りぼん2001年1月号

今回は・・・次を楽しみにさせる、導入部じみた作品が多かったです。でも面白かった!初めて読んだりぼんが今月号だったら、ずいぶん印象が違っていたでしょうね。

「時空異邦人KYOKO」うわ、すごく華やかなカラーページ!
しかし男性恐怖症とは、せっかく可愛いのにもったいないです。響古ちゃんだけいてくれればって、なんか・・・少し危ないような気も。特に冬コミの突発本で、変な解釈をする人が多そうで不安。
カラーの一ページ目と、本編の一ページ目で同じく驚いた表情をしているのがなんかうまいです。
氷月の皮肉には笑えました。
あ、料理すごくおいしそう!こんな可愛いい新妻なんて、羨ましすぎ!このしつこいボーリングツッコミも楽しいです。
「セント・ラヴァーズ」を出した時の華蓮ちゃんのかわいきれいさには一種の衝撃さえ受けました。単純な一カットなのに、心を貫かれた・・・やっぱりすごい。
いろぼけーしょんな台詞も強烈でした。
で、銀河って?このあたりのテンポ刃相変わらず面白いです。
そして、軽いキスの要求に、即座に・・・決意とか以前の、それこそ当然のようにキスする響古には驚きました。どれほど華蓮ちゃんのことを大切に思っているか、ですね。ある意味かっくいかったです。
でもって、オークションをちょこらでぶち壊すのは笑えました。
この、満をとっさに助ける・・・これは正直、信じられない思いでした。愛情が強ければ、それだけ・・・裏切られた時の憎悪は激しいと思っていたのに、まさか知っていてそれでも、だったなんて。
僕なら絶対、売るの惜しくなって、謝っていましたよ。しかも、また恋もしてみようと思うなんて・・・。
でもって、木耳は逮捕だけでなく・・・全財産を木端微塵に奪われたようで、まあいい気味です。
それにしても、この華蓮ちゃんと響古ちゃん・・・どっちもすごくいい女!最後の、歌いながら手をつないで、泣く華蓮ちゃん・・・目に焼き付いています。

「めだかの学校」連載百回って、かなりすごい・・・あ、そういえば「わんころべえ」って、通算で何回でしょう。

「HIGH SCORE」僕はめぐみちゃんのように武器を携帯するの、いいと思いますよ。全部一応合法ですし、たとえ傷害罪で逮捕されても犯され、殺されるよりはマシです。ちなみにシュアファイヤーとは、向けられるとしばらく目が見えなくなうほど明るい懐中電灯です。
ただし、スタンガンは護身用としては、あまり意味がないと思います。皮膚が露出している、または服が薄いところに数秒間押し付ける、というのは非現実的ですから。僕の感じとしては、スタンガンはむしろ犯罪者、特に拉致監禁、誘拐、強姦などに適しているのでは?現実に護身用に使おうとしても、逆に犯人を逆上させてかえってひどいことになる可能性が大きいでしょう。
また、ASPとシュアファイヤーがあるのなら、ミニ警棒とかクボタンとかは不要でしょう。シュアファイヤーとASPで、熟練さえしていれば、十分ナイフにも対抗できます。
催涙ガスもいいですが、室内では自分にも被害が及ぶ、という欠点があります。
でも彼女、カバンではなく服のどこかにマイクロテックのMiniSOCOMでも隠していそうです。
沙夜ちゃんのライターで思い出しましたが、実は僕も高校時代、ライターを携帯していましたが・・・先生にはOKをもらっていました。緊急時の点火用、という僕の説明を信じてくれたので。実際、僕は喫煙はしたことないですし。高校時代に林間学校があったら、僕はウイスキーとたばことライターを持って行ったでしょうし、許可ももらっていたと思います。ライターはたき火の点火用、たばこは毒蛇よけ、ウイスキーは負傷時の消毒や気付けに、と説明して、もちろん本来の目的には一切使わずに。
あ、即席火炎放射器は護身用具としてはそれほどよくないです。恐怖感を与えることはできますが、完全に人を無力化する力はないですから。かえって暴漢を逆上させ、殺される危険があります。
それにしてもこのポーズには大笑いでした。
めぐみの両親の馴れ初め?にも驚きました。なんか仲が悪い、と思ったらそういうことでしたか。そんな犯罪を「恋愛って狂暴な感情だよネ!」って・・・。

