ちゃお2009年4月号感想

付録が箱入りなのがすごくパワーを感じます。
二色ボールペンはシンプルでいい感じもしますが、問題は両翼…これは子供向けでは鋭利とさえいえる代物です。名銃AK−47の唯一の欠点が、引っ掛かりが多くて怪我をしやすいことというぐらい実用品には「引っかかり」が重要なのでは?いや、戦場で使う銃より普段使う文房具のほうがそういう安全には配慮してくれないと。
カラビナは拳につければ殴るにも使えそう…そういう使い方もできてしまう、ということは意識してください。

別冊付録の読みきりはどちらも壊れるぐらい甘くて素敵でした。
逆側からのレッスンもかなりいい内容でしたよ。

新連載などがんがんあってすごく豪華です。
ベテランも活躍していますが若い人もどんどん活躍しているので活力が違います。
今月号は少し異色のゲストもいますが、それも面白いです。
「ちゅちゅ」との連携を強めるのでしょうか?これまでは篠塚先生の作品が「ちゅちゅ」に出ることはありませんでしたが、篠塚先生を含めたトップスターたちが遠慮なく「ちゅちゅ」に出ていますし、今月号には「ちゅちゅ」からのゲストが来ていますし…

あの日、ひっかかったもの(森田ゆき)ぜったいプリンセス(葵みちる)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)オレ様キングダム(八神千歳)きらりん☆レボリューション(中原杏)神様のリング(小原ショウ)くまップリ(竜山さゆり)とんでる!ポニーテール(もりちかこ)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)メイドじゃないもん!(いわおかめめ)バンパイアのおきにいりv(くまき絵里)7.5センチ!(七島佳那)ウルトラはなまるZ組!(小坂まりこ)いっしょにかえろ。(環方このみ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

あの日、ひっかかったもの
この髪は僕にはすごく豪華に見えるんですが、実写だとうっとうしく思えるのかも。
小学生男子がからかうのは事実上なんであってもですよ。
ぶつかって髪が引っかかる、これは結構男子にとってもおいしいシチュエーションです。
確かに抱き合っているようにさえ見えますが、髪のことをからかわれているとしか聞こえないのがなんだか…。
髪をちぎるのは人間の指では事実上不可能では?スチールワイヤー以上の引っ張り強度を誇るのに。
いきなりひきずられて髪の毛の手入れをしてもらう…名前呼び…この男子もえらく大胆というか人見知りしないですね。
それで毎日専属美容師、というのもすごい関係ですね。「傷モノ」も苦笑します。
なんというか…仕事ではなしに異性に髪をいじられたり化粧をされたりするのはえらく官能的なことだそうで。
それを毎日味わっているとは幸せな…でも男の立場で言えば、好きな子の髪を毎日いじれるのなんて天国ですよ。手が好きな子の髪にかすかに触れただけでしばらく幸福感から抜けられなかったものです。
お礼にキャンディーというのもいい関係ですね。
同窓会でばたばたするのも…なんというか先読みしてしまうからこそ楽しいですね。昔からかってきた男子が…とか。
服まで…うわあ。
妹の可愛い言葉ときたら…。
お姫さま、というのもうまいイメージですね。というか親とは会わないんですね…ふふふ。
そしてナンパで助けてもらうのもキャーッとなりました。ここで抱き寄せたり、とことんスキンシップに抵抗のない男ですな。
「オレ以外のヤツに」にはキャーキャー叫びたくなりました。
そしてまだあやふやな思いで教室に入ったら、他の女の子の髪を…うぎゃああ。
その喪失感に近い心の穴が、単純なコマ割からすごくよく出ています。
最前の先読みどおりになって、小野坂くんがボタンを引きちぎって…この男子のウザさもお見事。
「おまえの髪さわっていーのはオレだけに」という台詞もしびれました。
背中から抱きしめるのもすごく甘いです。
そして「別に何もしなくてもかわいんだけどさ」とか、甘々台詞の嵐も…このバカップルの日常が目に見えそうです。
ラストの「かわりに…」もぶっ倒れました。
いや全身の力が抜けるほどの甘さを存分に堪能しました。

