ちゃお2011年7月号感想

バッグは実用的でセンスがいいですね。派手じゃなく明るいのがいいです。
ナゾトキブックは各作品のよさがでていて、見ていてすごく楽しいですよ。

「なかよし」はこの状態で増刊を減らし、「ちゃお」はさらにホラー増刊、とことん勢いが違いますね。
何より読んでて楽しい、とそれが最強です。

オレ様キングダム(八神千歳)わざアリっvきわみちゃん(もりちかこ)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)トライ/アングル(久世みずき)姫ギャルvパラダイス(和央明)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)プリティーリズム(藤実リオ)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)わがままなツバサ(中嶋ゆか)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)恋×カギ(能登山けいこ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

オレ様キングダム
やっと新展開というか。
本屋では時間を潰すのではなく、最も有効な時間の使い方です。僕もずっと本屋で暮らせれば最高という人間です。
夜は、って編集部は?あ、ちゃんと打ち合わせが終わってから食事して帰ると。
結局二人も呼ぶって、未海ちゃんがいたら天誅が下るところです。
女性陣のそわそわは見ていてとても楽しいです。でも出版社には別に応接室があり、一般社員と作家の接触はないところも多いのでは?
いきなりイケメン…丸一ページというのも贅沢です。
で、なぜついてきているのか。
輝くんが本性だしまくりで遊んでいるのが実に楽しい。
トゲを笑って返すから「お友だちになれるかも」というのも苦笑します。
一々遊ぶのは、見ているだけなら楽しいですが僕個人は、百メートル以内に近づきたくないです。
「しかしまわりこまれてしまった」がなんだか楽しい。
「君がかわりに遊んでくれるの」…違う意味ですごいことに。
輝くんが唯一対抗できてますけど…ドSがわかるとは、こっちもかなり怖い。
このキスへの流れは抜群に素晴らしかったです。
輝くんが白馬くんにあっちを向かせているのもいい配慮、偶然か知っててかはどっちとも取れそうですが。
で、うわあああ。
読者にとっては楽しいことに、でも…はてさて。

わざアリッvきわみちゃん
女三人集まれば姦しいというのに、確かにこの三人は…
確かに漬物作りはとても女の子らしいです。手芸どころか服を作ってる…
この隠し通路はいろいろと便利すぎます。
「いくらかかったんだろう」というツッコミがうまい。確かに人の家に地下室掘るより、小さいところを買うほうが安い可能性はあります。
舞踏会というか今は…それ、宝塚の衣装に近いんじゃ…あとその戦闘服、どんな筋ですか。
もうツッコミ疲れました。
女の子が感情的になるのは、男の子にはまったく理解できない世界です。
うまく謝れない二人、さてここで何が助けてくれるか…まさか陽くんがこんな形で出てくるとは!
どっちかが悪いかどっちも悪いか、というのがいいですね。
こんなに人を信じられるって、よほど運がいいのか…
「そんなに好きか?」という超絶ラブ会話、先ほどのオレ様キングダムでのキスシーンより体が暑くなります。
事故で記憶が飛んで、それで…いきなり嵐?
さてどんなことになるのやら。

