ちゃお2013年3月号感想

表紙はいろいろな意味でビックリしました。でもすごく「ちゃお」らしいですよね。

付録もすごいです。すごく大人っぽく、シックな感じで。

オレ様キングダム(八神千歳)キミは宙のすべて(能登山けいこ)少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)てぃんくる☆コレクション(和央明)ハルと魔法のカギ(白雪バンビ/武内昌美)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)12歳。(まいた菜穂)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)ショコラの魔法(みづほ梨乃)こっちむいて!みい子(おのえりこ)小林が可愛すぎてツライっ!!(池山田剛)極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)ロマンチック・アンティーク(中嶋ゆか)次号予告

オレ様キングダム
街角でデート、と思ったら…女の子だけのけられちゃって。これは大笑いしましたが、スタッフも何を考えてるんでしょう。
担当さんもそりゃ爆笑ですよね。
一色先生…相変わらずひどい。というかそのイモにしつこくちょっかい出すのはなぜでしょう?
二番目…腐った女の子たちはみんな別のことを考えていることでしょう。
そんなところで見かけた、もはや言い訳不能に近い…ははは。さあどんな真相が隠れているのか、どんな言い訳をかましてくれるか…
どんな漫画、って普通に少女漫画ならとても役に立つでしょう。
白馬くん、一体どうし…ここで恐ろしい可能性に思い当たってしまいました。…まさかあの女の子、白馬くんの女装だとか…最後まで読んで、違ったら大笑いしてください。
輝っちくん、もし真相がそれだったら、かなりひどいこと言ってますよね。
別れ話だと思って「別れたくありません」…これだけストレートにやられたらたまりませんね。
はは、やっぱり白馬くんだった…当たってよかった。外れたら精神分析が自分自身に向いてえらいことになってました。
反省で寝込んでしまうのをキスで黙らせる、これは強烈でした。
女子たち、白馬くんのスカートっていいもの見ましたね。

キミは宙のすべて
幸せな記憶、ですが、親が離婚した子って…辛いです。
二人とも口下手だから、って面白い幼なじみですね。
プラネタリウムで手をつないで、すごく幸せそうな放課後デート。
「ごめんウソです」「莉花と手をつなぎたいいいわけ」が意味不明に飛び上がって踊りたくなります。
なんというかこの時点でラブラブカップルですよね。
逆にこっちから差し入れを持って行く、というのも楽しそうです。
「じゃオレも行くわ」と、銀河くんに何で言うかな、と苦笑します。
キツネとタヌキがなんか可愛いですね。
やきもちを焼いたところでの、銀河くんの手を取ってキス、これ強烈でした。女の子の夢ですよ…
星夜くん…なんというか銀河くんも肝太いですね。
莉花ちゃんの不安感、これは根深いですよね。しかも証明されるのが何十年も後ですから…

少女少年ドーリィ♪カノン
二人それぞれの、レミと接したくない理由…この対比は実にうまいです。
歌のテスト、「世界の果ての真ん中に一つだけの花」は大笑いしました。
レミちゃんの優しさはじーんとしますね。
奏四くん、考えてみると今までクラスメートとかにばれていないのも不思議ですよね。
オクターブ下げて歌えるってすごいですよね。高い音よりむしろきついです。
それでもばれそう、というのが厄介です。
レミちゃん、まあ芸能界にいれば脅迫とかには慣れてるなんてものじゃないでしょう。
彼女の「どこぇ言っても」がすごく実感のこもった言葉に聞こえます。
で、奥田くんに惚れてることは確定、と。
なぜ毎回作戦会議で女装するのか…はともかく。
「オレイケメンだった」の古少女漫画絵も楽しいですね。
そう、もうできるだけ早く、今すぐにでもばらしたほうがいい…それしかいえません。一秒でも遅ければ遅いほどもっと悲惨なことになります。
今の時点で悲惨ですが、それは避けられないサンクコストです。
で、「レミと奏四くんがつきあったほうが」…ここでの奏四くん、いい太鼓と言って自爆するのがすごく読んでて楽しいです。
というか、レミちゃんに、ちゃんと真相さっさと告白しましょうよ。導火線に火が這っていく時限爆弾に、放射能マークが見える…

てぃんくるコレクション
いいい…いきなりもんのすごい顔。
すんごいイケメン、それより自動車通学のほうが問題では?
スコティッシュホールド…それって猫…
学校までこの形で朝食、それもうこの学校にいることが間違いですよね。
いきなりカップよこせはすごかったです。
同じカップは店では売られていないんでしょうか?
いきなり回答予告状になったのは楽しそうです。
陶器の盾ってすぐ割れそうですよね。耐熱性は高いでしょうが。
えだまめとかいろいろ楽しそうです…で、「ドS」ってそんな雇い主の秘密を…
あっさりとカップをくれたのはちょっとびっくりしました。いいですよ、この徹底的な精神年齢の低さ…
確かに、人の目を気にしていたら何もできませんが…人の目を気にしなくても、結構何もできないものです。人間個人には何もできない、人間集団が何か勝手にやるだけだ、と今は思ってます。…一部の天才は別ですけどね。
いきなり「ホワイトデーのお返しを作って欲しいんだ」となるのも唐突で楽しいです。
西洋食器のデザインっていろいろとすごいものがありますから、実際こんなスカートあるんじゃないですか?日本の焼物もデザインに入れて。
さて、来月はこのやきもちがどうなるか…僕にはこの精神年齢がすごく楽しいです。

