りぼん2001年12月号感想

今月号は来年に向けての前振りが多いようです。来月号から、一気に爆発しそうで心の準備が大変です。

「GALS!」今回のカラーは一人一人の魅力をよく出していますね。枠になっているのはサイコロと麻雀牌、どちらでしょうか。
ガングロ三姉妹に幸せはあるのでしょうか・・・綾ちゃんの「かわいそう」って相当ひどいと思いますが、それを聞かなかったことにするほど追いつめられているのでしょうか。
男がコロンとは・・・世も末です。
国立、ってでも確か乙幡くんって日本で最も成績がよかったはずですから、当然東大ですよね。
この芸は・・・できたらすごいですよね。「えなり」って・・・橋田ファミリーの子役だとは覚えていますが、確かほとんど一路真輝さん(僕にとって芸能界=宝塚です)とは共演していないのでよく知りません。
タツキチの嫉妬、すごくストレートな表現ですね。しかし、ライバルにここまで率直に自分の弱さを言えるなんて・・・。僕も似たような感じを持っています。
このガングロ三姉妹に、声をかけるイケメンは絶対いないと彼女たちはいつ悟るのでしょう。そしてこの子達、これから高校を卒業して一体どうなるのでしょうか。他人事ながら心配です。
えなり芸、これから加速するのでしょうか。
乙幡くん、綾ちゃんの行動や心理はすべて読んでいるのでしょうか。でもこれだけ理解してくれる彼氏って少ないでしょうね。この優しさ、綾ちゃんがどれだけ励まされたかがわかって、なんだかいい気分です。
この二人の騒ぎ、なんだか今のうちに写真をいっぱい撮っておきたいような気がします。十年もしたら、この時代のことを懐かしく思い出すと思いますから。
その頃の蘭ちゃんがどうなっているか、少し心配なのですが・・・なんか「猫の手貸します!」のたまこちゃんのようになっていそうで怖い。

「めだかの学校」ダメな大人は、お約束ですが目が真剣で笑えました。

「HIGH SCORE」ミッキーが持っているめぐみちゃんのイメージには笑えました。
沙夜ちゃんの理想って・・・「ターミネーター2」のT1000?いや、生物でないとだめですから・・・僕はあまり、ホラー映画には詳しくないのでこれ以上考えるのはやめます。
ミッキーの理想はすごいです。

「MAXラブリー!」あいこが126回続く確率を計算しようとして、対数をすっかり忘れていたことに気づいて絶望的な気分になりました。高校でやることなのに、基礎なのにそこまで忘れたなんて。(大体60桁だとはすぐ分かりました、もちろん!10を9で近似すれば、3の126乗=9の63乗ですからそんなもんだろう、と)
あいこの確率は三分の一ですから、1/(3の126乗)で六十桁の数となります。つまり0.0000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000*・・・(続く。%表示したければ0を二つ少なくすればよい)、という、天文学や素粒子物理学でもまず出てこない、とてつもない数字です。太陽の質量をkgで表しても1.989×10の三十乗、原子より小さい世界を扱うのに出てくるプランク定数も約6.626×10の‐34乗程度。気が遠くなるのを通り越して、宇宙全体ですら比較対象にならない数字なのです。スケールのでかい連載です。
不思議なきれいさは相変わらずですね。
この王子様の登場で、違和感を感じる暇がありませんでした。女子だと気づいて硬直。
でもこれ、どう見ても過剰防衛で傷害罪です。
米も炊ける、って飯盒や鍋で・・・ははは、期待するほうが間違いでしょう。
スリーサイズは僕も聞きたいです。かなりいいスタイルみたいですよね。
海よりも深い・・・あの数字は紛れもなく、海の深さをはるか超越しています。最も深い海溝でも一万メートル程度ですから、比較にも何もなりません。宇宙の大きさでさえ約150億光年=15×10の9乗×9.46×10の15乗m=約10の24乗で全然小さいです。
泣くのは最後に・・・こんな明るい子がこんな悲しみを背負っているなんて。まあ、そんなものといえばそうなのですが。
あ、「安心してちょっ」ってアラレ語!?
菜子ちゃんは本当に女の子らしい子ですね。
この体育教師は・・・どう見ても単なるサディストですね。教師不適格者。はやいとこPTAから教育委員会に連絡して、教職から追うべきです。見ただけで、怒りと嫌悪感に胸がむかむかします。
話がどうでもいい方向に行っている、は表情とモノローグがあっていなくて笑えました。
超迷惑、というのはごく普通の感覚だとおもいますが、学校の中でその自然な感覚を持つのは非常に危険でしょうね・・・
約40分といっても、二重飛びはダッシュ並みにきついですから・・・僕は四十分ゆっくり走ることはできますが、二重飛びを続けるのは無理でしょう。
絶対泣かしたりしない、泣かないというのに、なんとなく危うさを感じます。あまり絶対、と気を張りすぎていると、それに縛られて無理をしてしまうのでは、と・・・
多樹の腕の中で泣いてしまうのにはむしろほっとしました。しかしそれほどきつかったとは・・・多分やってみればどれだけきついかすぐ分かるでしょう。
何か変な陰謀がありそうですが・・・どうせろくなことではなさそうですね。倉橋先生の、はっきりとした悪があるストーリーはとてもわかりやすいです。