ぜったいプリンセス
葵先生の一番いいところがしっかり出てました。
冒頭から全財産65円と豪快な話ですね。
でも学費とか家賃とか携帯基本料とか電話基本料とかNHK受信料とかガスとか電気とか水道とか市税とか…暴れたくなるようなものがあなたの知らないところでかかっているのでは?
セレブ校を見て切れて、とんでもないきっかけもあったものです。
というかこの男子の反応がすごすぎます。
友達の姉から一式借りるとか…恐ろしいことをするものです。というかなぜ制服が、という気もしますが、多分実家のどこかに僕の中高時代の制服も眠っているでしょう。
わかってるけど制御できないのが恋心というものですよね…。
その一番すごい人に…いきなり「あたしと楽しいところに」には、なんというか座ったまま読めないです。走り回りたいというかものすごい運動衝動が突き上げてきます。
十年後の人生には…そういう立場の人には絶対必要と言っていいですね。海外のエリートもそういう教育を受けていますから、その人たちについていかなければ…
悲しそうな顔に反応して強引に誘う、というのはすごいEQの高さを感じてしまいます。
ゲームセンターが初めてというのもすごいですね。
「ウソと女性に手をあげる人は」は強烈なカッコよさでした。
この素直すぎ、世間知らず過ぎる性格はどう育てればこうなるのやら…
ウソ、という言葉に縛られて苦しいけど会いたい、というのがまた楽しいです。
「きっと海都は」という言葉もすごく素敵です。すごくよく人の心が見える子だな…と。
そしてパーティで真相を暴かれ、もろにシンデレラになるのが素晴らしい!
「あなたのハートをください」という言葉にはもうのたうちまわるしかありませんでした。
なんというか二人ともすごすぎるキャラでした。すごく血が燃えましたよ…蒸留酒みたいに。

ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
なんというか誰もが少しずつ悪くていらいらします。
廃部承知でやめるというのも嫌がらせに思えます。
じゃん、と人数がそろってしまう…この決めポーズの豪快さは笑うしかありませんでした。
男の娘はやはりこれくらい可愛くないと。
問答無用でシンデレラが未海ちゃん…ここの表情が可愛いです。
「ごめんなさい」と言えないのは非常に深いレベルの人間不信だと思います。謝れば許してもらえるという考えは甘いかもしれません、でも謝ってもどうせ許してもらえないだろうから謝らない、というのはもっと困ったものでは?
ここでの未海ちゃんの圧力はすごいですね。「素直になるのはモテ子の基本」って、だったら素直に潮に告白しろといってはいけないでしょうか?
後から海里くんが見ているのもいいですね。
「のぞいちゃおっかな」「こらっ」が男としては楽しいです。
未海ちゃんのシンデレラ姿はさすがに素晴らしいです。潮くんが魅せられてしまっているのもうまく描いていますね。
二人のめちゃモテ委員長のコンビ攻撃はかなり怖いです。
本当に謝りに来るとは…
直截な告白に、なぜすぐはっきり言わなかったのでしょう…

オレ様キングダム
冒頭の怪談じみたシンプルさがお見事。メガネっ子なのもポイント高いです。
学校一のイケメン男子を拝む…なんというすごい趣味。
そして三人にマンガを描いていることがばれてからの、三人の親しみやすい態度が…なんかアイドルらしいですね。そうかこの作品はアイドル番組と思えばいいんだ。
キスシーンを再現してみようか…には死にかけました。たちの悪い冗談もあったものです。
担当さんも素敵です。
黒澤くんが寝ていて「寝顔もイケメンv」には頭抱えました。
メガネを取るのはもったいない気もしますが…描く側の面倒くささを考えればしかたないかも。
デートを断ることで白馬くんが本気になる、というのもわくわくします。
というかこれは他の女子には殺されそうです。
いやなんというか…豪華ですね。

きらりん☆レボリューション
まさか本当に終わり?
ちゃんとアイドル活動に戻れたのは何年振りかという気がします。
こんな大声でデートの約束、絶対他の人に聞かれてますよね。
というか照れすぎ。
遅れて「かわいいんじゃ」って普通のデートですよこれは。
本当に百個食べてしまうとは…
「クリームついてる」のラブラブにはとろけました。
食べ終わってそのまま解散か、と思わせてまた「どっか遊びに行く」…ここの落としてから上げるのはやられました。
ファンに見つからないって無理では?
好きな人と一緒だと楽しい…そんな感覚、もう二十年以上忘れているんですね…
思い出の海辺で告白、しようとして転びかけ、受け止めてもらって…そのまま抱きしめられるのはもう気絶しそうでした。
ついうっかり、だったのでしょうね…ここでしっかりきらりちゃんが告白して、宙人…結局告白には答えないのかい…
次で本当に最終回でしょうか?それともまた新展開?

