々説明をつけるでしょう。まあ本質は変わらないので、これを入門に読者が色々なSFを読み始めれば御の字です。
このアームキャノンは…リメイクされた鉄腕アトムを思い出しますが、非常にカッコいいです。
生みの親が…この意外さは見事。自然公園という演出もあり、とてもドラマチックなシーンになっています。
色々な発明アイテムは可愛いのに結構威力ありますね。
ハルカくんは平気でも、しがみついたままというのも相当大変なのでは?
この告白は、覚悟の上でしょうか…あ!このまま無事に彼女が過去に戻り、過去を変えたらそれで自分も作る必要がなかったのですから、消滅することになります…
この罠はびくっとしました。
もっと序盤に征人さんが登場していて、表面と内面の微妙な違いをうかがわせてくれていたらもっと面白かったのですが…
たった一人で自分もサイボーグ化されて不老不死の帝国は、確かに人間の欲望…全てを自分のものにしたい欲望の極限値かもしれません。でも、それは完全な孤独でもあります…本質的にはスゥエーデンボルク『天界と地獄』で描かれた最下層の地獄、無限の自己愛の結果、完全な闇と変わらないです。
独裁者とも違います、独裁者は自分に忠実な、心からの忠誠を捧げる多数の人間を必要としていますから…この世界は「逆らう者がいない」点では完全ですが、その孤独には耐えられないでしょう。すぐ発狂するのでは?
まあこれで満足できる病的な人格ならそれでいいのでしょうが。
争いが起きる心配がない、というのはそれはそれでいいことですが…一度全人類を滅ぼしてしまえば、もう二度とアウシュビッツのような悲劇が起きる心配はないですし。
後もう一つ、自然はどうなのでしょう…地球環境のために人類を滅ぼすとしたら、それは誰も許容しないでしょうが一つの大義になりえますが、自然もあの自然公園(ハルカくんが秘密で作った?)しかないようです。
忠実なロボットに改造するって、誰にそんな技術が…ロボットにロボットを作らせ、延々と進化するというのもロボットSFの本質に含まれるアイデアです。
あ、ここで無理にキスされているみたいですね、「んっ」という声は。この…一種の強姦シーンからは強い悲しみとショックが伝わってきます。
そして突然、ハルカくんの登場は最高にかっこよかったです!
しかし大小の爆発が起こってロボットがみんな動かなくなったら…それはそれで、世界が崩壊して今地下で生きている人間もほとんど死ぬことになるのでは。
しかしどうやってうまく征人さんと縁を切ったのやら…第一彼の中にある野望を消したわけではないですから、彼が別の発明家を見つけられば同じことになるのでは?
ハルカくんを復活させようとするのは果たしてよかったのか…ロボットと人間に、普通の意味での恋愛感情が成立するのかも大きな問題です。ロボットとの恋、というテーマは状況が異常だった分、それほど深い気持ち、葛藤としては描かれていなかったようです。本来この世界に存在していいものでもないですし。
例えば、ハルカくんはゼロからのロボットではなく誰か第三の男の子をサイボーグ化するという形にしていればそういう問題はなかったのでしょうが…
まあハッピーエンドでよかったです。ただし、この未来があの未来より悪いものにならない保証はないです…あの未来の延長で、人間が反撃するかサイボーグ化された征人が故障で死に、減った人口と残っている技術、さまざまな反省をベースに自然破壊も戦争もない平和で幸せな人間社会ができる可能性もあります。ロボットによるクーデター、大虐殺が起きなかった結果、人間の自然環境に対するストレスがもっととんでもないことになる可能性だって…
まあ最後のキスがとても甘くていい感じなのでよかったです。
読者がいろいろなSFに興味を持ってくれるといいですね。

愛してるぜベイベ☆☆
ま、本当に…!?本当にやるならちゃんとその苦悩を描ききってください。
あゆみちゃんがさりげなく出ているのがなんだか嬉しいです。
昇降口で、ねえ…ってやはりそれを言おうと?
あやちゃんが鼻水を出しているのがリアルです。子供は現実には鼻水を出しているものですよね…
「ゆずあやちゃんのことみときますんで」と、大人ぶった言葉が面白いです。
ゆずゆちゃんの目の前で他の女の子を抱っこするのは、ちょっと女心がわかっていないような…絶対これ嫉妬されますよ。
子供は急に症状が重くなりやすいですが、回復も早いので…水分補給と清潔、保温以上にできることがそれほどあるでしょうか?
冷えピタなんてそんな変わらないですよ。
「ゆずもいく」ってゆずちゃんを連れて行くわけには行きませんが…ここでまた心ちゃんとちゃんと話すタイミングを外すのがまたため息。
おなかを押さえるのは妊娠を思わせるしぐさですが、別れを暗示しているのは親のかかわりで外国に行く可能性もある…となると寛容な外国の文化を利用して、結平とは別れるけど子供は生むというシナリオも考えられますが。

