ちゃお2012年4月号感想

定番となったDVDに、華やかな色合いの栞、そしてペンと充実したボリュームの付録が嬉しいです。

表紙のインパクトは、やはり無敵ですね。

それにしても、今月号は作品の質が素晴らしかったです。
中でも大震災・原発事故と正面から向き合った「こっちむいて!みい子」。どんな賞でも足りないですよ。

少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)姫ギャルvパラダイス(和央明)オレ様キングダム(八神千歳)放課後エデン(能登山けいこ)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)12歳。(まいた菜緒)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)ショコラの魔法(みづほ梨乃)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)キミのためならっ!(中嶋ゆか)次号予告

少女少年ドーリィ♪カノン
冒頭からやたらと美形。
モブとのタッチの違いの大きさもやぶうち先生らしいですね。
よだれであふれる、って僕間違ってエロマンガ買いましたっけ?
あ、こっちがあふれるんですね。
「運命を変える運命」、と言っていながら「きっとたくさんいるでぇーす」と客観視できるのってこの年齢にしてはすごい。
カラオケの空いてる部屋で曲作り、ってやってる人どれぐらいいるのでしょう。
それをボーカロイドなどで動画サイトに投降、というのは実際けっこうありますよね。すごい時代です。
カラオケでよその部屋を覗いたり開けたり、ってかなり重大なマナー違反ですよね。僕が知る限り。
まあそれから人間関係つくれる層もいるらしいですが。
カラオケショップでの、極限まで画面を白くしての二人、これがまたお見事。
ここが「うち」というのはすごい。
口止めするために「好きだ」…男子の気持ちが描かれているのが楽しいですが、吹っ飛びすぎでしょう。
「言うこと聞く」で、なんというかとんでもないことに…
完璧に優位を取られてしまった…笑ってしまうぐらい。
この男の娘の歌唱シーンは、まあ余計なことは考えなければ…
姉に蹴られているから女をある意味憎んでいる、というのもわかりやすく、先が広がる設定です。
それが動画投降サイトに、さてどんな恐ろしいことになるのやら。
とても面白い設定で、これからが楽しみです。

姫ギャルvパラダイス
いや力抜けますねこれ。
小さい頃の話ですか…
母親のせいでしたか。
今度は店の話?
花づくし、珍しくシンプルな感じですね。
色んな女の子たちの華やかな服装、見ていて楽しいです。間違っても少年サンデーにこれの男女逆転版はありません。想像したら吹きましたが。
姫子ちゃんに聞くほうが間違ってます…笑うしかありません。
失敗するから上手くなる、というのはまさに真理ですね。
おしゃれの仕方、でファッション誌というのはぶっちゃけてます。
勉強のご褒美はある意味贅沢すぎるぐらい。
マンホールの穴とピンヒール…それは大敵ですね。
というかピンヒールで、大震災が来たらどうするんでしょう。

オレ様キングダム
美和ちゃんの、突然のお誘い…テレビ局?
プロのアドバイス、っていっても結構十人十色のはず…というか、ののちゃんには「少女マンガ家仲間」はいないんでしょうか?
報酬…笑うしかないですね。
監督も強引というか乱暴というか。
で、ののちゃんを出すといったら瞬くん…これは男心ですね。
「美和は悪い子デス」とわかっている美和ちゃんがすごく可愛い。
アシスタンツの癒し、これは…作者本人の妄想…大笑いするしかありません。
原稿、と見るととっさに体が動いてしまう、というのもプロらしいですね。
黒澤くんの芸能界入りで考えてまくってたの、全部「熱でも」の一言というのもさらっとしてます。
そして…いきなり布をかぶせてキス、頭の中身まで全部わかってて、それで可愛くて好きで仕方ない…男としてはかなりダメだこりゃ。
もちろん、ドラマの世界は夢…そりゃそうです。そう、現実をドラマで丸写ししても、逆に現実がドラマのようであっても、どっちであっても大変です。

