ちゃお2022年3月号感想

この表紙なら十分目立てる。それが「はろー!マイベイビー」という作品の圧倒的な強みです。

付録も大きいことは正義。

やぶうち先生の復帰はとてもうれしいです。本当にご無事でよかった。

はろー!マイベイビー(かわだ志乃)片思いミステイク(森田ゆき)天使と悪魔とわたし(中嶋ゆか)青のアイリス(やぶうち優)溺愛ロワイヤル(八神千歳)大人はわかってくれない(まいた菜穂)今日からパパは神様です。(寺本実月)キング様のいちばん星(如月ゆきの)ショコラの魔法(みづほ梨乃)キミと結婚なんかしない!(辻永ひつじ)ガル学。II(おりとかほり)ディアバディ(あずき友里)ポンポコロボ アト&スウ(篠塚ひろむ)ねこ、はじめました(環方このみ)カラフル!(ときわ藍)次号予告

はろー!マイベイビー
これは面白い展開です。
妹と思われていた、というのも面白い。
「油断してない?」は苦笑しますね。
…子供いるのに。さらに同棲までしてるのに。
新しい服って金なんですけど…
こういうカフェもすごい高いんですけど…
新しい服、しかも毛糸が…うわああああ。
「5歳児相手に何言ってんだよっ」は大爆笑しました。
「それ決めるの俺だから」は素晴らしいセリフでした。
頬キスに「俺のほうが小梅のこと好きだから」…どれだけラブラブなのやら。
いや帰って洗濯しながらいちゃついてればいいんですけど…

過去話があるのもすごくうれしかったです。

片思いミステイク
この扉絵ものすごい…なんとも、ものすごくきれい。
ここで「どこに」と返されるとは。
そして夜になって、つきあっての意味を…熱を出すほどとは。
起きてる、とばれて布団にもぐっていくのがまた大笑い。
で、これで一緒に布団イベントとなるとは。
噛みついて「かわいいねしろくん」はもう体の中から爆発しました。
なんかもうこの二人は何なのやら。…本当に何だこの作品は…とんでもねえ…

天使と悪魔とわたし
変なことがある学校ですね。
困っている人の助け、といってもこの二人まで…
…宝塚には大昔、ダブルトップというものがあったんですよ。トップ男役が二人。そりゃもう脚本家は苦労しましたとも…
すごいパワハラで部をつぶしていく…そういえば部活動の人事ってどうなってるんでしょうね。そのタイプを辞めさせる方法ってあったんでしたっけ。
かわるがわるのサービスシーン、実に楽しいものです。
そしてアドリブ…はは。
やり直すチャンスを…くだらねえ…
オチも苦笑しました。

青のアイリス
さて何が起きているのやら。
頭が混乱したら克樹くん、なんというか幸せな境遇もあったもので。
シークレットスペースにお金、というのもネットの怖いところです。なんとかリアルマネーに結びつこうとする。
本当に復帰してくれてよかった!これからも楽しみにしています。

溺愛ロワイヤル
きれいというか危ないですよねこれ。刺さる。
あらゆる人の心が読めてしまう…邪念が強い人がいなくてよかった…
イヤリングを探すのは…はは。
ここからの展開は実に的確。
そりゃ男子の妄想が女子にばれたら…じゃあ女子に妄想がないのかというと…

大人はわかってくれない
今度は転校という武器まで…
ただ非難するだけじゃなく…北風と太陽、というかここは実にうまい。
そりゃ抱きしめるよ、となるまでの組み立てが本当にすごい。

今日からパパは神様です。
ワンオペというのは悪夢ですよね…
完全に夫婦というのがまた。
ミスに、一個おまけから「気にすんな」がうまい。
コップの氷を使う表現がまた素晴らしい。
「つき合ってほしい」は大笑いしました。
からかわれて、どう返すやら…友だちと言われて灰化するのも大笑い。
「今はまだ」はめちゃくちゃうれしい笑いが出ました。
あ、「今は」も含めて同じ気持ち…?父親って悲しい生き物。

キング様のいちばん星
気合を入れたのは意識してしまったのを克服するため…苦笑しますね。
凪さん、ナイスアシスト。こんなの野放しにはしておけませんよね。
「あたしはやだ」って…
そしてタイマンという発想が…
起きたことがすごすぎます。いや枝の折れた部分で大けがとか…
本当に何だこりゃという今回ですが、意味不明ですごく楽しいのは確か。

ショコラの魔法
必死な二人…コンプレックスの存在、どんなふうに変わっていくのか…
デビューしてしまった、うわあ…と悲鳴を上げそうになります。変化が大きすぎますよ。
二人での役割分担、これも難しいですよね。『キャンディ・キャンディ』という最悪のケースを思い出します。
そして一方のアイデアを奪って、そりゃ…本当にこれは難しい。
この店に来てしまって、それで…どうしたいんでしょう?彼女は全能を得たら何がしたいのでしょう?
一番大切な、何でしょう?
欲しかったのは、対等であれる自信…別々、そりゃそれが賢明でしょう。
というかそれぞれ、別の原作者・作画家を見つけてもいいんですし。
それが報酬…やはり胸がいっぱいになります。これからも読みたいです。

キミと結婚なんかしない!
これって体によほど自信がないと…そりゃ直視できませんよ。
そして四年間別々、またきつい話が来ましたね。
ストレートに「待っていてほしい」と、これじゃどうにもなりませんね。
そしてわがまま…四年後の結婚式、ため息が出ます。
短いのは残念でしたが、とにかくパワフルで楽しい話でした。次回作も楽しみにしています。

ガル学。II
原宿の力は今も健在なんでしょうかね。…NY五番街は…銀座は…
思いもかけない勧誘、とんでもない試練から、うまく頭をひっかきまわしてくれます。
そしてダンスで表現する…うん、警察屋さんが飛んできますね。
歌舞音曲は、ええじゃないかで国を滅ぼしたことがあるということで、国家は恐怖とともに抑圧しています。黄巾・白蓮・太平天国と宗教を恐れるのと同じように…宗教〜魔術〜歌舞音曲はかなり近いものがありますし。
さて、次から何が始まるのやら…というかそれ以前に基礎体力、さらにそれ以前に家族の説得その他…

ディアバディ
受験、やる気になるのは大変ですね。
そりゃまあ医師ですしね…
教えるのは自分の勉強にもなりますからね。
「受験生のおまえには勉強のほうが」…いい大人ですが、伝わってませんね…
ぽーちゃんがバイク事故…さらにこの補助、法的には大丈夫なんでしょうかね。
鉗子というのは、見た目はハサミに似ていますが、ロックがかかるラジオペンチのようなものです。血管を挟んで止血したり、指が入らないほど狭いところで縫い物をしたりするのに使います。
そして海外…最終回がどうなるか、楽しみです。

ポンポコロボ アト&スウ
引き戸は苦笑しました。
ボスと親玉が違う…
いろいろとベタな話、そしてオチも素晴らしい。

ねこ、はじめました
かっこいい、がうれしすぎる…
さりげない助け方って機転がすごすぎます。
オチはまた楽しい。

カラフル!
次は何を見せてくれるか…
チームメイトそれぞれの個性を丁寧に描くのが、のちにどう活きていくか…楽しみです。
技術が高すぎるネオちゃん、これがマイナスにならないか心配です。
自分だけになっていた、それに気がつくまでが実にしっかり作られています。
チームを引っ張っていくダンス力の表現も実に素晴らしい。
それで降格、これは次回すごく楽しみにさせられます。さらにソニさんが何を見せるか…

月号は小倉先生の新連載に緒形先生のよみきり、安心して楽しみにできます。

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