カリスマ・ドール
男か女かわからない、宝塚とも違う…面白いアイドル像です。
自分で一発屋だね、と言っているのが面白いです。
芸能プロダクションから見れば学校程度で超レベル高い男の子なんてゴミでしょう。
あ、向井くんの子とがどうしようもなく好き、という感じじゃないですね。
確かにカリスマとはわけがわからないものですが…根本的な疑問、今の芸能界にカリスマがいるでしょうか?それを否定したのが今の流れのような…
「んもう思春期ね〜」とからかうように抱きしめる母親の余裕がとても面白いです。
「あたしの全部を出し切ってそれでダメならさっさとやめる」はすごくかっこいいですし、親の人形にはなりきらず野心に心身をのっとられて滅びることもない、すごく安定した態度に思えます。
五大条件は面白いです。
学校での三人の関係がちょっと面白いです。なんか意味がつかめない、彼女が彼氏持ちだと知らなければ迫っているような…
この学芸科は一人一人が自分の才能を追求する、と一見素晴らしく思えますが、結構危険な気がします。生き残るのは何百人に一人なのに…失敗してからの残りの人生を考えればちゃんとした学校課程はないよりあったほうがいいでしょうに。
いきなり二股を見せ付けられて、向井くんの言い訳は主におんぶしている女の子むけでしょう。
確かにこれはショックでしょう。
この「イッツショータイム」は痛快でした!大爆笑。
思い切り缶を振って復活はカッコいいです。ただ、大して強い思いでもなかったようですが…あ、今思ったのですが「SALA」は男女どちらかわからないのに、似てるからと沙良とつきあった向井くん、その後に「SALA」が男だとわかったらどうしたのでしょうね。

サボテンの秘密
まあ、ちょっと期待しましたとも、「俺もおまえが好きだったんだ」キスでおしまいというのを。
あ、返事聞かずに逃げたのですか。結構逃げっぱなしは多そうですね。
皆瀬さんの明るさがなんか面白いです。
夏川くん…新展開ですか、と力が抜けました。「ああ抱かれたい」って、あんた確か彼氏いたんじゃ…
いきなり藤岡くんが目の前にいたのは爆笑。また隣の席はもう…
「フラれるのなんて普通にいやだ」というのはわかりやすい言葉です。
で、逃げていたら追われて大声で「お前はマジで俺のことが好きなのかっ!?」には感電したように体が一瞬跳ね上がりました。ここまで恥をかき、かかせたからには沿うといわれたら即抱きしめてキスしなければ死刑。
「もうアンタ死んでよ」はよくわかります。で、「多分違う」はないでしょう…というか、彼の立場に立って考えれば、女と付き合いたくないのならともかく好きな人がいるわけでもたくさんの女の子をもてあそびたいわけでもないなら、とりあえず付き合うのは損はしないのでは?
今の彼にとって、性欲より女と付き合うことで時間や金、感情などの資源を浪費するほうがマイナスなのでしょうか…
というか根本的に、この作品って信じられないほどセックスの気配がないですね。
とことんわからない、といっても性欲がないとしたらそれはそれで何かおかしいです。
未来ちゃんのもうどうでもいい、というあっさりした感じは…「あきらめないから」につながるのが意外でした。
夏川くんが絡んでくるのは予想通りでした。

