りぼん2001年4月号感想

今回はとてもショッキングでした。

「あたしはバンビ」この透き通るような白、なんとも言えない迫力があります。
この出会いはうまいですね。ここからどうなるのか、どきどきさせます。
と思ったら、かっこいいから一瞬で嫌い、感情の変化が激しくて振り回されます。でも、「バカだ 頭軽そー」も、正直な感想といえばそうですが、どうでもいい相手ならわざわざ言うことではないですよね。多分、それだけ気になって・・・。
で、今度はピアス男?印象が強いです。
置いていくような名前、これも印象が強いでしょう・・・見送ってしまう気持ちは分かります。まあ、僕は男子校でしたから、入学の時にはとことん何もなかったのですが。脳裏にあったのは相対性理論と量子力学を高校三年間のうちにマスターすることだけでした(達成できませんでした)。
そして、彼女が高校生活を楽しみにしていたはずなのに友達を拒絶するのは・・・一体?ショーウインドーに映るさみしげな、そしてそれを出すのを拒否して肩を怒らしているような表情がひっかかります。
この「感じ」にずきっとするの、なんとなく分かる気がします。それを感じること、忘れていましたけど考えたら怖い!
昔の残酷な失恋・・・だから変わる・・・そのために、わかりますが。もてあそんで何事もなく帰るのか、彼にとっては確かに・・・
この、心にある凄まじい恨み・・・これも直接共鳴します。あの頃の僕にも、間違いなくありましたから。
泉くんの忠告は適切ですね。無理に踏み込もうとしない態度も好感が持てます。
で・・・いきなり・・・!!!!!!!!!!!!!!僕も宇宙に放り出されました。

「めだかの学校」なんて危険なクッキー・・・でもかすかな好奇心が・・・まあ、ごみ箱が一番安全ですね。そこらの野良犬や野良猫、カラスが食べて・・・考えるのはやめましょう。

「HIGH SCORE」すごい劇。めぐみちゃんだったら・・・カルメンなんか似合いそうですね。スカーレットもはまりそうです。エリザベート=バートリーなんて喜んでやりそうですね。しかしセンパイと部長、どんな仲なのでしょう、気になります。

「GALS!」奇跡・・・あ、このカラーのプリクラ集、なんだか見ていて飽きません。
チョンチョコリンって何でしょう。僕も一応二十代後半のオヤジですが、全く知らないのです。
三人でミュージカルをしている先生たち、通じていませんから金八ドリームはやめたほうがいいですよ。
蘭とタツキチくんに波風立ったらやだ、って・・・多分あの二人は誰にもどうしようもないと思います。こんないいカップルなんだから。
この吹っ飛んだ会話から、自然に中センの家庭訪問・・・この堅苦しい大人二人、なんか見ていて・・・笑えます。
でも寿泰三閣下の迫力の方がすごいですね。ジャイアントスイング・・・まあいい家庭なのでしょうか。
美由ちゃんの、将来を見た時のときめき・・・この表情がとても印象に残ります。
携帯を用いたカンニング、現実にありそうで怖いです。怒りを叩き付ける蘭ちゃんはやはりカッコいい・・・父祖譲りなのでしょうか。
そして意地になって、まあ意地になって引っ込みがつかなくなった時、人がどれだけ力を出すかは僕も覚えがあります。僕も志望校を好きな子に笑われて、それ以上のところに合格してしまいましたからね。
大和くんと美由ちゃんのラブラブも、やはり見ていて気持ちいいです。
あ、テストを終えての素直な感謝、すごくかっこいいです!これがギャルの王道・・・
で、こうなるのはお約束です・・・胃潰瘍には気をつけて下さいね。

「グッドモーニング・コール」このカラー扉は珍しくかわいいです!
この包丁が妙にリアルでよし。つばつきとはいいのを使っていますね。刺してしなれたらやだし、まあ分かる気もします・・・今の法行政では過剰防衛で実刑でしょうし。あ、他の武器なら台所の洗剤が強力ですよ。レンジ&換気扇マジッ0リンスプレーなんて、目に食らったら失明ものです。
で、フライパンというのが何か笑えます。
一人にしない方がいいと気づいたらすぐ飛んで行く・・・愛情はあるのですね。ただ、それがちょっと出方が悪いだけで。
これ飲んで落ち着け、には夫婦の愛情を感じました。
おれだってつらいんだよ、と・・・思わず漏らした本音からラブラブムードが、ここはちょっとうれしいです。
そして、まあこんなオチになるのは仕方ないでしょう。
七時集合には大笑いでした。
この、せっかく燃えている時の補修には自然に笑えました。阿部っちの存在は・・・肩の力が抜けます。そしていい男データには笑えました。
さあ、これから一体どう動くのか・・・