放課後エデン
だらけきった寝顔が可愛い。
同室の子との出会い、どうしてもこれから何年も、誰より重要な存在ですからね…
冷たいのもカッコいい、って美人はお得ですね。
匡太郎くんとの会話もなんだか温かみがあっていいですね。
学校生活を一コマで描写するのもすっきりしていてうまいですね。
食卓で二人、これはこれで気まずいかも。
で、プチトマトを食べさせようとしたら…この表情、男の子には抵抗できないのはよくわかります。
盗みなんですが、なぜそれを正当化できるのか…不思議ですね。
ま、誰でも何か悪いことをして、それを正当化してバランスを取ってます。それがないと冗談抜きで壊れますよ。
「大切だから続けんのがつらくなる」…ですよね。
くるみちゃんの勇気と正義感は、僕も見ていたら間違いなく好きになったでしょう。
おんぶはかなりびっくりしました!ドキドキしますね。
そしてチカの…さあどういうことでしょう。
とことん地味、でもだからこそとても読んでいておいしいです。

にじいろ☆プリズムガール
うーんうまい!何から何まで。
動かぬ証拠の連続、というか賞のことを思い出せばすぐわかると思います。まあ賞のことなんてみんな忘れてるでしょうが。
とにかく事実を受け止めるだけで精一杯…
撮影開始、二人とも華やかですね。
ここから、RIAさんの気持ちがとても丁寧に描かれていますね。
撮影中に、天性の才能は母親譲り、と思ってしまってNG…プロに徹し切れなかった…
反省しているところで虹架ちゃんが飛びついて、そこで強い嫉妬が悪感情になる、ここもわかりやすく描かれてます。
「認めることができないわ!」という叫び、それも人間らしくて共感させてくれます。
虹架ちゃんは、それも全部演技のためと思っている…この誤解もうまい。
それで、RIAさんは自分が嫉妬している、と自分を客観視し、でも感情が追いつかず、演技でそのまま感情を出してしまう…
それを、演技での感情と思ってそのまま演技に没入している、この輝きが圧倒的なほど。
それでRIAさんも心が和らぎ、そこでティアラさんの行為、それで「大切な親友よ!」と心からの言葉…見事としかいいようがありません。
暴くとかは一切考えない…「私の演技が上手くなるわけじゃない」…ライバルを潰せる弱みを握っていることも考えもしない、自分の向上だけを考えている…つくづく素晴らしい人です。
それをまっすぐ描けるこの作品、はっきりいって前作よりずっと上だと思いますよ。

ちび☆デビ!
どうしたの、って全身で言いたくなりました。
お笑いの世界は厳しい、ってこんな年で体得することないじゃないですか。
べんぴ、ということでこう深刻になる、というのも子供の場合ありますよね。そして女性にとっても。
本来男性にとっても、ですがあまり気にしないでしょうか?
おまるにみんなが見てる前で座らせて、「がんばれ」「おもいっきり」…どんな刑罰ですか。拷問だったらなんでも吐きますよ。
どうやって治すか…
いろいろと大変ですね。
ヨーグルトと納豆、確かに効きますが。
納豆嫌いは僕と同じですね。仲間仲間。
頭に納豆、というのもまあよくあることでしょうが、大笑いです。
いっしょう、でわらっちゃほのかちゃんの気持ちもなんだかわかるような。
何がよくて出たのかは誰にもわかりませんよね。
すっきりして楽しそう…健康オタク、というのも楽しいです。
子供の体の一つ一つにみんな一喜一憂、泣きたいぐらい素敵です。

こっちむいて!みい子
…呆然とします。ここまで真摯に、あの大災害と大人災に向き合い、そのすべてを一番小さい子供たちに伝えつくすなんて…
福島から…テレビの向こうの話が、それだけで今の現実になる。
いきなり「ほうしゃのうってうつらないの」と、最も重要な問題に…
そう、言うな、と言ったら余計気にするだけです。
先生の話に、僕にも補足させてください。