「GALS!」今回、タツキチがかっこよかった!
蘭ちゃんの一家団欒、見ていてすごく楽しそうです。蘭ちゃんが警官になったら一体どうなるのでしょう。両津と息が、変な意味で合いそうですね。
麗にやきもちを焼いているタツキチ、見ていて面白いです。
相談中の、いきなりのシリアス顔にはびっくりしました。でも・・・あれだけ、女の子が圧倒的にかっこいいと、本来守る立場の自分が弱く見えてくる、なんとなくわかります。
そして「タツキチでいいんじゃなくてタツキチがいいんだよ!」この台詞にじーん。結局この二人、結構バカップルですね!
結局サル騒動でにぎやかなクリスマス、でもいつも通りの、なんか・・・「八時だヨ!全員集合」のような予定調和な楽しさを感じています。
でも、やはり麗くんの蘭ちゃんに対する気持ち、これがこれからどうなるか・・・不安感もあります。

「ソラソラ」壊れる瞬間の空緒の登場に、やはりほっとしました。
結季の正体に対する残酷な暴露には・・・正義は勝つ、なのにすごくやりきれない思いです。
恋でさえない、ただの攻撃性、それも空子の立場をよく見た、魔女裁判じみた・・・人を壊すことを楽しむ醜さ。その醜さを見てしまったのが、たまらない感じです。
でも、今の高校生を見ていると・・・この「ソラソラ」の世界が一番リアルに見えて、それもやりきれないです。
それで、そこから・・・空子が空緒に決別宣言するのが意外で、驚きました。
で・・・あっさりと、と思ったらこうして、小さい台詞で告白、これにまたびっくり。ここからの展開は見事でした。
このエンディングに、すごくいい気分を感じています。

「ペンギン・ブラザーズ」カラーの清純な美しさには脱帽!
それにしても、少女漫画なんだから当たり前ですけどよかった何もなくて!!
西崎の、目が覚めてから状況に気づくまでの時間差には笑えました。そして、この「(寝ぞうが)激しーのな、(寝言の)声でけーし」には大笑い!でも、酒も飲んでいないのに、激しくHして翌朝覚えていないのはありえないでしょう。
しかし西崎に机を投げるとは・・・怖いもの知らずなことで。あ、彼女全然ドラムカンじゃないじゃないですか。どう見てもかなり魅力的な体をしていますよ。
事の真相で思ったのですが、西崎って・・・要するに、オーフェンと同じ意味でのフェミニストなのでしょうか?女には優しくする、という思考回路がない、女も男も同じように扱う・・・。普通ならこの場合、女の子にベッドを渡して自分はソファーか床ですよ、ってそんな普通の男は女の子は殴らないですね。
しかし、西崎の家庭環境も複雑そうで、これがどうなるか少し不安。それにしても、この夏海さんも、一見普通のいい女に見えますけど、その状況で・・・たとえば陽菜ちゃんをソファーに運んで毛布をかけるとかしないで、成り行きに任せるなんて冷たいといいますか。もしかしたら、真相も嘘で、この人が面白がって陽菜ちゃんを西崎のベッドに入れたのかも。
学校にきた西崎と陽菜ちゃんが、すっかり仲良くなっているのが・・・殴る蹴るを根に持っているのは僕だけなのでしょうか?
しかし、これでついにスネークの正体が、と思ったら・・・一色が動くとは意外でした。一色と小柴の勝負って、なんかレベルが高い。
そして・・・「今度三嶋陽菜に手を出したら殺す」これ、本気ですね。本当に殺すつもり、そうはっきり伝わってきます。
この、スネークつぐみは動きを事実上封じられ、一色が本格的に動く?いや、そんな感じではないです。西崎は・・・どうなるのでしょう。急に単なる面白いやつになる、という感じではないですが・・・。
動きが止まりそうで、新しいキャラが必要な気がしてきました。

「世紀末のエンジェル」マジメに告られたのは十回くらい、僕も腹が立ちました。
プレゼントでいっちばん欲しー物、って一つしかない気がします。もしかして、もうもらってたりして(核爆)
この、いきなりキスしてこのクサイ台詞、かなり強烈でした!うれし泣きも分かります!
凪ちゃんの想いが一体どうなるか・・・今はまだ保護欲に近いようですが、そのうち本気になりそう。悦くんの心配も分かります。
で、いきなりこの子が万引き、この展開は意外でした!そして意外な告白・・・裏に複雑なことがありそうです。
雅ちゃんと悦くん、一体どんな仲なのか、想像すると顔がにやけます。「まーだいたいね。」ってかなり強烈な台詞ですよ。
本当に何がどうなっているのか、全く読めないです。そしてどうなるのか・・・混乱していて、早くみたいです!