「ペンギン・ブラザーズ」やはりそうでしたか。よかった、各種武道計百段じゃなくて。
このにーちゃんはかなりの迫力。街で会ったら自然に距離をとり、周囲から武器になるものを目で探します。
留年で二十歳を超えている生徒の喫煙・・・これはどうなのでしょうか。まあ人それぞれだからって、本職にこう突っかかるとは・・・いつか死ぬような。
この、陽菜ちゃんの出した条件、本気は分かっていますが・・・つい、考えてしまいます。「バトル・ロワイヤル」の状態になっても彼女を助けられるのですか?どうやって?そして、もし組の認めない男と駆け落ちした彼女に助けを求められたら、一人で組と戦争する気でしょうか。そのために友人や・・・恭ちゃんを危険にさらしても?
一色の目が気になります。飯島の加入、そしてチーマーという第三勢力の介入が事態をどう変えるのか・・・どうすれば元の、抗争の中の秩序に戻せるのか。僕は西崎、一色ともに、学園の秩序維持のために抗争を演じていると推測しています。
で、西崎と並んで縛られる陽菜ちゃん・・・結構お似合いな気がしてきたのは僕だけ?
西崎の、大人数と戦う戦術・・・確かにそうですね。初めにボスを倒しておけば、名目的には相打ちを主張できますし。
西崎のくせにの連発には笑えました。
この屋敷で、飯島さんがヤクザの娘と確信できました。で、指一本置いていける・・・でも本気でそこまで、かなりかっこいいです!
西崎を助けた?のは・・・後ろ姿は一色としか思えませんが、そうでない可能性もあります。
そして、西崎と飯島さんの関係は?なんか、単なる以前の彼氏とかちょっとした敵とは思えません。この呼び方に、なんとなく親しみを感じます・・・もしかしたら血縁?それぞれの家庭環境が複雑に入り交じって、その本質が見えそうで見えないのが不安です。それこそ、僕は一色、西崎、陽菜ちゃんが兄弟でも納得します。
そしてこのビデオの結果は・・・なんて都合が・・・というセルフツッコミには少し笑えます。
この携帯電話、一見一色ですが・・・僕には、そう思うように読者を誘導しているように見えます。男子か女子かすら分からないです。そう、一色の携帯の相手である可能性が高い・・・そしてこの争いはどうなるのでしょう。
西崎の大立ち回りは・・・あまり期待しないことにしましょう。陽菜ちゃんがどう動くか、そしてあの約束を証明するのを楽しみにしています。

「時空異邦人KYOKO」やられたの一語。今まで軽快なエンターテイメントを楽しんでいたのが、いきなり深刻なアイデンティティクライシスに巻き込まれて・・・ジェットコースターを楽しんでいたら、いきなり現実の戦場に放り出されたような感じです。
あなたはだれなの、そんなの私が一番知りたい・・・この言葉、全ての思春期の人間が問い続け、そのほとんどは答えが見つからないまま・・・時間切れでところてんから押し出されるように、現実の生活に直面することになります。無理に探そうとしてカルトなどにはまる人も多いですが。
鰤っ子には笑えます。
父上の、別の顔が不思議とうれしいです。やはり、今までのおちゃらけだけでなく・・・王としての凄みもありましたか。
のんびりしていながら、最も強い決意を固めている華蓮ちゃんがとても素敵。
ちょこらの混線、これはわざと?
姫の告白・・・これは余りにも重いです。自分が単に王族の血を引いていない、というだけでなく、それ以上に・・・滅ぼされるべき、存在自体が悪である・・・逆滝の仇の同族でもある魔族だと疑っているなんて。
僕も、存在しない方がいい人格障害者ではないかと常に自分を疑っていますから、その苦しさは分かります。
まして、魔族でありながら国を背負う責任を生まれながらに負っているなんて・・・。
でも、破壊願望や殺傷願望は、普通の人間にもあります。憂の生命維持装置を止めようとするのは、人間でも行う普通の衝動ですよ。理性がある限り、そんなに・・・と、自分にも言い聞かせたくなりますが。
ウイドシークの登場は・・・救いだったのでしょうか?魔族だと聞いても自分を全部受け入れてくれる人が。好きな人でなくても・・・
そしてこの誤解の重さ。逆滝が憂を助けたのは、本偽関係なく・・・ただ危険にさらされた生命を助けただけ、ある意味とっさの行動だと思います。
だから、時を止めてキス、告白して・・・こうして側から去るなんて。でも、この瞬間・・・命令を解除された瞬間、二人は主従ではなく単なる男女になれるはずなのに。
王と氷月の、なんだか冷酷な目がとても気になります。
それにしても、ウイドシークっていい男です!たんこぶもおもちゃが笑えます。こうして優しく抱きしめて・・・自分も十分大変なのに。いや、痛みを知っているから?
義務がないから行かない逆滝・・・義務しかない、義務以外では動けない・・・義務を離れた自分を持ってはいけない、軍人の性が悲しいです。素直な想いに気づく瞬間が待ち遠しいですが、それまでかなり苦しむでしょうね。
そしてこのピンチ、一体誰が仕組んだのか気になります。さて・・・銀河やウイドシークに護りきれるのか、それとも・・・やはり逆滝か、魔族殺しの剣を持つ氷月か・・・