聖vドラゴンガール
これで会長の家族の問題が解決したら、この作品のネタの半分が消える気がするのですが…
来夢ちゃんが入れ替わっちゃって突き飛ばしたのは驚きました。
おもいきり意識している杏樹ちゃんが見ていて楽しいです。
蓮とドラゴンガール、オレと杏…分離できるのですか。
蓮の母親の登場で緊迫感が増し、「いやー息子を何年も〜」発言は痛快でした!
精神的虐待を、隆司は全く解決できなかったのですね…何年も。まあそばにいるだけで救い続ける、というだけで充分ですが。
机の下にもぐって大食していたら盗み聞き、というのはうまく設定を利用したものです。
しかしこれは…今時わかりやすすぎます。でも、そう感じるのは僕が大人だからで、子供の読者はこの手の話を読むのは初めてであることもありえます!
ならこれで思い切り怒って感情を使うのは悪くないです。
危険って、ドラゴンガールになって殴り倒せばどうでもいいのでは?
すぐ行動するのは愚かしいことでした。今日明日に危険が迫っているわけでもないし、隆司先輩と相談して動かぬ証拠をつかみ、会長に告げてから対処するべきでしたよ。
サルに見えた大老の前で物事を…で、なぜここまで中国風なのでしょう。
これは初めて、杏樹ちゃんにとって「ドラゴンガール」としての力、拳や気、呪、竜など超自然的な力ではなく一人の人間としての力、勇気を問う舞台です。
普通の中学一年生に、こんな大きな場で大人を告発する発言をするのは非常に難しいことなのですから。

満月をさがして
一言でいえばフィナーレですね。
舞台のカーテンコールの発想と映画のスタッフロールをうまく組み合わせた、非常に面白い構成です。
いきなり死神部長たちがどうにかなるのは意外な展開でした。
ひたすら歌の連続、そして…あ、いずみ&めろこの復活コンビは天使と死神どちらなのでしょう。まあそれは読者の想像に、ですね。
というかずっと満月ちゃんと会っていたのですか。他の死神と会うことはあったのでしょうか?
変なことから痴話げんかして、抱きしめあっているこのコンビはちょっと見ていられません。
おばあちゃんが意外な幸せになっているのがなんだか嬉しいです。
そして那智と円さんも…みんな幸せそうでよかった。
「巨神兵!?まだ早すぎるわ!!」は笑えました!そういう夫婦…そういえばお子さんは?
髪を伸ばしている正実さんも素敵です。
いきなり託人の登場にはしょうじきそれをやるか、と驚きました…考えてみると全員が幸せになっていますね、この作品は。最も甘い形での大団円です。
しかし若王子先生も人が悪いですね…というかタクトと会ったとき、どう思ったのでしょう…体は病院で寝ていると知っているはずなのに。
大声での痴話げんかはみんなが呆れるのわかります。
ただ、別に二人とも声まで復活する必要はなかったでしょう…二人とも声を失って、それでも音楽はやめないという形にしても、再会での痴話げんかが筆談では面倒になるだけで話としては成立していました。
『New Future』は懐かしい曲ですし、このさまざまな場面から深く心にしみこんできます。
このスタッフロールのエンディングは賛否ありますが、僕はいいと思います。ただ、正実さんは旧姓大重とでもしたほうがよかったような。
そして英知くんが出てくるアンコールがまた…すごい美しさでした。
羽に包まれ、そしてP35右下でちょっとすねたような表情も見せて…それはそうです、ずっと満月ちゃんを守ってきたのにその座を奪われて…これまで語られなかった彼の思いがこのわずかなページに全てこめられ、最後の笑顔に結晶しました。
最後の海がまた…
本当に壮大で素敵な作品でした。次回作が楽しみです。

E系☆ハイブリッドガール
本気とは思いませんでした。小六とわかっていて誘惑するのは何か間違っていますよ。
第一こんな世界に子供を連れ込んじゃいけません。大人と言っても一様じゃない、自分の崩れた価値観を子供に無理に押しつけて楽しいでしょうか?
スーパーマン、ってそういう感覚の恋でもあるんですね。
「またこのパターンかよ」ついでに「ちちくりってわかんないで」全く同感。
男装が似合うのはわかっていましたし、長髪でカッコいい男性はいくらでもいます。
女のコらしさ、子供らしさなどいろいろな「らしさ」を否定して爆発的な輝きを演出するのは面白いですが、逆に今の「小六の女の子」としての魅力を最大化させているでしょうか?そうするのが本道で、無理に変身するのは邪道です。
このおしおきは強烈でした。女にはこの痛みはわからないでしょう。
結局諦めない、でどうなるのでしょうか。