「グッドモーニング・コール」カラーがやはりいいです。不思議とすごくあったかい気がします。
もう心が固く結ばれて、どうするんだと思ったらこうきましたか。
実力テスト度忘れ、このどう見てもコピーをつかったコマ割りはお約束ですがうまい!
上原くんの冷たさも相変わらずでいい。
ゆりりんの慧眼もさすが。「でもしなかったんでしょ?旅行では」にはぶっ飛びました。
しかし二人とも、本当にバイトで忙しいですが、一体なぜでしょう。生活費のたしに?
菜緒ちゃんの急病には、上原くん・・・かなり慌てたと思います。大した事がなくてほっとしたでしょうね。
そして・・・さあどうなるのでしょう。楽しみです。

「ランダム・ウオーク」このカラーもすごい!胸と腰の線をさりげなく、ポーズと単色の背景で目いっぱい強調して。かっこいい、という感じのスタイルの素晴らしさです。
海斗の強引な迫りかたには、反発も感じますが・・・女の子ならたまらないな、と思わせます。
桂ちゃんの写真、普通の写真でも見たいです。塔子ちゃんは・・・なんか部屋でセルフヌードでも撮っていそう。
塔子ちゃんと桂ちゃんの、無責任な会話も面白いです。桂ちゃんはひたすらいい子ですが、塔子ちゃんのほうが・・・なんかリアリティが高いです。
あ、いつもですけど、「ミントな僕ら」の宣伝本当に面白い!なぜ男が脱いで、もう一人の男が気絶・・・あ、なんか女装男って聞いたことがありますから、それ・・・女装男に惚れて、この台詞は「ごめん実は俺男なんだ」でしょうか?
話を戻して、ヤバイ方向に行きそう・・・って、そうなったらもう手後れですよ。抑えようとすればするほど、気持ちはかえって強まるものですから。
危険だから、って本当にほとんど告白。
しかしこの、いきなり抱き上げて迫るのって・・・すごい色気のある表現です。もうぞくぞくしますよ。そりゃ、普通落ちます。
これが少女マンガじゃなければ、このまま始めてしまうところに先輩が来て、となりますが、まさか本当にそれはしないでしょうね!

「Wピンチ!」あれ、言葉にならない衝動で・・・わお。
しかし、錦琴若って・・・かなり強力なキャラでした。最後に変身するのには本気でぶっ飛びました!!
あ、相撲取りにボディーブローは一切通用しないと思います。顔を殴るのも。脂肪と筋肉ががっちりガードしているのですから。
しかし、この相撲取り顔できれいな目で「アリサさん一筋」と語るの、結構あれで何ですね。
あ、プロレス部に囲まれて、でもピンチじゃないと思いますけど。学生横綱なら、本当のプロレスラーより強いでしょう。学生の同好会ごとき、敵じゃないです。
しかし今回、アリサはかっこよかった。本当の意味での、陰湿に人間を壊すのが楽しみのサディスト、というより・・・全く別の、姐御肌的な強さを感じます。
いじめっ子、というフレーズで今まで誤解していたかも。
暁名くんと猪神くんの言い争いはかなり強烈。両方正論ですから・・・。