「あたしはバンビ」カラー扉の服、大胆!それでこの無表情って、なんか怖いぐらいです。
いきなり高い空と、軽いだけに深い台詞・・・この呆然とした二人、どれほどの悲しさなのか共感するのが怖いです。
小さく火花を散らして、無気力にやめるのがまた・・・泣き叫ぶより怖いです。
告白、という言葉を実感して逃げる八重蔵が笑えました。でも、好きな相手にカミングアウトするのがどれだけ怖いか、今まで満足していた友達の座もなくなって汚物扱いされる恐怖は・・・想像を絶するでしょう。
何人だと、ただの八重蔵だよ、この言葉って意味不明ですが説得力があります。
この、とても涼しく乾いた空気を感じさせるシーンはすごいとしか言いようがありませんね。
告白シーンも、とても淡々とした描写で、それがすごくリアルですね。心が乾くような、不思議な感慨です。
そして二人を抱き寄せ、受け止める泉・・・分からない深さがあります。
ここからの、トーンのかかった風景が不思議な、音のない心象を伝えています。なぜかすごく寒いです。
麻衣は最初から強い、って・・・いつから強いのでしょう。中学時代の暗かった彼女ももう強かったのでしょうか?
今回、言葉はごく少なくて無数の背景が散っている、それが・・・なんとも言えない感じですね。何があるのか、はっきり感じてはいないのですが。

「聖@ドラゴンガール」パステルカラーの明るさがとても暖かな感じです。
今回はひたすらパンダでしたね。
ロンロンの言葉は腹話術ではなくて呪術?
このパンダ大王を殺した悲劇は、間違いなく世界中で今も起きている現実でしょう。とても軽く描かれていますが、その悲惨さはどれくらい伝わったのでしょうか?
この密猟者、どうやって釈放されたのでしょうね。それ以前に日本人でしょうか?
桃花ちゃんのアクションはかなりかっこいいです。
でも今回の話って、なんか読み切りみたいでした。

「無重力少年」ものすごく危ない状況なのに、なんか危機感が感じられないのですが。
流風くんでも、自由に飛ぶことはできないようですね。
赤い風船という歌は聞いたことがないです。
携帯を夏希が取ってからの展開は面白いテンポです。ものすごいピンチなのに、ごく普通の日常のようなリズムですね。
夏希が怒鳴り散らすの、こういうパニックもあるのかとなんとなく納得。
夕海ちゃんの冷静さはすごい。
強風で圏外、これでもまだそれほど危機感が感じられないのは不思議です。
重さを計算して、たとえば重力を0Gから0.01Gに、というような調節はできないのでしょうか?突然落下に近くなってしまったのはご愛敬でしょうか。あ、そういえばこの状況でもパンツ見えていませんね。
流風は・・・どう調節しているのでしょう。止まるのはすごい。
そして風子、気が抜けたら落ちるということは、これまでずっと気を張って自分の重力を0にし続けていたのでしょうか!すごい集中力。
服を着たまま泳ぐのもかなり危険ですが、二人ともかなり泳げるみたいでよかったです。
写真の中の流風の視線は、読み返さなければ気がつかない伏線です。
やな予感、で携帯が壊れたのには笑えました。
チョロの生態はさすがに可愛いです。流風の髪で遊ぶの、かなり痺れました。
下宿って、やはり超能力を持ったことで差別されて、というのは考え過ぎでしょうか?色々ありそうです。
この、流風が夕海のことが好き、とチョロを狙う影を二重にした続け方は上手いです。次回が楽しみになりますね。