神様のリング
どうかご無理だけはなさらないでください。
絵の感じとかもかなり化けた印象があります。本来の魅力をそのまま進化させたような。
冒頭にアップがないのにすごく迫力がありますね。
海の見える高校なんてもう天国ですね。
いきなり抱き寄せられるような出会いも強烈です。
五年前…一体何があったのでしょうか?うまく興味を持たせてきます。
「止まれっ」という警告、まるで地雷でもあるみたいな衝撃です。
いきなり神の存在ですか…僕はまずNo、でも神がいることを前提とした思考も、日本の神々とキリスト教プロテスタントの両方でできます。
「なら何でオレはまだ生きて」…神がいるなら彼は死んでいなければならない…逆に神がいなければ自分が生きているはずがない、というのはわかりますが…非常に重い罪を犯した?
いきなりのキスを期待して唇を突き出しているのが可愛いです。
「ここから先はオレが行く」ってとことん危険なんですね、この海。
「どうせオレは死んでもいい人間なんだから」という言葉も一々痛いです…
笑顔で感謝してひっぱたく、という行動が強烈ですね。
死んでいい人間…日本という国には公式に死刑制度がありますが?それ以前に人間とは何でしょう。単なる大型哺乳類の一種です…いくらでも皮肉なことは言えそうですが…
しかし瞳子ちゃんもかなり力のあるキャラクターです。
このあまりに意味深長な、直接生死に食い込む言葉の応酬と海の雰囲気、ものすごい冒険的な作品になりそうです。
楽しみというか恐ろしいのが本音です。

くまップリ♪
ぬいぐるみをこき使いますね…というかぬいぐるみを捨てられて場所をとられることを考えないのでしょうか?
いきなりの巨大UFO…懐中時計?
オージは帰りたいかもしれない、でもオージに帰って欲しくない…この葛藤が見ていて痛いです。
メートルとセンチメートルの間違いはギャグですが、メートル法とヤードポンド法の換算ミスはしゃれになりません。というか単純に、インチをセンチで表現し、またインチに戻しただけで小数点以下切り捨ての分誤差が出ます。
いきなり「お世話になりました」はちょっと説明不足です…まあオチは見えていますが。

とんでる!ポニーテール
こういう地道な努力の大切さを丁寧に描くのは珍しいですね。
幼稚園児と練習というのも…というかこういうのって年齢より経験なんですね。
開脚からそのまま逆立ち…確かにものすごい筋力とバランス感覚と柔軟性が必要ですね。
あきた、と叫んでしまうのはある意味当然ですね、子供なら。そして「すごい練習じゃねぇと」と思ってしまうのも当然のこと…僕もいやというほどわかっています。
というかこのジレンマは何とかならないのでしょうか、子供のうちに基本の反復練習をしておかないといけないけれど、子供は反復練習を喜んでやる生き物じゃない…権力で強制したら競技自体を嫌いになりますし…というか子供は「先のために今我慢する」ための脳、前頭前野そのものが未発達です…
綺更ちゃんへの「料理はぜったいしないこと!!」という伝言が爆笑でした。
お風呂の、女の筋肉を強調したヌードシーンは見事の一語。
風呂を出てから「ちょっとやっただけでうまくなるトレーニングがあると思った?」とくるのはうまいです。
問題はいくらやっても上達がわからない、それがどうしてもあることです…
やめる、という誘惑には胸が痛みます。その中の悲しさを見抜けてしまうのがすごい…
そして「なんで新人キラー」という直球も。
追いつけるのか、と思って…辞めた人たちには、がんばってはいたけれどそのスケールの違いに絶望してやめた人も多かったのでしょうね。綺更ちゃんの努力のすごさも知っているからこそ…
この苦悩は夢を追っている子みんなに見て欲しいです。
そして…まさかこんな短期間でできてしまうとは!
体がウソのように動く…それを知る喜びに至れる子供がどんなに少ないか…
さらに別のライバルも、色々と楽しくなりそうです。
思った以上にすごくいいメッセージを伝えてくれる、素敵な作品になりそうですね。