まず「放射能」とは何か。
最初に発見されたこと…机の引き出しの中で紙に包んでいた写真乾板(フィルムの古いもの)の近くに、ある鉱物を置いていただけで、乾板が感光しました。
電灯は、電気を流すと光を出します。紙に火をつけると燃えて光を出します。でも、電気も火も何もなしで、鉱物だけが、紙を貫くほど強い、目に見えない種類の光を出したのです。
それに、もう一つつけくわえて知るべきことがあります。「すべてのものはいろいろな原子からできている」。
ものを果てしなく小さく割っていくと、最後には簡単には割れない原子になります。その原子にはいろいろな種類があり、多くの「もの」は原子が組み合わさった「分子」が最小単位です。
原子は種類ごとに名前があります。水素、酸素、鉄、銅、ウランなどはそれぞれ原子の名前です。
水は水素と酸素。その、酸素にある形で酸素がふたつくっついた「分子」が水の最小単位で、酸素原子だけ、酸素原子だけでは「水」の性質はありません。
他のあらゆるものも。空気は窒素と、炭素と酸素と、水、その他。人間の体も水素・酸素・窒素・炭素・鉄・カルシウム・ナトリウム・燐・硫黄・・・。鉄はそれ自体が原子の名前の一つで、たくさんの鉄原子と、炭素原子やニッケル原子、バナジウム原子なども少し混じっています。銅も原子の名前で、十円玉には錫が、五円玉には亜鉛が混じっています。百円玉はニッケルが主です。
原子が単純な数、決まった形で結びついてできた分子になり、それが集まったものが、人間の体も含めたあらゆる「もの」です。
原子の大半は、そのまま置いても変化しません。でも、いくつかの種類の原子は、放っておくと一定の確率で、別の原子に変わります。その、原子の種類が変わる時に目に見えない強い光や、高速のごく小さな原子のかけらを放ちます。定期的に、自動的に引き金を引かれるロシアンルーレットのように。
その、強い光や高速の原子のかけらが「放射線」で、そのようなものを出す性質のある原子でできたものには「放射能がある」といいます。ロシアンルーレットで言うなら、放たれた弾が放射線、銃が放射能です。
炭素や酸素など安定な原子と基本的な性質は同じですが、ほんの少しだけ重さが違い、放射能がある原子もあります。
その、光が強いというのはまぶしいとは違います。むしろ色と同じです。虹の七色が赤から青、紫になり、さらに紫外線、エックス線…となっていきます。そうなると、原子が結びついてできた分子を壊す力になるのです。日光に当てたハンガーのプラスチックがぼろぼろになっていくように。
最初に言った、勝手に写真を撮ってしまう「光る石」の、小さなかけらでも体内に入ると、それが光を出して、体の細胞を目に見えない細かさで日焼けのように壊し、それがガンになるのです。
ちなみにどんなにまぶしい光でも、その強さがなければ、熱くすることはできても原子や分子を「こわす」ことはできません。拳銃を何万発撃っても戦車の装甲は貫通できないけれど、対戦車砲弾なら一発で貫通できるように。
その放射能がある物が出す放射線はとても強い光で、熱にもなります。だからそれを利用して、お湯を沸かして電気にしようというのが原子力発電であり、爆弾にしようとするのが原爆です。ものが燃えることよりずっと、小さい燃料から莫大なエネルギーを得られるのです。
ですが、お湯を沸かすやかんでやけどするように、高い熱を出す放射能燃料を用いていると、事故も起きます。今回は、大地震で故障しました。
本当はちょっと壊れても別の何かでどうにかなる…自転車のブレーキが前後二つあり、前が壊れても後ろで止まれるようにするべきなのですが、そうしなかったのです。
なぜなら…原爆の影響があり、原子力発電は絶対だめだと言う人がたくさんいました。それは宗教と同じ、とても強い心の力でした。逆に原子力発電をやろうというのも、宗教と同じ、強い心の力、金の力でした。
その、二つの宗教同然の集まりが争い、勝った「原発作ろう教」の人々が頭に血が上った状態が普通になって仕事をしたので、ちゃんと前にも後ろにもブレーキをつけよう、ではなく「絶対大丈夫だ、地震なんて起きない」で押し通してしまったのです。
それで、巨大な風呂釜が壊れて、燃料がたくさん漏れました。
その燃料はとても細かい原子になり、水や空気や土に混じりました。もちろん、火力発電も壊れることがあり、それで燃料が漏れることはあります。それも毒になります。
そう、放射能も石油も、燃料であり毒なんです。
ただし、違いはあります…石油は、自然界の細菌が分解できます。酸素と炭素が結びついている分子なので、結びつき方を変えればいいからです。
でも、原子の種類そのものがヤバイ放射能燃料は、細菌にはどうしようもありません。砒素や鉛が、原子の種類自体で毒であるのと同じように。
さらに、広島や長崎の原爆でも、助かった人たちもたくさんその放射能燃料の、やばい種類の原子や強い光を浴び、病気になって死んでいった歴史があります。その恐怖が、日本人や人類全体の心に、とても強く染みついています。
人間は、サバンナのころから、知っている恐怖は限られています。ライオンなどに襲われて食べられること。ご飯が食べられないこと。病気が流行って次々と死ぬこと。子供を産もうとした女が死ぬこと。仲間のあいだでケンカがひどくなり、群れが壊れること。仲間はずれにされること。「敵」の人間に襲われて殺されること。
そして、「汚い」ことと「伝染病」の関係は、昔からなんとなく感情で知っていました。人間の奇妙な心は、その、「汚い」=「伝染病」=「怖い」を、ライオンやケンカの恐怖とも結びつけてしまうのです。
そして、原子の種類、毒でしかない放射能と、伝染病を区別することが、人間の感情の部分はできないのです。
それだけでなく、「エンガチョ」とかも当然知っていると思います。いじめもそうです。人が、「汚れている」という感じを持つと、それだけで人はその人を群れから追い出し、叩き殺したくなるのです。それが人間のとても自然な心のあり方で、サバンナでは正しいことも多かったのです。
それこそ通り魔に殺された人の家族すら、感情の深いところがなんとなく嫌ってしまうことすらあるのです。
でも、自然な感情だからいいとは限りません。自然でも、それに抵抗しなければならないのです。
放射能は、ただの「毒」です。感染リスクは全くありません。
それでも、人はうつってしまうと思う、そのことを自覚して、抵抗してください。