「探偵レボリューション」冒頭の、「あなたの好きな人が他の人にやさしくキスをするのをテレビでアップで見たことはありますか?」というつかみは非常に面白いです。
星華ちゃんの自己欺まんが実に楽しいです。震えているカップとか、怖い笑顔とか、からかいたいような怖いような。
携帯電話で、「うそをつけ」がまた笑えました!人が悪いというか・・・でもどうしてほしかったのでしょうか。ひっぱたいてほしかったのでしょうか?
彼女ってわけじゃないし、には心臓が一瞬止まりそうでした。
キスの相手が依頼主、というのも、考えてみると無神経ですが・・・星華の人間性を信頼してでしょうね。
メールアドレスを変えてもすぐ突き止めるのは、よほど不用心か彼女に非常に近い人物の犯行と考えるのが自然でしょう。はっきり言って、マネージャーとメンバーの井筒、中堀の三人に絞られるのでは?
あ、でも・・・可能かどうか分かりませんが、その三人の誰かの携帯電話をハッキングで乗っ取っていれば、紗梨さんから来るメールのアドレスと電話番号を知ることができます。
普段の明るい感じと舞台での迫力のギャップはかなり強く描けています。
疑問なのが、一切科学捜査の証拠を残さない手腕です。普通はそこまでできません。
紗梨さんの告白は重かったです。でも、うがった見方をすればそれも、同情を引いて星華を油断させるため、と疑うことすらできます。
このシカトの残酷さは、よくあることだと言いつつ・・・怒りを抑えるのが大変です。生きていていいんだ、と、でも同じシカトを受けた人で、そこにたどり着けるのは事実上彼女一人でしょうね。そうだとしたら、それが犯人の動機につながるかも。
そのシカトの首謀者が関係者に近い立場にいて、という事も十分考えられますね。
あれ?なぜ星華の呼び出しなのに、トイレと偽ったのでしょうか。星華が「ないしょで」話す事などありえない、と気がついていれば!
このナイフにはっきりしたモデルの心当たりはありませんが、実際にありそうですし便利そうです。ネジで簡単に分解でき、それでいてしっかりとタング全体をカバーしていて、いかにも軽そうで。
この段階でアリバイがないのは・・・マネージャーが見当たりませんから一番怪しいです。メンバーの二人はまりなちゃんが見ているようですね。
しかもこの影は二人?一体・・・とにかく、紗梨さんには死なないでほしいです。

「グッドモーニング・コール」今回の扉も素敵ですね!不思議と女の子のやさしい曲線が強調されて見えるポーズです。
真里菜ちゃんとの会話はなんか笑えます。趣味が合わなくても好き、って考えてみるとかなりすごいことかも。
そういえば、よく考えてみると上原くんと菜緒ちゃんって、お互いなぜ好きなのでしょう。顔でもないし趣味が合うからでもない、ものすごく純粋な恋愛感情では?
まりなちゃんの前髪−自意識過剰と、上原くんのうざい・・・ケーキの山を前に二人でやけぐいモードになるの、勢いをつけた背景がとても面白いです。
うざいとメールされて、ベタの闇の隅っこでギャグ顔になる菜緒ちゃんも爆笑でした!
それにしてもあっさりおやすみ、ってこの二人、本当はできていないのでしょうか?サル状態じゃなくて?あ、上原くんが菜緒ちゃんをジャマにしたのも、AVと考えれば・・・あ、十八歳未満ですし、菜緒ちゃんに見つかる危険を考えるとそれはないですね。
AVの件で気づいたのですが、上原くんってもし菜緒ちゃんと寝ていないのなら、処理はどうしているのでしょう。
連休・・・そんなもの、飲食店バイトにはないのが常識では?甘すぎますよ。
いつのまにか阿部っちが混じっているのは笑えました。いつもコマの隅にいますから、不思議と違和感がなかったです。
おやじさんの「そのラーメン食っておいて」発言は、食べたことがあるのでしょうか。それとも、単にかっこいい台詞を言いたくて?ちょっと後者疑惑。
優くんの策略は見事。どこにでも有名なラーメン屋の一軒ぐらいある、というのも考えてみればそうですね!
しかし優くんや阿部っちと一星って、いつ仲良くなったのでしょうか。
嫌がらせだけのためにここまでするのには笑えましたが、なんとなく分かるような気もします。
阿部っちの「自分自身が幸せになれる方向で」も正論ですが、本当にお前に言われたくねー。
同じ列車、車両になったのはほとんど奇跡的な偶然だと思います。大成功、という表情の優くんの気持ち、はっきり言ってすごくよく分かります。
今回はその視点で楽しむとしますか。
書き置きも笑えましたが、心配なのがそれをいいことに、北浦さんとデート(もちろんそういう意識はなく、映画やパソコンの件で会うだけ)しないか・・・それはそれで楽しそうです。