ハルと魔法のカギ
きれいにしたときの絵の冴えもすごいですね。武内昌美先生が原作というのも豪華!前から、原作をつけたほうがいいとは思ってました。
校内での犯罪に、こうやってちゃんと刑法を言うのは僕も一度やってみたかったです。
頼りになる幼なじみがいるというのは幸せですね。
みんなの様子が変、異常な暴力…それがいきなりファンタジーになるのはびっくりしました。
夢の中の…こういうファンタジーの衣装を見ると、現実世界の該当時代の「現実」を考証してやりたくなります。
いきなり抱きしめられて、…ヨーロッパのこれぐらいの時代に、領主の子でも石鹸なんてそう手に入ると思ったら大間違いですよ〜。歯磨きだっていつから普及したか…。
「僕が君を守る」はぞくっとしましたね。こういう、整っている印象は前からすごかったのですが。
夢だけど、夢じゃない…「あたしがホントにいる場所はあそこじゃないかな」、それってすごく多くの人が思います。別の、もっといい場所…
僕はそれは、進化心理学的なものだと思っています。常に群れから何人か若いのが抜けて、よりいい水場・狩場を探して旅に出て、大半は死ぬけどときたまいくらか、いい場所で暮らすことができたら…そうしていれば元の場所で気候が変わって死に絶えても、遺伝子が残りますから。
友だちを連れ去られそうになっても勇気が出ない、それは確かにダメを通り越していますが…いきなり恐ろしくリアルな竜の描写には驚きました。
ちーちゃんもこっちにきてしまって、そしてもっちゃんは…こちらの不良が凶暴化したのはなぜ?
いろいろ心配で胸が痛くなります。彼女に、コントロールできそうにないことがすごく多いですよ…
絵の確かさに、原作者の力量もうまくかみ合っています。すごく楽しみな作品になりそうです。

ちび☆デビ!
伊藤先生がお休みで、かわり…それもリアルと言えばリアルです。
「くらい」って、ちゃんとわかってますね。
子供嫌い、というのがすごく伝わってきます。
園長、楽しんでますね。お目付け役の伊藤先生がいないから…
動物は好きなんですね。
かりんちゃん、この早食いはすごすぎます。熱くなくてよかったですね…
そして初恋ですか…はは、再登場が楽しみですね。
小さい子ってのは信じられないほど育つの早いですから。

12歳。
エイコーと心愛ちゃん、どっちも…それが田舎者丸出しなんですが。
「帝王」…これは笑うしかありません。
東京でもそんな生活だったのでしょうか。
「オレの彼女いじめないでくれる」、もう完全に開き直ってますね、優斗くん…
「もーちょい右右」と工事までしているのは大笑いしました。
プロフ帳、というのも面白そうですが…
「一緒にきく?」のラブラブには悶えました。
頭がくっついてしまう、というのももう…だめ、腹がとろけます。
怪我をして見学していて、相手の気持ちがわかる…これもさすが花日ちゃん。
相手が教師でも「お前の確認ミスのせいで」…それが帝王ですか。
…将来が心配なような…巧妙に、上下関係の厳しいところ(運動部とか自衛隊とか)をかわすか、そういうところで潰されるか、それともそういうところでさらに出世して文字通り帝王になるか…
「さっきも今も…かっこよかった」…この目はそりゃ惚れるでしょう。
しかしこの芸能記者の卵ども…いい加減何かバチ当たれ、って思っちゃいます。

にじいろプリズムガール
いいライバルですね。仲がよくて。
他の二次審査候補者…まさかちゃんと話に出てくるとは。
一生懸命にきゃいきゃい言ってるの、すごく可愛い子です。
そしてかばって虹架ちゃんが怪我…すぐ無茶をしてしまうのが彼女の欠点かもしれません。
ロイヤル夫人のフリーダム、なんというか緊迫感をうまく消してくれて楽しめますよ。
虹架ちゃんのがんばりは、見ていてすごく素敵でした。もう何も付け加えることなんてないぐらい、すごく素敵なものを見てる、って感じで。
何も言うことなんてないですよ。
瞳ちゃん、言って楽になってしまう道を選んでしまいましたか…
痛みが怖い、よりみんなを楽しませるほうを優先できる、ため息が出るぐらいすごいです。
さて、これにみんな、どんな演技で応えるか…楽しみです。瞳ちゃんがどう動けるか、も。