ちび☆デビ!
いろいろ楽しいことになってきましたね。
真さんのことばかり考えてしまっている、というのが可愛い!
まおちゃんと二人で待っている、というのもすごく素直な愛情で可愛いです。幼児や動物は行動で示すしかないですしね。
夫婦役で大好きな人と二人きりで暮らせる、確かにこれは天国ですね。というかどうやって真さんは親を説得したんでしょう。
魔力検定…また面白いですね。
調節できれば九級…確かに子供にとって力や声の大きさを調節するのはすごく難しいことですね。
かりんちゃんもできない…これは親にとっては、結構重大な試練かも。お受験にも似ていますね。お受験というのは最悪子供に親の愛情を疑わせることもあります…
親同士で、「しおりちゃんをギャフンと」なんて子供にとっては関係ないのに。
いきなり感じが悪い…というか確かにちょっと嫌な攻撃性です。真さんのまっすぐさにはそりゃ泣けますよ。
で、夏季さんが…あらあら。色々困ったことになりそうです。

メイドじゃないもん!
ケーキにつけてあととりバッジ…この天然はある意味凶悪です。
要するにこの祖父の気まぐれが最大の問題では?かなり後が怖いんですが。
同じ歳で同じ学校というのも顔が笑ってきます。
他の女性に対する彼の態度には大笑いしました。
男子たちもせこいというか…はぁ。
ひょいっと戻って「日高さんの家」…ふふ、かなり強烈な子です。天然ですが。
名刺を処分するというのはやきもちでしょうか?
「お前みたいな女の扱い方なんて」そりゃそうでしょうね。そして誰でも、習っていないことなどできない…
やはり名刺を処分するのはやきもち?なんかもう…甘すぎます。

バンパイアのおきにいりv
お菓子作りに燃えてしまうというのも変な発散の仕方です。
いきなり頬のクリームをなめに来るというのは…体の力が抜けます。
ラムレが結構可愛い女の子なのはびっくりしました。
それでスタードがいちごちゃんを助けたら自分なんかいらないと逃げちゃう、襲った相手なのに助けようとする善さもすごいです。
サッカーボールにかりそめの命を与える…物にかりそめの命を与えるのはかなり邪悪で危険な魔法ですけどね。
「いつも一生懸命ですごいな 俺いちごを好きになってよかった」という言葉のまっすぐさがまたすごい!
で、クレープを単純な鳥用罠にしてあっさり、これ可愛い!
さらにボールを利用して追いかけるとは…便利なものです。
好きという気持ちに気づいてしまうのもしっかり描けていてすごく素敵です。
いちごちゃんの強引な解決、ちょっと強すぎますけどカッコいいです。
さて来月号どんなピンチが来るやら…バンパイアハンター?

7.5センチ!
「ちゅちゅ」との連携が強まっているようですね。
ちなみにほぼ3インチに等しいので結構使いやすい長さです。
絵柄自体はすごく力があって好きです。
この成績は見なかったことにしたほうが…でも国語の点が割と高いですから、挽回しようと思えば簡単だと思います。国語がダメだったらそれこそどうしようもありません…
将来を考えたくない、というのもわかります。それは先が読めてしまっており、それが絶望的だと特に。
保住哉多くんと平井和成…どちらもK.H.ですね、読み返してみると。
二人ともちゃんと将来を考えている、というのがすごいです。
妙な鏡を磨いたら、というのもわかりやすくていいです。
2014年…2012年予言は大丈夫だったようですね、よかったよかった。
これはもう楽しそうです。
というか母親ならわかれという気もします…
友達には親戚としか思われない、というのも苦笑しました。
ロッカーのある大学って面白いですね。
お菓子しかないロッカー…はは、今の生活がしのばれます。
このアホ化粧は爆笑しました!なんかもう投げ飛ばして走りたいです。
ロボットが犬の散歩というのはかなりリアルですが、他に未来っぽい変化はないようですね。
いきなり自分が一人ぼっちだと気づいてしまう、というのはぞっとしました。
哉多くんは何か知っているんでしょうか?あ、頼まれたんですか…
未来の彼氏は自分の目で確かめろ…その言葉に「愛は未来で確かめて」という言葉を思い出し、それはDr.スランプの話のタイトルだったと思い出し、それで本当に未来では今のGFと結婚している自分を見るオチだったこと思い出し…そう、あれって考えてみるとパターンブレーカーのすごい話だったんだな、という気が…さらにいえば今はもうあのときの十年後どころか…。
記憶を失って夢オチ、というのも楽しいです。
で、なぜ小さくなって犬に追われて…小さくなったら二乗三乗則で実はとても楽しいことが色々あるのですが、それを忠実に描いてくれているかどうか…
単品としてはとても楽しめましたし、ちょっと興味は出てきました。