「アンダンテ」茗ちゃんって、とことん男運悪いのでは?
病院から帰って、なんか暗くなりながらやさしい空気が漂うのに不思議と甘酸っぱい切なさを感じます。
ねたましかった、という告白、これからどういう意味が出てくるのでしょうか。「人の幸せのコトで泣けル」のは確かにすごいことですね。
茗ちゃんが無理に那都への思いを否定するのは、今まで抑えてきた惰性とメルちゃんをこれ以上傷つけたくないから、でしょう。
いつのまにか、ナイショから歌になっていくのは不思議と笑えました。
なぜこんな高額の?一瞬麻薬と思いましたが、ベンチ裏ということはダフ屋ですか。危ないことには変わりありませんね。
退部届けから「最後の合奏してかない?」で、なるほどこういうことか、とにやっとしました。
その後の迫力、サックスの非情にリアルな描写が見事でした!
見事な部長ぶりですが、ここまで来るのに半年以上かかったとは。
で、いきなりバイオレンスが出てくるのにはびっくりしました。抵抗するつもりもないし屈服もしていない、不思議な無表情が怖いです。
ナイフで腹を切り裂かれたのでしょうか?それとも刺されたのでしょうか。腕なども切られた形跡がありますが、でも顔を裂かれたり目を潰されたり指を落とされたりはしていないようですね。警告程度?
それにしても、家まで連れて行くといわれて・・・洲くんも、彼女が少しでも大切なら断らないと!彼女まで危険に巻き込んで・・・心配です。
こんな状況で彼氏を家に、などと考えているのが妙にリアリティあります。

「ペンギン・ブラザーズ」?????????????どういうことでしょう。どうまとまるのか心配していたら、まるでまとめずに終わってしまうなんて!正直信じられないです。
制服を校庭で燃やす、という話は、正直忘れていました。
ドアに頭をぶつけてこけた一色の姿には、僕も愕然としました。
西崎の反応もなんとなく分かるような。僕は正直、飯島さんとよりを戻してほしいです。
でもこれ、恋愛感情じゃなくて一色への嫌がらせですね。あ、「ここはグリーン・ウッド」で、忍の姉が大切なものなど何もない忍の、やっと見つけた弱みである光流くんを誘拐する話を思い出しました。
でも今やっと気づいたのでしょうか、西崎は・・・いや、とっくに気づいていたはず。ここまで影響力が大きかったとは思っていなかった?
西崎は・・・自分の憎悪に、せめて応えてほしかったのでしょうか。寂しい話ですね。
その本音を聞きたかった、憎悪をぶつけてほしい、異常ではありますが不思議と理解できます。
互いに目障りで邪魔・・・だとしたら全く関わらないか、殺せばいいけれどもそうしたら自分の存在も失われる、と西崎は分かっていて、一色は関係ない顔をしている・・・西崎にはそれが我慢ならない?
光と影というより、太陽はそれだけで輝いていられるけれど月は太陽なしには暗黒・・・そんな感じもします。
小柴との仲直りは、正直小柴が可愛そうです。少女マンガで鼻水を垂らすって、僕は今までギャグマンガでなければ覚えがないです!
陽菜ちゃんは、今のところ恭ちゃん一筋というより、恋に慣れていない面もあるのでしょうか?
一色の絶望感・・・心を開くことは約束でできないけれど、せめてそばにいてほしいと思っていたのでしょうか?それはそれで勝手なような気もします。
残念ながら、まだ終わっていないという感じが強くて連載全体を振り返ることなどできません。感動すべきポイントが全てそらされている感じです。どうしてこんな事に、と信じられない思いですね。
次回作がどうなるか、あと読み切り完結編を楽しみにするしかないでしょう。