「偽りのライオン」タイトルの意味、やっと分かりました。「レオ」はそのまま、獅子座の英語名であることから分かるようにライオンの意味ですし、また慎一が好きなタンポポは英名タンディライオンです。偽りの、というのは・・・色々ありますね、こりゃ。
この二人の掛け合いは見ていて気持ちいいです。特に、「チューするぞ」「できるもんならやってみ?」には爆裂。
でもって、レギュラーとは!この身長で・・・本当にバスケはでかいやつだけのものじゃないですね!たった183cm(NBAではたった)でシドニー代表に選ばれ、金メダルを獲得したティム・ハーダウエイを見るまでもなく。
レギュラーを取られて、いじめる代わりに可愛がる先輩には笑い。
で、何があったのの一言から泣き出して・・・この、熱かったりけろっとしていたり、なんだかいいなあと感じます。そしてこう、べたべたするのも。
関係パターン・・・これにも笑えました。
河原での会話もよかったです。ストレートに言おうとする彼に、話をそらしたがったり妙にハイだったりするレオ・・・可愛いです。
好きって気持ちはどれくらい会わなくても有効だと思う、これ重い言葉です・・・特に僕にとって。
僕も、ずっと中学の時好きだった人を思い続けていました。ストーカー扱いされるのが、相手を傷つけるのが怖くて、ほとんど接触しようとしませんでした・・・地下鉄サリン事件などの時、本当に何年かに一度、相手の家に電話して安否を確認したくらい。そんな接触と言えないことも、もう五年以上ないままです。
そして、つい最近・・・はっきりと、いつのまにか思い切っている自分に気づきました。考えてみると当然、中学生の頃の彼女と今の彼女は、どう考えても別人なのですから。僕も別人ですし、彼女はそれ以上に。
子供の頃の気持ちがちゃんと好きと言えるか、これも深い言葉・・・僕は本当に好きだと思います。
この、好きという気持ちがあいまいでよく分からない、この微妙な状態がなんだかいいです。
四つ葉のクローバー、これ・・・いい伏線ですね。踏まれて傷ついたクローバーが再生する際、突然変異で四つ葉になる、後で・・・多くの四つ葉のクローバーがみつかるのでしょう。その時が、すごく待ち遠しいです。
別れ際の、この表情の変化がなんだか切ないです。この切り方も見事!

「えみゅらんぷ」この扉絵、強烈!可愛い!
おやつ楽しみに、ってもう、ポッポくんの存在は家族公認なのでしょうか?それとも絵美ちゃんが買ってくるお土産?
成田・・・気持ちは分かりますが、ちょっと存在自体許せん。あ、「おハロー」というあいさつ、いいです!
真琴ちゃんの意地悪な言葉、これ楽しいです。
でもって、カバンからいきなり出てきてキス・・・ひっくり返ってやだもう、って顔を抑えている絵美ちゃん、すっごくかわいい!
しかし、王子様スマイルでこんな凶暴なこと・・・やっぱり許せんやつ。
成田くん、好きならちゃんと彼女のこと守らないと!あっさりゴキブリにされるな!いい気味だ、と僕の中の悪魔は言っていますけど。
それにしても、ゴキブリまで可愛いとは・・・昔のカエルといい、藤田まぐろって普通不気味とされるものを可愛く描くのが得意なのでしょうか。
ゴキブリにも優しくするって、本当にすごい博愛精神!・・・懺悔します。僕もこれまで、五匹もゴキブリを殺意を持って殺しています。ゴキブリホイホイやコンバットで殺した数を加えると・・・僕はできるだけ害虫も助ける主義ですが、ゴキブリや最近は蝿も助けていません。
お仕置き呪文には、ホントいい気味!!
なんとかしなきゃって、キュートを更正させるつもりでしょうか。絵美ちゃんならやってくれるでしょうね。まるで天使みたいな子ですから!

「おてなみ拝見!」時代劇のようで・・・時代劇じゃないような気がするのは僕だけでしょうか。第一、言葉が完全に今です。
十手もちが今の警察官、微妙に違うような気がするのも僕だけでしょうか?普通の十手もちは警官のような公務員ではなく、確か足軽格の同心の、そのまた手先・・・大半はパートタイムの元犯罪者だったように思うのですが。
武士をこともあろうに楓ちゃんなんて、なんか感覚が狂ってきそうですが、面白いです。
あ、この・・・ぬれぎぬ着せられて逃げてる楓、それって馬鹿がつくお人好しではなく、ただの士道不覚悟です。ぬれぎぬを着せられたら、是非を問わず切腹するのが当然のことです。
姫に告白しな、というのも、封建制度を無視しすぎていて・・・なんかくらくらします。
まあ、そんな食い違いは気になりましたが・・・全体にこの絵と雰囲気、すごく好きですよ。

来月号は芳原先生の新連載と「聖@ドラゴンガール」、すごく楽しみ!連載作品の伏線もいっぱいで、期待大です。

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