にじいろプリズムガール
どうなるかと思ったら、透也くんが最終兵器でしたか。
監督とかもこういうときは面倒ですよね。「次の撮影にはちゃんと来てね」と言ってくれるのが嬉しいですが。
きちんと話をしたい、と思えるのが若さなんでしょうか。
ここに顔を出すのって、美麗ちゃんから見ればほとんど追い討ちにしか思えません。
いきなり「歌うまい」と褒めちぎる、人は褒められることが好きですから、反感がいくら強くても嬉しいでしょう。
言い訳…でもその犯人は美麗、だから罪悪感が余計…悪意よりきついですよね、これは。
さらに共演者として…呼んでくるスタッフも余計なことをするものです。
というかこれらの行動は、虹架ちゃんにもいるはずのマネージャーの許可は取ったのでしょうか?
さらに落ちてくるライトからかばって、これもものすごい事故ですよね。
落下物の質量だけじゃなく、高速で飛び散るガラス片の危険は凄まじいです。
みんなでドラマを作っている…善すぎる存在、そりゃ押しつぶされますよ。
それで、ひっぱたかれて、まあガンダム世代にはとても懐かしい台詞ですね。あ、僕はガンダムとはやや無縁です。ファースト見てません。結果的にヤマトとガンダムの間に挟まっていろいろ見損ねたような感じです。
落ち込むのはまあそりゃまあ…間違ってないから、とするしかないでしょうね。
彼女が、そして読者たちが、間違っていなくても悪い結果はおきうると学ぶのは、もっとずっと先でもいいでしょう。まだ小さいうちは、正しいことの力をしっかりと学んで、まっすぐに歩き始めなければ…最初から歪んでいてはどうしようもありません。
僕はこれでいいと思います。まっすぐやってください!

トライ/アングル
久世先生のさわやかな温かみがよく出てますね。カラー扉からすごく期待させます。
告白したら「女だったんだっけ」…うわ…
で、恋とスカートが消えて、すごいことになりましたね。リアル宝塚って…
放っとけない、でいきなり強烈な飛び蹴り…あ、ちなみに頭部への蹴りは普通に命に関わるので真似しないように。目的が殺傷でも、実戦では腰より上への蹴りはリスクが高すぎるので控えたほうが賢明です。
「戻れないところまで行ってるわ」…まあたしかに、「なぐさめてあげたかった」というのはやばすぎる発言ですしね。
売られたケンカは勝つまで諦めない主義…桜木花道と出会わないことを心から祈ります。どんなことになるのか想像したら楽しすぎるので。
自分が追いかけまわされていれば泣かされる女の子が減るからいい、と。
そこでばったり会ってしまって、というか普通は相手を男の子と思ってだったら、こう壁に押しつけるやり方はしない気がします。
あ、部活サボってたんですか…
それでちょっと惹かれている、その感情の揺れが絶妙です。
「亜貴は女だよ」と言うまでの時間がいろいろと長すぎましたね。
誰か教えなかったんでしょうか…面白さ優先?
それでいきなりの告白に再会、すげえ!
もうここまで何もかも…来月号はバスケ勝負でしょうか!ガンガンやってください。
こんな楽しい第一回は年単位のめったに出会えるもんじゃないです。

姫ギャルvパラダイス
あれ、子供?
とちおとめ様との浴衣デートとはなんて贅沢な。
恭ちゃん…今回はどんな災難に巻き込まれるのでしょうか。
男らしくない男は嫌い、確かにアメリカの軍や刑務所、というか学校すらゲイフォビア+マチズモは凄まじいものがあるので、多分殺されるでしょう。
男の戦いが金魚すくい、というのも苦笑しかしません。
盛る…といわれればこうなりますよね。食べ物がもったいない。
で、なぜいつのまにかカップル状態なのでしょう。あーあ。
今度はボスギャル、どんなことになるやら。
帯に鎖、という感性は日本にあったでしょうか?多分ないと思います。
刀の提げ緒、太刀であれば黄金造りにあった気もしますが…僕自身の知識の乏しさもありますが、和装と鎖は根本的に相性が悪いような。
今度は黒ギャルと白ギャルの対決ですか。
恭くんってこういうときに優しすぎるのが…
「人は群れると気が大きくなって」って僕が言うようなこと、というか主人公のはずの姫子ちゃんの立場が弱すぎるんですが。
天の川ウェディング…これから恭ちゃん、どうなるんでしょう。本気で心配です。
というかまた相手が男だと忘れてた?
このまま恭くんが、男主人公としていろいろ活躍するんでしょうか。