さて、本編の感想に戻りましょう。
明るく迎え入れる女の子たち、いいですね。
明るく楽しんでいるのも素敵です。
「もとのところ帰れない」…そう、たぶん半永久的に帰れないでしょう。チェルノブイリ同様に。
校庭の宇宙基地、それが今は…友だちともバラバラ。
そしてこの悪夢。いつこうなるかわかりません。関東全域避難にならなかったのは、単に運がいいだけです。
みんなで、よくもまあこんなステキなところを見つけたものです。
この話は全国でたくさん起きているんでしょう。
ただし、「いじめ」になる話もたくさん…人間はいじめが好きですから。
なんというか、これほどまっすぐに、幼い読者たちに全てを伝えてくれた…感謝と感動で言葉が出ません。

12歳。
おそろしくすっきりした絵に、まだまだ成長中なのがすごい!
女子ぶってるといわれ回って酔う、この掛け合いがいきなりすごく楽しい。
女子総選挙…ありますよね。
心愛ちゃんのストレートなアプローチと表情の豊かさが楽しいですね。
で、トイレでの二重人格…女子怖い。
リコーダーでどうすればそんな音が、僕も失敗してました。親指失敗するとミスはありえます。
先生同士のキスを見て、つい自分たちもキスしてしまう…この場面の印象は圧倒されました。
キス自体は水たまりに映って…しびれましたよ。
ふつうにする、という自体難しいですが。
脳内会議も楽しいです。
素直な気持ちがまたドキドキします。
女子菌…ため息しか出ません。
わざと失敗する、というのも陰湿というか…ため息。
「何したかわかってんの?」…ものすごい恐怖ですね、これ。
高尾くんの勇気もすごい。こうしてからかわれることがわかっていて…もしかしたら、二人が悪者になっただけで終わったかもしれないのに。これが「ちゃお」じゃなくて「なかよし」だったら、死後地獄行きが確定するか、生まれてくることを後悔するようなことになっていたでしょう。
キスの連呼、これも出ちゃいますよね。
…それに「もうしたから手ーだすな」…すげえ。男だ。
いや…本当にすごすぎます。何から何まで。
とんでもない技術…これほどすごい作家になるなんて…