ウルトラはなまるZ組!!!
なかなかうまくいかないもどかしさが本当にリアル。
必要ない…この言葉の冷酷さには腹が冷えるような感じがします。
魂ギャグがその重さを軽くしてくれていますが…
何とかして認めてもらおう、と必死で行動する強さ…僕も昔はあれがあったのか、と思うと切なくなります。
掃除したりしても…なんというか、一度人が人を、「人ではなくゴミ」と思い込んでしまったら…何でもできるしその認識はとことん変わりません。僕だったら苦笑して諦めてしまうでしょう。
クイズ選手権とか、とにかく何でもがんばる…ということができるのがうらやましいです。
気合が入っているのも苦笑します。
力石くんが見掛け倒しだったのは苦笑しましたが…
事実上「音楽の父」だけでバッハを出せというのも無茶な話です。
先生まで…なんというか切るのが好きな理事長ですね。
元のクラスに戻るのはいや、とにかくZ組のままでいたい…これはこれでジレンマになりそうです、現実の…色々な落ちこぼれた人たちのための場も。
でも学校でいつも一緒にいなくても、放課後などで親しくできればいい、という考えは?
そのジレンマでばらばらになって、というのもすごく苦しいですね。
最後まで甘さのない、妥協のない強さがあって…次回どう結実するやら。

いっしょにかえろ。
考えてみると、「犬と話す」ことができたら非常に大きなおまけがあります。その周囲の人間はガンで死ぬ心配はほぼないです…人間の検査技術では検出できないきわめて小さな病巣でもかぎつけられるそうです。
もちろん警察犬などとしても普通の犬よりはるかに役に立つはずです。
引越しで残る、と主張できるのがうらやましいです。
「ケンも手伝うんだからね」は苦笑するしかないです。
掃除していたらケンの抜け毛のほうがひどい…どうしようもないですね。
エプロンに意味がないとかタマネギで倒れるとか色々楽しいです。
ケンの邪魔っぷりが色々楽しいです。
一家とのトラブルは、これまでよくなかったものですね…「自分の子供ぐらいちゃんと見ろ」というのはいうのは簡単ですが、親にとっては難しいです。とにかく時間がないし核家族では目も行き届かない…祖父母と親世代が夫婦二組+独身の子で十二人の子供たちを見るとしても、夫婦二人で一人の子を見るよりはるかに行き届きますから。
さらに大人と子供の目線・心理構造の違いもあまりに大きく、子供のことを見ようとしても子供が見て欲しい方向から見ることはできないものです。
「ケンちゃんと住める家」と、そういうことでしたか…結構切実です。
そしてケンとちゃんと話せなくなる…
水に落ちておぼれるふりをして助けを求める、というのは冗談抜きにしゃれになりません。
斉藤くんと母親が来てくれた…というか母親にはケンがしゃべれることはばれてませんか?
「そこならチャリで行ける」というのは大きいですよね。
結局告白はしないのも余韻があっていいです。

こっちむいて!みい子
靴がきつくなる、ということは服も…子供がいる家庭は大変ですね。
小さい子がいるとどうしてもこういう約束破りはあります。子供にはそれは、感情が納得しないのも常…
それでももちゃんも、というのは…考えてみると先週ももちゃんが熱を出さなくても三人で行くつもりだったのでは?
というかこの独占欲というのはつくづく厄介なものです。進化心理学的に当然とはいえ…
「こっちむいて!!」とプラカードを持っているのは苦笑しました。子供、いや僕だってこっち向いて、という感情はすごく強くあります。
立っているのは少しでも母親のそばにいたいから?
父親の察しのよさは見事でした。本当にいい家族ですね…
そしてちょっとしたことでほめる、という循環があるのも嬉しいです。電車の見知らぬ他人でもほめ、それで親は子に誇りを持ってほめる、それで子供が自尊心を高める…そういういい循環がたくさんあるといいですね。
今度はまもるくんも…ふふ、色々大変ですね。母親は一人しかいないのに…

来月号は和央先生…これでベストメンバーがそろった、という感じがします。あれ以上ぶっ飛ぶことができるでしょうか?
それに三咲先生も前の連載はすごく良かったので、今から楽しみです。

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