ショコラの魔法
女の子はこれにはべたーってなりますよね。
バレンタインの友チョコ…考えてみると、便利ですよね。要するにチョコレート作りは楽しみたい。でも好きな人がどうとかはめんどくさい。そんな時の言い訳としては最高です。試食でたっぷり食べられますし。
女の子二人、男が入る余地ないぐらいの仲良し、ため息出ます。
それが一気に、別の高校という話、さらに「自分のことは自分で決めるわ」…すごく辛い感情、その対比が強くてわかりやすく心を動かしてくれます。
盗作問題、それは何であれ創作者には強くつきまといますね。
僕は盗作だろうと面白ければいい、と思っていますが。
紙の絵が次々と変わっていく、というのも面白い恐怖ですね。
絵にあったショコラ・ノワールが手がかりでしたか。
絵の中に入ってしまう、というのはアウターゾーンでもありましたね。
いい教師もいるんですね…そう、盗作疑惑を捏造する、というのは今後、美術の世界では真剣に考えたほうがいいと思います。
カカオが珍しく大活躍しましたね。
心だけじゃなく絵ももらう、というのも面白いです。

こっちむいて!みい子
インフルエンザというのは大変です。
うれしそうなのは、まあ一つしかないですよね。
「いつかもっとちゃんとしたの」…だめだ、机に突っ伏して震えたくなります。
みい子…何も言うことはありません。そりゃ怒りますよ。
ま、みんながどう言おうと、ケンタくんが喜んでくれればそれでいい…まったくもう。
みんなでお菓子を食べる、というのもすごく楽しそうです。
まあ、確かにお邪魔ですよねこれ…

小林が可愛すぎてツライっ!!
双子入れ替わりはよくありますが、男女まで入れ替わってしまうとは…
伊達政宗ファンの歴女は結構いますけど、最近最新の、遺伝子からの復元もあったそうで…まあ別にゲームの世界は何がどうでもいいんですが。それこそ女にしてしまうラノベすらありますし。
剣道で「明智」の名を使うって、凝ってますね。幕末三大道場。
剣道の、竹刀の使い方や防具の描写がちゃんとしています。
本当の恋を知らない二人に…このナレーションがすごくいいですね。
すごく濃い女子三人…いろいろすごいです。というかBL…
イケメンに抱き助けられる、まあなんて王道な。さらに振り向いてうっかりキス、王道にこんな応用があったとは…。
学校で、女の子の素顔…妹の真実を見てしまってさぞショックでしょう。
で、こちらの男子校…サボればいいのに。
いじめられている女の子、あの天使みたいに見えた徳川さんがいじめてる側?と、ひきこむのが実にうまいです。
竹刀持ち出しての激しいアクションも強烈な印象ですね。
顔を上げたらめちゃくちゃ可愛い、ここがまたすごい表現力。
めごちゃんのほうも、あの彼との再会…こっちは徹底的ににおいだけ、というのがうまい工夫ですね。
かなり面白そうです。それでSho-Comiにも、というのは実にいい宣伝になってますね。

新極上!めちゃモテ委員長
凛とした雰囲気の描写はさすがです。澄み切った清涼感。
褒められると調子に…どころじゃないですよね。
女装のまま、というのもなんというか恐ろしい。
男女共学で、そりゃトラブルにはなるでしょう。ToLoveるじゃないだけいいじゃないですか。
カップルのいちゃいちゃ…ええと、そりゃまあイライラもしますよね。
チアリーディング部に自分が入る、ってまあなんと言うかいつもながら強引で後先考えてない…
ハード、ってそりゃアメリカでのチアリーディングが持つ意味を考えれば…
ご飯抜いてチョコレート、そりゃまあ未海ちゃんはぶちきれますよ。
イチャイチャに未海ちゃんがいらいらするパターンも面白いです。
生徒会に恨みを持つ者…その自己紹介、すごく恥ずかしくないですか?録音してやって十年後に聞かせてやりたいです。
さて、どうやって冤罪を晴らすか…「サッカー部のユニフォームを着ていた」は「サッカー部員」とは限らないんですが、人間は印象がバイアスになったらすごく頑固なものですからね。

ロマンチックアンティーク
さて今回は、どれだけべしっと叩きつけるか…
生命のバラで、「花を見るたびワタシの寿命のコト思い出させちゃうなんて悪いわ」、この思いやりはぐっとなります。
いきなりもうべしっとやってくれました。
電車もバスも見学も全部…さすがにそれは、細工だとばれすぎてますよ。というかどうやってやったのやら。
雫ちゃんも…見ればわかる、というのもやっかいですね。
「逆恨みもいい加減に」って、葉くんもかっこいいです。
目を見て信じられないか…僕は、相手の本心がどうであっても、それすら信じられません。
自分自身を信じられない…それがいちばん苦しいですね。
いきなり突き落とされるのにはさすがに驚きました。そこまで過激な行動を…
こういう激しい悪意は、見ていて辛くなります。それをどうするか…救うのか、それとも…救って欲しい、と思います。

来月号はエリートジャックとナゾトキ姫…それに「オオカミ少年こひつじ少女」、おなじみや懐かしい名前がそろってます。
でも逆に、新しい作家が出てきてないということでもあって…ま、楽しければいいのですが。

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