ナゾトキ姫は名探偵v
これまた大人気シリーズ!
今度は怪盗ですか。…そのうち「黒の組織」に狙われなければいいのですが。
怪盗って、今の警備システムでは不可能に近い気がします。
アンティークジュエリー、いいですよね。
「デートする?」にあっさり「は〜い」って、男と思われてない?
シンデレラの靴、というのがまた素晴らしい。
当然のように協力してしまう…現実には決してありえない、探偵もののお約束。ありえないからこそ楽しいんですよね。
この岡町氏のキャラクターも見ていて印象強いですね。
人の力では割れない強化ガラス…今はそれを割れるタングステンチップが入った車載ハンマーがどこのホームセンターにもあります。
鍵がある時点でいくらでも合鍵は作れます。
盗まれた、これは…屈折率トリックの可能性もありますね。
そして多すぎる警備員…これは逆に指揮系統が崩れたら邪魔です。
靴音が違うから、と捕まえても煙で、この変身のすばやさはセイントテール並。
月の光が秘密を知っている…月を利用してみれば、靴と時計の共通点とか、靴が実は時計だったとか?
いつのまにかすっと隣にいる、これはカッコよかったです。
つかまえようとして、胸が「フニッ」…女性?
なんというか、こういう話になるとは思いませんでした。

ショコラの魔法
厄災が死に至る、ってひどすぎますよね。
代償は、隼人くんの存在そのもの…それは重い…
彼を助ければ自分が死ぬ、これまた重い決断です。
死神のえげつない目は見るたびにぞくっとしますね。
覚悟を決めて、運命をやり直したはず…それでも、彼はそれすら弾くほど気持ちが強い…
二人とも死なせない、本来は不可能だけれど…そんな逃げ道があるとは。
寿命もまっぷたつ、というのがまた…知らぬが花ですね。
八十五と十五ぐらい、五十で二人とも死ぬと…子供がいたら大変ですが、子供なしで…交通事故か火事、または一方が急死しもう一方も後を追うように病死、といったところでしょうか。
確かにうまくやったものです。しかしやっかいな敵を作ってしまいましたね。

ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
正直言って、中身のない悪につきあう精神エネルギーがない…それだけです。
いつもは同じ子供向けでも、ちゃんと内容のあるいい話が描けるのですから、さっさとこの話は打ち切って再開してください。

キミのためならっ!
そりゃ男から見たら気色悪い寝ぼけですね。
三人暮らしって…というか「来ちゃった」をやってのけるとは。
ちなみに、「きちゃった」は一文字加えるとえらいことというかめでたいことになります。
それに兄まで押しかけるって、親とか法律とか常識とか警察とか全部ぶっちぎってますよね。
静兄、料理上手すぎ…というか費用かかりすぎ。
姑っておいこら。
そして風呂で包丁を研ぐ、ってもし兄もおしかけてこなかったらそっちのほうが大変じゃないですか。
布団で縛り巻いているのはさすがに大笑いでした。
外で泣いてる、というのも爆笑。
資格ばかり言う冬牙くん…見ている静…
この三人暮らしが長い、というのがある意味すごい話です。
で、残業しろ…これは書店バイト経験がある身にはまさしく悪夢。
そして本のタイトルが凄まじい。…これ合計いくらだ…
火事、となると即飛び込む…本当は間違いですが、こうできなかったら男じゃないですよね。
火事じゃなくて…うわあああああああああ恥ずかしい。
でもま、そりゃ人の家押しかけて火事出したら…想像しただけでもぞっとします。
結局、容赦なく関節技で「思いあがるな馬鹿ガキが」…wら得るオチです。
また続くってどんな風に続くんでしょう。

来月号は環方先生の動物ものに新人読みきり…どちらもとても楽しみです。
今月号みたいに、読んでいて楽しい作品が多いことを願っています。

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