「泥棒リング」先月号のヤバイ状態はどうなったのでしょうか。期待していたのに・・・
エレベーターがそこまで怖い、この倒れるのはわざとでしょうか?それとも本当に?
指輪の交換はすごく可愛いです!廉次の困惑もよく伝わってきます。
できなくてごめん、の意味は、初めに読んだときには分かりませんでした。読み返すと別の面が見えて面白いですね。
お前が思ってる奴と違う、というのも、本来のいじめられっこの自分と俳優としての自分のギャップだと素直に解釈してしまいました。
友美のストレートな気持ちは見ていてとても心地いいです。
芸能界に復帰からの流れ、微妙な違和感しか感じられませんでした。
金属アレルギーで、始めて本当に別人では、と凍りつきました。
今回父親が持っている銃はM4コマンドカービン。でも処刑されていなくてよかったですね。
そして、本当に二人廉次がいることに・・・頭が空白になりました。それで始めて、全ての伏線がまとまってつながりを持っています。
真相は何か・・・それを置いておいても、ここまで伏線をばらまきつつその一点は気取らせない構成はすごいですね。

「いちごの宝石」期待通り、完璧な構成の少女マンガですごく嬉しかったです!
調理実習からの一つ一つの片桐くんの姿に、鈴ちゃんの愛の形が深く伝わってきます。
みのりちゃんもそれを理解していくのが、一つの表情で分かってしまうのもなんともいえません。みのりちゃんの立場から見ても、この最終回はとても面白いです!
みのりちゃんが、イメージで人を見るのをやめるように言う成長が嬉しいです。
真子ちゃんの真摯な言葉に胸が熱くなりました。「いっしょうけんめい心をこめて伝えればきっとわかってもらえる」この言葉、幼いようですごく深いと感じています。それでもうまくいかなかったことが多いから笑い飛ばす心があります。そして当たり前じゃないか、と鼻で笑う反応もあります。でも、人にそれ以上何ができるでしょうか。それから逃げていて、何になるでしょう。
本当にいい友達がいますね。
みのりちゃんの謝罪で、全て納得した感じです。
公園で派手に転ぶの、お約束ですがいいですね!盛り上がった気持ちをうまくそらされて、そして雰囲気を甘酸っぱい感じにして、片桐くんの優しさと鈴ちゃんの弱々しい女の子らしさを際立たせて。悪く見ればいやらしいまでにお約束ですが、素直に感じればうまい心理操作です。
ハンカチを濡らして差し出している、素早い。
これで素直に謝ることができる、というのがすごく自然に感じます。考えてみれば、もし転ばなかったら・・・ここまで素直に、心の壁を取り払って言えたでしょうか。
必死で心を伝えてくるの、なんだか切なくなるぐらいいっしょうけんめいが伝わってきます。
片桐くんの告白も、びっくりしましたが言われてみれば納得できます。
ありのまま、自分の全部をお互いに好きでいる、これが愛の理想・・・一番大事で一番素直なメッセージに、赤面しながら感動しています。
あまりにも優しくて素直な言葉と空気に、不思議な懐かしさを感じています。
好きな人にすべてを受け入れてもらえて、本来の自分に戻った片桐くんを認める真子ちゃんがすごくいいです。
そしてみのりちゃんが、本当は嫉妬していたことを告白した・・・これで始めて本当の友達になれたのかな、と少しほろっとします。
下校風景から、すごい幸福感と温かさを感じます。さすがにベテラン、味があります!
連載というより、少し長い読み切りのような感じでした。これからまた登場するのでしょうか?
以前の作品も読んでみます。

来月号。種村有菜先生の作品は正統派の芸能ものか、またはちょっと魔法少女気味に?興味が尽きません。
ちびまる子ちゃんも楽しみです。

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