「ガールクレイジー」このカラーはかっこいいです。
この、固まった状態で「おめでとさん ありがとさん でなくて」これがとにかく面白いです!
崩れた形が笑えます。
で、このペアを組んでやる・・・結果的にひどすぎるいやがらせ、肩を竦めたくなります。
遠征が一年には・・・関係はおおありですよ。一年には色々な仕事があるのですから。仕事も勝負の一部なのですから!仕事の弱い部は試合も弱いのです!って体育会系演説をしてもしかたないですね。
キスが震えてた、って・・・そこまで感じていたとは余裕ありますね。
テニスですごさを見せ付けながら、わざと本番では手を抜く・・・この意外さには固まりました。
名前で呼んでくれない、これはしびれました!
篤子ちゃんの・・・この問いかけ、辛さが伝わってきます。だからこんなに素直に?
このキスは篤子ちゃんから求めて?切ないです・・・篤子ちゃんの怒りも分かります。
ああ、でも本当にこの展開はいいです!ため息が出ますよ。

「ランダム・ウオーク」原色が目に少し痛いです。でもかっこいい!
今回は桂ちゃんの話ですか。結構好きなので楽しみ。
ヒロくん、すっかり忘れていましたが久しぶりの登場ですね。
桂ちゃんのモノローグ中心、というのもいいです。僕が今まで感じていたこと、いくつか「男」と「女」を入れ替えれば代弁してくれるようで。
この出会いはおもわずきゃーっとなりました。この頭をなでるのもかなり・・・
聞くのが頼むのが恥ずかしい、と悶々とする、これも珍しくない心理ですよね。面倒くさくなって諦める、それが駄目だと自己嫌悪・・・それもわかります。
優架ちゃんの思いやりが少し心地いいです。
でも縁がないと思ったらこれ、うれしいですねやはりこんなお約束は!
この複雑な人間関係の絡み、面白いです。この挑戦は・・・ファイトだ桂ちゃん!おれがついてるよ。

「世紀末のエンジェル」このカラー扉のワインレッドのコート、なんだか好きです。宝塚の男役みたい!
昔の夢・・・次第に前世の記憶が、気持ちが自分に侵入していく恐怖・・・
そしてその夢から目が覚めて、鬼上には笑えました!
空気が甘々、からかわれていることには分かっていないようですね、鈴花ちゃんは。
このなぞ解きは少々蛇足のような。その上少し御都合主義ですけど・・・まあ、終わってからもやもやが残らないよう配慮してくれているのですね。
草太郎くんの、「ジャマしてすまーん!!わざとやねんけどーっっ」には大笑いでした!そして竜之介くんの再登場、これはかっこいいです!
鈴姫の記憶・・・想いと、今の鈴花の想い・・・それが破綻を生まないほうほうはただ一つ、鈴花と鈴姫が、そして今野くんと竜之介が一体化することですが・・・どんな形でそうなるのか、楽しみです。
ひざに乗っている草太郎、文句言いながらかわいくて仕方ないでしょうね。つきそいはここまで、には笑えました。
それってまさか、0ンピには大笑い!心配はしないのでしょうか?
女子トイレに入るのは・・・かなり勇気がいることでしょうね。
そして、このスリル・・・くそ、体を殺して魂を自分のものにするなんて・・・地獄行き決定。
さあここをどう・・・竜之介、今野、そして凪さんや雅ちゃん、悦くん・・・みんな早く!