永田町ストロベリィ
あっけないです…というか結構大きな政変が、高1の痴話げんかの延長で…
夏野くんの嫉妬がひたすら可愛いです。
叩き切る衣理ちゃんの気持ち、よくわかります。
「あんた結局自分の手汚したくない」と言う指摘は強烈でした。というか、妃芽ちゃんを巻き込んだことが許せないのでしょうね…結局一方的に負担をかけているのですから。
「どうするのは雪紘くんが選んで」は納得のいく言葉です。
さて、これは一ノ瀬首相にはどんな影響があるのでしょう。55年体制のように野党を無視していい状況なら政敵の失脚は得ですが…
子供はいつしか体力的には親を超えている、というのは残酷な事実ですね…
こうあっさり解決されたのが不思議でした。殺しにかかってもおかしくないと思っていましたから。
後ろで嫉妬している夏野くんにしーと口に手を当てる妃芽ちゃん、ちょっと悪女っぽいです。

ラブわん!
バイト話は初めてですね。
年齢をごまかすためのこの言い訳は笑えました。「この言い訳で納得できるあんたのほうが不思議」って…
この姉妹?がとても面白いです。
ダックスフント同士のケンカはすごく可愛いです!
影から見る目がさりげない伏線です。
「似たものどうしなのが逆によくない」がヒントですね…この時点で大体の真相はわかりました。さりげなく雷光が散っていますし。
田中田さんもミニチュアダックスフンドだったのが面白いです。
この女の闘いは…笑えました。
二人の代わりに犬がケンカしているなら、それはそれで穏やかでいいのでは…
人間の姿で堂々とケンカして、犬のほうが仲裁に入るというのはそれはそれで面白いです。
で、いきなりの新展開には吹っ飛びました。

HIGH SCORE
ああっ、一字づつ縦中横の英文が見にくい!
小さい頃の母の日なんて、普通覚えているでしょうか…知らなければ母親にとってはいい思い出だったのに、もったいないです。
ケータイ番号もメアドも知らない…それはちょっと悲惨です。
自分も自分が一番好き、というのは笑えました。バトロワになったら悩まずに済むからいいですね(って先輩と同じクラスにはなりませんが)。
一日一通以上、だから全く送るな…ええと、違います。算数や数学で最も重大な勘違いの一つです!
「一日一通以上送るな」は、一日一通だけは可なのが「以上」です。メールは{0,1,2,3…}しか取れませんが、少数もOKなら「一以上はだめ」なら{……-1,…-0.000241,…0,…0.0000001,0.0000002,…0.99999…1}がOKで、{1.0000…000001,1.0000…000002…1.1,1.2,1.3,…2,3,4………}がだめです。ちなみにこれは小数が可算であることを証明するための並べ方ではなく、並んでいるどの二つの数の間にもまだいくらでも数が入ります。また、1より大きい集合の左端は[{1より大きい}かつ{限りなく1に近い}]というだけなので、1.0000…00001は厳密には正しい表現とはいえません。(たとえば1.0000…00001のゼロが一万個あるとします。そうしたら、同様で一万一個のゼロとすることで、ゼロ一万よりもさらに小さく(1に近く)1より大きい数を作ることができるのです。だから一番下が1である必要もありません。
「AはB以上」とは、[{A=B}または{A>B}]です。だから一通はOKです。
で、「AはB以下」が[{A=B}または{A<B}]、「AはB未満」が{A<B}です。以上のほうには未満に当たる言葉がありません。
これでとんでもない勘違いをして、数学の勉強が大きく遅れる読者が出なければいいのですが。

めだかの学校
やたらシリアスな扉カットが面白いです。
「突撃!トナリの晩ゴハン」って、読者は見ているでしょうか?
それぞれの家がまたすごい…一番肝心なめだかちゃんの家は?
野々口家は爆笑でした。多分深夜、暴走族だろうと風俗の呼び込みや麻薬の売人をしていようとここまで悲惨ではないでしょう。(僕が思春期になって、ベッドの下にはエロ本ではなく「なかよし」があったときの母も似たような気分でしょうか)
母親が改心してしまったのは爆笑でした!