ちび☆デビ!
相変わらずとことん楽しいです。
あの子たちがまた着ましたか。
パパ役がどんな人だか、それがまた楽しみ…
二人きりがいい、それでまおちゃんと遊んで、この優しさは両親がいいからでしょうか。
「まおちゃとけっこんすゆ」でほのかちゃんが焦るのは見ていてとても楽しいです。
今も同じ焦りを感じてる、保育園の男の子の母親って結構いるのでは?
幼児の会話に本気で焦ってたら…見ていたら笑うしかありません。大人気ないにもほどがありますし、ちよちゃんはこの年でもう徹底的に女なんですよね。
バチバチが怖くて泣き出して、真さんが叱って反省して…真さんがストレス解消に焼けてくれる、なんていい夫、父親でしょう。その後の「いつもとちがうほのかが見れて」というフォローもいいですね。
ちよちゃんのパパ役…すげえ。いろいろと。
これは納得するしか…ここまでラブラブ夫婦だったら…笑うしかないです。
どんな馴れ初めなのかも見てみたいですね、この二人。
最高!これ読んでる時間が一番幸せかも。

プリティーリズムオーロラドリーム
藤実先生のいい面…華やかさととことんわかりやすい表現力…がすごく出ていますよ、この作品。
まずテーマを大切な人のために、と絞って…
りずむちゃんの登場はすごくパワフルでした。初対面の子にいきなり抱きつくように…
キラキラした人たちのためにできることがある、ってすごく嬉しいですよね。
ちゃんと本を手にして勉強するのが偉いです。学び方を知っているだけでも何をやるにも全然違いますからね。
サングラスを外さないと誰だかわからない、というのもリアルです。
好きすぎるからありそうな服を…イメージを考えて、とすごく丁寧に作って…
残念な結果でしたが。この発表の仕方はすごくドキドキさせますね。
デザインはよかったけど、「あいらのために考えた服とは」…こういう精神面を問われると、最悪の場合際限なく自分を傷つけて自壊するので危険なんですが。
さて、うまくそれを踏み台にして次に羽ばたけるか…

ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
いきなりすごいサービスで。
確かに浮かれてますね、二人とも。
この妄想はとても楽しいです。潮くんは絶対やらないでしょうが。
中学時代の彼女…はは。
バッグから鍵を出すのに時間がかかる、確かに本末転倒ですね。
まあ軍のように、誰が死んでもすぐ装備を残った人で分配できるよう、どのポケットに何を入れるか全員決まってるというのはちょっとやりすぎですが。
バッグインバッグはとても便利です。透明バッグに合わせた使い方なのは今月号の付録に合わせてですね。
それでパーフェクトな、とそりかえって…ここからの動きはびっくりしすぎました。
頭を打って…すごいことになりすぎです。
拳でコンクリ壁を砕くのは人間には不可能です。何か持ってますね?メリケンサックをつけている様子はないので、刃のないプッシュダガーのようなものを、なぜ持っていたのでしょう?
あ、地震でとことんひびだらけになっていたところをうまく狙ったのでしょうか。
女に痛い思い…最低通り越してますね。
潮くんたちもいい騎士ぶりですね。でも記憶喪失は深刻で…せっかく抱き寄せてくれたのに。
ま、すぐ病院。まあこっちの未海ちゃんも充分魅力的ですけど。いつもと違うサイドテールとか。

わがままなツバサ
入るはずだった学校の文化祭…それは切ないですよね。
助けることもできない…それほど悲惨な拷問もないですね。幽霊が狂っていくのも仕方ないでしょう。
この静かな会話もとても魅力的です。
友達になりたい…パートナー、でも目的があってのことでは?まあ、目的のある関わりが全て友達じゃない、というのは…どうかわかりませんが。
気持ちを伝えたい、とそれだけがあふれ出してくる、というのは見ていてたまりませんね。
「楽しそうだな」という冷たい言葉…背を向けたがっている、というのがまだ未熟ですね。邪悪であれば協力するふりをするでしょうし、本当に感情がなければ何の情もなく…
階段での会話がすごく胸を打ちます。
文化祭での火事は確かに危険ですね。
普段と違い火気を使う飲食店が多く、燃えやすい紙や発泡スチロール、ガムテープなどで満たされる状態に…考えてみれば背筋がぞっとします。
もっと考えてみれば不思議ですよ、無免許の子供が運営する飲食店が大規模な食中毒を出したことがない、ということ自体が。
ニコに呼びかける叫び声、その抱き寄せる仕草の淡やかな温もりが素晴らしい。
あ、自分の姿も見せてしまって…
で、天国に帰ったら…まあどんな目にあうとわかっていても、同じ状況になったら同じことをするでしょう?なら黙って怒られましょう。