「Wピンチ!!」真相が明らかになりそうでならない、かなりストレスはたまりますが面白いです。
ユキちゃんラブラブな伊世兄さんに・・・猪神くんの感じる恐怖には思わず笑えます。必死で否定する暁名くんにも大笑い。
初登場の暁名の家族、そして・・・茶々丸の墓には・・・
この親の誤解には笑えました。
で、この城が猪神くんの・・・これはこれは。まあ、そんな風習は昔はよくありますから。
手紙はやはり。そして、この突然のキスにはびっくりです!
本当はありさは・・・アリサも好きなのは暁名くんと、猪神くんはわかっていて?
下僕ナンバーワン、これはこれで幸せなのかも。あの頃も、恋なのか憧れなのか・・・少しややこしいですしね。
そして、この相手違いの大キライ・・・この1ページ丸々使った大胆なカットには驚きます。
この影は一体?猪神くん、それとも暁名くん?もしかして、多重人格の発現は・・・暁名くんに大キライと言われることからの逃避?
漢字亜理沙には吹っ飛びました。しかしこれをどう収拾するのでしょう・・・しかも、この人格は暁名くんが適当に好みといった人格そのまま・・・まさかありさちゃんも!?

「解放迷路」この黒く表面処理されたナイフの刃のような表現にはどきどきでした。しかし、これで感じた正直な違和感・・・なぜりぼんで。この作品、もしHシーンをちゃんと描いていれば・・・確か(最近は飽きて読んでいませんが、昔は結構読んでいました)ポルノコミックの典型的なパターンの一つです。とても詩的な鋭さ、不安定さで心の迷いを描き、その中から自然にセックスに持っていく、結構あります。でも、これでキスだけというのも・・・それはそれで不自然かも。
この、恐ろしく黒い鋭さ・・・暗いのに、ものすごく強く浮き上がってくるのにはぞくぞくしています。
初めの「踏み込んではいけない迷路」には・・・初め僕はホラーだと思っていました。
受験・・・その重み、感受性が強ければ強いほど痛みとして受け取ってしまうものでしょうか。楽しむことはできない・・・
ザリガニ釣り、僕も昔した覚えがあります。あ、それと・・・受験と釣りというと、どうしても「車輪の下」を思い出します。
死んだ顔してる・・・この鋭いタッチと、その中の凍り付いたような表情に改めて実感します。でも、彼も別に生きているわけではないような。
コンクリートの森に、僕は一瞬強烈な恐怖を感じました。僕も時々感じる感覚ですから。僕の感じる恐怖は、地震の時に鋭いガラスの雨となることにですがね。
暗さに、息苦しさも伝わってきます。
あ、この・・・白く抜いて「ヤなら受験やめてここ住めば?」と会話するの、一転してとても明るい感じです。
こうして涙を流して・・・この表情は死んでいませんね。
それからの時間、カブトムシに感じるときめき・・・今の子にとっては、カブトムシはデパートで大金を払って買うもの。でも、僕は一応カブトムシを近くの森で取ったことのある最後の世代です。
冷静に自分を見て、そして・・・タイムリミットを受け入れて・・・母も、単純なステロタイプ・・・受験に押し込めるだけの存在でなく、この目には優しさを感じました。
それからこの外出、そこでの再開・・・夜の森の、色を感じない暗さをはっきり感じます。あ、今気づきました!この作品、完全にモノクロなのです。他のマンガなら、白黒でもなんとなく色を感じるのに・・・この黒の陰影が強すぎて、白黒の激しさを感じてしまう!
この二人の会話、やっと見せた素敵な笑顔・・・そして、この・・・少女マンガではあってはならない言葉「思い出ちょうだい」が、とても自然です。それからの森の中での営みも・・・はっきり描かれてはいないですが、その寒さとぬくもりは感じます。
このさりげない別れ、言葉・・・手の温もり、胸が痛いです。最後の笑顔と決意が素敵!

「えみゅらんぷ」危なかった・・・。
それにしても真琴ちゃん、かなりひどいことを笑顔で・・・
おかえりのキスにレモネモレモマ、いい気味。
すごいキスなんて教えたら、本当に殺す。おれが教えるんだから(変態かおれは)。
ランプの時はまだいい・・・まあ、SIGH.大好きな人との優しくて甘いキス・・・彼女もいつか、その時が来るかと思うと切ないです。
で、このみんなにキスされそうに、これは・・・スリルありました。
助けたはずの忍くんが・・・、ああ、これは単に理性が吹っ飛んだだけなのでしょう。このおびえる表情がなんか色気さえ感じて、たまらないです!
で、みんな・・・これはある意味いい気味。

次回は小花先生の新連載、今度はどうなるのでしょうか?すごい、恐怖感に近い不安感と期待感・・・

目次へ

ホームへ

もえるごみへ