天☆界☆陸☆上
わざわざマラソン大会とは…ええと、炎の道を走ったら暑いがどうこうではなく気管から肺が焼けて死にます。
部長もますますかっこいいです。
プールに飛び込む喜びの表現は…ただのバカ。
一緒に寝て紳士なのは、単に体力使い切ってでしょうね。
汗一つかいていないのはおかしいような…本当に優れた運動選手は汗を制御できるのでしょうか?
空を見るというのはいいですね。
虹のトンネルはとても楽しいサービスです。
鈴を拾ってしまった部長、まさか天人の寿命を得てしまうのでは…

13日は金曜日?
最終回なのは残念、常にあって欲しい連載だったのですが。
幽体離脱までして、ってずいぶんと有能な除霊士ですね。渋谷サイキックリサーチより上かも。
シロは幽体のはずなのに受け止めて、って完全に尻にしかれています…これ以上なく。ゴキ、ってむしろ恵麻ちゃんの尾てい骨が心配です。
で、よくここまで調べたものです…窃盗の真犯人は結局死ななかったのでしょうか?
携帯が壊れ、無数の霊が迫ってくるシーンのスリルはかなりいいです。
「未練があるなら私に取り憑きな」がまたかっこいい!
そして本体…大崎涼…この説得はあまり説得力ありませんでした。怨念というのは恨みを晴らしたら、いじめた人を殺したら消えるものではありません。人類を全員なぶり殺しにしてもなお足りない、無限の闇です。自分で克服するしかないです。
そして…許してよかったのでしょうか、確かに僕自身も含め誰もが同じことをするかもしれないですが…それでも罪は罪なのかもしれない。これはわかりません。
その罪そのものは死んでもどうなっても消えないのでは。それこそその罪を許せるのはイエスだけなのでは…
あ、「犯人じゃないのはわかってる 信じるよ!!」の一言ですね、成仏のきっかけは…
恵麻ちゃんの生還は本当に強引ですね。そしてダルマを抱きしめるシロには爆笑でした!
とても元気で明るく、面白い作品でした。誰も死ななかったのもホラーとしては浅くなりますが読後感がいいですし…次回作を期待しています。

ピンクでいこう!
一言で言えばお気の毒様、です。
大声で「大好きっ」の連呼が可愛いです。聞いている高瀬くん、疲れてるでしょうね。
もろばらされましたね…あ〜あ。
みんながさわぐ猛攻のプレッシャーは胃が痛くなりました。その分高瀬くんの「うざいのはお前ら」は気持ちよかったです!
いきなり龍が出てくるのが…
結局「高瀬くんがいくみなんか」で落ち着いたようですが…
友達三人のからかいがまたたまらないです。これでどんな爆弾が…
帰ってすぐチェックするのも見られていたとは、なんだかうれしくなります。
遥くんには結構身勝手なところもあったとは…意外な一面です。
一緒にいられるだけで満足してしまうのは初心を考えるとどうかな、とも思えますが…どうしてでしょう。
最後の餞別はじーんとしました。
「わざと一日振りまわしてくれていたのか」が爆発です。確かにそれが一番楽しいですね。というかこの三ヶ月、ずっと振りまわされたような…
そして展望台ですか…なんだかじーんとします。
「やっぱあたし 高瀬くん大好きだよっ」で、まさかそれで終わりにするかというスリルがありました。
そして、高瀬くんの言葉…多分素直な言葉なのでしょうか。
高瀬くんの、頭を抱き寄せる目がとても優しいです。
で、こうなってから…その夜はどう過ごしたのでしょう。遥くんが気を利かせて消えていてくれれば…というかホテルの展望台みたいですから、そのまま…いや、高瀬くんはそういうことはしなさそうです。
で、まあ転向しないですむようになるのはお約束でした。支店閉鎖ってよく失業せずにすみましたね。
高瀬くんの「失敗した」はなんだか哀れでした…とんでもないのに引っかかって流されて、どうしようもなく…二人の幸せそうな笑顔がすごくくすぐったいです。
この二人はどんなカップルなのか…新学期早々いちゃいちゃバカップルで登校したら大爆笑です!いや、そうはならないでしょう…手をつなぎたいとかいくみちゃんが言っては「うざっ」と拒否する、その繰り返しでなかなかうまくラブラブできないでしょうね。
ああっ、続編が見たい!この二人がどんなカップルになるかすっごく見たいです!
次回作も楽しみですが、増刊読みきりでもいいですから続編を描いてください!

来月号は読みきりラッシュで嬉しいです。

まず水沢先生の作品は、もう品質保証がついています!

そして新人たちはどんな…三号連続で二本、ってすごいですね。まあ「なかよし」も別冊付録を毎号のように出していますし…新人育成に本腰を入れるのは嬉しいことです。
駒がいないと嘆くより、駒を育てるべきですよ…走らせてみなければよしあしはわかりません、本番でだけ強い馬もその逆もいるのです!

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