ナゾトキ姫は名探偵
リボンとメガネを外した瞬間の華やかな美しさは見事です。
大人の協力が必要、というのはよほどですね。
ライトに照らされて怪しい影、そりゃたまらないですね。
しっかりと「もう一つ極秘の捜査」…
煙を出すだけなら、別に魚を焼く必要はないでしょうに。七輪に雑誌でも、やや燃えにくいけど火が消えないように置けば…
魚を焼く煙は区別できます。
あっさりと人を飛び越えて一撃、この身体能力すごすぎるんですが。
落ちたのが熊、というのもすごい偶然…だとしたら毛や血液で容易に判定されるはずです。
確かに高校生に捕まえてもらった、というのは怒られるでしょうね。
それにしても、トイレはどうしていたのか…ビニール袋に入れて深夜降りて流していたのでしょうか?二カ月間潜み続けらたというのもすごい話です。
外に逃げることを考えなかったのは…
まあとにかくカッコよかったし、人死にも出ないのはほっとします。

恋×カギ
そ、そりゃ…よかったな、と言うしかないでしょう。
お互い本当の気持ちをいえない…地面を蹴って転ぶのもわかります。
同じ学校の制服で、これからも昴くんのそばにいられる…ささいなことから、胸が痛くなるような思いです。
二人それぞれの、深い悲しみがささいな日常から丁寧に丁寧に描かれていて、すごく伝わってきます。
昴「ちゃん」…女の子と思ってた?
兄もただ勝手なだけじゃなく、やることはやっていたというのが意外です。
猫を通じて、思いが通じ合う…強すぎる思いに、つい行動してしまう雛子ちゃん…怪我がなくて何より。
このまま連れて逃げる、っていつもずっと思い続けていた、ため息しか出ません。
こういう選択があった、というのがすごく嬉しいです。
約束する、縛らないために別れる、その二つだけじゃない…自分から何度でも伝え続ける…
一瞬鍵を取り上げて、指輪!胸がいっぱいになります。
すごく素敵な作品でした。もうなにもかも、隅々までいっぱいいっぱい輝きに満ちていて…

こっちむいて!みい子
また厄介な問題ですね。
僕も結構見てたんでしょうね、堂々と見るほうがまだよかったのでしょうが。でも、「見ないふりをしていたい」「でも見たい」が、男子という生き物です。
むんなブラをつけている、そして見てみたら結構胸がある…
母親の反応を先読みして悲しくなる、というのもよくあることです。
ちゃんと言い出せず、ここで母親が二人で話すということを選んでくれたのがすごく嬉しいです。
若い店員の無神経な言葉、慌ててフォローする年上の店員、この対照が実にいいですね。というか恨まれて二度と来ない客が一人増え、最悪悪評を流されるより、こうして何か売れるほうが店にとってはプラスです。
それぞれのペースで、がんばれ。
その点男子はそんなイベント…まあ別の問題が…ジャンプやサンデーには、そういう男子側の問題を扱う漫画は絶対に連載されませんよね…不公平だ。

来月号、アニメ三連発とは。どれも本当にアニメ化するのは無理なんでしょうか?むしろこちらのほうが実入りがいいとか?

ビンク子inホグワーツまほちゅーはどんな話になるのかも楽しみですし、ショコラも安定していますし、安心して読めます。
これで新人の読みきりまで求めたら贅沢すぎですよ。まあそれもつくなら千円僕は払いますけど。

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